JP2002330705A - カロテノイドエステル - Google Patents
カロテノイドエステルInfo
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Abstract
の提供。 【解決手段】 家禽の卵黄、外皮及び/又は皮下脂肪な
らびに魚及び甲殻類の肉及び/又は外皮を、1種以上の
カロテノイドエステルをそのような家禽、魚又は甲殻類
の餌に含めることによって着色する方法であって、該カ
ロテノイドエステルが、一般式 【化11】 (式中、Rは、メチル、C3〜C16アルキル、C3〜C16
アルケニル又はC5〜C8シクロアルキルを表す)で示さ
れるものであることを特徴とする方法。
Description
における着色に有用である、一部は新規であるカロテノ
イドエステルに関する。
富に見られ、場合によっては合成手段によって製造され
ている天然色素であることは周知である。さらなるカロ
テノイドが合成的に製造することができるが、自然界に
見られるとは思われない。多くの重要なカロテノイド
が、食品及び飼料産業で色素として、たとえば、特にエ
チルβ−アポ−8′−カロテノエート(CAROPHYLL(登
録商標)Yellow)、アスタキサンチン(CAROPHYLL(登
録商標)Pink)及びカンタキサンチン(CAROPHYLL(登
録商標)Red)の場合、卵黄、家禽、魚及び甲殻類を着
色するために使用されている。このために、動物の外
皮、たとえば家禽の皮、脚及びくちばしならびに魚及び
甲殻類の皮、うろこ及び殻、場合によっては家禽の皮下
脂肪ならびに魚及び甲殻類の肉であろうと、動物性生産
物、たとえば卵(卵黄)であろうと、強められ、より美
的に受け入れられる色の視覚的印象を与えるため、動物
の餌にカロテノイド色素が添加される。着色の増強は、
多くの要因の中でも、当該カロテノイドの特定の光吸収
性共役二重結合系、カロテノイド富化された餌の消費後
の動物体内へのカロテノイドの吸収されやすさ(沈着速
度)ならびに標的動物の身体組織又は生産物中のカロテ
ノイド又は代謝産物の濃度に依存する。しかし、選択さ
れたカロテノイドの構造の知識から、この応用分野で色
素としてどれほど効果的に作用するかを予測することは
できない。関与するさらなる要因は、動物飼料におい
て、そのような飼料がさらされる通常条件下で貯蔵され
たとき、たとえば大気酸化、光、温度及び湿気に対する
カロテノイドの安定性である。
される運命のトリの外皮及び卵黄について、許容しうる
レベル及び品質の着色が望まれる。消費者が深い色(特
に濃い黄金色)の付いた卵黄を好むため、たとえば卵黄
の色を強める物質の使用が一般に推奨される。品質の評
価において見かけはまさに重要な要因である。世界の多
くの場所では、たとえばブロイラ及び観賞用のトリは、
その外皮、特に皮、脚及びくちばしならびにブロイラの
場合には皮下脂肪が特定の着色規準を満たすならば、よ
り美的に受け入れられる。低繊維、高エネルギー食品の
使用を伴い、十分に着色された家禽及び卵黄の生産を困
難にする現代の集約的家禽飼育方法では、草の消費を減
らすことを考慮すると、今日、補充的な着色の必要性は
優勢である。
びに甲殻類、たとえばカニ、ロブスター及びエビの肉及
び外皮の着色もまた、食用生産物を消費者にとってより
魅力的にする観点で、魚及び甲殻類にカロテノイドに富
む餌調製物を与えることによって達成されることは周知
である。
乳製品、たとえばバター及びチーズならびに化粧品、た
とえば口紅は、当該製造工程の適当な段階でカロテノイ
ドを配合することによって着色できることが公知であ
る。
のカロテノイドエステルが、上記で示した用途で、色素
として、そのような目的にこれまで使用されてきたカロ
テノイドエステル、特にエチルβ−アポ−8′−カロテ
ノエートよりも驚くほど効果的であることがわかった。
したがって、本発明は、家禽の卵黄、外皮及び/又は皮
下脂肪ならびに魚及び甲殻類の肉及び/又は外皮を、1
種以上のカロテノイドエステルをそのような家禽、魚又
は甲殻類の餌に含めることによって着色する方法であっ
て、該カロテノイドエステルが、一般式
ル、C3〜C16アルケニル又はC5〜C8シクロアルキル
を表す)で示されるものであることを特徴とする方法を
提供する。
ル」又は「C3〜C16アルケニル」は、直鎖状及び分岐
鎖状のアルキル及びアルケニル基、たとえばn−及びイ
