JP2002331995A - 船外機の付属部品取付構造 - Google Patents

船外機の付属部品取付構造

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JP2002331995A
JP2002331995A JP2001138519A JP2001138519A JP2002331995A JP 2002331995 A JP2002331995 A JP 2002331995A JP 2001138519 A JP2001138519 A JP 2001138519A JP 2001138519 A JP2001138519 A JP 2001138519A JP 2002331995 A JP2002331995 A JP 2002331995A
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JP
Japan
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engine
outboard motor
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holder
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JP2001138519A
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English (en)
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Kazuo Mineno
和夫 峯野
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Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】付属部品の着脱が容易で、且つ脱落の可能性の
ない船外機の付属部品取付構造を提供するにある。 【解決手段】上下に分割可能に形成されたエンジンカバ
ー3でエンジン2の周囲を覆う船外機1において、上側
のアッパーカバー3aと下側のロアカバー3bとから構
成されるエンジンカバー3の合わせ面3cより下方、且
つエンジンカバー3の底面3dより上方に位置するロア
カバー3bの内面とエンジン2の側面との間にロアカバ
ーホルダ34を介在させ、このロアカバーホルダ34に
付属部品ホルダ40を一体的に固着したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、船外機の付属部品
取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】船外機には、例えばプロペラをプロペラ
シャフトに固定する際に使用するシャーピンやコッター
ピン等の付属部品をエンジンカバーの内外に配置して整
備性の向上を図ったものがある。
【0003】付属部品の配置場所としては、例えば上下
に分割されるエンジンカバーのロアカバー内部底面や、
同外部底面、アッパーカバー内部等がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、付属部
品をロアカバー内部底面に配置した場合、エンジン等が
邪魔となって付属部品の着脱が困難である。
【0005】また、付属部品をロアカバー外部底面に配
置した場合、付属部品が脱落しやすい。
【0006】さらに、付属部品をアッパーカバー内部に
配置した場合、アッパーカバーの着脱時に付属部品が脱
落しやすい。
【0007】本発明は上述した事情を考慮してなされた
もので、付属部品の着脱が容易で、且つ脱落の可能性の
ない船外機の付属部品取付構造を提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る船外機の付
属部品取付構造は、上述した課題を解決するために、請
求項1に記載したように、上下に分割可能に形成された
エンジンカバーでエンジンの周囲を覆う船外機におい
て、上側のアッパーカバーと下側のロアカバーとから構
成される上記エンジンカバーの合わせ面より下方、且つ
上記エンジンカバーの底面より上方に位置する上記ロア
カバーの内面と上記エンジンの側面との間にロアカバー
ホルダを介在させ、このロアカバーホルダに付属部品ホ
ルダを一体的に固着したものである。
【0009】また、上述した課題を解決するために、請
求項2に記載したように、上記ロアカバーホルダを前後
方向に延びるシリンダの軸線に平面視で直行する方向に
延設したものである。
【0010】さらに、上述した課題を解決するために、
請求項3に記載したように、上記ロアカバーホルダと上
記ロアカバー内面との間に弾性体を配置したものであ
る。
【0011】さらにまた、上述した課題を解決するため
に、請求項4に記載したように、上記ロアカバーホルダ
に相対した上記ロアカバーの外表面にバンパを取り付け
たものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0013】図1は、本発明に係る船外機の一例を示す
左側面図である。図1に示すように、この船外機1はバ
