JP2002333360A - ガスメータ設置・取り替え作業用補助治具 - Google Patents
ガスメータ設置・取り替え作業用補助治具Info
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- JP2002333360A JP2002333360A JP2001139651A JP2001139651A JP2002333360A JP 2002333360 A JP2002333360 A JP 2002333360A JP 2001139651 A JP2001139651 A JP 2001139651A JP 2001139651 A JP2001139651 A JP 2001139651A JP 2002333360 A JP2002333360 A JP 2002333360A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ガスメータを流入側及び流出側のメータユニ
オン近傍でガス配管側(ガス配管自体或いは配管固定
材)に吊り下げ保持した状態で袋ナットの締め付け等の
作業ができて作業性を向上でき、作業者に対する負担を
軽減できると共に所定の状態に確実に施工できるガスメ
ータ設置・取り替え作業用補助治具を提供する。 【解決手段】 ガスメータ1のメータ用取っ手10に着
脱自在に固定し得るメータ固定体12を下部に有すると
共に運搬用持ち手13を上部に有する。運搬用持ち手1
3とメータ固定体12とを上下に伸縮可能なばね部14
にて連結する。ガスメータ設置部分におけるガス配管の
流入側のメータユニオンや流出側のメータユニオンの近
傍でガス配管側に載置し得る載置部15を上部に設け
る。
オン近傍でガス配管側(ガス配管自体或いは配管固定
材)に吊り下げ保持した状態で袋ナットの締め付け等の
作業ができて作業性を向上でき、作業者に対する負担を
軽減できると共に所定の状態に確実に施工できるガスメ
ータ設置・取り替え作業用補助治具を提供する。 【解決手段】 ガスメータ1のメータ用取っ手10に着
脱自在に固定し得るメータ固定体12を下部に有すると
共に運搬用持ち手13を上部に有する。運搬用持ち手1
3とメータ固定体12とを上下に伸縮可能なばね部14
にて連結する。ガスメータ設置部分におけるガス配管の
流入側のメータユニオンや流出側のメータユニオンの近
傍でガス配管側に載置し得る載置部15を上部に設け
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガスメータを設置
したり、ガスメータを古いものから新しいものに取り替
える工事をする時に用いるガスメータ設置・取り替え作
業用補助治具に関するものである。
したり、ガスメータを古いものから新しいものに取り替
える工事をする時に用いるガスメータ設置・取り替え作
業用補助治具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にガスメータ1は図14、図15に
示すように取り付けられている。ガスメータ1を取り付
ける場所に流入側管路2と流出側管路3とが設けられて
おり、流入側管路2及び流出側管路3の端部にはガスメ
ータ1に接続するためのメータユニオン4が夫々装着さ
れている。流入側のメータユニオン4及び流出側のメー
タユニオン4は平行に下方に垂下してあり、各メータユ
ニオン4に袋ナット5を回転自在且つ上下動自在に装着
してある。ガスメータ1の上面には上記メータユニオン
4と同じ間隔で流入側及び流出側の接続口6を設けてあ
り、接続口6の外周に雄ねじ部7を設けてある。そして
接続口6の上端とメータユニオン4の下端とを対応させ
ると共にこれらの間に断面角型で且つ円環状のパッキン
8を介装し、袋ナット5の内周の雌ねじ部9を接続口6
の雄ねじ部7に螺合し、袋ナット5を締め付けることに
よりガスメータ1を取り付けてある。
示すように取り付けられている。ガスメータ1を取り付
ける場所に流入側管路2と流出側管路3とが設けられて
おり、流入側管路2及び流出側管路3の端部にはガスメ
ータ1に接続するためのメータユニオン4が夫々装着さ
れている。流入側のメータユニオン4及び流出側のメー
タユニオン4は平行に下方に垂下してあり、各メータユ
ニオン4に袋ナット5を回転自在且つ上下動自在に装着
してある。ガスメータ1の上面には上記メータユニオン
4と同じ間隔で流入側及び流出側の接続口6を設けてあ
り、接続口6の外周に雄ねじ部7を設けてある。そして
接続口6の上端とメータユニオン4の下端とを対応させ
ると共にこれらの間に断面角型で且つ円環状のパッキン
8を介装し、袋ナット5の内周の雌ねじ部9を接続口6
の雄ねじ部7に螺合し、袋ナット5を締め付けることに
よりガスメータ1を取り付けてある。
【0003】またガスメータ1の上面にはガスメータ1
を持ち上げるためのメータ用取っ手10を設けてある。
かかるメータ用取っ手10はガスメータ1の上面に一体
に突設した取っ手支持部10aと線材を略コ字状に曲げ
た取っ手本体10bとで構成されており、取っ手支持部
10aの軸穴10cに取っ手本体10bの軸部10dを
回転自在に嵌めてある。また流入側管路2のメータユニ
オン4と流出側管路3のメータユニオン4との間には配
管固定材11を架設してあり、配管固定材11にて配管
の位置がずれないように固定してある。
を持ち上げるためのメータ用取っ手10を設けてある。
かかるメータ用取っ手10はガスメータ1の上面に一体
に突設した取っ手支持部10aと線材を略コ字状に曲げ
た取っ手本体10bとで構成されており、取っ手支持部
10aの軸穴10cに取っ手本体10bの軸部10dを
回転自在に嵌めてある。また流入側管路2のメータユニ
オン4と流出側管路3のメータユニオン4との間には配
管固定材11を架設してあり、配管固定材11にて配管
の位置がずれないように固定してある。
【0004】上記のようにガスメータ1が取り付けられ
るのであるが、従来、ガスメータ1を新たに設置したり
ガスメータ1を取り替えたりするときにガスメータ1を
取り付ける場合には次のように施工していた。このよう