ソプロピル及びtert−ブチル又はビニル及び4−メチル
−3−ペンテニルをそれぞれ包含する。「C5〜C8シク
ロアルキル」は、たとえば、シクロペンチル及びシクロ
ヘキシルを含む。
体形態が具体的に示されないならば、光学活性及びシス
/トランスもしくはE/Z異性体ならびにそれらの混合
物を包含する。E/Z異性に関して、すべてのE異性体
が一般に好ましい。
合だけでなく、これらのカロテノイドエステル(以下に
定義し、記載する)の応用形態に関して、式Iのカロテ
ノイドエステルは、以下のものからなる群より選択され
る。
ノイドエステルは、RをC3〜C6アルキルとして有する
もの、特に前記リストの最後3種のカロテノイドエステ
ル、すなわち〔17〕〜〔19〕のカロテノイドエステ
ルからなる群より選択される。
は皮下脂肪ならびに魚及び甲殻類の肉および/または外
皮の着色を目的とする、家禽、魚又は甲殻類のためのカ
ロテノイドエステル富化された餌であって、カロテノイ
ドエステルとして、好ましくは前記リストのカロテノイ
ドエステル〔1〕〜〔19〕、最も好ましくは〔17〕
〜〔19〕から選択される、上記一般式Iの少なくとも
1種のカロテノイドエステルを有効量で含むことを特徴
とするカロテノイドエステル富化された餌を提供する。
餌で使用することができるカロテノイドエステルの一部
はそのもの公知であり、これら(全部で7種)の公知の
カロテノイドエステルは、それぞれのCAN(Chemical
Abstract Number)によって上記リストで指定されてい
る。
ルに関する現在の技術水準は、それらを、先に示した用
途で、たとえば卵黄の色を強めるための色素として使用
できることをいかなるふうにも示していない。
係わる)、すなわち〔2〕、〔7〕〜
〜〔15〕及び〔17〕〜〔19〕のカロテノイドエス
テルを含む、式Iの新規なカロテノイドエステルは、類
似した構造の公知のカロテノイドエステル、たとえばエ
チルβ−アポ−8′−カロテノエートを製造する方法
〔たとえば、Helv. Chim. Acta 42, 862 ff.(1959), ib
id. 49, 369ff.(1966),Pure Appl. Chem. 14, 245ff.
(1967)、スイス国特許第382,148号及び米国特許
第3,113,961号を参照〕と同様な方法により、
適当な出発原料から製造することができる。したがっ
て、式Iのカロテノイドエステルは、たとえば、a)所
望のアルコール成分及び塩基の存在におけるエチルβ−
アポ−8′−カロテノエートのエステル交換反応(J. M
arch, Advanced Organic Chemistry,3rd Ed; Wiley Int
erscience, 1985, p. 351)、b)塩基の存在におけ
る、β−アポ−12′−カロテナールと(3−アルコキ
シカルボニル−2−ブテニル)−トリフェニルホスホニ
ウムクロリドとのウイッティヒ反応(W. Guexらの米国
特許第3,113,961号;Cadogan, Organophoshor
us Reagents in Organic Synthesis, Academic Press,
New York, 1979)又はc)β−アポ−8′−カロテン酸
及びトリフルオロ酢酸から製造される混合無水物(R.
C. Parish et al., J. Org. Chem. 30, 927(1965))か
ら得ることができる。
ノイドエステルは、適宜、家禽、魚又は甲殻類の餌を介
して適用される。強い着色を担うカロテノイドエステル
は、当該動物によって自然に摂取される。その餌はま
た、それら自体が家禽の卵黄、外皮及び/又は皮下脂肪
ならびに魚及び甲殻類の肉及び/又は外皮の通常の着色
に寄与する他の天然及び/又は人工の(合成によって製
造した)カロテノイド(たとえば、EP630,578
B1及びEP718,284B1で提供されるもの)を
含むこともできる。餌に加えられる式Iのカロテノイド
エステルの含量は、一般に、カロテノイドエステル富化
された餌の総重量に基づき、0.1ppm〜150ppm(mg
/kg又は0.00001〜0.015重量%)の範囲で
ある。家禽の餌では、特に産卵前のメスニワトリ及びブ
ロイラの場合、添加されるカロテノイドエステルの含量
は、好ましくは、0.25ppm〜80ppmの範囲であり、
魚又は甲殻類の餌の場合、この含量は、好ましくは2.
