JPH1025849A - 建物躯体に対する壁パネルの取付工法及びこれに使用する取付治具 - Google Patents

建物躯体に対する壁パネルの取付工法及びこれに使用する取付治具

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JPH1025849A
JPH1025849A JP18237596A JP18237596A JPH1025849A JP H1025849 A JPH1025849 A JP H1025849A JP 18237596 A JP18237596 A JP 18237596A JP 18237596 A JP18237596 A JP 18237596A JP H1025849 A JPH1025849 A JP H1025849A
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mounting jig
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高雄 柳
Nobutoshi Katou
宣利 加藤
Kazunori Saito
和則 斉藤
Yoshizo Narita
芳三 成田
Seiji Ukai
誠治 鵜飼
Kiyoharu Suzuki
清晴 鈴木
Masashi Takezawa
政志 竹澤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】各壁パネル側にZクリップを回動可能に取り付
けておいて、このZクリップによる固定を、取付治具側
と躯体側とに選択的に行えるようにして、取付治具の再
利用を図ること。 【構成】(1)所定配列した複数の壁パネルの30裏面
側に、複数のZクリップ20を回動可能に取付ける工
程;(2)これら各Zクリップ20により、取付治具1
0を各壁パネル30側に取付けることにより集合パネル
30aとする工程;(3)この取付治具10を有する集
合パネル30aを前記躯体の外面所定位置に配置する工
程;(4)この集合パネル30aの各Zクリップ20
を、躯体を構成している通しアングル40側に回動して
固定することにより、各壁パネル30を通しアングル4
0に固定すると同時に取付治具10を自由にする工程;
(5)この自由になった各取付治具10を利用して、別
の集合パネル30aを作成する工程。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、複数の壁パネルを建物の躯体に
一度に取付ける工法、及びその取付治具に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】建物を建設するには種々な方法が採用さ
れるが、例えば図12に示したような建物では、多数の
所謂鉄骨によって建物の躯体を組み立てておいて、これ
にコンクリートを打設してスラブを形成したり、壁パネ
ルを取付けたりすることが行われている。
【0003】一方、壁パネルとしても種々なものが提案
されているが、工場生産ができて規格化し易いという理
由等から、図8にも示すようなコンクリート等によって
一体的に形成した壁パネルが採用されることが多くなっ
てきている。
【0004】この壁パネルは、ある所定の大きさのもの
に規格・製造しておいて、これの多数を建物を構成して
いる躯体側に固定しなければならないのであるが、一枚
毎に取付けていたのでは工期の短縮はできない。勿論、
工場生産し易いものとするためには、この壁パネルはあ
る一定の大きさ以下のものとしなければならない。
【0005】このような壁パネルを躯体に取付けるため
の従来より採用されている方法は、概略次の通りであ
る。まず、複数の壁パネルを鋼材フレームによって一体
化したものとしておき、この鋼材フレームとともにクレ
ーン等で躯体の所定位置まで移動する。その後に、鋼材
フレームを躯体側にそのまま固定する。これらの作業を
繰り返すことにより、図12に示したような建物の壁が
完成する。
【0006】ところが、以上のような取付方法である
と、鋼材フレームは建物の中に所謂「はめ殺し」されて