ーティカル型(縦形)エンジン2を有し、その周囲を箱
状のエンジンカバー3で覆う。エンジン2の前下部(図
における右側)からはステアリングハンドル4が前方に
向かって延び、その先端にエンジン出力調整用のスロッ
トルグリップ5が設けられる。
【0014】エンジンカバー3は上下に分割可能に形成
された例えば合成樹脂製のものであって、上側のアッパ
ーカバー3aと下側のロアカバー3bとから構成され
る。そして、エンジンカバー3の合わせ面3cより下
方、且つエンジンカバー3の底面3dより上方に位置す
るロアカバー3bの左側外表面には船外機1を横倒しに
した際にエンジンカバー3が傷付くのを防止すると共
に、船外機1を安定して載置するためのバンパ6が二箇
所前後方向に離間して配置される。
【0015】ロアカバー3bの下部にはドライブシャフ
トハウジング7が設けられ、このドライブシャフトハウ
ジング7の下部にギヤケース8が設けられる。ギヤケー
ス8の内部にはプロペラシャフト9が軸支され、その後
端にプロペラ10が設けられる。
【0016】エンジン2内にはクランクシャフト11が
ほぼ鉛直方向を向くよう縦置き(バーティカル)に設け
られる。ドライブシャフトハウジング7内にはクランク
シャフト11下端に連結されたドライブシャフト12が
下方に向かって延び、ドライブシャフト12の下端がベ
ベルギヤ13を介してプロペラシャフト9に連結され
る。エンジン2の出力、すなわちクランクシャフト11
の回転はドライブシャフト12およびベベルギヤ13を
経てプロペラシャフト9に伝達され、プロペラ10を回
転させる。
【0017】図2はギヤケース8の拡大側面図であり、
プロペラ10を断面で示す。図2に示すように、プロペ
ラ10はシャーピン14を介してプロペラシャフト9に
回動一体に係合し、ナット15によって固着される。ま
た、このナット15はコッターピン16によって緩み止
めされる。
【0018】ところで、図1に示すように、ドライブシ
ャフトハウジング7の上部はクランプブラケット17の
回転支持部17に回転自在に支持されると共に、このク
ランプブラケット17は船体18のトランサム18aに
固定される。すなわち、船外機1は船体18に対し回転
可能に設けられ、ステアリングハンドル4を水平方向に
振ることにより船外機1全体の向きを変えて船体18の
操舵を行うことができるように構成される。
【0019】図3は、図1のIII−III線に沿う断
面図である。また、図4は図2のIV矢視図である。本
実施形態に用いられるエンジン2は例えば4サイクル単
気筒エンジンであり、図1、図3および図4に示すよう
に、エンジン2は船外機1の前側(図における左側)に
配置される上下に分割式のクランクケース19と、この
クランクケース19の後側(図3における右側)に配置
され、クランクケース19の上側部分と一体に形成され
るシリンダブロック20と、このシリンダブロック20
の後側(図3における右側)に配置されるシリンダヘッ
ド21とから構成される。
【0020】シリンダブロック20は、船外機1の前後
方向(図3における左右)に向かって側面視でクランク
シャフト11に直交する方向に延びる筒状のシリンダ2
2を備えると共に、シリンダヘッド21の後部は開口さ
れてその内部に動弁室23を形成し、シリンダヘッドカ
バー24によって塞がれる。また、シリンダヘッド21
にはシリンダ22に整合する燃焼室25が形成される。
なお、燃焼室25には外方から点火プラグ26が結合さ
れる。
【0021】シリンダ22内にはピストン27が摺動自
在に挿入される。このピストン27とクランクシャフト
11とはコンロッド28によって連結され、これにより
シリンダ22内におけるピストン27の往復運動がクラ
ンクシャフト11の回転運動に変換される。そして、ク
ランクシャフト11の上端には発電用のフライホイール
・マグネト装置29と、ロープ・リコイル型の手動式エ
ンジン始動装置30が設けられる(図1参照)。
【0022】さらに、エンジン2前方の空間には燃料タ
ンク31が配置される。この燃料タンク31は給油口3
1aが上方に向かって伸び、エンジンカバー3上に突出
してフューエルキャップ32により塞がれる。
【0023】ところで、船外機1を横倒しに載置する
と、合成樹脂製のロアカバー3bは船外機1の荷重を受
けて内側に向かって撓む。そこで、ロアカバー3bが撓
むのを防止する目的で、エンジン2の前記バンパ6が配
置された側、本実施形態においてはエンジン2の左側面
とバンパ6の裏側に相当するロアカバー3b内面との間
に前後一対のロアカバーホルダ33,34が介在され
る。
【0024】前側のロアカバーホルダ33は例えばクラ
ンクケース19の左側壁からロアカバー3b内面に向か
って水平に、且つ平面視でシリンダの軸線22aに直行
する方向に突出したボス35を形成し、このボス35の
先端にゴム等の弾性体36を装着したものである。
【0025】一方、後側のロアカバーホルダ34は例え
ばシリンダヘッド21の左側壁からロアカバー3b内面
に向かって水平に、且つ平面視でシリンダの軸線22a
に直行する方向に延びるステー37を配置し、このステ
ー37のエンジン2側端部をシリンダブロック20にボ
ルト38で固着すると共に、ロアカバー3b側端部にゴ
ム等の弾性体39を装着したものである。
