JP2002336511A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2002336511A
JP2002336511A JP2001147910A JP2001147910A JP2002336511A JP 2002336511 A JP2002336511 A JP 2002336511A JP 2001147910 A JP2001147910 A JP 2001147910A JP 2001147910 A JP2001147910 A JP 2001147910A JP 2002336511 A JP2002336511 A JP 2002336511A
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JP2001147910A
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Kishio Sugijima
紀志男 杉島
Homare Komiya
誉 小宮
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Sansei R&D Co Ltd
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Sansei R&D Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 主制御基板の制御的負担を軽減することを可
能とすると共に主制御基板の制御の自由度を向上させる
ことを可能となる遊技機を提供する。 【解決手段】 主制御基板1と複数の副制御基板2,
3,4との間に指令信号送信中継基板5を介在させる。
指令信号送信中継基板5に、受信した指令信号を複数の
副制御基板にそれぞれ分岐して送信する分岐データバス
23を設け、主制御基板1から発信される指令信号を、
指令信号送信中継基板5を介して複数の副制御基板2,
3,4に送信可能に構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技に関する制御
を実行する主制御基板と主制御基板の指令信号に従って
遊技部材の作動を制御する複数種の副制御基板とを備
え、主制御基板から複数の副制御基板に対して指令信号
を送信可能に構成されている遊技機に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、遊技機の一形態としてのパチンコ
遊技機には、遊技機の主たる制御を司る主制御回路が配
された主制御基板と、主制御回路から発信される指令コ
マンドに従って(つまり、遊技状態によって)、各遊技
部材(例えば、ランプ、スピーカ、表示装置等)の作動
を制御する副制御装置を配した副制御基板が複数(ラン
フ制御基板、スピーカ制御基板、表示制御基板等)設け
られている。
【0003】そして、この種の遊技機においては、遊技
状態によっては、ランプの点滅状態、スピーカによる音
声発生状態、表示器により表示される画像表示状態を相
互に関連させて(例えば、キャラクタの表示とキャラク
タの動作音とを同期させ、更にランプも同期させて点滅
させる等)動作させて遊技を演出する場合がある。これ
らの遊技部材を作動するために主制御基板からは前述し
たような各副制御基板の各々に対して、個別にコマンド
データ(指令コマンド)を送信していた。
【0004】しかしながら、従来の遊技機においては、
主制御基板から前述したような各副制御基板の各々に対
して個別にコマンドデータ(指令コマンド)を送信する
構成であるため、各副制御基板に送るべき指令が同じ意
味をもつ場合においてもそれぞれ別々のコマンドデータ
として送信しなければならず、主制御基板(主制御回
路)に制御的負担がかかるという問題があった。また、
これらのことが、主制御基板の制御の自由度を低下させ
る要因ともなる虞があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
課題に鑑みてなされたもので、その目的は、主制御基板
の制御的負担を軽減することを可能とすると共に主制御
基板の制御の自由度を向上させることが可能となる遊技
