JP2002333241A - 膨張装置付きアキュムレータ - Google Patents

膨張装置付きアキュムレータ

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JP2002333241A
JP2002333241A JP2001138223A JP2001138223A JP2002333241A JP 2002333241 A JP2002333241 A JP 2002333241A JP 2001138223 A JP2001138223 A JP 2001138223A JP 2001138223 A JP2001138223 A JP 2001138223A JP 2002333241 A JP2002333241 A JP 2002333241A
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accumulator
passage
expansion device
refrigerant
pressure line
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Akihiko Takano
明彦 高野
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Zexel Valeo Climate Control Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 膨張装置の冷却の促進を図って起動時におけ
る弁閉止を回避することができ、リリーフ弁を削除する
ことができる膨張装置付きアキュムレータを提供する。 【解決手段】 冷凍サイクルの高圧ラインの冷媒温度に
応じて弁開度が調節される圧力制御弁14を有する膨張
装置5と冷凍サイクルの膨張装置5から圧縮機に至る低
圧ライン上に設けられるアキュムレータ7とを一体化し
て構成する。膨張装置5とアキュムレータ7とが一体化
されたボディー部10に、高圧ラインに通じる圧力制御
弁14の上流側に位置する入口通路と低圧ラインに通じ
る圧力制御弁14の下流側に位置する出口通路を設ける
と共に、低圧ラインの冷媒をアキュムレータ7の内部に
導入する導入通路20とアキュムレータ内の気相冷媒を
圧縮器側へ導出する導出通路21を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】この発明は、二酸化炭素(C
2 ) などのように冷媒を超臨界域で使用する超臨界冷
凍サイクルに適した膨張装置付きアキュムレータに関す
る。
【0002】
【従来の技術】二酸化炭素(CO2 )を冷媒とする冷凍
サイクルとして、特開平9−264622号公報に示さ
れるように、ベローズ等の変位部材を用いた圧力制御弁
の密閉空間に二酸化炭素などの作動ガスを封入し、放熱
器の出口側の冷媒温度に対して成績係数を最大とする最
適制御特性が得られるように高圧圧力を制御するように
した構成が開示されている。
【0003】このような圧力制御弁によれば、放熱器の
出口側の冷媒温度が低い場合には、密閉空間内の冷媒の
収縮により変位部材が変位して弁口を開ける方向に弁体
が移動するので、放熱器の出口側圧力が低下し、また、
放熱器の出口側の冷媒温度が高い場合には、密閉空間内
の冷媒の膨張により変位部材が変位して弁口を閉める方
向に弁体が移動するので、放熱器の出口側圧力が上昇
し、圧縮機の圧縮仕事を増加させることなく、放熱器の
出口側圧力を増減させることができるので、冷凍サイク
ルの成績係数の悪化を抑制しつつ冷却能力を確保するこ
とができるようになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな超臨界域で冷媒を使用する冷凍サイクルにおいて
は、高負荷起動時において、圧力制御弁の封入された作
動ガスの温度が非常に高くなってしまうため、最適制御
特性を得ようとすると、図4で示されるように、高圧制
御目標値が高くなって弁体が開かなくなると共に、始動
時の高圧圧力が設計許容圧力(高圧カット設定値)を超
えて高圧カットスイッチが作動し冷凍サイクルが停止し
てしまう等の不都合が生じる。このような不都合を回避
するために、圧力制御弁と並列に高圧圧力が設定許容圧
力よりも低い所定の圧力以上になった場合に開弁するリ
リーフ弁を設け、起動初期において圧力制御弁の周囲に
冷媒を積極的に流すことで圧力制御弁の冷却を促進し、
起動時の開弁を確保するようにした構成も考えられてい
るが、このような構成においては、リリーフ弁を設ける
ことが不可欠の要件になるため、構造が複雑になること
が懸念されている。
【0005】また、二酸化炭素(CO2 )を冷媒とする
冷凍サイクルにおいては、低圧ラインにアキュムレータ
が設けられ、さらに、成績係数の向上を図るために、放
熱器下流側の高圧ラインの冷媒と圧縮機の上流側の低圧
ラインの冷媒とを熱交換させるようにした内部熱交換器
を設ける場合が多いが、蒸発器の出入口コネクタや内部
熱交換器の蒸発器側の出入口コネクタは、近接している
にも拘わらず、膨張装置やアキュムレータが別個独立に
配置されていることから、膨張装置に接続する配管とア
キュムレータに接続する配管とを別々に引き回して接続
する必要があり、配管の接続工程が煩雑になると共に、
接続作業の効率が悪くなるという不都合もある。
【0006】そこで、この発明においては、膨張装置の
起動初期における弁閉止の不具合を回避するには、何ら
かの形で膨張装置を冷却する必要があることに鑑み、膨
張装置の冷却の促進を図って起動時における弁閉止を回
避又は速やかな解除を行うことができ、また、超臨界冷
凍サイクルで必要であったリリーフ弁を削除することが
可能となる膨張装置付きアキュムレータを提供すること
を主たる課題としている。また、蒸発器の出入口コネク
タや内部熱交換器の蒸発器側の出入口コネクタが近接し
ていることに鑑み、膨張装置付きアキュムレータを用い
て、配管の接続工程の簡素化を図り、作業効率を向上さ
せることをも課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、この発明に係る膨張装置付きアキュムレータは、冷
凍サイクルの高圧ラインの冷媒温度に応じて弁開度が調
節される制御弁を有する膨張装置と前記冷凍サイクルの
前記膨張装置から圧縮機に至る低圧ライン上に設けられ
るアキュムレータとを一体化して構成し、前記膨張装置
と前記アキュムレータとが一体化されたボディー部に、
前記高圧ラインに通じる前記制御弁の上流側に位置する
入口通路と前記低圧ラインに通じる前記制御弁の下流側
に位置する出口通路とを設けると共に、前記低圧ライン
の冷媒を前記アキュムレータの内部に導入する導入通路
と前記アキュムレータ内の気相冷媒を前記圧縮器側へ導
出する導出通路とを設けるようにしたことを特徴として
いる(請求項1)。
【0008】したがって、一体化されたボディー部に入
口通路と出口通路のほかに、低圧ラインに設けられるア
キュムレータの導入通路と導出通路とが形成されるの
で、冷凍サイクルが高温環境下で放置され、起動し始め
る場合には、圧縮機によりアキュムレータ内の低温冷媒
が導出通路を介して吸引され、この際、導出通路を流れ
る冷媒と入口通路側の冷媒とがボディー部を介して熱交
換されるので、制御弁の上流側の高圧冷媒を冷却するこ
とができるようになり、もって起動初期に高圧ラインの
冷媒流動が少ない場合でも膨張装置の弁閉止状態を回避
又は速やかに解除することができるようになる。よっ
て、冷凍サイクルの起動時に膨張装置の閉弁状態が維持
されて高圧が異常に上昇することを避けることができる
ようになる。
【0009】また、ボディー部に形成される入口通路と
導出通路とを該ボディー部の同一端面に開口し、また、
出口通路と導入通路とは該ボディー部の他の同一端面に
開口するようにするとよい(請求項2)。このような構
成とすれば、近接した内部熱交換器の蒸発器側の出入口
コネクタから配管を分離せずに引き回して一回の接続工
程でボディー部の入口通路と導出通路とに同時に接続さ
せることができるようになり、また、近接した蒸発器の
出入口コネクタからも、配管を分離せずに引き回して一
回の接続工程でボディー部の出口通路と導入通路とに同
時に接続させることができるようになる。
【0010】ここで、前記ボディー部は、高圧通路と低
圧通路とが形成されたボディー部材と、導入通路と導出
通路とが形成された他のボディー部材とを一体に結合し
て構成するようにしても(請求項3)、高圧通路及び低
圧通路と、導入通路及び導出通路とを共通のボディー部
材に形成して構成するようにしてもよい(請求項4)。
特に、ボディー部を別部材を一体に結合して構成する場
合には、接合部分に伝熱性を良くするためのグリースを
塗布したり、他の部材を介在させるようにしてもよい。
【0011】尚、上述した膨張装置付きアキュムレータ
は、高圧ラインの圧力が冷媒の臨界圧力を超える状態と
なり得る超臨界冷凍サイクルに適したものである(請求
項5)。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の態様を図
面に基づいて説明する。図1において、冷凍サイクル1
は、冷媒を圧縮する圧縮機2、冷媒を冷却する放熱器
3、高圧ラインと低圧ラインとの冷媒を熱交換する内部
熱交換器4、冷媒を減圧膨張する圧力制御弁5、冷媒を
蒸発気化する蒸発器6、蒸発器6から流出された冷媒を
気液分離するアキュムレータ7を有して構成されてい
る。この冷凍サイクルにおいては、圧縮機2の吐出側が
放熱器3を介して内部熱交換器4の高圧通路4aに接続
され、この高圧通路4aの流出側が圧力制御弁5に接続
されており、圧縮機2の吐出側から圧力制御弁5に至る
までの経路によって高圧ライン8が形成されている。ま
た、圧力制御弁5の流出側が蒸発器6及びアキュムレー
タ7を介して内部熱交換器4の低圧通路4bに接続さ
れ、低圧通路4bの流出側が圧縮機2の吸入側に接続さ
れており、この圧力制御弁5の流出側から圧縮機2に至
るまでの経路によって低圧ライン9が形成されている。
【0013】この冷凍サイクル1においては、冷媒とし
て二酸化炭素(CO2 )が用いられており、圧縮機2で
昇圧された冷媒は、高温高圧の超臨界状態の冷媒として
放熱器3に入り、ここで放熱して冷却され、その後、内
部熱交換器4において蒸発器6から流出する低温冷媒と
熱交換して更に冷やされ、液化されることなく圧力制御
弁5へ送られる。そして、この圧力制御弁5において減
圧されて低温低圧の湿り蒸気となり、蒸発器6において
ここを通過する空気と熱交換してガス状となり、しかる
後にアキュムレータ7で液相冷媒を分離した後に内部熱
交換器4において高圧ライン8の高温冷媒と熱交換して
加熱され、圧縮機2へ戻されるようになっている。
【0014】前記膨張装置5は、図2にも示されるよう
に、アキュムレータ7の上部に一体化されているもの
で、この膨張装置5とアキュムレータ7とを一体化した
ボディー部10に内部熱交換器4や蒸発器6に通じる配
管が接続されている。
【0015】この例においてボディー部10は、膨張装
置5を構成する直方体形状のボディー部材10aと、こ
れとは別部材で構成されたアキュムレータ7の出入口部
を構成する直方体形状のボディー部材10bとをボルト
などによって締結して一体的に構成されているもので、
それぞれのボディー部材10a,10bは、アルミニウ
ム合金などの伝熱性のいい部材によって構成され、必要
に応じてグリースなどの熱伝達を促進する部材を間に介
在させて組み付けられている。
【0016】膨張装置5を構成するボディー部材10a
には、内部熱交換器4の高圧通路4aに通じる(高圧ラ
イン8に通じる)入口通路11と蒸発器6に通じる(低
圧ライン9に通じる)出口通路12と、入口通路11に
続いて形成された高圧空間13とが設けられ、高圧空間
13には、減圧制御弁14が収納されている。
【0017】高圧空間13と出口通路12とは、ボディ
ー部材10aに形成された弁口15によって連通され、
減圧制御弁14は、弁口15の高圧空間13に開口する
開口部分に形成された弁座16に着座する弁体17と、
この弁体17が一体に接合され、他端がボディー部材1
0aに取り付けられたベローズ18とから構成されてお
り、ベローズ18内には、炭酸ガス(CO2 )などの作
動ガスが封入されている。
【0018】この減圧制御弁14の開弁圧や弁体17の
動きは、ベローズ内部に封入する作動ガスの種類や封入
量を変更することによって調整され、この減圧制御弁1
4は、ベローズ周囲の冷媒温度に応動するようになって
おり、膨張装置5に流入する冷媒温度に対して成績係数
(COP)が最大となるような図4に示されるような最
適制御特性が得られるように弁開度が調節され、高圧圧
力が制御されるようになっている。
【0019】また、アキュムレータ7の出入口部を構成
するボディー部材10bには、蒸発器6から流出した冷
媒をアキュムレータ7の内部へ導入する導入通路20と
アキュムレータ7内の気相冷媒を内部熱交換器4を介し
て圧縮機2へ導出する導出通路21とが形成されてい
る。これら導出通路21と導入通路20とは、それぞれ
入口通路11と出口通路12とに近接して形成されてい
るもので、この例においては、導出通路21が入口通路
11と略平行となるようにボディー部材10bの上端に
形成され、導入通路20が出口通路12と略平行となる
ように同じくボディー部材10bの上端に形成されてい
る。また、導入通路21のアキュムレータ内に臨む部分
には、アキュムレータ内部に突出する導入管22が嵌合
され、導出通路のアキュムレータ内に臨む部分には、ア
キュムレータ内部の気相領域に開口する導出管23が嵌
合されている。
【0020】そして、それぞれのボディー部材10a,
10bを結合して構成されるボディー部10の一方の側
端面30aには、入口通路11と導出通路21とが所定
の間隔を置いて開口され、内部熱交換器4の蒸発器側の
出入口部に接続される2つの配管24,25(内部熱交
換器4の高圧通路4aに接続される配管24と低圧通路
4bに接続される配管25)を連結プレート26によっ
て所定の間隔に保持した状態でボディー部10の側方か
ら対応する各通路の開口部分に挿入し(内部熱交換器4
の高圧通路4aに接続される配管24を膨張装置5の入
口通路11に挿入し、内部熱交換器4の低圧通路4bに
接続される配管25を導出通路21に挿入し)、連結プ
レート26をボディー部10にネジ止めすることで両配
管24,25をボディー部10に組み付けるようにして
いる。
【0021】また、ボディー部10の前記入口通路11
及び導出通路21が開口する側端面30aと反対側の側
端面30bには、出口通路12と導入通路20とが所定
の間隔を置いて開口され、蒸発器6の出入口部に接続さ
れる2つの配管27,28(蒸発器6の流入側に接続さ
れる配管27と流出側に接続される配管28)を連結プ
レート29で所定の間隔に保持した状態でボディー部1
0の他方の側方から対応する各通路の開口部分に挿入し
(蒸発器6の流入側に接続される配管27を膨張装置5
の低圧通路12に挿入し、蒸発器6の流出側に接続され
る配管28を導入通路20に挿入し)、連結プレート2
9をボディー部10にネジ止めすることで両配管27,
28をボディー部10に組み付けるようにしている。
【0022】上述した構成において、膨張装置5は、図
4に示す制御特性が得られるように弁開度が調節される
ので、高負荷起動時のように、膨張装置5の高圧空間内
の冷媒温度が非常に高くなっている状態においては、弁
体17が弁口15を閉塞する閉弁状態が形成され、高圧
空間13の冷媒が流れない状態が形成されようとする。
しかしながら、圧縮機2が起動すると、アキュムレータ
7内の低圧低温の気相冷媒が導出通路21を介して圧縮
機2に吸引されるので、アキュムレータ内の冷媒が導出
通路21を通過する際にボディー部10を介して入口通
路11又は高圧空間13内の冷媒との間で熱交換が行わ
れ、次第に高圧空間内の冷媒が冷やされることとなる。
このため、ベローズ18内に封入された作動ガスも徐々
に冷却されていき、次第に弁体17が弁座16から離れ
て開弁し、高圧冷媒が低圧ライン9へ流出されることと
なり、閉弁状態を回避又は速やかに解除することができ
るようになる。
【0023】そして、一旦、圧力制御弁14が開いて高
圧冷媒が流れ始めると、放熱器3や内部熱交換器4で冷
却された冷媒が入口通路11を介してベローズ周囲の高
圧空間13を流れることとなるので、膨張装置5は通常
の正常動作へ移行し、図4で示す最適制御特性が得られ
