JP2002330268A - 画像読み取り装置 - Google Patents

画像読み取り装置

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JP2002330268A
JP2002330268A JP2001133000A JP2001133000A JP2002330268A JP 2002330268 A JP2002330268 A JP 2002330268A JP 2001133000 A JP2001133000 A JP 2001133000A JP 2001133000 A JP2001133000 A JP 2001133000A JP 2002330268 A JP2002330268 A JP 2002330268A
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JP2001133000A
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English (en)
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Toshiaki Kamishiro
敏昭 神代
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 読み取り部に付着した異物の場所を特定しや
すい画像読み取り装置を提供する。 【解決手段】 原稿を露光する露光手段と、露光手段に
対し原稿を相対移動させる搬送手段と、搬送手段により
搬送中に露光された原稿からの反射光を光電変換して画
像データを生成する読み取り手段とを有する画像読み取
り装置にさらに、読み取り手段に異物が付着している場
合に付着箇所を特定する手段と、付着箇所をユーザに提
示する付着箇所提示手段とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は原稿を搬送しながら
画像を読み取る画像読み取り装置に関し、特に読み取り
部の異物を検知することのできる画像読み取り装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、原稿を搬送しながら画像を読み取
る方式の「画像読み取り装置」がある。図11に示す従
来技術による画像読み取り装置を用いたファクシミリ
は、制御部1、メモリ2、読み取り部3、記録部4、操
作部5、通信制御部6、圧縮伸長部7、画像処理部8、
およびシステムバス10を有する。制御部1はファクシ
ミリ装置全体を制御する。メモリ2は、原稿から読み取
った画像データや各部の制御に関する情報等を記憶す
る。読み取り部3は、原稿を読み取り画像データに変換
する。記録部4は、コピー時の出力や送信画像を出力す
る。操作部5は、キースイッチや表示手段等を備える。
通信部6は、FAX等の通信を制御する。圧縮伸長部7
は、ファクシミリでの送受信画像データを圧縮伸長す
る。画像処理部8は画像データに対して各種の画像処理
を行う。システムバス10は、ファクシミリの各構成要
素間で命令やデータを転送するための伝送路である。
【0003】読み取り部3の構成例を図12に示す。読
み取り部3は、給紙ローラ31、密着センサ32、原稿
先後端検知センサ33、白圧板34、および排紙ローラ
35を有する。給紙ローラ31はADF等から原稿99
を1枚ずつ搬送して、読み取り部3に供給する。密着セ
ンサ32は、スキャンライン上に設けられた読み取り画
素が原稿を光学的に読み取って画像データを生成する。
原稿先後端検知センサ33は、原稿99の先端部と後端
部とを検知し、原稿の読み取り開始位置へのセットや読
み取り動作終了の判断に利用する。白圧板34は、画像
処理部8がシェーディング補正データを取り込む際の白
基準板として使用される。排紙ローラ35は、読み取り
終えた原稿99を読み取り部から排出する。
【0004】次に図13に画像処理部8の機能ブロック
図を示す。A/Dコンバータ81は、読み取りデバイス
である密着センサ32が読み取った画像データのビデオ
信号を量子化する。暗出力補正部82は、原稿読み取り
前に取得した暗出力データを用いて、量子化されたビデ
オ信号を暗出力補正する。シェーディング補正部83
は、シェーディング補正データを用いてシェーディング
補正を行う。γ補正・MTF補正部84は、画像データ
に対してγ補正やMTF補正等の補正を行う。2値化処
理部85は、補正が終了した多値データを2値データに
変換する。
【0005】このような画像読み取り装置では、読み取
り部に付着した異物の影響により読み取った画像に縦筋
が入ってしまうことがある。図14に異物の影響による
異常画像の例を示す。白圧板34またはコンタクトガラ
ス36に異物が付着していた場合、密着センサ32は原
稿99を読み取る際にこの異物を原稿と同時に読み取る
ことになる。この異物は原稿とは異なり搬送されずに白
圧板34あるいはコンタクトガラス36に留まるため密
着センサ32に読み取られ続ける。このため、読み取ら
れた画像は図14に示すような縦筋が入った画像となっ
てしまう。
【0006】例えば、付着した異物が原稿から欠落した
インク片等の有色物である場合、上記異物と同色の縦筋
が画像データに入ってしまう。一方、付着した異物が紙
片等で記録紙と同色である場合は、本来文字等が印刷さ
れているべき部分の印刷が筋状に欠落した画像データに
なってしまう。ユーザはこのような異常が発生する原因
を特定することは極めて困難であった。
【0007】本発明と技術分野を類似する従来技術とし
ては特開平7−115494号公報に開示される「ファ
クシミリ装置」や特開平11−46286号公報に開示
される「画像読取り装置」をあげることができる。特開
平7−115494号公報に開示されるファクシミリ装
置によれば、シェーディング補正を行うための白色板や
イメージセンサのガラスが汚れた場合やゴミが付着した
場合、使用者にその旨を通知する。また、特開平11−
46286号公報に開示される画像読取り装置によれ
ば、筋状の画像ノイズの原因となるガラス面に付着した
付着物を検出して、それをオペレータに対して通知す
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の従来技術においては、ゴミ等が付着していることをユ
ーザに通知することができるのみで、その場所までを特
定することはできない。
【0009】また、ユーザは異物の付着している場所を
特定することができても、適切な清掃方法を取扱説明書
等を参照して調べる必要があった。しかし、近年の電子
機器は多機能化されているため、取扱説明書の中から適
切な清掃方法を調べることはユーザにとって極めて困難
であった。
【0010】ユーザが適切に清掃しても異常が解消され
ないことがある。これはユーザが清掃不可能な場所(例
えば密着センサ内部や縮小光学系のスキャナユニット内
部等)に異物が付着していることや読み取りデバイスに
不良画素があること等が原因であると考えられる。この
ような場合、ユーザに清掃を要求することは無駄な作業
を強いることとなり、メーカに対する苦情の原因となる
という問題があった。
【0011】ユーザが異物の付着場所を特定できなかっ
た場合や、清掃しても異物を除去できない場合は、専門
のサービス業者にメンテナンスを依頼する必要がある。
このため、ユーザが清掃しにくいとサービス業者にメン
テナンスを要求する回数が増加してサービス業者の負担
が大きくなるという問題があった。加えて、サービス業
者がメンテナンスを行う場合に、ユーザがどのような清
掃をどの程度行ったかを把握することができないためメ
ンテナンスに時間を要してしまうことがあった。
【0012】本発明は係る問題に鑑みてなされたもので
あり、ユーザがゴミ等の異物が付着している場所を特定
しやすい画像読み取り装置を提供することを目的とす
る。また、ユーザが適切な清掃方法を容易に理解できる
画像読み取り装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1記載の画像読み取り装置は、原稿を露光する露
光手段と、露光手段に対し原稿を相対移動させる搬送手
段と、搬送手段により搬送中に露光された原稿からの反
射光を光電変換して画像データを生成する読み取り手段
とを有する画像読み取り装置であって、読み取り手段に
異物が付着している場合に付着箇所を特定する手段と、
付着箇所をユーザに提示する付着箇所提示手段とを有す
ることを特徴とする。
【0014】請求項2の発明は請求項1記載の画像読み
取り装置であって、付着箇所提示手段は、記録紙に、記
録紙を読み取り手段に対して所定の位置に配置したとき
に付着箇所の位置を示す画像データを形成することで付
着箇所をユーザに提示することを特徴とする。
【0015】請求項3の発明は請求項1記載の画像読み
取り装置であって、読み取り手段に、目盛りを設け、付
着箇所提示手段は、付着箇所を目盛りを用いてユーザに
提示することを特徴とする。
【0016】請求項4の発明は請求項1から3のいずれ
か1項記載の画像読み取り装置であって、読み取り手段
に付着している異物の除去方法をユーザに提示する手段
をさらに有することを特徴とする。
【0017】請求項5の発明は請求項1から4のいずれ
か1項記載の画像読み取り装置であって、読み取り手段
の読み取り画素の出力を補正する手段をさらに有するこ
とを特徴とする。
【0018】請求項6の発明は請求項1から5のいずれ
か1項記載の画像読み取り装置であって、異物を除去す
るために行われた処理に関する情報を含むメンテナンス
履歴情報を蓄積する手段と、メンテナンス履歴情報を要
求に応じて提示する手段とをさらに有することを特徴と
する。
【0019】
【発明の実施の形態】〔第1の実施形態〕本発明を好適
に実施した第1の実施形態について図面を用いて説明す
る。本実施形態によるファクシミリおよび読み取り部の
構成は図11および図12に示す従来のファクシミリと
同様である。ただし、このファクシミリはメモリ2に不
揮発メモリを使用し、電源切断後も記憶内容が保持でき
るようにするとよい。図1にこのファクシミリの画像処
理部8の機能ブロック図を示す。画像処理部8は図13
に示した従来のファクシミリの画像処理部8に加えて、
異物検知部86をさらに有する。異物検知部86は、白
圧板34やコンタクトガラス36に付着した異物を検知
する。
【0020】次にファクシミリの異物検知動作について
説明する。図2に本実施形態における異物検知動作の流
れを示す。制御部1は、ユーザからの要求に応じて異物
検知動作を開始する(ステップS101)。動作の開始
の指示は、ユーザが操作部5や通信制御部6を介してす
るようにすればよい。なお、ファクシミリは自動的に読
み取りを開始するようにしても良い。この場合は、一定
期間毎や一定枚数の原稿読み取り後等に異物検知動作を
開始するようにするとよい。
【0021】動作開始後、密着センサ32は暗出力補正
用の暗出力データを取り込む(ステップS102)。具
体的には密着センサ32は光源が点灯されていない状態
で白圧板34を読み取ることにより暗出力データを取得
する。その後、密着センサ32は光源が点灯されている
状態で白圧板34を読み取ることにより白出力データを
取り込む(ステップS103)。暗出力補正部82は、
ステップS102で取り込んだ暗出力データを用いて取
り込んだ白出力データに暗出力補正を行う。シェーディ
ング補正部83は、暗出力補正済みの白出力データに対
してシェーディング補正を行わずに異物検知部86に入
力する。
【0022】異物検知部86は、上記白出力データを解
析することで異物の存在を検知する(ステップS10
4)。異物が検知されなかった場合(ステップS105
/No)、制御部1は異物検知動作を終了する。異物が
検知された場合(ステップS105/Yes)、異物検
知部86は白出力データをさらに解析して異物の場所を
検知する(ステップS106)。異物の存在を検知する
方法と付着場所を検知する方法とについては後述する。
【0023】異物の場所が特定されると制御部1は、記
録部4を用いて図3に示すような異物位置情報記録紙5
0を出力してユーザに異物の位置を通知する(ステップ
S107)。例えば、ファクシミリ本体の密着センサ3
2付近に図に示すような基準印52をあらかじめ設けて
おく。一方、異物位置情報記録紙50には、図に示すよ
うな位置あわせ印51を印刷する。この位置あわせ印5
1は基準印52と同じ間隔で印刷されるようにする。ユ
ーザは記録紙の位置あわせ印51とファクシミリの基準
印52とを照合して異物100のある場所を特定するこ
とができる。その後ユーザはコンタクトガラス36ある
いは白圧板34の上に特定された場所を清掃して付着し
た異物を除去する(ステップS108)。なお、図3に
示すように、適切な清掃方法の手順も異物位置情報記録
紙50に印刷して出力するようにすれば、ユーザが取扱
説明書等を参照して清掃方法を調べる労力を軽減でき
る。
【0024】次に、異物検知部86が異物を検知する方
法について説明する。図4に、読み取り画素が白圧板3
4から読み取った白データのビデオ信号をオシロスコー
プ等を用いて解析した場合の白出力全体波形の例を示
す。(a)は白圧板34やコンタクトガラス36に異物
が付着していない場合の波形である。(b)は白圧板3
4やコンタクトガラス36に異物が付着している場合の
波形である。図に示すように、異物が付着している場合
には波形に白出力が大きく低下する部分が表れる。異物
検知部86はこのような出力波形の変化を検知すること
により、白圧板34やコンタクトガラス36に付着した
異物を検知する。
【0025】異物検知部86は、密着センサ32の全て
の画素について出力の変化を検知する。図5に異物が付
着している場所の検知方法の例を示す。読み取り画素は
密着センサ32のスキャンライン上に直列に配置されて
いるため、異物が検知された画素の位置と異物が付着し
ている場所とは1対1に対応する。例として、読み取り
画素がスキャンライン上に2048個並んでいる場合を
考え、便宜上2048個の画素は一端から順に0から2
047の番号が付されているものとする。このようにす
れば、異物検知部86が異物を検知した読み取り画素の
番号に対応する位置に異物が付着していることになる。
例えば1000番目の画素に白出力の変化を検知した場
