JP2002332160A - 剥取装置、その装置を備えた剥取機および剥取方法 - Google Patents

剥取装置、その装置を備えた剥取機および剥取方法

Info

Publication number
JP2002332160A
JP2002332160A JP2001139958A JP2001139958A JP2002332160A JP 2002332160 A JP2002332160 A JP 2002332160A JP 2001139958 A JP2001139958 A JP 2001139958A JP 2001139958 A JP2001139958 A JP 2001139958A JP 2002332160 A JP2002332160 A JP 2002332160A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seal
peeling
decorative
base material
sheet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001139958A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3753012B2 (ja
Inventor
Seiki Fujimori
誠紀 藤森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2001139958A priority Critical patent/JP3753012B2/ja
Publication of JP2002332160A publication Critical patent/JP2002332160A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3753012B2 publication Critical patent/JP3753012B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 両面を基材と剥離層とで接着された装飾部材
から基材および剥離層を容易に、かつ、効率よく剥取る
ことができるとともに、高度な熟練を必要とせずに剥取
り作業を行える剥取装置、その装置を備えた剥取機およ
び剥取方法を提供。 【解決手段】 基材である台紙、装飾部材である文字お
よび剥離層である剥離紙を互いに接着して三層構造とし
たシールから、台紙および剥離紙を剥取る剥取装置10
であり、剥取ハンド20で、台紙から装飾部シールであ
る文字部シール17を剥取り、剥離紙剥取手段30で、
文字と接着している剥離紙18を剥取る。そのため、台
紙および剥離紙を容易に、かつ、効率よく剥取ることが
でき、また、高度な熟練を必要とせずに剥取り作業を行
える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、剥取装置、その装
置を備えた剥取機および剥取方法に係り、さらに詳しく
は、例えば時刻を表す文字等の装飾部材を、時計の文字
板等の装飾板に取付ける際に使用される剥取装置、その
装置を備えた剥取機および剥取方法に関する。
【0002】
【背景技術】従来より、腕時計等における文字板(装飾
板)の加工において、文字板に時刻を表す略字としての
数字等の文字(装飾部材)を設ける手段として、各種の
手段が採られている。例えば、略字としての文字を金属
等で一つ一つ製作した足付きの植字を、文字板にあけら
れた植字用穴に植込んで植字付けを行い、凹凸を出すこ
とで、視認性に優れるものとするとともに、高級感を出
し、シャープな立体感に溢れた高品位の文字板を製作す
ることが行われる。この場合、植字にもカット面を形成
する等、変化をもたせ一層の高級感を出し、このような
文字板を使用して高級時計が作られている。ところが、
このような植字方式による文字板の加工では、植字を一
つ一つ製作するため、植字の加工が面倒であり、多くの
手間がかかる。また、文字板に植字用穴を加工しなけれ
ばならず、この植字用穴は、植字の足を挿通させるた
め、微細な穴加工となり、精密な治具を用意する等、複
雑かつ多くの工程が必要となるという問題が生じてい
る。
【0003】一方で、前述のような高級時計では、価格
も高く、また、気軽に使えない等の理由から、それより
少しランクを落とした、いわゆる普及品としての時計が
利用されている。このような時計での文字板の加工は、
例えばプレスで、数字等の文字を、浮出し加工したり、
半抜き加工したり、あるいは接着で取付けて行ってい
る。しかし、この手段では、高さの高い略字ができない
ため凹凸を出すことができず、高級感に欠けるという問
題、シャープなカット略字は製造不可であるという問
題、表面処理や仕上げの制限が多くて、バラエティーに
欠けるという問題が生じている。
【0004】そこで、前記各問題点を解消するために、
近年、予め金属等で一つ一つ製作した数字等の文字を、
剥離紙(剥離層)に接着しておき、その文字と剥離紙と
を台紙(基材)に接着して取付けて三層構造のシールを
構成し、そのシールから文字を剥取って使用することが
考えられるが、この方式では、一つ一つの文字を文字板
に接着するため、前記植字方式と同じように多くの手間
がかかり、面倒である。
【0005】そのため、前記シール方式での問題を解消
しようと、同じようなシール方式を用いて、文字板に貼
付ける数字等の文字すべてを、例えば蒸着等により製作
し剥離紙と一体化した文字部シール(装着部シール)を
シート状の台紙に接着してシート状シールを形成し、こ
のような台紙から文字部シールを剥取って、文字板に貼
付ける方式が行われるようになっている。この方式で
は、文字板を載置する載置台に、文字板とほぼ同じ大き
さの文字板挿通穴があけられるとともに、ハンドル等の
操作により、文字板を位置決め・固定した固定板が上下
動可能となっており、上昇された固定板上の文字板に、
剥がした文字部シールを位置決めして取付けた後、所定
の押圧手段で押圧して文字を文字板に取付け、その後、
固定板を下降させ所定の位置から文字板を取外す一方
で、剥離紙は、載置台からピンセット等で剥がすように
なっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記シ
ール方式では、まず、シート状シールから、一つ一つの
文字部シールをピンセット等で剥がさなくてはならな
い。この作業は、剥離紙のコーナー部をピンセットで探
りながらの作業となり、面倒で多くの手間がかかる。ま
た、文字板に取付けた文字から剥離紙を剥取るために
は、載置台の固定板を上昇させてから位置決めし、文字
を押圧した後、下降させ、文字板を取出す一方で、載置
台から剥離紙をピンセットで剥がさなければならず、作
業が繁雑となり、作業効率が悪いという問題がある。さ
らに、一連の作業をスムーズに行うには、高度の熟練が
必要となる。
【0007】本発明の目的は、両面を基材と剥離層とで
接着された装飾部材から基材および剥離層を容易に、か
つ、効率よく剥取ることができるとともに、高度な熟練
を必要とせずに剥取り作業を行える剥取装置、その装置
を備えた剥取機および剥取方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る剥取装置
は、装飾板側から順に基材、装飾部材および剥離層を互
いに接着して三層構造としたシールの前記装飾部材を前
記装飾板に貼付けるために、前記基材および剥離層を剥
