JP2002336275A - 歯科用光照射器 - Google Patents

歯科用光照射器

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JP2002336275A JP2001147862A JP2001147862A JP2002336275A JP 2002336275 A JP2002336275 A JP 2002336275A JP 2001147862 A JP2001147862 A JP 2001147862A JP 2001147862 A JP2001147862 A JP 2001147862A JP 2002336275 A JP2002336275 A JP 2002336275A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、十分な光強度、光量の光出力が得
られ、発光素子であるLEDの高密度実装を実現できる
歯科用光照射器を提供する。 【解決手段】 本発明の歯科用光照射器は、複数のLE
Dペレット4を基板81上に設けた複数の凹部82に配
置し、前記LEDペレット4の電極と前記凹部82を画
する端面上に設けた導電路83とをワイヤボンディング
による配線85で接続したことを特徴とするものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、歯科用光照射器に
関し、詳しくは、複数の半導体素子である発光素子(例
えばLED(発光ダイオード)ペレット,LD(レーザ
ーダイオード)を使用することによって、高強度発光が
可能となり、狭小な口腔内での使用を容易に行うことが
でき、さらに発光素子の高密度実装を図った小型構成の
光化学反応用光照射器でもある歯科用光照射器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、LEDを歯科用光照射器として利
用する事が試みられている。例えば光重合用の光源とし
たり、歯の漂白用の光源としたりすることが試みられて
いる。光の種類も380nmの紫外光を発するLEDの
光を歯の漂白に用いたり、460nm前後の青色の光を
重合に用いたり1μm前後の遠赤外光を漂白促進や重合
補助として用いる場合もある。このような場合において
LEDペレットを高密度に実装し光の利用効率を高める
試みがなされている。
【0003】例えば、1平方センチあたり200個以上
の集積度をもつ高密度実装のLED光源が開発されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような高密度実装
のLED光源では、LEDペレットが互いに放射する熱
の影響を受けるため個々のLEDペレットの出力を上げ
ることが困難となる。
【0005】個々のLEDペレットに遮光板等を設ける
場合は、遮光板を別途成形してLEDペレットがマウン
トされた基板上に配置するため、給電用のボンディング
ワイヤを避けなければならない。このため、遮光板はボ
ンディングワイヤの外側に配置しなければならなくな
り、ペレットサイズは通常150μmから300μm角
程度であるにも関わらず、遮光板、ボンディングワイヤ
の部分を含めると数mm角程度の外形にならざるをえな
くなり、高密度実装を図る上で大きな支障となる。
【0006】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、光の利用効率が高く、十分な光強度、光量の光
出力が得られるとともに、発光素子であるLEDの高密
度実装を実現できる歯科用光照射器を提供することを目
的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の歯
科用光照射器は、手持ち部材の先端部近傍に少なくとも
一対の導電路を設けた基板を配置し、その導電路上に電
流を流すと発光する半導体素子である発光素子を複数配
置したことを特徴とするものである。請求項2記載の発
明の歯科用光照射器は、手持ち部材の先端部近傍に少な
くとも一対の導電路を設けた基板を配置し、その導電路
に電極を導通させた複数の半導体素子である発光素子
を、該発光素子から発光する光の最大強度の概ね60%
以上の光からなる光束が作用面で少なくとも接する又は
重なるように、該発光素子を近接して配置したことを特
徴とするものである。
【0008】請求項1及び2記載の発明によれば、多数
の発光素子を密集させて配列しているので放射光が重な
り合って照射されることになり、作用面における照射光
のむらを減少させつつ十分な光強度、光量の光出力を得
ことができる。
【0009】請求項3記載の発明の歯科用光照射器は、
複数のLEDペレットを基板上に設けた複数の凹部に配
置し、前記LEDペレットの電極と前記凹部を画する端
面上に設けた導電路とをワイヤボンディングによる配線
で接続したことを特徴とするものである。
【0010】請求項3記載の発明によれば、高密度化を
実現するために基板上に設けた複数の凹部に複数のLE
Dペレットを配置し、前記凹部を画する端面上に導電路
を設け、前記LEDペレットの電極と前記導電路とをワ
イヤボンディングによる配線で接続したものであるか
ら、従来例で述べたような遮光板はLEDペレットの必
要最小限の部位を囲うだけですみ、基板上におけるLE
Dペレットの高密度な実装が可能となる。
【0011】請求項4記載の発明は、請求項3記載の歯
科用光照射器において、前記基板が、絶縁体に凹部を設
けたものであり、該絶縁体上面に導体を形成して導電路
としたことを特徴とするものである。
【0012】請求項4記載の発明によれば、絶縁体から
なる基板上に凹部を設ける。例えば樹脂基板やセラミッ
クス基板の場合は基板成形時に凹部を同時に成形する。
基板上面の給電用の導電路は凹部近傍にプラス、マイナ
スの2系統の導体を印刷したり接着することで形成す
る。LEDペレットは凹部の底部に配置し、LEDペレ
ット上面の電極から導電路に金線等からなる給電用の配
線をワイヤボンディングする。
【0013】請求項5記載の発明は、請求項3記載の歯
科用光照射器において、基板が金属板であり、該基板上
に凹部状のスルーホールを有する絶縁体を配置し、スル
ーホール内方の基板面に複数のLEDペレットを配置
し、前記絶縁体の上面に導電路を設けたことを特徴とす
るものである。
【0014】請求項5記載の発明によれば、基板を金属
板として、凹部状のスルーホールを有する絶縁体上に導
体を形成し、絶縁体は金属板に接着又は溶着する。スル
ーホール内方にLEDペレットが配置されるので、LE
Dペレット底部は直接基板に接着又はワイヤボンディン
グされる。これにより金属板はLEDペレット自体から
の発熱を放熱する放熱板として機能する。
【0015】請求項6記載の発明は、請求項3記載の歯
科用光照射器において、基板が凹部を備えた金属板であ
り、該基板の凹部を画する上面領域に絶縁層を介して導
電路を設けたことを特徴とするものである。
【0016】請求項6記載の発明によれば、基板が金属
板でありその基板上に凹部を加工又はプレス成形にて形
成したものである。凹部を除く基板の上面領域に絶縁層
を介して導電層を設けることにより、LEDペレットか
ら直接伝わる熱だけでなく放射熱をより効率的に放熱す
る効果があり、レーザチップや赤外光LED等の高密度
実装に適するものである。
【0017】請求項7記載の発明は、請求項3乃至請求
項6のいずれかに記載の歯科用光照射器において、前記
凹部の壁面をテーパー面状にして、LEDペレットから
の光を反射させることを特徴とするものである。
【0018】請求項7記載の発明によれば、凹部の壁面
をテーパ状にして光の反射層をコーティングする事によ
り、LEDからの光が凹部に吸収されることがないとと
もに光を斜め前方へ反射させる効果がありより強い光強
度が得られる。
【0019】請求項8記載の発明は、請求項3乃至請求
項7のいずれかに記載の歯科用光照射器において、LE
Dペレットから直接発光する光と、凹部壁面から反射す
