JPH0634798B2 - ボデイ−支持パツド - Google Patents
ボデイ−支持パツドInfo
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- JPH0634798B2 JPH0634798B2 JP61118359A JP11835986A JPH0634798B2 JP H0634798 B2 JPH0634798 B2 JP H0634798B2 JP 61118359 A JP61118359 A JP 61118359A JP 11835986 A JP11835986 A JP 11835986A JP H0634798 B2 JPH0634798 B2 JP H0634798B2
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- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61G—TRANSPORT, PERSONAL CONVEYANCES, OR ACCOMMODATION SPECIALLY ADAPTED FOR PATIENTS OR DISABLED PERSONS; OPERATING TABLES OR CHAIRS; CHAIRS FOR DENTISTRY; FUNERAL DEVICES
- A61G7/00—Beds specially adapted for nursing; Devices for lifting patients or disabled persons
- A61G7/05—Parts, details or accessories of beds
- A61G7/057—Arrangements for preventing bed-sores or for supporting patients with burns, e.g. mattresses specially adapted therefor
- A61G7/05707—Arrangements for preventing bed-sores or for supporting patients with burns, e.g. mattresses specially adapted therefor with integral, body-bearing projections or protuberances
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- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10S5/00—Beds
- Y10S5/944—Beds with upstanding firm massaging projections
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- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
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- Y10T428/24—Structurally defined web or sheet [e.g., overall dimension, etc.]
- Y10T428/24174—Structurally defined web or sheet [e.g., overall dimension, etc.] including sheet or component perpendicular to plane of web or sheet
- Y10T428/24182—Inward from edge of web or sheet
-
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- Polarising Elements (AREA)
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Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、ボデイー支持パツドに係る。
（従来の技術） ベツドや車椅子に寝たきりの人のような歩行不能な病人
には、一般に圧力疼痛症やベツド炎症と称されている床
ずれの発生が頻繁に認められている。疾患の主な原因
は、従来のベツドや車椅子ではボデイーの支持が不充分
であつたりシート圧を減らすことができないことによ
る。支持が不充分であつたり圧力を減らせないため、骨
格を包む組織に常に加わる患者の重量が床ずれを起こさ
せてしまうほど大きくなることがある。
には、一般に圧力疼痛症やベツド炎症と称されている床
ずれの発生が頻繁に認められている。疾患の主な原因
は、従来のベツドや車椅子ではボデイーの支持が不充分
であつたりシート圧を減らすことができないことによ
る。支持が不充分であつたり圧力を減らせないため、骨
格を包む組織に常に加わる患者の重量が床ずれを起こさ
せてしまうほど大きくなることがある。
現在使われている患者の支持構造体にはほぼ２つの形式
がある。これら構造体は動的な形式かまたは静的な形式
に分類することができる。動的なパツドまたはクツシヨ
ンは、機能を果たすために外部動力源を備えている。そ
うしたシステムは寝たきり患者には都合が良いが、これ
らシステムは移動ができないため、車椅子に使用するに
は不適当である。しかもそうした動的なクツシヨンは、
比較的高価なため好ましくない。
がある。これら構造体は動的な形式かまたは静的な形式
に分類することができる。動的なパツドまたはクツシヨ
ンは、機能を果たすために外部動力源を備えている。そ
うしたシステムは寝たきり患者には都合が良いが、これ
らシステムは移動ができないため、車椅子に使用するに
は不適当である。しかもそうした動的なクツシヨンは、
比較的高価なため好ましくない。
静的なクツシヨンは、安価でしかも車椅子に使用できる
ような可搬性を備えているため一般に好ましい。静的な
クツシヨンは、(1)袋式クツシヨンと(2)発泡クツシヨン
の２つのカテゴリーに分類することができる。
ような可搬性を備えているため一般に好ましい。静的な
クツシヨンは、(1)袋式クツシヨンと(2)発泡クツシヨン
の２つのカテゴリーに分類することができる。
袋式クツシヨンは、流体またはある種の形態のゲルが充
填される。例えばプラスチツク袋のような基本的に可撓
性のある壁でできたバツグである。流体は空気または水
にすることができる。ゲルの充填される袋には、エチレ
ングリコール、ポリエチレングリコール、シリコン等の
ある種のゲル材料が詰められる。袋式クツシヨンは、バ
ーンズ氏（Burns ）の米国特許第２，４３４，６４１
号、グルーベ氏（Graebe）の米国特許第３，６０５，１
４５号、第３，８７０，４５０号および第４，００５，
２３６号に示されている。
填される。例えばプラスチツク袋のような基本的に可撓
性のある壁でできたバツグである。流体は空気または水
にすることができる。ゲルの充填される袋には、エチレ
ングリコール、ポリエチレングリコール、シリコン等の
ある種のゲル材料が詰められる。袋式クツシヨンは、バ
ーンズ氏（Burns ）の米国特許第２，４３４，６４１
号、グルーベ氏（Graebe）の米国特許第３，６０５，１
４５号、第３，８７０，４５０号および第４，００５，
２３６号に示されている。
発泡クツシヨンは、発泡体を用いた任意の構造体にする
ことができる。例えば発泡クツシヨンは、中実な発泡体
かまたは各種の発泡体ラミネート構造にできる。発泡形
式の例には、“エッグクレート(egg crate)”クツシヨ
ンや成形発泡体クツシヨンがある。こうしたクツシヨン
の１つがウイリアム氏（Williams）の米国特許第３，２
３１，４５４号に明らかにされている。
ことができる。例えば発泡クツシヨンは、中実な発泡体
かまたは各種の発泡体ラミネート構造にできる。発泡形
式の例には、“エッグクレート(egg crate)”クツシヨ
ンや成形発泡体クツシヨンがある。こうしたクツシヨン
の１つがウイリアム氏（Williams）の米国特許第３，２
３１，４５４号に明らかにされている。
発泡クツシヨンは、一般に安価な形式のクツシヨンであ
る。発泡クツシヨンは、多量の熱を蓄積する傾向がある
ため好ましくない。熱の蓄積の欠点に関し、蓄積された
熱が床ずれの発生に関与した因子であると考えられてい
る。袋式製品は非常に高価になるが、圧力の分散に関し
て充分な性能を果たしている。一部の袋式製品は、同じ
ような表面積の発泡クツシヨンに比較して軽量である。
また発泡クツシヨンに類似する袋式製品でも、問題とな
る蓄熱を生じることがある。袋式製品に伴う別の欠点
