JP4195224B2 - 船舶推進機の部品取りつけ部材 - Google Patents

船舶推進機の部品取りつけ部材 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は船舶推進機の部品取りつけ部材に関する。
【0002】
【従来の技術】
船舶推進機、例えば船外機においても、車両用の内燃機関などと同様、電装品など種々の部品を内燃機関などに取りつける必要がある。そのため、従来技術においては、特開平10−223111号公報に示されるように、部品、この例にあってはリレーを収納するリレーケース(ボックス)にフランジ(リブ)部を形成すると共に、そこにボルト挿通孔を穿設し、ゴムなどの弾性材からなるブシュを介してボルトで内燃機関に取りつけている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来技術においては、部品を内燃機関に取りつけるに当たり、部品に取りつけ用のフランジ部などを設ける必要があって、取りつけが煩瑣であった。特に、他の機器でも使用されるような汎用部品が使用可能なときも、フランジ部を設ける都合上、汎用部品をそのまま転用できない不都合があってコストアップを招いていた。
【0004】
従って、この発明の目的は上記した従来技術の不都合を解消し、部品に取りつけ用のフランジ部などを設ける必要なく、簡易に取りつけられると共に、汎用部品を転用できるときは、そのまま転用して取りつけられるようにしてコストダウンを図るようにした船舶推進機の部品取りつけ部材を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を解決するために、この発明は請求項1項において、内燃機関を備えると共に、船舶に搭載され、前記内燃機関の出力でプロペラを駆動して前記船舶を前進あるいは後進させる船舶推進機の部品取りつけ部材において、前記部品取りつけ部材が、弾性材からなり、部品を把持して中空に保持すると共に、その内部に孔が穿設された弾性支持体、および剛性材からなり、前記内燃機関に固定される固定部と、前記弾性支持体に穿設された孔に挿入される挿入部とを少なくとも備えた剛性支持体からなると共に、前記挿入部の末端に、前記弾性支持体の挿入方向に対して直交する方向に突出した凸部を形成し、前記弾性支持体の一端に連続する側面のうち、前記船舶の進行方向前方側の側面を、重力軸方向の高さにおいて他の側面に比して小さくなるように構成し、さらに前記船舶の進行方向後方側の側面近傍で、かつ前記一端に対向する底面に水抜き用の孔を穿設する如く構成した。
【0006】
弾性材からなる弾性支持体で部品を保持すると共に、その弾性支持体を剛性支持体を介して内燃機関に取りつけるように構成したので、部品を簡易に取りつけることができると共に、部品を弾性支持体で把持して保持することで取りつけることができるため、部品にフランジ部など設ける必要がなく、汎用部品が転用可能なときは、そのまま転用することができてコストダウンを図ることができる。また、弾性支持体が弾性材からなると共に、弾性支持体で部品を中空に保持する如く構成したので、内燃機関からの振動や衝撃を効果的に低減することができると共に、部品が衝撃を受けることがあっても、その衝撃を良く吸収することができる。さらに、弾性支持体に部品を圧入することが可能となり、部品を確実に保持することができる。また、挿入部の末端に、弾性支持体の挿入方向に対して直行する方向に突出した凸部を形成する如く構成したので、剛性支持体は、弾性支持体の孔に挿入された後も脱落することがなく、よって部品を確実に内燃機関に取りつけることができる。また、弾性支持体一端に連続する側面のうち、船舶の進行方向前方側の側面を、重力軸方向の高さにおいて他の側面に比して小さくなるように構成したので、部品に付属品を取りつけるためのスペースを確保することができると共に、取りつけた後の付属品の着脱も容易となる。さらに、船舶の進行方向後方側の側面近傍で、かつ一端に対向する底面に水抜き用の孔を穿設したので、万一、弾性支持体と部品の間あるいは部品に水が侵入することがあっても、容易に排水することができる。
