JP2002330614A - 脱穀機の扱深さ自動制御装置 - Google Patents

脱穀機の扱深さ自動制御装置

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JP2002330614A
JP2002330614A JP2001139199A JP2001139199A JP2002330614A JP 2002330614 A JP2002330614 A JP 2002330614A JP 2001139199 A JP2001139199 A JP 2001139199A JP 2001139199 A JP2001139199 A JP 2001139199A JP 2002330614 A JP2002330614 A JP 2002330614A
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sensor
depth
handling depth
culm
threshing
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JP2001139199A
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Hiroaki Yamazaki
弘章 山崎
Hideya Eda
秀弥 江田
Masahiro Nishigori
将浩 錦織
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Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 前行程の残り穀稈が扱深さ搬送装置を通過す
るまでの所定時間の間は扱深さ調節を行わないようにす
ることで、次行程の穀稈の深扱ぎを防止する。 【解決手段】 穀稈搬送経路を通過する穀稈の有無を検
知する扱深さメインセンサ70と、穀稈の稈長を検知す
る株元・穂先センサ72a,72bと、前記各センサ7
0,72a,72bからの信号に基づき、扱深さモータ
76により扱深さ搬送装置44を稈長方向に移動調節す
る制御部74とを備えている。そして、刈始め時に、扱
深さメインセンサ70により穀稈が検知され、かつ株元
・穂先センサ72a,72bにより前行程の残り穀稈が
検知されると、前記扱深さモータ76の駆動を遅延タイ
マ78により遅らせて開始するようにした。この所定時
間の間は、扱深さ調節は行われず穀稈の深扱ぎが防止さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、穀稈の長さに応じ
て自動的に適正な扱深さ調節を可能とする脱穀機の扱深
さ自動制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コンバインのような脱穀機には、一般に
刈取穀稈の扱深さを自動的に調節するために、扱深さ自
動制御装置が設けられている。この扱深さ自動制御装置
は、扱深さ搬送装置の穀稈搬送経路内に配設された検出
センサを有していて、該検出センサが穀稈の有無や穀稈
の長短を検出し、脱穀部での扱深さが適正となるように
制御部に電気信号を送り、扱深さモータにより扱深さ搬
送装置を移動させて扱深さを調節している。
【0003】従来、この扱深さ自動制御装置による制御
開始のタイミングは、扱深さメインセンサが穀稈を検出
することでOFFからONに変化してから、扱深さ自動
制御が開始されるまでに、所定の遅延時間が入るように
なっていた。
【0004】すなわち、例えば、図7の制御フローチャ
ートに示すように、S1において、扱深さ搬送装置の前
段に設けられた扱深さメインセンサが、OFFからON
に変化したか否かを判断し、変化したなら、S2におい
て遅延時間を計算し、その計算値をタイマーに設定す
る。次いで、S3で、扱深さ搬送装置の後段に設けられ
た株元・穂先センサのON,OFFを判定し、いずれか
のセンサがONなら、S4において、前記タイマーにて
設定された遅延時間を0として、扱深さ自動制御を開始
し(S6)、また、S3において、株元・穂先センサの
いずれもOFFなら、S5において、前記の遅延時間が
経過するまで待ってから扱深さ自動制御を開始していた
(S6)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来例による
と、例えば図8に示すように、前述した遅延時間の待機
中に、前処理部に前回行程の穀稈が残っていて、この残
り穀稈により、株元・穂先センサのいずれかがONの状
態のまま、今回行程にて新たに刈取られた穀稈が搬送さ
れてくると、扱深さメインセンサがOFFからONにな
るため、前記の遅延を解除して直ちに扱深さ自動を開始
していた。
【0006】このように、前回行程の穀稈が残っている
状態で、扱深さメインセンサがONになると、扱深さ自
動制御が開始されるため、この前回行程の穀稈が搬送さ
れた後、次いで今回行程により刈取られた穀稈が株元・
穂先センサに至るまでに、自動的に扱深さ調節が行われ
て深扱ぎ状態になってしまうという課題があった。
【0007】本発明は、斯かる課題を解決するためにな
されたもので、その目的とするところは、前行程の残り
穀稈が扱深さ搬送装置を通過するまでの所定時間の間は
扱深さ調節を行わないようにすることで、次行程の穀稈
の深扱ぎを防止して適正な扱深さ調節を行うことができ
る脱穀機の扱深さ自動制御装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、刈取り穀稈の扱深さを調節
して脱穀部(14)に供給する扱深さ搬送装置(44)
と、該扱深さ搬送装置(44)の穀稈搬送経路に配置さ
れ穀稈の有無を検知する第1のセンサ(70)と、穀稈
の稈長を検知する第2のセンサ(72a,72b)と、
前記第1のセンサ(70)及び第2のセンサ(72a,
72b)からの信号に基づきアクチュエータ(76)を
介して前記扱深さ搬送装置(44)を稈長方向に移動制
御する制御部(74)とを備え、穀稈の長短に応じて自
動的に適正な扱深さ調節を可能とする脱穀機(10)の
扱深さ自動制御装置において、前記制御部(74)は、
刈始め時に前記第1のセンサ(70)により穀稈が検知
され、かつ前記第2のセンサ(72a,72b)により
前行程の残り穀稈が検知された場合、前記アクチュエー
タ(76)の駆動開始を所定時間遅らせる遅延手段(7
8)を備えている、ことを特徴とする。
【0009】請求項2記載の発明は、前記所定時間を、
穀稈が前記第1のセンサ(70)と第2のセンサ(72
a,72b)との間を穀稈搬送経路に沿い移動する時間
に略々対応させた、ことを特徴とする。
【0010】請求項3記載の発明は、前記所定時間を、
前行程の残り穀稈が前記第2のセンサ(72a,72
b)を通過する時間に略々対応させた、ことを特徴とす
る。
【0011】[作用]本発明によれば、刈始め時に、第
1のセンサ(70)により穀稈が検知され、この状態で
第2のセンサ(72a,72b)により前行程の残り穀
稈が検知された場合には、扱深さ搬送装置(44)を駆
動させて適正な扱深さとするアクチュエータ(76)の
駆動を、遅延手段(78)により所定時間遅らせて開始
するようにしたので、この所定時間の間に、前行程の残
り穀稈は脱穀部(14)側に搬送されると共に、この所
定時間の間は扱深さ調節は行われないので、穀稈の深扱
ぎが防止される。
【0012】なお、括弧内の符号は図面を参照するため
のものであって、本発明を何ら限定するものではない。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施
の形態を説明する。
【0014】図1は、コンバインの全体の断側面図を示
している。同図において、コンバイン10は、左右一対
のクローラ走行装置12,12により支持された走行機
体11を有し、この走行機体11の上部の左右一側に
は、刈取った穀稈を脱穀しかつ該脱穀した穀粒を選別す
る脱穀部14と、その左右他側に運転席16が設けられ
ていて、更に、走行機体11の前方には、穀稈を刈取る
前処理部18が昇降自在に支持されている。前記運転席
16の下方には、エンジン20が搭載されていて、この
エンジン20の動力により、前述した脱穀部14及び前
処理部18に動力が伝達され、刈取・脱穀作業が行われ
ると共に、クローラ走行装置12,12にも動力が伝達
されて機体が走行される。
【0015】前記前処理部18は、その作動基端側を機
体の伝動軸ケース22に回動可能に支持されていて、該
伝動軸ケース22から走行機体11に対し斜め下方に向
けて延出された伝動ケース24は、長手方向の中間位置
に配置された油圧シリンダ26の伸縮に基づき昇降可能
に支持されている。前記伝動軸ケース22には、伝動ケ
ース24の回動量を検出するリフトポテンショメータ2
5が設けられていて、該伝動ケース24の下方には、機
体左右方向にわたって延設されかつ該伝動ケース24と
略T字状に直交する伝動軸筒28が一体的に連結されて
いる。
【0016】また、前記前処理部18は、未刈り穀稈を
分草して引起し通路に導く複数個のデバイダ30と、左
右両端のデバイダ30の下方に設けられて自動走行を可
能とする方向センサ(図示せず)を有し、これらデバイ
ダ30と方向センサは、機体前方に延びる前処理フレー
ム34に夫々取付けられている。このデバイダ30の後
方には、分草された穀稈を引起こす引起し装置36が、
前方から後方に向けて上昇する傾斜状に設けられてい
る。
【0017】前記引起し装置36は、爪付チエン37と
引起しケース38を有し、爪付チエン37には所定間隔
で複数本の爪が取付けられ、これらの爪が引起しケース
38内を上方に回動して穀稈を整然とすき上げる。この
爪付チエン37を駆動する動力は、図示しないトランス
ミッションから前記伝動軸筒28内の駆動軸を介し、該
伝動軸筒28から機体斜め前方に延びる前処理伝動ギヤ
ケース(図示せず)によって伝達される。
【0018】次いで、前記引起し装置36の後方で、か
つ伝動軸筒28の前方下部には、地面に近接して穀稈の
株元を切断する刈刃40が設けられ、この刈刃40によ
り切断された穀稈は、掻込み搬送装置42によって掻き
込まれて後方に移送される。この掻込み搬送装置42の
後方には、扱深さ搬送装置44が配設されていて、この
扱深さ搬送装置44にて穀稈の長さが感知されて自動的
に適正な扱深さに調節される。更に、穀稈はこの扱深さ
搬送装置44から脱穀フィードチエン46に引き継が
れ、この脱穀フィードチエン46により前記脱穀部14
に向けて搬送される。
【0019】前記掻込み搬送装置42は、掻込み搬送ベ
ルト48と株元搬送スターホイル49、株元搬送チエン
50等を有し、刈刃40によって刈取られた穀稈は、掻
込み搬送ベルト48と株元搬送スターホイル49によっ
て掻き込まれて各々の通路に寄せられ、株元搬送チエン
50によって挟持され、扱深さ搬送装置44に引き継が
れる。
【0020】また、前記扱深さ搬送装置44は、扱深さ
調整が可能なように、その後部を前記伝動軸ケース22
を中心として回動可能に支持されていて、穀稈の穂先側
を搬送する穂先搬送チエン52と株元側を搬送する株元
搬送チエン54を備えている。これら穂先搬送チエン5
2と株元搬送チエン54は、前述した後部を支点に一体
となって上下動自在とされていて(図の矢印方向)、そ
の始端側は株元搬送チエン50の搬送方向終端側の上方
に延設されている。
【0021】前記脱穀部14には、脱穀フィードチエン
46と略並行して扱室56が設けられていて、該扱室5
6内には機体前後方向に沿う回転軸を中心として扱胴5
8が回転自在に配置されている。この扱胴58の下方に
は、脱穀された穀粒を漏下する受網60が設けられてい
て、該受網60の下方には、揺動選別部62が前後揺動
可能に配設されていて、この揺動作用と唐箕ファン63
から発生される選別風とにより稈枝混じりの穀粒物が選
別される。揺動選別部62にて選別された穀粒は、下方
に配置された1番樋64又は2番樋66に落下収容され
る。なお、扱室56内で扱胴58により脱穀された後の
穀稈は、脱穀フィードチエン46から機体後部に設けら
れた排ワラチエン68に引き継がれて処理される。
【0022】前記掻込み搬送装置42には、搬送途中の
刈取穀稈の有無を検出するメインセンサ(第1のセン
サ)70が配設されている。このメインセンサ70は、
例えばオン・オフスイッチが用いられ、刈刃40により
刈取られた刈取穀稈が掻込み搬送装置42に移送される
途中の刈取穀稈の有無を検出する。また、前記扱深さ搬
送装置44のUパイプ部45には、第2のセンサとして
の株元センサ72a及び穂先センサ72bが取付けられ
ている。これらの株元・穂先センサ72a,72bは、
掻込み搬送装置42から扱深さ搬送装置44に引継がれ
た穀稈の長短を検出し、扱深さ搬送装置44を上下作動
して適正な扱深さとする。
【0023】図2は、本実施の形態における制御ブロッ
ク図である。
【0024】すなわち、制御部74には、メインセンサ
70や株元・穂先センサ72a,72b、リフトポテン
ショメータ25等からの信号が入力されていて、株元・
穂先センサ72a,72bにより穀稈の長短が検出され
ると、制御部74を介して扱深さモータ76が自動的に
駆動されて扱深さ搬送装置44が上下移動される(以
下、「扱深さ自動制御」という)。そして、このときの
扱深さ搬送装置44の上下移動により、穀稈が掻込み搬
送装置42から扱深さ搬送装置44に引継がれる際のタ
ッチ位置が変えられ、適正な扱深さとされる。この場
合、一定の場合、遅延タイマ78により扱深さモータ7
6の駆動開始を遅らせる制御が行われる。
【0025】本実施の形態においては、前記制御部74
は、刈始め時に第1のセンサ70により穀稈が検知さ
れ、かつ第2のセンサ72a,72bにより前行程の残
り穀稈が検知された場合、アクチュエータ76の駆動開
始を所定時間遅らせる遅延手段を備えている。
【0026】図3は、扱深さ自動制御に関する本実施の
形態のタイムチャートを示す図である。同図において、
刈始める時に、前行程での残り穀稈が扱深さ搬送装置4
4に存在していると、株元・穂先センサ72a,72b
がこの残り穀稈を検出してON状態となり、この状態で
新たな刈取穀稈が搬送されてくると、扱深さメインセン
サ70もONとなる。この場合、前行程の残り穀稈が扱
深さ搬送装置44を通過するまで、扱深さ自動制御の開
始を所定時間Tだけ遅延させることで、穀稈の深扱ぎを
防止している。なお、前行程の残り穀稈は、扱深さメイ
ンセンサ70がOFFになる直前の一定の扱深さで調節
される。
【0027】図4は、その制御フローチャートを示す図
であり、以下、このフローに基づき本実施の形態を説明
する。
【0028】S11において、扱深さメインセンサ70
の検知信号がOFFからONに変化したか否かを判断
し、変化しない場合は最初に戻り、変化した場合は、S
12において、扱深さ自動制御を開始するまでの遅延時
間Tを計算し、この遅延時間Tが遅延タイマ78に設定
される。次いで、S13では、株元・穂先センサ72
a,72bのON,OFFを判定し、いずれかのセンサ
がONなら、S14において、前記で設定された遅延時
間Tが経過したか否かを判断し、経過した後に、扱深さ
自動制御を開始する(S18)。
【0029】また、S13において、株元・穂先センサ
72a,72bのいずれもOFFなら、S15におい
て、再び該株元・穂先センサ72a,72bのON,O
FFを判定し、いずれかのセンサがONなら、S16に
おいて遅延時間を0として扱深さ自動制御を開始し(S
18)、また、どちらのセンサもOFFなら、S17に
進む。このS17では、遅延時間Tの経過を待ち、遅延
時間Tが経過した後に、S18に進んで扱深さ自動制御
を開始する。
【0030】このように、扱深さメインセンサ70がO
Nの時に、株元・穂先センサ72a,72bがONであ
ったとしても、前回の行程における穀稈が前処理部18
に残っていると判定するようにしたことで、穀稈の流れ
状態の誤判定を防止して適正な扱深さを維持することが
できる。
【0031】以上において、前記の遅延時間Tは、刈取
り穀稈が、扱深さメインセンサ70と株元・穂先センサ
72a,72bとの間を穀稈搬送経路に沿って移動する
時間に略々対応させて設定した時間でも良いし、経験上
求められた一定時間を採用しても良い。また、この遅延
時間Tを、前行程の残り穀稈が株元・穂先センサ72
a,72bを通過する時間に略々対応させて設定しても
良いし、更に、前処理部18による刈取速度に連動させ
て設定しても良く、この場合には、刈取速度に応じて遅
延時間Tを変化させても良い。
【0032】図5及び図6は、他の実施の形態を示すも
のである。
【0033】この実施の形態では、一定の場合、扱深さ
メインセンサ70のON無視時間を設定するようにした
もので、以下、図5を参照しながら、図6の制御フロー
チャートに基づき説明する。
【0034】S21において、扱深さメインセンサ70
の検知信号がOFFからONに変化したか否かを判断
し、変化しない場合は最初に戻り、変化した場合は、S
22において、扱深さ自動制御を開始するまでの遅延時
間Tを計算し、この遅延時間Tが遅延タイマ78に設定
される。更に、S23において、扱深さメインセンサ7
0のON無視時間T’を計算し、このON無視時間T’
をタイマに設定する。
【0035】次いで、S24では、株元・穂先センサ7
2a,72bのON,OFFを判定し、いずれかがON
なら、S25において、前記で設定されたON無視時間
T’を経過したか否かを判断し、経過した後にS26で
遅延時間Tを0としてS28に進む。また、S24で、
いずれもOFFなら、S27にて、扱深さ自動制御が開
始されるまでの遅延時間Tが経過したか否かを判定し、
経過した後に、S28に進んで扱深さ自動制御を開始す
る。
【0036】なお、この場合、扱深さ自動制御が開始さ
れるまでの遅延時間Tは、ON無視時間T’よりも長い
時間が設定されることになる。
【0037】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、刈始め時
に第1のセンサにより穀稈が検知され、かつ第2のセン
サにより前行程の残り穀稈が検知された場合、遅延手段
により、前行程の残り穀稈が扱深さ搬送装置を通過する
までアクチュエータの駆動開始が所定時間遅延され、こ
の所定時間の間は扱深さ調節は行われないので、次行程
の穀稈の深扱ぎを防止して適正な扱深さ調節を行うこと
ができる。
【0038】請求項2記載の発明によれば、前記所定時
間を、穀稈が第1のセンサと第2のセンサとの間を穀稈
搬送経路に沿い移動する時間に略々対応させたので、こ
の所定時間の間に前行程の残り穀稈は扱深さ搬送装置を
通過することができ、また、次行程の穀稈の始めから適
正な扱深さ調節を行うことができる。
【0039】請求項3記載の発明によれば、前記所定時
間を、前行程の残り穀稈が第2のセンサを通過する時間
に略々対応させたので、この所定時間の間に前行程の残
り穀稈は扱深さ搬送装置を通過することができ、また、
次行程の穀稈の始めから適正な扱深さ調節を行うことが
できる。
【0040】なお、前記所定時間は、走行機体による刈
取速度に連動して設定しても良いし、また、経験上求め
られた一定時間を採用しても良く、この遅延時間を設け
たことにより、前行程の残り穀稈による誤判定を防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの全体の断側面図である。
【図2】本実施の形態における制御ブロック図である。
【図3】扱深さ自動制御に関するタイムチャートを示す
図である。
【図4】同上の制御フローチャートを示す図である。
【図5】扱深さ自動制御に関するタイムチャートを示す
図である。
【図6】同上の制御フローチャートを示す図である。
【図7】従来の扱深さ自動制御に関する制御フローチャ
ートを示す図である。
【図8】同上のタイムチャートを示す図である。
【符号の説明】
10 コンバイン 14 脱穀部 18 前処理部 44 扱深さ搬送装置 70 メインセンサ 72a 株元センサ 72b 穂先センサ 74 制御部 76 扱深さモータ 78 遅延タイマ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 錦織 将浩 島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番地 1 三菱農機株式会社内 Fターム(参考) 2B084 AA01 CC03 CE03 CG05 DJ03 DJ10 DL01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 刈取り穀稈の扱深さを調節して脱穀部に
    供給する扱深さ搬送装置と、該扱深さ搬送装置の穀稈搬
    送経路に配置され穀稈の有無を検知する第1のセンサ
    と、穀稈の稈長を検知する第2のセンサと、前記第1の
    センサ及び第2のセンサからの信号に基づきアクチュエ
    ータを介して前記扱深さ搬送装置を稈長方向に移動制御
    する制御部とを備え、穀稈の長短に応じて自動的に適正
    な扱深さ調節を可能とする脱穀機の扱深さ自動制御装置
    において、 前記制御部は、刈始め時に前記第1のセンサにより穀稈
    が検知され、かつ前記第2のセンサにより前行程の残り
    穀稈が検知された場合、前記アクチュエータの駆動開始
    を所定時間遅らせる遅延手段を備えている、 ことを特徴とする脱穀機の扱深さ自動制御装置。
  2. 【請求項2】 前記所定時間を、穀稈が前記第1のセン
    サと第2のセンサとの間を穀稈搬送経路に沿い移動する
    時間に略々対応させた、 ことを特徴とする請求項1記載の脱穀機の扱深さ自動制
    御装置。
  3. 【請求項3】 前記所定時間を、前行程の残り穀稈が前
    記第2のセンサを通過する時間に略々対応させた、 ことを特徴とする請求項1記載の脱穀機の扱深さ自動制
    御装置。
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