に、患者を発泡クツシヨンの場合よりも高温にしてしま
うことがある。
る。発泡クツシヨンは、多量の熱を蓄積する傾向がある
ため好ましくない。熱の蓄積の欠点に関し、蓄積された
熱が床ずれの発生に関与した因子であると考えられてい
る。袋式製品は非常に高価になるが、圧力の分散に関し
て充分な性能を果たしている。一部の袋式製品は、同じ
ような表面積の発泡クツシヨンに比較して軽量である。
また発泡クツシヨンに類似する袋式製品でも、問題とな
る蓄熱を生じることがある。袋式製品に伴う別の欠点
に、患者を発泡クツシヨンの場合よりも高温にしてしま
うことがある。
袋式製品の良好な圧力分散特性と発泡クツシヨンの有益
な性質とを持つ、軽量でコストの安いボデイー支持パツ
ドの提供することが望まれている。
な性質とを持つ、軽量でコストの安いボデイー支持パツ
ドの提供することが望まれている。
（問題点を解決するための手段） 本発明は、比較的安価て、製造し易く、掃除が簡単で、
しかもパツドに加わる圧力を分散して床ずれの発生を阻
止するボデイー支持パツドに関連している。とりわけ本
発明のボデイー支持パツドは、車椅子に使用するのに適
し、車椅子に座ったままの患者に床ずれかできるのを防
ぐことができる。
しかもパツドに加わる圧力を分散して床ずれの発生を阻
止するボデイー支持パツドに関連している。とりわけ本
発明のボデイー支持パツドは、車椅子に使用するのに適
し、車椅子に座ったままの患者に床ずれかできるのを防
ぐことができる。
本発明のパツドは、上側表面および下側表面を持つ可撓
性のあるほぼ平らなペース材料を備えているボデイー支
持パツドである。ボデイー支持パツドは、例えば微孔性
ウレタン等の型成形可能な材料でパツドを型成形するこ
とにより製作できる一体構造のものである。パツドは、
上側表面および下側表面を持つた可撓性のあるほぼ平ら
なベース部材を備えている。下側方面に沿つて、当該下
側表面から外向きに突き出した複数の支えを備えてい
る。複数の支えは、同じ圧力分散特性を持つ支えが他か
ら分けられた配列に配置されている。すなわちある配列
の支えは同じ圧力分散特性を備えているが、隣接する配
列かまたは別の配列にある支えの圧力分散特性とは異な
つている。支えは、ボデイーをパツドで支持する際、パ
ツドの置かれる支持表面にほぼ均一に接触するように設
けられている。すなわちパツドに乗つた人の重量は、可
撓性のある平らなベース部材とを支えと変形して支持表
面に支えをほぼ接触させ、そしてこれらベース部材と支
えを変形して複数の支え全体にわたり圧力を均一に分散
するようになつている。
性のあるほぼ平らなペース材料を備えているボデイー支
持パツドである。ボデイー支持パツドは、例えば微孔性
ウレタン等の型成形可能な材料でパツドを型成形するこ
とにより製作できる一体構造のものである。パツドは、
上側表面および下側表面を持つた可撓性のあるほぼ平ら
なベース部材を備えている。下側方面に沿つて、当該下
側表面から外向きに突き出した複数の支えを備えてい
る。複数の支えは、同じ圧力分散特性を持つ支えが他か
ら分けられた配列に配置されている。すなわちある配列
の支えは同じ圧力分散特性を備えているが、隣接する配
列かまたは別の配列にある支えの圧力分散特性とは異な
つている。支えは、ボデイーをパツドで支持する際、パ
ツドの置かれる支持表面にほぼ均一に接触するように設
けられている。すなわちパツドに乗つた人の重量は、可
撓性のある平らなベース部材とを支えと変形して支持表
面に支えをほぼ接触させ、そしてこれらベース部材と支
えを変形して複数の支え全体にわたり圧力を均一に分散
するようになつている。
中空な複数のポツドが、可撓性のあるほぼ平らなベース
部材の上側表面から外向きに突き出している。ポツド
は、ほぼ半球形状の上側部分を持つ概ね円錐形をしてい
る。ポツドは、パツドで支持されたボデイーにできるだ
け広い面積で接触するようになつていて、広い面積にわ
たりパツド上でボデイーの力を他に移動するかまたは分
散するようになつている。ポツドは、当該ポツドに力が
加わてつぶれる際、このポツドを圧縮するボデイーと広
い表面で接触した状態になるようスリツトを設けること
ができる。ポツドは、パツドのベース部材の上側表面に
沿つて複数の配列に分けられて配置されている。ある配
列のポツドは一定の圧力分散特性を備えているが、この
特性は他の配列のポツドの圧力分散特性とは異なつてい
る。箇々の配列のポツドはパツドで支持しているボデイ
ーの抵抗力を及ぼし、またポツドはそうした抵抗力をボ
デイーにほぼ直交して加えるように構成されている。パ
ツドで支持したボデイーにほぼ直交して抵抗力を及ぼす
箇々のポツドにより、パツドに接触するボデイー部分の
表面に沿つてほぼ均一にシート圧は分散される。
部材の上側表面から外向きに突き出している。ポツド
は、ほぼ半球形状の上側部分を持つ概ね円錐形をしてい
る。ポツドは、パツドで支持されたボデイーにできるだ
け広い面積で接触するようになつていて、広い面積にわ
たりパツド上でボデイーの力を他に移動するかまたは分
散するようになつている。ポツドは、当該ポツドに力が
加わてつぶれる際、このポツドを圧縮するボデイーと広
い表面で接触した状態になるようスリツトを設けること
ができる。ポツドは、パツドのベース部材の上側表面に
沿つて複数の配列に分けられて配置されている。ある配
列のポツドは一定の圧力分散特性を備えているが、この
特性は他の配列のポツドの圧力分散特性とは異なつてい
る。箇々の配列のポツドはパツドで支持しているボデイ
ーの抵抗力を及ぼし、またポツドはそうした抵抗力をボ
デイーにほぼ直交して加えるように構成されている。パ
ツドで支持したボデイーにほぼ直交して抵抗力を及ぼす
箇々のポツドにより、パツドに接触するボデイー部分の
表面に沿つてほぼ均一にシート圧は分散される。
支えに関連して、当該支えは中空でありしかも必要な数
の配列にわたつて設けられている。この配列の数は、患
者を支持表面に乗せる際、患者のボデイーの力の加わる
地点の数に一致している。シートパツドの場合、５配列
が理想的な有効な圧力分散特性を発揮することが発明し
た。すなわち５種類のユニークな圧力分散特性を持つ５
種類の異なつた形式の支えが、パツドのベース部材の下
側表面に沿つて配列されている。支えの圧力分散特性
は、箇々の支えの丈と壁厚を変えることにより弱めるこ
とができる。ポツドは、実質的に丸くされるかまたは球
形状の先端を持つ実質的な円錐形をしている。
の配列にわたつて設けられている。この配列の数は、患
者を支持表面に乗せる際、患者のボデイーの力の加わる
地点の数に一致している。シートパツドの場合、５配列
が理想的な有効な圧力分散特性を発揮することが発明し
た。すなわち５種類のユニークな圧力分散特性を持つ５
種類の異なつた形式の支えが、パツドのベース部材の下
側表面に沿つて配列されている。支えの圧力分散特性
は、箇々の支えの丈と壁厚を変えることにより弱めるこ
とができる。ポツドは、実質的に丸くされるかまたは球
形状の先端を持つ実質的な円錐形をしている。
支えと同様に、ポツドも必要な数の配列にわたり配置さ
れ、ボデイーに応じまたボデイーの支持の仕方について
有益な性質と圧力分散特性を果たしている。シートパツ
ドの場合、２種類のポツドが必要とする有益な特性を発
揮することが判明した。これら２つの形式のポツドは、
パツドの平らなベース部材の上側表面に沿つて配列され
ている。各ポツドの圧力分散特性は、それぞれのポツド
の壁厚を変えることにより弱めることができる。ポツド
は、半球形状の上側表面を持つほぼ円筒形または截頭円
錐形をしている。円筒部分の壁厚と半球形部分の壁厚の
両方を変えて、箇々のポツドの圧力分散特性を調節する
ことができる。
れ、ボデイーに応じまたボデイーの支持の仕方について
有益な性質と圧力分散特性を果たしている。シートパツ
ドの場合、２種類のポツドが必要とする有益な特性を発
揮することが判明した。これら２つの形式のポツドは、
パツドの平らなベース部材の上側表面に沿つて配列され
ている。各ポツドの圧力分散特性は、それぞれのポツド
の壁厚を変えることにより弱めることができる。ポツド
は、半球形状の上側表面を持つほぼ円筒形または截頭円
錐形をしている。円筒部分の壁厚と半球形部分の壁厚の
両方を変えて、箇々のポツドの圧力分散特性を調節する
ことができる。
また本発明のパツドは通気開口を備えている。通気開口
はベース部材を通り抜け、とりわけ箇々の支えおよびポ
ツドの端部壁を通り抜けている。蓄熱を減す働きをする
空気が自由に流れることができるよう、通気開口を設け
ることが望ましい。
はベース部材を通り抜け、とりわけ箇々の支えおよびポ
ツドの端部壁を通り抜けている。蓄熱を減す働きをする
空気が自由に流れることができるよう、通気開口を設け
ることが望ましい。
本発明のボデイー支持パツドは、１回の型成形の工程に
おいて軽量材料から簡単に成形することができる。パツ