しまうものとなり、それぞれ壁パネルの内側に残存した
ままの状態となって無駄なものとなってしまうものであ
る。それだけでなく、鋼材フレームそのものを大量に必
要として工費がかさむことにもなる。
【0007】そこで、本発明者等は、壁パネルの取付作
業をより合理的にしながら、鋼材フレームを構成するた
めの鋼材の無駄をも省くにはどうしたらよいかについて
種々検討を重ねてきた結果、本発明を完成したのであ
る。
【0008】本発明は、以上のような経緯に基づいてな
されたもので、その解決しようとする課題は、従来なさ
れていた鋼材フレームの「はめ殺し」を無くして、無駄
のない壁パネルの取付方法を提供することである。
【0009】すなわち、まず請求項1に係る発明の目的
とするところは、各壁パネル側にZクリップを回動可能
に取り付けておいて、このZクリップによる固定を、取
付治具側と躯体側とに選択的に行えるようにして、取付
治具の再利用を図ることができるようにした取付工法を
提供することにある。
【0010】また、請求項2に係る発明の目的とすると
ころは、上記請求項1の工法を具体的に実施できるとと
もに、各壁パネルの一体化を確実に行うことのできる取
付治具を簡単な構成によって提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、まず請求項1に係る発明の採った手段は、以下の
実施形態の説明中で使用する符号を付して説明すると、
「複数の壁パネル30を、建物を構成する躯体側に同時
に取付けるための、次の各工程を含むことを特徴とする
取付工法。 (1)所定配列した複数の壁パネルの30裏面側に、複
数のZクリップ20を回動可能に取付ける工程; (2)これら各Zクリップ20により、取付治具10を
各壁パネル30側に取付けることにより集合パネル30
aとする工程; (3)この取付治具10を有する集合パネル30aを前
記躯体の外面所定位置に配置する工程; (4)この集合パネル30aの各Zクリップ20を、躯
体を構成している通しアングル40側に回動して固定す
ることにより、各壁パネル30を通しアングル40に固
定すると同時に取付治具10を自由にする工程; (5)この自由になった各取付治具10を利用して、別
の集合パネル30aを作成する工程」である。
【0012】すなわち、この請求項1に係る取付工法で
は、まず(1)所定配列した複数の壁パネル30の裏面
側に、複数のZクリップ20を回動可能に取付けなけれ
ばならないのであるが、この出発点が従来の工法とは全
く異っているものである。つまり、以下において順次説
明する通り、各Zクリップ20は、集合パネル30aを
吊下具60等を利用して躯体の所定位置にまで運んで仮
止めするまでは、各壁パネル30と治具本体11との連
結機能を果たすものであり、これを躯体の通しアングル
40側に回動させて固定したときには、各壁パネル30
と通しアングル40との連結機能を果たすという二種類
の機能を発揮するものなのである。
【0013】各Zクリップ20は、図3及び図4に示す
ように、平面形状が略Z型のものであり、図3の(イ)
に示すように、取付治具10側の支持部11aを壁パネ
ル30の裏面上に挟み込めるようにするための段部21
を有している。また、これら各Zクリップ20は、図9
に示すように、これに形成してある長穴24に通した取
付ボルト23の先端を、壁パネル30の通し穴31内に
配置した角ナット22に螺着することにより、壁パネル
30に回動可能に取り付けられるものである。
【0014】各Zクリップ20の壁パネル30に対する
取付は、その場所が問題となるが、この作業を行うにあ
たっては、例えば図8に示すような組立架台50を利用
することにより、複数の壁パネル30の所定の配列を行
う必要があることは言うまでもない。これにより、各Z
クリップ20をどの位置に取付けるべきかが決まるの
で、Zクリップ20の取付ボルト23を挿通する穴を壁
パネル30の所定位置に形成するのである。以上のよう
にすることにより、壁パネル30の配列と、これに対す
る各Zクリップ20の固定とが済めば、次の工程(2)