5ppm〜150ppmの範囲である。
は、他の点では従来のものであり、餌は、物理的な添加
混合、ペレット化、押し出し、マイクロカプセル化、吹
き付けなどを含む従来方法によって製造することができ
る。これにより、製造工程のどこかの段階で、式Iのカ
ロテノイドエステル1種以上が配合される。家禽の餌の
従来の成分は、たとえば、小麦、とうもろこし、大麦、
もろこし、オーツ麦、米及び又は大豆粉餌を、普通は適
宜すりつぶした又は砕いた形態で、大きな割合(いずれ
の場合でも少なくとも約10重量%で)で含む。さらな
る少量の成分(約5重量%まで、又は場合によっては、
1重量%未満)は、たとえば、魚、肉及び/又は骨粉
餌、小麦もみがら、わら、イースト、加水分解脂肪、タ
ロー、ラード、石灰石、塩、メチオニンプレミックス、
ミネラルプレミックス、ビタミンプレミックス及び/又
は固化防止剤を含む。いかなる家禽餌をも、式Iによっ
て示される少なくとも1種のカロテノイドエステルによ
って富化して、本発明の家禽餌を得ることができる。本
発明の典型的な魚又は甲殻類の餌は、添加されるカロテ
ノイドエステルは別として、主要なタンパク質供給源と
しての魚粉餌、小麦及び骨粉餌、大豆粉餌、小麦粉、ボ
イルしたデンプン、イースト、魚油、大豆油、大豆レシ
チン、メチオニン、ビタミン類及びミネラルを含む。そ
のような餌のタンパク質、脂質及び炭水化物含量は、そ
れぞれ約40〜50重量%、14〜40重量%及び約1
0重量%である。
ては家禽、魚又は甲殻類の餌に配合されるさらなるカロ
テノイドは、ビードレット(beadlet)(典型的なビー
ドレットの組成についてはEP630,578B1及び
EP718,284B1を参照)の形態でいわゆるプレ
ミックス(W. Steinberg, M. A. Grashorn, A.-M. Klun
ter, J. Schierle, "Comparative pigmentation effici
ency of two productscontaining either apo-ester or
targets extracts in egg yolks and liquideggs", Ar
ch. Geflugelk. 64(4), 180-187(2000))に混入する
ことができ、それを逆に餌に加える。本発明のさらなる
態様を表すビードレットそのものは、好都合には、カロ
テノイドエステルは別として、ゼラチンと炭水化物との
デンプンコートされたマトリックス及び1種以上の酸化
防止剤、たとえばエトキシキン及び/又はアスコルビル
パルミテートを含む。
1種のカロテノイドエステル、好ましくは上記リストの
カロテノイドエステル〔1〕〜〔19〕、最も好ましく
は〔17〕〜〔19〕の少なくとも1種を活性成分とし
て1〜20重量%含み、プレミックスは一般に、活性成
分を0.001〜15重量%含む。
又は皮下脂肪ならびに魚及び甲殻類の肉及び/又は外皮
を着色するための、これら式Iのカロテノイドエステル
1種以上の使用を提供する。この使用は、好ましくは、
産卵前の卵黄を着色する又はブロイラを着色することを
含む。
2−ブテニル)−トリフェニルホスホニウムクロリド
5.26g、β−アポ−12′−カロテナール4g及びメ
タノール80mlを200mlフラスコ中(不活性条件)で
混合した。その後、メタノール中ナトリウムメチレート
の30%溶液2.23mlを、不活性条件下25℃で攪拌
しながら30分以内に混合物に滴下した。反応混合物を
50℃でさらに4時間攪拌したのち、水82ml及び酢酸
0.34mlを加えた。その後、混合物を環流温度で16
時間攪拌した。次に、混合物を0℃に冷却し、得られた
結晶質の沈殿物をろ過によって収集し、12mlのイソプ
ロパノール2部及び水40mlで洗浄した。
8′−カロテノエート(約9g)を水7mlを含むアセト
ン140mlから再結晶させて、赤褐色の結晶3.6gを
得た。イソプロピルβ−アポ−8′−カロテノエートの
収率は76%であった(HPLCによるカロテノイドエ
ステルの総含有率約97%)。
の化合物(化合物〔17〕)の製造を例示する。
ポ−8′−カロテノエート30.56g及び2−ペンタ
ノール144.5mlを塩化メチレン250mlに溶解し、
メタノール中ナトリウムメチレートの30%溶液4.7
9mlを加えた(不活性条件)。反応混合物を加熱し、還
流温度で攪拌した。得られたエタノールを、塩化メチレ
