JP2002333724A - 精密ふるい板の製造方法 - Google Patents

精密ふるい板の製造方法

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JP2002333724A
JP2002333724A JP2001140839A JP2001140839A JP2002333724A JP 2002333724 A JP2002333724 A JP 2002333724A JP 2001140839 A JP2001140839 A JP 2001140839A JP 2001140839 A JP2001140839 A JP 2001140839A JP 2002333724 A JP2002333724 A JP 2002333724A
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Hiroshi Yamada
浩 山田
Kozo Yoshida
耕造 吉田
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Asahi Kasei Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】微小粒子の分級を精度良く(狭い粒子径分布
で)且つ効率良く行うことができ、しかも十分な機械的
強度を有する精密ふるい板を得る。 【解決手段】先ず、特殊な感光性樹脂を用い、導電性基
板7上に厚さ10μm以上1000μm以下の感光性樹
脂層11を形成する。次に、フォトリソグラフィで感光
性樹脂層11をパターニングする。これにより、感光性
樹脂の硬化物からなる柱状体12をふるい孔に対応させ
た配置で導電性基板7上に形成する。次に、導電性基板
7上に、電解めっき法により金属層13を成長させる。
次に、柱状体12と導電性基板7を除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、微粒子の分級を、
精度良く(狭い粒子径分布で)且つ効率良く行うことの
できる精密ふるい板の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、液晶ディスプレイの配線とフ
レキシブル基板との接続や、集積回路部品の基板への高
密度実装等の際に、厚さ方向のみに導電性を付与する導
電性接着シートが使用されている。この導電性接着シー
トは、接着剤層とこの接着剤層の面内に分散配置された
導電性微粒子とで構成されている。このような導電性接
着シートでは、接続パターンの微細化に伴って、微小
(粒子の直径が10μm程度)で、しかも大きさの揃っ
た(粒子径分布の狭い)導電性微粒子を使用することが
求められている。
【0003】微小で大きさの揃った導電性微粒子を得る
方法としては、懸濁重合法あるいは乳化重合法によりプ
ラスチック粒子を作製して、このプラスチック粒子を沈
降法により分級した後、その表面に無電解めっき等でニ
ッケルや金等の金属皮膜を形成する方法が知られてい
る。しかしながら、この方法には、プラスチック粒子を
沈降法により分級するため分級に時間がかかること、表
面に付着した液の除去が必要であること、分級可能な粒
子が分級処理に用いる液体と密度が大きく異ならないも
のに制限されるなどの問題があった。
【0004】一方、ふるいによる粒子の分級方法は古く
から存在し、図10に示すような、金属またはプラスチ
ック繊維からなる線材50を、所定の大きさのふるい孔
(開口部)10が形成されるように網目状に編んだふる
いが用いられてきた。しかしながら、このような従来の
ふるいは、機械的強度の点から線材50の直径を数10
μm以上にする必要がある。また、ふるい孔10の寸法
を小さくしようとしても、数10μm程度が限界であ
る。また、仮にふるい孔10を一辺が10μmの正方形
とし、使用する線材50の直径を例えば20μmとする
と、ふるい孔10のふるい全面に対する面積比率は約1
0%となる(図10の符号25は、ふるいの開口率を計
算するための単位面積を示す。)ため、分級速度が極め
て低い。さらに、機械的に編むことで作製するため、ふ
るい孔10の寸法を精密に制御することが極めて困難で
ある。
【0005】また、特開平10−53858号公報に
は、フォトリソグラフィと電解めっき法等とを併用して
粒子分級用のふるい板を作製する方法が記載されてい
る。この方法では、ふるい孔に対応させた多数の突起を
基板上にフォトレジストで形成し、この突起の高さ以下
の厚さで電解めっき法等により金属層を形成した後、基
板と突起を溶解除去する。これにより得られた金属層を
ふるい板として用いる。なお、この公報には、分級対象
の微粒子として、粒子径が数10μmから数100μm
までのものが挙げられている。
【0006】従来より公知の感光性樹脂を用いたフォト
リソグラフィでは、線幅が10μm以下のパターンを形
成するためには、感光性樹脂層の膜厚を10μm未満に
設定する必要がある。したがって、上記方法により、一