合は、この位置に異物が付着していることを示す。
【0026】なお、本実施形態においてはファクシミリ
に基準印52を設け、これを異物情報記録紙50に印刷
した位置あわせ印51と照合しているが、本発明はこれ
に限定されることはない。例えば、読み取り手段に目盛
りを設けて、異物位置情報記録紙50に異物が付着して
いる場所の目盛りの値を示す情報を印刷するようにして
も良い。これ以外でも異物の付着している場所を特定で
きる画像データをユーザに提示できればよく、要旨を逸
脱しない範囲で変形実施することが可能である。
【0027】〔第2の実施形態〕次に本発明を好適に実
施した第2の実施形態について説明する。本実施形態に
おいては第1の実施形態と同様のファクシミリを適用す
ることができる。ただし、このファクシミリの画像処理
部8は、異物が検知された画素の出力をその画素の周囲
画素の出力で補正することができる。
【0028】図6に本実施形態における動作の流れを示
す。本実施形態の動作は図2のステップS105で異物
検知部86が異物を検知し、ステップS106からS1
08を実行した後の動作である。制御部1はユーザから
の要求に応じて異物検知動作を開始する(ステップS2
01)。動作の開始の指示は、ユーザが操作部5や通信
制御部6を介してするようにすればよい。なお、ファク
シミリが自動的に異物の検知を開始しても良い。この場
合は、ユーザが白圧板34やコンタクトガラス36の清
掃を行った後に自動的に異物の検知を開始するようにす
ればよい。
【0029】ステップS202からS205の動作は図
2のステップS102からS105の動作と同様であ
る。ステップS204で異物が検知されなかった場合
(ステップS205/No)、ユーザの清掃によって異
物を除去できたことになるため、制御部1は処理を終了
する。一方、ステップS204で異物検知部86が異物
を検知した場合(ステップS205/Yes)、異物検
知部86は、白データをさらに解析して異物の場所を検
知する(ステップS206)。
【0030】制御部1は、ステップS206で異物検知
部86が検知した場所は清掃を行っても異常の原因を除
去できないと判断する。この場合の原因としてはユーザ
が清掃することができない部分(密着センサ内部や縮小
光学系のスキャナユニット内部等)に異物が付着してい
ることや読み取り部の画素の欠陥等をあげることができ
る。制御部1は、この場所の位置情報をメモリ2に保存
しておき次回以降の読み取り時には画像処理部8に周囲
画素の出力によって補正させる(ステップS207)。
このようにして、清掃しても異常の原因が解消されない
場合は読み取った画像に縦筋が発生しないようにする。
【0031】周囲画素による補正方法の例としては公知
の方法を採用できる。例えば、異常箇所の画素の出力を
周囲の画素の出力で置き換える方法を用いることができ
る。補正方法の例を図7に示す。この例では補正対象画
素の両隣の画素の出力が暗出力があるか、片側の隣接画
素の出力のみが暗出力で、かつその隣接画素の隣の画素
の出力も暗出力である場合に(暗出力が連続している場
合)補正対象画素の出力を暗出力として補正する。本実
施形態の動作においては、清掃により異常の原因を除去
できない場合のみ周囲画素の出力により補正する。
【0032】なお、本発明によれば、異物検知部86が
異物を検知した全て画素に対して周囲画素の出力により
補正することも可能である。しかし、清掃により異常が
解消される読み取り画素についても補正することは画像
の欠落等が多くなり好ましくない。本実施形態では清掃
を行っても異常が解消しない画素のみ補正することで画
像の劣化を防ぐことができる。
【0033】〔第3の実施形態〕次に本発明を好適に実
施した第3の実施形態について説明する。本実施形態に
よるファクシミリは第1の実施形態と同様のものを適用
することができる。ただし、第2の実施形態と同様に画
像処理部8は、異物が検知された画素の出力をその画素
の周囲画素の出力で補正することができる。
【0034】図8に本実施形態における動作の流れを示
す。ステップS301からS305までの動作は図2に
示した第1の実施形態のステップS101からS105
の動作と同様である。
【0035】ステップS304で異物が検知されなかっ
た場合(ステップS305/No)、制御部1は処理を
終了する。一方、ステップS304で異物検知部86が
異物を検知した場合(ステップS305/Yes)、異
物検知部86は白データをさらに解析して異物の場所を
検知し、異物の大きさも特定する(ステップS30
6)。図9に示すように、異物の大きさは白出力に変化
が検知された画素が連続している数をもとに判断するよ
うにすればよい。
【0036】異物が所定の大きさよりも小さい場合(ス
テップS307/No)、制御部1は特定した場所の位
置情報をメモリ2に保存しておき、次回以降の読み取り
時には画像処理部8に周囲画素の出力により補正させ
る。これにより制御部1は画像データに縦筋が入らない
ように画像処理をする(ステップS310)。
【0037】一方、異物が所定の大きさよりも大きい場
合は(ステップS307/Yes)、周囲画素の出力に
より補正しても画像データを再現することは難しい。こ
のため第1の実施形態と同様にユーザに清掃を要求し、
白圧板34やコンタクトガラス36に付着している異物
を清掃によって除去してもらうようにする(ステップS
308からS309)。なお、判定の基準となる所定の
大きさについてはユーザが任意に設定できるようにして
も良いし、周囲画素による補正方法に対応して決定する
ようにしても良い。
【0038】〔第4の実施形態〕次に本発明による第4
の実施形態について説明する。図10に本実施形態によ
るファクシミリを示す。本実施形態によるファクシミリ
は第1の実施形態のファクシミリに加えてさらにメンテ
ナンス履歴格納部9を有する。メンテナンス履歴格納部
9はメンテナンスの履歴情報を格納する。メンテナンス
履歴格納部9が格納するメンテナンス履歴情報の内容と
しては、清掃を行った日時、清掃を行った回数、行った
清掃の種類、検知された異物の数、検知された異物の大
きさ、周囲画素の出力により補正した数、補正した対象
画素等をあげることができる。メンテナンス履歴情報
を、操作部5の表示手段に表示したり、記録部4によっ
て記録紙に印刷して出力するようにすれば、サービス業
者はファクシミリのメンテナンス履歴情報を容易に知る
ことができる。よって、サービス業者は、メンテナンス
履歴情報をもとに適切な処置を行うことができるように
なる。
【0039】なお、各実施形態では説明を簡略化するた
め、原稿から2値画像データを生成する場合を例にあげ
たが本発明はこれに限定されることはない。例えば、原
稿から多階調画像データやカラー画像データを生成する
場合でも実施することが可能である。また、本発明は画
像データに限らず音声データ等によって異物の付着して
いる場所をユーザに提示するようにしてもよい。
【0040】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように請求項1
記載の画像読み取り装置は、コンタクトガラスや白圧板
等の読み取り部に付着した異物の場所を検知してユーザ
に提示することができる。よって、ユーザは容易に異物
が付着している箇所を特定し、確実に異物の付着箇所を
清掃することができる。これにより、ユーザは容易に異
物を取り除くことができるためメンテナンス性が向上す
る。また、必要以上にサービス業者にメンテナンスを依
頼する必要がなくなるため、サービス業者の労力を軽減
することができる。
【0041】請求項2の発明は請求項1記載の画像読み
取り装置であって、異物の付着している場所を示す画像
データをユーザに提示できる。よって、ユーザは提示さ
れた画像データを参考にして容易に異物の付着箇所を特
定できる。
【0042】請求項3の発明は請求項1記載の画像読み
取り装置であって、ファクシミリ装置本体に設けた目盛
り線を用いて付着箇所を示す画像データを形成すること
によりユーザに異物の付着箇所を提示することができ
る。このため、ユーザは提示された画像データを参考に
して容易に異物の付着箇所を特定できる。
【0043】請求項4の発明は請求項1から3のいずれ
か1項記載の画像読み取り装置であって、読み取り部に
付着した異物を検知し、ユーザに異物の除去方法を提示
することができる。このため、ユーザが自分で適切な清
掃方法を調べる必要がなくなる。また、ユーザは適切な
清掃方法で異物の付着している箇所を清掃することがで
きる。
【0044】請求項5の発明は請求項1から4のいずれ
か1項記載の画像読み取り装置であって、異物が検知さ
れた場所に対応する読み取り画素の出力を、読み取り画
素の周囲画素の出力で補正することができる。このた
め、清掃しても異物を除去できない場合でも画像データ
に縦筋が入らないようにでき、ユーザに繰り返し清掃を
要求しなくてもよい。異物を除去できない場合の例とし
ては、ユーザが清掃することができない箇所に異物が付
着していたり、コンタクトガラスに傷が付いている場合
等をあげることができる。また、ユーザが清掃できない
場合、あるいは清掃をしたくない場合も画像データに縦
筋が入らないようにすることができる。
【0045】請求項6の発明は請求項1から5のいずれ
か1項記載の画像読み取り装置であって、検知した異物
に関する情報や異物を除去するために行われた処理の内
容を含むメンテナンス履歴情報を蓄積することができ
る。これにより、サービス業者はこの履歴情報を参照し