な取り付けは通常一人で行うのであるが、左手の指をメ
ータ用取っ手10の取っ手本体10bに掛け、左手の平
を配管固定材11に掛けてガスメータ1を吊り下げ支持
し、メータユニオン4と接続口6の位置を合わせ、右手
でこれらの間にパッキン8を介装すると共に右手で袋ナ
ット5を締め付けることで行っていた。
るのであるが、従来、ガスメータ1を新たに設置したり
ガスメータ1を取り替えたりするときにガスメータ1を
取り付ける場合には次のように施工していた。このよう
な取り付けは通常一人で行うのであるが、左手の指をメ
ータ用取っ手10の取っ手本体10bに掛け、左手の平
を配管固定材11に掛けてガスメータ1を吊り下げ支持
し、メータユニオン4と接続口6の位置を合わせ、右手
でこれらの間にパッキン8を介装すると共に右手で袋ナ
ット5を締め付けることで行っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
に片手で3〜6kg程度の重さのガスメータ1を支持し
て他の片手で袋ナット5を締め付けるという施工が極め
て作業性が悪くて作業者に多大な負担をかけるという問
題がある。殊に、この種のガスメータ1の設置環境は庭
先の植え込みの中、ブロック塀の裏側、メータボックス
内の狭所、ドアの上の高所等と無理な体勢の作業を強い
られることが多く、作業者に一層多大な負担をかけると
いう問題がある。
に片手で3〜6kg程度の重さのガスメータ1を支持し
て他の片手で袋ナット5を締め付けるという施工が極め
て作業性が悪くて作業者に多大な負担をかけるという問
題がある。殊に、この種のガスメータ1の設置環境は庭
先の植え込みの中、ブロック塀の裏側、メータボックス
内の狭所、ドアの上の高所等と無理な体勢の作業を強い
られることが多く、作業者に一層多大な負担をかけると
いう問題がある。
【0006】また上記のように作業性の悪い状態で施工
するために袋ナット5が確実に締め付けられないことが
起こったりして施工不良が発生するという問題がある。
また上記のように作業性の悪い状態で施工するためにパ
ッキン8の取り付けを忘れたりすることやパッキン8を
取り付けても所定の状態で取り付けられないということ
があって、この点でも施工不良を発生するという問題が
ある。
するために袋ナット5が確実に締め付けられないことが
起こったりして施工不良が発生するという問題がある。
また上記のように作業性の悪い状態で施工するためにパ
ッキン8の取り付けを忘れたりすることやパッキン8を
取り付けても所定の状態で取り付けられないということ
があって、この点でも施工不良を発生するという問題が
ある。
【0007】本発明は叙述の点に鑑みてなされたもので
あって、ガスメータを流入側及び流出側のメータユニオ
ンの近傍でガス配管側に吊り下げ保持した状態で袋ナッ
トの締め付け等の作業ができて作業性を向上でき、作業
者に対する負担を軽減できると共に所定の状態に確実に
施工できるガスメータ設置・取り替え作業用補助治具を
提供することを課題とする。
あって、ガスメータを流入側及び流出側のメータユニオ
ンの近傍でガス配管側に吊り下げ保持した状態で袋ナッ
トの締め付け等の作業ができて作業性を向上でき、作業
者に対する負担を軽減できると共に所定の状態に確実に
施工できるガスメータ設置・取り替え作業用補助治具を
提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明のガスメータ設置・取り替え作業用補助治具A
(以下、補助治具Aという)は、ガスメータ1のメータ
用取っ手10に着脱自在に固定し得るメータ固定体12
を下部に有すると共に運搬用持ち手13を上部に有し、
運搬用持ち手13とメータ固定体12とを上下に伸縮可
能なばね部14にて連結し、ガスメータ設置部における
ガス配管の流入側のメータユニオン4や流出側のメータ
ユニオン4の近傍でガス配管側に載置し得る載置部15
を上部に設けて成ることを特徴とする。
本発明のガスメータ設置・取り替え作業用補助治具A
(以下、補助治具Aという)は、ガスメータ1のメータ
用取っ手10に着脱自在に固定し得るメータ固定体12
を下部に有すると共に運搬用持ち手13を上部に有し、
運搬用持ち手13とメータ固定体12とを上下に伸縮可
能なばね部14にて連結し、ガスメータ設置部における
ガス配管の流入側のメータユニオン4や流出側のメータ
ユニオン4の近傍でガス配管側に載置し得る載置部15
を上部に設けて成ることを特徴とする。
【0009】これから取り付けるガスメータ1のメータ
用取っ手10に補助治具Aのメータ固定体12を固定
し、補助治具Aの運搬用持ち手13を手で持って施工場
所に移動し、補助治具Aの載置部15をガス配管の流入
側のメータユニオン4や流出側のメータユニオン4の近
傍でガス配管側に載置する(ガス配管自体或いは配管固
定材11に載置する)ことでガス配管側に補助治具Aを
介してガスメータ1を吊り下げ支持する。この状態で補
助治具Aのばね部14のばね性を利用してメータユニオ
ン4の位置とガスメータ1の接続口6の位置を合わせた
り、これらの間にパッキン8を介装したりし、メータユ
ニオン4の袋ナット5を締め付けることができる。これ
によりガスメータ1を片手で支持しなくてもガスメータ
1の取り付け作業ができてガスメータ1の取り付けの作
業性を向上できて作業者の負担を軽減できる。また両手
がフリーな状態で袋ナット5の締め付けやパッキン8の
介装ができるために袋ナット5を確実に締め付けること
ができると共にパッキン8を確実に介装して袋ナット5
を締め付けることができて所定の状態に確実に施工でき
る。
用取っ手10に補助治具Aのメータ固定体12を固定
し、補助治具Aの運搬用持ち手13を手で持って施工場
所に移動し、補助治具Aの載置部15をガス配管の流入
側のメータユニオン4や流出側のメータユニオン4の近
傍でガス配管側に載置する(ガス配管自体或いは配管固
定材11に載置する)ことでガス配管側に補助治具Aを
介してガスメータ1を吊り下げ支持する。この状態で補
助治具Aのばね部14のばね性を利用してメータユニオ
ン4の位置とガスメータ1の接続口6の位置を合わせた