辺が10μm以下の正方形のふるい孔を有するふるい板
を作製すると、その厚さは10μm未満となり、機械的
強度が不十分となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
従来技術の問題点に着目してなされたものであり、微小
粒子(例えば、直径が10μm以下の粒子)の分級を精
度良く(狭い粒子径分布で)且つ効率良く行うことがで
き、しかも十分な機械的強度を有する精密ふるい板が得
られる、精密ふるい板の製造方法を提供することを課題
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、精密ふるい板の製造方法として、下記の
第1〜第4の方法を提供する。第1の方法は、特殊な感
光性樹脂を用い、導電性基板上に厚さ10μm以上10
00μm以下の感光性樹脂層を形成した後、フォトリソ
グラフィで感光性樹脂層をパターニングすることによ
り、感光性樹脂の硬化物からなる柱状体をふるい孔に対
応させた配置で導電性基板上に形成し、次いで、この導
電性基板上に、電解めっき法により金属層を成長させた
後、この導電性基板上の前記柱状体と導電性基板を除去
することを特徴とする。
【0009】この方法で使用する感光性樹脂は、反応性
モノマーと、光重合開始剤と、以下に示すプレポリマー
とを含有する。このプレポリマーは、ジカルボン酸成分
とジオール成分との縮合によって得られる数平均分子量
が500以上5000以下の不飽和ポリエステルからな
り、ジカルボン酸成分が下記の(1)式で示される第1
化合物と(2)式で示される第2化合物とを含有し、全
ジカルボン酸成分を1とした時に、第1化合物の含有率
がモル比で0.1以上0.4以下であり、第2化合物の
含有率がモル比で0.1以上0.75以下である。
【0010】
【化3】
【0011】
【化4】
【0012】(式中、R1 ,R2 は、COOHまたはC
2 COOHを、R3 ,R4 は、HまたはCH3 を表
す。) 反応性モノマーとしては、光ラジカル発生剤の作用によ
りラジカル重合反応するもの、あるいは光酸発生剤や光
塩基発生剤の作用により開環重合反応するものなど、従
来より公知の反応性モノマーが使用可能である。また、
光重合開始剤としても、従来より公知の光重合開始剤が
使用可能である。また、通常の感光性樹脂と同様に、光
吸収剤や各種添加剤が添加されている感光性樹脂を使用
してもよい。
【0013】第2の方法は、金属、合成樹脂、または半
導体からなる厚さ10μm以上500μm以下の板状物
の所定位置に高エネルギー線を照射することにより、当
該板状物に、ふるい孔に対応させた貫通孔を形成するこ
とを特徴とする。第3の方法は、絶縁性流体内で、針状
電極を金属シートに接近させて、針状電極と金属シート
との間で放電させながら、針状電極を徐々に金属シート
に挿入することにより、当該金属シートに、ふるい孔に
対応させた貫通孔を開けることを特徴とする。
【0014】第4の方法は、ふるい孔に対応させた配置
で突起を有する雄型と、前記突起を受ける凹部を有する
雌型とからなるプレス用金型を用いて、金属シートまた
は合成樹脂シートをプレスで打ち抜くことにより、当該
金属シートに、ふるい孔に対応させた貫通孔を開けるこ
とを特徴とする。本発明の精密ふるいの製造方法によれ
ば、厚さが10μm以上500μm以下であり、ふるい
孔は開口率(ふるい孔の合計面積/ふるい板の面積)が
20%以上80%以下となるように所定配置で形成さ
れ、ふるい孔の大きさは、ふるい孔の平面形状が円形で
ある場合にはその直径が1〜10μmであり、ふるい孔
の平面形状が多角形である場合にはその最短辺が1〜1
0μmである精密ふるい板を得ることができる。
【0015】なお、ふるい板の厚さが10μm未満であ
ると十分な機械的強度が得られず、500μmを超える
とふるい孔が目詰まりし易くなる。また、ふるい孔の開
口率を20%以上とすることにより、実用的な分級効率
を確保することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。 [第1実施形態]本発明の精密ふるい板の製造方法(第
1の方法)の実施形態について、図1を用いて説明す
る。
【0017】先ず、アルミニウム板やステンレス板等の
導電性基板7を用意し、その表面に亜鉛置換めっき処理
を施す。その上に厚さ10〜1000μmのネガ型の感
光性樹脂層11を、前述の特殊な感光性樹脂を塗布する
ことによって形成する。次に、フォトリソグラフィでこ
の感光性樹脂層11をパターニングする。すなわち、先
ず、ふるい孔の形状とふるい板面内での配置に対応させ
た光透過部を有するフォトマスクMを用意する。このフ
ォトマスクMをネガ型の感光性樹脂層11の上方に配置
し、このフォトマスクMの上から高エネルギー光を照射
する。この状態を図1(a)に示す。次に、所定の現像
処理を行うことによって、感光性樹脂層11の光が当た
らなかった部分を除去する。
【0018】高エネルギー光の光源としては、超高圧水
銀ランプ、低圧水銀ランプ、ハロゲンランプ、キセノン