の、各Zクリップ20により、取付治具10を各壁パネ
ル30側に取付けるという作業に移るのであるが、この
工程では、請求項2に係る後述の取付治具10が2本使
用される。すなわち、(1)工程で壁パネル30側に固
定されたZクリップ20により、図1及び図3の(イ)
に示したように、各壁パネル30の裏面に2本の取付治
具10を取り付けるのである。
【0015】この場合、各Zクリップ20には、前述し
たように段部21が形成してあるから、その先端部側を
取付治具10を構成している治具本体11の支持部11
a上に回動させて、取付ボルト23の角ナット22に対
する締着を行えば、図3の(イ)及び図4の(イ)に示
したように、各Zクリップ20は取付治具10を壁パネ
ル30上に挟持した状態で固定されるのである。
【0016】これにより、複数の壁パネル30(図1及
び図8に示した実施形態では3枚)が2本の取付治具1
0によって一体化されるため、図11に示すような集合
パネル30aとして完成されるから、この集合パネル3
0aを、工程(3)の取付治具10を有する集合パネル
30aを躯体の外面所定位置に配置することにより、図
1に示したような状態となる。なお、この工程(3)に
おいては、集合パネル30aの通しアングル40(建物
の躯体)に対する位置の微調整と仮止めとが行われる
が、図5に示すように、微調整は取付治具10側に設け
てある位置調整金具90によって行い、仮止めは、目地
板、仮止金具70あるいは自重受け80を使用してなさ
れるものである。
【0017】集合パネル30aの通しアングル40に対
する位置調整と仮止めが済めば、(4)集合パネル30
aの各Zクリップ20を、躯体を構成している通しアン
グル40側に回動して固定することにより、各壁パネル
30を通しアングル40に固定すると同時に取付治具1
0を自由にするのである。すなわち、この工程(4)に
おいては、図2の一部にて示すように、それまで壁パネ
ル30上に取付治具10を固定していた各Zクリップ2
0の先端部を通しアングル40側に回動して、その壁パ
ネル30に対する固定を再度行えば、各壁パネル30は
通しアングル40側に固定され、かつ図7に示すよう
に、各壁パネル30を連結していた各取付治具10は自
由なものとなるのである。
【0018】そこで、次の工程(5)に移り、自由にな
った各取付治具10を利用して別の集合パネル30aを
作成するのである。すなわち、本発明に係る取付工法で
は、取付治具10は、複数の壁パネル30の通しアング
ル40に対する取付前の一体化を行うのに使用されるも
のであり、壁パネル30の通しアングル40に対する固
定が完了すれば、次の別の壁パネル30の一体化のため
に再利用されるのである。
【0019】従って、この請求項1に係る取付工法にお
いては、取付治具10が建物内に「はめ殺し」されるこ
とはなくて再利用されるものであり、取付治具10の無
駄が全くないのである。
【0020】前述した課題を解決するために、請求項2
に係る発明の採った手段は、実施形態中で使用する符号
を付して説明すると、「複数の壁パネル30を、建物を
構成する躯体に同時に取付けるための取付治具10であ
って、この取付治具10を、各壁パネル30の裏側に当
接し、各壁パネル30側のZクリップ20により各壁パ
ネル30の裏側に支持されることになる支持部11a
と、これから突出する取扱部11bとからなる治具本体
11を備えたものとし、この治具本体11の支持部上1
1aに、壁パネル30側のボルト23等の係止部に係合
する切欠12aを有したパネル固定具12を一体化する
とともに、取扱部11bの上端側に、当該取付治具10
を各壁パネル30とともに吊り上げる際に使用する吊下
穴13を形成し、下端に、最下端の壁パネル30を受け
るための受部14aを有した位置決め具14を取付けた
ことを特徴とする取付治具10」である。
【0021】すなわち、この請求項2に係る取付治具1
0は、上記請求項1に係る取付工法を実施するにあたっ
て最適なものであり、かつ構成が非常に簡単なものであ
る。なお、この取付治具10は、2本以上を使用して1
つの集合パネル30aを形成するのであり、1本で使用
することはまずないものである。
【0022】また、この取付治具10を構成している治
具本体11は、例えば所謂L型鋼あるいはH型鋼をその
まま採用して形成したものであり、その壁パネル30に
当接することになる支持部11aに対して取扱部11b
を一体的に突出させたものである。勿論、取扱部11b
の上端に吊下具60側のシャックルを通すための吊下穴
13を形成したり、取扱部11bの下端に位置決め具1
4を取り付けたりすることは当然として、後述の位置調
整金具90を予め取り付けておくことにより、その使用
勝手を簡単に向上させることのできる形状のものとなっ
ている。
【0023】
【発明の実施の形態】次に各請求項に係る発明につい
て、図面に示した実施の形態に従って説明するが、この
実施形態では、請求項2に係る取付治具10を使用し
て、請求項1の取付工法を実施していくものであるた
め、以下ではこの取付工法を中心にした説明を行ってい
くことにする。
【0024】さて、本発明の取付工法を実施して行くに
あたっては、まず取付治具10を用意しておくととも
に、この取付治具10を使用して複数の壁パネル30を
一体化した集合パネル30aを形成しなければならな
い。勿論、建物の躯体側には、図1及び図2に示したよ
うに、各壁パネル30を取り付けるための通しアングル
40が固定されている。
【0025】取付治具10は、図1〜図5及び図8に示
したように、各壁パネル30の裏側に当接し、各壁パネ
ル30側のZクリップ20により各壁パネル30の裏側
に支持されることになる支持部11aと、これから突出
する取扱部11bとからなる治具本体11を備えたもの
とし、この治具本体11の支持部上11aに、壁パネル
30側のボルト23等の係止部に係合する切欠12aを
有したパネル固定具12を一体化するとともに、取扱部
11bの上端側に、当該取付治具10を各壁パネル30
とともに吊り上げる際に使用する吊下穴13を形成し、
下端に、最下端の壁パネル30を受けるための受部14
aを有した位置決め具14を取付けたものである。
【0026】本実施形態における治具本体11は、一般
的に市販されているL型アングルを所定長に切断したも
のであり、一方を支持部11aとし、これに直交する部
分を取扱部11bとしたものである。勿論、支持部11
aが壁パネル30の背面にぴったりと当接するものであ
り、取扱部11bがこの支持部11aと一体的であれ
ば、治具本体11は、L型アングルやH型鋼等の種々な
材料を使用して構成すればよい。
【0027】また、各取付治具10の上下両端部にはパ
ネル固定具12が一体的に形成してあるが、これら各パ
ネル固定具12は、当該取付治具10と各壁パネル30
に対する固定を確実にするとともに、各壁パネル30か
らの取外しを容易に行えるようにしたものである。すな
わち、複数(実施形態では3枚)の壁パネル30をZク
リップ20を使用して取付治具10側に固定した場合、
Zクリップ20の固定だけでは不安定であるため、これ
らのパネル固定具12を使用して、壁パネル30と取付
治具10との固定状態を確実なものとするのである。
【0028】換言すれば、複数の壁パネル30の裏面に
Zクリップ20を利用して取付治具10を取付けて集合
パネル30aとし、各取付治具10の上端に形成してあ
る吊下穴13に、図10に示した吊下具60の一部を連
結して、図11に示したように集合パネル30aを吊下
げたとき、各パネル固定具12がないとすると、各壁パ
ネル30は取付治具10から抜け落ちる虞がある。そこ
で、その虞がないようにするために、取付治具10の上
下にパネル固定具12を一体的に設けておくとともに、
各パネル固定具12の先端に形成した切欠12aを、壁
パネル30側に固定されている取付ボルト23等の係止
部に係合させておくのである。
【0029】なお、吊下具60は、図9にも示したよう
に、クレーン等によって持ち上げられる1つのフックに
吊下されるものであり、その吊下索条の両端は、一本の
支持杆に対して位置調整自在に連結されるものである。
すなわち、この吊下具60では、図9中の矢印で示した
吊下幅が自由に変えられるようにしてあるのである。
【0030】実施形態のパネル固定具12では、例えば
図4の(ロ)に示したように、下向きに開口する切欠1
2aとしているので、これでも各壁パネル30が取付治
具10から抜け落ちそうである。しかしながら、後述す
るように、この集合パネル30aの下端は、位置決め具
14の受部14aによって支えられているから、吊下具
60によって集合パネル30a全体を吊下しても、各壁
パネル30が取付治具10から抜け落ちる虞はない。
【0031】もし、このパネル固定具12がないとする
と、治具本体11は各Zクリップ20によって各壁パネ
ル30上に単に押圧されているだけであるから、各取付
治具10に内側へ押動する力が働けば、これらの治具本
体10は各Zクリップ20から簡単に外れてしまう。そ
こで、パネル固定具12の切欠12aをZクリップ20
側の取付ボルト23に係合させるようにすることによっ
て、治具本体10のZクリップ20からの外れを防止す
るのである。このことが、当該取付治具10がパネル固
定具12を備えている理由であり、通常は1本の取付治
具10の上下にパネル固定具12をそれぞれ取り付ける
ようにしているのである。
【0032】このパネル固定具12は、図7に示したよ
うに、各壁パネル30から用の済んだ取付治具10を取
外すときに、壁パネル30側の取付ボルト23から単純
に外れなければならないのであるが、前述したように、
各取付ボルト23に係合している切欠12aは下向きに
開口したものであるため、各Zクリップ20の固定を緩
めた後に治具本体11全体を上方に上げれば、各取付ボ
ルト23から単純に外すことができるものである。
【0033】一方、各取付治具10の下端には、例えば
図5に示したように、、位置決め具14が一体的に設け
てあるが、この、位置決め具14は、まず第1に各壁パ
ネル30の下からの受けを行うものであり、第2には、
図6に示したように、仮止めまたは取付が済んだ集合パ
ネル30aに対する位置調整を行なう場合に使用される
ものである。そのために、各、位置決め具14は、図5
及び図6に示したように、取付治具10の取扱部11b
のパネル固定具12とは反対側となる面に取付けられる
取付基部14bと、この取付基部14bの下端にて水平
状に屈曲された当接部14cと、この当接部14cの壁
パネル30側に突出形成した受部14aとにより構成し
てある。
【0034】位置決め具14の受部14aは、図4及び
図5中の点線にて示したように、最下段の壁パネル30
の下面に当接するものであり、これにより、壁パネル3
0全体を下から支えることになるものである。また、当
接部14cは、図6に示したように、その下面に当接す
る調整ボルト15aの先端により上下動されるものであ
り、これにより、下側の集合パネル30aに対する位置
調整を行なう場合に使用されるものである。そのため
に、下側の集合パネル30aを構成している各取付治具
10の上端には、位置決め具14と略同様な形状の上下
調整用金具15が固定されるのであり、この上下調整用
金具15に対して調整ボルト15aを螺進・螺退させる
ことにより、上側の集合パネル30aの位置調整を行え
るようにしてある。
【0035】以上の位置決め具14及びパネル固定具1
2は、治具本体11とは別部材として形成したものであ
り、治具本体11に対して取付は勿論、取り外しも自由
に行えるものである。従って、当該取付治具10を何回
も繰り返して使用する内に、これらのパネル固定具12
または位置決め具14に変形をきたしたり、治具本体1
1に対する固定がしっくりといかなくなる場合がある
が、これらのパネル固定具12または位置決め具14の
みを交換すれば、取付治具10そのものの再生を簡単か
つ安価に行うことができるのである。
【0036】また、各集合パネル30aの仮止めは、そ
の下端が建物のフロア(スラブ)面と略一致する場合に
は、図4に示したように、この集合パネル30aの下端
に自重受け80を取り付けておき、これとフロアとの間
の位置調整を行ってからなされる。集合パネル30aの
下端が、そのフロアの中間部分に位置する場合には、下
側の集合パネル30aと上側のそれとの間に目地板を挿
入しておいてから、図5に示したような上下調整用金物
15を使用して位置調整をして自重受け80を取付け、
その後に仮止めがなされる。
【0037】さて、以上のようにして、集合パネル30
aの通しアングル40に対する位置及び位置調整が完了
すれば、例えば図5中にて示したような仮止金具70や
自重受け80を使用して、この集合パネル30aの通し
アングル40に対する仮止めをする。この仮止めは、要
するに次の工程に移る際に、集合パネル30aの位置が
変化したり外れたりしないようにしておくための作業で
あり、通常一般的に行われている手段を採用すればよい
ものである。本実施形態では、仮止金具70も自重受け
80も、集合パネル30aと通しアングル40とを同時
に挟み込めるような形状のものとしたものであり、単に
上側または下側から挿入するだけで、仮止めが行えるよ
うな形状のものとしてある。
【0038】次に、まずパネル固定具12と一緒になっ
ているZクリップ20以外のZクリップ20について、
その取付ボルト23を緩めて回動可能な状態とし、図7
等に示すように、これを180°回転させて先端が通し
アングル40に掛かるようにしてから、再度取付ボルト
23の締着を行う。これにより、各壁パネル30と通し
アングル40との固定は略完了するので、最後に、各パ
ネル固定具12と一緒になっているZクリップ20(本
実施形態では4ヶ所ある)についても同様な作業を行
う。
【0039】このパネル固定具12と一緒になっている
Zクリップ20について、その取付ボルト23を緩める
と、それまでZクリップ20によって壁パネル30側に
押圧されていたパネル固定具12は略自由な状態となる
から、このときに、図7に示したように、各取付治具1
0を外すのである。この取付治具10の取外しは、例え
ばそれまで集合パネル30a全体を支持していた吊下具
60を僅かに上方へ持ち上げて、パネル固定具12の切
欠12aが取付ボルト23から開放されるような操作を
行えばよい。このような操作によってパネル固定具12
の外しが行えるようにするために、各パネル固定具12
の切欠12aは下方に開口したものとしてあるのであ
る。各取付治具10が自由になればこれを吊下具60に
接続したまま地上に降ろし、次の三枚の壁パネル30の
連結部材として再度利用するのである。勿論、各パネル
固定具12が外された後のZクリップ20については、
180°回転させて再螺着を行うことにより、壁パネル
30と通しアングル40との連結を行うものである。
【0040】以上の集合パネル30aを吊下具60によ
って持ち上げる以外の作業は、建物の躯体側から行える
ものであり、この壁パネル30の取付けのために、建物
の躯体の外側に足場を組む必要は全くないものである。
また、予め工場等で集合パネル30aとしておいたもの
を施工現場に多数配置しておけば、作業の能率化を図る
ことができるが、施工現場に組立架台50を搬入できる
のであれば、少ない数の取付治具10によって施工能率
を向上することができる。
【0041】勿論、各壁パネル30は規格されたもので
あるから、取付治具10としても略同一種類のもの(寸
法が変わらない)を採用することができるのであり、複
数の施工現場に共通してこの取付治具10を採用するこ
とができる。なお、建物の壁の端においては、規格され
た壁パネル30を切断して所定寸法のものとしなければ
ならないが、その場合でも、各取付治具10は略同一寸
法のものであってもそれ程支障はない。図1に示したよ
うに、各取付治具10は複数のZクリップ20によって
壁パネル30の裏面に縦方向に取付けられるものだから
である。
【0042】
【発明の効果】以上詳述した通り、まず請求項1に係る
発明においては、上記実施形態で例示した如く、「複数
の壁パネル30を、建物を構成する躯体側に同時に取付
けるための、次の各工程を含むことを特徴とする取付工
法。 (1)所定配列した複数の壁パネルの30裏面側に、複
数のZクリップ20を回動可能に取付ける工程; (2)これら各Zクリップ20により、取付治具10を
各壁パネル30側に取付けることにより集合パネル30
aとする工程; (3)この取付治具10を有する集合パネル30aを前
記躯体の外面所定位置に配置する工程; (4)この集合パネル30aの各Zクリップ20を、躯
体を構成している通しアングル40側に回動して固定す
ることにより、各壁パネル30を通しアングル40に固
定すると同時に取付治具10を自由にする工程; (5)この自由になった各取付治具10を利用して、別
の集合パネル30aを作成する工程」にその特徴があ
り、これにより、各壁パネル側にZクリップを回動可能
に取り付けておいて、このZクリップによる固定を、取
付治具側と躯体側とに選択的に行えるようにして、取付
治具の再利用を図ることができるのである。
【0043】すなわち、本発明に係る取付工法によれ
ば、次のような具体的な効果を発揮することができるの
である。 治具が「はめ殺し」される従来の工法に比較すれば、
各取付治具10の転用・再使用ができるため、所謂下地
材の低減を図ることができて、工費を低減することがで
きる。 1つのZクリップ20について、これによる各壁パネ
ル30と取付治具10との固定と、各壁パネル30と通
しアングル40との固定とを、その取付ボルト23の締
着・緩め操作により選択して行えるため、施工効率が向
上している。 特別な取付金具や取付方法を採用しなくても、一般工
法と略同程度の取付状態とすることができる。 取付作業そのものは建物の躯体側から行うことができ
るので、無足場での施工が可能となっている。 施工現場に組立架台50を配置すれば、略同じ作業工
程の繰り返しで、壁の高さ方向、あるいは1フロアーの
組付作業を短時間内で行うことができる。 取付後に外される取付治具10ではあるが、これを利
用することにより、集合パネル30a全体の左右及び上
下方向の微調整が可能となり、高い施工精度を得ること
ができる。 各取付治具10は、L型アングルを材料として形成す
ることができるため、軽量化することができて回収作業
も楽に行えるだけでなく、安価に提供することができ
る。 各取付治具10は、縦方向にして(通しアングル40
と平行に行えるようにして)使用するものであるため、
各壁パネル30の横方向の長さに変化があったとして
も、兼用することができる。 工場等で集合パネル30aとしておいて、各壁パネル
30間のシーリングや表面の塗装を予め行っておけば、
工期のさらなる短縮・現場での関連工事の削減を行うこ
とができる。
【0044】また、請求項2に係る発明においては、同
様に、「複数の壁パネル30を、建物を構成する躯体に
同時に取付けるための取付治具10であって、この取付
治具10を、各壁パネル30の裏側に当接し、各壁パネ
ル30側のZクリップ20により各壁パネル30の裏側
に支持されることになる支持部11aと、これから突出
する取扱部11bとからなる治具本体11を備えたもの
とし、この治具本体11の支持部上11aに、壁パネル
30側のボルト23等の係止部に係合する切欠12aを
有したパネル固定具12を一体化するとともに、取扱部
11bの上端側に、当該取付治具10を各壁パネル30
とともに吊り上げる際に使用する吊下穴13を形成し、
下端に、最下端の壁パネル30を受けるための受部14
aを有した位置決め具14を取付けたこと」にその構成
上の特徴があり、これにより上記請求項1の工法を具体
的に実施できるとともに、各壁パネルの一体化を確実に
行うことができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る取付治具を使用して一体化した集
合パネルを通しアングル間に位置決め配置したときの躯
体内から見た背面図である。
【図2】図1中の1−1線及び2−2線に沿ってみた各
部を同時に示した部分横断面図である。
【図3】図1に示した集合パネルにおける各金具の状態
を示すもので、(イ)はZクリップのみの斜視図、
(ロ)はパネル固定具の上にZクリップを重ねた部分の
斜視図である。
【図4】同集合パネルにおける各金具の状態を示すもの
で、(イ)は取付治具の下部にパネル固定具及び、位置
決め具を取付けた状態の部分背面図、(ロ)はパネル固