ンとの共沸混合物として留去した。留出物を新鮮な塩化
メチレンによって置き換えた。3時間後、反応はほぼ完
了し、酢酸1.64mlでの中和ののち、塩化メチレン
を、65℃の蒸気温度までの蒸留により、メタノールに
よって置き換えた。得られた結晶懸濁液をろ過し、収集
した濃赤色の結晶質沈殿物をメタノール及び水で洗浄し
た。乾燥させたのち、粗2−ペンチルβ−アポ−8′−
カロテノエート30.26gを90.7%の収率で得た
(HPLCによるカロテノイドエステルの総含有率約9
7%)。
明の化合物(化合物〔19〕)の製造を例示する。
ート47.01g、テトラヒドロフラン282ml、エタ
ノール179ml及び水酸化カリウム41.26gならび
に水534mlを反応フラスコ中で混合した(不活性条
件)。混合物を還流下で加熱し、3時間攪拌した。その
間、すべての固形成分が溶解した。
10%)を加えたのち、得られた懸濁液を減圧下でろ別
した。次に、収集した結晶質沈殿物を水300mlで洗浄
し、減圧下、60℃で乾燥させた。β−アポ−8′−カ
ロテン酸46.91gを赤紫色の結晶として得た。
酸、トルエン440ml及びトリフルオロ酢酸無水物5
5.6mlを混合し、アルゴン雰囲気下で60℃に加熱し
て明澄な溶液を得た。tert−ブタノール188mlを10
分以内に滴下し、その後、溶液を10%苛性ソーダ12
0gで注意深く中和した。水相を分離したのち、有機相
を150mlの水3部で洗浄し、減圧下、乾燥状態まで濃
縮した。油状の残渣をアセトン50mlに溶解し、アルゴ
ン雰囲気下で攪拌しながらメタノール200mlを加え
た。得られた結晶懸濁液を環流下で2時間加熱した。2
5℃に冷まし、ろ過し、メタノール150mlで洗浄し、
減圧下に乾燥させたのち、粗tert−ブチルβ−アポ−
8′−カロテノエート36.7gを73.6%の収率で
得た(HPLCによるカロテノイドエステルの総含有率
約82.9%)。
合物(化合物〔18〕)の製造を例示する。
視評定(Roche Colour Fan)を伴う反射比色法によっ
て着色効能を評価した。卵黄及びブロイラの背部の皮
で、エチルβ−アポ−8′−カロテノエート(対照)及
び他のカロテノイドエステルの沈着を測定した。加え
て、血漿及び腹部脂肪中のカロテノイドレベルを計測し
た。
料及び方法 卵黄着色試験に使用される標準実験設計にしたがって、
Roche Research Center for Animal Nutrition(CRN
A、F-68305 Village−Neuf, France)で試験を実施し
た。毎年2月、新たなメスの群で着色試験を開始した。
試験開始時、産卵前のメスニワトリ(192羽、タイプ
「ISAブラウン」)の齢は次のとおりであった。 H−19/98 51週 H−25/98 59週 H−12/99 36週 H−18/99 60週 H−05/00 23週
ノイド基本食(CRNAで製造)を、カロテノイド補充
なしで少なくとも28日間与えた。基本食の組成の詳細
を表1に示す。試験中、3週間、対照グループには、餌
1kgあたり総キサントフィル2mg未満の低カロテノイド
基本食を与え、他のメスには、適切な色素を補充された
この食事を与えた。食事は、どろどろにした形で自由に
与えた。水道水を自由に与えた。補充のない対照処置の
他に、以下の処置を試験した(表7〜9を参照)。
法 Couvir de la Bohardiere, F-49290 Saint Laurent de
la PlaineからのタイプRoss 308(試験MC−24/9
8及びMC−02/99)及びRoss 508(試験MC−1
1/99、MC−16/99、MC−24/99及びM
C−03/00)のニワトリを使用して試験を実施し
た。性別によって分けた1日齢のブロイラニワトリを、
体重により、10羽ずつの実験グループに分け、おがく
ずをまき散らした囲いの中で飼育した。22日目(試験
MC−24/98、MC−02/99及びMC−11/
99)又は15日目(試験MC−16/99、MC−2
4/99及びMC−03/00)まで、ニワトリには、
1kgあたり総キサントフィル2mg未満の低カロテノイド
基本成長食(組成は表2に示す)を与えた。その後3週
間の試験期間中、適切な色素で栄養補充された基本食を
与えた。餌は、第一週目には、ほぐしたペレットとして
与え、その後はペレットとして与えた。餌及び水へのア
クセスには制限を加えなかった。所与の処置は、オスニ
