JP2002330692A - 麺皮型抜システム - Google Patents

麺皮型抜システム

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JP2002330692A
JP2002330692A JP2001135851A JP2001135851A JP2002330692A JP 2002330692 A JP2002330692 A JP 2002330692A JP 2001135851 A JP2001135851 A JP 2001135851A JP 2001135851 A JP2001135851 A JP 2001135851A JP 2002330692 A JP2002330692 A JP 2002330692A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 型抜きされた麺皮と抜きかすとを、機械的手
段によって分離させることを可能にする麺皮型抜システ
ムを提供する。 【解決手段】 麺皮型抜システムは、主コンベヤ4と、
型抜用の刃部材34が設けられた型抜装置2と、主コン
ベヤ4を所定の上限位置と下限位置との間で昇降させる
昇降装置と、主コンベヤ4に麺帯を搬入する搬入用コン
ベヤ5と、主コンベヤの下流側で且つ上限位置と同じ高
さに配設された上側搬出用コンベヤ6と、主コンベヤ4
の下流側で且つ下限位置と同じ高さに配設された下側搬
出用コンベヤ7とを備える。麺帯Mの少なくとも一部
を、上側搬出用コンベヤ6と搬入用コンベヤ5との間に
架けた状態に保持し、主コンベヤ4上の麺帯Mに対して
刃部材34を圧接させ所定形状の麺皮Pを成形する。そ
の後、主コンベヤ4を下降させ、麺帯Mから麺皮Pを分
離させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、麺皮型抜システム
に関するものであり、特に、餃子の皮やワンタン等の麺
皮を麺帯から所定形状に型抜きし、後工程に搬送するこ
とが可能な麺皮型抜システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】餃子の皮やワンタン等の麺皮は、通常、
小麦粉に水を加えて練り、その練った生地を板材の上に
載せ、めん棒で薄く延ばし、その後、円形や四角形等、
所定の形状に型抜き(打抜き)することにより製造され
る。なお、生地には必要に応じて、塩や油、卵、または
浮き粉等が加えられる場合もある。
【0003】また、麺皮の生産工場では、生産性を上げ
る為、専用の製造装置が導入されつつある。具体的に
は、複数の材料を予め設定された割合で混練するミキシ
ング装置、混練された生地をローラー等で0.3mm〜
1mm程度に圧延する圧延装置、薄く圧延された麺帯
を、コンベヤの往復運動を利用して折畳み、複数枚積み
重ねた状態とする折畳装置、折畳まれた麺帯に対して例
えば円筒状の刃部材を圧接させ所定形状の麺皮を成形す
る型抜装置、及び成形された麺皮を梱包する梱包装置等
が知られている。
【0004】また、型抜装置をコンベヤと組合せること
により、型抜処理、即ち刃部材の上下運動に連動して、
麺帯を刃部材の下方に順次供給させる装置も提案されて
いる。これによれば、麺帯の幅に応じた数の刃部材を横
一列に並べることにより、順次供給される麺帯に対して
複数個(複数組)の麺皮を順次成形することが可能にな
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の型抜装
置では、ベニヤ板等板材の上に載せられた麺帯に対し
て、型抜きを行なうことから、型抜処理により成形され
た麺皮も、麺皮として使用されなかった残りの部分(以
下、「抜きかす」と呼ぶ)も、同一平面上に配置された
まま、後工程に送られていた。つまり、従来の方法で
は、麺皮と抜きかすとを、機械的な手段によって分離さ
せることができないため、手作業によって一つずつ分離
させていた。
【0006】すなわち、順次供給される麺帯に対して、
自動的に型抜きを行なうことができるにも拘わらず、分
離作業は手作業で行なうことから、結局、専任の作業者
が必要であった。このため、作業者の賃金が必要になる
とともに、作業者の能力によって生産量が制限される恐
れもあった。また、同じ作業を繰返すことから作業者の
精神的な負担も大きくなっていた。
【0007】そこで、本発明は、上記の実情に鑑み、型
抜きされた麺皮と抜きかすとを機械的手段によって分離
させることを可能にすることにより、一連の作業を自動
化できる麺皮型抜システムの提供を課題とするものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明にかかる
麺皮型抜システムは、麺帯を略水平方向に搬送可能な主
コンベヤと、該主コンベヤの上方に配設され、前記主コ