取る剥取装置であって、前記シールは、連続した所定の
広さのシート状に形成された前記基材と、前記装飾部材
および剥離層が一体となって前記装飾板に対応する大き
さに分割された多数の装飾部シールとからなるシート状
シールで構成され、前記基材から前記装飾部シールを自
動的に剥取る装飾部シール剥取手段と、この装飾部シー
ル剥取手段により剥取られかつ前記装飾板に貼付けられ
た前記装飾部シールから前記剥離層を自動的に剥取る剥
離層剥取手段と、を備えて構成されていることを特徴と
するものである。
【0009】本発明によれば、三層構造としたシート状
シールの基材から装飾部シール剥取手段により自動的に
装飾部シールが剥取られ、装飾板に貼付けられた装飾部
シールから剥離層が剥離層剥取手段により自動的に剥取
られる。そのため、装飾部シールおよび剥離層を容易
に、かつ、効率よく剥取ることができ、また、高度な熟
練を必要とせずに剥取り作業を行える。さらに、シート
状シールに設けられた多数の装飾部シールを順に処理す
ることができるので、作業効率が向上する。
【0010】以上の本発明において、装飾板としては、
カフス、表札、ネームプレート、計測器の表示板、時計
用文字板等が挙げられる。また、装飾部材としては、時
刻を表す文字やその他の文字、記号、シンボル、家紋、
商標等が挙げられ、この装飾部材の材質は、電鋳(C
u、Ni、Au、Pt等のメッキ)、印刷インキ、樹脂
(光硬化樹脂、その他の樹脂板)、金属板、貝、セラミ
ック、ルビー、貴金属等であることが好ましい。また、
基材としては、離形材付きシート(紙、樹脂、金属箔
等)を用いることが好ましく、剥離層としては、シート
(紙、樹脂、金属箔等)を用いることが好ましい。
【0011】本発明において、前記装飾部シール剥取手
段は、第1方向、この第1方向と交差する第2方向、お
よび第1方向、第2方向と交差する第3方向に移動可能
な剥取りハンドを備えるとともに、前記剥離層の前記装
飾部材側面一部には位置決め孔のあいた補強部が設けら
れ、前記剥取りハンドには、前記シート状シール側に向
きかつ前記剥取りハンドから出没可能なシール突刺しピ
ンが設けられ、このシール突刺しピンは、先端が尖鋭状
に形成されるとともに、前記剥離層を突破りかつ突破っ
た部位の剥離層を巻込んで前記位置決め孔に挿通可能と
なっていることが好ましい。
【0012】本発明によれば、剥離層は、剥取りハンド
のシール突刺しピンで突破られ、かつ、突破られた部位
が巻込まれて補強部の位置決め孔に挿通される。そのた
め、シール突刺しピンと位置決め孔との摩擦力が増し、
基材から装飾部シールを容易に剥取ることができる。ま
た、シール突刺しピンの先端は尖鋭状となっているの
で、その先端に補強部の位置決め孔が倣うため、シート
状シールが正確に位置決めされる。従って、シート状シ
ールを所定位置に配置する際にある程度ラフな配置でも
よく、その結果、段取りが容易となる。
【0013】本発明において、前記シート状シールを載
置するシール載置台を備えるとともに、このシール載置
台には、前記シール突刺しピンにより突刺され位置決め
された装飾部シールの基材からの剥取りに際して前記基
材を吸引・固定する多数の吸引孔が形成され、前記剥取
ハンドには、前記装飾部シールの基材からの剥取りに際
して前記シール突刺しピンによる突刺し保持と協働して
前記装飾部シールを吸引・固定する多数の吸引孔が形成
されていることが好ましい。
【0014】本発明によれば、シート状シールの基材か
ら装飾部シールを剥取る際、シール載置台に形成された
多数の吸引孔で基材が吸引され、一方、剥取ハンドの多
数の吸引孔で、装飾部シールが吸引・固定されるので、
基材から装飾部シールを容易に剥がすことができる。
【0015】本発明において、前記剥離層剥取手段は、
接着テープを装着するテープ装着ローラと、前記接着テ
ープを前記テープ装着ローラから引出しかつ前記剥離層
に接着させるテープ移動ローラと、前記剥離層に接着し
た前記接着テープを巻取るテープ巻取ローラと、を備え
て構成されていることが好ましい。
【0016】本発明によれば、テープ移動ローラにより
テープ装着ローラから引出された接着テープが剥離層に
接着され、剥離層に接着された接着テープがテープ巻取
ローラにより巻取られるので、剥離層の剥取りが容易と
なる。
【0017】本発明において、前記テープ移動ローラ
は、前記装飾板の一端部から水平方向かつ上方向に所定
寸法離れた初期位置と、この初期位置から前記装飾部シ
ールを超えて前記装飾板の他端部位置の前進端との間で
移動可能とされるとともに、前記前進端位置で下降し前
記接着テープを押圧して前記剥離層に接着させ、かつ、
押圧状態を維持しつつ前記一端部側に戻り再度前記初期
位置に復帰可能となっていることが好ましい。
【0018】本発明によれば、テープ移動ローラにより
引出され、かつ、剥離層に接着される接着テープは、そ
のローラにより押圧状態を維持されつつ戻り、一方でテ
ープ巻取りローラで巻取られる。従って、巻取りの途中
で接着テープが浮いたりして剥離層から離れたりするこ
とがなく、確実に剥離層を剥取ることができる。
【0019】本発明において、剥取装置は、時計用に用
いられることが好ましい。本発明によれば、時計用の装
飾板を構成する文字板に装飾部材を構成する文字を貼付
けるために、文字を挟込んで三層構造に形成されたシー
ト状シールの基材を構成する台紙から、装飾部シールが
剥取られ、文字板に貼付けられた装飾部シールから剥離
層を構成する剥離紙が自動的に剥取られる。そのため、
装飾部シールおよび剥離紙を容易に、かつ、効率よく剥
取ることができ、また、高度な熟練を必要とせずに剥取
り作業を行える。その結果、文字板に文字を容易に貼付
けることができる。
【0020】本発明に係る剥取機は、ベッドと、このベ
ッドに設けられ、上面に前記シート状シールが載置され
るシール載置台と、前記ベッドに設けられ、前記第1方
向に延びる第1ガイド部材と、この第1ガイド部材に設
けられ前記第2方向に延びる第2ガイド部材と、この第
2ガイド部材に設けられ前記第2方向に移動可能な第3
ガイド部材と、この第3ガイド部材に設けられ前記第3
方向に移動可能であるとともに、前記剥取りハンドが装
着されるヘッドと、前記ベッドに前記シール載置台と並
列して設けられるとともに、上面に前記装飾板が位置決
め・載置される装飾板載置台と、前記ベッドに前記装飾
板載置台と並列して設けられる前記剥離層剥取手段とを
備え、この剥離層剥取手段の前記移動ローラは、前記第
1方向に移動可能に配置され、前記剥取りハンドによ
り、前記シート状シールにおける任意の装飾部シールを
基材から剥取るとともに、前記剥離層剥取手段によりそ
の装飾部シールから剥離層を剥取り、前記シート状シー
ルにおける装飾部シールのすべての処理が終了するま
で、順次上記工程を繰返し可能とされていることを特徴
とするものである。
【0021】本発明によれば、剥取りハンドにより、シ
ール載置台上に載置されたシート状シールにおける任意
の装飾部シールが、基材から剥取られ、その装飾部シー
ルが、装飾板載置台上に載置された装飾板に貼付られた
後、剥離層剥取手段により、その装飾部シールから剥離
層が剥取られる。そのため、一連の剥取り作業および装
飾部材貼付け作業が自動的に行われるので、容易かつ効
率のよい剥取り作業が可能となる。また、多数の装飾部
シールが設けられたシート状シールを一旦シール載置台
上に載置すれば、その中の装飾部シールを順次剥取って
使用すればよく、連続した作業が可能となるので、効率
がよい。
【0022】本発明において、シール載置台は、その上