ワトリの1グループ及びメスニワトリの1グループを含
むものであった。各グループのニワトリを、22日目
(試験MC−24/98、MC−02/99及びMC−
11/99)又は15日目(試験MC−16/99、M
C−24/99及びMC−03/00)及び43日目に
計量した。42日目に、各グループから5羽を無作為に
選び出し、標識を付けた。頸動脈から血液サンプルを採
取した。実験の最後(44日目)に、市販の畜殺装置
(Freyburger, Dannemarie, France)でニワトリを処分
した。翌日、標識付きニワトリの皮膚(死骸の背部)及
び脚の色を反射比色計(Minolta CR200装置、CIE-Labシ
ステム)によって計測した。背部の皮膚及び腹部脂肪の
サンプルを採取し、実験グループごとに溜め、カロテノ
イド濃度を測定した。餌、血漿、皮膚及び腹部脂肪中の
カロテノイドの濃度を、表1及び2の後に記載する標準
手法によって測定した。
0)〕によって記載されたようにして卵黄の色を評価し
た。卵黄は、卵白から手作業で分けた。卵3〜6個から
分離した卵黄を合わせ、計量し、色が均一になるまでガ
ラス棒で攪拌した。Roche Yolk Colour Fan(RYC
F、1993年版)を使用して色相を目視的に評定し
た。溜めておいた卵黄のアリコートをガラスキュベット
に移して、厚さ約2cmの層にし、Dr. Lange Xeno Color
LS 100スペクトル比色計により、拡散D65照射及び
8°の視角で計測した。
用して、拡散D65照射及び0°の視角でブロイラの皮
及び脚の色を計測した。皮の色は、乾燥したブロイラ死
骸の背面の異なる3点で読み、3点計測の平均値を記録
し、脚の色は、指先の間のふくらみの一カ所の計測によ
って記録した。
マ)を含むCIEL*a*b*値として表した。処置及び
試験ごとの表記した値は、四つの卵黄プール又は十羽の
ブロイラの背部の皮及び脚(オス5羽及びメス5羽)の
色計測値の平均を表す。
t, Analytical Methods for Vitamins and Carotenoids
in Feed, Revised Supplement: Determination of Sta
bilized Apocarotenoic Ester and Canthaxanthin in P
remixes and Feeds, Roche Publication no. 50771(199
5)、F. Hoffmann-La Roche Ltd., CH-4070 Baselより市
販)にしたがって、餌中の種々のカロテノイドエステル
の含量を測定した。偏差として、ノーマル相HPLCの
移動相には、n−ヘキサン中7%ではなく0.5%のア
セトンを含めて、カロテノイドエステルのE/Z異性体
の分離を改善した。n−ヘキサン中、各規準物質の熱異
性化溶液のクロマトグラフィーにより、ピークを種々の
カロテノイドエステルのすべてのE及びZ異性体に対応
させた。HPLC系は、エチルβ−アポ−8′−カロテ
ノエートのすべてのE異性体で較正した。種々の誘導体
の応答係数を、それぞれの分子量を考慮に入れながら、
エチルβ−アポ−8′−カロテノエートの応答係数から
演繹した。Z異性体画分の含量は、すべてのE異性体の
応答に基づき、低い方のZ異性体の比吸収率の1.4の
補正係数の使用によって計算した。
して、卵黄、ブロイラ組織及びブロイラ血漿中のカロテ
ノイドエステルの定量したが、抽出手順はマトリックス
ごとに異なっていた。
プル1.0gを、脱イオン水1.0ml及びエタノール
4.0mlとともに10ml試験管に導入し、内容物をVort
exシェーカで混合した。n−ヘキサン4.0mlを加えた
のち、試験管をガラスストッパでシールし、水平振とう
装置で5分間振とうした。混合物を約2500gで5分
間遠心分離して、相の分離を高めた。上有機相のアリコ
ートをオートサンプラによってHPLCに注入した。
いた卵黄10gを、分散器具(Polytron)を使用して脱
イオン水10mlと混合した。希釈卵黄1.0gを脱イオ
ン水1.0ml及びエタノール2.0mlとともに10ml試
験管に導入し、内容物をVortexシェーカで混合した。n
−ヘキサン4.0mlを加えたのち、血漿に関して記載し
たようにして混合物をさらに処理した。卵黄脂質がn−
ヘキサン相を4.0mlから4.3mlに拡張させ、これを
カロテノイドエステル含量の計算で考慮した。