【0007】
請求項2項にあっては、前記弾性支持体は、前記一端が開口するボックス状を呈すると共に、前記剛性支持体を介して前記内燃機関に取りつけられたとき、前記一端が前記重力軸方向に開口するように構成した。
【0008】
弾性支持体は一端が開口するボックス状を呈すると共に、剛性支持体を介して内燃機関に取りつけられたとき、一端が重力軸方向に開口するように、即ち、弾性支持体は部品を囲むと共に、一端でのみ開口するように構成したので、部品を、落下させることなく、確実に取りつけることができる。また、部品を取りつけた後の着脱も容易となる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に即してこの発明の一つの実施の形態に係る船舶推進機の部品取りつけ部材を説明する。
【0016】
図1はその船舶推進機(船外機)の部品取りつけ部材を、船舶推進機を中心として、概略的に示す説明側面図である。尚、船舶推進機としては船外機を例にとる。
【0017】
図1において符合10は船外機(船舶推進機)を示し、船外機10は内燃機関(以下「エンジン」という)12を備える。エンジン12はエンジンカバー14で被覆され、エンジンカバー14はエクステンションケース16に固定される。エクステンションケース16にはブラケット20が取り付けられ、船外機10は、ブラケット20で船舶22の船尾に固定される。
【0018】
ブラケット20の付近にはチルト機構24が設けられる。チルト機構24は乗員の操作に応じて図示しない油圧回路から油圧を供給されて作動し、船外機10を船舶22に対してチルト軸24aを中心として図で時計方向にチルト(撥ね上げ)させる。
【0019】
エンジン12は4サイクル2気筒の火花点火式のガソリンエンジンからなり、重力軸方向(上下方向)に並列された2個のシリンダ(図示せず)を備える。シリンダ内にはピストン26が移動自在に収納され、ピストンロッドを介してクランク軸30に連結される。クランク軸30は、クランクプーリ(図1で見えず)、タイミングベルト32、およびカムプーリ(図1で見えず)を介してカム軸34に連結される。
【0020】
カム軸34はカム、タペット、ロッカーアームなどの動弁機構(図示せず)を介して吸気弁および排気弁(共に図示せず)を開閉する。空気取入口(図示せず)から導入された空気は、スロットルバルブ(図示せず)で流量を調節されつつ、その付近に配置されたキャブレタ(図示せず)からガソリン燃料を噴霧される。よって生じた混合気は、インテークマニホルド(図示せず)を通り、吸気弁が開弁されたとき、各シリンダの燃焼室(図示せず)に流入する。
【0021】
図1で符号36は、シリンダヘッド38から突出する点火プラグの頭部を示す。点火プラグは船舶22に配置されたバッテリ(図示せず)およびディストリビュータなどからなる点火装置(図示せず)からハイテンションコード(図示せず)を介して高電圧を供給され、混合気を点火して燃焼させ、ピストン26を駆動させてクランク軸30を回転させる。よって生じた排気ガスは、排気管(図示せず)を通って水中に排出される。
【0022】
クランク軸30は下部で駆動軸40に連結され、駆動軸40はプロペラ軸42を介してプロペラ44を回転させる。プロペラ軸42にはベベルギヤ・ドグ・クラッチ機構46が設けられ、シフトレバー(図示せず)の操縦者によって選択されたクラッチ位置が前進あるいは後進のとき、プロペラ44を前進方向あるいは後進方向に回転させて船舶22を前進あるいは後進させると共に、中立位置が選択されたとき、駆動軸40とプロペラ軸42の回転を遮断する。
【0023】
バーハンドル50はスイーベル軸52に連結され、操縦者がバーハンドル50を左右に回動させることによってプロペラ44の向きを変える。また、バーハンドル50の先端にはスロットルグリップ(図示せず)が設けられ、操縦者はスロットルグリップを回転させてスロットル開度を調節することで、船舶22の前進あるいは後進速度を調整する。
【0024】