ドは一体材料で型成形することができ、ポツドと支えは
互いにずらされている。本発明のパツドは耐久性のある
材料から構成することができる。こうした材料は便や尿
の汚物やその他の体液に耐えられるものである。また本
発明のパツドは、付添い人または使用者が調節して患者
の箇々の状況に合わせることができる構造を提供してい
る。すなわち箇々の支えとポツド（とりわけ支え）は、
それぞれの患者の必要に合わせて形状を変える等して付
添い人により調節することができる。
おいて軽量材料から簡単に成形することができる。パツ
ドは一体材料で型成形することができ、ポツドと支えは
互いにずらされている。本発明のパツドは耐久性のある
材料から構成することができる。こうした材料は便や尿
の汚物やその他の体液に耐えられるものである。また本
発明のパツドは、付添い人または使用者が調節して患者
の箇々の状況に合わせることができる構造を提供してい
る。すなわち箇々の支えとポツド（とりわけ支え）は、
それぞれの患者の必要に合わせて形状を変える等して付
添い人により調節することができる。
本発明のボデイー支持パツドは、組み合わせたボデイー
支持クツシヨンの一部分とすることもできる。すなわち
ボデイー支持クツシヨンは、前述したボデイー支持パツ
ドと、当該ボデイー支持パツドのポツドの上部に乗る発
泡パツド上張りとを備えている。発泡上張りは軽量発泡
材料からできている。この材料は開放気泡発泡体であ
り、患者に対し補足的な通気を行なえる。また発泡パツ
ドは、発泡上張りを通り抜ける通気開口を設けることに
より通気することができる。発泡上張りは、ポツドに接
触する患者の表面積を増やし、患者への心地良さを改善
する働きをしている。
支持クツシヨンの一部分とすることもできる。すなわち
ボデイー支持クツシヨンは、前述したボデイー支持パツ
ドと、当該ボデイー支持パツドのポツドの上部に乗る発
泡パツド上張りとを備えている。発泡上張りは軽量発泡
材料からできている。この材料は開放気泡発泡体であ
り、患者に対し補足的な通気を行なえる。また発泡パツ
ドは、発泡上張りを通り抜ける通気開口を設けることに
より通気することができる。発泡上張りは、ポツドに接
触する患者の表面積を増やし、患者への心地良さを改善
する働きをしている。
上張りをクツシヨンカバーが覆つている。クツシヨンカ
バーには、ボデイーから湿分を取り去る吸湿性を持つも
のが選択される。また二方向に伸びてハンモツク作用を
阻止するように編まれたカバーにすることが望ましい。
ハンモツク作用は、ボデイーに不適当な圧力を及ぼすた
め好ましくない。また材料の通気性とツクシヨン構造全
体を通り抜ける空気の流れを強めるために、オープンニ
ツトのクツシヨンカバーを用いることが望ましい。
バーには、ボデイーから湿分を取り去る吸湿性を持つも
のが選択される。また二方向に伸びてハンモツク作用を
阻止するように編まれたカバーにすることが望ましい。
ハンモツク作用は、ボデイーに不適当な圧力を及ぼすた
め好ましくない。また材料の通気性とツクシヨン構造全
体を通り抜ける空気の流れを強めるために、オープンニ
ツトのクツシヨンカバーを用いることが望ましい。
（実施例） 本発明の主題であるボデイー支持パツドにつき、添付図
面に基づいて説明する。特にこのボデイー支持パツド
は、シートパツドとして使えるように描かれた第１図に
示すボデイー支持パツド１０について説明する。すなわ
ち第１図に示したボデイー支持パツド１０は、車椅子や
座椅子等に用いるシートパツドとして使用することがで
きる。シートパツドに関連した本明細書中の説明は、マ
ツトレスパツド等のように横になる人が使えるパツドに
利用することができるものと認められる。説明を簡単に
するために、本発明の主題であるボデイー支持パツドに
つき添付図面に示したシートパツドに基づいて説明す
る。
面に基づいて説明する。特にこのボデイー支持パツド
は、シートパツドとして使えるように描かれた第１図に
示すボデイー支持パツド１０について説明する。すなわ
ち第１図に示したボデイー支持パツド１０は、車椅子や
座椅子等に用いるシートパツドとして使用することがで
きる。シートパツドに関連した本明細書中の説明は、マ
ツトレスパツド等のように横になる人が使えるパツドに
利用することができるものと認められる。説明を簡単に
するために、本発明の主題であるボデイー支持パツドに
つき添付図面に示したシートパツドに基づいて説明す
る。
第１図において、ボデイー支持パツドは、シヨアＡスケ
ール（the Shore A scale）で約２０から４０のデユロ
メータを持つ一体型成形された微孔性ウレタンエラスト
マから作られている。その他の型成形可能な材料を用い
てボデイー支持パツドを製造することもできるが、重量
が軽く、シート圧を充分に分散でき、通気に優れ、耐久
性があつてしかも概ね体液に抵抗性のあるパツドを提供
しようとするなら、微孔性ウレタンエラストマが好まし
い材料であることが判明している。
ール（the Shore A scale）で約２０から４０のデユロ
メータを持つ一体型成形された微孔性ウレタンエラスト
マから作られている。その他の型成形可能な材料を用い
てボデイー支持パツドを製造することもできるが、重量
が軽く、シート圧を充分に分散でき、通気に優れ、耐久
性があつてしかも概ね体液に抵抗性のあるパツドを提供
しようとするなら、微孔性ウレタンエラストマが好まし
い材料であることが判明している。
ボデイー支持パツド１０はほぼ可撓性のあるベース部材
１２を備えている。このベース部材はほぼ平面内に位置
し、上側表面１４と下側表面１６とを備えている。上側
表面１４から複数のポツド１８が上向きに突き出てい
る。ポツドは上側半球表面を持つほぼ円筒形をしてい
る。またポツド１８は側部に沿つてスリツト２０を備
え、当該ポツドに力が加わる場合、ポツドがほぼ均一な
状態に圧縮されるようになつている。ポツドはベース部
材１２と一体的に型成形され、また第８図からより詳し
く見ることができるように、ベース部材の下側表面１６
に開口したほぼ中空の構造体になつている。第８図に関
連してポツド空所２５がポツド内にあいているのを見る
ことができる。
１２を備えている。このベース部材はほぼ平面内に位置
し、上側表面１４と下側表面１６とを備えている。上側
表面１４から複数のポツド１８が上向きに突き出てい
る。ポツドは上側半球表面を持つほぼ円筒形をしてい
る。またポツド１８は側部に沿つてスリツト２０を備
え、当該ポツドに力が加わる場合、ポツドがほぼ均一な
状態に圧縮されるようになつている。ポツドはベース部
材１２と一体的に型成形され、また第８図からより詳し
く見ることができるように、ベース部材の下側表面１６
に開口したほぼ中空の構造体になつている。第８図に関
連してポツド空所２５がポツド内にあいているのを見る
ことができる。
ベース部材の下側表面１６から複数の支え２２が外に向
かつて突き出ている。支え２２はボデイー支持パツド１
０の置かれる支持表面と接触し、またポツド１８はボデ
イー支持パツド１０に乗るかまたは当該支持パツドで支
えられるボデイーと接触する。また支え２２は、ベース
部材を構成する材料から一体的に型成形されている。ま
た支えは中空の構造体からできている。この構造体は、
第１図と第４図に見られるように、支え空所２４を介し
てベース部材の上側表面に開口している。また図面に見
られるように、支えとポツドは互いにずらされ、これら
支えとポツドを簡単に型成形できるよう、また以下に説
明するように、パツド組立体を横切つて適切に圧力を分
散できるようにしている。
かつて突き出ている。支え２２はボデイー支持パツド１
０の置かれる支持表面と接触し、またポツド１８はボデ
イー支持パツド１０に乗るかまたは当該支持パツドで支
えられるボデイーと接触する。また支え２２は、ベース
部材を構成する材料から一体的に型成形されている。ま
た支えは中空の構造体からできている。この構造体は、
第１図と第４図に見られるように、支え空所２４を介し
てベース部材の上側表面に開口している。また図面に見
られるように、支えとポツドは互いにずらされ、これら
支えとポツドを簡単に型成形できるよう、また以下に説
明するように、パツド組立体を横切つて適切に圧力を分
散できるようにしている。
第１図に示した実施例では、５６箇のポツドがベース部
材の上側表面に配置されている。ベース部材の下側表面
には７２箇の支えが配置されている。ポツドと支えの数
は、使用するパツドに合わせて変えることができる。座
つた状態にあるボデイーを支持する広い表面区域を得る
ために、約４０．０１cm（約１５ 3／4 インチ）の幅で
奥行きが約４５．０９cm（約１７ 3／4 インチ）あり、
しかも丈が約６．６６８cm（約２ 5／8 インチ）のボデ
イー支持パツド場合、５６箇のポツドと７２箇の支えを
設けることが好ましいことが発明した。ポツドの基部直
