JP2002336093A - クッション - Google Patents

クッション

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JP2002336093A
JP2002336093A JP2001150962A JP2001150962A JP2002336093A JP 2002336093 A JP2002336093 A JP 2002336093A JP 2001150962 A JP2001150962 A JP 2001150962A JP 2001150962 A JP2001150962 A JP 2001150962A JP 2002336093 A JP2002336093 A JP 2002336093A
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JP
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batting
cushion
hardness
buttocks
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JP2001150962A
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English (en)
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Hiromichi Sato
▲ひろ▼陸 佐藤
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  • Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】痔の患部への圧力を可及的に緩和させるととも
に、併せて臀部全体を支えるためのクッション性を確保
するようにしたクッションを提供する。 【解決手段】クッション1を、最上層が最も硬さの小さ
い第3の中綿13であり、中間層が最も硬さの大きい第
1の中綿11であり、最下層が中間の硬さの第2の中綿
12である三層構造とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、着座の際の臀部
への刺激を緩和させるクッションに関し、特に臀部に痔
の疾患を有する患者が着座した際の当該患部への刺激を
緩和させるようにしたクッションの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、着座する際に臀部への刺激を緩
和させるものとしてクッションが用いられているが、こ
の従来のクッションは、一様な硬さ(或いは柔らかさ)
の材料を用いた中綿を用いて製造するのが一般的であ
る。
【0003】これは湾曲した臀部をクッションに当接さ
せた際に、臀部に対する刺激を一様に緩和させ、かつ臀
部全体の重量を支えることを目的としているからであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した従
来の均一なクッション特性を持つクッションに、臀部に
痔の疾患を有する患者が着座すると、当該クッションか
ら臀部へ大きな反力が発生してクッション作用を奏する
が、この圧力は同様に痔の疾患部分へも作用するので、
これが痔疾患患者へ大きな苦痛を強いる要因となってい
る。
【0005】なお、この痔の患部への圧力を緩和させる
ため、極めて硬さの小さい、言い換えれば極めて柔らか
い材質の中綿を使用してクッションを作ればよいと考え
られるが、そうすると、患部以外の部分の臀部への反作
用が極めて小さくなって臀部全体を支えるクッションと
して用を足さなくなってくる。
【0006】この発明は上述した事情に鑑み、痔の患部
への圧力を可及的に緩和させるとともに、併せて臀部全
体を支えるためのクッション性を確保するようにしたク
ッションを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため、この発明では、それぞれ硬さの異なる三種類の中
綿を重ねた三層構造のクッションであって、最上層を前
記三種類の中綿のうち最も硬さの小さい第3の中綿と
し、中間層を前記三種類の中綿のうち最も硬さの大きい
第1の中綿とし、最下層を前記三種類の中綿のうち中間
の硬さの第2の中綿とするようにしている。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係わるクッショ
ンの一実施例を詳述する。
【0009】図1はこの発明に係わるクッション1を示
す概念斜視図である。
【0010】このクッション1は平面が正四角形をして
おり、その一辺の長さSが約40cmに設定されてい
る。
【0011】また、このクッション1は、それぞれ硬さ
の異なる三種類の中綿を上下方向へ向け重ねた三層構造
をしており、その最上層には、三種類の中綿のうち最も
硬さの小さい第3の中綿13が配設されており、中間層
には三種類の中綿のうち最も硬さの大きい第1の中綿1
1が配設され、また最下層には三種類の中綿のうち中間
の硬さの第2の中綿12が配設されている。
【0012】なお実施例では、第3の中綿13厚さLは
3.0cm、第1の中綿11の厚さMは1.5cm、ま
た第2の中綿12厚さNは3.5cmにそれぞれ設定さ
れ、クッション1全体の高さHは約8.0cmに設定さ
れている。
【0013】またこのクッション1では、中央に垂直方
向へ向けて直径Pが15cmである円筒形切抜き部2が
形成されている。
【0014】そして、図2に示すように、この円筒形切
抜き部2をクッショ1から取り外すと、クッション1の
中央には直径15cmの孔4が形成されることとなる。
なお、この円筒形切抜き部2はクッション1の孔4に対
して着脱自在に装着される。
【0015】一方、上述した第1乃至第3の中綿11、
12、13の材質は、実施例では軟質ウレタンフォーム
により構成されており、また第1乃至第3の中綿11、
12、13の硬さは、第1の中綿11の硬さN1>第2
の中綿12の硬さN2>第3の中綿13の硬さN3の順
である。なおこの第1乃至第3の中綿11、12、13
の特性を柔らかさで言い換えれば、第3の中綿13が最
も柔らかく、その次に第2の中綿12が、そして第1の