ランプなどが挙げられる。孔径が20μm以下の微細な
パターンを形成するためには、平行光線を照射すること
が好ましい。これにより、導電性基板7上に、感光性樹
脂の硬化物からなる柱状体12が、ふるい孔に対応させ
た形状と配置で形成される。図1(b)はこの状態を示
す。
【0019】次に、この導電性基板7上に、電解めっき
法により金属層13を成長させる。図1(c)はこの状
態を示す。この金属層13が精密ふるい板となる。ここ
で、金属層13の厚さが柱状体12の高さ以下となるよ
うにする。柱状体12の高さよりも高い位置まで金属層
13が形成されて、隣り合う柱状体12の上面が金属層
13で接続された場合には、柱状体12の上面の金属層
を除去する。
【0020】電解メッキは、硫酸銅めっき、ピロ燐酸銅
めっき、ニッケルめっき、クロムめっき、パラジウム、
金等の貴金属めっき等のいずれでもよい。精密ふるい板
として必要な機械的強度を得るためには、ニッケルめっ
き、クロムめっき、銅めっきを行うことが好ましい。ま
た、金属中にテフロン(登録商標)、シリカ、アルミナ
等の絶縁性微粒子を取り込んで電解めっきを行うことに
よって、導電性基板上に複合材料からなる膜を形成して
もよい。この場合には、複合材料からなる精密ふるい板
が得られる。
【0021】次に、柱状体12を、ウエットエッチング
法であるいは物理的に剥離することによって除去する。
図1(d)はこの状態を示す。次に、導電性基板7を、
ウエットエッチング法であるいは物理的に剥離すること
によって除去する。これにより、ふるい孔10が所定の
配置で形成されている金属製の精密ふるい板1が得られ
る。図1(e)はこの状態を示す。
【0022】この方法によれば、平面形状が円形である
場合には直径が10μm程度の、多角形である場合には
最短辺が10μm程度の、微小なふるい孔が所定配置で
形成されている、厚さ10〜500μmの精密ふるい板
が容易に得られる。 [第2実施形態]本発明の精密ふるい板の製造方法(第
2の方法)の実施形態について、図2を用いて説明す
る。
【0023】先ず、図2(a)に示すように、精密ふる
い板1のふるい孔10に対応させた開口部K1を有する
金属マスクKを用意する。この金属マスクKをポリイミ
ドフィルム(合成樹脂からなる板状物)14の上方に配
置し、このマスクKの上からエキシマレーザーを照射す
る。その結果、ポリイミドフィルム14のエキシマレー
ザが照射された部分が除去されて、貫通孔が形成され
る。図2(b)はこの状態を示す。これにより、所定の
ふるい孔10が形成された精密ふるい板1が得られる。
【0024】エキシマレーザー以外の高エネルギー線と
しては、YAGレーザ、炭酸ガスレーザ、電子線、分子
線、各種のイオン線、あるいは収束イオン線などを用い
ることができる。これらのうち微小領域に収束できる高
エネルギー線では、ガルバノミラーや電磁石等を用いて
高エネルギー線の収束ビームを走査することで、あるい
は貫通孔を形成する板状物をXYステージを用いて移動
させることで、合成樹脂等からなる板状物に所定配置で
貫通孔を形成することができる。
【0025】微小領域に収束できない高エネルギー線の
場合には、上述のように金属マスクを用いるか、フォト
マスクを用いて照射を行う。あるいは、貫通孔を形成す
る板状物に感光性樹脂層を設け、フォトリソグラフィと
エッチングを行うことによって、当該板状物に所定配置
で貫通孔を形成してもよい。プラズマエッチングを行う
場合には、加工異方性の高い反応性イオンエッチング法
あるいは高密度プラズマを用いるイオン・カップル・プ
ラズマ(ICP)法などの方法を採用することが好まし
い。
【0026】第2の方法で使用する板状物の材料として
は、ポリイミド以外にも以下の寸法安定性の良い樹脂を
使用することができる。各種液晶ポリマーフィルム、ア
ラミドフィルム、ポリエステルフィルムなど、ポリマー
骨格として、ベンゼン、ナフタレン、アントラセン、ピ
レン等の芳香族系の骨格あるいはシクロヘキサン、ビシ
クロヘキサン、ビシクロヘキセン、アダマンタン等の脂
環式系骨格等を含むポリマーを使用することが好まし
い。
【0027】また、第2の方法で使用する板状物の材料
は、合成樹脂以外にも、ニッケル、クロム、タングステ
ン、銅等の金属、シリコン等の半導体が挙げられる。こ
の方法によれば、平面形状が円形である場合には直径が
10μm程度の、多角形である場合には最短辺が10μ
m程度の、微小なふるい孔が所定配置で形成されてい
る、厚さ10〜500μmの精密ふるい板が容易に得ら
れる。 [第3実施形態]本発明の精密ふるい板の製造方法(第
3の方法)の実施形態について、図3を用いて説明す
る。図3(a)はこの方法を説明するための斜視図であ
り、(b)は断面図である。
【0028】先ず、放電加工機の電極2として、形成す
る貫通孔(ふるい孔)10と同じ直径の針状電極21を
先端に有するものを用意した。この電極2は、Zステー
ジにより鉛直方向に移動可能となっている。また、貫通
孔10を形成する金属シート3をXYステージに載せた
状態で、絶縁性液体内に入れた。次に、Zステージによ