【0026】また、ロアカバーホルダ34を構成するス
テー37には付属部品ホルダ40が一体的に固着され
る。そして、この付属部品ホルダ40に予備の付属部品
である例えばシャーピン41およびコッターピン42が
装着され、保持される。付属部品ホルダ40は例えばゴ
ムや硬質スポンジ等の弾性部材から形成され、付属部品
挿着用の穴43が複数個形成される。
【0027】次に、本実施形態の作用について説明す
る。
【0028】エンジンカバー3の合わせ面3cより下
方、且つエンジンカバー3の底面3dより上方に位置す
るロアカバー3bの左側外表面にバンパ6を配置し、こ
れらのバンパ6の裏側に相当するロアカバー3b内面と
エンジン2の側面との間にロアカバーホルダ33,34
を介在させ、このロアカバーホルダ34に付属部品ホル
ダ40を一体的に固着してこの付属部品ホルダ40にシ
ャーピンやコッターピンの予備等の付属部品を取り付け
たことにより、付属部品をロアカバー3b内部底面3d
に配置した場合に比べて付属部品の着脱が容易になると
共に、付属部品をロアカバー3b外部底面やアッパーカ
バー3a内部に配置した場合と異なり付属部品が脱落し
て紛失する可能性がない。
【0029】また、付属部品を予め取り付けた状態の付
属部品ホルダ40をロアカバーホルダ34に部組みが可
能となるので、組付性が向上する。
【0030】また、前後方向に延びるシリンダの軸線2
2aに平面視で直行する方向にロアカバーホルダ33,
34を延設したので、船外機1を横倒しに載置しても十
分に荷重を受けることができる。
【0031】さらに、ロアカバーホルダ33,34とロ
アカバー3b内面との間にゴム等の弾性体36,39を
配置したので、船外機1横倒し時の衝撃がエンジン2に
伝わらず、また、ロアカバー3b内面にも傷が付かな
い。
【0032】さらに、ロアカバーホルダ33,34に相
対したロアカバー3bの左側外表面にバンパ6を取り付
けたことにより船外機1を横倒しにする際にエンジンカ
バー3が傷付くのを防止できると共に、船外機1を安定
して載置することができる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る船外
機の付属部品取付構造によれば、上下に分割可能に形成
されたエンジンカバーでエンジンの周囲を覆う船外機に
おいて、上側のアッパーカバーと下側のロアカバーとか
ら構成される上記エンジンカバーの合わせ面より下方、
且つ上記エンジンカバーの底面より上方に位置する上記
ロアカバーの内面と上記エンジンの側面との間にロアカ
バーホルダを介在させ、このロアカバーホルダに付属部
品ホルダを一体的に固着したため、付属部品の着脱が容
易になると共に、付属部品の脱落が防止できる。
【0034】また、上記ロアカバーホルダを前後方向に
延びるシリンダの軸線に平面視で直行する方向に延設し
たため、ロアカバーホルダの強度が増す。
【0035】さらに、上記ロアカバーホルダと上記ロア
カバー内面との間に弾性体を配置したため、船外機横倒
し時の衝撃を吸収できる。
【0036】さらにまた、上記ロアカバーホルダに相対
した上記ロアカバーの外表面にバンパを取り付けたた
め、船外機横倒し時にエンジンカバーが傷付くのを防止
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る船外機の付属部品取付構造の一実
施形態を示す船外機の左側面図。
【図2】ギヤケースの拡大側面図。
【図3】図1のIII−III線に沿う断面図。
【図4】図1のIV矢視図。
【符号の説明】
1 船外機 2 エンジン 3 エンジンカバー 3a アッパーカバー 3b ロアカバー 3c エンジンカバーの合わせ面 3d エンジンカバーの底面 6 バンパ 10 プロペラ 14,41 シャーピン(付属部品) 16,42 コッターピン(付属部品) 22a シリンダの軸線 33,34 ロアカバーホルダ 36,39 弾性体 40 付属部品ホルダ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下に分割可能に形成されたエンジンカ
    バーでエンジンの周囲を覆う船外機において、上側のア
    ッパーカバーと下側のロアカバーとから構成される上記
    エンジンカバーの合わせ面より下方、且つ上記エンジン
    カバーの底面より上方に位置する上記ロアカバーの内面
    と上記エンジンの側面との間にロアカバーホルダを介在
    させ、このロアカバーホルダに付属部品ホルダを一体的
    に固着したことを特徴とする船外機の付属部品取付構
    造。
  2. 【請求項2】 上記ロアカバーホルダを前後方向に延び
    るシリンダの軸線に平面視で直行する方向に延設した請
    求項1記載の船外機の付属部品取付構造。
  3. 【請求項3】 上記ロアカバーホルダと上記ロアカバー
    内面との間に弾性体を配置した請求項1または2記載の
    船外機の付属部品取付構造。
  4. 【請求項4】 上記ロアカバーホルダに相対した上記ロ
    アカバーの外表面にバンパを取り付けた請求項1、2ま
    たは3記載の船外機の付属部品取付構造。
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