径は約４．４５０cm（約１ 3／4 インチ）あり、また丈
が約２．８５８cm（約１ 1／8 インチ）あつてしかも約
２．５４０cmから２．８５８cm（約１インチから１ 1／
8 インチ）の長さにわたり伸びる４本のスリツト２０を
備えている。支えは約２．８５８cm（約１ 1／8 イン
チ）の開口半径を備え、また約１．９０５cmから３．１
７５cm（約 3／4 インチから１ 1／4 インチ）の範囲の
丈を備えている。ベース部材は約０．６３５cm（約 1／
4 インチ）の厚みを備えている。ポツドと支えの特殊な
配置形態並びに箇々の圧力分散特性を以下に詳しく説明
する。
材の上側表面に配置されている。ベース部材の下側表面
には７２箇の支えが配置されている。ポツドと支えの数
は、使用するパツドに合わせて変えることができる。座
つた状態にあるボデイーを支持する広い表面区域を得る
ために、約４０．０１cm（約１５ 3／4 インチ）の幅で
奥行きが約４５．０９cm（約１７ 3／4 インチ）あり、
しかも丈が約６．６６８cm（約２ 5／8 インチ）のボデ
イー支持パツド場合、５６箇のポツドと７２箇の支えを
設けることが好ましいことが発明した。ポツドの基部直
径は約４．４５０cm（約１ 3／4 インチ）あり、また丈
が約２．８５８cm（約１ 1／8 インチ）あつてしかも約
２．５４０cmから２．８５８cm（約１インチから１ 1／
8 インチ）の長さにわたり伸びる４本のスリツト２０を
備えている。支えは約２．８５８cm（約１ 1／8 イン
チ）の開口半径を備え、また約１．９０５cmから３．１
７５cm（約 3／4 インチから１ 1／4 インチ）の範囲の
丈を備えている。ベース部材は約０．６３５cm（約 1／
4 インチ）の厚みを備えている。ポツドと支えの特殊な
配置形態並びに箇々の圧力分散特性を以下に詳しく説明
する。
第２図を参照する。ボデイー支持クツシヨンが分解図で
示されている。第２図において、ボデイー支持パツド１
０は、クツシヨン組立体全体のうちの主要な圧力分散部
分を形成している。複数のポツド１８の先端で形成され
た表面には発泡上張りが敷かれている。発泡上張りは発
泡パツドである。この発泡パツドは、３０インデンテー
シヨン・ロード・デフレクシヨン（ＩＬＤ）の下で密度
が約０．８１６kg（約１．８ポンド）ある。発泡上張り
は高い弾性を備え、また適当な発泡材料、例えば好まし
くはウレタン等から作ることができる。また、多くの適
用防火条例および法律に合わせるために難燃性の発泡材
料にすることが望ましい。クツシヨンに乗つているボデ
イーを適当に通気するために、開放気泡の発泡構造体を
使用することが好ましい。しかしがら発泡上張りにゆつ
くりとした復元力を必要とする場合、所定位置に独立気
泡の発泡体を使用することもできる。この例において、
さらに通気を必要とする場合、発泡上張りを通り抜ける
通気開口２８を設けてそうした補足的な通気を行なうこ
ともできる。充分な直径、例えば約０．４７６cm（約 3
／16インチ）の直径を持つ通気開口を設けることによ
り、荷重が加わつた状態でも開口は開いたまま適切な通
気を維持する。発泡上張り好ましい実施例では、各各が
約０．３１８cmから０．４７６cm（約 1／8 から 3／16
インチ）の直径を持つ４２箇の通気開口を設置できるこ
とが判明した。発泡上張りはボデイーに接触する表面積
を増やす能力を備え、分割されたポツドより広い表面積
が得られるため、ボデイーへの心地良さが改善される。
示されている。第２図において、ボデイー支持パツド１
０は、クツシヨン組立体全体のうちの主要な圧力分散部
分を形成している。複数のポツド１８の先端で形成され
た表面には発泡上張りが敷かれている。発泡上張りは発
泡パツドである。この発泡パツドは、３０インデンテー
シヨン・ロード・デフレクシヨン（ＩＬＤ）の下で密度
が約０．８１６kg（約１．８ポンド）ある。発泡上張り
は高い弾性を備え、また適当な発泡材料、例えば好まし
くはウレタン等から作ることができる。また、多くの適
用防火条例および法律に合わせるために難燃性の発泡材
料にすることが望ましい。クツシヨンに乗つているボデ
イーを適当に通気するために、開放気泡の発泡構造体を
使用することが好ましい。しかしがら発泡上張りにゆつ
くりとした復元力を必要とする場合、所定位置に独立気
泡の発泡体を使用することもできる。この例において、
さらに通気を必要とする場合、発泡上張りを通り抜ける
通気開口２８を設けてそうした補足的な通気を行なうこ
ともできる。充分な直径、例えば約０．４７６cm（約 3
／16インチ）の直径を持つ通気開口を設けることによ
り、荷重が加わつた状態でも開口は開いたまま適切な通
気を維持する。発泡上張り好ましい実施例では、各各が
約０．３１８cmから０．４７６cm（約 1／8 から 3／16
インチ）の直径を持つ４２箇の通気開口を設置できるこ
とが判明した。発泡上張りはボデイーに接触する表面積
を増やす能力を備え、分割されたポツドより広い表面積
が得られるため、ボデイーへの心地良さが改善される。
またボデイー支持クツシヨンは布カバー３０を備えてい
る。この布カバーは、発泡上張り２６とボデイー支持パ
ツド１０の両方の被さり廻りを覆つている。カバー３０
は、発泡上張りをボデイー支持パツド上に止めておくた
めの手段ともなつている。カバーは上側表面３２と側壁
３４とを備え、発泡上張りおよびボデイー支持パツドの
廻りを包み込んでいる。パツドで支えたボデイーから湿
分を取り去ることのできる吸湿性を備えている材料か
ら、カバーを選択する必要のあることが判明した。また
カバーには、いわゆるハンモツク作用と称されている現
象を防ぐかまたは少なくとも起こりにくくするものを使
用することが望ましい。ハンモツク作用は、力または荷
重が布に加わる場合、伸びることのできない布により生
じる。ハンモツク作用はボデイーに不適当な力を及ぼす
ことになる。好ましい材料は、速やかに吸湿することが
できまた二方向に伸びてハンモツク作用を阻止する、ニ
ツト布の１００％のポリプロピレンであることが判明し
た。またオープンニツトを用いてカバーを作ることが好
ましい。オープンニツトはカバー材料を介した呼吸作用
を強化し、従つて、クツシヨン組立体を通る空気の流れ
を増やすことができるためである。クツシヨン組立体の
空気の流れすなわち通気が増加することから、大幅に床
ずれが生ずるのを減少または防止するのに役立つてい
る。また例えば落下した煙草により生じる炎または残り
火とカバーが接触しても、燃焼しないかまたは燃えにく
いカバーにすることが望ましい。
る。この布カバーは、発泡上張り２６とボデイー支持パ
ツド１０の両方の被さり廻りを覆つている。カバー３０
は、発泡上張りをボデイー支持パツド上に止めておくた
めの手段ともなつている。カバーは上側表面３２と側壁
３４とを備え、発泡上張りおよびボデイー支持パツドの
廻りを包み込んでいる。パツドで支えたボデイーから湿
分を取り去ることのできる吸湿性を備えている材料か
ら、カバーを選択する必要のあることが判明した。また
カバーには、いわゆるハンモツク作用と称されている現
象を防ぐかまたは少なくとも起こりにくくするものを使
用することが望ましい。ハンモツク作用は、力または荷
重が布に加わる場合、伸びることのできない布により生
じる。ハンモツク作用はボデイーに不適当な力を及ぼす
ことになる。好ましい材料は、速やかに吸湿することが
できまた二方向に伸びてハンモツク作用を阻止する、ニ
ツト布の１００％のポリプロピレンであることが判明し
た。またオープンニツトを用いてカバーを作ることが好
ましい。オープンニツトはカバー材料を介した呼吸作用
を強化し、従つて、クツシヨン組立体を通る空気の流れ
を増やすことができるためである。クツシヨン組立体の
空気の流れすなわち通気が増加することから、大幅に床
ずれが生ずるのを減少または防止するのに役立つてい
る。また例えば落下した煙草により生じる炎または残り
火とカバーが接触しても、燃焼しないかまたは燃えにく
いカバーにすることが望ましい。
第３図には、ボデイー支持パツドの側面図が表わされて
いる。この側面図から明らかなように、ポツド１８は支
え２２からずらされている。ポツドを支えからずらすこ
とにより、圧力を都合良く分散できることが判明した。
また第３図の側面図は、ポツド１８に設けたスリツト２
０を示している。スリツト２０は各ポツド上で約９０度
離して配置され、各ポツド毎に４つのスリツトを形成し
ている。スリツトは、力がポツド加わる際、各ポツドを
均一に変形させる働きをする。またスリツトは、ポツド
がつぶれる際に、ポツドの表面が比較的大きい表面積を
保てるようにし、力を加えて各ポツドをつぶしているボ
デイーに接触させておけるようにしている。すなわち各
パツドがつぶれる際に形造られる正方形断面形の表面
は、ポツドにスリツトを設けていない場合のポツドの円
形断面に比べて非常に大きい表面積を形成している。ま