り電極2を金属シート3に接近させて、針状電極21と
金属シート3との間で放電させる。この放電により、金
属シート3の針状電極21の部分が除去されるため、放
電を続けることで、針状電極21が徐々に金属シート3
に挿入される。その結果、金属シート3の所定位置に貫
通孔10が形成される。一つの貫通孔10を開けた後に
XYステージにより金属シート3を移動させることを繰
り返して、ふるい孔に対応させた全ての位置に順次、貫
通孔10を開ける。これにより、所定のふるい孔(貫通
孔10)を有する精密ふるい板が得られる。
【0029】この実施形態では1個の針状電極21を用
いて、ふるい孔の数だけ放電加工により貫通孔10を開
けているが、複数個の針状電極21がふるい孔に対応さ
せて配置されている電極2を用いて、1回の放電加工に
より、ふるい孔に対応させた全ての位置に貫通孔10を
開けてもよい。この方法によれば、平面形状が円形であ
る場合には直径が10μm程度の、多角形である場合に
は最短辺が10μm程度の、微小なふるい孔が所定配置
で形成されている、厚さ10〜500μmの精密ふるい
板が容易に得られる。 [第4実施形態]本発明の精密ふるい板の製造方法(第
4の方法)の実施形態について、図4〜6を用いて説明
する。
【0030】先ず、プレス用金型を作製する。この作製
方法の実施形態について図4を用いて説明する。先ず、
アルミニウム板やステンレス板等の導電性基板7を用意
し、その表面に亜鉛置換めっき処理を施して、厚さ20
0μm程度のメッキ層を形成する。このメッキ層の上
に、前述の感光性樹脂層11の形成方法と同じ方法で、
ネガ型の感光性樹脂層8を形成する。
【0031】次に、精密ふるい板のふるい孔に対応させ
た光遮蔽部を有するフォトマスクMを用意し、このフォ
トマスクMを感光性樹脂層8の上方に配置する。このフ
ォトマスクMの上から高エネルギー光の平行光を照射す
る。平行光は、光源からの光をフライアイレンズと数枚
の反射鏡で加工することによって得られる。図4(a)
はこの状態を示す。
【0032】次に、所定の現像処理を行うことによっ
て、感光性樹脂層8の光が当たらなかった部分を除去す
る。これにより、精密ふるい板のふるい孔に対応する貫
通孔81が感光性樹脂層8に形成される。図4(b)は
この状態を示す。次に、めっき前処理として、この導電
性基板7と感光性樹脂層8とからなる板状物の表面を、
反応性イオンエッチング等で清浄化する。すなわち、現
像後にこの板状物に残存する現像残査を完全に除去す
る。
【0033】次に、この導電性基板7と感光性樹脂層8
とからなる板状物をめっき浴内に入れて、導電性基板7
に通電することにより、リンを含有するニッケルの電解
めっきを行う。これにより、感光性樹脂層8の上と貫通
孔81内にメッキ層9を形成する。この状態を図4
(c)に示す。メッキ層9の厚さは、プレス用金型とし
て必要な強度を発揮できる厚さとする。例えば、貫通孔
81の深さの50倍程度とする。
【0034】次に、導電性基板7と感光性樹脂層8とメ
ッキ層9とからなる板状物から、導電性基板7を、エッ
チング法であるいは物理的に剥離することによって除去
する。次に、メッキ層9から感光性樹脂層8を剥離す
る。このメッキ層9が、図4(d)に示すように、精密
ふるい板1のふるい孔10の配置に対応させた突起91
を有する雄型90となる。
【0035】次に、電解ニッケルめっきの代わりに電解
銅めっきを行うことを除いて、この雄型90の形成方法
と同じ方法を実施することにより、雄型90と同じ形状
の銅製の型15を作製する。すなわち、この型15は、
精密ふるい板1のふるい孔10の配置に対応させた突起
15aを有する。次に、この型15の突起15a側の面
に、リンを含有するニッケルの電解めっきを行ってメッ
キ層17を形成する。この状態を図4(e)に示す。メ
ッキ層17の厚さは、プレス用金型として必要な強度を
発揮できる厚さとする。例えば、突起15aの突出長さ
の50倍程度とする。
【0036】次に、銅製の型15を、過硫酸アンモニウ
ム、塩化第二鉄塩酸水溶液、または塩化第二銅水溶液等
の銅を溶解する溶液を用いてエッチングすることによ
り、メッキ層17から除去する。このメッキ層17が、
図4(f)に示すように、雄型90の突起91を受ける
凹部171を有する雌型170となる。次に、図5に示
すように、このようにして得られた雄型90と雌型17
0とをプレス装置41に装着し、雄型90の突起91と
雌型170の凹部171が正確に噛み合うように、上下
両側のパターンを同時に観察できるCCDカメラ42で
見ながら、少なくとも2カ所で位置合わせを行う。
【0037】次に、図6に示すように、雄型90と雌型
170との間にポリイミドフィルム14を設置してプレ
スすることにより、このフィルム14の突起91と凹部
171とで挟まれた部分に貫通孔が形成される。このプ
レス装置としては、LSIベアチップを反転して基板へ
実装するときに用いられるフリップチップボンダー等を
使用することができる。
【0038】この方法によれば、平面形状が円形である
場合には直径が10μm程度の、多角形である場合には
