JP2011121770A - ロボットシステム及び物品加工方法並びに工業製品の製造方法 - Google Patents

ロボットシステム及び物品加工方法並びに工業製品の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】より少ないコストでロボットを用いた加工作業を行なうことができるようにした、ロボットシステム及び工業製品の製造方法を提供する。
【解決手段】付着材が付着した対象物を保持する保持機構18を装着したマニピュレータ101と、マニピュレータ101の動作を制御するコントローラ101Aと、マニピュレータの近傍に配設され対象物の付着材を保持する付着材剥離ユニット104と、を有し、コントローラ101Aは、保持機構18により保持された対象物の付着材を付着材剥離ユニット104に所定の進入角度で進入させて対象物と付着材とを剥離させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ロボットを用いたロボットシステム及び物品加工方法並びにこれを用いた工業製品の製造方法に関する。
従来、人によってなされていた種々の作業をロボットに行なわせることで、生産工程や搬送工程等の無人化または省人化を図ることが求められている。
例えば、特許文献1には、双腕ロボットをセル生産方式の製品生産に用いる技術が開示されている。
人手によってなされていた作業をロボットに行なわせることにより生産工程や搬送工程等の無人化または省人化を図ることができることに加えて、ロボットは専用の加工機等と比較して汎用性が大きく小ロットでも多様な作業を行なわせることができるという利点もある。このため、ロボットを用いてより多様な作業を行なえるようにすることが求められている。
特開2009−196040号公報
ところで、物体の表面を覆うシート類(例えば、シール等)を物体から剥がすといった加工作業をロボットによって自動化させることが求められている。
かかる繊細な作業を人手に換わってロボットにおこなわせるためには、特許文献1の技術のように圧力センサや力覚センサ等を設け、センサ類からの出力に応じてロボットの動作を微細に制御することが考えられる。ところが、センサ類を付加する分だけロボットのコストが増大したり、ロボットの動作制御がより複雑になるという課題がある。
また、ロボットのコストが増大することが、生産工程や搬送工程の自動化を阻害する一因となっており、ロボットに付加するセンサ類等をできる限り少なくしながらも、より多様な作業を行なえるようにすることが求められている。
本発明はかかる従来技術の課題に鑑みなされたものであって、より少ないコストでロボットを用いた加工作業を行なうことができるようにした、ロボットシステム及び物品加工方法並びに工業製品の製造方法を提供することを目的としている。
上記課題を解決するため、本発明は次のように構成した。
本願発明にかかるロボットシステムは、付着材が付着した対象物を保持する保持機構を装着したマニピュレータと、マニピュレータの動作を制御するコントローラと、マニピュレータの近傍に配設され対象物の付着材を保持する付着材剥離ユニットと、を有し、コントローラは、保持機構により保持された対象物の付着材を付着材剥離ユニットに所定の進入角度で進入させて対象物と付着材とを剥離させることを特徴としている。
また、付着材剥離ユニットは、尖鋭部を有する針ユニットと、を有し、コントローラは、保持機構により保持された対象物の付着材を針ユニットの尖鋭部に対して予め設定された所定の進入角度で進入させて対象物と付着材とを剥離させることが好ましい。
また、コントローラは、保持機構により保持された対象物の付着材を尖鋭部に進入させた後、保持機構を後退させて対象物と付着材とを剥離させることが好ましい。
また、針ユニットは、尖鋭部に隣接して配設された保持ユニットを有し、保持ユニットは、保持機構により保持された対象物の付着材を尖鋭部に進入されると対象物を保持すべく動作することが好ましい。
また、対象物は、粘着部と粘着部を覆う付着材とを有しており、マニピュレータは、対象物と付着材とを剥離させた後、対象物を被貼付物に貼り付けることが好ましい。
また、マニピュレータには、保持機構と、被貼付物を保持する第2保持機構とを有するハンド部材が取り付けられていることが好ましい。
さらに、本願発明にかかるロボットシステムは、対象物を1つずつ供給する対象物フィーダと、被貼付物をストックする被貼付物ストッカと、被貼付物を仮置き載置する仮置き台と、複数の被貼付物を収納するケースと、を有しマニピュレータは、被貼付物ストッカから被貼付物を取り出して仮置き台に載置し、対象物ストッカの対象物を保持機構により保持し、対象物と付着材とを剥離させた後、対象物を仮置き台に載置された被貼付物に貼り付け、対象物を貼り付けた被貼付物をケース内に並列させることも好ましい。
本願発明にかかる物品加工方法は、マニピュレータを用いて対象物を被貼付物に貼り付ける方法であって、付着材が付着した対象物を保持機構により保持するステップと、保持機構により保持された対象物の付着材をマニピュレータの近傍に配設された付着材剥離ユニットに予め設定された所定の進入角度で進入させて対象物と付着材とを剥離させるステップと、付着材が剥離された対象物を被貼付物に貼り付けるステップと、を有していることを特徴としている。
本願発明にかかる工業製品の製造方法は、マニピュレータを用いて工業製品を製造する方法であって、付着材が付着した対象物を保持機構により保持するステップと、保持機構により保持された対象物の付着材をマニピュレータの近傍に配設された付着材剥離ユニットに予め設定された所定の進入角度で進入させて対象物と付着材とを剥離させるステップと、を有していることを特徴としている。
本願発明によれば、力センサや視覚センサ等を用いた精密なマニピュレータの動作制御を行なうことなく、対象物から付着材を剥離することができる。これにより、ロボットシステムをより低コストで構成することができる上、センシング時間やコントローラによる演算処理時間がないため作業速度を向上することができる。
本発明の一実施形態にかかるロボットシステムの全体構成を模式的に示す平面図 本発明の一実施形態にかかるロボットの構成を模式的に示す側面図 図2のX矢視図 本発明の一実施形態にかかるの構成を模式的に示す側面図 本発明の一実施形態にかかる針ユニットの要部を模式的に示す側面図 本発明の一実施形態にかかる針部材を模式的に示す上面図 本発明の一実施形態にかかるロボットシステムの動作を説明するためのフローチャート 本発明の一実施形態にかかるロボットシステムの動作を説明するための模式的な側面図 本発明の一実施形態にかかるロボットシステムの動作を説明するための模式的な側面図 本発明の一実施形態にかかるロボットシステムの動作を説明するための模式的な側面図 本発明の一実施形態にかかるロボットシステムの動作を説明するための模式的な側面図 本発明の一実施形態にかかるロボットシステムの動作を説明するための模式的な側面図 本発明の一実施形態にかかるケースの要部を模式的に示す上面図
以下、実施形態について図を参照して説明する。
(全体構成)
図1に示すように本実施形態にかかるロボットシステム100は、ロボット(マニピュレータ)101,ワークストッカ(被貼付物ストッカ)102,貼付材フィーダ(対象物フィーダ)103,針ユニット(付着材剥離ユニット)104,仮置き台105及びケース106を有し、箱状のワークW(被貼付物)に貼付材S(対象物)を貼り付けた後、生産される製品のケース106の内部にワークWを整列させるセル生産システムとして構成されている。
(マニピュレータの構成)
ロボット101は、図2に示すようにフロア(ここでは設置面を指し床や壁、天井でもよい)に固定された基台10と、基台10からロボット101の先端にかけて順々にアーム構造材(第1構造材)11,アーム構造材(第2構造材)12,アーム構造材(第3構造材)13,アーム構造材(第4構造材)14,アーム構造材(第5構造材)15,アーム構造材(第6構造材)16,フランジ(第7構造材)17が回転関節(第1〜7関節)を介して連結されている。そしてフランジ17にはハンド機構18が取り付けられている。
より詳細に説明すると、基台10とアーム構造材11とは、第1アクチュエータ(第1関節)11Aを介して連結されており、第1アクチュエータ11Aの駆動により、アーム構造材11が回転するようになっている。アーム構造材11とアーム構造材12とは、第2アクチュエータ(第2関節)12Aを介して連結されており、第2アクチュエータ12Aの駆動により、アーム構造材12が旋回するようになっている。
アーム構造材12とアーム構造材13とは、第3アクチュエータ(第3関節)13Aを介して連結されており、第3アクチュエータ13Aの駆動により、アーム構造材13が回転するようになっている。アーム構造材13とアーム構造材14とは、第4アクチュエータ(第4関節)14Aを介して連結されており、第4アクチュエータ14Aの駆動により、アーム構造材14が旋回するようになっている。
アーム構造材14とアーム構造材15とは、第5アクチュエータ(第5関節)15Aを介して連結されており、第5アクチュエータ15Aの駆動により、アーム構造材15が回転するようになっている。アーム構造材15とアーム構造材16とは、第6アクチュエータ(第6関節)16Aを介して連結されており、第6アクチュエータ16Aの駆動により、アーム構造材16が旋回するようになっている。
アーム構造材16とフランジ17とは、第7アクチュエータ(第7関節)17Aを介して連結されており、第7アクチュエータ17Aの駆動により、フランジ17及びフランジ17に取り付けられるハンド機構18が回転するようになっている。
第1〜第7アクチュエータ11A〜17Aはそれぞれケーブル101Bを挿通可能な中空部を有する減速機一体型のサーボモータによって構成されており、それぞれケーブル101Bを介してコントローラ101Aに接続されている。
なお、第1,第3,第5,第7の各アクチュエータ11A,13A,15A,17Aの回転軸がいずれもフロアに対して垂直な方向となるようなロボット1の姿勢とした場合、第2,第4,第6の各アクチュエータ12A,14A,16A各回転軸はそれぞれ90度の角度をなすようになっている。
コントローラ101Aは、記憶装置,電子演算装置,入力装置及び表示装置(いずれも図示省略)を有するコンピュータにより構成されており、ロボット101の各アクチュエータ11A〜17A及びハンド機構18とコントローラ101Aとはケーブル101Bを介して相互通信可能に接続され、コントローラ101Aからの指令に応じて各部が動作するようになっている。
(ハンド機構)
ハンド機構18は、図3にも示すように、吸着ハンド(保持機構)19及び把持ハンド(第2保持機構)20を有しており、吸着ハンド19及び把持ハンド20はブラケット18Aを介してフランジ17に取り付けられている。
ブラケット18Aは、基端面18がフランジ17に例えばボルトで接合されており、基端面から略直角に屈曲されて延びる把持ハンド取り付け面と把持ハンド取り付けからさらに屈曲されて延びる吸着ハンド取り付け面とを有して形成されている。
吸着ハンド19はブラケット18Aの吸着ハンド取り付け面に挿通された吸着ノズル19Aとなっており、吸着ノズル19Aから図示しない配管を介して空気吸引することにより貼付材Sを落下させずに保持できるようになっている。
把持ハンド20は、ブラケット18Aの把持ハンド取り付け面にボルト接合されており、一対の指部材20A,20Aを有している。指部材20A,20Aは図示省略のアクチュエータの駆動により水平方向にスライド移動して互いの間隔を拡縮可能となっており、指部材20A,20Aの間でワークWを挟みこんで把持するようになっている。
(各部構成)
ワークストッカ102には、貼付材Sの貼り付け加工前のワークWが複数ストックされている。
貼付材フィーダ103は図示省略のフィーダ装置を備えており、貼付材Sを一つづつ順次供給するように構成されている。なお、貼付材Sは、図4に示すように、ラベル等が印字された本体部S1に設けられた粘着部S2と、粘着部S2を覆う紙等で形成されたカバー(付着材)S3とから構成された長方形の枚葉状のシール材である。なお、貼付材フィーダ103は本体部S1が上面側となるように貼付材Sを供給するように設定されている。
針ユニット104は、図5に示すように、脚台部21、針部材23,吸着装置24を有しており、フロアに固設された脚台部21の先端付近に取り付けられたブラケット22を介して上部側に針部材23が取り付けられ、針部材23よりも下方側に吸着装置24が配設されている。
針部材23は、ブラケット22からロボット101に向かって略水平方向に延び、図6に示すように、それぞれ外側に向かって二股に分かれて2つの尖鋭部23A,23Aが形成されている。また、各先鋭部23A,23Aは略水平方向から先端が斜め上方を向くように徐々に曲折されている。尖鋭部23A,23Aが斜め上方を向き、且つ、互いに外向きに二股に分岐することで、後述するように上方から貼付材Sを押し付けた際に、各尖鋭部23A,23AからそれぞれカバーS3に外向きの張力が付加され、より確実に尖鋭部23A,23AをカバーS3に刺し通すことができるようになっている。
吸着ノズル24Aは先端部が吸着ノズル24Aとなっており、吸着ノズル24Aから空気を吸引することにより、貼付材Sを吸着することができるようになっている。なお、吸着装置24の吸着力は、吸着ハンド19の吸着力よりも小さくなるように設定されている。
ケース106は、例えば、樹脂で形成された筐体であり内部に複数のワークWを内蔵するものである。また、ケース106の近傍には図示省略の搬出ベルトが配置されており、所定の数量のワークWが並列されたケース106は搬出ベルトを介して生産セルから搬出され、新たなケース106が供給されるようになっている。
本実施形態にかかるロボットシステム100はこのように構成されており、以下のように動作する。
まずコントローラ101Aの入力装置から作業開始が入力されると、図7に示すように、ステップS10として、ロボット101がワークストッカ102のワークWを把持ハンド20で把持して、把持したワークWを仮置き台105の上に載置し、ワークWの把持を解除する(ステップS20)。
ステップS30では、図8に示すようにロボット101は、貼付材フィーダ103から供給された一枚の貼付材Sの上面(本体部S1側)を吸着ハンド19で保持する。