た第３図は、パツドに適切に設けた通気開口により実施
例のパツドを通気する機能を明らかにしている。図面に
見られるように、ポツドは当該ポツドの上側湾曲表面に
またはこの表面に沿つてポツド通気開口３８を備えてい
る。また支えも、当該支えの湾曲表面に同じように支え
通気開口４０を備えることができる。通気量を増やすた
めに、ポツドと支えの間にベース部材を通り抜ける通気
開口を設けることもできる。様々な通気を行なうことで
不適当な蓄熱を防げる利点がある。この蓄熱は、床ずれ
の発生原因であることが判明している。
いる。この側面図から明らかなように、ポツド１８は支
え２２からずらされている。ポツドを支えからずらすこ
とにより、圧力を都合良く分散できることが判明した。
また第３図の側面図は、ポツド１８に設けたスリツト２
０を示している。スリツト２０は各ポツド上で約９０度
離して配置され、各ポツド毎に４つのスリツトを形成し
ている。スリツトは、力がポツド加わる際、各ポツドを
均一に変形させる働きをする。またスリツトは、ポツド
がつぶれる際に、ポツドの表面が比較的大きい表面積を
保てるようにし、力を加えて各ポツドをつぶしているボ
デイーに接触させておけるようにしている。すなわち各
パツドがつぶれる際に形造られる正方形断面形の表面
は、ポツドにスリツトを設けていない場合のポツドの円
形断面に比べて非常に大きい表面積を形成している。ま
た第３図は、パツドに適切に設けた通気開口により実施
例のパツドを通気する機能を明らかにしている。図面に
見られるように、ポツドは当該ポツドの上側湾曲表面に
またはこの表面に沿つてポツド通気開口３８を備えてい
る。また支えも、当該支えの湾曲表面に同じように支え
通気開口４０を備えることができる。通気量を増やすた
めに、ポツドと支えの間にベース部材を通り抜ける通気
開口を設けることもできる。様々な通気を行なうことで
不適当な蓄熱を防げる利点がある。この蓄熱は、床ずれ
の発生原因であることが判明している。
前述したずれた関係のポツドと支えとを持つ、ウレタン
のような可撓性のある開放気泡の微孔性材料から作られ
たボデイー支持パツドはユニークなものであると認めら
れるが、パツドの構造におけるポツドと支えの特殊な配
置形態も、床ずれを防ぐ有益な特徴となつている。第４
図と第５図を参照する。ポツドの構造と配置が説明され
ている。第４図はボデイー支持パツド１０の平面図にし
て、上側表面にわたつて８×７の行列に配列され、全体
が５６箇のポツドを示している。すなわちポツドは８行
７列に配置されている。こうしたポツドの主要な配列の
範囲内には、２つに分解されたポツドの配列が設けられ
ている。ポツドは固有の圧力分散特性を備え、２つの配
列は互いに異なつた圧力分散特性を有している。しかし
ながらすべてのポツドは、これらポツドが持つ圧力分散
特性に関係なく４つのスリツト２０が設けられている。
のような可撓性のある開放気泡の微孔性材料から作られ
たボデイー支持パツドはユニークなものであると認めら
れるが、パツドの構造におけるポツドと支えの特殊な配
置形態も、床ずれを防ぐ有益な特徴となつている。第４
図と第５図を参照する。ポツドの構造と配置が説明され
ている。第４図はボデイー支持パツド１０の平面図にし
て、上側表面にわたつて８×７の行列に配列され、全体
が５６箇のポツドを示している。すなわちポツドは８行
７列に配置されている。こうしたポツドの主要な配列の
範囲内には、２つに分解されたポツドの配列が設けられ
ている。ポツドは固有の圧力分散特性を備え、２つの配
列は互いに異なつた圧力分散特性を有している。しかし
ながらすべてのポツドは、これらポツドが持つ圧力分散
特性に関係なく４つのスリツト２０が設けられている。
異なつた圧力分散特性を持つ２つの配列からなる構成が
第５図に図示されている。第５図は、ボデイー支持パツ
ドが型成形された微孔性ウレタン発泡体から作られてい
る、車椅子パツドに用いる好ましいパツド機構を表わし
ている。第５図において、ボデイー支持パツドの裏面が
図面の表面となつている。２配列以上を用いることもで
きるが、異なつた２配列でも必要な作用効果を得るのに
充分であることが判明している。第５図に関連してポツ
ドの第１の配列は、ほぼボデイー支持パツドの３つの側
部に沿いしかもパツドの中央へのほぼ途中まで伸びてい
る。第１の配列のポツドは、ポツドを表わしている概略
的に図示した円の中央に、ローマ数字Ｉを用いて識別し
ている。ローマ数字IIで表わしたり残りのポツドは第２
の配列を構成している。第２の配列のポツドは、ボデイ
ーを支持する際に大きな力の加わるボデイー支持パツド
の区域にわたり配配列されている。第２の配列のポツド
は抵抗力が弱く、第１の配列のポツドよりもパツドを通
じて広範囲に力を分散する働きをしている。ポツドの圧
力分散特性は、ポツドを構成する材料のデユロメータに
より、またポツドの湾曲した部分と真つ直ぐな部分の壁
厚により調節される。こうした側壁の厚みの違いがボデ
イー支持パツドの断面図である第８図に示されている。
第８図に見られるように、各ポツド１８は区域“ａ”で
示すほぼ真つ直ぐな壁部分と、区域“ｂ”で示す湾曲し
た壁部分とを持つポツド側壁４２を備えている。箇箇の
側壁部分の厚みを変えることにより、ポツドの圧力分散
特性を調節することができる。例えば好ましい実施例で
は、第１の配列Ｉのポツドは湾曲した壁部分“ｂ”で約
０．２５４cm（約０．１０インチ）の壁圧を備え、また
真つ直ぐな壁部分“ａ”で約０．２８４cm（約０．１１
２インチ）の壁厚を備えている。低い圧力抵抗特性を持
つ第２の配列IIのポツドは、湾曲した壁部分と真つ直ぐ
な壁部分の両方が約０．２５４cm（約０．１０インチ）
の壁圧を備えている。
第５図に図示されている。第５図は、ボデイー支持パツ
ドが型成形された微孔性ウレタン発泡体から作られてい
る、車椅子パツドに用いる好ましいパツド機構を表わし
ている。第５図において、ボデイー支持パツドの裏面が
図面の表面となつている。２配列以上を用いることもで
きるが、異なつた２配列でも必要な作用効果を得るのに
充分であることが判明している。第５図に関連してポツ
ドの第１の配列は、ほぼボデイー支持パツドの３つの側
部に沿いしかもパツドの中央へのほぼ途中まで伸びてい
る。第１の配列のポツドは、ポツドを表わしている概略
的に図示した円の中央に、ローマ数字Ｉを用いて識別し
ている。ローマ数字IIで表わしたり残りのポツドは第２
の配列を構成している。第２の配列のポツドは、ボデイ
ーを支持する際に大きな力の加わるボデイー支持パツド
の区域にわたり配配列されている。第２の配列のポツド
は抵抗力が弱く、第１の配列のポツドよりもパツドを通
じて広範囲に力を分散する働きをしている。ポツドの圧
力分散特性は、ポツドを構成する材料のデユロメータに
より、またポツドの湾曲した部分と真つ直ぐな部分の壁
厚により調節される。こうした側壁の厚みの違いがボデ
イー支持パツドの断面図である第８図に示されている。
第８図に見られるように、各ポツド１８は区域“ａ”で
示すほぼ真つ直ぐな壁部分と、区域“ｂ”で示す湾曲し
た壁部分とを持つポツド側壁４２を備えている。箇箇の
側壁部分の厚みを変えることにより、ポツドの圧力分散
特性を調節することができる。例えば好ましい実施例で
は、第１の配列Ｉのポツドは湾曲した壁部分“ｂ”で約
０．２５４cm（約０．１０インチ）の壁圧を備え、また
真つ直ぐな壁部分“ａ”で約０．２８４cm（約０．１１
２インチ）の壁厚を備えている。低い圧力抵抗特性を持
つ第２の配列IIのポツドは、湾曲した壁部分と真つ直ぐ
な壁部分の両方が約０．２５４cm（約０．１０インチ）
の壁圧を備えている。
好ましい実施例において、これらポツドは直径が４．４
４５cm（１ 3／4 インチ）あり、約２．８５８cm（約１
1／8 インチ）の丈を備え、４本のスリツトの各々は長
さが約２．８５８cm（約１ 1／8 インチ）の寸法になつ
ている。
４５cm（１ 3／4 インチ）あり、約２．８５８cm（約１
1／8 インチ）の丈を備え、４本のスリツトの各々は長
さが約２．８５８cm（約１ 1／8 インチ）の寸法になつ
ている。
ポツドの基本的な形状と構造は、最大表面積を得ると同
時に効果的な圧力分散性が得られるように選択されてき
た。ポツドの形状は力／圧縮の解析に基づいて選択され
ている。この解析は、様々な形状、寸法および厚みを持
つ種々の形状の構造体について行なわれる。ポツドの外
形の好ましい実施例は、最小の変形で最大の表面積が得
られ、様々な大きさの圧縮力の下で一定した荷重抵抗を
示し、またパツドに乗つた患者の臀部から水平方向と対
角線方向に圧縮力を加えられるように決定されている。
選択された寸法と形状を持つポツドは、パツドで支持し
たボデイーに抵抗力を及ぼすようになつている。
時に効果的な圧力分散性が得られるように選択されてき
た。ポツドの形状は力／圧縮の解析に基づいて選択され
ている。この解析は、様々な形状、寸法および厚みを持
つ種々の形状の構造体について行なわれる。ポツドの外
形の好ましい実施例は、最小の変形で最大の表面積が得
られ、様々な大きさの圧縮力の下で一定した荷重抵抗を
示し、またパツドに乗つた患者の臀部から水平方向と対
角線方向に圧縮力を加えられるように決定されている。
選択された寸法と形状を持つポツドは、パツドで支持し
たボデイーに抵抗力を及ぼすようになつている。
ボデイー支持パツドの支えの配置形態が、第６図に図示
した底面図に描かれている。第６図に見られるように支
え２２は９行８列で配置され、支えの総数は車椅子パツ
ド用に７２箇使われている。また第６図に示した図面
は、開口した中空のポツド構造を形成するポツド空所２
５を示している。支えは、ボデイー支持パツドのベース
部材の下側表面に各配列に分けられて配置されている。
配列の構成は、第７図において支えを円で概略的に表わ
すことにより示されている。第７図では、パツドの裏面
が図示の図面の表面に描かれている。支えは複数の配列
に配置されている。図示した好ましい実施例では支えは
下側表面に沿つて５つの異なつた配列に配置されてい
る。支えは約１．９０５cmから３．１７５cm（約 3／4
インチから約１ 1／4 インチ）の範囲の丈を備え、また
約０．２５４cmから０．４４５cm（約０．１０インチか
ら約０．１７５インチ）の壁厚を備えている。こうした
寸法の範囲内で支えを選択することにより、箇箇の配列
に異つた圧力分散特性を持たせることができる。
した底面図に描かれている。第６図に見られるように支
え２２は９行８列で配置され、支えの総数は車椅子パツ
ド用に７２箇使われている。また第６図に示した図面
は、開口した中空のポツド構造を形成するポツド空所２
５を示している。支えは、ボデイー支持パツドのベース
部材の下側表面に各配列に分けられて配置されている。
配列の構成は、第７図において支えを円で概略的に表わ
すことにより示されている。第７図では、パツドの裏面
が図示の図面の表面に描かれている。支えは複数の配列
に配置されている。図示した好ましい実施例では支えは
下側表面に沿つて５つの異なつた配列に配置されてい
る。支えは約１．９０５cmから３．１７５cm（約 3／4
インチから約１ 1／4 インチ）の範囲の丈を備え、また
約０．２５４cmから０．４４５cm（約０．１０インチか
ら約０．１７５インチ）の壁厚を備えている。こうした
寸法の範囲内で支えを選択することにより、箇箇の配列
に異つた圧力分散特性を持たせることができる。
支えの丈は、パツドのそれぞれの区域に加わる予想され
る荷重または圧力に見合うように選択される。ボデイー
支持パツドば可撓性材料から構成されているため、圧力
が上側表面にかかると、ほぼ平らなベース部材１２は下
向きに曲がる。この下向きの曲がりは、どのようにボデ
イーが上側表面に乗せられるかを知ることにより予想す
ることができる。すなわち、他の区域よりも曲がりの大
きい一部の区域が存在している。このため支えは、それ
ぞれに一定の圧力分散特性を示す各配列に分けられて配
置されている。ベース部材の曲がりが最も大きいことが
予想される区域では、支えの丈は短くされまた最も低い
丈になつている。曲がりの少ない区域では、支えは最も
高い丈を備えている。そうした２つの区域の境界では、
予想される荷重とベース部材の曲がりに応じて丈に変化
を持たせてある。荷重がパツドの上側表面にかかる際、
ボデイー支持パツドに乗る支持表面と支えのすべてが接
触するように、支えは丈を調節される。このようにして
非常に効果的に圧力を分散することができる。
る荷重または圧力に見合うように選択される。ボデイー
支持パツドば可撓性材料から構成されているため、圧力
が上側表面にかかると、ほぼ平らなベース部材１２は下
向きに曲がる。この下向きの曲がりは、どのようにボデ
イーが上側表面に乗せられるかを知ることにより予想す
ることができる。すなわち、他の区域よりも曲がりの大
きい一部の区域が存在している。このため支えは、それ
ぞれに一定の圧力分散特性を示す各配列に分けられて配
置されている。ベース部材の曲がりが最も大きいことが
予想される区域では、支えの丈は短くされまた最も低い
丈になつている。曲がりの少ない区域では、支えは最も
高い丈を備えている。そうした２つの区域の境界では、
予想される荷重とベース部材の曲がりに応じて丈に変化
を持たせてある。荷重がパツドの上側表面にかかる際、
ボデイー支持パツドに乗る支持表面と支えのすべてが接
触するように、支えは丈を調節される。このようにして
非常に効果的に圧力を分散することができる。
また支えは、上側表面に予想される荷重が加えられる場
合、すべての支えが均一につぶれるように壁厚を調節し
て圧力分散特性を得ている。すなわち、支えが当該支え
が乗る支持表面と接触する場合、これら支えがほぼ一定
した圧力抵抗力を発揮する。支えがつぶれて体重を分散
し、患者の骨の隆起した部分（一般的には最も圧力の大
きくなる区域）に加わる抵抗力を周辺組織に加わる抵抗
力より小さくしている。
合、すべての支えが均一につぶれるように壁厚を調節し
て圧力分散特性を得ている。すなわち、支えが当該支え
が乗る支持表面と接触する場合、これら支えがほぼ一定
した圧力抵抗力を発揮する。支えがつぶれて体重を分散
し、患者の骨の隆起した部分（一般的には最も圧力の大
きくなる区域）に加わる抵抗力を周辺組織に加わる抵抗
力より小さくしている。
第７図では、前述した物理的寸法からなる７２箇の支え
を備えた好ましいボデイー支持パツドは下側表面に沿つ
て配列された５種類の支えを備えている。異なつた圧力
分散特性を持つ５種類の支えは、記号Ａ、Ｂ、Ｃ、Ｄお
よびＥで表わされている。
を備えた好ましいボデイー支持パツドは下側表面に沿つ
て配列された５種類の支えを備えている。異なつた圧力
分散特性を持つ５種類の支えは、記号Ａ、Ｂ、Ｃ、Ｄお
よびＥで表わされている。
最も抵抗力が小さいが最も大きい圧力分散特性の得られ
る配列は、第７図にて記号Ｃで示した配列である。この
Ｃで表わされた２つの配列は、患者の座骨の隆起部の位
置に合つている。座骨の隆起部は、座骨面から下がる２
本の付属肢であり、一般に圧力により最も痛くなり易い
部位に一致している。患者のこうした座骨の隆起部は、
骨盤の主要部分から概ね１０．１６cm（４インチ）それ
ていて、しかも当該主要部分から下に約３．８１cm（約
１ 1／2 インチ）突き出ている。このパツドは、概ね約
２０から４０ミリメートルの水銀柱（mmHg）の圧力範囲
内で座骨隆起部下の圧力をできるため小さくなるように
解放している。そうした圧力の解放を行なうために、支
えは開放気泡の微孔性ウレタンから構成され、約１．９
０５cm（約０．７５インチ）の丈と約０．２５４cm（約
０．１０インチ）の壁厚を備えている。この他から分け
られた配列の支えは、こうした区域が患者のボデイーか
ら最も大きい圧力を受け、この区域でベース部材１２は
最もよく変形するため、すべての支えのうちで最も短い
丈を備えている。
る配列は、第７図にて記号Ｃで示した配列である。この
Ｃで表わされた２つの配列は、患者の座骨の隆起部の位
置に合つている。座骨の隆起部は、座骨面から下がる２
本の付属肢であり、一般に圧力により最も痛くなり易い
部位に一致している。患者のこうした座骨の隆起部は、
骨盤の主要部分から概ね１０．１６cm（４インチ）それ
ていて、しかも当該主要部分から下に約３．８１cm（約
１ 1／2 インチ）突き出ている。このパツドは、概ね約
２０から４０ミリメートルの水銀柱（mmHg）の圧力範囲
内で座骨隆起部下の圧力をできるため小さくなるように
解放している。そうした圧力の解放を行なうために、支
えは開放気泡の微孔性ウレタンから構成され、約１．９
０５cm（約０．７５インチ）の丈と約０．２５４cm（約
０．１０インチ）の壁厚を備えている。この他から分け
られた配列の支えは、こうした区域が患者のボデイーか
ら最も大きい圧力を受け、この区域でベース部材１２は
最もよく変形するため、すべての支えのうちで最も短い
丈を備えている。
他から分けられた別の支えの配列が、第７図にて記号Ｂ
で表わされている。これら支えは、Ｃで表わされた支え
よりも僅かに大きい圧力分散特性を備えている。Ｂで表
わされた支えは、ボデイー支持パツドで支える患者のボ
デイーの尾骨および大腿骨上部の突起の部位に一致して
いる。これら２つの部位は前記最大圧力に準じる大きな
圧力を及ぼすため、大腿骨上部の突起と尾骨の部位に圧
力が蓄積されるのを阻止することが望ましい。Ｂで表わ
した支えは、約１０から３０ミリメートルの水銀柱の圧
力範囲内で圧力を解放する。Ｂで表わした支えは、約
２．５４０cm（約１インチ）の丈と０．３１８cm（０．
１２５インチ）の壁厚とを備えている。
で表わされている。これら支えは、Ｃで表わされた支え
よりも僅かに大きい圧力分散特性を備えている。Ｂで表
わされた支えは、ボデイー支持パツドで支える患者のボ
デイーの尾骨および大腿骨上部の突起の部位に一致して
いる。これら２つの部位は前記最大圧力に準じる大きな
圧力を及ぼすため、大腿骨上部の突起と尾骨の部位に圧
力が蓄積されるのを阻止することが望ましい。Ｂで表わ
した支えは、約１０から３０ミリメートルの水銀柱の圧
力範囲内で圧力を解放する。Ｂで表わした支えは、約
２．５４０cm（約１インチ）の丈と０．３１８cm（０．
１２５インチ）の壁厚とを備えている。
第７図にてＤで表わされた他から分けられた別の支えの
配列は、前記圧力に準じる圧力解放値を示す。またこれ
ら支えは、尾骨周辺の部位と大腿骨上部の突起に近接し
且つ大腿部外股に至る部位とに一致している。Ｄで表わ
した支えは、約２．８５８cm（約１．１２５インチ）の
丈と約０．３８１cm（約０．１５０インチ）の壁厚とを
備えている。
配列は、前記圧力に準じる圧力解放値を示す。またこれ
ら支えは、尾骨周辺の部位と大腿骨上部の突起に近接し
且つ大腿部外股に至る部位とに一致している。Ｄで表わ
した支えは、約２．８５８cm（約１．１２５インチ）の
丈と約０．３８１cm（約０．１５０インチ）の壁厚とを
備えている。
他の支えの配列には記号Ｅで表わされたものがある。こ
れら支えはパツドの前部に配置されている。Ｅで表わし
た支えは、患者の大腿部の外股かまたは内股の部位に一
致している。大腿部の厚くて柔らかい部分は圧力荷重を
分散することができるため、圧力の一部を大腿部の部位
に負担させることが望ましい。Ｅで表わされた支えは、
約２．８５８cm（約１．１２５インチ）の丈と約３．１
７５cm（約１．２５インチ）の壁厚とを備えている。
れら支えはパツドの前部に配置されている。Ｅで表わし
た支えは、患者の大腿部の外股かまたは内股の部位に一
致している。大腿部の厚くて柔らかい部分は圧力荷重を
分散することができるため、圧力の一部を大腿部の部位
に負担させることが望ましい。Ｅで表わされた支えは、
約２．８５８cm（約１．１２５インチ）の丈と約３．１
７５cm（約１．２５インチ）の壁厚とを備えている。
記号Ａで表わした第７図の支えの配列は、ボデイー支持
パツドの支持を行なう支えのうちで最も大きい圧力抵抗
を備えている。第７図に見られるように、Ａで表わされ
た支えの配列は、ほぼパツドの側部に沿つてまた患者の
大腿部の間にある小区域の列に沿つて位置している。Ａ
で表わされた支えは、約３．１７５cm（約１ 1／4 イン
チ）の丈と約０．４４５cm（約０．１７５インチ）の壁
厚とを備えている。大腿部の部位は、大きなシート圧を
受け取ることのできる部位であるが、支えを適切な形態
で配置するよう注意を払う必要がある。従つて、大腿部
の部位にはＡ、ＥおよびＤの形式の支えが設けられてい
る。周辺の組織は脂肪の含有率が高く圧力を充分に分散
できため、圧力を解放するのに適している。このため、
Ａで表わした非常に抵抗力の大きい支えがそうした周辺
組織の部位に設置される。
パツドの支持を行なう支えのうちで最も大きい圧力抵抗
を備えている。第７図に見られるように、Ａで表わされ
た支えの配列は、ほぼパツドの側部に沿つてまた患者の
大腿部の間にある小区域の列に沿つて位置している。Ａ
で表わされた支えは、約３．１７５cm（約１ 1／4 イン
チ）の丈と約０．４４５cm（約０．１７５インチ）の壁
厚とを備えている。大腿部の部位は、大きなシート圧を
受け取ることのできる部位であるが、支えを適切な形態
で配置するよう注意を払う必要がある。従つて、大腿部
の部位にはＡ、ＥおよびＤの形式の支えが設けられてい
る。周辺の組織は脂肪の含有率が高く圧力を充分に分散
できため、圧力を解放するのに適している。このため、
Ａで表わした非常に抵抗力の大きい支えがそうした周辺
組織の部位に設置される。
支えの配置並びに様々な支えの配列に関連した先の説明
から明らかなように、ボデイー支持パツドは体重を大腿
部とその周辺組織に分散するように構成されている。体
重は大腿部に伝えられ、大腿部の内股と外股の間で概ね
ほぼ均一に分散される。パツドは、支えの配置構成によ
り横方向（左右並びに前後）に充分な安定性があり、健
康な姿勢を保つ助けをし、また例えば脊髄損傷患者等に
も安定して使用できる。様々な圧力分散特性を持つ支え
の配列を設けて種々の圧力の下でつぶれるようにしてあ
る。従つて、座骨の隆起部および尾骨から大腿部並びに
周辺組織へシート圧を分散できる。こうした構造による
利点は、ボデイー支持パツドを患者の箇々の状況に応じ
て調節できることである。すなわち箇々の支えを切断し
てこれら支えの丈を調節し、それぞれの患者のニーズに
合つた圧力分散特性を得ることができる。
から明らかなように、ボデイー支持パツドは体重を大腿
部とその周辺組織に分散するように構成されている。体
重は大腿部に伝えられ、大腿部の内股と外股の間で概ね
ほぼ均一に分散される。パツドは、支えの配置構成によ
り横方向（左右並びに前後）に充分な安定性があり、健
康な姿勢を保つ助けをし、また例えば脊髄損傷患者等に
も安定して使用できる。様々な圧力分散特性を持つ支え
の配列を設けて種々の圧力の下でつぶれるようにしてあ
る。従つて、座骨の隆起部および尾骨から大腿部並びに
周辺組織へシート圧を分散できる。こうした構造による
利点は、ボデイー支持パツドを患者の箇々の状況に応じ
て調節できることである。すなわち箇々の支えを切断し
てこれら支えの丈を調節し、それぞれの患者のニーズに
合つた圧力分散特性を得ることができる。
この例のボデイー支持パツドは、弾性的な構造と患者の
ボデイーの輪郭とを組み合わせることにより、パツドで
支えた患者の及ぼす圧力を分散するようになつている。
すなわち、箇々のポツドと支えを適当に選択し且つ壁厚
を変えて種々の弾性を得るようにし、また支えの外形を
変えて（丈を調節して）、様々な圧力を及ぼす患者のボ
デイーの各部分を支えている。ボデイー支持パツドは、
射出成形可能なスキンで覆われた可撓性のある微孔性ウ
レタン発泡体材料を用いる等して簡単な一回の工程で一
体型成形することができる。材料は型内に射出され、そ
して次第に反応して硬化していき、開放気泡の微孔性ウ
レタン構造を形成する。ボデイー支持パツドを型成形し
ている間に、でき上がつたパツドに通気性を与えるため
に通気開口も同時に型成形される。
ボデイーの輪郭とを組み合わせることにより、パツドで
支えた患者の及ぼす圧力を分散するようになつている。
すなわち、箇々のポツドと支えを適当に選択し且つ壁厚
を変えて種々の弾性を得るようにし、また支えの外形を
変えて（丈を調節して）、様々な圧力を及ぼす患者のボ
デイーの各部分を支えている。ボデイー支持パツドは、
射出成形可能なスキンで覆われた可撓性のある微孔性ウ
レタン発泡体材料を用いる等して簡単な一回の工程で一
体型成形することができる。材料は型内に射出され、そ
して次第に反応して硬化していき、開放気泡の微孔性ウ
レタン構造を形成する。ボデイー支持パツドを型成形し
ている間に、でき上がつたパツドに通気性を与えるため
に通気開口も同時に型成形される。
患者のボデイー４８を支えているパツドを描いた第９図
を見れば、ホデイー支持パツドの使用状況をよく理解で
きる。図面から明らかなように患者のボデイーはパツド
で支持され、パツドのベース部材の上側表面にあるポツ
ドに乗つてこれらポツドを圧縮する。ポツドは圧縮され
ると、患者のボデイーを支える広い表面を形成する。す
なわち半球形状と開口スロツト１９（圧力で各ポツドが
つぶれる際、スロツトは広がつて口を開く）により、ボ
デイーに接触する広い表面が得られる。また半球形状
は、ボデイーから力がポツドに加えられているのと同じ
場所の廻りでボデイーに力を及ぼしている。従つて、ボ
デイーにほぼ直交して当該ボデイーにポツドから圧力が
作用している。ボデイーに作用する力は、ポツドに接触
している表面部位で分散される傾向があるため、平均化
されて床ずれを防止する働きをする。
を見れば、ホデイー支持パツドの使用状況をよく理解で
きる。図面から明らかなように患者のボデイーはパツド
で支持され、パツドのベース部材の上側表面にあるポツ
ドに乗つてこれらポツドを圧縮する。ポツドは圧縮され
ると、患者のボデイーを支える広い表面を形成する。す
なわち半球形状と開口スロツト１９（圧力で各ポツドが
つぶれる際、スロツトは広がつて口を開く）により、ボ
デイーに接触する広い表面が得られる。また半球形状
は、ボデイーから力がポツドに加えられているのと同じ
場所の廻りでボデイーに力を及ぼしている。従つて、ボ
デイーにほぼ直交して当該ボデイーにポツドから圧力が
作用している。ボデイーに作用する力は、ポツドに接触
している表面部位で分散される傾向があるため、平均化
されて床ずれを防止する働きをする。
また第９図は、ベース部材１２の変形すなわち曲がりを
示している。そうした曲がりから明らかなように、支え