面で前記シート状シールの前記第1方向、第2方向にお
ける多少のずれを許容可能な平面部面積を有するととも
に、前記シール載置台上面には、前記シート状シールの
大きさに対応する少なくとも2つの仮の位置決めマーク
が記入されていることが好ましい。
【0023】本発明によれば、シール載置台上面にシー
ト状シールを載置する際、シール載置台上面がシート状
シールより広く、また、仮の位置決めマークに合わせて
載置すればよいので、シート状シールの載置作業が容易
となる。
【0024】本発明に係る剥取方法は、装飾板側から順
に基材、装飾部材および剥離層を互いに接着して三層構
造としたシールが、連続した所定の広さのシート状に形
成された前記基材と装飾部材および剥離層とが一体とな
って前記装飾板に対応する大きさに分割された複数の装
飾部シールからなるシート状シールとされ、このシート
状シールの前記装飾部材を前記装飾板に貼付けるために
前記基材および剥離層を剥取る剥取方法であって、前記
基材を固定しておいて、第1方向、この第1方向と交差
する第2方向、および第1方向、第2方向と交差する第
3方向に移動可能な剥取りハンドを備えた装飾部シール
剥取手段により、前記基材から前記複数の装飾部シール
のうち任意の装飾部シールを剥取り、次いで、前記装飾
部シール剥取手段により剥取った前記装飾部シールを、
所定位置に位置決め固定された前記装飾板に貼付けた
後、接着テープを装着するテープ装着ローラからテープ
移動ローラで接着テープを引出すとともに、引出した接
着テープを前記装飾部シールの前記剥離層に接着させ、
次いで、巻取りローラにより前記剥離層に接着している
接着テープを巻取って前記装飾部材から前記剥離層を剥
取ることを特徴とするものである。
【0025】本発明によれば、前述の剥取機と同様に、
一連の剥取り作業および装飾部材貼付け作業が自動的に
行われるので、容易かつ効率のよい剥取り作業が可能と
なる。また、多数の装飾部シールが設けられたシート状
シールを一旦シール載置台上に載置すれば、その中の装
飾部シールを順次剥取って使用すればよく、連続した作
業が可能となるので、効率がよい。
【0026】本発明において、前記剥離層の前記装飾部
材側面一部には位置決め孔のあいた補強部が設けられ、
前記基材から前記装飾部シールを剥取る際、前記剥取り
ハンドに設けられ先端が尖鋭状に形成されたシール突刺
しピンで前記装飾部シールの剥離層を突破り、かつ、突
破った部位の剥離層を巻込んで前記位置決め孔に挿通さ
せた後、前記剥取りハンドを前記基材から離間させて前
記基材から前記装飾部シールを剥取ることが好ましい。
【0027】本発明によれば、前述と同様に、シール突
刺しピンと位置決め孔との摩擦力が増し、基材から装飾
部シールを容易に剥取ることができる。また、シール突
刺しピンの先端に補強部の位置決め孔が倣うため、シー
ト状シールが正確に位置決めされ、シート状シールを所
定位置に配置する際に、ある程度ラフな配置でもよく、
段取りが容易となる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施形態を図面
に基づいて説明する。図1には、剥取装置10を備えた
剥取機1が示されている。剥取機1は、ベッド2を備え
て構成され、このベッド2上には、シート状シール15
を載置するシール載置台3が設けられている。また、ベ
ッド2上には、シール載置台3と隣接して第1ガイド部
材4が設けられている。第1ガイド部材4は、例えばス
ライド式のガイド構造を有しており、この第1ガイド部
材4には、第1方向(ベッド2の長手方向)に移動可能
な第2ガイド部材5が設けられている。
【0029】第2ガイド部材5は、柱部材5Aと、この
柱部材5Aの上端に前記第1方向と交差する第2方向
(ベッド2の短辺方向)に延びた支持体5Bとを備えて
構成され、このような第2ガイド部材5には、第2方向
に移動可能な第3ガイド部材6が設けられている。この
第3ガイド部材6は、第2ガイド部材5の側面に上方に
延びて設けられるとともに、第3ガイド部材6には、第
1、第2方向と交差する第3方向(上下方向)に移動可
能なヘッド7が設けられている。そして、このヘッド7
には、装飾部シール剥取手段である剥取りハンド20が
設けられており、この剥取りハンド20は、シート状シ
ール15の基材である離形材付き台紙16から、装飾部
材である文字19および剥離層である剥離紙18で形成
される装飾部シールとしての文字部シール17を剥取り
可能となっている。
【0030】また、ベッド1上、かつ、シール載置台3
の第1方向の隣接位置には、上面に装飾板である文字板
26を載置する装飾板載置台25が設けられ、さらに、
その装飾板載置台25を挟んでシール載置台3の反対側
には剥離層剥取手段30が設けられ、この剥離層剥取手
段30により、文字板26上面に貼付られている前記剥
離紙18を剥取るようになっている。
【0031】シール載置台3は、四角形形状に形成され
るとともに、その上面に、第1、第2方向におおよその
位置決めをされてシート状シール15が載置されるよう
になっている。すなわち、シート状シール15は、図2
〜4等に示すように、それぞれが接着剤で取付けられる
台紙16、文字19、剥離紙18の三層構造に構成さ
れ、文字19と剥離紙18とで構成される多数の文字部
シール17を、連続したシート状の台紙16に縦横に整
列配置して構成される。剥離紙18は、例えば、透明の
フィルム状部材で四角形に形成されており、また、剥離
紙18の両端には補強部である金属部18Aが設けら
れ、この金属部18Aの長さ方向中央には、位置決め孔
18Bがあけられている。このようなシート状シール1
5は、文字板26側と台紙16とが対向するようにシー
ル載置台3上に載置されるようになっている。
【0032】文字19は、予め別工程で、例えば、数字
の1〜12全部を同時に、かつ、表面のエッジ部がシャ
ープにでるように、一括して製作され、その後、剥離紙
18に貼付けられて前記文字部シール17が形成され、
この文字部シール17が台紙16に貼付けられている。
このような文字部シール17は、文字板26に対応する
大きさに分割されている。文字19は、例えば、電鋳
(Cu、Ni、Au、Pt等のメッキ)、印刷インキ、
樹脂(光硬化樹脂、その他の樹脂板)、金属板、貝、セ
ラミック、ルビー、貴金属等の材料で形成されている。
【0033】ここで、図3を参照して、文字19の例え
ば電鋳による製造方法を説明する。メッキ離形作用のあ
る金属板に、耐酸性、非伝導性を得るために、レジスト
塗布し、パターンマスクで露光、現像を行う。次に、電
鋳メッキ槽で金属板に電鋳メッキ形成を行う。所定厚さ
のメッキが形成されたら、その電鋳メッキ部材を電鋳メ
ッキ槽から剥がした後、電鋳メッキ部材上に例えば剥離
紙18を貼付ける。金属板に所定の応力をかけ、電鋳メ
ッキ部材のみを、例えば剥離紙18側に転写させる。剥
離紙18に転写された電鋳メッキ部材に接着剤または粘
着材を印刷またはスプレー等で塗布する。そして、剥離
紙18と転写された電鋳メッキ部材に印刷またはスプレ
ー等で塗布された接着剤または粘着材の固定力を利用し
て基材16を取付ける。
【0034】なお、文字部シール17を構成する剥離紙
18は、前述のように透明のフィルム状部材で形成され
ているため、図3において、金属部18A、文字19は
実線で示されているが、実際は剥離紙18の紙面向こう
側に配置されている。
【0035】一方、シール15載置台2の上面、かつ、
所定位置には、図2に示すように、シート状シール15