ステップS40では、貼付材Sを保持した状態でロボット101が動作され、図5に示すように貼付材SのカバーS3の面が垂直面Pvに対して予め設定された傾きαを有した状態で、吸着ハンド19が貼付材Sに近づく方向に進入され貼付材SのカバーS3を針部材23の各尖鋭部23A,23Aに予め教示された量だけ押し付けられる。このとき、各尖鋭部23A,23AがカバーS3に刺通される。
ステップS50では、ロボット101が動作するとともに、吸着装置24の吸引が開始され、図9に示すように、貼付材Sが針部材23及び吸着装置24と、吸着ハンド19とで保持される。
そして、ステップS60では、図10に示すように、貼付材Sが垂直面Pvとなす角度が予め教示された角度βとなるようにロボット101が動作され、吸着ユニット19が針ユニット23から遠ざかる方向に動作される(即ち、吸着ユニット19が後退される)
る。このとき、尖鋭部23A,23Aが挿入されたカバーS3は粘着部S2から剥離される。
なお、上述の所定の角度α及び角度βはコントローラ101Aにロボット101の教示情報として入力されるものであり、実際の角度は誤差等により必ずしも厳密に予め設定された角度となるものではない。貼付材Sを各尖鋭部23A,23Aに押し付ける押し付け量についても同様にコントローラ101Aにロボット101の教示情報として入力されるものであり、実際の押し付け量を厳密に規定するものではない。
ステップS70では、ロボット101により、カバーS3が剥離された貼付材Sが仮置き台105近傍に移動され、図11に示すように、ワークWの側面部に貼付材Sの粘着部S2側が押し付けられる。なお、ワークWの側面部に貼付材Sを押し付ける前にフランジ17が90度回動され貼付材Sが横長の状態でワークWに押し付けられ、粘着部S2によってワークWに貼り付けられる。
ステップS80では、図12に示すように、貼付材Sが貼り付けられたワークWを把持ハンド20で把持して、ケース106内にワークWが載置される。なお、ケース106には、図13に示すようにワークWが貼付材Sが貼り付けられた面を同じ方向に向けた状態で並べて載置される(並列される)。
そして、ワークWをケース106に載置すると、再びステップS10に進み作業が繰り返し実行される。
このように本実施形態にかかるロボットシステムによれば、ロボット101に力センサや視覚センサ等を用いたセンサ類を取り付けてのセンサ値によるフィードバック制御等を行なうことなく、予め教示されたロボットの動作で十分に貼付材SからカバーSを剥離する作業を行なうことができロボットシステムをより低コストで構成することができる。また、センサ類を設ける必要がないので、貼付材SからカバーS3を剥離させる際にセンシングのための時間やフィードバックのための演算処理時間がないため作業速度を向上することができる。
さらに、貼付材SからカバーS3を剥離するための専用の装置を設けることなく、より汎用性の高いロボット101により貼付材SからカバーS3を剥離する作業を行なえるので、ロボットの動作教示を変更すれば、本ロボットシステムを別のセル生産システムに転用することが比較的低コストで容易であるという利点もある。
また、ステップS40においてカバーSに尖鋭部23Aが進入した状態で、保持機構を後退させることにより、貼付材S(本体部S1,粘着部S2)からカバーS3を剥離することができる。
また、貼付材Sを尖鋭部23A側に押し付けた状態で、吸着装置24により貼付材Sの下側を吸着保持することで、尖鋭部23に貼付材Sを押し付けた状態でロボット101を動作させる際に貼付材Sの落下等の不具合を低減することができる。
また、本実施形態では、、ロボット101の周囲にワークストッカ102,貼付材フィーダ103,針ユニット104,仮置き台105,ケース106を配置し、ハンド機構18にはワークWを把持するのに適した把持ハンド20と、貼付材Sを保持するのに適した吸着ハンド19を設けているので、ワークWをワークストッカ102から取り出す作業、貼付材SからカバーS3を剥離する作業、ワークWに貼付材Sを貼り付ける作業、貼付材が貼り付けられたワークWをケース106に並列する作業を1台のロボット101による一連の動作で行なうことができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明にかかるロボットシステムは上述の実施形態のものに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変形して適用可能である。
実施形態ではセル生産システムを例として説明したが本発明は生産システムに限らず、適宜の用途で自由に適用することができる。例えば、単に幾層かに重なった合紙を対象物として、合紙から表面の層(付着材)を剥離する作業のみであっても本発明を適用可能である。
また、対象物についてもラベル等が印字されたシール材に限らず、粘着面とそれを覆うカバーを有する適宜のもの(例えば、緩衝材等)を適用してもよい。
また、「保持機構」及び「第2保持機構」についても上述の実施形態のものに限定されるものではなく、それぞれ「対象物」、「被貼付物」を保持するための適宜の機構を包含するものであり、グリッパや吸引装置や磁力保持等、対象物及び被貼付物にの種別に合わせて種々の機構を適用可能である。
10 基台
11〜16 アーム構造材
11A〜17A アクチュエータ
17 フランジ
18 ハンド機構
18A ブラケット
19 吸着ハンド(保持機構)
19A吸着ノズル
20 把持ハンド(第2保持機構)
20A 指部材
21 脚台部
22 ブラケット
23 針部材
24 吸着装置(保持ユニット)
24A 吸着ノズル
100 ロボットシステム
101 ロボット(マニピュレータ)
101A コントローラ
102 ワークストッカ(被貼付物ストッカ)
103 貼付材フィーダ(対象物フィーダ)
104 針ユニット(付着材剥離ユニット)
105 仮置き台
106 ケース

Claims (9)

  1. 付着材が付着した対象物を保持する保持機構を装着したマニピュレータと、
    前記マニピュレータの動作を制御するコントローラと、
    前記マニピュレータの近傍に配設され前記対象物の付着材を保持する付着材剥離ユニットと、を有し、
    前記コントローラは、
    前記保持機構により保持された前記対象物の付着材を付着材剥離ユニットに所定の進入角度で進入させて前記対象物と前記付着材とを剥離させる
    ことを特徴とする、ロボットシステム。
  2. 前記付着材剥離ユニットは、尖鋭部を有する針ユニットと、を有し、
    前記コントローラは、
    前記保持機構により保持された前記対象物の付着材を前記針ユニットの前記尖鋭部に対して予め設定された所定の進入角度で進入させて前記対象物と前記付着材とを剥離させる
    ことを特徴とする、請求項1記載のロボットシステム。
  3. 前記コントローラは、
    前記保持機構により保持された前記対象物の付着材を前記尖鋭部に進入させた後、前記保持機構を後退させて前記対象物と前記付着材とを剥離させる
    ことを特徴とする、請求項2記載のロボットシステム。
  4. 前記針ユニットは、
    前記尖鋭部に隣接して配設された保持ユニットを有し、
    前記保持ユニットは、
    前記保持機構により保持された前記対象物の付着材を前記尖鋭部に進入されると前記対象物を保持すべく動作する
    ことを特徴とする、請求項2又は3記載のロボットシステム。
  5. 前記対象物は、粘着部と前記粘着部を覆う付着材とを有しており、
    前記マニピュレータは、
    前記対象物と前記付着材とを剥離させた後、前記対象物を被貼付物に貼り付ける
    ことを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載のロボットシステム。
  6. 前記マニピュレータには、
    前記保持機構と、前記被貼付物を保持する第2保持機構とを有するハンド部材が取り付けられている
    ことを特徴とする、請求項5記載のロボットシステム。
  7. 前記対象物を1つずつ供給する対象物フィーダと、
    前記被貼付物をストックする被貼付物ストッカと、
    前記被貼付物を仮置き載置する仮置き台と、
    前記複数の被貼付物を収納するケースと、を有し、
    前記マニピュレータは、
    前記被貼付物ストッカから前記被貼付物を取り出して前記仮置き台に載置し、
    前記対象物ストッカの前記対象物を前記保持機構により保持し、
    前記対象物と前記付着材とを剥離させた後、前記対象物を前記仮置き台に載置された前記被貼付物に貼り付け、
    前記対象物を貼り付けた前記被貼付物を前記ケース内に並列させる
    ことを特徴とする、請求項5又は6記載のロボットシステム。
  8. マニピュレータを用いて対象物を被貼付物に貼り付ける方法であって、
    付着材が付着した前記対象物を保持機構により保持するステップと、
    前記保持機構により保持された前記対象物の付着材を前記マニピュレータの近傍に配設された付着材剥離ユニットに予め設定された所定の進入角度で進入させて前記対象物と前記付着材とを剥離させるステップと、
    前記付着材が剥離された前記対象物を前記被貼付物に貼り付けるステップと、を有している
    ことを特徴とする、物品加工方法。
  9. マニピュレータを用いて工業製品を製造する方法であって、
    付着材が付着した対象物を保持機構により保持するステップと、
    前記保持機構により保持された前記対象物の付着材を前記マニピュレータの近傍に配設された付着材剥離ユニットに予め設定された所定の進入角度で進入させて前記対象物と前記付着材とを剥離させるステップと、を有している
    ことを特徴とする、工業製品の製造方法。
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