背部の皮又は腹部脂肪を溜め、Retsch Grindomix GM200
を使用して均一化した。組織ペースト1.0gを硫酸マ
グネシウムヒドレート1.0gと混合し、分散器具(Pol
ytron)によって8.0mlのアセトン3部で残らず抽出
した。合わせた抽出物をろ過し、50℃の窒素流下で蒸
発させた。油状の残渣を、0.5%アセトンを含むn−
ヘキサンとでメスフラスコ中10mlまで溶解した。溶液
を振とうし、HPLC装置に注入した。
イソプロピルβ−アポ−8′−カロテノエート(化合物
〔17〕)の濃度は、対照(市販品CarophyllYellow
(登録商標):エチルβ−アポ−8′−カロテノエー
ト、いわゆるアポエステル)との比較で、血漿中で12
9%、皮中で134%及び脂肪中で88%であった。te
rt−ブチルβ−アポ−8′−カロテノエート(化合物
〔18〕)の匹敵する値は、それぞれ103%、189
%及び113%であり、2−ペンチルβ−アポ−8′−
カロテノエート(化合物〔19〕)の匹敵する値は、そ
れぞれ88%、134%及び85%であった(表3)。
他12種の試験したカロテノイドエステル(表4)と比
較して、化合物〔17〕、〔18〕及び〔19〕の濃度
は、エチルβ−アポ−8′−カロテノエートの当量であ
ると測定され、少なくとも皮中では実質的により高かっ
た。
濃度の増大値を確認した。クロマC*a*b*値が実質的
に高まり、対照よりも化合物〔17〕、〔18〕及び
〔19〕の場合により強い色を示した。色相h*a*b*
は、有意に変化しなかった(表5)。測定されたクロマ
値の増大を、畜殺されたブロイラの皮及び脚の目視分類
によって確認した(表5)。他12種の試験したカロテ
ノイドエステルの色値(表6)は、対照の範囲内であっ
た。
7〕、〔18〕及び〔19〕)は、皮中の濃度ならびに
皮及び脚中の色の強さ(クロマC*a*b)の点で対照よ
りも有意に効果的であった。さらには、他12種の試験
したカロテノイドエステルは、対照に匹敵しうる品質を
有していた。
試験したカロテノイドエステルの、対照との比較におけ
る分析含量、沈着速度及びRoche Colour Fan Value(R
YCF)を表7及び8に示す。化合物〔17〕、〔1
8〕及び〔19〕の卵黄中の濃度は、対照の範囲内であ
った(表7)。沈着速度〔沈着速度の計算:Steinberg
et al., Arch. Geflugelk. 64(4), 180-187(2000)〕
は、いくつかの例外を除いて、対照に対応した(表7及
び8)。
C*a*b*)及びRYCFの値は、いくつかの例外を除
き、対照値に対応した(表9及び10)。
種の試験したカロテノイドエステルは、沈着速度及び卵
黄中の色の強さ(クロマC*a*b*)の点で対照に匹敵
しうる品質を有していた。
及び甲殻類の肉及び/又は外皮を、1種以上のカロテノ
イドエステルをそのような家禽、魚又は甲殻類の餌に含
めることによって着色する方法であって、該カロテノイ
ドエステルが、一般式
アルケニル又はC5〜C8シクロアルキルを表す)で示さ
れるものであることを特徴とする方法。 (2)該カロテノイドエステルが、メチルβ−アポ−
8′−カロテノエート、n−プロピルβ−アポ−8′−
カロテノエート、n−ブチルβ−アポ−8′−カロテノ
エート、イソブチルβ−アポ−8′−カロテノエート、
sec−ブチルβ−アポ−8′−カロテノエート、イソア
ミルβ−アポ−8′−カロテノエート、2−メチル−ブ
チルβ−アポ−8′−カロテノエート、2,2−ジメチ
ルプロピルβ−アポ−8′−カロテノエート、2−エチ
ル−1−ブチルβ−アポ−8′−カロテノエート、n−
ヘキシルβ−アポ−8′−カロテノエート、2−メチル
−1−ペンチルβ−アポ−8′−カロテノエート、4−
メチル−2−ペンチルβ−アポ−8′−カロテノエー
ト、n−ラウリルβ−アポ−8′−カロテノエート、n
−セチルβ−アポ−8′−カロテノエート、シクロペン
チルβ−アポ−8′−カロテノエート、シクロヘキシル
β−アポ−8′−カロテノエート、イソプロピルβ−ア
ポ−8′−カロテノエート、tert−ブチルβ−アポ−
8′−カロテノエート及び2−ペンチルβ−アポ−8′
−カロテノエートからなる群より選択される、 (1)記載の方法。 (3)餌中のカロテノイドエステルの含量が、カロテノ
イドエステル富化された餌の総重量に基づき、0.1pp
m〜150ppmの範囲である、(1)又は(2)記載の方