を所定位置に載置するための仮の位置合せマークAが記
入されている。この位置合せマークAは、シート状シー
ル15の少なくとも2つの角を合わせられるようになっ
ていればよく、シート状シール15の一方側側面に対向
させて記入してもよいが、対角線上に記入してもよく、
あるいは4つの角すべてに記入してもよい。
【0036】ここで、接着の強度について説明すると、
台紙16と文字19および金属部18Aとの接着が、剥
離紙18と文字19および金属部18Aとの接着より強
度が強くなっている。しかし、台紙16の表面は、きわ
めて平滑で摩擦力の小さな光沢面に形成されており、台
紙16から文字部シール17を容易に剥取れるようにな
っている。
【0037】このようなシート状シール15が載置され
るシール載置台3の表面には、下方に延びる多数本の吸
引用孔3Aがあけられており、これらの吸引用孔3Aは
図示しない真空装置に接続されている。従って、シール
載置台3上に載置されたシート状シール15は、真空装
置の駆動により吸引用孔3Aを介して吸引され、これに
より、所定位置に固定可能となっている。
【0038】前記剥取りハンド20は、台紙16から文
字部シール17を剥取るものであり、前述のようにヘッ
ド7に取付けられ、第1方向、第2方向および第3方向
に走行可能となっている。剥取りハンド20は、図1、
図4ないし図10に示すように、1つ1つの文字部シー
ル17に対応できるように構成され、各文字部シール1
7よりわずかに大きな下面部の投影面積を有している。
【0039】このような剥取りハンド20には、当該剥
取りハンド20に形成された貫通孔20A内に挿入され
てシール突刺しピン21が設けられている。このシール
突刺しピン21は、前記各文字部シール17の金属部1
8Aの位置決め孔18Bに対応して2本設けられてお
り、先端21Aは、尖鋭状、例えばテーパに形成されて
いる。そして、シール突刺しピン21は、剥取りハンド
20の下面から上下方向に出没可能となっている。ま
た、このシール突刺しピン21の突出時に当該シール突
刺しピン21の先端を収容するピン収容穴3Bが、前記
シール載置台3にあけられている。
【0040】さらに、剥取りハンド20には、多数本の
シール吸引孔20Bがあけられ、これらの吸引孔20B
は、図示しない真空装置に接続されている。そして、図
7〜図9に示すように、台紙16から剥取った文字部シ
ール17を真空吸引、固着することができるようになっ
ている。
【0041】ここで、図4ないし図6(A)、(B)お
よび図7に基づいて、剥取りハンド20により台紙16
から文字部シール17を剥取る手順を説明する。図4に
示すように、シール載置台3上に載置されたシート状シ
ール15に対して、剥取りハンド20が下降(第3方向
の移動)するとき、シール突刺しピン21の先端21A
は剥取りハンド20の下面から突出しているが、シール
載置台3の吸引孔3Aには真空吸引は行われていない。
また、図6(A)に示すように、文字部シール17の剥
離紙18および台紙16には位置決め用の孔はあけられ
ていない。
【0042】剥取りハンド20が下降してその下面が文
字部シール17の剥離紙18に接触し、かつ、所定の圧
力で押圧するとき、シール突刺しピン21の先端が剥離
紙18を突破るとともに、その突破った部位18Cを巻
込んで、金属部18Aの位置決め孔18Bに挿通する。
その結果、金属部18Aの位置決め孔18Bとシール突
刺しピン21との間での摩擦力が増し、これらが強固に
係合することになる。
【0043】また、シール突刺しピン21の先端21A
がテーパとなっているので、シール突刺しピン21を突
刺したとき、金属部18Aの位置決め孔18Bが多少ず
れていても、シート状シール15が第1、第2方向に多
少移動できるように配置されていることから、金属部1
8Aの位置決め孔18Bがシール突刺しピン21の先端
21Aのテーパに倣って移動し、これにより、シート状
シール15の正確な位置決めが行われる。このとき、台
紙16もピン先に巻込まれるが、その部位は、ピン21
の先端21Aのテーパに接触しているため、シール突刺
しピン21を上昇させることにより、容易に抜くことが
できる。
【0044】剥取りハンド20の下降によりシール突刺
しピン21で所定の文字部シール17を突刺したとき、
図5に示すように、シール載置台3の吸引孔3Aを真空
吸引可能とし、シート状シール15の台紙16を下方か
ら真空吸引するようになっている。また、剥取りハンド
20の吸引孔20Bも、真空吸引され、その状態で、図
7に示すように、剥取りハンド20を上昇させると、台
紙16から、文字部シール17が剥取られ、これによ
り、剥取りハンド20による台紙16からの剥取りが可
能となる。
【0045】文字部シール17の文字19を文字板26
へ取付けるには、図7ないし図10に示すように行われ
る。すなわち、シール載置台3上の台紙16から剥取っ
た文字部シール17を、図8に示すように、シール突刺
しピン21を剥取りハンド20の下面から後退させると
ともに、真空吸引による保持状態で、剥取りハンド20
を文字板載置台25の上方に移動させた後、剥取りハン
ド20を下降させて行われる。
【0046】文字板載置台25上面には、文字板26
が、例えば図示しないロボット等により適宜載置される
ようになっている。文字板26は、時刻を表す数字等の
文字が設けられていないものであり、中央の文字部26
B、その外周の把持部26Cを有しており、例えば四角
形状に形成されている。このような文字板26の把持部
26Cには位置決め穴26Aが設けられ、この位置決め
穴26Aを、文字板載置台25のピン挿通穴25Bに挿
通される位置決めピン27に差込むことで位置決めされ
るようになっている。この位置決めピン27は、文字板
載置台25から出没可能となっており、ピン27が突出
したとき、その先端が収容されるピン収容穴20Cが、
前記剥取りハンド20の下面にあけられている。また、
文字板載置台25にも真空吸引用の吸引孔25Aがあけ
られ、適宜、吸引を行ったり、停止したりしている。
【0047】文字部シール17の文字19は、剥取りハ
ンド20の下降により文字板26に押付けられ、かつ、
接着により貼付けられる。このとき、図9に示すよう
に、剥取りハンド20の真空吸引を解除するが、文字板
載置台25の吸引孔25Aでは、真空吸引が行われてい
る。その結果、図10に示すように、剥取りハンド20
を上昇させることにより、文字部シール17が文字板載
置台25上の文字板26に残される。
【0048】文字板載置台25上の文字板26に貼付け
られている文字部シール17から、剥離紙18を剥取る
には、図11ないし図14に示すような剥離層剥取り装
置30により行われる。すなわち、前記剥取りハンド2
0とともに前記剥取装置10を構成する剥離層剥取り装
置30は、図1にも示すように、接着テープ31を装着
するテープ装着ローラ32と、このテープ装着ローラ3
2から接着テープ31を引出して剥離紙18に接着させ
るテープ移動ローラ34と、剥離紙18に接着した接着
テープ31を巻取るテープ巻取りローラ33とを備えて
構成されている。この接着テープ31は、例えば、通常
の事務用テープの接着力を有するものが使用され、文字
19の文字板26側の接着力より弱いものが使用されて
いる。
【0049】各ローラ32,33,34の幅寸法は、文
字板載置台25の幅寸法と少なくとも同程度に形成さ
れ、接着テープ31の幅寸法は、文字部シール17の剥
離紙18幅寸法と同程度あるいは大きなものが使用され
ている。移動ローラ34は、図示しない駆動源により前