り、これらの間にパッキン8を介装したりし、メータユ
ニオン4の袋ナット5を締め付けることができる。これ
によりガスメータ1を片手で支持しなくてもガスメータ
1の取り付け作業ができてガスメータ1の取り付けの作
業性を向上できて作業者の負担を軽減できる。また両手
がフリーな状態で袋ナット5の締め付けやパッキン8の
介装ができるために袋ナット5を確実に締め付けること
ができると共にパッキン8を確実に介装して袋ナット5
を締め付けることができて所定の状態に確実に施工でき
る。
【0010】また板ばね材をジグザグ状に曲成してばね
部14を形成したことを特徴とすることも好ましい。こ
の場合、ガスメータ1の荷重を支持するばね部14の構
造を簡単に構成できる。
部14を形成したことを特徴とすることも好ましい。こ
の場合、ガスメータ1の荷重を支持するばね部14の構
造を簡単に構成できる。
【0011】またメータ用取っ手10の取っ手本体10
bを差し込んで固定し得る差し込み溝16をメータ固定
体12に設けたことを特徴とすることも好ましい。この
場合、メータ用取っ手10の取っ手本体10bに差し込
み溝16を差し込むだけで補助治具Aのメータ固定体1
2にガスメータ1を固定でき、ガスメータ1への補助治
具Aの取り付けが容易にできる。
bを差し込んで固定し得る差し込み溝16をメータ固定
体12に設けたことを特徴とすることも好ましい。この
場合、メータ用取っ手10の取っ手本体10bに差し込
み溝16を差し込むだけで補助治具Aのメータ固定体1
2にガスメータ1を固定でき、ガスメータ1への補助治
具Aの取り付けが容易にできる。
【0012】またメータ用取っ手10の取っ手本体10
bを外した状態でメータ用取っ手10の取っ手支持部1
0aとの間に固定用ピン17を差し込んで固定し得るピ
ン固定部18をメータ固定体12に設けたことを特徴と
することも好ましい。ガスメータ1の施工の都合により
ガスメータ1の上面に無線機等を取り付けるために取っ
手本体10bが付いていると邪魔になることがある。こ
のとき取っ手本体10bがない状態で取っ手支持部10
aとメータ固定体12のピン固定部18との間に固定用
ピン17を差し込むことでメータ固定体12にガスメー
タ1を固定でき、ガスメータ1への補助治具Aの取り付
けが容易にできる。
bを外した状態でメータ用取っ手10の取っ手支持部1
0aとの間に固定用ピン17を差し込んで固定し得るピ
ン固定部18をメータ固定体12に設けたことを特徴と
することも好ましい。ガスメータ1の施工の都合により
ガスメータ1の上面に無線機等を取り付けるために取っ
手本体10bが付いていると邪魔になることがある。こ
のとき取っ手本体10bがない状態で取っ手支持部10
aとメータ固定体12のピン固定部18との間に固定用
ピン17を差し込むことでメータ固定体12にガスメー
タ1を固定でき、ガスメータ1への補助治具Aの取り付
けが容易にできる。
【0013】また運搬用持ち手13とばね部14とを1
枚物の帯板を折曲して一体に形成したことを特徴とする
ことも好ましい。この場合、運搬用持ち手13とばね部
14とが1枚の帯板を折曲する加工するだけで一体に形
成でき、補助治具Aの生産性を向上できる。
枚物の帯板を折曲して一体に形成したことを特徴とする
ことも好ましい。この場合、運搬用持ち手13とばね部
14とが1枚の帯板を折曲する加工するだけで一体に形
成でき、補助治具Aの生産性を向上できる。
【0014】またメータユニオン4の袋ナット5を持ち
上げて保持するナット保持具19をばね部14またはメ
ータ固定体12に一体に設けて成ることを特徴とするこ
とも好ましい。補助治具Aでガスメータ1を吊り下げ保
持した状態で袋ナット5を持ち上げておくことができ、
パッキン8を介装したり、パッキン8の介装の有無やパ
ッキン8の介装状態を目視したりするのが容易にでき、
一層施工の作業性を向上できると共に所定の状態に確実
に施工できる。
上げて保持するナット保持具19をばね部14またはメ
ータ固定体12に一体に設けて成ることを特徴とするこ
とも好ましい。補助治具Aでガスメータ1を吊り下げ保
持した状態で袋ナット5を持ち上げておくことができ、
パッキン8を介装したり、パッキン8の介装の有無やパ
ッキン8の介装状態を目視したりするのが容易にでき、
一層施工の作業性を向上できると共に所定の状態に確実
に施工できる。
【0015】またナット保持具19は支持板20と袋ナ
ット5に係止する係止板21とで構成され、支持板20
がばね部14に一体に固着され、支持板20の先端に係
止板21が出入り自在になるように回転自在に装着され
たことを特徴とすることも好ましい。補助治具Aでガス
メータ1を吊り下げ保持した状態で係止板21が出るよ
うに回転して係止板21を袋ナット5に係止することで
袋ナット5を持ち上げて保持でき、この状態でパッキン
8を介装したり、パッキン8の介装の有無やパッキン8
の介装状態を目視したりするのが容易にできる。そして
係止板21の係止が外れるように係止板21を回転し、
袋ナット5を締め付けることができ、袋ナット5の締め
付けが容易にできる。
ット5に係止する係止板21とで構成され、支持板20
がばね部14に一体に固着され、支持板20の先端に係
止板21が出入り自在になるように回転自在に装着され
たことを特徴とすることも好ましい。補助治具Aでガス
メータ1を吊り下げ保持した状態で係止板21が出るよ
うに回転して係止板21を袋ナット5に係止することで
袋ナット5を持ち上げて保持でき、この状態でパッキン
8を介装したり、パッキン8の介装の有無やパッキン8
の介装状態を目視したりするのが容易にできる。そして
係止板21の係止が外れるように係止板21を回転し、
袋ナット5を締め付けることができ、袋ナット5の締め
付けが容易にできる。
【0016】またナット保持具19は上方に弾発付勢す
ると共に水平に対して勾配を有する板ばね部22で構成
し、配管固定材11に載置部15を載置した状態で板ば
ね部22が袋ナット5の下に位置するように板ばね部2
2をメータ固定体12の側方に一体的に設けたことを特
徴とすることも好ましい。補助治具Aの載置部15を配
管固定材11に載置してガスメータ1を取り下げ保持し
たとき板ばね部22で袋ナット5が持ち上げられるもの
であって、補助治具Aにてガスメータ1を吊り下げ保持
するだけで袋ナット5が持ち上げ保持されて施工性を向
上できる。
ると共に水平に対して勾配を有する板ばね部22で構成
し、配管固定材11に載置部15を載置した状態で板ば
ね部22が袋ナット5の下に位置するように板ばね部2
2をメータ固定体12の側方に一体的に設けたことを特
徴とすることも好ましい。補助治具Aの載置部15を配
管固定材11に載置してガスメータ1を取り下げ保持し
たとき板ばね部22で袋ナット5が持ち上げられるもの
であって、補助治具Aにてガスメータ1を吊り下げ保持
するだけで袋ナット5が持ち上げ保持されて施工性を向
上できる。
【0017】
【発明の実施の形態】先ず、図1乃至図4に示す実施の
形態の例から述べる。補助治具Aは運搬用持ち手13と
ばね部14とメータ固定体12とナット保持具19とを
一体に設けて形成されている。ばね部14は本例の場
合、帯板状の板ばね材をジグザク状に屈曲して形成され
ており、ばね部14の上端の上面上には運搬用持ち手1
3を装着してある。本例の場合、運搬用持ち手13は剛
性のある材料にて環状に形成されており、運搬用持ち手
13の両側の固定部13aがばね部14の上面にリベッ
トやねじ具等の固着具23にて固着してある。かかる固
定部13aの固着は溶接でもよい。運搬用持ち手13の
下面側の中央にはばね部14の上面部を上方に凹曲させ
ることにより載置部15を設けてあり、この載置部15
を配管固定材11に載せて嵌合し得るようになってい
る。
形態の例から述べる。補助治具Aは運搬用持ち手13と
ばね部14とメータ固定体12とナット保持具19とを
一体に設けて形成されている。ばね部14は本例の場
合、帯板状の板ばね材をジグザク状に屈曲して形成され
ており、ばね部14の上端の上面上には運搬用持ち手1
3を装着してある。本例の場合、運搬用持ち手13は剛
性のある材料にて環状に形成されており、運搬用持ち手
13の両側の固定部13aがばね部14の上面にリベッ
トやねじ具等の固着具23にて固着してある。かかる固
定部13aの固着は溶接でもよい。運搬用持ち手13の
下面側の中央にはばね部14の上面部を上方に凹曲させ
ることにより載置部15を設けてあり、この載置部15
を配管固定材11に載せて嵌合し得るようになってい
る。
【0018】ばね部14の下端の下面側にはメータ固定
体12を配置してあり、メータ固定体12をリベット等
の固着具24にて回転可能に取り付けてある。本例のメ
ータ固定体12の場合、下方を開口せる断面コ字状に形
成されており、両側の側片がピン固定部18となってい
る。このピン固定部18にはガスメータ1のメータ用取
っ手10の取っ手支持部10aの軸穴10cと対応する
ピン穴18aを穿孔してある。このピン穴18aや軸穴
10cには固定用ピン17を差し込むことができるよう
になっている。
体12を配置してあり、メータ固定体12をリベット等
の固着具24にて回転可能に取り付けてある。本例のメ
ータ固定体12の場合、下方を開口せる断面コ字状に形
成されており、両側の側片がピン固定部18となってい
る。このピン固定部18にはガスメータ1のメータ用取
っ手10の取っ手支持部10aの軸穴10cと対応する
ピン穴18aを穿孔してある。このピン穴18aや軸穴
10cには固定用ピン17を差し込むことができるよう
になっている。
【0019】ナット保持具19は細長い板の支持板20
と一対の円盤状の係止板21にて形成されている。支持
板20の長手方向の中央はリベット等の固着具25にて
ばね部14に固着してある。円盤状の係止板21は支持
板20の先端に配置してあり、リベット等の固着具26
にて係止板21を支持板20に回転自在に取り付けてあ
る。係止板21を取り付けるとき係止板21の偏心した
位置を支持板20に回転自在に装着してあり、係止板2
1を回転することで係止板21が出入りするようになっ
ている。
と一対の円盤状の係止板21にて形成されている。支持
板20の長手方向の中央はリベット等の固着具25にて
ばね部14に固着してある。円盤状の係止板21は支持
板20の先端に配置してあり、リベット等の固着具26
にて係止板21を支持板20に回転自在に取り付けてあ
る。係止板21を取り付けるとき係止板21の偏心した
位置を支持板20に回転自在に装着してあり、係止板2
1を回転することで係止板21が出入りするようになっ
ている。
【0020】ガスメータ1の新設やガスメータ1の取り
替えにあたって、ガスメータ1の取り付けを行う場合、
上記のような補助治具Aを用いて次のように行う。ガス
メータ1の点検を行うと共にメータ用取っ手10の取っ
手本体10bを外した後、一対の取っ手支持部10aの
軸穴10cとメータ固定体12の一対のピン固定部18
のピン穴18aとを対応させ、軸穴10cとピン穴18
aとの間に固定用ピン17を挿通してガスメータ1にメ
ータ固定体12を固定する。この状態で補助治具Aの運
搬用持ち手13を持ってガスメータ1を施工する箇所に
運搬し、一対のメータユニオン4間に架設した配管固定
材11の上に運搬用持ち手13の下面側の載置部15を
嵌合載置する。これにより補助治具Aにてガスメータ1
が配管固定材11に吊り下げ保持される。
替えにあたって、ガスメータ1の取り付けを行う場合、
上記のような補助治具Aを用いて次のように行う。ガス
メータ1の点検を行うと共にメータ用取っ手10の取っ
手本体10bを外した後、一対の取っ手支持部10aの
軸穴10cとメータ固定体12の一対のピン固定部18
のピン穴18aとを対応させ、軸穴10cとピン穴18
aとの間に固定用ピン17を挿通してガスメータ1にメ
ータ固定体12を固定する。この状態で補助治具Aの運
搬用持ち手13を持ってガスメータ1を施工する箇所に
運搬し、一対のメータユニオン4間に架設した配管固定
材11の上に運搬用持ち手13の下面側の載置部15を
嵌合載置する。これにより補助治具Aにてガスメータ1
が配管固定材11に吊り下げ保持される。
【0021】このようにガスメータ1を吊り下げ保持し
た状態で係止板21を回転させて突出させると共に袋ナ
ット5を持ち上げて係止板21に袋ナット5を係止する
ことで袋ナット5を持ち上げ保持する。この状態でばね
部14のばね性を利用してメータユニオン4とガスメー
タ1の接続口6の位置を合わせると共にこれらの間にパ
ッキン8を介装する。このとき袋ナット5が持ち上げら
れているのでパッキン8の介装が容易にでき、またパッ
キン8の介装の有無や介装状態を容易に確認できる。上
記のようにパッキン8を介装した後、係止板21の係止
が外れるように回転して袋ナット5の持ち上げ保持を解
除し、袋ナット5の雌ねじ部9を接続口6の雄ねじ部7
に螺合して仮止めし、その後さらに袋ナット5を締め付
けて本締めする。補助治具Aを取り外すのは袋ナット5
を仮止めしたときもで本締めした後でもよいが、仮止め
したときの方が袋ナット5の締め付けが弊害なく行え
る。補助治具Aを外すときは固定用ピン17を抜いてメ
ータ固定体12とガスメータ1の固定を外し、載置部1
5を配管固定材11から降ろす。
た状態で係止板21を回転させて突出させると共に袋ナ
ット5を持ち上げて係止板21に袋ナット5を係止する
ことで袋ナット5を持ち上げ保持する。この状態でばね
部14のばね性を利用してメータユニオン4とガスメー
タ1の接続口6の位置を合わせると共にこれらの間にパ
ッキン8を介装する。このとき袋ナット5が持ち上げら
れているのでパッキン8の介装が容易にでき、またパッ
キン8の介装の有無や介装状態を容易に確認できる。上
記のようにパッキン8を介装した後、係止板21の係止
が外れるように回転して袋ナット5の持ち上げ保持を解
除し、袋ナット5の雌ねじ部9を接続口6の雄ねじ部7
に螺合して仮止めし、その後さらに袋ナット5を締め付
けて本締めする。補助治具Aを取り外すのは袋ナット5
を仮止めしたときもで本締めした後でもよいが、仮止め
したときの方が袋ナット5の締め付けが弊害なく行え
る。補助治具Aを外すときは固定用ピン17を抜いてメ
ータ固定体12とガスメータ1の固定を外し、載置部1
5を配管固定材11から降ろす。
【0022】上記のようにパッキン8を介装したり、袋
ナット5を締め付けたりするが、補助治具Aにてガスメ
ータ1を吊り支持した状態で行うことができ、パッキン
8の介装を行ったり、袋ナット5の締め付けを行ったり
するとき両手がフリーで作業が容易にできると共に作業
が確実にできる。このために施工のしにくい場所でも施
工性よくできて作業者の負担を軽減でき、また所定の状
態に正確に作業がきる。上記のようにガスメータ1を取
り付けると、ガスメータ1の上面にメータ用取っ手10
の取っ手本体10bがないために上面に無線機等を取り
付けるとき弊害なく取り付けることができる。
ナット5を締め付けたりするが、補助治具Aにてガスメ
ータ1を吊り支持した状態で行うことができ、パッキン
8の介装を行ったり、袋ナット5の締め付けを行ったり
するとき両手がフリーで作業が容易にできると共に作業
が確実にできる。このために施工のしにくい場所でも施
工性よくできて作業者の負担を軽減でき、また所定の状
態に正確に作業がきる。上記のようにガスメータ1を取
り付けると、ガスメータ1の上面にメータ用取っ手10
の取っ手本体10bがないために上面に無線機等を取り
付けるとき弊害なく取り付けることができる。
【0023】次に図5、図6に示す実施の形態の例につ
いて述べる。本例も上記例と基本的に同じであり、異な
る点だけを主に述べる。本例の補助治具Aも下部にメー
タ固定体12が設けられるが、本例のメータ固定体12
は断面ハット型に形成されており、メータ固定体12の
一側部に水平な差し込み溝16を長手方向に亙って設け
てある。
いて述べる。本例も上記例と基本的に同じであり、異な
る点だけを主に述べる。本例の補助治具Aも下部にメー
タ固定体12が設けられるが、本例のメータ固定体12
は断面ハット型に形成されており、メータ固定体12の
一側部に水平な差し込み溝16を長手方向に亙って設け
てある。
【0024】この補助治具Aも上記例と同様にガスメー
タ1の取り付けに用いられるのであるが、ガスメータ1
へのメータ固定体12の取り付け方だけが異なる。本例
の場合、メータ用取っ手10の取っ手本体10bが上記
例のように取り外されず、取っ手本体10bを取り付け
たままにメータ固定体12が固定される。取っ手本体1
0bを水平に倒した状態でメータ固定体12の差し込み
溝16に取っ手本体10bが差し込まれ、この状態でメ
ータ固定体12の両側の下面がガスメータ1の上面に対
向してメータ固定体12からガスメータ1が外れないよ
うに固定される。この場合、メータ用取っ手10の取っ
手本体10bを差し込み溝16に差し込むだけで補助治
具Aのメータ固定体12にガスメータ1を固定でき、ガ
スメータ1への補助治具Aの取り付けが容易にできる。
タ1の取り付けに用いられるのであるが、ガスメータ1
へのメータ固定体12の取り付け方だけが異なる。本例
の場合、メータ用取っ手10の取っ手本体10bが上記
例のように取り外されず、取っ手本体10bを取り付け
たままにメータ固定体12が固定される。取っ手本体1
0bを水平に倒した状態でメータ固定体12の差し込み
溝16に取っ手本体10bが差し込まれ、この状態でメ
ータ固定体12の両側の下面がガスメータ1の上面に対
向してメータ固定体12からガスメータ1が外れないよ
うに固定される。この場合、メータ用取っ手10の取っ
手本体10bを差し込み溝16に差し込むだけで補助治
具Aのメータ固定体12にガスメータ1を固定でき、ガ
スメータ1への補助治具Aの取り付けが容易にできる。
【0025】次に図7、図8、図9に示す実施の形態の
例について述べる。本例も上記例と基本的に同じであ
り、異なる点だけを主に述べる。本例の場合、板ばね材
よりなる帯板を折曲加工することにより運搬用持ち手1
3とばね部14とを一体に形成してある。運搬用持ち手
13は帯板を矩形状に折り曲げて形成されており、ばね
部14はジグザグ状に曲げて形成されている。運搬用持
ち手13の下面には別部材の板金部材28を溶接で固着
することで載置部15を形成してある。
例について述べる。本例も上記例と基本的に同じであ
り、異なる点だけを主に述べる。本例の場合、板ばね材
よりなる帯板を折曲加工することにより運搬用持ち手1
3とばね部14とを一体に形成してある。運搬用持ち手
13は帯板を矩形状に折り曲げて形成されており、ばね
部14はジグザグ状に曲げて形成されている。運搬用持
ち手13の下面には別部材の板金部材28を溶接で固着
することで載置部15を形成してある。
【0026】ナット保持具19は細長い板の支持板20
と一対の円盤状の係止板21にて形成されており、支持
板20の長手方向の中央は溶接にてばね部14に固着し
てある。円盤状の係止板21は支持板20の先端に配置
してあり、リベット等の固着具26にて係止板21を回
転自在に取り付けてある。ばね部14の下端の下面側に
はメータ固定体12を配置してあり、メータ固定体12
をリベット等の固着具24にて固く取り付けてある。本
例のメータ固定体12は断面ハット型に形成されてお
り、メータ固定体12の一側部に水平な差し込み溝16
を長手方向に亙って取り付けてある。
と一対の円盤状の係止板21にて形成されており、支持
板20の長手方向の中央は溶接にてばね部14に固着し
てある。円盤状の係止板21は支持板20の先端に配置
してあり、リベット等の固着具26にて係止板21を回
転自在に取り付けてある。ばね部14の下端の下面側に
はメータ固定体12を配置してあり、メータ固定体12
をリベット等の固着具24にて固く取り付けてある。本
例のメータ固定体12は断面ハット型に形成されてお
り、メータ固定体12の一側部に水平な差し込み溝16
を長手方向に亙って取り付けてある。
【0027】ガスメータ1の新設やガスメータ1の取り
替えにあたって、ガスメータ1の取り付けを行う場合、
上記のような補助治具Aを用いて次のように行う。ガス
メータ1の点検を行った後、メータ固定体12の差し込
み溝16とメータ用取っ手10の取っ手本体10bとを
対応させ、差し込み溝16に取っ手本体10bを差し込
んでメータ固定体12にガスメータ1を固定する。この
状態で補助治具Aの運搬用持ち手13を持ってガスメー
タ1を施工する箇所に運搬し、一対のメータユニオン4
間に架設した配管固定材11の上に運搬用持ち手13の
下面側の載置部15を嵌合載置する。これにより補助治
具Aにてガスメータ1が配管固定材11に吊り下げ保持
される。
替えにあたって、ガスメータ1の取り付けを行う場合、
上記のような補助治具Aを用いて次のように行う。ガス
メータ1の点検を行った後、メータ固定体12の差し込
み溝16とメータ用取っ手10の取っ手本体10bとを
対応させ、差し込み溝16に取っ手本体10bを差し込
んでメータ固定体12にガスメータ1を固定する。この
状態で補助治具Aの運搬用持ち手13を持ってガスメー
タ1を施工する箇所に運搬し、一対のメータユニオン4
間に架設した配管固定材11の上に運搬用持ち手13の
下面側の載置部15を嵌合載置する。これにより補助治
具Aにてガスメータ1が配管固定材11に吊り下げ保持
される。
【0028】このようにガスメータ1を吊り下げ保持し
た状態で係止板21を回転させて突出させると共に袋ナ
ット5を持ち上げて係止板21に袋ナット5を係止する
ことで袋ナット5を持ち上げ保持する。この状態でばね
部14のばね性を利用してメータユニオン4とガスメー
タ1の接続口6の位置を合わせると共にこれらの間にパ
ッキン8を介装する。上記のようにパッキン8を介装し
た後、係止板21の係止が外れるように回転して袋ナッ
ト5の持ち上げ保持を解除し、袋ナット5の雌ねじ部9
を接続口6の雄ねじ部7に螺合して仮止めし、その後さ
らに袋ナット5を締め付けて本締めする。上記仮止め後
または本締め後に補助治具Aを取り外す。
た状態で係止板21を回転させて突出させると共に袋ナ
ット5を持ち上げて係止板21に袋ナット5を係止する
ことで袋ナット5を持ち上げ保持する。この状態でばね
部14のばね性を利用してメータユニオン4とガスメー
タ1の接続口6の位置を合わせると共にこれらの間にパ
ッキン8を介装する。上記のようにパッキン8を介装し
た後、係止板21の係止が外れるように回転して袋ナッ
ト5の持ち上げ保持を解除し、袋ナット5の雌ねじ部9
を接続口6の雄ねじ部7に螺合して仮止めし、その後さ
らに袋ナット5を締め付けて本締めする。上記仮止め後
または本締め後に補助治具Aを取り外す。
【0029】次に図10、図11に示す実施の形態の例
について述べる。本例も上記例と基本的に同じであり、
異なる点だけを主に述べる。本例の場合もナット保持具
19を有するが、このナット保持具19は本例の場合、
上方に弾発付勢すると共に水平に対して勾配を有する板
ばね部22で構成されている。そしてメータ固定体12
から一体に連出した連出片30の先端に上記板ばね部2
2を一体に設けてある。
について述べる。本例も上記例と基本的に同じであり、
異なる点だけを主に述べる。本例の場合もナット保持具
19を有するが、このナット保持具19は本例の場合、
上方に弾発付勢すると共に水平に対して勾配を有する板
ばね部22で構成されている。そしてメータ固定体12
から一体に連出した連出片30の先端に上記板ばね部2
2を一体に設けてある。
【0030】メータ固定体12にガスメータ1を固定し
た状態で補助治具Aの運搬用持ち手13を持ってガスメ
ータ1を施工する箇所に運搬し、一対のメータユニオン
4間に架設した配管固定材11の上に運搬用持ち手13
の下面側の載置部15を嵌合載置し、補助治具Aにてガ
スメータ1を配管固定材11に吊り下げ保持するが、こ
のとき板ばね部22が図11の矢印のように袋ナット5
の下に潜り込んで袋ナット5が上に持ち上げ保持され
る。このため補助治具Aにて配管固定材11にガスメー
タ1を吊り下げ保持するだけで自動的に袋ナット5が持
ち上げ保持される。
た状態で補助治具Aの運搬用持ち手13を持ってガスメ
ータ1を施工する箇所に運搬し、一対のメータユニオン
4間に架設した配管固定材11の上に運搬用持ち手13
の下面側の載置部15を嵌合載置し、補助治具Aにてガ
スメータ1を配管固定材11に吊り下げ保持するが、こ
のとき板ばね部22が図11の矢印のように袋ナット5
の下に潜り込んで袋ナット5が上に持ち上げ保持され
る。このため補助治具Aにて配管固定材11にガスメー
タ1を吊り下げ保持するだけで自動的に袋ナット5が持
ち上げ保持される。
【0031】図10の例では板ばね部22を袋ナット5
の片側を持ち上げるようになっているが、図12の例の
ように板ばね部22を馬蹄形にすると、メータユニオン
4を跨いで袋ナット5の両側を持ち上げることができ、
袋ナット5を安定よく持ち上げることができる。
の片側を持ち上げるようになっているが、図12の例の
ように板ばね部22を馬蹄形にすると、メータユニオン
4を跨いで袋ナット5の両側を持ち上げることができ、
袋ナット5を安定よく持ち上げることができる。
【0032】次に図13の実施の形態の例について述べ
る。本例も上記例と基本的に同じであり、異なる点だけ
主に述べる。本例の補助治具Aも運搬用持ち手13とば
ね部14とメータ固定体12とナット保持具19とを一
体に設けて形成されている。本例の場合、運搬用持ち手
13は平面から見て略T字状になるように形成されてお
り、上から手で掴めるようになっている。そしてこのT
字状の運搬用持ち手13の両側に弧状に曲げた載置部1
5を設けてある。かかる補助治具Aの場合、ガスメータ
1にメータ固定体12を固定した状態でガスメータ1を
施工する場所に運搬し、ガス配管の流入側管路2及び流
出側管路3の端部の水平部の上面に載置部15を載置し
てガスメータ1を吊り下げ保持する。この状態で上記例
と同様に接続作業をする。本例の場合、上記例のように
配管固定材11がない場合でも補助治具Aを用いて施工
することができる。
る。本例も上記例と基本的に同じであり、異なる点だけ
主に述べる。本例の補助治具Aも運搬用持ち手13とば
ね部14とメータ固定体12とナット保持具19とを一
体に設けて形成されている。本例の場合、運搬用持ち手
13は平面から見て略T字状になるように形成されてお
り、上から手で掴めるようになっている。そしてこのT
字状の運搬用持ち手13の両側に弧状に曲げた載置部1
5を設けてある。かかる補助治具Aの場合、ガスメータ
1にメータ固定体12を固定した状態でガスメータ1を
施工する場所に運搬し、ガス配管の流入側管路2及び流
出側管路3の端部の水平部の上面に載置部15を載置し
てガスメータ1を吊り下げ保持する。この状態で上記例
と同様に接続作業をする。本例の場合、上記例のように
配管固定材11がない場合でも補助治具Aを用いて施工
することができる。
【0033】
【発明の効果】本発明の補助治具は、ガスメータのメー
タ用取っ手に着脱自在に固定し得るメータ固定体を下部
に有すると共に運搬用持ち手を上部に有し、運搬用持ち
手とメータ固定体とを上下に伸縮可能なばね部にて連結
し、ガスメータ設置部分におけるガス配管の流入側のメ
ータユニオンや流出側のメータユニオンの近傍でガス配
管側に載置し得る載置部を上部に設けているので、これ
から取り付けるガスメータのメータ用取っ手に補助治具
のメータ固定体を固定し、補助治具の運搬用持ち手を手
で持って施工場所に移動し、補助治具の載置部をガス配
管の流入側のメータユニオンや流出側のメータユニオン
の近傍でガス配管側に載置することでガス配管側に補助
治具を介してガスメータを吊り下げ支持することができ
るものであって、この状態で補助治具のばね部のばね性
を利用してメータユニオンの位置とガスメータの接続口
の位置を合わせたり、こられの間にパッキンを介装した
りし、メータユニオンの袋ナットを締め付けることがで
きるものであり、これによりガスメータを片手で支持し
なくてもガスメータの取り付け作業ができてガスメータ
の取り付けの作業性を向上できて作業者の負担を軽減で
きるものであり、また両手がフリーな状態で袋ナットの
締め付けやパッキンの介装ができるために袋ナットを確
実に締め付けることができると共にパッキンを確実に介
装して袋ナットを締め付けることができて所定の状態に
確実に施工できるものである。
タ用取っ手に着脱自在に固定し得るメータ固定体を下部
に有すると共に運搬用持ち手を上部に有し、運搬用持ち
手とメータ固定体とを上下に伸縮可能なばね部にて連結
し、ガスメータ設置部分におけるガス配管の流入側のメ
ータユニオンや流出側のメータユニオンの近傍でガス配
管側に載置し得る載置部を上部に設けているので、これ
から取り付けるガスメータのメータ用取っ手に補助治具
のメータ固定体を固定し、補助治具の運搬用持ち手を手
で持って施工場所に移動し、補助治具の載置部をガス配
管の流入側のメータユニオンや流出側のメータユニオン
の近傍でガス配管側に載置することでガス配管側に補助
治具を介してガスメータを吊り下げ支持することができ
るものであって、この状態で補助治具のばね部のばね性
を利用してメータユニオンの位置とガスメータの接続口
の位置を合わせたり、こられの間にパッキンを介装した
りし、メータユニオンの袋ナットを締め付けることがで
きるものであり、これによりガスメータを片手で支持し
なくてもガスメータの取り付け作業ができてガスメータ
の取り付けの作業性を向上できて作業者の負担を軽減で
きるものであり、また両手がフリーな状態で袋ナットの
締め付けやパッキンの介装ができるために袋ナットを確
実に締め付けることができると共にパッキンを確実に介
装して袋ナットを締め付けることができて所定の状態に
確実に施工できるものである。
【0034】またメータユニオンの袋ナットを持ち上げ
て保持するナット保持具をばね部またはメータ固定体に
一体に設けてあると、補助治具でガスメータを吊り下げ
保持した状態で袋ナットを持ち上げることができ、パッ
キンを介装したり、パッキンの介装の有無やパッキンの
介装状態を目視したりするのが容易にでき、一層施工の
作業性を向上できると共に所定の状態に確実に施工でき
るものである。
て保持するナット保持具をばね部またはメータ固定体に
一体に設けてあると、補助治具でガスメータを吊り下げ
保持した状態で袋ナットを持ち上げることができ、パッ
キンを介装したり、パッキンの介装の有無やパッキンの
介装状態を目視したりするのが容易にでき、一層施工の
作業性を向上できると共に所定の状態に確実に施工でき
るものである。
【図1】本発明の実施の形態の一例の補助治具の斜視図
である。
である。
【図2】同上の補助治具をセットした状態の一部切欠正
面図である。
面図である。
【図3】同上の補助治具の平面図である。
【図4】同上の補助治具の側面図である。
【図5】同上の他の例の補助治具の斜視図である。
【図6】同上の要部のセットした状態の正面図である。
【図7】同上のさらに他の例の補助治具をセットした状
態の一部切欠正面図である。
態の一部切欠正面図である。
【図8】同上の補助治具の平面図である。
【図9】同上の補助治具の側面図である。
【図10】同上の他の例の補助治具の斜視図である。
【図11】同上の動作を説明する側面図である。
【図12】同上の他の例の補助治具の要部の斜視図であ
る。
る。
【図13】同上の他の例の補助治具による吊り下げ状態
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図14】ガスメータの取り付け状態を示す斜視図であ
る。
る。
【図15】メータユニオンの接続部分の半断面図であ
る。
る。
A 補助治具 1 ガスメータ 4 メータユニオン 5 袋ナット 6 接続口 8 パッキン 10 メータ用取っ手 10a 取っ手支持部 11b 取っ手本体 11 配管固定材 12 メータ固定体 13 運搬用持ち手 14 ばね部 15 載置部 16 差し込み溝 17 固定用ピン 19 ナット保持具 20 支持板 21 係止板 22 板ばね部
Claims (8)
- 【請求項1】 ガスメータのメータ用取っ手に着脱自在
に固定し得るメータ固定体を下部に有すると共に運搬用
持ち手を上部に有し、運搬用持ち手とメータ固定体とを
上下に伸縮可能なばね部にて連結し、ガスメータ設置部
におけるガス配管の流入側のメータユニオンや流出側の
メータユニオンの近傍でガス配管側に載置し得る載置部
を上部に設けて成ることを特徴とするガスメータ設置・
取り替え作業用補助治具。 - 【請求項2】 板ばね材をジグザグ状に曲成してばね部
を形成したことを特徴とする請求項1記載のガスメータ
設置・取り替え作業用補助治具。 - 【請求項3】 メータ用取っ手の取っ手本体を差し込ん
で固定し得る差し込み溝をメータ固定体に設けたことを
特徴とする請求項1または請求項2記載のガスメータ設
置・取り替え作業用補助治具。 - 【請求項4】 メータ用取っ手の取っ手本体を外した状
態でメータ用取っ手の取っ手支持部との間に固定用ピン
を差し込んで固定し得るピン固定部をメータ固定体に設
けたことを特徴とする請求項1または請求項2記載のガ
スメータ設置・取り替え作業用補助治具。 - 【請求項5】 運搬用持ち手とばね部とを1枚物の帯板
を折曲して一体に形成したことを特徴とする請求項2記
載のガスメータ設置・取り替え作業用補助治具。 - 【請求項6】 メータユニオンの袋ナットを持ち上げて
保持するナット保持具をばね部またはメータ固定体に一
体に設けて成ることを特徴とする請求項1乃至請求項5
のいずれか記載のガスメータ設置・取り替え作業用補助
治具。 - 【請求項7】 ナット保持具は支持板と袋ナットに係止
する係止板とで構成され、支持板がばね部に一体に固着
され、支持板の先端に係止板が出入り自在になるように
回転自在に装着されたことを特徴とする請求項6記載の
ガスメータ設置・取り替え作業用補助治具。 - 【請求項8】 ナット保持具は上方に弾発付勢すると共
に水平に対して勾配を有する板ばね部で構成し、配管固
定材に載置部を載置した状態で板ばね部が袋ナットの下
に位置するように板ばね部をメータ固定体の側方に一体
的に設けたことを特徴とする請求項6記載のガスメータ
設置・取り替え作業用補助治具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001139651A JP2002333360A (ja) | 2001-05-10 | 2001-05-10 | ガスメータ設置・取り替え作業用補助治具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001139651A JP2002333360A (ja) | 2001-05-10 | 2001-05-10 | ガスメータ設置・取り替え作業用補助治具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002333360A true JP2002333360A (ja) | 2002-11-22 |
Family
ID=18986393
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001139651A Withdrawn JP2002333360A (ja) | 2001-05-10 | 2001-05-10 | ガスメータ設置・取り替え作業用補助治具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002333360A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008240988A (ja) * | 2007-03-28 | 2008-10-09 | Osaka Gas Co Ltd | 袋ナット保持具 |
-
2001
- 2001-05-10 JP JP2001139651A patent/JP2002333360A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008240988A (ja) * | 2007-03-28 | 2008-10-09 | Osaka Gas Co Ltd | 袋ナット保持具 |
JP4684256B2 (ja) * | 2007-03-28 | 2011-05-18 | 大阪瓦斯株式会社 | 袋ナット保持具 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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