法。 (4)産卵メスニワトリの卵黄を着色する又はブロイラ
を着色するための、(1)〜(3)のいずれか1項記載
の方法。 (5)家禽の卵黄、肉、外皮及び/又は皮下脂肪ならび
に魚及び甲殻類の肉及び/又は外皮の着色を目的とす
る、家禽、魚又は甲殻類のためのカロテノイド富化され
た餌であって、カロテノイドとして、一般式
アルケニル又はC5〜C8シクロアルキルを表す)の1種
以上のカロテノイドエステルを有効量で含むことを特徴
とするカロテノイド富化された餌。 (6)該カロテノイドエステルが、メチルβ−アポ−
8′−カロテノエート、n−プロピルβ−アポ−8′−
カロテノエート、n−ブチルβ−アポ−8′−カロテノ
エート、イソブチルβ−アポ−8′−カロテノエート、
sec−ブチルβ−アポ−8′−カロテノエート、イソア
ミルβ−アポ−8′−カロテノエート、2−メチル−ブ
チルβ−アポ−8′−カロテノエート、2,2−ジメチ
ルプロピルβ−アポ−8′−カロテノエート、2−エチ
ル−1−ブチルβ−アポ−8′−カロテノエート、n−
ヘキシルβ−アポ−8′−カロテノエート、2−メチル
−1−ペンチルβ−アポ−8′−カロテノエート、4−
メチル−2−ペンチルβ−アポ−8′−カロテノエー
ト、n−ラウリルβ−アポ−8′−カロテノエート、n
−セチルβ−アポ−8′−カロテノエート、シクロペン
チルβ−アポ−8′−カロテノエート、シクロヘキシル
β−アポ−8′−カロテノエート、イソプロピルβ−ア
ポ−8′−カロテノエート、tert−ブチルβ−アポ−
8′−カロテノエート及び2−ペンチルβ−アポ−8′
−カロテノエートからなる群より選択される、(5)記
載のカロテノイド富化された餌。 (7)着色に使用されるカロテノイドエステルの含量
が、カロテノイド富化された餌の総重量に基づき、0.
1ppm〜150ppmの範囲である、(5)又は(6)記載
のカロテノイド富化された餌。 (8)家禽に用いられる、(5)〜(7)のいずれか1
項記載のカロテノイド富化された餌。 (9)家禽、魚又は甲殻類のためのプレミックス又は餌
に配合するための、1種以上のカロテノイドを含むビー
ドレットであって、カロテノイドとして、一般式
アルケニル又はC5〜C8シクロアルキルを表す)の1種
以上のカロテノイドエステルを1〜20重量%の量で含
むことを特徴とするビードレット。 (10)該カロテノイドエステルが、メチルβ−アポ−
8′−カロテノエート、n−プロピルβ−アポ−8′−
カロテノエート、n−ブチルβ−アポ−8′−カロテノ
エート、イソブチルβ−アポ−8′−カロテノエート、
sec−ブチルβ−アポ−8′−カロテノエート、イソア
ミルβ−アポ−8′−カロテノエート、2−メチル−ブ
チルβ−アポ−8′−カロテノエート、2,2−ジメチ
ルプロピルβ−アポ−8′−カロテノエート、2−エチ
ル−1−ブチルβ−アポ−8′−カロテノエート、n−
ヘキシルβ−アポ−8′−カロテノエート、2−メチル
−1−ペンチルβ−アポ−8′−カロテノエート、4−
メチル−2−ペンチルβ−アポ−8′−カロテノエー
ト、n−ラウリルβ−アポ−8′−カロテノエート、n
−セチルβ−アポ−8′−カロテノエート、シクロペン
チルβ−アポ−8′−カロテノエート、シクロヘキシル
β−アポ−8′−カロテノエート、イソプロピルβ−ア
ポ−8′−カロテノエート、tert−ブチルβ−アポ−
8′−カロテノエート及び2−ペンチルβ−アポ−8′
−カロテノエートからなる群より選択される、(9)記
載のビードレット。 (11)家禽、魚又は甲殻類のための餌に配合するため
の、1種以上のカロテノイドを含むプレミックスであっ
て、カロテノイドとして、一般式
アルケニル又はC5〜C8シクロアルキルを表す)の1種
以上のカロテノイドエステルを0.001〜15重量%
の量で含むことを特徴とするプレミックス。 (12)該カロテノイドエステルが、メチルβ−アポ−
8′−カロテノエート、n−プロピルβ−アポ−8′−
カロテノエート、n−ブチルβ−アポ−8′−カロテノ
エート、イソブチルβ−アポ−8′−カロテノエート、
sec−ブチルβ−アポ−8′−カロテノエート、イソア
ミルβ−アポ−8′−カロテノエート、2−メチル−ブ
チルβ−アポ−8′−カロテノエート、2,2−ジメチ
ルプロピルβ−アポ−8′−カロテノエート、2−エチ
ル−1−ブチルβ−アポ−8′−カロテノエート、n−
ヘキシルβ−アポ−8′−カロテノエート、2−メチル