後動および上下動可能となっており、接着テープ31を
文字部シール17の剥離紙18に貼付け、かつ、剥取る
ことができるようになっている。
【0050】すなわち、図11に示すように、テープ移
動ローラ34を、初期位置として、文字板載置台25の
文字板26から所定寸法離れた上方位置に配置してお
き、この後、テープ移動ローラ34を回転させながら前
進させ、図12に示すように、接着テープ31が文字部
シール17の全部を覆う位置、言い換えればテープ移動
ローラ34の前進端まで移動させる。図12の状態にな
るまで、テープ装着ローラ32は回転しているが、テー
プ巻取りローラ33は回転していない。
【0051】テープ移動ローラ34が前進端位置にある
状態から、図13に示すように、テープ移動ローラ34
を下降させて接着テープ31を文字部シール17の剥離
紙18に接着させるとともに、テープ巻取りローラ33
を巻取り方向に回転させ、テープ移動ローラ34を初期
位置側に向かって移動させることにより、接着テープ3
1に接着された状態で剥離紙18が剥がれる(図1
4)。なお、接着テープ31を文字部シール17の剥離
紙18に接着させて、巻取るとき、テープ装着ローラ3
2とテープ巻取りローラ33との間の角度αは、例えば
10度以下とされている。
【0052】次に、本実施形態の作用を説明する。予
め、台紙16、文字19および剥離紙18とで三層構造
に形成されたシート状シール15を、シール載置台3上
に載置する。このとき、シール載置台3の吸引孔3Aの
真空吸引は行われていないが、シート状シール15は、
仮の位置決めマークAに合わせられ、かつ、所定の治具
により、軽く押さえられている。また、文字板載置台2
5上には、文字板26が載置され、位置決めピン27に
より位置決めされている。さらに、剥離紙剥取り装置3
0の移動ローラ34は、初期位置に待機している。
【0053】以上の状態から、剥取りハンド20でシー
ト状シール15の所定の文字部シール17を把持すべ
く、第2ガイド部材5および第3ガイド部材6を、第1
方向および第2方向に走行させ、剥取りハンド20を上
記所定の文字部シール17の上方位置に待機させる。
【0054】次に、剥取りハンド20を装着したヘッド
7を、シール突刺しピン21を突出した状態で下降さ
せ、シール突刺しピン21で文字部シール17の剥離紙
18を突破りながら、文字部シール17における剥離紙
18の金属部18Aの位置決め孔18Bに差込み、シー
ト状シール15を正確な位置に位置決めする。このと
き、シール載置台3の吸引孔3Aに真空吸引力を働かせ
ておく。
【0055】その状態で、剥取りハンド20の吸引孔2
0Bにも真空吸引力を働かせておき、剥取りハンド20
を上昇させる。すると、台紙16と文字19とは剥離し
やすい接着構造なので、台紙16から文字部シール17
が剥取られ、その文字部シール17は、剥取りハンド2
0に吸引された状態となる。剥取りハンド20が所定位
置に停止したら真空吸引した状態のままシール突刺しピ
ン21を後退させて第2ガイド部材5を第1方向に走行
させ、文字板載置台25の上方位置に待機させる。
【0056】次いで、その位置で剥取りハンド20を下
降させ、文字部シール17の文字19を文字板26の表
面に押付け、接着させる。このとき、文字板載置台25
の吸引孔25Aを介して真空吸引により文字板26は固
定されている。剥取りハンド20の真空吸引を解除し、
剥取りハンド20を上昇させると、文字19が文字板2
6に接着され貼付けられることで、剥離紙18も文字板
26上に残る。
【0057】剥取りハンド20をシール載置台3側に走
行させ、次の工程に移行する一方で、剥離紙剥取り装置
30により、文字19に接着されている剥離紙18の剥
取りを行う。剥離紙18の剥取りは、まず、待機位置に
ある移動ローラ34を前進限位置まで前進させ、文字部
シール17の剥離紙18全部を覆うようにテープ装着ロ
ーラ32から接着テープ31を引出す。
【0058】次いで、移動ローラ34を下降させて接着
テープ31を文字部シール17の剥離紙18に接着させ
た後、テープ移動ローラ34を押付けた状態で初期位置
側に向かって移動させるとともに、テープ巻取りローラ
33を回転駆動させて、文字19から剥離紙18を剥取
る。
【0059】剥離紙18を巻取りローラ33で巻取った
とき、言い換えれば、移動ローラ34が初期位置に戻る
までの間に、剥取りハンド20では、前述の手順の通
り、次の文字部シール17を台紙16から剥取り、その
文字部シール17を文字板載置台25に移送すべく所定
位置に待機している。また、その間に、ロボット等によ
り、次の文字板26が文字板載置台25の上に、位置決
めピン27で位置決めされて載置される。
【0060】以上の工程を順次繰返し、シール載置台3
上に載置されたシート状シール15の、すべての文字部
シール17の処理が終了したら、準備されている次のシ
ート状シール15をシール載置台3上に載置し、そのシ
ール15の処理を行い、以後、前述の工程を繰返す。
【0061】以上の実施形態によれば、次のような効果
がある。 (1) 剥離機1では、剥取りハンド20で、台紙16から
文字部シール17を剥取り、文字板載置台25上の文字
板26に貼付けられた文字部シール17から、剥離紙剥
取手段30で、剥離紙18を剥取り、これらすべての作
業を自動的に行えるので、それぞれの作業工程を、タイ
ムラグが生じることなく、また、熟練を必要とせず処理
することができ、作業効率がよいものとなる。
【0062】(2) シート状シール15を構成する台紙1
6と文字19との接着が剥がれやすい構成なので、台紙
16から文字部シール17を剥取るには、シール載置台
3側から台紙16を真空吸引しておいて、剥取りハンド
20のシール突刺しピン21で突刺すとともに、剥取り
ハンド20からも真空吸引空して、その状態で剥取りハ
ンド20を上昇させればよい。従って、高度な熟練を必
要とせず、容易に剥ぎ取ることができ、また、シート状
シール15の中の文字部シール17を順に処理できるの
で、連続した剥取り作業が可能となり、効率がよい。
【0063】(3) 剥取りハンド20のシール突刺しピン
21による文字部シール17の突刺し時、剥離紙18に
は位置決め孔はあけられていないが、シール突刺しピン
21で突破られ、かつ、突破られた部位18Cが巻込ま
れて金属部18Aの位置決め孔18Bに挿通される。そ
のため、シール突刺しピン21と位置決め孔18Bとの
摩擦力が増し、両者21、18Bの係合が強固なものと
なるので、台紙16から文字部シール17を容易に剥取
ることができる。
【0064】(4) シール突刺しピン21の先端21Aは
テーパとなっているので、剥取りハンド20を下降さ
せ、ピン21で文字部シール17を突刺すとき、シール
突刺しピン21の先端21Aに金属部18Aの位置決め
孔18Bが倣うため、シート状シール15が正確に位置
決めされる。従って、シート状シール15を所定位置に
配置する際に、ある程度ラフな配置でもよいので、段取
りが容易となる。
【0065】(5) シール突刺しピン21の先端21Aは
テーパに形成されており、ピン21を文字部シール17
に突刺したとき、台紙16もピン先に巻込まれるが、そ
の部位は、ピン21の先端21Aに接触しているので、
シール突刺しピン21を上昇させる際、テーパ部を後退
させることになり、ピン21を抜きやすく、従って、台
紙16から文字部シール17を容易に剥取ることができ
る。
【0066】(6) 台紙16からの文字部シール17の剥
取りは、シール載置台3に形成された多数の吸引孔3A