て的確にメンテナンスを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における画像処理部の機能ブロック図で
ある。
【図2】第1の実施形態による動作の流れを示すフロー
チャートである。
【図3】異物の位置をユーザに提示する異物位置情報記
録紙の例を示す図である。
【図4】密着センサの読み取り画素が白圧板から読み取
ったビデオ信号をオシロスコープ等を用いて解析した場
合の白出力全体波形の例を示す図である。
【図5】異物の付着している場所の検知方法の例を示す
図である。
【図6】第2の実施形態による動作の流れを示すフロー
チャートである。
【図7】周囲画素の出力を用いた補正の例を示す図であ
る。
【図8】第3の実施形態による動作の流れを示すフロー
チャートである。
【図9】異物の大きさを検知する方法の例を示す図であ
る。
【図10】第4の実施形態におけるファクシミリの構成
を示すブロック図である。
【図11】従来技術によるファクシミリの構成を示すブ
ロック図である。
【図12】従来技術による読み取り部の構成を示す図で
ある。
【図13】従来技術による画像処理部の構成を示すブロ
ック図である。
【図14】異物の付着により画像データに発生する筋状
の異常の例を示す図である。
【符号の説明】
1 制御部 2 メモリ 3 読み取り部 4 記録部 5 操作部 6 通信制御部 7 圧縮伸長部 8 画像処理部 9 メンテナンス履歴格納部 10 システムバス 31 給紙ローラ 32 密着センサ 33 原稿先後端検知センサ 34 白圧板 35 排紙ローラ 36 コンタクトガラス 50 異物位置情報記録紙 51 位置あわせ印 52 基準印 81 A/Dコンバータ 82 暗出力補正部 83 シェーディング補正部 84 γ補正・MTF補正部 85 2値化処理部 86 異物検知部 99 原稿 100 異物

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿を露光する露光手段と、 該露光手段に対し原稿を相対移動させる搬送手段と、 該搬送手段により搬送中に露光された原稿からの反射光
    を光電変換して画像データを生成する読み取り手段とを
    有する画像読み取り装置であって、 前記読み取り手段に異物が付着している場合に付着箇所
    を特定する手段と、 前記付着箇所をユーザに提示する付着箇所提示手段とを
    有することを特徴とする画像読み取り装置。
  2. 【請求項2】 前記付着箇所提示手段は、記録紙に、該
    記録紙を前記読み取り手段に対して所定の位置に配置し
    たときに前記付着箇所の位置を示す画像データを形成す
    ることで前記付着箇所をユーザに提示することを特徴と
    する請求項1記載の画像読み取り装置。
  3. 【請求項3】 前記読み取り手段に、目盛りを設け、 前記付着箇所提示手段は、前記付着箇所を前記目盛りを
    用いてユーザに提示することを特徴とする請求項1記載
    の画像読み取り装置。
  4. 【請求項4】 前記読み取り手段に付着している異物の
    除去方法をユーザに提示する手段をさらに有することを
    特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の画像読
    み取り装置。
  5. 【請求項5】 前記読み取り手段の読み取り画素の出力
    を補正する手段をさらに有することを特徴とする請求項
    1から4のいずれか1項記載の画像読み取り装置。
  6. 【請求項6】 前記異物を除去するために行われた処理
    に関する情報を含むメンテナンス履歴情報を蓄積する手
    段と、 前記メンテナンス履歴情報を要求に応じて提示する手段
    とをさらに有することを特徴とする請求項1から5のい
    ずれか1項記載の画像読み取り装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7995253B2 (en) 2007-03-13 2011-08-09 Ricoh Company Limited Image reading device and control method thereof
JP2014200062A (ja) * 2013-03-14 2014-10-23 株式会社リコー 画像読取装置及び縦スジ判定方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7995253B2 (en) 2007-03-13 2011-08-09 Ricoh Company Limited Image reading device and control method thereof
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