ンベヤに相対する形で型抜用の刃部材が設けられた型抜
装置と、前記主コンベヤを、所定の上限位置と下限位置
との間で昇降させる昇降装置と、前記上限位置と同じ高
さに配設され、前記主コンベヤに前記麺帯を搬入する搬
入用コンベヤと、前記主コンベヤの下流側で且つ前記上
限位置と同じ高さに配設された上側搬出用コンベヤと、
前記主コンベヤの下流側で且つ前記下限位置と同じ高さ
に配設された下側搬出用コンベヤと、前記主コンベヤが
前記上限位置のとき、前記搬入用コンベヤを駆動して前
記麺帯を前記主コンベヤ側に搬入し、前記麺帯の少なく
とも一部を、前記上側搬出用コンベヤと前記搬入用コン
ベヤとの間に架けた状態に保持する搬入制御手段と、前
記主コンベヤ上の前記麺帯に対して前記刃部材を圧接さ
せ所定形状の麺皮を成形する型抜制御手段と、前記所定
形状の麺皮が成形された後、前記昇降装置の動作により
前記主コンベヤを下降させ、前記麺帯から前記麺皮を分
離させる麺皮分離制御手段と、前記主コンベヤが前記下
限位置まで下降した後、前記主コンベヤの動作により前
記麺皮を前記下側搬出用コンベヤに送る麺皮搬出制御手
段とを具備するものである。
【0009】ここで、型抜装置には、刃部材の他、刃部
材を上下に移動させるシリンダ等の駆動手段が備えられ
ている。なお、刃部材の数は一つであっても複数であっ
てもよい。また、昇降装置において駆動手段の形態は特
に限定されず、例えばエアーシリンダ、油圧シリンダ、
又はサーボモータを用いることができる。麺皮の形状も
特に限定させるものではなく、例えば餃子の皮の場合に
は丸形とし、ワンタンの場合には四角形とすることも可
能である。
【0010】したがって、請求項1の発明の麺皮型抜シ
ステムによれば、まず、搬入制御手段は、主コンベヤが
上限位置にある場合、少なくとも搬入用コンベヤ及び主
コンベヤを動作させ、搬入用コンベヤから主コンベヤ側
に、麺帯を搬入させる。そして、麺帯の少なくとも先端
側が上側搬出用コンベヤの上面に載り、麺帯を、上側搬
出用コンベヤと搬入用コンベヤとの間に架けた状態に保
持することが可能になると、搬入用コンベヤ及び主コン
ベヤの動作を停止させ、麺帯の搬入を停止する。
【0011】その後、型抜制御手段は、主コンベヤ上の
麺帯に対して型抜装置の刃部材を圧接させ所定形状の麺
皮を成形する。これにより、主コンベヤ上に、所定形状
の麺皮(製品)と、製品として使用されない残りの部分
(抜きかす)とが、それらの位置を殆ど変えることなく
成形される。
【0012】そこで、麺皮分離制御手段は、昇降装置を
動作させ、主コンベヤを下降させる。すると、抜きかす
は、上側搬出用コンベヤと搬入用コンベヤとの間に架け
た状態に保持されているため、主コンベヤを下降させて
も下降しないが、製品となる麺皮は、支持されていない
ため、主コンベヤとともに下降する。つまり、これによ
り、麺皮と抜きかすとが分離される。
【0013】麺皮搬出制御手段は、主コンベヤが下限位
置まで下降した後、主コンベヤ及び下側搬出用コンベヤ
を動作させ、麺皮を下側搬出用コンベヤに送る。これに
より、成形された麺皮が後工程に送られる。
【0014】なお、その後、再び主コンベヤを上限位置
まで上昇させ、搬入用コンベヤ、主コンベヤ、及び上側
搬出用コンベヤを動作させる。これにより、抜きかすが
上側搬出用コンベヤに排出される。
【0015】請求項2の発明にかかる麺皮型抜システム
は、請求項1に記載の麺皮型抜システムにおいて、前記
型抜装置は、前記搬入用コンベヤ上に位置する前記麺帯
の上面を押えることが可能な第一押え手段と、前記上側
搬出用コンベヤ上に位置する前記麺帯の上面を押えるこ
とが可能な第二押え手段とをさらに備え、前記搬入制御
手段は、前記麺帯を、前記上側搬出用コンベヤと前記搬
入用コンベヤとの間に架けた後、前記第一押え手段及び
前記第二押え手段によって前記麺帯を押え保持するもの
である。
【0016】したがって、請求項2の発明の麺皮型抜シ
ステムによれば、請求項1の発明の作用に加え、搬入制
御手段は、麺帯を、上側搬出用コンベヤと搬入用コンベ
ヤとの間に架けた後、第一押え手段及び第二押え手段を
動作させる。これにより、搬入用コンベヤ上の麺帯は、
搬入用コンベヤと第一押え手段とによって挟持される。
また、上側搬出用コンベヤ上の麺帯は、上側搬出用コン
ベヤと第二押え手段によって挟持される。つまり、麺帯
は、上側搬出用コンベヤと搬入用コンベヤとの間に架け
渡した状態に保持される。
【0017】請求項3の発明にかかる麺皮型抜システム
は、請求項1または請求項2に記載の麺皮型抜システム
において、前記主コンベヤはベルトコンベヤからなり、
前記主コンベヤと前記下側搬出用コンベヤとの間の上部
空間に配設され、前記主コンベヤの下流端のプーリーよ
り小径で該プーリーと同方向に回転する補助ローラーを
さらに備えるものである。
【0018】したがって、請求項3の発明の麺皮型抜シ