はボデイー支持パツドに乗る支持表面４６に接触してい
る。尾骨や座骨隆起部を受け持つ列の区域にある短い支
えは支持表面に接触するが、患者のボデイーから加わる
初期の力と圧力の一部は先ずベース部材１２の曲がりす
なわち反りにより吸収され、こうしてボデイー支持パツ
ドの表面に力を分散している。支えは患者のボデイーの
圧力の下でつぶれるかまたは圧縮され、支えがすべてほ
ぼ同じ抵抗力を保つて圧縮されるように構成されている
ため、力のほぼ均一な分散が行なわれる。当初は抵抗力
は僅かであるが、支えがつぶれて接触する支えが増えて
いくにつれ、また患者の体重により多くの支えが圧縮さ
れ始めると抵抗力は大きくなる。
示している。そうした曲がりから明らかなように、支え
はボデイー支持パツドに乗る支持表面４６に接触してい
る。尾骨や座骨隆起部を受け持つ列の区域にある短い支
えは支持表面に接触するが、患者のボデイーから加わる
初期の力と圧力の一部は先ずベース部材１２の曲がりす
なわち反りにより吸収され、こうしてボデイー支持パツ
ドの表面に力を分散している。支えは患者のボデイーの
圧力の下でつぶれるかまたは圧縮され、支えがすべてほ
ぼ同じ抵抗力を保つて圧縮されるように構成されている
ため、力のほぼ均一な分散が行なわれる。当初は抵抗力
は僅かであるが、支えがつぶれて接触する支えが増えて
いくにつれ、また患者の体重により多くの支えが圧縮さ
れ始めると抵抗力は大きくなる。
シヨートパツドまたは車椅子パツドに関連した先の説明
から、当業者なら様々なボデイー支持パツドの構成や用
途にこの発明の技術を、例えばベツドに使用する等して
利用することができる。
から、当業者なら様々なボデイー支持パツドの構成や用
途にこの発明の技術を、例えばベツドに使用する等して
利用することができる。
第１図は、本発明のボデイー支持パツドである。 第２図は、第１図のボデイー支持パツドを利用した患者
用支持パツドの分解斜視図である。 第３図は、第１図のボデイー支持パツドの側面図であ
る。 第４図は、第１図のボデイー支持パツドの平面図であ
る。 第５図は、ボデイー支持パツドのポツドの輪郭を表わす
概略図である。 第６図は、第１図のボデイー支持パツドの底面図であ
る。 第７図は、ボデイー支持パツドの支えの配置形態を示す
概略図である。 第８図は、第４図の８−８線に沿つたボデイー支持パツ
ドの断面図である。 第９図は、ボデイー支持パツドがいかに患者を支えてい
るかを図示している、ボデイー支持パツドの側面図であ
る。 １０……ボデイー支持パツド １２……ベース部材、１４……上側表面 １６……下側表面、１８……ポツド １９……開口スロツト、２０……スリツト ２２……支え、２４……支え空所 ２５……ポツド空所、２６……発泡上張り ２８……通気開口、３０……布カバー ３２……上側表面、３４……側壁 ３８、４０……通気開口、４６……支持表面 ４８……ボデイー
用支持パツドの分解斜視図である。 第３図は、第１図のボデイー支持パツドの側面図であ
る。 第４図は、第１図のボデイー支持パツドの平面図であ
る。 第５図は、ボデイー支持パツドのポツドの輪郭を表わす
概略図である。 第６図は、第１図のボデイー支持パツドの底面図であ
る。 第７図は、ボデイー支持パツドの支えの配置形態を示す
概略図である。 第８図は、第４図の８−８線に沿つたボデイー支持パツ
ドの断面図である。 第９図は、ボデイー支持パツドがいかに患者を支えてい
るかを図示している、ボデイー支持パツドの側面図であ
る。 １０……ボデイー支持パツド １２……ベース部材、１４……上側表面 １６……下側表面、１８……ポツド １９……開口スロツト、２０……スリツト ２２……支え、２４……支え空所 ２５……ポツド空所、２６……発泡上張り ２８……通気開口、３０……布カバー ３２……上側表面、３４……側壁 ３８、４０……通気開口、４６……支持表面 ４８……ボデイー
Claims (2)
- 【請求項１】ボディー支持パッドにして、該ボディー支
持パッドが、 上側表面と下側表面とを有している可撓性のほぼ平らな
ベース部材と、 前記下側表面から外向きに突出した複数の支えであっ
て、ほぼ同じ抵抗力の支えごとに複数の配列に配置され
ており、ボディーを前記パッドで支持している間、前記
パッドが置かれる支持表面にほぼ均一に接触する複数の
支えと、 前記上側表面から外向き突出した複数のポッドであっ
て、ほぼ同じ抵抗力のポッドごとに複数の配列に配置さ
れており、ボディーを前記パッドで支持している間、前
記ボディーにほぼ直交する抵抗力を及ぼす複数のポッド
とを有しており、 前記複数の支えと前記複数のポッドとが互いに軸方向に
ずれて設けられているボディー支持パッド。 - 【請求項２】床ずれの発生を防止するのに用いるボディ
ー支持パッドにして、該ボディー支持パッドが、 上側表面と下側表面とを有している型成形された可撓性
のほぼ平らなベース部材と、 前記下側表面から外向きに突出して前記ベース部材と一
体的に型成形されると共に、ほぼ同じ圧力分散特性を有
したものごとに複数の配列に配置された複数の中空の支
えと、 前記上側表面から外向きに突出して前記ベース部材と一
体的に型成形されると共に、ほぼ同じ圧力分散特性を有
したものごとに複数の配列に配置された複数の中空のポ
ッドであって、前記パッドで支持したボディーにほぼ直
交する抵抗力を付与する複数の中空のポッドとを有して
おり、 前記複数の中空の支えと前記複数の中空のポッドとが互
いに軸方向にずれて設けられているボディー支持パッ
ド。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US737373 | 1985-05-23 | ||
| US06/737,373 US4605582A (en) | 1985-05-23 | 1985-05-23 | Body support pad |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61272052A JPS61272052A (ja) | 1986-12-02 |
| JPH0634798B2 true JPH0634798B2 (ja) | 1994-05-11 |
Family
ID=24963663
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61118359A Expired - Fee Related JPH0634798B2 (ja) | 1985-05-23 | 1986-05-22 | ボデイ−支持パツド |
Country Status (6)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4605582A (ja) |
| EP (1) | EP0202754B1 (ja) |
| JP (1) | JPH0634798B2 (ja) |
| AT (1) | ATE61726T1 (ja) |
| CA (1) | CA1257934A (ja) |
| DE (2) | DE3678198D1 (ja) |
Families Citing this family (75)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4686724A (en) * | 1983-04-22 | 1987-08-18 | Bedford Peter H | Support pad for nonambulatory persons |
| US5044031A (en) * | 1986-08-12 | 1991-09-03 | Philip R. Foster | Passive rewarming articles |
| JPS63146628U (ja) * | 1987-03-17 | 1988-09-27 | ||
| CN1028150C (zh) * | 1988-10-31 | 1995-04-12 | 石贵春 | 一种用于就坐和睡眠的人体支撑装置 |
| US4944060A (en) * | 1989-03-03 | 1990-07-31 | Peery John R | Mattress assembly for the prevention and treatment of decubitus ulcers |
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| US5031261A (en) * | 1990-03-15 | 1991-07-16 | E. R. Carpenter Company, Inc. | Mattress overlay for avoidance of decubitus ulcers |
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