最短辺が10μm程度の、微小なふるい孔が所定配置で
形成されている、厚さ10〜500μmの精密ふるい板
が容易に得られる。なお、ふるい孔の形状は、円形、楕
円、多角形のいずれでもよいが、分級効率を高くすると
いう点からは長方形とすることが好ましい。また、ふる
い板の開口率(ふるい孔の合計面積/ふるい板の面積)
は例えば20%〜80%とする。また、合成樹脂製のふ
るい板の場合には、静電気の影響によってふるいの性能
が低下することを防止する目的で、表面に金属薄膜を形
成することが好ましい。
【0039】
【実施例】〔実施例1〕 [精密ふるい板の作製]第1実施形態の方法で精密ふる
い板を作製した。導電性基板7としては厚さ200μm
のアルミニウム板を用意した。感光性樹脂層11は、以
下の液状の感光性樹脂を塗布することによって形成し
た。
【0040】使用した感光性樹脂は、数平均分子量が2
000である不飽和ポリエステルプレポリマー:100
重量部に、テトラエチレングリコールジメタクリレー
ト:10.7重量部、ジエチレングリコールジメタクリ
レート:4.3重量部、ペンタエリスリトールトリメタ
クリレート:15重量部、リン酸(モノメタクリロイル
オキシエチル):3.6重量部、2,2−ジメトキシ−
2−フェニルアセトフェノン:2重量部、2,6−ジ−
tert−ブチル−4−メチルフェノール:0.04重
量部、およびオリヱント化学製「OPLASイエロー1
40」:0.11重量部を加えて、攪拌混合することに
より得られたものである。
【0041】数平均分子量が2000である不飽和ポリ
エステルプレポリマーは、アジピン酸:0.15、イタ
コン酸:0.25、フマル酸:0.6と、ジエチレング
リコール:1.0の仕込みモル比で、脱水重縮合反応に
より得た。ここで、イタコン酸は、(1)式でR1 およ
びR2 の一方が「COOH」で、他方が「CH2 COO
H」である第1化合物に相当する。また、フマル酸は、
(2)式でR1およびR2 が「COOH」で、R3 およ
びR4 が「H」である第2化合物に相当する。また、数
平均分子量は、島津製作所社製のゲルパーミエーション
クロマトグラフィー装置を用いて測定し、ポリスチレン
標準品で検量化した。
【0042】この感光性樹脂は溶剤を含有しないが、前
述の膜厚ではそのまま塗布することができる。ただし、
2μm以下の膜厚で塗布する場合には、溶剤を加えて粘
度を低くして使用することが好ましい。その場合には、
塗布後に溶剤を乾燥させることによって感光性樹脂層が
得られる。この実施例で作製する精密ふるい板の、ふる
い孔の形状および配置を図7に示す。図7(a)は、こ
の精密ふるい板の一つのふるい孔とその周囲を示す斜視
図であり、図7(b)はこの精密ふるい板を示す部分平
面図である。
【0043】この実施形態では、図7(b)に示すよう
に、長方形のふるい孔10が互い違いに配置された精密
ふるい1であって、板厚D:20μm、ふるい孔10を
なす長方形の長辺X:100μm、短辺Y:5μm、ふ
るい孔10の肉厚T:5μmのもの(ふるいA)を作製
した。また、短辺Yは7μmであるが、その他の点はふ
るいAと同じである、ふるいBも作製した。ふるいAで
は、直径が5μm以下の球状粒子4aはふるい孔10を
通過し、直径が5μmより大きな球状粒子4bはふるい
孔10を通過せずに、ふるい板1の上に残る。
【0044】そのため、感光性樹脂層11の厚さは30
μmとした。また、図1(a)のフォトマスクMとし
て、図7(b)に示す配置の長方形が光透過部となって
いるものを用意した。このフォトマスクMの上から照射
する高エネルギー光としては、超高圧水銀ランプからの
光を、フライアイレンズと数枚の反射鏡で加工して平行
光としたものを使用した。
【0045】また、電解めっき法で金属層13を形成す
る前に、めっき前処理として酸素プラズマによる反応性
イオンエッチングを行った。また、アルミニウム基板7
の裏面を粘着フィルムで覆った。リンを含有するニッケ
ルめっき浴を用い、リンを含有するニッケルめっき被膜
からなる金属層13を、厚さが20μmとなるまで成長
させた。感光性樹脂の硬化物からなる柱状体12の除去
は、物理的に剥離することで行った。アルミニウム板
(導電性基板)7の除去は、粘着フィルムを剥離した
後、塩酸を用いたウエットエッチングにより行った。
【0046】以上のようにして、ニッケル合金製の厚さ
20μmのふるい板1であって、100μm×5μmの
長方形のふるい孔10を図7(b)の配置で有するふる
いAと、100μm×7μmの長方形のふるい孔10を
図7(b)の配置で有するふるいBを作製した。この精
密ふるい板1は、ふるい板として使用するのに十分な機
械的強度を有していた。
【0047】[分級性能の評価]この実施例1で作製さ
れた精密ふるい板1を用いて、図8に示す精密ふるいを
作製した。このふるいは、ふるい分けを行う粉体を入れ
る投入部61と、精密ふるい板1を備えたふるい部62
と、ふるいを通過した粉末を受ける受け部63とで構成
されている。
【0048】投入部61は円筒体61aと、蓋61b