図2は図1に示す船外機10のエンジン12を、エンジンカバー14を取り外した状態で、上面から見た拡大上面図、図3は図2に示すエンジン12を図で右側から見た拡大側面図である。
【0025】
図2および図3に良く示す如く、エンジン12のカム軸34の付近には部品取りつけ部材60が設けられる。尚、図2および図3においてエンジン12の構成部品を透視的に示すと共に、部品取りつけ部材60は部分断面図で示す。
【0026】
以下、部品取りつけ部材60について詳細に説明すると、部品取りつけ部材60は、部品62を把持する弾性支持体64と、弾性支持体64をエンジン12に固定する剛性支持体66とからなる。
【0027】
この実施の形態において、部品62は電装品、より詳しくは、前記したチルト機構24の油圧回路に配置された電磁ソレノイドとバッテリの間の通電回路に介挿されるリレーを収納したケース(ボックス)であり、図示のようなボックス状を呈する。部品62は、他の機器でも使用される汎用部品である。
【0028】
図4および図5は弾性支持体64の拡大上面図および拡大正面図である。また、図6から図8は剛性支持体66の拡大上面図、拡大正面図および拡大側面図である。
【0029】
図示の如く、弾性支持体64は一端、即ち、エンジン12への取りつけ時に重力方向において上端で開口する開口端64aが形成されると共に、部品62を収納(把持)できるように収納部64bが形成される。収納部64bは部品62の形状に応じた形状に構成されると共に、その寸法が部品62の寸法より若干小さいように形成される。
【0030】
弾性支持体64は、合成ゴムあるいは合成樹脂などの弾性に優れた素材から製作される。それによって、部品62を収納部64bに圧入して収納することができ、よって部品62を強固に把持すると共に、部品62への振動あるいは衝撃などを吸収・緩和するように構成される。
【0031】
弾性支持体64の両側にあっては、その内部に孔、より具体的には長孔(スロットあるいは凹部)64cが左右に2個穿設される。
【0032】
他方、剛性支持体66は金属材あるいは合成樹脂などの剛性に優れた素材から製作され、図示の如く、上面視において大略コ字状を呈する。
【0033】
剛性支持体66は、より具体的には、エンジン12に固定されるべき固定部66aと、弾性支持体64に穿設された長孔64cに挿入されるべき挿入部66bとを少なくとも備える。固定部66aには、図7に良く示す如く、ボルト挿通孔66cが2個穿設され、図2および図3に良く示す如く、そこにボルト70を通してエンジン12の適宜位置、具体的にはシリンダヘド38の上で点火プラグの頭部36の付近に締結される(尚、図3では70は、正確には、ボルトに嵌められたナットを示す)。
【0034】
挿入部66bは、弾性支持体64に穿設された長孔64cの形状に応じて平坦な形状に形成されると共に、長孔64cの内部の寸法より若干大きめの寸法に形成され、長孔64cへの圧入を可能とするように構成される。挿入部66bによって剛性支持体66は弾性支持体64(さらにはそこに把持された部品62)と衝撃・振動を吸収自在に強固に連結されると共に、固定部66aを介してエンジン12に強固に固定される。
【0035】
このように、弾性に優れた素材からなる弾性支持体64で部品62を保持すると共に、その弾性支持体64を剛性支持体66を介してエンジン12に取りつけるように構成したので、部品62を簡易にエンジン16に取りつけることができると共に、部品62を弾性支持体64で把持して保持することで取りつけることができるため、部品62にフランジ部など設ける必要がなく、汎用部品が転用可能なときは、そのまま転用できてコストダウンを図ることができる。
【0036】
また、弾性支持体64が弾性に優れた素材から製作されると共に、弾性支持体64で部品62を中空に、即ち、エンジン12に直接固定することなく、弾性支持体64を介して取りつけるフローティング構造で保持する如く構成したので、エンジン12からの振動や衝撃を効果的に低減することができると共に、部品62が衝撃を受けることがあっても、その衝撃を良く吸収することができる。また、弾性支持体64に部品62を圧入することが可能となり、部品62を確実に保持することができる。
【0037】
また、図2および図3から明らかな如く、弾性支持体64は、剛性支持体66を介してエンジン12に取りつけられたとき、開口端64aが重力軸方向に開口するように構成される。即ち、弾性支持体64は部品62の大部分を囲むと共に、上端でのみ開口するように構成したので、部品62を、落下させることなく、確実に取りつけることができる。また、部品62を取りつけた後の着脱も容易となる。
【0038】
さらに、弾性支持体64は、開口端(一端)64aに連続する側面の少なくともいずれかが、具体的には、図5に良く示すように、同図で右端側を除く他の3側面が、重力軸方向の高さにおいて他の側面、即ち、右側の1側面に比して減少させられ、左側の1側面において最も小さくなるように構成される。これにより、図2に示す如く、部品62にカプラ72などの付属品を取りつけためのスペースを確保することができると共に、取りつけた後のカプラ72などの付属品の着脱も容易となる。
【0039】
また、弾性支持体64には、開口端(一端)64aに対向する底面64dに水抜き用の孔64eが穿設される。これにより、万一、収納部64bと部品62の間、あるいは部品に水が侵入することがあっても、容易に排水することができる。
【0040】
また、剛性支持体66にあっては、図2,図6および図8に示す如く、挿入部66bに凸部66dが形成されるように構成した。これにより、剛性支持体66の挿入部66bは、弾性支持体64の長孔64cに圧入された後も脱落することがなく、よって部品62をエンジン12に確実に取りつけることができる。尚、図2において、実際には凸部66dは断面として表れないが、理解の便宜のため対応する位置に符合を付した。
【0041】
この実施の形態においては、上記の如く、内燃機関(エンジン12)を備えると共に、船舶22に搭載され、前記内燃機関の出力でプロペラ44を駆動して前記船舶を前進あるいは後進させる船舶推進機(船外機10)の部品取りつけ部材60において、前記部品取りつけ部材60が、弾性材からなり、部品62を把持して中空に保持すると共に、その内部に孔(長孔)64cが穿設された弾性支持体64、および剛性材からなり、前記内燃機関に固定される固定部66aと、前記弾性支持体に穿設された孔に挿入される挿入部66bとを少なくとも備えた剛性支持体66からなると共に、前記挿入部の末端に、前記弾性支持体の挿入方向に対して直交する方向に突出した凸部66dを形成し、前記弾性支持体の一端(開口端)64aに連続する側面のうち、前記船舶の進行方向前方側の側面を、重力軸方向の高さにおいて他の側面に比して小さくなるように構成し、さらに前記船舶の進行方向後方側の側面近傍で、かつ前記一端に対向する底面64dに水抜き用の孔64eを穿設する如く構成した。
【0042】
また、前記弾性支持体64は、前記一端(開口端)64aが開口するボックス状を呈すると共に、前記剛性支持体を介して前記内燃機関に取りつけられたとき、前記一端が前記重力軸方向に開口するように構成した。
【0046】
尚、上記において部品の例としてリレーケース(ボックス)および電動モータと一体化された電動モータを示したが、それに限られるものではなく、他の電装品あるいは電装品以外の部品にも適用可能なものである。
【0047】
また、船舶推進機として船外機を例にとってこの発明の実施の形態を説明したが、それに限られるものではなく、この発明は船内機関など他の船舶推進機にも妥当する。
【0048】
【発明の効果】