から真空吸引で台紙16をシール載置台3に固定してお
く一方で、剥取ハンド20では、シール突刺しピン21
の突刺しと、剥取ハンド20の多数の吸引孔20Bで行
う真空吸引との協働で行うので、より確実に剥取りを行
える。
【0067】(7) 文字部シール17の剥離紙18には、
剥取りハンド20が下降してシール突刺しピン21の先
端が剥離紙18を突破ってはじめて孔があけられる。従
って、最初から剥離紙18に位置決め孔をあけなくても
よく、その分の手間が省ける。
【0068】(8) 文字板載置台25上の文字板26に文
字部シール17を押圧すれば、強い接着力で文字部シー
ル17の文字19が文字板26に接着されるので、文字
板26に文字部シール17が強固に貼付けられる。従っ
て、剥離紙剥取手段30の接着テープ31の接着力が文
字19と文字板26との接着部の接着力より弱いので、
接着テープ31による剥離紙18の剥取りを容易に行え
る。
【0069】(9) 文字部シール17からの剥離紙18の
剥取りは、剥離紙剥取手段30のテープ移動ローラ34
により引出した接着テープ31を、剥離紙18に接着さ
せた後、テープ移動ローラ34を押付けながら初期位置
側に向かって移動させるとともに、巻取りローラ33を
回転させて巻取ればよく、剥離紙18の剥取りが容易と
なる。
【0070】(10)シール載置台3は、シート状シール1
5の第1方向、第2方向における多少のずれを許容可能
な平面部面積を有し、また、仮の位置決めマークAが記
入されているので、シール載置台3上面にシート状シー
ル15を載置する際、仮の位置決めマークAに合わせて
載置すればよいので、シート状シール15の載置作業が
容易となる。
【0071】なお、本発明は前記実施形態に限定される
ものではなく、本発明の目的を達成できるものであれ
ば、次のような変形形態でもよい。すなわち、前記実施
形態で、接着テープ31は、文字部シール17の剥離紙
18の幅寸法と同程度あるいは大きな幅のものを使用し
たが、これに限らず、例えば、市販の普通幅の事務用セ
ロテープ(登録商標)を使用してもよい。この場合、各
ローラ32,33,34の幅も上記事務用セロテープ
(登録商標)に合わせればよい。
【0072】また、前記実施形態で、テープ移動ローラ
34を、文字板載置台25に対して第1方向に移動可能
にしたが、これに限らず、文字板載置台25に対して斜
め、例えば45度傾けた方向に移動できるように配置し
てもよい。
【0073】さらに、前記実施形態で、シール載置台3
上面に載置されるシート状シール15の台紙16を固定
するために、真空吸引して行っているが、これに限ら
ず、シール載置台3上面の所定位置にバランスよく接着
剤等を塗布し、この接着剤等で台紙16を固定してもよ
い。要は、シート状シール15の台紙16を固定できれ
ばよい。
【0074】また、前記実施形態では、装飾板として、
時計用文字板26を使用しているが、これに限らず、装
飾板としては、カフス、表札、ネームプレート、計測器
の表示板等でもよい。また、装飾部材として、時刻を表
す文字19が使用されているが、時刻を表す文字に限ら
ずその他の文字、記号、シンボル、家紋、商標等でもよ
い。さらに、前記実施形態では、基材として、離形材付
きの台紙16を使用しているが、これに限らず、樹脂製
シート、金属箔製シート等を使用してもよい。
【0075】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明の剥取装
置、その装置を備えた剥取機および剥取方法によれば、
両面を基材と剥離層とで接着された装飾部材から基材お
よび剥離層を容易に、かつ、効率よく剥取ることができ
るとともに、高度な熟練を必要とせずに剥取り作業を行
える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る剥取機を示す全体斜視図である。
【図2】前記実施形態のシート状シールとシール載置台
とを示す平面図である。
【図3】前記実施形態のシート状シールを構成する文字
部シールを示す平面図である。
【図4】前記実施形態のシート状シールと剥取りハンド
とが離れている状態を示す縦断面図である。
【図5】前記実施形態のシート状シールと剥取りハンド
とが接触している状態を示す縦断面図である。
【図6】前記実施形態のシート状シールと剥取りハンド
との関係を表し、図6(A)は図4の状態の要部を拡大
した縦断面図であり、図6(B)は図5の状態の要部を
拡大した縦断面図である。
【図7】前記実施形態の剥取りハンドにより文字部シー
ルを剥取った状態を示す縦断面図である。
【図8】前記実施形態の文字板と剥取りハンドとが離れ
た状態を示す縦断面図である。
【図9】前記実施形態の文字板と剥取りハンドとが接触
した状態を示す縦断面図である。
【図10】前記実施形態の文字部シールが文字板に取付
けられた状態を示す縦断面図である。
【図11】前記実施形態の文字部シールと剥離紙剥取り
手段との関係を表し、移動ローラが初期位置にあるとき
の状態を示す縦断面図である。
【図12】前記実施形態の文字部シールと剥離紙剥取り
手段との関係を表し、移動ローラが前進端位置にあると
きの状態を示す縦断面図である。
【図13】前記実施形態の文字部シールと剥離紙剥取り
手段との関係を表し、移動ローラにより接着テープが剥
離紙に接着された状態を示す縦断面図である。
【図14】前記実施形態の文字部シールと剥離紙剥取り
手段との関係を表し、巻取りローラにより剥離紙が剥取
られた状態を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 剥取機 3 シール載置台 4 第1ガイド部材 5 第2ガイド部材 6 第3ガイド部材 7 ヘッド 10 剥取装置 15 シート状シール 16 基材である台紙 17 装飾部シールである文字部シール 18 剥離層である剥離紙 19 装飾部材である文字 20 剥取装置を構成する装飾部シール剥取手段として
の剥離りハンド 21 シール突刺しピン 25 文字板載置台 26 装飾板である文字板 30 剥取装置を構成する剥離紙剥取手段 31 接着テープ 32 テープ装着ローラ 33 テープ巻取りローラ 34 テープ移動ローラ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装飾板側から順に基材、装飾部材および
    剥離層を互いに接着して三層構造としたシールの前記装
    飾部材を前記装飾板に貼付けるために、前記基材および
    剥離層を剥取る剥取装置であって、 前記シールは、連続した所定の広さのシート状に形成さ
    れた前記基材と、前記装飾部材および剥離層が一体とな
    って前記装飾板に対応する大きさに分割された多数の装
    飾部シールとからなるシート状シールで構成され、 前記基材から前記装飾部シールを自動的に剥取る装飾部
    シール剥取手段と、 この装飾部シール剥取手段により剥取られかつ前記装飾
    板に貼付けられた前記装飾部シールから前記剥離層を自
    動的に剥取る剥離層剥取手段と、を備えて構成されてい
    ることを特徴とする剥取装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の剥取装置において、 前記装飾部シール剥取手段は、第1方向、この第1方向
    と交差する第2方向、および第1方向、第2方向と交差
    する第3方向に移動可能な剥取りハンドを備えるととも
    に、前記剥離層の前記装飾部材側面一部には位置決め孔
    のあいた補強部が設けられ、前記剥取りハンドには、前