と、板部61cとからなる。精密ふるい板1はふるい部
62の中心部に固定されている。受け部63は、容器部
63aと、板部63bと、エアー噴射ノズル63cとか
らなる。ふるい部62は投入部61の板部63bに固定
され、受け部63の板部61cの上に載置される。この
ふるいは、精密ふるい板1の目詰まりを防止するため、
エアー噴射ノズル63cから精密ふるい板1の下面に向
けて、定期的に空気を吹き付けるように構成されてい
る。
【0049】先ず、精密ふるい板1として前記ふるいB
(Y=7μm)を備えた精密ふるいを用い、特開平6−
223633号公報に記載された、組成がAgx Cu
(1-x)(0.008≦x≦0.4)であって粒子表面の
銀濃度が平均の銀濃度の2.2倍より高く、表面近傍で
粒子表面に向かって銀濃度が増加する領域を有する球状
の導電性粒子からなり、粒子径分布が1μmから50μ
mである粉末を分級した。この分級は、ふるい全体に振
動を加えるとともに、エアー噴射ノズル63cから精密
ふるい板1の下面に向けて定期的に空気を吹き付けなが
ら行った。
【0050】次に、この分級で容器部63a内に入った
粉体を、精密ふるい板1として前記ふるいA(Y=5μ
m)を備えた精密ふるいで分級した。この分級で精密ふ
るい板1の上に残った粉体の粒度を測定したところ、平
均粒子径は6.3μmであり、粒子径分布の標準偏差は
1.5μmであった。 〔実施例2〕 [精密ふるい板の作製]第2実施形態の方法で精密ふる
い板を作製した。
【0051】この実施例で作製する精密ふるい板のふる
い孔の形状および配置は、実施例1と同じであり、実施
例1と同じ寸法のふるい孔10を有するふるいAとふる
いBを作製した。図2(a)のポリイミドフィルム14
としては、厚さ25μmのものを使用した。金属マスク
Kとしては、図7(b)に示す配置の長方形が開口部K
1となっているものを用意した。
【0052】エキシマーレーザの照射は、LUMONI
CS社製のエキシマーレーザ「INDEX800」と住
友重機械工業社製の搬送系「SIL300H」とからな
るエキシマーレーザ加工装置を用いて行った。レーザの
波長は248nm(フッ化クリプトンガス)であり、レ
ーザビームの寸法は8mmx25mmであり、発振周波
数は200Hzであった。
【0053】以上のようにして、ポリイミド製の厚さ2
5μmのふるい板1であって、100μm×5μmの長
方形のふるい孔10を図7(b)の配置で有するふるい
Aと、100μm×7μmの長方形のふるい孔10を図
7(b)の配置で有するふるいBを作製した。この精密
ふるい板1は、ふるい板として使用するのに十分な機械
的強度を有していた。
【0054】[分級性能の評価]この実施例2で作製さ
れた精密ふるい板1を用いて、図8に示す精密ふるいを
作製した。この精密ふるいを用い、実施例1と同じ方法
で同じ粉体の分級を行った。ふるいAでの分級で精密ふ
るい板1の上に残った粉体の粒度を測定したところ、平
均粒子径は6.3μmであり、粒子径分布の標準偏差は
1.5μmであった。 〔実施例3〕 [精密ふるい板の作製]第3実施形態の方法で精密ふる
い板を作製した。
【0055】この実施例で作製する精密ふるい板1の、
ふるい孔10の形状および配置を図9に平面図で示す。
ふるいAでは、格子点(格子の縦線と横線との交点)の
位置に、直径d:5μmの円形のふるい孔10が、横線
に沿って隣り合う格子点間隔p1:10μm(=2
d)、縦線に沿って隣り合う格子点の間隔p2:10μ
m(=2d)で配置されている。ふるいBでは、格子点
の位置に、d:7μmの円形のふるい孔10が、p1:
14μm(=2d)、p2:14μm(=2d)で配置
されている。
【0056】金属シート3としては、リンを含有するニ
ッケル合金からなる厚さ25μmのシートを使用した。
放電加工機としては、松下電器産業社製の超微細放電加
工機「MG−ED72W」を用いた。針状電極21とし
ては、松下電器産業社製の超微細放電軸加工機「MG−
ED51」を用いて、直径が5μmのものと7μmのも
のを作製し、ふるいAでは直径5μmのものを、ふるい
Bでは直径7μmのものを使用した。
【0057】以上のようにして、ニッケル合金製の厚さ
25μmのふるい板1であって、直径5μmの円形のふ
るい孔10を図9の配置で、10μmピッチで有するふ
るいAと、直径7μmの円形のふるい孔10を図9の配
置で、14μmピッチで有するふるいBを作製した。こ
の精密ふるい板1は、ふるい板として使用するのに十分
な機械的強度を有していた。
【0058】[分級性能の評価]この実施例3で作製さ
れた精密ふるい板1を用いて、図8に示す精密ふるいを
作製した。この精密ふるいを用い、実施例1と同じ方法
で同じ粉体の分級を行った。ふるいAでの分級で精密ふ
るい板1の上に残った粉体の粒度を測定したところ、平
均粒子径は6.2μmであり、粒子径分布の標準偏差は
1.5μmであった。 〔実施例4〕 [精密ふるい板の作製]第4実施形態の方法で精密ふる
い板を作製した。
【0059】この実施例で作製する精密ふるい板のふる