請求項1項にあっては、弾性材からなる弾性支持体で部品を保持すると共に、その弾性支持体を剛性支持体を介して例えば内燃機関に取りつけるように構成したので、部品を簡易に内燃機関に取りつけることができると共に、部品を弾性支持体で把持して保持することで取りつけることができるため、部品にフランジ部など設ける必要がなく、汎用部品が転用可能なときは、そのまま転用することができてコストダウンを図ることができる。また、弾性支持体が弾性材からなると共に、弾性支持体で部品を中空に保持する如く構成したので、内燃機関からの振動や衝撃を効果的に低減することができると共に、部品が衝撃を受けることがあっても、その衝撃を良く吸収することができる。さらに、弾性支持体に部品を圧入することが可能となり、部品を確実に保持することができる。また、挿入部の末端に、弾性支持体の挿入方向に対して直行する方向に突出した凸部を形成する如く構成したので、剛性支持体は、弾性支持体の孔に挿入された後も脱落することがなく、よって部品を内燃機関に確実に取りつけることができる。また、弾性支持体一端に連続する側面のうち、船舶の進行方向前方側の側面を、重力軸方向の高さにおいて他の側面に比して小さくなるように構成したので、部品に付属品を取りつけためのスペースを確保することができると共に、取りつけた後の付属品の着脱も容易となる。さらに、船舶の進行方向後方側の側面近傍で、かつ一端に対向する底面に水抜き用の孔を穿設される如く構成したので、万一、弾性支持体と部品の間あるいは部品に水が侵入することがあっても、容易に排水することができる。
【0049】
請求項2項にあっては、弾性支持体は一端が開口するボックス状を呈すると共に、剛性支持体を介して内燃機関に取りつけられたとき、一端が重力軸方向に開口するように、即ち、弾性支持体は部品を囲むと共に、一端でのみ開口するように構成したので、部品を、落下させることなく、確実に取りつけることができる。また、部品を取りつけた後の着脱も容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一つの実施の形態に係る船舶推進機の部品取りつけ部材を、船舶推進機を中心として、概略的に示す説明側面図である。
【図2】図1に示す船外機のエンジン(内燃機関)を、エンジンカバーを取り外した状態で、上面から見た拡大上面図である。
【図3】図2に示すエンジンを同図で右側から見た拡大側面図である。
【図4】図2などに示す弾性支持体の拡大上面図である。
【図5】図2などに示す弾性支持体の拡大正面図である。
【図6】図2などに示す剛性支持体の拡大上面図である。
【図7】図2などに示す剛性支持体の拡大正面図である。
【図8】図2などに示す剛性支持体の拡大側面図である。
【符号の説明】
10 船舶推進機(船外機)
12 内燃機関(エンジン)
22 船舶
26 ピストン
30 クランク軸
34 カム軸
36 点火プラグの頭部
38 シリンダヘッド
44 プロペラ
60 部品取りつけ部材
62 部品
64 弾性支持体
64a 開口端
64b 収納部
64c 孔(長孔)
64d 底面
64e 水抜き孔
66 剛性支持体
66a 固定部
66b 挿入部
66c ボルト挿通孔
66d 凸部
70 ボルト
72 カプラ

Claims (2)

  1. 内燃機関を備えると共に、船舶に搭載され、前記内燃機関の出力でプロペラを駆動して前記船舶を前進あるいは後進させる船舶推進機の部品取りつけ部材において、前記部品取りつけ部材が、
    a.弾性材からなり、部品を把持して中空に保持すると共に、その内部に孔が穿設された弾性支持体、
    および
    b.剛性材からなり、前記内燃機関に固定される固定部と、前記弾性支持体に穿設された孔に挿入される挿入部とを少なくとも備えた剛性支持体、
    からなると共に、前記挿入部の末端に、前記弾性支持体の挿入方向に対して直行する方向に突出した凸部を形成し、前記弾性支持体の一端に連続する側面のうち、前記船舶の進行方向前方側の側面を、重力軸方向の高さにおいて他の側面に比して小さくなるように構成し、さらに前記船舶の進行方向後方側の側面近傍で、かつ前記一端に対向する底面に水抜き用の孔を穿設したことを特徴とする船舶推進機の部品取りつけ部材。
  2. 前記弾性支持体は、前記一端が開口するボックス状を呈すると共に、前記剛性支持体を介して前記内燃機関に取りつけられたとき、前記一端が前記重力軸方向に開口するように構成されることを特徴とする請求項1項記載の船舶推進機の部品取りつけ部材。
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