ステムによれば、請求項1または請求項2の発明の作用
に加え、主コンベヤから下側搬出用コンベヤに麺皮を円
滑に送ることが可能になる。具体的には、主コンベヤと
下側搬出用コンベヤとを極めて接近させようとしても、
主コンベヤの下流端のプーリーと下側搬出用コンベヤの
上流端のプーリーとは同方向に回転することから、両方
のコンベヤはある程度離された状態で設置する必要があ
る。このため、二つコンベヤの間に隙間が生じ、薄く圧
延された麺皮を、主コンベヤから下側搬出用コンベヤに
滑らかに移すことが困難となる。つまり、麺皮が主コン
ベヤから下側搬出用コンベヤに移る際、主コンベヤの下
流端の形状に沿って大きく垂下がり、その後下側搬出用
コンベヤ上流端で持ち上げられるため、麺皮の進行方向
が急激に変化し、折れ曲る恐れがある。そこで、本発明
では、主コンベヤと下側搬出用コンベヤとの間の上部空
間に、補助ローラーを設ける。これにより、補助ローラ
ーを介在して、主コンベヤから下側搬出用コンベヤに麺
皮が送られる。つまり、補助ローラーによって麺皮の垂
れ下がりが抑制され、略平面形状を維持したまま搬送さ
れる。
【0019】請求項4の発明にかかる麺皮型抜システム
は、請求項3に記載の麺皮型抜システムにおいて、前記
補助ローラーと前記主コンベヤとの間に、前記補助ロー
ラーより小径の線材が、前記プーリーと平行に張設され
ているものである。
【0020】したがって、請求項4の発明の麺皮型抜シ
ステムによれば、請求項3の発明の作用に加え、主コン
ベヤにおけるベルトの下流端近傍、特にベルトが平面形
状からプーリーに沿って円弧形状に変化する部分の近傍
に、ピアノ線等の線材が張設されているため、主コンベ
ヤのベルト上で搬送される麺皮が、ベルトの形状に沿っ
て平面形状から円弧形状に変形しようとする際、線材が
麺皮の下にもぐり込む形となり、麺皮がベルトの上面か
ら剥がされる。このため、麺皮は主コンベヤから補助ロ
ーラーに容易に乗り移ることになる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態である
麺皮型抜システム1について、図1乃至図8に基づき説
明する。図1は麺皮型抜システム1の概略構成を示す正
面図であり、図2は麺皮型抜システム1における型抜装
置2の構成を示す側面図であり、図3は型抜装置2の構
成を示す平面図である。図4は麺皮型抜システム1にお
ける主コンベヤ4の構成を示す側面図であり、図5及び
図6は主コンベヤ4の動作を説明するための説明図であ
る。さらに、図7は麺皮型抜システム1の機能的構成を
示すブロック図であり、図8は麺皮型抜システム1にお
ける処理の流れを示すフローチャートである。
【0022】本実施形態の麺皮型抜システム1は、餃子
の皮やワンタン等、所定形状の麺皮を、麺帯から型抜き
し、後工程に搬出するシステムであり、主に、図1及び
図5に示すように、型抜きを行なうための型抜装置2
と、麺帯M及びその麺帯Mから成形された麺皮Pを搬送
するコンベヤ3とから構成されている。なお、コンベヤ
3は、型抜装置2の下方に配設された主コンベヤ4と、
主コンベヤ4の上流側に配設された搬入用コンベヤ5
と、主コンベヤ4の下流側に上下に並んで配設された二
つの搬出用コンベヤ(上側搬出用コンベヤ6,下側搬出
用コンベヤ7)とを有している。
【0023】また、主コンベヤ4には、それを、所定の
上限位置と下限位置との間で昇降させるための昇降装置
8が取付けられている。ここで、上限位置とは、主コン
ベヤ4の上面の高さが、搬入用コンベヤ5及び上側搬出
用コンベヤ6の上面の高さに一致する位置であり、下限
位置とは、主コンベヤ4の上面の高さが、下側搬出用コ
ンベヤ7の上面の高さに一致する位置である。
【0024】以下、各装置(型抜装置2〜昇降装置8)
の具体的構成について詳細に説明する。まず、型抜装置
2は、図1乃至図3に示すように、主コンベヤ4を囲む
ように設けられた架台10と、架台10に対して手動操
作により前後方向(図2及び図3においては紙面左右方
向、即ち主コンベヤ4の幅方向)にスライド可能な第一
スライド手段11と、第一スライド手段11に対して電
動制御により前後方向にスライド可能な第二スライド手
段12と、主コンベヤ4上の麺帯Mを打抜く打抜手段1
3と、麺帯Mの所定部位を押える押え手段14とを備え
ている。なお、打抜手段13及び押え手段14は、第二
スライド手段12に取付けられており、第一スライド手
段11又は第二スライド手段12によって、前後方向に
変位させることが可能である。
【0025】上記架台10は、二本の脚部16、各脚部
16の端部から夫々立設された支柱17、及び四本の支
柱17の上端部分に組付けられた上部枠18等から構成
されている。なお、脚部16は、コンベヤ3に沿って配
設されたガイドレール(図示しない)上に載置されてお
り、架台10を、コンベヤ3に沿って摺動させることを