中綿11が最も柔らかくない特性である。
【0016】一方、実施例では発明者の鋭意研究と実験
を重ねた結果、各中綿の具体的硬さNを、JIS K6
400規格の検査方法による測定により第1の中綿11
の硬さN1を216、第2の中綿12の硬さN2を13
7、第3の中綿13の硬さN3を74に設定した。
【0017】次に上述したクッション1の作用を説明す
る。
【0018】図1の要部断面図で示す図3のように、ク
ッション1に臀部20を矢印のように下降させると、図
4で示すように、臀部20の重量による圧力F1によ
り、最も硬さの小さい(言い換えれば最も柔らかい)第
3の中綿13が臀部20の外形に沿って大きく変形す
る。
【0019】その際、この第3の中綿13は臀部20の
患部、即ち痔疾患部21にも当接するが、この第3の中
綿13は最も柔らかい材質で構成されているので、痔疾
患部21に対する反力としての圧力も小さく、このため
当該痔疾患部21に対する刺激は可及的に緩和されるこ
ととなる。
【0020】一方、この臀部20から加わる圧力F1
は、この最も柔らかい第3の中綿13を介してその下層
に配設された第1の中綿11に伝達されるが、この第1
の中綿11は最も硬い材質で形成されているから、この
圧力F1により当該第1の中綿11は局部的に変形せ
ず、全体的に僅かに撓みながら、この第1の中綿11に
局部的に伝達された圧力F1を表面全体に均等に分散さ
れた圧力F2としてその下に位置する第2の中綿12へ
伝達する。
【0021】すると、この第2の中綿12は、その表面
全体に均等に分散して加わった圧力F2により上下方向
へ向け均等に伸縮し臀部20全体の重量をささえ、その
クッション性を確保する。
【0022】従って、上述したクッション1によると最
も柔らかい材質で構成された第3の中綿13により痔の
患部21への圧力を可及的に緩和させるとともに、最も
堅い第1の中綿11により臀部20全体の重量を均等に
分散させて第2の中綿12へ伝達するようにしたから、
この第2の中綿12の均一な変形により臀部20全体を
支えるクッション性も同時に向上させることができるこ
ととなる。
【0023】なお、上記実施例では、クッション1を痔
の患者が座るいわゆる座布団に適用した例について詳述
したが、この発明は上記実施例に限定されることなく、
例えばクッション1をベッド等の寝具のマットとして使
用しても良く、この場合は最も柔らかい材質で構成され
た第3の中綿13の部分が体の外形に応じて変形して体
を良好にホールド(支持し)するとともに、体全体の重
量を第1の中綿11と第2の中綿12で均等に支えてク
ッション性を確保することとなる。
【0024】なお、上述したように、最も柔らかい材質
で構成された第3の中綿13により痔の患部への圧力を
可及的に緩和させても、その苦痛が伴う重傷の痔の患者
の場合は、図2で示すように、この円筒形切抜き部2を
クッション1から取り外せばよい。
【0025】このように円筒形切抜き部2をクッション
1から取り外すと、図5で示すようにクッション1の中
央に孔4が形成されるから、第3の中綿13から痔の患
部へは圧力が全く作用しなくなり、このため重傷の患者
に対しても座り心地の良いクッションを提供することが
できることとなる。
【0026】なお、上述したように各中綿の具体的硬さ
Nを、発明者の鋭意研究と実験により、JIS K64
00規格の検査方法による測定において、第1の中綿1
1の硬さN1が216、第2の中綿12の硬さN2が1
37、第3の中綿13の硬さN3が74の時に最も良好
な結果が得られたが、上述した各中綿11乃至13の硬
さNの数値は、その硬さNの数値に対して±5の数値の
範囲であっても概ね良好な結果が得られた。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のクッシ
ョンでは、クッションをそれぞれ硬さの異なる三種類の
中綿を重ねた三層構造とし、かつ最上層を三種類の中綿
のうち最も硬さの小さい第3の中綿とし、中間層を三種
類の中綿のうち最も硬さの大きい第1の中綿とし、さら
に最下層を三種類の中綿のうち中間の硬さの第2の中綿
とするようにしたから、最上層の最も柔らかい第3の中
綿で、患部への刺激を可及的に緩和し、また中間層の最
も硬さの大きい第1の中綿と最下層の中間の硬さの第2
の中綿とで臀部全体の重量を支えクッション性を確保す
ることができ、このため特に痔の患者対しては極めて座
り心地のよいクッションを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明に係わるクッションの斜視図。
【図2】図2はこの発明に係わるクッションの斜視図。
【図3】図3はこの発明に係わるクッションの作用を示
す要部断面図。
【図4】図4はこの発明に係わるクッションの作用を示
す要部断面図。
【図5】図5はこの発明に変わるクッションの作用を示
す要部断面図である。
【符号の説明】
1…クッション 2…円筒形切抜き部 4…孔 11…第1の中綿 12…第2の中綿 13…第3の中綿

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】それぞれ硬さの異なる三種類の中綿を重ね
    た三層構造のクッションであって、 最上層を前記三種類の中綿のうち最も硬さの小さい第3
    の中綿とし、 中間層を前記三種類の中綿のうち最も硬さの大きい第1
    の中綿とし、 最下層を前記三種類の中綿のうち中間の硬さの第2の中
    綿としたことを特徴とするクッション。
  2. 【請求項2】前記クッションの中央には垂直方向へ向け
    て円筒形切抜き部が形成され、該切抜き部を取り除くと
    前記クッションの中央に孔が形成されることを特徴とす
    る請求項1に記載のクッション。
  3. 【請求項3】前記第1乃至第3の中綿の材質は軟質ウレ
    タンフォームであり、その各中綿の硬さNは、JIS
    K6400規格の検査方法により測定した場合前記第1
    の中綿の硬さN1は略216であり、前記第2の中綿の
    硬さN2は略137であり、前記第3の中綿の硬さN3
    は略74であることを特徴とする請求項1に記載のクッ
    ション。
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