い孔の形状および配置は、図9に示す実施例3と同じで
あり、直径(d)が13μmのふるい孔10をp1=p
2=26μm(=2d)で有するふるいAと、直径
(d)が15μmのふるい孔10をp1=p2=30μ
m(=2d)で有するふるいBを作製した。プレス用金
型の雄型90および雌型170は、具体的には以下のよ
うにして作製した。導電性基板7として厚さ100μm
のアルミニウム板を用意し、その表面に対して亜鉛置換
めっき処理を施した。感光性樹脂層8は、実施例1と同
じ感光性樹脂を用いて、同じ方法により、厚さ150μ
mで形成した。
【0060】図4(a)のフォトマスクMとしては、直
径13μm(ふるいBでは15μm)の円形のクロムパ
ターンが26μm(ふるいBでは30μm)ピッチで、
図9に示すふるい孔10の配置と同じ配置で規則的に配
列されているガラス製フォトマスクを用意した。高エネ
ルギー光の照射方法は実施例1の感光性樹脂層11に対
する方法と同じとした。
【0061】めっき前処理の反応性イオンエッチング
は、ヤマト科学社製の「PC−1000−5030」を
用いて、酸素ガスを系内に導入しながら行った。ニッケ
ルめっきによるメッキ層9の厚さは5mmとした。導電
性基板7の除去は、塩酸を用いたウエットエッチングに
より行った。また、硫酸銅を使用した電解銅めっき処理
によって銅製の型15を作製した。ニッケルめっきによ
るメッキ層17の厚さは5mmとした。銅製の型15の
除去は、過硫酸アンモニウム水溶液を用いたウエットエ
ッチングにより行った。
【0062】ポリイミドフィルム14としては厚さ25
μmのものを使用した。プレス装置としてはフリップチ
ップボンダーを用い、プレス圧は2MPaとした。以上
のようにして、ポリイミド製の厚さ25μmのふるい板
1であって、直径13μmの円形のふるい孔10を図9
の配置で、26μmピッチで有するふるいAと、直径1
5μmの円形のふるい孔10を図9の配置で、30μm
ピッチで有するふるいBを作製した。この精密ふるい板
1は、ふるい板として使用するのに十分な機械的強度を
有していた。
【0063】[分級性能の評価]この実施例4で作製さ
れた精密ふるい板1を用いて、図8に示す精密ふるいを
作製した。この精密ふるいを用い、実施例1と同じ方法
で同じ粉体の分級を行った。ふるいAでの分級で精密ふ
るい板1の上に残った粉体の粒度を測定したところ、平
均粒子径は14.2μmであり、粒子径分布の標準偏差
は1.7μmであった。 〔比較例1〕感光性樹脂として、東京応化工業(株)製
の「OMR83」を用い、感光性樹脂層11の厚さを5
μmとし、ニッケル合金からなる金属層13の厚さを2
μmとした。これ以外の点は全て実施例1と同じ方法に
より、精密ふるい板1を作製した。しかし、図1(d)
の状態から導電性基板7を除去した際に、精密ふるい板
1をなす金属層13に皺やひびが入り、壊れている部分
もあって、ふるい板として使用できる状態ではなかっ
た。 〔比較例2〕日清エンジニアリング(株)製の気流分級
機「ターボクラッシファイアーTC15」を用いて、実
施例1と同じ粉体の分級を行った。分級時の目標とする
平均粒子径を6μmに設定した。その結果、分級後の粉
体の平均粒子径は5.7μmと設定値6μmに近いもの
であったが、粒子径は1μmから15μmまで広く分布
し、粒子径分布の標準偏差は3μmであった。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の精密ふる
い板の製造方法によれば、平面形状が円形である場合に
は直径が10μm程度の、多角形である場合には最短辺
が10μm程度の、微小なふるい孔が所定配置で形成さ
れている、厚さ10〜500μmの精密ふるい板を容易
に得ることができる。
【0065】本発明の方法で得られた精密ふるい板を用
いれば、微小粒子(例えば、直径が10μm以下の粒
子)の分級を精度良く(狭い粒子径分布で)且つ効率良
く行うことができる。しかもこの精密ふるい板は、十分
な機械的強度を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の精密ふるい板の製造方法(第1の方
法)の実施形態を説明する図である。
【図2】本発明の精密ふるい板の製造方法(第2の方
法)の実施形態を説明する図である。
【図3】本発明の精密ふるい板の製造方法(第3の方
法)の実施形態を説明する図である。
【図4】本発明の精密ふるい板の製造方法(第4の方
法)の実施形態を説明する図である。
【図5】本発明の精密ふるい板の製造方法(第4の方
法)の実施形態を説明する図である。
【図6】本発明の精密ふるい板の製造方法(第4の方
法)の実施形態を説明する図である。
【図7】実施例1および2で作製した精密ふるい板の、
ふるい孔の形状および配置を示す斜視図(a)と平面図
(b)である。
【図8】実施例で作製した精密ふるいを示す斜視図であ
る。
【図9】実施例3および4で作製した精密ふるい板の、
ふるい孔の形状および配置を示す平面図である。
【図10】従来のふるいを示す部分拡大平面図である。
【符号の説明】