るように弁開度が調節されることとなる。
【0024】よって、冷凍サイクル1の起動時に膨張装
置5の冷却の促進を図って起動時における弁閉止を回避
又は速やかに解除することができるので、起動初期の高
圧圧力の異常上昇を回避するために必要であったリリー
フ弁を削除することができるようになる。
【0025】また、上述の構成においては、ボディー部
10に形成される入口通路11と導出通路21との開口
端面が同一端面に形成され、また、出口通路12と導入
通路20との開口端面が他の同一端面に形成されている
ので、近接した内部熱交換器4の蒸発器側の出入口コネ
クタに接続される配管24,25を、分離して引き回す
ことなくボディー部10の入口通路11と導出通路21
に対して一回の接続工程でまとめて接続することができ
るようになり、また、近接した蒸発器6の出入口コネク
タに接続される配管27,28においても、それぞれを
分離して引き回すことなく、ボディー部10の出口通路
12と導入通路20に対して一回の接続工程でまとめて
接続することができるようになる。このため、配管の接
続工程の簡素化を図ることが可能となり、作業効率を向
上させることができるようになる。
【0026】さらに、上述の構成においては、ボディー
部10を、入口通路11と出口通路12とが形成された
ボディー部材10aと、導入通路20と導出通路21と
が形成された他のボディー部材10bとを一体に結合し
て構成するようにしたので、一方のボディー部材から他
方のボディー部材へ移動する熱伝導量をボディー部材間
に介在する物質を調節することなどによって最適となる
ようにコントロールすることが可能となる。
【0027】図3において、上述した膨張装置付きアキ
ュムレータの変形例が示され、この例においては、ボデ
ィー部10が、入口通路11及び出口通路12と、導入
通路20及び導出通路21とを共通のボディー部材10
cに近接して形成されている点で前記構成例と異なって
いる。他の構成においては、前記構成と同様であるの
で、同一箇所に同一番号を付して説明を省略する。
【0028】このような構成においては、前記構成例と
同様の作用効果を得ることができるほか、前記ボディー
部材間の熱伝導の低下を考慮する必要がなくなり、ま
た、全体としての部品点数の削減を図ることができるこ
とから、コスト面で有利なものとなる。
【0029】尚、上述の構成においては、特に、圧力制
御弁14としてベローズ18を用いた場合を示したが、
ダイヤフラムなどの感温部材を用いるようにしてもよ
い。また、上述の構成においては、圧力制御弁14の周
囲の冷媒温度を低下させる手段として、ボディー部10
の入口通路11と出口通路12に近接して導入通路20
や導出通路21を設ける構成を示したが、入口通路11
や高圧空間13、導出通路21の内側にフィンを設ける
ようにするなど、熱交換を促進する手段をさらに追加す
るようにしてもよい。
【0030】
【発明の効果】以上述べたように、冷凍サイクルの高圧
ラインの冷媒温度に応じて弁開度が調節される制御弁を
有する膨張装置と冷凍サイクルの膨張装置から圧縮機に
至る低圧ライン上に設けられるアキュムレータとを一体
化して構成し、膨張装置とアキュムレータとの一体化し
たボディー部に、制御弁より上流側に位置する高圧ライ
ンに通じる入口通路と制御弁より下流側に位置する低圧
ラインに通じる出口通路とを設けると共に、低圧ライン
の冷媒をアキュムレータの内部に導入する導入通路とア
キュムレータ内の気相冷媒を圧縮器側へ導出する導出通
路とを設けるようにしたので、冷凍サイクルの起動時に
おいては、圧縮機によりアキュムレータ内の低温冷媒が
導出通路を介して吸引され、この際、導出通路を流れる
冷媒と入口通路側の冷媒とがボディー部を介して熱交換
されるので、起動時において膨張装置を冷却することが
できるようになり、起動初期に高圧ラインの冷媒流動が
少ない場合でも膨張装置の弁閉止を回避又は速やかに解
除することができるようになる。よって、起動時に膨張
装置が閉弁して高圧圧力が異常上昇することを避けるこ
とができるようになるので、起動初期の異常高圧を回避
するために必要であったリリーフ弁を削除することがで