る光とを合成した光束を得て作用面を照射するととも
に、作用面における当該光束の最大強度の概ね60%以
上の光からなる光束同士が重なり合うように前記凹部形
状を設定したことを特徴とするものである。
【0020】請求項8記載の発明によれば、LEDペレ
ットを密集配置し照射対象物が光重合用のレジンであっ
たり歯の漂白剤である場合は、照射対象物上の光の強度
のばらつきがそのまま重合むらや漂白むらにつながるこ
とを考慮すると、照射対象物上で少なくとも隣り合うL
EDペレットからの光が重なり合い、光の当たらない箇
所をなくす必要があり、そのために必要な要件である。
尚、LEDペレットからの光が光伝送ロッドなどで伝送
される場合には歯面上の作用面でのむらはさらに少なく
なる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を詳細
に説明する。
【0022】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1の歯科用光照射器を示すものであり、この歯科用光
照射器は、例えば片手で把持可能な丸棒状の手持ち部材
5から突出させた腕部5aの先端部に、円板状の基板1
を連結し、基板1上に少なくとも一対の導電路、即ち、
円環状の導体2及び円板状の導体3を形成して、導体
2、導体3間に本実施の形態1では4個の発光素子であ
るLEDペレット4を90度間隔で接続することにより
構成している。尚、図1では導体2、導体3、及びLE
Dペレット4に各々ハッチングを付して示す。
【0023】前記基板1としては、従来から公知のプリ
ント基板を使用し、通常のエッチング処理により前記導
体2、3を形成している。
【0024】前記基板1上へのLEDペレットの接続方
法は、一組の導体2、3に並列接続されるように複数の
LEDペレット4を配置し、LEDペレット4の電極を
基板1上の導体2、3に直接ボンデイングすることによ
り行う。
【0025】前記LEDペレット4は、通常500μm
角以下であるため、基板1の直径を10mmとすると、
この基板1にボンディングの為のスペースを考慮に入れ
ても数十個のLEDペレット4を楽に配置することがで
きる。
【0026】基板1を手持ち部材5の腕部5aの先端部
に配置すれば、複数のLEDペレット4からの光を重合
して直接図示しない患部に照射することができる。
【0027】前記LEDペレット4から放射される光に
基づく患部への入射光の相対的強度について図2を参照
して説明する。図2、図3に示すように、入射光の相対
的強度はLEDペレット4の表面略中央部鉛直線上が一
番強く、鉛直線からずれるほど弱くなる。
【0028】また、図2に示すように、前記LEDペレ
ット4からの入射光の最大強度の少なくとも概ね60%
以上の光を発生する角度をαとし、図4に示すように、
Dを各LEDペレット4の発光面7から作用面6までの
最短距離とすれば、前記LEDペレット4からの光の強
度が一番強い中央部の点8と点9間の距離Lは、L=2
Dtanαで表すことができる。換言すれば、一つのL
EDペレット4からL=2Dtanα又はこれよりも少
ない距離だけ離れたところに次のLEDペレット4を配
置すれば、作用面6には少なくとも2つのLEDペレッ
ト4からの最大強度の概ね60%以上の強度をもった入
射光が届くことになる。
【0029】すなわち、これらのLEDペレット群を平
面的に複数配置して構成した歯科用光照射器によれば、
患部への入射光の強度、光量とも歯科向けの光重合用と
して充分なものとなる。
【0030】図5は、基板1上に数十個のLEDペレッ
ト4を配置した例を示すものである。図5に示す例で
は、基板1A上に、陰極用導体11と陽極用導体12と
を絶縁体13、14を介して櫛歯状に互いにかみ合うよ
うな配置に形成し、合計51個のLEDペレット4群を
陰極用導体11、陽極用導体12に各々接続ワイヤ11
a、12aを用いて接続した高密度な構成となってい
る。
【0031】ここで、図5中の15は短絡防止用のツェ
ナーダイオードであり、陽極用導体12上に接続配置し
接続ワイヤ15aを用いて陰極用導体11にも接続して
いる。ツェナーダイオード15は前記LEDペレット4
に正負逆方向の電圧を印加するとある電圧で急激に電流
が流れ始め短絡故障につながることを考慮したものであ
る。また、図5中の16a、16bは配線用の穴であ
る。
【0032】(実施の形態2)図6は、実施の形態2の
歯科用光照射器を示すものであり、この歯科用光照射器
は、基板1、LEDペレット4、通電用のリード線17
から構成に加えて、滅菌性を考慮して短いガラスロッド
20を使用する。又は、プラスチックファイバーロッド
を使用した場合には、透明素材でできたカバーを使用す
ることが可能である。
【0033】実施の形態2の構成によれば、ガラスロッ
ド20からなる導光部材を使用し、LEDペレット4か
らの光を導光して作用面6に向けて照射するようにして
いるので、実質的に作用面6に相対する側の端面20a
で各LEDペレット4からの光束が重なり合い、これに
より、患部への入射光の強度、光量とも歯科向けとして
充分なものとなる。
【0034】(実施の形態3)図7、図8は、実施の形
態3の歯科用光照射器を示すものであり、光の減衰と効
率のトレードオフ(平均を取ること)を参考にしての対
応となるが、図7に示すように、各々のLEDペレット
4の間に各々LEDペレットに対して傾斜した反射面2
1a、21bを有する微小な反射板21を配置した歯科
用光照射器や、図8に示すようにLEDペレット4上に
マイクロレンズ22を付加した歯科用光照射器とするこ
ともできる。
【0035】これらの歯科用光照射器によれば、個々の
LEDペレット4から放射される光の広がり角のバラツ
キを矯正することができる。即ち、反射板21やマイク
ロレンズ22による矯正後の光束が作用面6で少なくと
も隣接するようになり、LEDペレット4からの光束は
重なり合い、光の強度は強まることとなって、個々のL
EDペレット4からの光束を別途にレンズ等で集光する
必要のない構成とすることができる。
【0036】(実施の形態4)図9は、実施の形態4の
歯科用光照射器を示すものであり、基板1上の左右周辺
部のLEDペレット4を、各々基板中央に関して対象配
置に傾斜させるようにして配置したものである。この歯
科用光照射器によれば、光学的なロスを発生させずに基
板中央を通る鉛直線上にLEDペレット4群からの光束
を集中することができ、患部に照射する光の強度をより
増すことができる。
【0037】この場合、フレキシブルな素材でできた基
板1を使用すれば平らな状態で該LEDペレット4をボ
ンデイングした後、前記基板の素材の柔軟性を利用して
この基板1上の周辺部のLEDペレット4の向きを変え
ることができる。
【0038】(実施の形態5)図10は、実施の形態5
の歯科用光照射器を示すものであり、LEDペレット4
群の集積度は、ボンディングマシンの先端ホーンスペー
スにより決定される。つまり、ある程度の間隔を開けて
配置しないとLEDペレット4上から基板1上の導体部
分にワイヤボンディングができない。
【0039】この場合には、図10に示す歯科用光照射
器のように、基板1a、1b、1cのように複数枚用
い、各基板1a、1b、1cに通電用の一組の導体3
1、32を絶縁体33を介在させつつ各々形成し、LE
Dペレット4を基板1a、1b、1c上に列状態で配置
し、各々接続ワイヤ35により接続する。
【0040】この場合、前記各基板1a、1b、1c間
に、極めて薄い絶縁体33を介在させるか、又は微小ス
ペースを開けつつ前記基板を1a、1b、1cを密着し
て配置することにより、全体として前記LEDペレット
4群の密集度を高めることができる。
【0041】(実施の形態6)図11は、実施の形態6
の歯科用光照射器を示すものであり、基板1の外周側に
周辺部LEDペレット用導体41a、41bと、基板1
の中心部側に中心部LEDペレット用導体42a、42
bを形成し、周辺部LEDペレット用導体41a、41
b間、中心部LEDペレット用導体42a、42b間に