1 精密ふるい板 2 電極 3 金属シート 4a ふるい孔を通過する球状粒子 4b ふるい板の上に残る球状粒子 7 導電性基板 8 感光性樹脂層 8a 貫通孔 9 メッキ層 10 ふるい孔(貫通孔) 11 感光性樹脂層 12 感光性樹脂の硬化物からなる柱状体 13 金属層 14 ポリイミドフィルム(合成樹脂からなる板状物) 15 銅製の型 15a 突起 17 メッキ層 20 接着剤層からなるシート 21 針状電極 25 ふるいの開口率を計算するための単位面積 50 線材 61 投入部 61a 円筒体 61b 蓋 61c 板部 62 ふるい部 63 受け部 63a 容器部 63b 板部 63c エアー噴射ノズル 81 貫通孔 90 雄型(プレス用金型) 91 突起 170 雌型(プレス用金型) 171 凹部 K1 開口部 K金属マスク M フォトマスク
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B21D 28/00 B21D 28/00 B 4E048 B23H 9/14 B23H 9/14 4G075 C25D 5/56 C25D 5/56 B 4K024 7/00 7/00 A G03F 7/004 511 G03F 7/004 511 7/20 501 7/20 501 7/40 521 7/40 521 Fターム(参考) 2H025 AA00 AA13 AB20 AC01 AD01 BC18 BC44 BC83 BC92 CA00 DA18 DA40 FA15 FA43 FA44 FA47 2H096 AA30 BA06 EA02 HA27 HA28 HA30 LA02 2H097 CA11 FA02 GA45 LA20 3C059 AA01 AB01 HA14 4D021 AA01 AB01 AC01 AC02 AC10 BA20 CA07 EA10 4E048 AB03 4G075 AA22 BC10 CA36 EB31 4K024 AA03 AA09 AB01 AB08 BA14 BB06 BC10 CA01 DA06 FA23

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ジカルボン酸成分とジオール成分との縮
    合によって得られる数平均分子量が500以上5000
    以下の不飽和ポリエステルからなり、ジカルボン酸成分
    が下記の(1)式で示される第1化合物と(2)式で示
    される第2化合物とを含有し、全ジカルボン酸成分を1
    とした時に、第1化合物の含有率がモル比で0.1以上
    0.4以下であり、第2化合物の含有率がモル比で0.
    1以上0.75以下であるプレポリマーと、 【化1】 【化2】 (式中、R1 ,R2 は、COOHまたはCH2 COOH
    を、R3 ,R4 は、HまたはCH3 を表す。) 反応性モノマーと、光重合開始剤とを含有する感光性樹
    脂を用い、導電性基板上に厚さ10μm以上1000μ
    m以下の感光性樹脂層を形成した後、フォトリソグラフ
    ィで感光性樹脂層をパターニングすることにより、感光
    性樹脂の硬化物からなる柱状体をふるい孔に対応させた
    配置で導電性基板上に形成し、次いで、この導電性基板
    上に、電解めっき法により金属層を成長させた後、この
    導電性基板上の前記柱状体と導電性基板を除去すること
    を特徴とする精密ふるい板の製造方法。
  2. 【請求項2】 金属、合成樹脂、または半導体からなる
    厚さ10μm以上500μm以下の板状物の所定位置に
    高エネルギー線を照射することにより、当該板状物に、
    ふるい孔に対応させた貫通孔を形成することを特徴とす
    る精密ふるい板の製造方法。
  3. 【請求項3】 絶縁性流体内で、針状電極を金属シート
    に接近させて、針状電極と金属シートとの間で放電させ
    ながら、針状電極を徐々に金属シートに挿入することに
    より、当該金属シートに、ふるい孔に対応させた貫通孔
    を開けることを特徴とする精密ふるい板の製造方法。
  4. 【請求項4】 ふるい孔に対応させた配置で突起を有す
    る雄型と、前記突起を受ける凹部を有する雌型とからな
    るプレス用金型を用いて、金属シートまたは合成樹脂シ
    ートをプレスで打ち抜くことにより、当該金属シート
    に、ふるい孔に対応させた貫通孔を開けることを特徴と
    する精密ふるい板の製造方法。
  5. 【請求項5】 厚さが10μm以上500μm以下であ
    り、ふるい孔は開口率が20%以上80%以下となるよ
    うに所定配置で形成され、ふるい孔の大きさは、ふるい
    孔の平面形状が円形である場合にはその直径が1〜10
    μmであり、ふるい孔の平面形状が多角形である場合に
    はその最短辺が1〜10μmであることを特徴とする精
    密ふるい板。
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