きるようになる。
【0031】また、ボディー部に形成される入口通路と
導出通路とを該ボディー部の同一の端面に開口し、出口
通路と導入通路とを該ボディー部の同一の端面に開口す
るようにすれば、近接した内部熱交換器の蒸発器側の出
入口コネクタから配管を分離せずに引き回して一回の接
続工程でボディー部の入口通路と導出通路とに接続させ
ることができるようになり、また、近接した蒸発器の出
入口コネクタからも配管を分離せずに引き回して一回の
接続工程でボディー部の出口通路と導入通路とに接続さ
せることができるようになるので、配管の接続工程の簡
素化を図り、作業効率を向上を図ることが可能となる。
【0032】さらに、ボディー部を、入口通路と出口通
路とが形成されたボディー部材と、導入通路と導出通路
とが形成された他のボディー部材とを一体に結合して構
成するようにすれば、熱伝導量を最適値にコントロール
しやすいものとなり、また、ボディー部を、入口通路及
び出口通路と導入通路及び導出通路とを共通のボディー
部材に形成して構成するようにすれば、コストの低減を
図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係る冷凍サイクルの全体構成
例を示す図である。
【図2】図2(a)は、膨張装置とアキュムレータとを
一体化した部分の構成例を示す拡大断面図であり、図2
(b)は、図2(a)のI−I線で切断した膨張装置の
断面図である。
【図3】図3は、膨張装置とアキュムレータとを一体化
した部分の他の構成例を示す拡大断面図である。
【図4】図4は、制御弁によって制御される高圧ライン
の冷媒温度と高圧圧力との関係を示す特性線図である。
【符号の説明】
1 冷凍サイクル 2 圧縮機 3 放熱器 5 膨張装置 6 蒸発器 7 アキュムレータ 8 高圧ライン 9 低圧ライン 10 ボディー部 10a,10b,10c ボディー部材 11 入口通路 12 出口通路 14 圧力制御弁 20 導入通路 21 導出通路 30a,30b 側端面

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷凍サイクルの高圧ラインの冷媒温度に
    応じて弁開度が調節される制御弁を有する膨張装置と前
    記冷凍サイクルの前記膨張装置から圧縮機に至る低圧ラ
    イン上に設けられるアキュムレータとを一体化して構成
    し、前記膨張装置と前記アキュムレータとが一体化され
    たボディー部に、前記高圧ラインに通じる前記制御弁の
    上流側に位置する入口通路と前記低圧ラインに通じる前
    記制御弁の下流側に位置する出口通路とを設けると共
    に、前記低圧ラインの冷媒を前記アキュムレータの内部
    に導入する導入通路と前記アキュムレータ内の気相冷媒
    を前記圧縮器側へ導出する導出通路とを設けるようにし
    たことを特徴とする膨張装置付きアキュムレータ。
  2. 【請求項2】 前記ボディー部に形成される前記入口通
    路と前記導出通路とは該ボディー部の同一端面に開口さ
    れており、また、前記出口通路と前記導入通路とは該ボ
    ディー部の他の同一端面に開口されていることを特徴と
    する請求項1記載の膨張装置付きアキュムレータ。
  3. 【請求項3】 前記ボディー部は、前記入口通路と前記
    出口通路とが形成されたボディー部材と、前記導入通路
    と前記導出通路とが形成された他のボディー部材とを一
    体に結合して構成されることを特徴とする請求項1記載
    の膨張装置付きアキュムレータ。
  4. 【請求項4】 前記ボディー部は、前記入口通路及び前
    記出口通路と、前記導入通路及び前記導出通路とを共通
    のボディー部材に形成して構成されていることを特徴と
    する請求項1記載の膨張装置付きアキュムレータ。
  5. 【請求項5】 前記冷凍サイクルは、超臨界冷凍サイク
    ルである請求項1記載の膨張装置付きアキュムレータ。
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