−1−ペンチルβ−アポ−8′−カロテノエート、4−
メチル−2−ペンチルβ−アポ−8′−カロテノエー
ト、n−ラウリルβ−アポ−8′−カロテノエート、n
−セチルβ−アポ−8′−カロテノエート、シクロペン
チルβ−アポ−8′−カロテノエート、シクロヘキシル
β−アポ−8′−カロテノエート、イソプロピルβ−ア
ポ−8′−カロテノエート、tert−ブチルβ−アポ−
8′−カロテノエート及び2−ペンチルβ−アポ−8′
−カロテノエートからなる群より選択される、(11)
記載のプレミックス。 (13)家禽の卵黄、外皮及び/又は皮下脂肪ならびに
魚及び甲殻類の肉及び/又は外皮を着色するための、一
般式
アルケニル又はC5〜C8シクロアルキルを表す)の少な
くとも1種のカロテノイドエステルの使用。 (14)カロテノイドエステルn−プロピルβ−アポ−
8′−カロテノエート、2−メチル−ブチルβ−アポ−
8′−カロテノエート、2,2−ジメチルプロピルβ−
アポ−8′−カロテノエート、2−エチル−1−ブチル
β−アポ−8′−カロテノエート、2−メチル−1−ペ
ンチルβ−アポ−8′−カロテノエート、4−メチル−
2−ペンチルβ−アポ−8′−カロテノエート、n−ラ
ウリルβ−アポ−8′−カロテノエート、n−セチルβ
−アポ−8′−カロテノエート、シクロペンチルβ−ア
ポ−8′−カロテノエート、イソプロピルβ−アポ−
8′−カロテノエート、tert−ブチルβ−アポ−8′−
カロテノエート又は2−ペンチルβ−アポ−8′−カロ
テノエート。
Claims (5)
- 【請求項1】 家禽の卵黄、外皮及び/又は皮下脂肪な
らびに魚及び甲殻類の肉及び/又は外皮を、1種以上の
カロテノイドエステルをそのような家禽、魚又は甲殻類
の餌に含めることによって着色する方法であって、該カ
ロテノイドエステルが、一般式 【化1】 (式中、Rは、メチル、C3〜C16アルキル、C3〜C16
アルケニル又はC5〜C8シクロアルキルを表す)で示さ
れるものであることを特徴とする方法。 - 【請求項2】 家禽の卵黄、肉、外皮及び/又は皮下脂
肪ならびに魚及び甲殻類の肉及び/又は外皮の着色を目
的とする、家禽、魚又は甲殻類のためのカロテノイド富
化された餌であって、カロテノイドとして、一般式 【化2】 (式中、Rは、メチル、C3〜C16アルキル、C3〜C16
アルケニル又はC5〜C8シクロアルキルを表す)の1種
以上のカロテノイドエステルを有効量で含むことを特徴
とするカロテノイド富化された餌。 - 【請求項3】 家禽、魚又は甲殻類のためのプレミック
ス又は餌に配合するための、1種以上のカロテノイドを
含むビードレットであって、カロテノイドとして、一般
式 【化3】 (式中、Rは、メチル、C3〜C16アルキル、C3〜C16
アルケニル又はC5〜C8シクロアルキルを表す)の1種
以上のカロテノドエステルを1〜20重量%の量で含む
ことを特徴とするビードレット。 - 【請求項4】 家禽、魚又は甲殻類のための餌に配合す
るための、1種以上のカロテノイドを含むプレミックス
であって、カロテノイドとして、一般式 【化4】 (式中、Rは、メチル、C3〜C16アルキル、C3〜C16
アルケニル又はC5〜C8シクロアルキルを表す)の1種
以上のカロテノイドエステルを0.001〜15重量%
の量で含むことを特徴とするプレミックス。 - 【請求項5】 カロテノイドエステルn−プロピルβ−
アポ−8′−カロテノエート、2−メチル−ブチルβ−
アポ−8′−カロテノエート、2,2−ジメチルプロピ
ルβ−アポ−8′−カロテノエート、2−エチル−1−
ブチルβ−アポ−8′−カロテノエート、2−メチル−
1−ペンチルβ−アポ−8′−カロテノエート、4−メ
チル−2−ペンチルβ−アポ−8′−カロテノエート、
n−ラウリルβ−アポ−8′−カロテノエート、n−セ
チルβ−アポ−8′−カロテノエート、シクロペンチル
β−アポ−8′−カロテノエート、イソプロピルβ−ア
ポ−8′−カロテノエート、tert−ブチルβ−アポ−
8′−カロテノエート又は2−ペンチルβ−アポ−8′
−カロテノエート。
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JPH05328909A (ja) | 養殖動物の体色又は肉色改善用組成物および動物の養殖方法 |
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