可能にしている。つまり、ガイドレール上に複数の種類
の型抜装置2を設置しておくことにより、生産する製品
(麺皮P)の種類等に合わせて、任意の型抜装置2を主
コンベヤ4に相対させることができるようになる。
【0026】第一スライド手段11は、架台10の上部
枠18の上面にシャフト支持部20によって固定された
二本のシャフト21と、シャフト21にベアリング(図
示しない)を介して摺動可能に外嵌された複数の摺動部
22と、それらの摺動部22に取付けられたベース部2
3と、ボール螺子等を有する送り機構24を介してベー
ス部23に連結されたハンドル25とを備えている。つ
まり、ハンドル25を回転させると、送り機構24によ
ってベース部23に推進力が加えられ、ベース部23は
シャフト21に沿って水平方向に移動する。
【0027】第二スライド手段12は、ベース部23の
底面にシャフト支持部27によって固定された二本のシ
ャフト28と、シャフト28にベアリング(図示しな
い)を介して摺動可能に外嵌された複数の摺動部29
と、これらの摺動部29に取付けられた可動部材(図示
しない)と、ボール螺子を有する送り機構30と、伝達
部32を介してボール螺子に連結され電動力によりボー
ル螺子を回転させる小型モータ31とを備えている。つ
まり、小型モータ31を制御して送り機構30のボール
螺子を回転させると、可動部材に推進力が加えられ、可
動部材はシャフト28に沿って水平方向に移動する。
【0028】本実施形態の型抜装置2では、第二スライ
ド手段12の可動部材に、三組の打抜手段13が取付け
られている。三組の打抜手段13は、前後方向に一列に
並べられており、夫々、円筒形状の刃部材34と、鉛直
方向に取付けられたシャフト36と、シャフト36にベ
アリング(図示しない)を介して摺動可能に外嵌された
摺動部35と、摺動部35に固定されるとともに刃部材
34を着脱可能に取り付けたブラケット37と、ブラケ
ット37をシャフト36に沿って昇降させるシリンダ3
8とを備えている。つまり、シリンダ38への圧縮空気
の供給を制御することにより、ピストンロッド39が伸
縮し、ブラケット37を介して刃部材34を上昇または
下降させることができる。また、刃部材34の内部に
は、型抜きの際に麺帯Mに当接するプレート40、及び
プレート40を弾性力によって下方に付勢するバネ41
等から構成された押出機構42が設けられている。これ
により、円筒形状の刃部材34によって打抜かれ刃部材
34の内部に一旦収容された麺皮Pを、刃部材34の上
昇とともに下方に押出すことができる。
【0029】押え手段14は、搬入用コンベヤ5の上面
に相対して設けられた第一押え手段14aと、上側搬出
用コンベヤ6の上面に相対して設けられた第二押え手段
14bとからなる。二つの押え手段14は、夫々、前後
に設けられた二つのシリンダ44と、そのシリンダ44
のピストンロッド45の先端に取付けられ、二つのシリ
ンダ44を連結する細長い板状の押えプレート46とを
有している。つまり、シリンダ44への圧縮空気の供給
を制御することにより、ピストンロッド45が伸縮し、
押えプレート46を上昇または下降させることができ
る。そして、二つの押えプレート46が下降すると、搬
入用コンベヤ5及び上側搬出用コンベヤ6の上面に位置
する麺帯Mが押圧され、麺帯Mは保持された状態とな
る。
【0030】一方、主コンベヤ4は、図1及び図4に示
すように、二枚の支持板47の間に軸支された駆動軸4
8及び二つのプーリー49,50と、駆動軸48を回転
させる第一サーボモータ51とを有している。また、駆
動軸48及びプーリー49,50を包むようにベルト5
2が巻かれており、駆動軸48と第一サーボモータ51
の回転軸とがベルト53を介して連結されている。さら
に、二枚の支持板47の間には、ベルト52を張設させ
るためのテンション軸54が設けられている。
【0031】また、主コンベヤ4における下流端のプー
リー49の近傍には、駆動軸48にベルト(図示しな
い)を介して連結され、プーリー49と同方向に回転す
る補助ローラー55が設けられている(図6参照)。こ
の補助ローラー55は、プーリー49と比べ極めて小径
の棒状の部材であり、主コンベヤ4の下流端と、搬出用
コンベヤ6,7の上流端との隙間の上方、即ち、主コン
ベヤ4が上限位置のときには、主コンベヤ4の上面、補
助ローラー55の上面、及び上側搬出用コンベヤ6の上
面が同一面上に順に並び、主コンベヤ4が下限位置のと
きには、主コンベヤ4の上面、補助ローラー55の上
面、及び下側搬出用コンベヤ7の上面が同一面上に順に
並ぶように配設されている。また、主コンベヤ4の下流
端近傍、さらに詳細にはプーリー49によってベルト5
2の上面が直線形状から円弧形状に変化する境界線付近
には、ピアノ線等から形成された極細の線材56が、主
コンベヤ4の幅方向に張設されている。
【0032】前述したように、主コンベヤ4は、昇降装
置8によって上限位置と下限位置との間で昇降する。昇
降装置8は、図4に示すように、シャフト支持部58に
よって鉛直方向に固定された二本のシャフト59と、主
コンベヤ4の支持板47に取付けられた取付板60と、
取付板60に固定され且つシャフト59に摺動可能に外
嵌された摺動部61と、これらの取付板60及び摺動部
61を介して主コンベヤ4を昇降させることが可能なシ
リンダ62とを備えている。つまり、シリンダ62への
圧縮空気の供給を制御することにより、ピストンロッド
63が伸縮し、主コンベヤ4を上昇または下降させるこ
とができる。
【0033】搬入用コンベヤ5は、図1に示すように、
上流側より順に配設された第一搬入部64及び第二搬入
部65からなる。第一搬入部64は、一つの駆動軸66
と、複数のプーリー67と、駆動軸66に回転力を付与
する第三サーボモータ68とを備えており、駆動軸66
及びプーリー67を包むようにベルト69が巻かれてい
る。また、ベルト69を張設させるためにテンション軸
70を備えている。つまり、第三サーボモータ68によ
って駆動軸66を回転させると、ベルト69がプーリー
67とともに一定方向(紙面時計方向)に回転し、第一
搬入部64の上面に載置された麺帯Mを紙面右方向に搬
送する。なお、第一搬入部64においてはベルト69と
して比較的厚めのものが使用されている。
【0034】また、同様に、第二搬入部65は、駆動軸
71と、二つのプーリー72と、第三サーボモータ73
とを備えており、駆動軸71及びプーリー72を包むよ
うにベルト74が巻かれている。また、ベルト74を張
設させるために二つのテンション軸75を備えている。
なお、第二搬入部65のベルト74は、ベルト69より
薄いものが使用されている。
【0035】上側搬出用コンベヤ6は、麺帯Mから麺皮
Pが抜取られた残りの部分、即ち抜きかすを搬送するも
のである。この上側搬出用コンベヤ6は、駆動軸77
と、五つのプーリー78と、第四サーボモータ79とを
備えており、駆動軸77及びプーリー78を包むように
ベルト80が巻かれている。また、ベルト80を張設さ
せるためにテンション軸82を備えている。なお、図示
していないが、上側搬出用コンベヤ6の下流側には、抜
きかすを破砕するための破砕機が設置されており、破砕
機によって破砕された抜きかすは、上流側の工程(例え
ばミキシング装置)に還元され再利用される。
【0036】下側搬出用コンベヤ7は、麺皮Pを後工程
に搬送するものである。この下側搬出用コンベヤ7は、
所謂シャトルコンベヤから構成されており、駆動軸84
と、上部プーリー85と、二つの支持ピン86と、下部
プーリー87とを備えている。また、下部プーリー87
は、錘89を備えるとともに、プーリーガイド88によ
って鉛直方向に昇降可能な状態で支持されている。そし
て、駆動軸84、上部プーリー85、及び下部プーリー
87を包むようにベルト90が巻かれ、ギャードモータ
91がベルト92を介して駆動軸84に連結されてい
る。なお、ベルト92を張設させるために二つのテンシ
ョンコロ93が設けられている。ベルト90の内部に
は、スライド機構95によって水平方向(図1において
紙面左右方向)に移動可能に支持されたプレート96が
設けられており、その下流端に前記上部プーリー85が
軸支されている。また、プレート96の上流端近傍はブ
ラケット97を介してシリンダ98に接続されている。
【0037】つまり、下側搬出用コンベヤ7では、下部
プーリー87(錘89)の重力によって常に、ベルト9
0が下方へ引張られていることから、シリンダ98を制
御してピストンロッド99を伸し、プレート96を上流
側(紙面左側)に移動させると、上部プーリー85(即
ちベルト90の下流端)が上流側に移動し、ベルト90
の上面に相当する部分が短くなる。逆に、ピストンロッ
ド99を縮ませ、プレート96を下流側(紙面右側)に
移動させると、上部プーリー85が下流側に移動し(図
1に示す状態)、ベルト90の上面に相当する部分が長
くなる。そして、上部プーリー85の下方には、下側搬
出用コンベヤ7に対して直角方向(紙面前後方向)に延
設された後工程用のコンベヤ100が備えられている。
このため、上部プーリー85を下流側に移動させた状態
(図1に示す状態)で、ベルト90を回転させることに
より、麺皮Pをコンベヤ100の上方まで移動させ、そ
の後、上部プーリー85を上流側に移動させると、ベル
ト90の回転を利用して麺皮Pをコンベヤ100の上面
に静かに下ろすことができる。
【0038】麺皮型抜システム1には、上記の各装置を
制御するための制御装置が備えられている。図7に示す
ように、入力手段として、運転スイッチ等の操作スイッ
チ群102と、麺帯Mや麺皮Pの位置、及び各種シリン
ダの作動位置等を検出する位置検出手段群103とが設
けられている。これらの操作スイッチ群102及び位置
検出手段群103の信号は作動制御部104に送られ
る。作動制御部104は、モータ駆動回路111及び電
磁弁駆動回路112を介して、各種モータや各種電磁弁
(シリンダへの圧縮空気の供給を遮断または切替えする
もの)を制御する。なお、第一乃至第四電磁弁105,
106,107,108は、夫々シリンダ38,44,
62,98に対応して設けられている。
【0039】また、作動制御部104は、主記憶装置、
演算装置、及び処理装置等からなり、機能的構成とし
て、搬入制御手段114、型抜制御手段115、麺皮分
離制御手段116、麺皮搬出制御手段117、及び抜き
かす搬出制御手段118を有している。ここで、搬入制
御手段114は、主コンベヤ4が上限位置のとき、搬入
用コンベヤ5、主コンベヤ4、及び上側搬出用コンベヤ
6を駆動して麺帯Mを主コンベヤ4側に搬入し、麺帯M
の少なくとも一部を上側搬出用コンベヤ6と搬入用コン
ベヤ5との間に架けた状態に保持する。また、型抜制御
手段115は、主コンベヤ4上の麺帯Mに対して刃部材
34を圧接させ円形の麺皮Pを成形する。麺皮分離制御
手段116は、円形の麺皮が成形された後、昇降装置8
の動作により主コンベヤ4を下降させ、麺帯Mから麺皮
Pを分離させる。さらに、麺皮搬出制御手段117は、
主コンベヤ4が下限位置まで下降した後、主コンベヤ4
及び下側搬出用コンベヤ7の動作により麺皮Pをコンベ
ヤ100に搬送する。抜きかす搬出制御手段118は、
主コンベヤ4を上限位置まで上昇させ、搬入用コンベヤ
5、主コンベヤ4、及び上側搬出用コンベヤ6を駆動し
て、抜きかすを上側搬出用コンベヤ6に搬送する。
【0040】次に、本実施形態の麺皮型抜システム1の
動作、特に型抜き処理について図8のフローチャートに
基づき説明する。運転スイッチがオン操作されると(ス
テップS1においてYES)、主コンベヤ4が上限位置
に停止していることを条件に(ステップS2においてY
ES)、搬入用コンベヤ5、主コンベヤ4、及び上側搬
出用コンベヤ6を駆動させる(ステップS3〜S5)。
これにより、麺帯Mが搬入用コンベヤ5から主コンベヤ
4に搬入される。そして、麺帯Mの先端が所定の位置に
到達、つまり、先端が上側搬出用コンベヤの上面に載っ
た状態になると(ステップS6においてYES)、搬入
用コンベヤ5、主コンベヤ4、及び上側搬出用コンベヤ
6を停止させる(ステップS7〜S9)。
【0041】その後、小型モータ31を制御して、型抜
装置2における刃部材34の位置、即ち型抜きの位置を
調節する(ステップS10)。なお、型抜処理毎に、型
抜き位置を、所定の長さ(隣接する刃部材34同士の間
隔の半分の距離)だけ前後方向(麺帯の幅方向)にずら
すようにすれば、千鳥足状に打抜くことができ、所定面
積の麺帯Mから成形される麺皮Pの数を増やすことがで
きる。換言すれば、抜きかすが発生する割合をできるだ
け少なくでき、生産効率を上げることができる。その
後、シリンダ44に圧縮空気を供給して二つの押え手段
14を下降させる(ステップS11)。これにより、搬
入用コンベヤ5上の麺帯Mは、搬入用コンベヤ5の上面
と第一押え手段14aとによって挟持され、上側搬出用
コンベヤ6上の麺帯Mは、上側搬出用コンベヤ6の上面
と第二押え手段14bによって挟持される。つまり、麺
帯Mは、上側搬出用コンベヤ6と搬入用コンベヤ5との
間に架け渡した状態に保持される。
【0042】続いて、シリンダ38に圧縮空気を供給し
て刃部材34を下降させる(ステップS12)。これに
より、円筒形状の刃部材34によって麺帯Mが打ち抜か
れ、円形の麺皮Pが成形される。その後、刃部材34を
上昇させる(ステップS13)。さらに、昇降装置8に
より主コンベヤ4を下降させる(ステップS14)。す
ると、抜きかすは、上側搬出用コンベヤ6と搬入用コン
ベヤ5との間に架け渡された状態に保持されているた
め、主コンベヤ4を下降させても主コンベヤ4とともに
下降しないが、麺皮Pは、支持されていないため、主コ
ンベヤ4とともに下降する。つまり、これにより、麺皮
Pと抜きかすとが分離される。
【0043】主コンベヤ4が下限位置に到達したことが
検出されると(ステップS15においてYES)、主コ
ンベヤ4及び下側搬出用コンベヤ7を動作させ(ステッ
プS16,17)、麺皮Pを下側搬出用コンベヤ7に送
る。これにより、麺皮Pが後工程に送られる。なお、こ
の際、主コンベヤ4におけるベルト52の下流端近傍に
は線材56が張設されているため、主コンベヤ4のベル
ト52上で搬送される麺皮Pが、ベルト52の形状に沿
って平面形状から円弧形状に変形しようとする際、線材
56が麺皮の下にもぐり込む形となり、麺皮Pはベルト
52の周面から容易に剥がされる。また、主コンベヤ4
と下側搬出用コンベヤ6との間の上部空間には、補助ロ
ーラー55が設けられているため、補助ローラー55を
介在して、主コンベヤ4から下側搬出用コンベヤ7に麺
皮Pが平面形状を維持したまま送られる。つまり、補助
ローラー55によって麺皮Pの折れ曲りが抑制される。
【0044】麺皮Pを下側搬出用コンベヤ7に搬出した
後(ステップS18においてYES)、主コンベヤ4を
上昇させる(ステップS19)。そして、主コンベヤ4
が上限位置に到達すると(ステップS20においてYE
S)、押え手段14を上昇させ(ステップS21)、麺
帯Mの保持状態を解除する。その後、搬入用コンベヤ
5、主コンベヤ4、及び上側搬出用コンベヤ6を駆動さ
せる(ステップS22〜S24)。これにより、抜きか
すが上側搬出用コンベヤ6に搬出され、その抜きかすに
繋がる麺帯Mの新たな部分が主コンベヤ4上に位置す
る。そこで、抜きかす部分が搬出されたこと、または一
定長さだけ搬送されたことが検出されると(ステップS
25においてYES)、終了の指示があるか否かを判断
し、指示されていない場合には(ステップS26におい
てNO)、ステップS7に戻り、ステップS7〜ステッ
プS25を繰返す。つまり、上記の処理を繰返すことに
より、麺皮Pを連続して成形する。なお、ステップS2
6において終了の指示がある場合には、全ての処理を終
了する。
【0045】このように、上記の麺皮型抜システム1で
は、麺帯Mを搬入用コンベヤ5と上側搬出用コンベヤ6
との間に保持した状態で、主コンベヤ4を下降させるこ
とにより、麺帯Mから麺皮Pのみを抜取ることができ
る。換言すれば、麺皮Pと抜きかすとを機械的手段によ
って分離できる。したがって、一連の作業を自動化する
ことが可能になり、生産性を上げることができる。特
に、二つの押え手段14により、麺帯Mを、搬入用コン
ベヤ5と上側搬出用コンベヤ6との間に保持できるた
め、麺皮Pと抜きかすとを分離する際に、抜きかすが重
みによって垂れ下がることがなく、張設された状態を維
持できる。
【0046】また、上記の麺皮型抜システム1では、主
コンベヤ4のベルト52によって搬送される麺皮Mを、
線材56によってベルト52から剥がすことができる。
つまり、複雑な装置を備えなくても、線材56を張設さ
せるという極めて簡単な構造により実現することができ
るため、製造コストの増加を抑制できる。また、補助ロ
ーラー55を設けたことにより、麺皮Pを主コンベヤ4
から下側搬出用コンベヤ7に移す際の、麺皮Pの折れ曲
りを防止できる。つまり、麺皮Pを円滑に送ることがで
き、製品の品質の低下を抑えることができる。
【0047】以上、本発明について好適な実施形態を挙
げて説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定され
るものではなく、以下に示すように、本発明の要旨を逸
脱しない範囲において、種々の改良及び設計の変更が可
能である。
【0048】すなわち、上記実施形態の麺皮型抜システ
ム1では、駆動軸48を動力源として補助ローラー55
を回転させるものを示したが、駆動軸48とは異なる別
の動力源によって補助ローラー55を回転させるように
してもよい。ただし、本実施形態のように、駆動軸48
を動力源として兼用することにより構造を簡略化するこ
とができ、安価に製造できる。
【0049】また、上記実施形態の麺皮型抜システム1
では、折畳まれ複数層に重ねられた麺帯Mに対して型抜
きを行なうことで、複数枚の麺皮Pを同時に成形するも
のを示したが、一層からなる麺帯Mに対して型抜きを行
なうようにしてもよい。ただし、本実施形態のように、
複数層重ねた状態で型抜きを行なうことにより、成形さ
れた麺皮Pを一枚づつ積み重ねるという作業が不要とな
るため、生産性を上げることができる。
【0050】さらに、上記実施形態の麺皮型抜システム
1では、昇降装置8にシリンダ62を設け、圧縮空気圧
を供給することにより、主コンベヤ4を昇降させるもの
を示したが、シリンダ62の代わりにサーボモータ等を
設け、電動力によって昇降させるようにしてもよい。
【0051】また、上記実施形態の麺皮型抜システム1
では、刃部材34を上昇させてから(ステップS1
3)、主コンベヤ4を下降させる(ステップS14)よ
うにしたが、刃部材34を上昇させる前に主コンベヤ4
を下降させてもよい。このようにすれば、刃部材34の
内部に収容された押出機構42によって麺皮Pを下方に
押出しながら、主コンベヤ4を下降させることができる
ため、抜きかすと麺皮Pとの分離が一層確実になる。
【0052】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明の麺皮型
抜システムは、麺帯を搬入用コンベヤと上側搬出用コン
ベヤとの間に保持した状態で、主コンベヤを下降させる
ことにより、麺帯から麺皮のみを抜取ることができる。
したがって、一連の作業を自動化することが可能にな
り、生産性を上げることができる。
【0053】請求項2の発明の麺皮型抜システムは、請
求項1の発明の効果に加えて、二つの押え手段により、
麺帯を、搬入用コンベヤと上側搬出用コンベヤとの間に
確実に保持できる。このため、麺皮と抜きかすとを分離
する際に、抜きかすが垂れ下がることがなく、確実に張
設状態を維持できる。
【0054】請求項3の発明の麺皮型抜システムは、請
求項1または請求項2の発明の効果に加えて、麺皮を主
コンベヤから下側搬出用コンベヤに移す際の、麺皮の折
れ曲りを防止できる。つまり、製品の品質の低下を抑え
ることができる。
【0055】請求項4の発明の麺皮型抜システムは、請
求項3の発明の効果に加えて、線材によって、麺皮をベ
ルトから剥がすことができるため、主コンベヤから補助
ローラーに麺皮を容易に移すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である麺皮型抜システムの
概略構成を示す正面図である。
【図2】図1の麺皮型抜システムにおける型抜装置の構
成を示す側面図である。
【図3】型抜装置の構成を示す平面図である。
【図4】図1の麺皮型抜システムにおける主コンベヤの
構成を示す側面図である。
【図5】主コンベヤの動作を説明するための説明図であ
る。
【図6】主コンベヤの動作を説明するための説明図であ
る。
【図7】麺皮型抜システムの機能的構成を示すブロック
図である。
【図8】麺皮型抜システムにおける処理の流れを示すプ
ローチャートである。
【符号の説明】
1 麺皮型抜システム 2 型抜装置 4 主コンベヤ 5 搬入用コンベヤ 6 上側搬出用コンベヤ 7 下側搬出用コンベヤ 8 昇降装置 14a 第一押え手段 14b 第二押え手段 55 補助ローラー 56 線材 114 搬入制御手段 115 型抜制御手段 116 麺皮分離制御手段 117 麺皮搬出制御手段
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Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 麺帯を略水平方向に搬送可能な主コンベ
    ヤと、 該主コンベヤの上方に配設され、前記主コンベヤに相対
    する形で型抜用の刃部材が設けられた型抜装置と、 前記主コンベヤを、所定の上限位置と下限位置との間で
    昇降させる昇降装置と、 前記上限位置と同じ高さに配設され、前記主コンベヤに
    前記麺帯を搬入する搬入用コンベヤと、 前記主コンベヤの下流側で且つ前記上限位置と同じ高さ
    に配設された上側搬出用コンベヤと、 前記主コンベヤの下流側で且つ前記下限位置と同じ高さ
    に配設された下側搬出用コンベヤと、 前記主コンベヤが前記上限位置のとき、前記搬入用コン
    ベヤを駆動して前記麺帯を前記主コンベヤ側に搬入し、
    前記麺帯の少なくとも一部を、前記上側搬出用コンベヤ
    と前記搬入用コンベヤとの間に架けた状態に保持する搬
    入制御手段と、 前記主コンベヤ上の前記麺帯に対して前記刃部材を圧接
    させ所定形状の麺皮を成形する型抜制御手段と、 前記所定形状の麺皮が成形された後、前記昇降装置の動
    作により前記主コンベヤを下降させ、前記麺帯から前記
    麺皮を分離させる麺皮分離制御手段と、 前記主コンベヤが前記下限位置まで下降した後、前記主
    コンベヤの動作により前記麺皮を前記下側搬出用コンベ
    ヤに送る麺皮搬出制御手段とを具備することを特徴とす
    る麺皮型抜システム。
  2. 【請求項2】 前記型抜装置は、前記搬入用コンベヤ上
    に位置する前記麺帯の上面を押えることが可能な第一押
    え手段と、前記上側搬出用コンベヤ上に位置する前記麺
    帯の上面を押えることが可能な第二押え手段とをさらに
    備え、 前記搬入制御手段は、前記麺帯を、前記上側搬出用コン
    ベヤと前記搬入用コンベヤとの間に架けた後、前記第一
    押え手段及び前記第二押え手段によって前記麺帯を押え
    保持することを特徴とする請求項1に記載の麺皮型抜シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 前記主コンベヤはベルトコンベヤからな
    り、 前記主コンベヤと前記下側搬出用コンベヤとの間の上部
    空間に配設され、前記主コンベヤの下流端のプーリーよ
    り小径で該プーリーと同方向に回転する補助ローラーを
    さらに備えることを特徴とする請求項1または請求項2
    に記載の麺皮型抜システム。
  4. 【請求項4】 前記補助ローラーと前記主コンベヤとの
    間に、前記補助ローラーより小径の線材が、前記プーリ
    ーと平行に張設されていることを特徴とする請求項3に
    記載の麺帯型抜システム。
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