機を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の遊技機
は、遊技に関する制御を実行する主制御基板と前記主制
御基板の指令信号に従って遊技部材の作動を制御する複
数種の副制御基板とを備えたものであって、前記主制御
基板と前記複数の副制御基板との間に指令信号送信中継
基板を介在させると共に、前記指令信号送信中継基板
に、受信した指令信号を前記複数の副制御基板にそれぞ
れ分岐して送信するための分岐データバスを設け、前記
主制御基板から発信される前記指令信号を、前記指令信
号送信中継基板を介して前記複数の副制御基板に送信可
能に構成したことを特徴とする。
【0007】請求項2に記載の遊技機は、請求項1に記
載のものにおいて、前記主制御基板が、前記複数の副制
御基板の各々に前記指令信号を受信させるための受信指
定信号を送信する一方、前記複数の副制御基板が、前記
受信指定信号を受けた場合にのみ前記指令信号を受信す
ることを特徴とするものである。
【0008】請求項3に記載の遊技機は、請求項1又は
2に記載のものにおいて、前記複数の副制御基板が、遊
技部材としての発光体の作動を制御する発光体制御基
板、遊技部材としての音声発生手段を作動させるための
音声制御基板、遊技部材としての表示手段の作動を制御
する表示制御基板のうちの少なくとも1つを含むことを
特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。なお、本実施形態では、遊技機の
一態様としてパチンコ遊技機を用いて説明するが、本発
明はパチンコ遊技機に限らず、遊技に関する制御を行う
主制御回路が配された主制御基板と、主制御回路から発
信される指令信号(本実施形態のコマンドデータが相
当)に従って各遊技部材(例えば、ランプ、スピーカ、
表示装置等)の作動を制御する副制御装置を配した副制
御基板が複数設けられている遊技機であれば、すべて対
象となる。
【0010】図1は、本実施形態のパチンコ遊技機に配
備された制御系統の要部ブロック図である。パチンコ遊
技機には、主として遊技制御を司るメイン制御回路が配
されている主制御基板1と、主制御基板1からの指令信
号に従って各遊技部材の作動を制御する複数種の副制御
基板が配備されている。なお、本実施形態においては、
後述するランプ制御基板2、音声制御基板3及び表示制
御基板4が前記副制御基板に相当するものである。ま
た、主制御基板1と複数の副制御基板2,3,4との間
には、主制御基板1から発信される前記指令信号を複数
の副制御基板2,3,4に並列送信可能に構成した指令
信号送信中継基板が設けられている。なお、本実施形態
においては、コマンドデータ送信中継基板5が指令信号
送信中継基板に相当する。
【0011】主制御基板1に配されているメイン制御回
路は、ワンチップマイクロコンピュータ6と、入出力回
路7及び入出力回路8等により構成されている。ワンチ
ップマイクロコンピュータ6は、その内部にCPU9,
RAM10,ROM11を備えている。ワンチップマイ
クロコンピュータ6は、入出力回路7及び入出力回路8
を介して各種制御回路、各種駆動装置及び各種スイッチ
等に結ばれている。
【0012】すなわち、入出力回路7には中継基板12
を介して大入賞装置13が接続され、ワンチップマイク
ロコンピュータ6は、該大入賞装置13の各ソレノイド
(大入賞口を開放動作するためのソレノイド及び特定領
域に対して設けられた扉を開閉するためのソレノイド)
へ制御出力を行うと共に、大入賞口へ入賞した遊技球を
検出するカウントセンサの検出信号入力、並びに大入賞
口内に設けられた特定領域への遊技球の通過を検出する
特定領域センサの検出信号入力を行う。
【0013】また、入出力回路7には払出制御回路が配
設された払出制御基板14が接続されている。前記払出
制御回路は、賞球払出制御、球貸操作に応じた貸球払出
制御、打球発射装置の動作停止/動作停止解除の制御を
行うもので、内部に制御用CPU(図示せず)、前記C
PUによる作業領域や各賞球コマンドに対応した賞品球
数等を保持記憶するための記憶エリアを備えたRAM及
び制御データ及び賞球払出しや貸球払出しのための制御
プログラム等が記憶されたROMなどを備えている。前
記払出制御回路は、メイン制御基板1から指令される賞
球コマンドに従って賞球払出装置を駆動制御し、賞品球
の払出制御を行う。また、前記払出制御回路には球貸し
操作に応じて払い出された貸球を検出する球貸センサ1
5、貸球の払出しのために駆動される球貸モータ16及
びプリペイドカードの有価データの読み取りとプリペイ
ドカードへの有価データの書き換え等を行うカードユニ
ット17が接続されている。さらに、払出制御基板14
には、発射制御基板18を介して遊技盤面に向けてパチ
ンコ球を弾発するための打球発射装置19が接続されて
おり、打球発射装置19の動作停止/動作停止解除が制
御される。
【0014】賞球払出装置20は、例えば、賞球モータ
M1を回転駆動することにより、回転球受体(例えば、
スクリュー形式のもの)を回転し、回転球受体の球受部
に受け入れたパチンコ球を回転球受体の回転により球送
りして球ずつ排出する公知ものである。また、賞球払出
装置20は、排出する賞球を実際に検出するために、当
該賞球払出装置20に設けられた前後条の賞球用排出路
にそれぞれ臨ませて配置した賞球センサ21a,21b
(図示せず、例えば、フォトセンサにより構成)を有し
ている。該賞球センサ21a,21bの検出信号は、フ
ォト分配基板22によって2つに分配され、払出制御基
板14及び主制御基板1の入出力回路7の両方に入力さ
れる。
【0015】入出力回路8には、始動入賞口及び普通電
動役物の入賞口に対して設けられた始動口センサ、その
他入賞センサ類(例えば、左右ゲート,への遊技球の通
過を検出する普通図柄始動スイッチ)、コマンドデータ
送信中継回路5が接続されている。
【0016】また、コマンドデータ送信中継回路5に
は、遊技部材としての発光体(本実施形態においては、
ランプ或いはLEDで構成)の作動を制御する発光体制
御基板を構成するランプ制御基板2、遊技部材としての
音声発生手段(本実施形態ではスピーカで構成)を作動
させるための音声制御基板3、遊技部材としての表示手
段(本実施形態では、特別図柄表示装置及び普通図柄表
示装置が相当)の作動を制御する表示制御基板4が接続
されている。コマンドデータ送信中継回路5は、主制御
基板1のワンチップマイクロコンピュータ6から発信さ
れるコマンドデータを3分岐し、ランプ制御基板2、音
声制御基板3及び表示制御基板4に並列送信可能とする
分岐データバス(図2参照)が設けられている。
【0017】ランプ制御基板2には、主制御基板1のワ
ンチップマイクロコンピュータ6から送信されたコマン
ドデータに応じて枠飾りランプ、左サイドランプ、右サ
イドランプ、遊技機に配備されている各種表示ランプや
LED等を点灯制御するランプ制御回路が配備されてい
る。なお、ランプ制御回路の詳細は図示しないが、ラン
プ制御回路は、ランプ制御用CPU、ランプ制御用CP
Uが実行するプログラムやランプの点灯パターン等が記
憶されたROM、ランプ制御用CPUによる作業領域等
を備えたRAM、入出力回路等を含む。また、音声制御
基板3には、主制御基板1のワンチップマイクロコンピ
ュータ6から送信されたコマンドデータに応じてスピー
カより各種の効果音を拡声させるための音声制御を行う
音声制御回路が配備されている。なお、音声制御回路の
詳細は図示しないが、音声制御回路は、音声制御用CP
U、音声制御用CPUが実行するプログラムや音声パタ
ーン等が記憶されたROM、音声制御用CPUによる作
業領域等を備えたRAM、入出力回路等を含む。
【0018】表示制御基板には、主制御基板1のワンチ
ップマイクロコンピュータ6から送信されたコマンドデ
ータに応じて特別図柄表示装置及び普通図柄表示装置を
各々表示制御する表示制御回路が配備されている。該表
示制御回路は、コマンドデータ送信中継回路5と接続さ
れた入力回路、液晶表示制御用CPUと、画像データ及
び前記CPUによる作業領域等を備えたRAMと、各コ
マンドに対応した表示制御データ及びキャラクタや図柄
が記憶されたROMなどを備えた制御回路及び出力回路
を備えている。
【0019】図2は、実施形態における主制御基板1、
コマンドデータ送信中継回路5、ランプ制御基板2、音
声制御基板3及び表示制御基板4のコマンドデータ送信
系統を示すブロック図である。主制御基板1とコマンド
データ送信中継基板5とは、8ビット(1バイト)で構
成されたコマンドデータバス及び8ビットで構成された
STBデータバスで接続されており、主制御基板1から
コマンドデータ送信中継基板5に対しては、遊技演出を
指令するための2バイトからなるコマンドデータと、送
信相手の副制御基板(ランプ制御基板2、音声制御基板
3及び表示制御基板4)にコマンドデータを受信させる
ための受信指定信号(本実施形態ではSTBデータが相
当)とが送信される。
【0020】コマンドデータ送信中継回路5には、主制
御基板1から送信されるコマンドデータ(8ビット)を
3つに並列分岐する分岐データバス23が設けられてい
る。また、コマンドデータ送信中継回路5には、ランプ
制御基板2、音声制御基板3及び表示制御基板4に対し
て独立的にコマンドデータを受信させるために、STB
データバス(8ビット)からランプSTBデータバス
(1ビット)、音声STBデータバス(1ビット)、表
示STBデータバス(1ビット)を分けるSTB分岐デ
ータバス24が設けられている。コマンドデータ送信中
継回路5とランプ制御基板2とは、分岐されたコマンド
データバス(8ビット)及びランプSTBデータバス
(1ビット)で接続され、コマンドデータ送信中継回路
5と音声制御基板3とは、分岐されたコマンドデータバ
ス(8ビット)及び音声STBデータバス(1ビット)
で接続され、コマンドデータ送信中継回路5と表示制御
基板4とは、分岐されたコマンドデータバス(8ビッ
ト)及び表示STBデータバス(1ビット)で接続され
ている。
【0021】このため、コマンドデータ送信中継基板5
から、ランプ制御基板2、音声制御基板3及び表示制御
基板4に対しては、遊技演出を指令するための2バイト
からなるコマンドデータが同時に並列送信可能である。
また、ランプ制御基板2、音声制御基板3及び表示制御
基板4に対しては、同時あるいは個別に、送信相手の副
制御基板(ランプ制御基板2、音声制御基板3及び表示
制御基板4)にコマンドデータを受信させるためのST
Bデータが送信可能となっている。
【0022】図3は、主制御基板1から送信相手の副制
御基板(ランプ制御基板2、音声制御基板3及び表示制
御基板4)に対して送信されるコマンドデータの構成を
示す図である。なお、本実施形態においては、コマンド
データによる各種演出の指定は、コマンドの内容に応じ
て大まかに分別するコマンド分別データと、分別された
コマンドの内容の範囲内で演出内容(演出の種類)を指
定するコマンド種類データとの組み合せにより行ってい
る。
【0023】図3に示すように、コマンドデータは、1
コマンド2バイトデータで構成されている。コマンドデ
ータの1バイト目のビット7は、上位下位バイト判別デ
ータに設定され、このビットが0の場合は「2バイト
目」を表し、1の場合は「1バイト目」を表す。1バイ
ト目のビット6は、図柄コマンド判定データに設定さ
れ、このビットが0の場合は「判定なし」を表し、1の
場合は「判定あり」を表す。1バイト目のビット5は、
音声コマンド判定データに設定され、このビットが0の
場合は「判定なし」を表し、1の場合は「判定あり」を
表す。1バイト目のビット4は、ランプコマンド判定デ
ータに設定され、このビットが0の場合は「判定なし」
を表し、1の場合は「判定あり」を表す。
【0024】また、コマンドデータの1バイト目のビッ
ト3〜ビット0は、コマンド分別データに設定されてお
り、例えば、本実施形態では、これらのビットの値が0
(各ビット表示で0000)の場合、「リーチ演出に関
わるコマンド」を表し、これらのビットの値が1(各ビ
ット表示で0001)の場合は、「大当り演出に関わる
コマンド」を表し、2(各ビット表示で0010)の場
合は、「その他の演出に関わるコマンド」を表す。
【0025】コマンドデータの2バイト目のビット7
は、上位下位バイト判別データに設定され、このビット
が0の場合は「2バイト目」を表し、1の場合は「1バ
イト目」を表す。コマンドデータの2バイト目のビット
6〜ビット0は、コマンド種類データに設定されてい
る。図4は、コマンドの内容に応じて大まかに分別する
コマンド分別データと、分別されたコマンドの内容の範
囲内におけるコマンド種類データの値とその演出内容と
の対応関係を表形式で示す図である。なお、分別毎のコ
マンド種類データの値とその演出内容については図4に
示すとおりであるので、説明は省略する。
【0026】図5はコマンドデータの送信タイミングを
示すタイムチャートである。また、図6はSTBデータ
のデータの構成を示す図である。主制御基板1は、コマ
ンドの送信が必要な時に、1コマンド2バイトで構成さ
れるコマンドデータとSTBデータとをコマンドデータ
送信中継基板5に送信する。コマンドデータの送信順序
は1バイト目、2バイト目の順であり、コマンドデータ
を1バイト送信する毎にSTBデータを送信する(ハイ
レベルからローレベルに切り換える)。送信相手の副制
御基板(ランプ制御基板2、音声制御基板3及び表示制
御基板4)にSTBデータが送信されると、STBデー
タが送信された副制御基板においてINT割り込みが発
生し、INT割り込み内の処理においてコマンドデータ
が受信される。
【0027】図6に示すようにSTBデータは8ビット
データで構成され、STBデータのビット7が表示ST
Bデータに設定され、このビットが0である場合は表示
STBデータ送信なし(出力はハイレベル)であり、1
である場合は表示STBデータ送信あり(出力はローレ
ベル)である。
【0028】また、STBデータのビット6が音声ST
Bデータに設定され、このビットが0である場合は音声
STBデータ送信なし(出力はハイレベル)であり、1
である場合は音声STBデータ送信あり(出力はローレ
ベル)である。STBデータのビット5がランプSTB
データに設定され、このビットが0である場合はランプ
STBデータ送信なし(出力はハイレベル)であり、1
である場合はランプSTBデータ送信あり(出力はロー
レベル)である。なお、STBデータのビット4〜ビッ
ト0は未使用(0で固定)に設定されている。
【0029】従って、コマンドデータを送信する相手の
副制御基板(ランプ制御基板2、音声制御基板3及び表
示制御基板4)に対応するSTBデータを出力(送信あ
りに設定)することにより、相手の副制御基板がコマン
ドデータを受信することになる。例えば、STBデータ
のビット7〜ビット5を全て「1」とすれば、コマンド
データ送信中継基板5を経由してランプSTBデータ、
音声STBデータ、表示STBデータがこれらに対応す
る各副制御基板に送信され、ランプ制御基板2、音声制
御基板3及び表示制御基板4が同時にINT割込みを発
生してコマンドデータを受信するので、同時にコマンド
データを受信させることができる。
【0030】また、例えば、STBデータのビット6の
みを「1」とし、STBデータのビット7及びビット5
を「0」とすれば、コマンドデータ送信中継基板5を経
由して音声STBデータのみが音声制御基板3に送信さ
れ、音声制御基板3のみがINT割込みを発生してコマ
ンドデータを受信するので、音声制御基板3のみにコマ
ンドデータを受信させることができる。この場合、IN
T割込みを発生しないランプ制御基板2及び表示制御基
板4は、コマンドデータの受信処理を行うことはない。
【0031】以上のように構成された実施形態のパチン
コ遊技機における主制御基板1から送信相手の副制御基
板に対するコマンドデータの送信について説明する。演
出に関わる2バイトからなる1コマンドデータを主制御
基板1からコマンドデータ送信中継基板5を介して表示
制御基板4、音声制御基板3、ランプ制御基板2に分岐
してパラレル(並列)送信する。
【0032】主制御基板1のメイン制御回路は、遊技に
関わる種々の処理を繰り返し(例えば、4ms毎に)実
行つつ、遊技状況に応じて前述した演出に関わるコマン
ドデータを、コマンドデータ送信中継基板5を介して各
副制御基板2,3,4に送信する。また、各副制御基板
2,3,4においては副(サブ)制御処理(演出種類の
抽選及び処理、コマンドデータに対する)を実行しつ
つ、INT割り込みが発生した場合には、コマンドデー
タ受信処理が実行される。前記の演出種類の抽選では、
例えば、背景の種類、登場キャラクタの種類、特殊効果
音、特殊ランプ等の抽選を行う。なお、コマンドデータ
(図中のコマンドの種類)を基に副制御基板でランブ、
音声、表示による演出が決定されるが、本発明の主旨に
は大きく係わりがないため詳しい説明は省くことにす
る。
【0033】次に、各副制御基板2,3,4において、
INT割込みにて実行されるコマンドデータ受信処理に
ついて説明する。図7は、各副制御基板2,3,4にお
いて、各副制御基板2,3,4にそれぞれ配備されたC
PUによってINT割込み発生にて実行されるコマンド
データ受信処理のフローチャートである。コマンドデー
タ受信処理を開始したCPUは、コマンドデータ(1バ
イト)を受信する(ステップA01)。次いで、コマン
ドデータのビット7の値により、受信したコマンドデー
タが1バイト目であるか否かを判別する(ステップA0
2)。前述のように、コマンドデータのビット7が1で
あれば1バイト目であり、0であれば2バイト目であ
る。
【0034】CPUは、受信したコマンドデータが1バ
イト目である場合は、ステップA03に移行し、コマン
ドデータの判定を行う。すなわち、自己の判定データの
値を判別し、判定ありか否かを判別する。例えば、ラン
プ制御基板2の場合であれば、コマンドデータのビット
4が1(判定あり)であるか否かを判別する。ステップ
A03の判別結果が判定ありの場合には、コマンド分別
データ(コマンドデータのビット3〜ビット0)により
コマンドを分別し(本実施形態では、リーチ演出、大当
り演出、その他の演出の3つに分別される)、今回のコ
マンドデータ受信処理を終えて図示しないメインルーチ
ンにリターンする。一方、ステップA03の判別結果が
判定なしの場合には、受信したコマンドを破棄し(ステ
ップA05)、今回のコマンドデータ受信処理を終えて
図示しないメインルーチンにリターンする。
【0035】図5のタイムチャートに示すように、コマ
ンドデータの1バイト目を受信した場合には、次にコマ
ンドデータの2バイト目が送信されてくる。この場合に
も、STBデータによってINT割込みが発生する。C
PUは、コマンドデータ(2バイト目)を受信する(ス
テップA01)。次いで、ステップA02の判別結果を
2バイト目であると判別し、ステップA06に進む。C
PUは、1バイト目のコマンドデータが受信済みである
か否かを判別する(ステップA06)。すなわち、コマ
ンドデータの分別が行われていれば、コマンドデータが
受信済みであると判別してステップA07に進む。な
お、1バイト目のコマンドデータの受信なしに2バイト
目のコマンドデータを受信した場合には、ステップA0
6を偽と判別し、受信したコマンドを破棄し(ステップ
A05)、今回のコマンドデータ受信処理を終えて図示
しないメインルーチンにリターンする。
【0036】ステップA07に進むと、CPUは、コマ
ンド種類データ(2バイト目のコマンドデータのビット
6〜ビット0)を読み(ステップA07)、コマンド種
類データの値がステップA04にて行った分別の範囲内
のものであるか否かを判別する(ステップA08)。な
お、コマンド種類データの値が分別の範囲内のものであ
るか否かは、図4に示すとおりである。ステップA08
の判別結果が、分別の範囲内のものあると判別した場合
は、今回のコマンドデータ受信処理を終えて図示しない
メインルーチンにリターンする。なお、メインルーチン
の処理にて、受信したコマンド(ステップA08にて特
定したコマンド種類データ)に対応した演出が実行され
る。
【0037】一方、ステップA08の判別結果が、分別
の範囲内のものでないと判別した場合は、ステップA0
8を偽と判別し、受信したコマンドを破棄し(ステップ
A05)、今回のコマンドデータ受信処理を終えて図示
しないメインルーチンにリターンする。
【0038】
【発明の効果】請求項1に記載の構成によれば、主制御
基板と副制御基板との間に指令信号送信中継基板を介在
させると共に、指令信号送信中継基板に、受信した指令
信号を複数の副制御基板にそれぞれ分岐して送信する分
岐データバスを設け、主制御基板から発信される指令信
号を、指令信号送信中継基板を介して複数の副制御基板
に送信可能に構成したので、主制御基板からの1つのコ
マンドデータのみの送信で複数の副制御基板を制御する
ことができ、この結果、主制御基板の制御的負担を軽減
させることができると共に主制御基板の制御の自由度を
向上させることができる。
【0039】請求項2に記載の構成によれば、主制御基
板が複数の副制御基板の各々に指令信号を受信させるた
めの受信指定信号を送信する一方、複数の副制御基板が
受信指定信号を受けた場合にのみ指令信号を受信するの
で、複数の副制御基板の全てに受信指定信号を送信する
ことで、複数の副制御基板の全てに指令信号を受信させ
ることができ、複数の副制御基板のうちから選ばれた特
定の副制御基板に対してのみ受信指定信号を送信するこ
とで、前記特定の副制御基板に対してのみ指令信号を受
信させることができる。
【0040】請求項3に記載の構成によれば、複数種の
副制御基板には、遊技部材としての発光体の作動を制御
する発光体制御基板、遊技部材としての音声発生手段を
作動させるための音声制御基板、遊技部材としての表示
手段の作動を制御する表示制御基板の少なくとも1つが
含まれているので、発光体、音声発生手段、表示手段等
を合理的に作動させて遊技の演出を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態のパチンコ遊技機に配備された制御
系統の要部ブロック図
【図2】実施形態における主制御基板、コマンドデータ
送信中継回路、ランプ制御基板、音声制御基板及び表示
制御基板のコマンドデータ送信系統を示すブロック図
【図3】主制御基板から送信相手の副制御基板(ランプ
制御基板、音声制御基板及び表示制御基板)に対して送
信されるコマンドデータの構成を示す図
【図4】実施形態におけるコマンドの内容に応じて大ま
かに分別するコマンド分別データと、分別されたコマン
ドの内容の範囲内におけるコマンド種類データの値とそ
の演出内容との対応関係を表形式で示す図
【図5】コマンドデータの送信タイミングを示すタイム
チャート
【図6】STBデータのデータの構成を示す図
【図7】副制御基板において、副制御基板に配備された
CPUによってINT割込み発生にて実行されるコマン
ドデータ受信処理のフローチャート
【符号の説明】
1 主制御基板 2 ランプ制御基板 3 音声制御基板 4 表示制御基板 5 コマンドデータ送信中継基板 6 ワンチップマイクロコンピュータ 7 入出力回路 8 入出力回路 9 CPU 10 RAM 11 ROM 12 中継基板 13 大入賞装置 14 払出制御基板 15 球貸センサ 16 球貸モータ 17 カードユニット 18 発射制御基板 19 打球発射装置 20 賞球払出装置 21 賞球センサ 22 フォト分配基板 23 分岐データバス 24 STB分岐データバス

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技に関する制御を実行する主制御基板
    と前記主制御基板の指令信号に従って遊技部材の作動を
    制御する複数種の副制御基板とを備えた遊技機におい
    て、前記主制御基板と前記複数の副制御基板との間に指
    令信号送信中継基板を介在させると共に、前記指令信号
    送信中継基板に、受信した指令信号を前記複数の副制御
    基板にそれぞれ分岐して送信する分岐データバスを設
    け、前記主制御基板から発信される前記指令信号を、前
    記指令信号送信中継基板を介して前記複数の副制御基板
    に送信可能に構成したことを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 前記主制御基板は、前記複数の副制御基
    板の各々に前記指令信号を受信させるための受信指定信
    号を送信する一方、前記複数の副制御基板は、前記受信
    指定信号を受けた場合にのみ前記指令信号を受信するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 前記複数の副制御基板は、遊技部材とし
    ての発光体の作動を制御する発光体制御基板、遊技部材
    としての音声発生手段を作動させるための音声制御基
    板、遊技部材としての表示手段の作動を制御する表示制
    御基板のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする
    請求項1又は2に記載の遊技機。
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