それぞれLEDペレット4(図11には図示せず)群を
接続して、これらを各々独立に点灯制御するように構成
している。
【0042】この構成によれば、光の重合収縮を軽減す
るために光の強度を段階的に変化させる点灯制御を、出
力の調整可能な電源装置を使用することなく実現するこ
とが可能となる。
【0043】即ち、最初に周辺部LEDペレット用導体
41a、41bに配置されたLEDペレット群を点灯
し、その後中心部LEDペレット用導体42a、42b
に配置したLEDペレット群も点灯させれば、単純なス
イッチの付加のみで光の強度を段階的に調整することが
できるとともに、患部における充填部位の形状により充
填材料の外側又は内側を先に重合させることにより重合
レジンにかかるストレスを軽減でき、収縮や内部応力を
軽減できる。
【0044】(実施の形態7)図12乃至図14は、実
施の形態7の歯科用光照射器を示すものであり、この歯
科用光照射器は、基板1上に複数のLEDペレット4を
配置し、光透過性樹脂51でモールドした構成としたも
のである。
【0045】図12は、各LEDペレット4をモールド
して放射面50を凸状(球面体状)にした例である。こ
の場合、各LEDペレット4からの放射光は、光透過性
樹脂51でモールドされた表面により屈折を起こし、集
束される。従って、この歯科用光照射器の放射光は集光
となる。
【0046】また、図13は、指向性の強い(放射角の
小さい)LEDペレット4aを使用する場合である。L
EDペレット4aを光透過性樹脂51でモールドして表
面を平坦にすると、放射光は槻ねLEDペレット4aか
ら垂直(基板1に対して垂直)放射される状態となり、
この歯科用光照射器の放射光は平行光となる。
【0047】次に、図14は、指向性の弱い(放射角の
大きい)LEDペレット4bを使用する場合であり、L
EDペレット4bを光透過性樹脂51でモールドして表
面を僅かに凸状(図12に示す場合より凸状の程度が小
さい球面体状)にすると、LEDペレット4bから放射
される放射光は屈折を起こすが、図12に示したような
大きな屈折とはならず、LEDペレット4bから垂直
(基板1に対して垂直)及び斜めに放射される放射光は
概ね平行光になる。すなわち、この歯科用光照射器の放
射光は全体として平行光となる。
【0048】尚、前記実施の形態7において、放射面の
凸状を中心(凸状の最上部)から外周に向かい曲率を連
続的に変化させ非球面体状にすることにより、LEDペ
レット4の横方向(基板1と平行)からの放射光に対し
ても、より平行性の高い平行光とすることができる。
【0049】(実施の形態8)図15は実施の形態8の
歯科用光照射器を示すものであり、この歯科用光照射器
は、通常、青色LEDペレットは図15に示すサファイ
ア基板層61上に窒化ガリウム層62を形成した上で、
活性層を形成し、さらに最上部面に金属電極層(Au、
Al等)を形成し、金属電極層を透過した光が利用され
ている。
【0050】そこで、さらに光強度を増すために、LE
Dペレットを基板であるサファイア基板層61を上面に
して基板1上に配置すれば、金属電極層に光が遮られる
ことなく透過するので2乃至3割程度の光強度を図れ
る。
【0051】また、このとき、ボールバンプ63による
半田付けを行えば、LEDペレットの密集度はさらに高
まり、低輝度のLEDペレットを使用することが可能と
なって低コスト化が可能である。また、高輝度のLED
ペレットを使用すれば、より短時間で重合を終了するこ
とができる。
【0052】本発明の実施の形態の他の変形例について
説明すると、導体(LEDペレット用導体)を渦巻き状
に配置したり、又は、図16に示すように、基板1の厚
み方向に設けられたスルーホール71を利用し、基板1
の表裏を電気的に接続するスルーホールタイプの構成も
挙げることができる。尚、図16中、72は絶縁体、7
3、74は接続導体である。
【0053】(実施の形態9)図17は本発明の実施の
形態9の歯科用光照射器の概略拡大断面図であり、この
歯科用光照射器は、セラミックス等の絶縁体からなる基
板81に、対向する壁面間隔が下方に至るにしたがい小
さくなる傾斜壁状態であり、断面空間が台形状を呈する
ように穿設した多数の凹部82を設けるとともに、各凹
部82を画する基板81の端面には給電用の導電路83
を形成している。
【0054】多数の凹部82の底面には、各々LEDペ
レット4の底面が接着配置され、LEDペレット4の上
面に設けられる電極(図示せず)と前記導電路83とを
例えば金線等を用い、ワイヤボンディングによる配線8
5で接続し、図示しない電源から導電路83、配線85
を経てLEDペレット4へ発光用の電力を供給するよう
に構成している。また、凹部82の傾斜した壁面により
LEDペレット4からの光を上方へ反射させるようにし
ている。
【0055】この実施の形態9の歯科用光照射器によれ
ば、従来例で述べたような遮光板はLEDペレット4の
必要最小限の部位を囲うだけですみ、前記基板81上に
おける多数のLEDペレット4の高密度な実装が可能と
なる。
【0056】(実施の形態10)図18及び図19は本
発明の実施の形態10の歯科用光照射器の概略拡大断面
図であり、この歯科用光照射器は、金属材料からなる基
板91上に、スルーホール92aを多数所定の間隔で設
けた絶縁体92を接着配置し、絶縁体92の端面におけ
るスルーホール92aを画する領域に導電路93を形成
した例である。
【0057】多数のスルーホール92a内には、各々L
EDペレット4の底面が基板91に接着配置され、LE
Dペレット4の上面に設けられる電極(図示せず)と前
記導電路93とを例えば金線等を用い、ワイヤボンディ
ングによる配線95で接続している。
【0058】また、前記スルーホール92aの壁面をテ
ーパー上にしてLEDペレット4からの光を上方へ反射
するようにしている。更に、基板91の絶縁体92とは
反対側の端面には放熱用のフィン部94を設け、LED
ペレット4が発する熱の放熱作用を発揮させるように構
成している。
【0059】この実施の形態10の歯科用光照射器によ
れば、実施の形態9の場合と同様従来例で述べたような
遮光板はLEDペレット4の必要最小限の部位を囲うだ
けですみ、前記基板91上における多数のLEDペレッ
ト4の高密度な実装が可能となる。また、基板91に放
熱用のフィン部94を設けているので、LEDペレット
4が発する熱の放熱作用が発揮され、この歯科用光照射
器の基板91の温度上昇が回避される。
【0060】(実施の形態11)図20は本発明の実施
の形態11の歯科用光照射器の概略拡大断面図であり、
この歯科用光照射器は、金属材料からからなる基板10
1に実施の形態9の場合と同様な形状の凹部102を穿
設して凹部102を除く基板101の上面に、例えばテ
フロン(登録商標)等からなる絶縁層106を焼き付け
等で形成し、さらにその上面に給電用の導電路103を
形成している。
【0061】LEDペレット4の底面が基板101に接
着配置され、LEDペレット4の上面に設けられる電極
(図示せず)と前記導電路103とを例えば金線等を用
い、ワイヤボンディングによる配線105で接続してい
る。また、凹部102の傾斜した壁面によりLEDペレ
ット4からの光を上方へ反射させるようにしている。
【0062】この実施の形態11の歯科用光照射器によ
れば、実施の形態9の場合と同様、従来例で述べたよう
な遮光板はLEDペレット4の必要最小限の部位を囲う
だけですみ、前記基板101上における多数のLEDペ
レット4の高密度な実装が可能となる。
【0063】(実施の形態12)図21は実施の形態1
2を示すものであり、実施の形態9,10,11の各歯
科用光照射器からの光の作用面における光の重なり合い
を示す図(光の強度分布図)であり、隣接するLEDペ
レット4からの光のうち最大光強度の60%以上の光が
互いに重なり合う範囲には斜線を付し、また、最大光強
度の80%以上の光が互いに重なり合う範囲にはクロス
斜線を付して示している。
【0064】この場合、実施の形態9,10,11の各
歯科用光照射器におけるLEDペレット4から直接放射
される光と、凹部82、スルーホール92a、凹部10
2の壁面からの反射光の合成された光束の最大強度の概
ね60%以上の光が、実質的な作用面で重なり合うよう
に前記凹部82、スルーホール92a、凹部102の各
壁面を形成することによって、照射対象物上で少なくと
も隣り合うLEDペレット4からの光が重なり合い、光
の当たらない箇所を無くし、又は極力少なくすることが
できる。
【0065】尚、前記凹部82、スルーホール92a、
凹部102の壁面形状としては、図22に示すような角
形すり鉢状、図23に示すような円形すり鉢状等種々の
形状の選択が可能である。
【0066】(実施の形態13)図24は実施の形態1
3を示すものであり、この歯科用光照射器は、基板保持
部100により保持される基板1、LEDペレット4、
リード線カバー19、通電用のリード線17からなる構
成に加えて、LEDペレット4からの光を拡散させ光強
度のむらを少なくする導光用のガラスロッド20を使用
する。又は、プラスチックファイバーロッドを使用した
場合には、透明素材でできたカバーを使用することが可
能である。さらに、この歯科用光照射器は、冷却用の空
気をリード線カバー19内から基板保持部100を経て
外部に通風するための空気管111、空気逃げ穴112
を設けている。
【0067】実施の形態13構成によれば、ガラスロッ
ド20からなる導光部材を使用し、LEDペレット4か
らの光を導光して作用面6に向けて照射するようにして
いるので、実質的に作用面6に相対する側の端面20a
で各LEDペレット4からの光束が光の拡散、光強度の
むらを伴うことなく重なり合い、これにより、患部への
入射光の強度、光量とも歯科向けの光重合用として充分
なものとなる。また、基板1に組み込んだLEDペレッ
ト4の温度上昇を回避できる。図示しないが小型ファン
を内蔵させて強制冷却を行うようにすることも可能であ
る。
【0068】尚、本発明は、上述した各実施の形態に限
定されるものではなく、例えばLEDペレットをLD
(レーザダイオード)ペレットに置き換ることも可能で
あることはいうまでもない。LDペレットがレーザ光を
放出する場合には光の強度分布が先鋭的になるので重な
りが生じにくいが、レーザ光の放出方向を隣接するペレ
ット同士で互い違いにすることにより一端凹部壁面で反
射した光は重なりやすくなる。
【0069】以上、本発明の各実施の形態の歯科用光照
射器について説明したが、近年においては歯を漂白する
ための漂白剤の効果を増すために歯科用光照射器を使用
する例が増えている。漂白には光による効果の他、熱に
よる効果もあるので、LEDペレット4の一部を赤外光
又は赤外線を発光するLEDペレットに置き換えれば、
漂白用の光照射器としても十分に機能させることができ
る。
【0070】
【発明の効果】本発明によれば、多数の発光素子を密集
させて配列しているので放射光が重なり合って、又は放
射光と凹部壁面からの反射光とが重なり合って作用面に
照射されることになり、作用面における照射光のむらを
減少させつつ十分な光強度、光量の光出力を得ことがで
きる歯科用光照射器を提供することができる。
【0071】また、本発明によれば、基板上の発光素子
であるLEDペレットの高密度実装を図りより小型な構
成とすることができる歯科用光照射器を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の歯科用光照射器を示す
平面図である。
【図2】本発明の実施の形態1の歯科用光照射器におけ
る入射光の相対的強度を示す説明図である。
【図3】本発明の実施の形態1の歯科用光照射器におけ
るLEDペレットによる入射光の相対的強度を示す説明
図である。
【図4】本発明の実施の形態1の歯科用光照射器におけ
る2個のLEDペレットによる入射光の相対的強度を示
す説明図である。
【図5】本発明の実施の形態1の歯科用光照射器の高密
度実装構成の基板部分を示す平面図である。
【図6】本発明の実施の形態2の歯科用光照射器を示す
概略断面図である。
【図7】本発明の実施の形態3の歯科用光照射器の基板
及びLEDペレットを示す側面図である。
【図8】本発明の実施の形態3の歯科用光照射器の他例
の基板及びLEDペレットを示す断面図である。
【図9】本発明の実施の形態4の歯科用光照射器の基板
及びLEDペレットを示す側面図である。
【図10】本発明の実施の形態5の歯科用光照射器を示
す概略斜視図である。
【図11】本発明の実施の形態6の歯科用光照射器の基
板及びLEDペレットを示す平面概略平面図である。
【図12】本発明の実施の形態7の歯科用光照射器の放
射光を示す説明図である。
【図13】本発明の実施の形態7の他例の歯科用光照射
器の放射光を示す説明図である。
【図14】本発明の実施の形態7のさらに他例の歯科用
光照射器の放射光を示す説明図である。
【図15】本発明の実施の形態8の歯科用光照射器を示
す概略断面図である。
【図16】本発明の実施の形態1乃至8の変形例の概略
断面図である。
【図17】本発明の実施の形態9の歯科用光照射器の概
略拡大断面図である。
【図18】本発明の実施の形態10の歯科用光照射器の
概略拡大断面図である。
【図19】本発明の実施の形態10のスルーホール92
aを示す断面図である。
【図20】本発明の実施の形態11の歯科用光照射器の
概略拡大断面図である。
【図21】本発明の実施の形態12の歯科用光照射器か
らの光の作用面における光の重なり合いを示す図であ
る。
【図22】実施の形態9の凹部の形状の一例を示す図で
ある。
【図23】実施の形態9の凹部の形状の他例外示す図で
ある。
【図24】本発明の実施の形態13の歯科用光照射器を
示す図である。
【符号の説明】
1 基板 1A 基板 1a,1b,1c 基板 2 導体 3 導体 4 LEDペレット 4a LEDペレット 4b LEDペレット 5 手持ち部材 5a 腕部 6 作用面 7 発光面 8 点 9 点 11 陰極用導体 12 陽極用導体 13 絶縁体 14 絶縁体 15 ツェナーダイオード 16a、16b 穴 17 リード線 19 リード線カバー 20 ガラスロッド 21 反射板 22 マイクロレンズ 31 導体 32 導体 33 絶縁体 35 接続ワイヤ 41a、41b 周辺部LEDペレット用導体 42a、42b 中心部LEDペレット用導体 50 放射面 51 光透過性樹脂 61 サファイア基板層 62 窒化ガリウム層 63 ボールバンプ 71 スルーホール 81 基板 82 凹部 83 導電路 85 配線 91 基板 92 絶縁体 92a スルーホール 93 導電路 95 配線 111 空気管 112 空気逃げ穴
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年2月7日(2002.2.7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 歯科用光照射器
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、歯科用光照射器に
関し、詳しくは、複数の半導体素子である発光素子(例
えばLED(発光ダイオード)ペレット,LD(レーザ
ーダイオード)を使用することによって、高強度発光が
可能となり、狭小な口腔内での使用を容易に行うことが
でき、さらに発光素子の高密度実装を図った小型構成の
光化学反応用光照射器でもある歯科用光照射器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、LEDを歯科用光照射器として利
用する事が試みられている。例えば光重合用の光源とし
たり、歯の漂白用の光源としたりすることが試みられて
いる。光の種類も380nmの紫外光を発するLEDの
光を歯の漂白に用いたり、460nm前後の青色の光を
重合に用いたり1μm前後の遠赤外光を漂白促進や重合
補助として用いる場合もある。このような場合において
LEDペレットを高密度に実装し光の利用効率を高める
試みがなされている。
【0003】例えば、1平方センチあたり200個以上
の集積度をもつ高密度実装のLED光源が開発されてい
る。
【0004】しかるに、前記のような高密度実装のLE
D光源では、LEDペレットが互いに放射する熱の影響
を受けるため個々のLEDペレットの出力を上げること
が困難となる。
【0005】個々のLEDペレットに遮光板等を設ける
場合は、遮光板を別途成形してLEDペレットがマウン
トされた基板上に配置するため、給電用のボンディング
ワイヤを避けなければならない。このため、遮光板はボ
ンディングワイヤの外側に配置しなければならなくな
り、ペレットサイズは通常150μmから300μm角
程度であるにも関わらず、遮光板、ボンディングワイヤ
の部分を含めると数mm角程度の外形にならざるをえな
くなり、高密度実装を図る上で大きな支障となる。
【0006】因て、本願出願人は、上記事情に鑑みて、
光の利用効率が高く、十分な光強度、光量の光出力が得
られるとともに、発光素子であるLEDの高密度実装を
実現できる歯科用光照射器を提供することを目的とし
て、特願2000−382543号を出願したところで
ある。
【0007】以下には、本出願人の先願(特願2000
−382543号)に係る発明の実施の形態を詳細に説
明する。
【0008】(先願発明の実施の形態1)図9は先願発
明の実施の形態1の歯科用光照射器を示すものであり、
この歯科用光照射器は、例えば片手で把持可能な丸棒状
の手持ち部材5から突出させた腕部5aの先端部に、円
板状の基板1を連結し、基板1上に少なくとも一対の導
電路、即ち、円環状の導体2及び円板状の導体3を形成
して、導体2、導体3間に本実施の形態1では4個の発
光素子であるLEDペレット4を90度間隔で接続する
ことにより構成している。尚、図9では導体2、導体
3、及びLEDペレット4に各々ハッチングを付して示
す。
【0009】前記基板1としては、従来から公知のプリ
ント基板を使用し、通常のエッチング処理により前記導
体2、3を形成している。
【0010】前記基板1上へのLEDペレットの接続方
法は、一組の導体2、3に並列接続されるように複数の
LEDペレット4を配置し、LEDペレット4の電極を
基板1上の導体2、3に直接ボンデイングすることによ
り行う。
【0011】前記LEDペレット4は、通常500μm
角以下であるため、基板1の直径を10mmとすると、
この基板1にボンディングの為のスペースを考慮に入れ
ても数十個のLEDペレット4を楽に配置することがで
きる。
【0012】基板1を手持ち部材5の腕部5aの先端部
に配置すれば、複数のLEDペレット4からの光を重合
して直接図示しない患部に照射することができる。
【0013】前記LEDペレット4から放射される光に
基づく患部への入射光の相対的強度について図10を参
照して説明する。図10、図11に示すように、入射光
の相対的強度はLEDペレット4の表面略中央部鉛直線
上が一番強く、鉛直線からずれるほど弱くなる。
【0014】また、図10に示すように、前記LEDペ
レット4からの入射光の最大強度の少なくとも概ね60
%以上の光を発生する角度をαとし、図12に示すよう
に、Dを各LEDペレット4の発光面7から作用面6ま
での最短距離とすれば、前記LEDペレット4からの光
の強度が一番強い中央部の点8と点9間の距離Lは、L
=2Dtanαで表すことができる。換言すれば、一つ
のLEDペレット4からL=2Dtanα又はこれより
も少ない距離だけ離れたところに次のLEDペレット4
を配置すれば、作用面6には少なくとも2つのLEDペ
レット4からの最大強度の概ね60%以上の強度をもっ
た入射光が届くことになる。
【0015】すなわち、これらのLEDペレット群を平
面的に複数配置して構成した歯科用光照射器によれば、
患部への入射光の強度、光量とも歯科向けの光重合用と
して充分なものとなる。
【0016】図13は、基板1上に数十個のLEDペレ
ット4を配置した例を示すものである。図13に示す例
では、基板1A上に、陰極用導体11と陽極用導体12
とを絶縁体13、14を介して櫛歯状に互いにかみ合う
ような配置に形成し、合計51個のLEDペレット4群
を陰極用導体11、陽極用導体12に各々接続ワイヤ1
1a、12aを用いて接続した高密度な構成となってい
る。
【0017】ここで、図13中の15は短絡防止用のツ
ェナーダイオードであり、陽極用導体12上に接続配置
し接続ワイヤ15aを用いて陰極用導体11にも接続し
ている。ツェナーダイオード15は前記LEDペレット
4に正負逆方向の電圧を印加するとある電圧で急激に電
流が流れ始め短絡故障につながることを考慮したもので
ある。また、図13中の16a、16bは配線用の穴で
ある。
【0018】(先願発明の実施の形態2)図14は、先
願発明の実施の形態2の歯科用光照射器を示すものであ
り、この歯科用光照射器は、基板1、LEDペレット
4、通電用のリード線17から構成に加えて、滅菌性を
考慮して短いガラスロッド20を使用する。又は、プラ
スチックファイバーロッドを使用した場合には、透明素
材でできたカバーを使用することが可能である。
【0019】先願発明の実施の形態2の構成によれば、
ガラスロッド20からなる導光部材を使用し、LEDペ
レット4からの光を導光して作用面6に向けて照射する
ようにしているので、実質的に作用面6に相対する側の
端面20aで各LEDペレット4からの光束が重なり合
い、これにより、患部への入射光の強度、光量とも歯科
向けとして充分なものとなる。
【0020】(先願発明の実施の形態3)図15、図1
6は、先願発明の実施の形態3の歯科用光照射器を示す
ものであり、光の減衰と効率のトレードオフ(平均を取
ること)を参考にしての対応となるが、図15に示すよ
うに、各々のLEDペレット4の間に各々LEDペレッ
トに対して傾斜した反射面21a、21bを有する微小
な反射板21を配置した歯科用光照射器や、図16に示
すようにLEDペレット4上にマイクロレンズ22を付
加した歯科用光照射器とすることもできる。
【0021】これらの歯科用光照射器によれば、個々の
LEDペレット4から放射される光の広がり角のバラツ
キを矯正することができる。即ち、反射板21やマイク
ロレンズ22による矯正後の光束が作用面6で少なくと
も隣接するようになり、LEDペレット4からの光束は
重なり合い、光の強度は強まることとなって、個々のL
EDペレット4からの光束を別途にレンズ等で集光する
必要のない構成とすることができる。
【0022】(先願発明の実施の形態4)図17は、先
願発明の実施の形態4の歯科用光照射器を示すものであ
り、基板1上の左右周辺部のLEDペレット4を、各々
基板中央に関して対象配置に傾斜させるようにして配置
したものである。この歯科用光照射器によれば、光学的
なロスを発生させずに基板中央を通る鉛直線上にLED
ペレット4群からの光束を集中することができ、患部に
照射する光の強度をより増すことができる。
【0023】この場合、フレキシブルな素材でできた基
板1を使用すれば平らな状態で該LEDペレット4をボ
ンデイングした後、前記基板の素材の柔軟性を利用して
この基板1上の周辺部のLEDペレット4の向きを変え
ることができる。
【0024】(先願発明の実施の形態5)図18は、先
願発明の実施の形態5の歯科用光照射器を示すものであ
り、LEDペレット4群の集積度は、ボンディングマシ
ンの先端ホーンスペースにより決定される。つまり、あ
る程度の間隔を開けて配置しないとLEDペレット4上
から基板1上の導体部分にワイヤボンディングができな
い。
【0025】この場合には、図18に示す歯科用光照射
器のように、基板1a、1b、1cのように複数枚用
い、各基板1a、1b、1cに通電用の一組の導体3
1、32を絶縁体33を介在させつつ各々形成し、LE
Dペレット4を基板1a、1b、1c上に列状態で配置
し、各々接続ワイヤ35により接続する。
【0026】この場合、前記各基板1a、1b、1c間
に、極めて薄い絶縁体33を介在させるか、又は微小ス
ペースを開けつつ前記基板を1a、1b、1cを密着し
て配置することにより、全体として前記LEDペレット
4群の密集度を高めることができる。
【0027】(先願発明の実施の形態6)図19は、先
願発明の実施の形態6の歯科用光照射器を示すものであ
り、基板1の外周側に周辺部LEDペレット用導体41
a、41bと、基板1の中心部側に中心部LEDペレッ
ト用導体42a、42bを形成し、周辺部LEDペレッ
ト用導体41a、41b間、中心部LEDペレット用導
体42a、42b間にそれぞれLEDペレット4(図1
9には図示せず)群を接続して、これらを各々独立に点
灯制御するように構成している。
【0028】この構成によれば、光の重合収縮を軽減す
るために光の強度を段階的に変化させる点灯制御を、出
力の調整可能な電源装置を使用することなく実現するこ
とが可能となる。
【0029】即ち、最初に周辺部LEDペレット用導体
41a、41bに配置されたLEDペレット群を点灯
し、その後中心部LEDペレット用導体42a、42b
に配置したLEDペレット群も点灯させれば、単純なス
イッチの付加のみで光の強度を段階的に調整することが
できるとともに、患部における充填部位の形状により充
填材料の外側又は内側を先に重合させることにより重合
レジンにかかるストレスを軽減でき、収縮や内部応力を
軽減できる。
【0030】(先願発明の実施の形態7)図20乃至図
22は、先願発明の実施の形態7の歯科用光照射器を示
すものであり、この歯科用光照射器は、基板1上に複数
のLEDペレット4を配置し、光透過性樹脂51でモー
ルドした構成としたものである。
【0031】図20は、各LEDペレット4をモールド
して放射面50を凸状(球面体状)にした例である。こ
の場合、各LEDペレット4からの放射光は、光透過性
樹脂51でモールドされた表面により屈折を起こし、集
束される。従って、この歯科用光照射器の放射光は集光
となる。
【0032】また、図21は、指向性の強い(放射角の
小さい)LEDペレット4aを使用する場合である。L
EDペレット4aを光透過性樹脂51でモールドして表
面を平坦にすると、放射光は槻ねLEDペレット4aか
ら垂直(基板1に対して垂直)放射される状態となり、
この歯科用光照射器の放射光は平行光となる。
【0033】次に、図22は、指向性の弱い(放射角の
大きい)LEDペレット4bを使用する場合であり、L
EDペレット4bを光透過性樹脂51でモールドして表
面を僅かに凸状(図20に示す場合より凸状の程度が小
さい球面体状)にすると、LEDペレット4bから放射
される放射光は屈折を起こすが、図20に示したような
大きな屈折とはならず、LEDペレット4bから垂直
(基板1に対して垂直)及び斜めに放射される放射光は
概ね平行光になる。すなわち、この歯科用光照射器の放
射光は全体として平行光となる。
【0034】尚、前記実施の形態7において、放射面の
凸状を中心(凸状の最上部)から外周に向かい曲率を連
続的に変化させ非球面体状にすることにより、LEDペ
レット4の横方向(基板1と平行)からの放射光に対し
ても、より平行性の高い平行光とすることができる。
【0035】(先願発明の実施の形態8)図23は、先
願発明の実施の形態8の歯科用光照射器を示すものであ
り、この歯科用光照射器は、通常、青色LEDペレット
は図23に示すサファイア基板層61上に窒化ガリウム
層62を形成した上で、活性層を形成し、さらに最上部
面に金属電極層(Au、Al等)を形成し、金属電極層
を透過した光が利用されている。
【0036】そこで、さらに光強度を増すために、LE
Dペレットを基板であるサファイア基板層61を上面に
して基板1上に配置すれば、金属電極層に光が遮られる
ことなく透過するので2乃至3割程度の光強度を図れ
る。
【0037】また、このとき、ボールバンプ63による
半田付けを行えば、LEDペレットの密集度はさらに高
まり、低輝度のLEDペレットを使用することが可能と
なって低コスト化が可能である。また、高輝度のLED
ペレットを使用すれば、より短時間で重合を終了するこ
とができる。
【0038】本発明の実施の形態の他の変形例について
説明すると、導体(LEDペレット用導体)を渦巻き状
に配置したり、又は、図24に示すように、基板1の厚
み方向に設けられたスルーホール71を利用し、基板1
の表裏を電気的に接続するスルーホールタイプの構成も
挙げることができる。尚、図24中、72は絶縁体、7
3、74は接続導体である。
【0039】因て、本願出願人は以上の説明に係る先願
発明の実施に当り、さらに、高密度かつ光強度、光量の
光出力にすぐれた歯科用光照射器を提供すべく、本願発
明を開発したものである。
【0040】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の歯
科用光照射器は、手持ち部材の先端部近傍に少なくとも
一対の導電路を設けた基板を配置するとともに当該基板
の導電路上に電流を流すと発光する半導体素子である発
光素子を複数配置した歯科用光照射器において、前記基
板上に複数の凹部を配設するとともに各凹部にLEDペ
レットを配置するとともに各LEDペレットの電極と前
記凹部を画する端面上に設けた導電路とを接続すること
により構成したことを特徴とする。
【0041】請求項1記載の発明によれば、高密度化を
実現するために基板上に設けた複数の凹部に複数のLE
Dペレットを配置し、前記凹部を画する端面上に導電路
を設け、前記LEDペレットの電極と前記導電路とを接
続したものであるから、従来例で述べたような遮光板は
LEDペレットの必要最小限の部位を囲うだけですみ、
基板上におけるLEDペレットの高密度な実装が可能と
なる。
【0042】請求項2記載の発明は、請求項1記載の歯
科用光照射器において、前記基板が、絶縁体に複数の凹
部を設けたものであり、該絶縁体上面に導体を形成して
導電路としたことを特徴とするものである。
【0043】請求項2記載の発明によれば、絶縁体から
なる基板上に複数の凹部を設ける。例えば樹脂基板やセ
ラミックス基板の場合は基板成形時に複数の凹部を同時
に成形する。基板上面の給電用の導電路は各凹部近傍に
プラス、マイナスの2系統の導体を印刷したり接着する
ことで形成する。LEDペレットは各凹部の底部に配置
し、LEDペレット上面の電極から前記導電路に金線等
からなる給電用の配線をワイヤボンディングする。
【0044】請求項3記載の発明は、請求項1記載の歯
科用光照射器において、基板が金属板であり、該基板上
に複数のスルーホールを有する絶縁体を配置し、各スル
ーホール内方の基板面にそれぞれLEDペレットを配置
するとともに各LEDペレットの一方の電極を基板に接
続し、前記絶縁体の上面に設けた導電路に他方の電極を
接続したことを特徴とするものである。
【0045】請求項3記載の発明によれば、基板を金属
板として、複数のスルーホールを有する絶縁体上に導体
を形成し、絶縁体は金属板に接着又は溶着する。そして
各スルーホール内方にLEDペレットが配置されるの
で、LEDペレット底部は直接基板に接着又はワイヤボ
ンディングされる。これにより金属板はLEDペレット
自体からの発熱を放熱する放熱板として機能する。
【0046】請求項4記載の発明は、請求項1記載の歯
科用光照射器において、前記基板が複数の凹部を備えた
金属板であり、該基板の各凹部にそれぞれLEDペレッ
トを配置して、各LEDペレットの一方の電極を接続す
るとともに、他方の電極を前記各凹部を画する上面領域
に絶縁層を介して設け基板路に接続したことを特徴とす
るものである。
【0047】請求項4記載の発明によれば、基板が金属
板でありその基板上に凹部を加工又はプレス成形にて形
成したものである。凹部を除く基板の上面領域に絶縁層
を介して導電層を設けることにより、LEDペレットか
ら直接伝わる熱だけでなく放射熱をより効率的に放熱す
る効果があり、レーザチップや赤外光LED等の高密度
実装に適するものである。
【0048】請求項5記載の発明は、請求項1乃至請求
項4のいずれかに記載の歯科用光照射器において、前記
各凹部の壁面をテーパー面状にして、LEDペレットか
らの光を反射させることを特徴とするものである。
【0049】請求項5記載の発明によれば、各凹部の壁
面をテーパ状にして光の反射層をコーティングする事に
より、LEDからの光が凹部に吸収されることがないと
ともに光を斜め前方へ反射させる効果がありより強い光
強度が得られる。
【0050】請求項6記載の発明は、請求項1乃至請求
項6のいずれかに記載の歯科用光照射器において、LE
Dペレットから直接発光する光と、凹部壁面から反射す
る光とを合成した光束を得て作用面を照射するととも
に、作用面における当該光束の最大強度の概ね60%以
上の光からなる光束同士が重なり合うように前記凹部形
状を設定したことを特徴とするものである。
【0051】請求項6記載の発明によれば、LEDペレ
ットを密集配置し照射対象物が光重合用のレジンであっ
たり歯の漂白剤である場合は、照射対象物上の光の強度
のばらつきがそのまま重合むらや漂白むらにつながるこ
とを考慮すると、照射対象物上で少なくとも隣り合うL
EDペレットからの光が重なり合い、光の当たらない箇
所をなくす必要があり、そのために必要な要件である。
尚、LEDペレットからの光が光伝送ロッドなどで伝送
される場合には歯面上の作用面でのむらはさらに少なく
なる。
【0052】以下本発明の実施の形態について、図面と
ともに説明する。
【0053】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1の歯科用光照射器の概略拡大断面図であり、この
歯科用光照射器は、セラミックス等の絶縁体からなる基
板81に、対向する壁面間隔が下方に至るにしたがい小
さくなる傾斜壁状態であり、断面空間が台形状を呈する
ように穿設した多数の凹部82を設けるとともに、各凹
部82を画する基板81の端面には給電用の導電路83
を形成している。
【0054】多数の凹部82の底面には、各々LEDペ
レット4の底面が接着配置され、LEDペレット4の上
面に設けられる電極(図示せず)と前記導電路83とを
例えば金線等を用い、ワイヤボンディングによる配線8
5で接続し、図示しない電源から導電路83、配線85
を経てLEDペレット4へ発光用の電力を供給するよう
に構成している。また、凹部82の傾斜した壁面により
LEDペレット4からの光を上方へ反射させるようにし
ている。
【0055】この実施の形態1の歯科用光照射器によれ
ば、従来例で述べたような遮光板はLEDペレット4の
必要最小限の部位を囲うだけですみ、前記基板81上に
おける多数のLEDペレット4の高密度な実装が可能と
なる。
【0056】(実施の形態2)図2及び図3は本発明の
実施の形態2の歯科用光照射器の概略拡大断面図であ
り、この歯科用光照射器は、金属材料からなる基板91
上に、スルーホール92aを多数所定の間隔で設けた絶
縁体92を接着配置し、絶縁体92の端面におけるスル
ーホール92aを画する領域に導電路93を形成した例
である。
【0057】多数のスルーホール92a内には、各々L
EDペレット4の底面が基板91に接着配置され、LE
Dペレット4の上面に設けられる電極(図示せず)と前
記導電路93とを例えば金線等を用い、ワイヤボンディ
ングによる配線95で接続している。
【0058】また、前記スルーホール92aの壁面をテ
ーパー上にしてLEDペレット4からの光を上方へ反射
するようにしている。更に、基板91の絶縁体92とは
反対側の端面には放熱用のフィン部94を設け、LED
ペレット4が発する熱の放熱作用を発揮させるように構
成している。
【0059】この実施の形態2の歯科用光照射器によれ
ば、実施の形態1の場合と同様従来例で述べたような遮
光板はLEDペレット4の必要最小限の部位を囲うだけ
ですみ、前記基板91上における多数のLEDペレット
4の高密度な実装が可能となる。また、基板91に放熱
用のフィン部94を設けているので、LEDペレット4
が発する熱の放熱作用が発揮され、この歯科用光照射器
の基板91の温度上昇が回避される。
【0060】(実施の形態3)図4は本発明の実施の形
態3の歯科用光照射器の概略拡大断面図であり、この歯
科用光照射器は、金属材料からからなる基板101に実
施の形態1の場合と同様な形状の凹部102を穿設して
凹部102を除く基板101の上面に、例えばテフロン
等からなる絶縁層106を焼き付け等で形成し、さらに
その上面に給電用の導電路103を形成している。
【0061】LEDペレット4の底面が基板101に接
着配置され、LEDペレット4の上面に設けられる電極
(図示せず)と前記導電路103とを例えば金線等を用
い、ワイヤボンディングによる配線105で接続してい
る。また、凹部102の傾斜した壁面によりLEDペレ
ット4からの光を上方へ反射させるようにしている。
【0062】この実施の形態3の歯科用光照射器によれ
ば、実施の形態1の場合と同様、従来例で述べたような
遮光板はLEDペレット4の必要最小限の部位を囲うだ
けですみ、前記基板101上における多数のLEDペレ
ット4の高密度な実装が可能となる。
【0063】(実施の形態4)図5は実施の形態4を示
すものであり、実施の形態1,2,3の各歯科用光照射
器からの光の作用面における光の重なり合いを示す図
(光の強度分布図)であり、隣接するLEDペレット4
からの光のうち最大光強度の60%以上の光が互いに重
なり合う範囲には斜線を付し、また、最大光強度の80
%以上の光が互いに重なり合う範囲にはクロス斜線を付
して示している。
【0064】この場合、実施の形態1,2,3の各歯科
用光照射器におけるLEDペレット4から直接放射され
る光と、凹部82、スルーホール92a、凹部102の
壁面からの反射光の合成された光束の最大強度の概ね6
0%以上の光が、実質的な作用面で重なり合うように前
記凹部82、スルーホール92a、凹部102の各壁面
を形成することによって、照射対象物上で少なくとも隣
り合うLEDペレット4からの光が重なり合い、光の当
たらない箇所を無くし、又は極力少なくすることができ
る。
【0065】尚、前記凹部82、スルーホール92a、
凹部102の壁面形状としては、図6に示すような角形
すり鉢状、図7に示すような円形すり鉢状等種々の形状
の選択が可能である。
【0066】(実施の形5)図8は実施の形態5を示す
ものであり、この歯科用光照射器は、基板保持部100
により保持される基板1、LEDペレット4、リード線
カバー19、通電用のリード線17からなる構成に加え
て、LEDペレット4からの光を拡散させ光強度のむら
を少なくする導光用のガラスロッド20を使用する。又
は、プラスチックファイバーロッドを使用した場合に
は、透明素材でできたカバーを使用することが可能であ
る。さらに、この歯科用光照射器は、冷却用の空気をリ
ード線カバー19内から基板保持部100を経て外部に
通風するための空気管111、空気逃げ穴112を設け
ている。
【0067】実施の形態5の構成によれば、ガラスロッ
ド20からなる導光部材を使用し、LEDペレット4か
らの光を導光して作用面6に向けて照射するようにして
いるので、実質的に作用面6に相対する側の端面20a
で各LEDペレット4からの光束が光の拡散、光強度の
むらを伴うことなく重なり合い、これにより、患部への
入射光の強度、光量とも歯科向けの光重合用として充分
なものとなる。また、基板1に組み込んだLEDペレッ
ト4の温度上昇を回避できる。図示しないが小型ファン
を内蔵させて強制冷却を行うようにすることも可能であ
る。
【0068】尚、本発明は、上述した各実施の形態に限
定されるものではなく、例えばLEDペレットをLD
(レーザダイオード)ペレットに置き換ることも可能で
あることはいうまでもない。LDペレットがレーザ光を
放出する場合には光の強度分布が先鋭的になるので重な
りが生じにくいが、レーザ光の放出方向を隣接するペレ
ット同士で互い違いにすることにより一端凹部壁面で反
射した光は重なりやすくなる。