定具それ自体の斜視図、(ハ)は位置決め具それ自体の
斜視図である。
【図5】図1の集合パネルを通しアングルに仮止めした
時の状態を示す部分斜視図である。
【図6】1つの集合パネルの上に別の集合パネルを配置
して、この上側の集合パネルの位置調整を行っている状
態を示す部分斜視図である。
【図7】図1に示した集合パネルの各Zクリップを通し
アングル側に固定して各取付治具を自由にした状態の躯
体側からみた背面図である。
【図8】組立架台上に各壁パネルを位置決めして取付治
具を固定した状態を概略的に示す斜視図である。
【図9】Zクリップを壁パネルに取付けた状態を示すも
ので、(イ)は治具本体の取扱部を挟み込みながらZク
リップのみを壁パネル上に取付た状態の部分斜視図、
(ロ)はパネル固定具に重ねてZクリップを壁パネル上
に取り付けたときの部分断面図である。
【図10】吊下具の一例を示す斜視図である。
【図11】図10に示した吊下具を使用して地上で組み
立てられた集合パネルを吊り下げている状態を示した斜
視図である。
【図12】本発明に係る取付工法を採用して完成した建
物の斜視図である。
【符号の説明】 10 取付治具 11 治具本体 11a 支持部 11b 取扱部 12 パネル固定具 12a 切欠 13 吊下穴 14 位置決め具 14a 受部 15 上下調整用金具 20 Zクリップ 21 段部 22 角ナット 23 取付ボルト 24 長穴 30 壁パネル 30a 集合パネル 31 通し穴 40 通しアングル 50 集合パネル 60 吊下具 70 仮止金具 80 自重受け 90 位置調整金具 91 連結部 92 調整アーム部 93 横調整ボルト 94 内外調ボルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斉藤 和則 名古屋市中村区上石川町2丁目45番地 旭 中部資材株式会社内 (72)発明者 成田 芳三 名古屋市中村区上石川町2丁目45番地 旭 中部資材株式会社内 (72)発明者 鵜飼 誠治 名古屋市中村区上石川町2丁目45番地 旭 中部資材株式会社内 (72)発明者 鈴木 清晴 名古屋市中村区上石川町2丁目45番地 旭 中部資材株式会社内 (72)発明者 竹澤 政志 名古屋市中村区上石川町2丁目45番地 旭 中部資材株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の壁パネルを、建物を構成する躯体側
    に同時に取付けるための、次の各工程を含むことを特徴
    とする取付工法。 (1)所定配列した複数の壁パネルの裏面側に、複数の
    Zクリップを回動可能に取付ける工程; (2)これら各Zクリップにより、取付治具を各壁パネ
    ル側に取付けることにより集合パネルとする工程; (3)この取付治具を有する集合パネルを前記躯体の外
    面所定位置に配置する工程; (4)この集合パネルの各Zクリップを、躯体を構成し
    ている通しアングル側に回動して固定することにより、
    各壁パネルを通しアングルに固定すると同時に前記取付
    治具を自由にする工程; (5)この自由になった各取付治具を利用して、別の集
    合パネルを作成する工程。
  2. 【請求項2】複数の壁パネルを、建物を構成する躯体に
    同時に取付けるための取付治具であって、 この取付治具を、前記各壁パネルの裏側に当接し、各壁
    パネル側のZクリップにより各壁パネルの裏側に支持さ
    れることになる支持部と、これから突出する取扱部とか
    らなる治具本体を備えたものとし、 この治具本体の前記支持部上に、前記壁パネル側のボル
    ト等の係止部に係合する切欠を有したパネル固定具を一
    体化するとともに、 前記取扱部の上端側に、当該取付治具を各壁パネルとと
    もに吊り上げる際に使用する吊下穴を形成し、下端に、
    最下端の壁パネルを受けるための受部を有した位置決め
    具を取付けたことを特徴とする取付治具。
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