    記シート状シール側に向きかつ前記剥取りハンドから出
    没可能なシール突刺しピンが設けられ、このシール突刺
    しピンは、先端が尖鋭状に形成されるとともに、前記剥
    離層を突破りかつ突破った部位の剥離層を巻込んで前記
    位置決め孔に挿通可能となっていることを特徴とする剥
    取装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の剥取装
    置において、 前記シート状シールを載置するシール載置台を備えると
    ともに、このシール載置台には、前記シール突刺しピン
    により突刺され位置決めされた前記装飾部シールの基材
    からの剥取りに際して前記基材を吸引・固定する多数の
    吸引孔が形成され、前記剥取ハンドには、前記装飾部シ
    ールの基材からの剥取りに際して前記シール突刺しピン
    による突刺し保持と協働して前記装飾部シールを吸引・
    固定する多数の吸引孔が形成されていることを特徴とす
    る剥取装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれかに記
    載の剥取装置において、前記剥離層剥取手段は、接着テ
    ープを装着するテープ装着ローラと、前記接着テープを
    前記テープ装着ローラから引出しかつ前記剥離層に接着
    させるテープ移動ローラと、前記剥離層に接着した前記
    接着テープを巻取るテープ巻取ローラと、を備えて構成
    されていることを特徴とする剥取装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の剥取装置において、前
    記テープ移動ローラは、前記装飾板の一端部から水平方
    向かつ上方向に所定寸法離れた初期位置と、この初期位
    置から前記装飾部シールを超えて前記装飾板の他端部位
    置の前進端との間で移動可能とされるとともに、前記前
    進端位置で下降し前記接着テープを押圧して前記剥離層
    に接着させ、かつ、押圧状態を維持しつつ前記一端部側
    に戻り再度前記初期位置に復帰可能となっていることを
    特徴とする剥取装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし請求項5のいずれかに記
    載の剥取装置において、時計用に用いられることを特徴
    とする剥取装置。
  7. 【請求項7】 請求項2ないし請求項6のいずれかに記
    載の剥取装置を備えた剥取機であって、 ベッドと、このベッドに設けられ、上面に前記シート状
    シールが載置されるシール載置台と、前記ベッドに設け
    られ、前記第1方向に延びる第1ガイド部材と、この第
    1ガイド部材に設けられ前記第2方向に延びる第2ガイ
    ド部材と、この第2ガイド部材に設けられ前記第2方向
    に移動可能な第3ガイド部材と、この第3ガイド部材に
    設けられ前記第3方向に移動可能であるとともに、前記
    剥取りハンドが装着されるヘッドと、前記ベッドに前記
    シール載置台と並列して設けられるとともに、上面に前
    記装飾板が位置決め・載置される装飾板載置台と、前記
    ベッドに前記装飾板載置台と並列して設けられる前記剥
    離層剥取手段とを備え、この剥離層剥取手段の前記移動
    ローラは、前記第1方向に移動可能に配置され、前記剥
    取りハンドにより、前記シート状シールにおける任意の
    装飾部シールを基材から剥取るとともに、前記剥離層剥
    取手段によりその装飾部シールから前記剥離層を剥取
    り、前記シート状シールにおける装飾部シールのすべて
    の処理が終了するまで、順次上記工程を繰返し可能とさ
    れていることを特徴とする剥取機。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の剥取装置を備えた剥取
    機において、 前記シール載置台は、その上面で前記シート状シールの
    前記第1方向、第2方向における多少のずれを許容可能
    な平面部面積を有するとともに、前記シール載置台上面
    には、前記シート状シールの大きさに対応する少なくと
    も2つの仮の位置決めマークが記入されていることを特
    徴とする剥取機。
  9. 【請求項9】 装飾板側から順に基材、装飾部材および
    剥離層を互いに接着して三層構造としたシールが、連続
    した所定の広さのシート状に形成された前記基材と装飾
    部材および剥離層とが一体となって前記装飾板に対応す
    る大きさに分割された複数の装飾部シールからなるシー
    ト状シールとされ、このシート状シールの前記装飾部材
    を前記装飾板に貼付けるために前記基材および剥離層を
    剥取る剥取方法であって、 前記基材を固定しておいて、第1方向、この第1方向と
    交差する第2方向、および第1方向、第2方向と交差す
    る第3方向に移動可能な剥取りハンドを備えた装飾部シ
    ール剥取手段により、前記基材から前記複数の装飾部シ
    ールのうち任意の装飾部シールを剥取り、 次いで、前記装飾部シール剥取手段により剥取った前記
    装飾部シールを、所定位置に位置決め固定された前記装
    飾板に貼付けた後、 接着テープを装着するテープ装着ローラからテープ移動
    ローラで接着テープを引出すとともに、引出した接着テ
    ープを前記装飾部シールの前記剥離層に接着させ、 次いで、巻取りローラにより前記剥離層に接着している
    接着テープを巻取って前記装飾部材から前記剥離層を剥
    取ることを特徴とする剥取方法。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の剥取方法において、 前記剥離層の前記装飾部材側面一部には位置決め孔のあ
    いた補強部が設けられ、前記基材から前記装飾部シール
    を剥取る際、前記剥取りハンドに設けられ先端が尖鋭状
    に形成されたシール突刺しピンで前記装飾部シールの剥
    離層を突破り、かつ、突破った部位の剥離層を巻込んで
    前記位置決め孔に挿通させた後、前記剥取りハンドを前
    記基材から離間させて前記基材から前記装飾部シールを
    剥取ることを特徴とする剥取方法。
JP2001139958A 2001-05-10 2001-05-10 剥取装置、その装置を備えた剥取機および剥取方法 Expired - Fee Related JP3753012B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001139958A JP3753012B2 (ja) 2001-05-10 2001-05-10 剥取装置、その装置を備えた剥取機および剥取方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001139958A JP3753012B2 (ja) 2001-05-10 2001-05-10 剥取装置、その装置を備えた剥取機および剥取方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002332160A true JP2002332160A (ja) 2002-11-22
JP3753012B2 JP3753012B2 (ja) 2006-03-08