【0069】以上、本発明の各実施の形態の歯科用光照
射器について説明したが、近年においては歯を漂白する
ための漂白剤の効果を増すために歯科用光照射器を使用
する例が増えている。漂白には光による効果の他、熱に
よる効果もあるので、LEDペレット4の一部を赤外光
又は赤外線を発光するLEDペレットに置き換えれば、
漂白用の光照射器としても十分に機能させることができ
る。
【0070】
【発明の効果】本発明によれば、多数の発光素子を密集
させて配列しているので放射光が重なり合って、又は放
射光と凹部壁面からの反射光とが重なり合って作用面に
照射されることになり、作用面における照射光のむらを
減少させつつ十分な光強度、光量の光出力を得ことがで
きる歯科用光照射器を提供することができる。
【0071】また、本発明によれば、基板上の発光素子
であるLEDペレットの高密度実装を図りより小型な構
成とすることができる歯科用光照射器を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の歯科用光照射器の概略
拡大断面図である。
【図2】本発明の実施の形態2の歯科用光照射器の概略
拡大断面図である。
【図3】本発明の実施の形態2のスルーホールを示す断
面図である。
【図4】本発明の実施の形態3の歯科用光照射器の概略
拡大断面図である。
【図5】本発明の実施の形態4の歯科用光照射器からの
光の作用面における光の重なり合いを示す図である。
【図6】実施の形態1の凹部の形状の一例を示す図であ
る。
【図7】実施の形態1の凹部の形状の他例外示す図であ
る。
【図8】本発明の実施の形態5の歯科用光照射器を示す
図である。
【図9】先願発明の実施の形態1の歯科用光照射器を示
す平面図である。
【図10】先願発明の実施の形態1の歯科用光照射器に
おける入射光の相対的強度を示す説明図である。
【図11】先願発明の実施の形態1の歯科用光照射器に
おけるLEDペレットによる入射光の相対的強度を示す
説明図である。
【図12】先願発明の実施の形態1の歯科用光照射器に
おける2個のLEDペレットによる入射光の相対的強度
を示す説明図である。
【図13】先願発明の実施の形態1の歯科用光照射器の
高密度実装構成の基板部分を示す平面図である。
【図14】先願発明の実施の形態2の歯科用光照射器を
示す概略断面図である。
【図15】先願発明の実施の形態3の歯科用光照射器の
基板及びLEDペレットを示す側面図である。
【図16】先願発明の実施の形態3の歯科用光照射器の
他例の基板及びLEDペレットを示す断面図である。
【図17】先願発明の実施の形態4の歯科用光照射器の
基板及びLEDペレットを示す側面図である。
【図18】先願発明の実施の形態5の歯科用光照射器を
示す概略斜視図である。
【図19】先願発明の実施の形態6の歯科用光照射器の
基板及びLEDペレットを示す平面概略平面図である。
【図20】先願発明の実施の形態7の歯科用光照射器の
放射光を示す説明図である。
【図21】先願発明の実施の形態7の他例の歯科用光照
射器の放射光を示す説明図である。
【図22】先願発明の実施の形態7のさらに他例の歯科
用光照射器の放射光を示す説明図である。
【図23】先願発明の実施の形態8の歯科用光照射器を
示す概略断面図である。
【図24】先願発明の実施の形態1乃至8の変形例の概
略断面図である。
【符号の説明】 1 基板 1A 基板 1a,1b,1c 基板 2 導体 3 導体 4 LEDペレット 4a LEDペレット 4b LEDペレット 5 手持ち部材 5a 腕部 6 作用面 7 発光面 8 点 9 点 11 陰極用導体 12 陽極用導体 13 絶縁体 14 絶縁体 15 ツェナーダイオード 16a、16b 穴 17 リード線 19 リード線カバー 20 ガラスロッド 21 反射板 22 マイクロレンズ 31 導体 32 導体 33 絶縁体 35 接続ワイヤ 41a、41b 周辺部LEDペレット用導体 42a、42b 中心部LEDペレット用導体 50 放射面 51 光透過性樹脂 61 サファイア基板層 62 窒化ガリウム層 63 ボールバンプ 71 スルーホール 81 基板 82 凹部 83 導電路 85 配線 91 基板 92 絶縁体 92a スルーホール 93 導電路 95 配線 111 空気管 112 空気逃げ穴
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図19】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図7】
【図8】
【図9】
【図11】
【図5】
【図6】
【図10】
【図12】
【図13】
【図14】
【図22】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図20】
【図21】
【図23】
【図24】 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年2月13日(2002.2.1
3)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図6】
【図15】
【図5】
【図7】
【図8】
【図9】
【図11】
【図16】
【図17】
【図10】
【図12】
【図13】
【図14】
【図19】
【図18】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F21Y 101:02 F21S 1/02 G

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 手持ち部材の先端部近傍に少なくとも一
    対の導電路を設けた基板を配置し、その導電路上に電流
    を流すと発光する半導体素子である発光素子を複数配置
    したことを特徴とする歯科用光照射器。
  2. 【請求項2】 手持ち部材の先端部近傍に少なくとも一
    対の導電路を設けた基板を配置し、その導電路に電極を
    導通させた複数の半導体素子である発光素子を、該発光
    素子から発光する光の最大強度の概ね60%以上の光か
    らなる光束が作用面で少なくとも接する又は重なるよう
    に、該発光素子を近接して配置したことを特徴とする歯
    科用光照射器。
  3. 【請求項3】 複数のLEDペレットを基板上に設けた
    複数の凹部に配置し、前記LEDペレットの電極と前記
    凹部を画する端面上に設けた導電路とをワイヤボンディ
    ングによる配線で接続したことを特徴とする歯科用光照
    射器。
  4. 【請求項4】 前記基板が、絶縁体に凹部を設けたもの
    であり、該絶縁体上面に導体を形成して導電路としたこ
    とを特徴とする請求項3記載の歯科用光照射器。
  5. 【請求項5】 基板が金属板であり、該基板上に凹部状
    のスルーホールを有する絶縁体を配置し、スルーホール
    内方の基板面に複数のLEDペレットを配置し、前記絶
    縁体の上面に導電路を設けたことを特徴とする請求項3
    記載の歯科用光照射器。
  6. 【請求項6】 基板が凹部を備えた金属板であり、該基
    板の凹部を画する上面領域に絶縁層を介して導電路を設
    けたことを特徴とする請求項3記載の歯科用光照射器。
  7. 【請求項7】 前記凹部の壁面をテーパー面状にして、
    LEDペレットからの光を反射させることを特徴とする
    請求項3乃至請求項6のいずれかに記載の歯科用光照射
    器。
  8. 【請求項8】 LEDペレットから直接発光する光と、
    凹部壁面から反射する光とを合成した光束を得て作用面
    を照射するとともに、作用面における当該光束の最大強
    度の概ね60%以上の光からなる光束同士が重なり合う
    ように前記凹部形状を設定したことを特徴とする請求項
    3乃至請求項7のいずれかに記載の歯科用光照射器。
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