Family

ID=18986650

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001139958A Expired - Fee Related JP3753012B2 (ja) 2001-05-10 2001-05-10 剥取装置、その装置を備えた剥取機および剥取方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3753012B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005200765A (ja) * 2003-12-16 2005-07-28 Seiko Epson Corp 装飾部品、装飾部品の製造方法、時計、および被装飾部品
WO2005106937A1 (ja) * 2004-04-28 2005-11-10 Lintec Corporation シート剥離装置及び剥離方法
JP2011121770A (ja) * 2009-12-14 2011-06-23 Yaskawa Electric Corp ロボットシステム及び物品加工方法並びに工業製品の製造方法
CN115339219A (zh) * 2022-08-16 2022-11-15 苏州迈为科技股份有限公司 一种剥离装置及其剥离方法

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005200765A (ja) * 2003-12-16 2005-07-28 Seiko Epson Corp 装飾部品、装飾部品の製造方法、時計、および被装飾部品
JP4696533B2 (ja) * 2003-12-16 2011-06-08 セイコーエプソン株式会社 装飾部品、装飾部品の製造方法、シート状シール、時計、および被装飾部品
WO2005106937A1 (ja) * 2004-04-28 2005-11-10 Lintec Corporation シート剥離装置及び剥離方法
US7846289B2 (en) 2004-04-28 2010-12-07 Lintec Corporation Sheet peeling apparatus and sheet peeling method
JP2011121770A (ja) * 2009-12-14 2011-06-23 Yaskawa Electric Corp ロボットシステム及び物品加工方法並びに工業製品の製造方法
CN115339219A (zh) * 2022-08-16 2022-11-15 苏州迈为科技股份有限公司 一种剥离装置及其剥离方法
CN115339219B (zh) * 2022-08-16 2024-03-19 迈为技术(珠海)有限公司 一种剥离装置及其剥离方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3753012B2 (ja) 2006-03-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0850290A (ja) 偏光板の貼付方法およびその装置
JP5199641B2 (ja) エンブレム用粘着体、その製造方法、エンブレム貼付治具および貼付用エンブレム
JP4696533B2 (ja) 装飾部品、装飾部品の製造方法、シート状シール、時計、および被装飾部品
JP2002332160A (ja) 剥取装置、その装置を備えた剥取機および剥取方法
JP5750980B2 (ja) パターン構造層付き長尺体およびパターン構造層の貼り合せ方法
US2819196A (en) Method of transferring a picture
JP4359791B2 (ja) 微小物品の固着方法
JP3665044B2 (ja) 輪郭部材用両面テープの製造方法
JPH117246A (ja) 感圧粘着シール
JP4703297B2 (ja) 配線板用の固定キャリア
JP4593200B2 (ja) チップ配列保持シートの製造方法および製造装置
JP2005049277A (ja) 時計用文字板及びその製造方法
CN217754278U (zh) 一种快速贴膜装置
JP2000073020A (ja) 粘着剤層を有する微小物品の製造方法
JP2008207437A (ja) 転写部材
JPH0696696B2 (ja) Tabフィルム仮固定用テープ
JPH09155995A (ja) 剥離台紙付きラベルの製造方法及び製造装置
JPH0361360B2 (ja)
JP2625367B2 (ja) 多層配線基板の製造方法
JP2007224329A (ja) 電鋳部品の製造方法、電鋳部品、および時計
JPH024152B2 (ja)
JPS6033001Y2 (ja) 自動剥離装置
JPH0690503B2 (ja) 製版・版下作製における貼付方法
JP2007027410A (ja) 電子部品用固定キャリア及びその製造方法
JP2005308707A (ja) 時計用指標の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050331

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050405

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050606

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20051122

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20051205

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 3753012

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091222

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101222

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101222

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111222

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111222

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121222

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121222

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131222

Year of fee payment: 8

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees