JP2002330244A - 音声画像通信装置 - Google Patents

音声画像通信装置

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JP2002330244A
JP2002330244A JP2002035318A JP2002035318A JP2002330244A JP 2002330244 A JP2002330244 A JP 2002330244A JP 2002035318 A JP2002035318 A JP 2002035318A JP 2002035318 A JP2002035318 A JP 2002035318A JP 2002330244 A JP2002330244 A JP 2002330244A
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Toru Tanaka
亨 田中
Toyota Honda
豊太 本多
Sadaji Okamoto
貞二 岡本
Seiji Tanaka
誠二 田中
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ファクシミリなどの情報信号と音声信号とを
同時に伝送することが可能な音声画像通信装置を提供す
る。 【解決手段】 音声符号化部16は音声信号を符号化す
る。音声復号化部17は符号化した音声を音声信号に復
号化する。データ合成部7は画像データと音声データと
を合成する。モデム9のデータ伝送速度に応じて音声の
データ伝送速度は固定として画像のそれを可変する。デ
ータ分離部8は符号化データを画像データと音声データ
とに分離する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、音声と同時に画像デー
タを伝送するシステムに係わり、特に音声をデジタルデ
ータに変換して通信する音声画像通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電話回線を用いて複数の情報を伝送する
技術として、特公昭55−28616号公報に、音声の
品質劣化を少なくして他の情報信号を同時に伝送する技
術が紹介されている。
【0003】この従来技術は、図16に示すように、
0.3kHzから3.4kHzの電話伝送帯域内の特性
が平坦な中央帯域部分で情報信号を伝送するので、情報
信号の品質を確保できるだけでなく、音声の低い周波部
成分と高い周波数成分が残されるので音声の品質劣化を
少なくすることができるというものである。
【0004】図17に従来例のブロック図を示す。同図
において、帯域通過フィルタ92の通過帯域と帯域阻止
フィルタ93の阻止帯域とは同じ帯域にしてある。
【0005】つまり、帯域通過フィルタ92で通過する
信号成分は帯域阻止フィルタ93で阻止され、帯域阻止
フィルタ93で通過する信号成分は帯域通過フィルタ9
2で阻止される。今、情報送受信装置96が出力する信
号は2線4線変換部94を介して帯域通過フィルタ92
に入り、そこで情報信号帯域外の信号成分が減衰され
る。一方、音声通話装置97が出力する音声信号は2線
4線変換部95を介して帯域阻止フィルタ93に入り、
そこで音声信号成分の帯域にある情報信号帯域内の信号
成分が減衰される。このようにフィルタを通した音声信
号と情報信号は図16に示すような信号成分で加算され
電話回線91に出力される。
【0006】逆に図16に示すような信号が電話回線9
1で送られてくると、情報信号成分は帯域通過フィルタ
92を通過して2線4線変換部94を介して情報送受信
装置96に出力される。一方、音声信号は帯域阻止フィ
ルタ93で取り出され2線4線変換部95を介して音声
通話装置97に出力される。
【0007】このように、この従来技術では、音声信号
と情報信号とが周波数多重され、1本の電話回線で通話
しながら情報信号を送受信することができるように構成
されていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ファクシミ
リなどのように変調帯域が電話回線の伝送帯域の大部分
を占める変調信号を、情報信号として伝送するような場
合は、上記従来技術のように、音声信号と情報信号とを
周波数多重して同時に伝送することは難しい。
【0009】そこで、本発明の目的は、そのような従来
技術の課題を解決し、ファクシミリなどの情報信号と音
声信号とを同時に伝送することが可能な音声画像通信装
置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的は、音声画像通
信装置において、回線接続手段と、データ送受信手段
と、音声再生手段と、音声入力手段と、画像表示手段
と、画像入力手段と、通信状態判定手段と、制御部を備
えることにより達成される。
【0011】
【作用】回線接続手段は有線または無線で回線接続を行
う。データ送受信手段は上記回線接続手段を介して上記
回線から音声および画像のデータを送受信する。音声再
生手段は上記データ送受信手段で受信された音声データ
を音声として再生する。音声入力手段は送信すべき音声
を音声信号に変換して上記データ送受信手段に入力す
る。画像表示手段は上記データ送受信手段で受信された
画像データを画像として表示する。画像入力手段は送信
すべき画像を画像信号に変換して上記データ送受信手段
に入力する。通信状態判定手段は上記回線の通信状態を
判定する。
【0012】制御部は、該通信状態判定手段により判定
された回線の状態に応じて上記音声データの上記データ
送受信手段による送受信時の伝送速度を一定にしたま
ま、上記画像データの上記データ送受信手段による送受
信時の伝送速度を変える。このようにして、周波数多重
などの従来の技術では難しかった、通話しながらファク
シミリ通信を行うなどのことが可能となる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の音声画像通信装置の第1の実
施例として音声ファクシミリ同時通信装置について説明
する。本実施例の音声ファクシミリ同時通信装置は一本
のアナログ電話回線で通話しながらファクシミリの画像
を全二重で送受信することができるだけでなく、通信相
手がCCITT勧告のG3規格に準拠したファクシミリ
装置や通常の電話機であっても普通に通信することが可
能である。
【0014】図1は本発明の第1の実施例としての音声
ファクシミリ同時通信装置の構成を示すブロック図であ
る。図1において、1はシステム制御部、2は操作パネ
ル、3は画像読み取り部、4は画像記録部、5は画像符
号化部、6は画像復号化部、7はデータ合成部、8はデ
ータ分離部、9はモデム、10は2線4線変換部、11
はオフフック検出部、12は応答メッセージ発生部、1
3は呼出信号検出部、14は電話回線、15は電話機、
16は音声符号化部、17は音声復号化部、18は2線
4線変換部、19は電流源、20はスイッチ、21はス
イッチである。まず各部について詳しく説明する。
【0015】図1のシステム制御部1は、図2に示すよ
うに、CPU110、インターフェース120、ROM
130、RAM140、バス150からなり、CPU1
10はROM130に記憶されたソフトウエアによって
動作し、インターフェース120或はバス150を介し
て本実施例の音声ファクシミリ同時通信装置の各部を制
御する。
【0016】図1の操作パネル2は、図3に示すよう
に、送信ボタン210、受信ボタン220、音声FAX
同時モードボタン230、同時不可LED240を有し
ており、これらのボタンはシステム制御部1に接続され
ている。
【0017】図1の画像読み取り部3は、図4に示すよ
うに、送信原稿を読み取るスキャナー310、原稿を送
るメカ部330、スキャナー310が読み取った画像を
シェーディング補正、ガンマ補正などを施したあと2値
化する画像処理部320によって構成され、システム制
御部1の指示によってメカ部330は送信原稿の取り込
みを開始し、画像処理部320はスキャナー310が読
み取ったアナログの画像データを2値化して図1の画像
符号化部5に出力する。
【0018】図1の画像記録部4は、図5に示すよう
に、図1の画像復号化部6が出力する2値の画像データ
を記録紙44に記録する感熱ヘッド41、記録紙44を
送り出すメカ部42、感熱ヘッド41の印字濃度の制御
などを行うヘッド制御部43によって構成される。
【0019】図1の画像符号化部5は、CCITT勧告
のG3規格に従って画像読み取り部3が出力する2値の
画像データを符号化し、データ合成部7に出力する。符
号化の方法は例えばMH符号化、MR符号化などで、シ
ステム制御部1の指令によって符号化の方式を選択す
る。
【0020】図1の画像復号化部6は、データ分離部8
が出力する画像符号化データを2値の画像データに復号
化し、画像記録部4に出力する。復号化の方式は送信相
手がMH符号化を行ったときはMH復号化処理を行い、
送信相手がMR符号化を行ったときはMR復号化処理を
行う。送信相手がどの符号化方式を用いたかどうかは後
で述べる手順信号によって決められるので、受信側で正
確に復号化することができる。
【0021】なお、画像復号化部6と画像記録部4との
間に画像蓄積部を設け、画像復号化部6が復号化した画
像データを一旦記憶し、記憶した画像データを画像記録
部4に出力するようにしても良い。
【0022】図1のデータ合成部7は、画像符号化部5
及び音声符号化部16が出力する2つの符号化データを
合成してモデム9に出力する。ここでデータの合成方法
について図6を用いて詳しく説明する。
【0023】図6はデータ合成部7の構成を示すブロッ
ク図で、71、72、73、74、75はスイッチ、7
6、77、78、79はバッファ、70は制御部であ
る。制御部70はシステム制御部1の指令によって動作
し、各スイッチの切り替えを制御しながら、FAXの符
号化データや音声の符号化データの各バッファへの読み
書きを制御し、それらデータを時分割で合成する。図6
では、FAXの符号化データが9600bpsのデータ
伝送速度、音声の符号化データが4800bpsのデー
タ伝送速度で、合成後の符号化データの伝送速度が14
400bpsの場合の動作を示している。
【0024】まず制御部70はスイッチ71をバッファ
76側に切り替えて9600bpsのデータ伝送速度で
入力するファクシミリの符号化データを9600ビット
だけバッファ76に書き込み、バッファ76への書き込
みを終えると、スイッチ71をバッファ77側に切り替
えて今度はバッファ77に9600ビットのファクシミ
リの符号化データを書き込む。以下、この動作を交互に
繰り返す。
【0025】この動作と同時に制御部70はスイッチ7
2をバッファ78側に切り替えて4800bpsのデー
タ伝送速度で入力する音声の符号化データを4800ビ
ットだけバッファ78に書き込み、バッファ78への書
き込みを終えると、スイッチ72をバッファ79側に切
り替えて今度はバッファ79に4800ビットの音声の
符号化データを書き込む。以下、この動作を交互に繰り
返す。
【0026】今、9600ビットのファクシミリの符号
化データのバッファ76への書き込みを終了すると、制
御部70はスイッチ73をバッファ76側に、スイッチ
75をスイッチ73側にそれぞれ切り替えて、バッファ
76に記憶されている9600ビットのファクシミリの
符号化データを14400bpsのデータ伝送速度で読
み出す。バッファ76のデータを全て読み出すと、今度
はスイッチ75をスイッチ74側に、スイッチ74をバ
ッファ78側にそれぞれ切り替え、バッファ78に書き
込まれている4800ビットの音声の符号化データを1
4400bpsのデータ伝送速度で読み出す。
【0027】バッファ78のデータを全て読み出すと、
再びスイッチ75をスイッチ73側に、スイッチ73を
バッファ77側に切り替え、バッファ77に書き込まれ
ている9600ビットのファクシミリの符号化データを
14400bpsのデータ伝送速度で読み出す。バッフ
ァ77のデータを全て読み出すと、再びスイッチ75を
スイッチ74側に、スイッチ74をバッファ79側にそ
れぞれ切り替え、バッファ79に書き込まれている48
00ビットの音声の符号化データを14400bpsの
データ伝送速度で読み出す。
【0028】バッファ79のデータを全て読み出すと、
再びスイッチ75をスイッチ73側に、スイッチ73を
バッファ76側に切り替え、バッファ76に書き込まれ
ている9600ビットのファクシミリの符号化データを
14400bpsのデータ伝送速度で読み出す。以下、
同様に、このような動作をシステム制御部1が終了の指
令を出力するまで繰り返す。
【0029】また、データ合成部7はシステム制御部1
の指令によってスイッチ71をバッファ76側に、スイ
ッチ73をバッファ76側に、スイッチ75をスイッチ
73側にそれぞれ切り替えて、入力するFAXの符号化
データをバッファ76を介してそのままスイッチ75か
ら出力するファクシミリモードを持っている。このファ
クシミリモードは通常のファクシミリ通信を行う際に使
用する。
【0030】図1のデータ分離部8は、モデム9が復調
した符号化データを画像符号化データと音声符号化デー
タとに分離し、画像符号化データは画像復号化部6に、
音声符号化データは音声復号化部17にそれぞれ出力す
る。ここでデータの分離方法について図7を用いて詳し
く説明する。
【0031】図7はデータ分離部8の構成を示すブロッ
ク図で、81、82、83、84、85はスイッチ、8
6、87、88、89はバッファ、80は制御部であ
る。制御部80はシステム制御部1の指令によって動作
し、各スイッチの切り替えを制御しながら、時分割で合
成した符号化データをFAXの符号化データと音声の符
号化データとに分離する。図7では、時分割で合成され
た14400bpsの受信した符号化データをFAXの
符号化データが9600bpsのデータ伝送速度で、音
声の符号化データが4800bpsのデータ伝送速度で
それぞれ出力する場合の動作を示している。
【0032】まず制御部80はスイッチ85をスイッチ
83側に、スイッチ83をバッファ86側にそれぞれ切
り替えて、14400bpsのデータ伝送速度で入力す
るFAXの符号化データを9600ビットだけバッファ
86に書き込む。バッファ86への書き込みを終える
と、スイッチ85をスイッチ84側に、スイッチ84を
バッファ88側にそれぞれ切り替え、14400bps
のデータ伝送速度で入力する音声の符号化データを48
00ビットだけバッファ88に書き込む。
【0033】バッファ88への書き込みを終了すると、
スイッチ85をスイッチ83側に、スイッチ83をバッ
ファ87側にそれぞれ切り替えて、14400bpsの
データ伝送速度で入力するFAXの符号化データを96
00ビットだけバッファ87に書き込む。バッファ87
への書き込みを終えると、スイッチ85をスイッチ84
側に、スイッチ84をバッファ89側にそれぞれ切り替
え、14400bpsのデータ伝送速度で入力する音声
の符号化データを4800ビットだけバッファ89に書
き込む。バッファ89への書き込みを終了すると、再び
バッファ86への書き込みを開始し、以下、同様の動作
を繰り返す。
【0034】この動作と並行して制御部80は、バッフ
ァ86、バッファ87、バッファ88、バッファ89の
書き込みが終了したバッファからデータを読み出す。例
えば、バッファ86への9600ビットのファクシミリ
の符号化データの書き込みを終了すると、スイッチ81
をバッファ86側に切り替えて9600bpsのデータ
伝送速度で9600ビットのファクシミリの符号化デー
タを読み出す。読み出しを終了すると、スイッチ81を
バッファ87側に切り替えてファクシミリの符号化デー
タを読み出す。以下、交互に同様の動作を繰り返す。
【0035】或はバッファ88への4800ビットの音
声の符号化データの書き込みを終了すると、スイッチ8
2をバッファ88側に切り替えて4800bpsのデー
タ伝送速度で4800ビットの音声の符号化データを読
み出す。読み出しを終了すると、スイッチ82をバッフ
ァ89側に切り替えて音声の符号化データを読み出す。
以下、交互に同様の動作を繰り返す。
【0036】また、データ分離部8はシステム制御部1
の指令によってスイッチ85をスイッチ83側に、スイ
ッチ83をバッファ86側に、スイッチ81をバッファ
86側にそれぞれ切り替えて、受信した符号化データを
バッファ86を介してそのままスイッチ81から出力す
るファクシミリモードを持っている。このモードは通常
のファクシミリの通信を行う際に使用する。
【0037】なお、データ分離部8と画像復号化部6と
の間に画像蓄積部を設け、データ分離部8が出力する画
像符号化データを記憶し、記憶した画像符号化データを
画像復号化部6に出力するようにしても良い。
【0038】また、ファクシミリを送信していないと
き、つまりファクシミリの符号化データが画像符号化部
5から入ってこないときは、バッファの内容をダミーデ
ータとして空読みするようになっている。
【0039】また、本実施例ではファクシミリの符号化
データと音声の符号化データとを時分割で同期して合成
および分離を行うようにしたが、ファクシミリの符号化
データにファクシミリの符号化データであることを示す
フラグを付加するようにしても構わない。
【0040】なお、データ合成部7およびデータ分離部
8の説明において、ファクシミリの符号化データの伝送
速度を9600bps、音声の符号化データの伝送速度
を4800bpsとして説明したが、他のデータ伝送速
度でも構わない。本実施例では、図8に示すように、モ
デム9のデータ伝送速度に応じてファクシミリのデータ
伝送速度を可変するようにし、音声のデータ伝送速度は
4800bpsに固定してある。図8において、モデム
9のデータ伝送速度が14400bpsの場合はファク
シミリのデータ伝送速度が9600bps、12000
bpsの場合は7200bps、9600bpsの場合
は4800bps、7200bpsの場合は2400b
ps、4800bpsの場合は音声の符号化データのみ
となるように、システム制御部1はデータ合成部7およ
びデータ分離部8を制御する。
【0041】図1のモデム9は、図9に示すように、イ
ンターフェース91、DSP(デジタルシグナルプロセ
ッサ)92、D/A(デジタルアナログ変換器)93、
A/D(アナログデジタル変換器)94によって構成さ
れ、データ合成部7およびデータ分離部8とのデータの
入出力は、インターフェース91を介して行う。DSP
92は信号処理用の演算部、ROM、RAM、制御レジ
スタなどからなり、予めROMに記憶されたソフトウエ
アによって動作する。
【0042】ここで、DSP92の機能について図10
を用いて詳しく説明する。図10において、921は
V.32bis変復調部、922はV.32変復調部、
923はV.17変復調部、924はV.29変復調
部、925はV.27ter変復調部、926はV.2
1変復調部、927はトーン信号発生部、928はトー
ン信号検出部、929は制御部である。ここで、V.3
2bis、V.32、V、17、V.29、V.27t
er、V.21はCCITT勧告の変復調方式に関する
規格の名称である。
【0043】図10において、DSP92は、システム
制御部1との制御データの入出力を制御部929を介し
て行い、CCITT勧告のV.32bis、V.32、
V.17、V.29、V27ter、V.21の変復調
方式を切り替えることができる。これらの変復調方式の
データ伝送速度は、14400bps、12000bp
s、9600bps、7200bps、4800bp
s、2400bps、300bpsの何れかであり、特
に、V.32、V32bisの場合は全二重動作が可能
である。本実施例の音声ファクシミリ同時通信装置の同
時通信時は、このV.32bisとV.32の変復調方
式を用いており、図11に示すような同時通信が可能で
ある。
【0044】図11において、データ合成部7によって
時分割多重されたFAXデータと音声データからなる送
信信号が起呼側から被呼側に送信されると、同時に被呼
側から同様の受信信号を受け取ることができる。また、
トーン信号発生部927は任意の周波数のトーン信号を
発生することができ、システム制御部1の制御によって
ファクシミリのCNG信号(1100Hzの断続音)を
発生することが可能である。トーン信号検出部928は
システム制御部1が制御部929を介して指定した周波
数の検出が可能で、検出時に制御部929を介してシス
テム制御部1に検出したことを知らせるので、システム
制御部1の制御によってファクシミリのCNG信号や話
中音(400Hzの断続音)等の検出が可能である。
【0045】図1の2線4線変換部10は、モデム9が
出力する変調信号をスイッチ20を介して電話回線14
に出力し、或は電話回線14によって送られてくる変調
信号をモデム9に出力する。
【0046】図1の応答メッセージ発生部12は、音声
を記録したROMと音声再生専用のICで構成され、シ
ステム制御部1の指令によってROMから読み出した音
声データを再生して、スイッチ20を介して電話回線1
4に出力する。この音声メッセージは、「ただ今留守に
していますので、電話の方は後ほどおかけ直し下さい。
ファクシミリの方は信号音の後に送信ボタンを押して下
さい。」という内容の応答メッセージである。
【0047】図1のオフフック検出部11は、電話機1
5のオンフック/オフフックを検出し、検出結果をシス
テム制御部1に知らせる。図1の呼出信号検出部13
は、電話回線14上の呼出信号を監視しており、呼出信
号を検出したときにシステム制御部1に呼出信号を検出
したことを知らせる。
【0048】図1の音声符号化部16は、2線4線変換
部18が出力するアナログの音声信号をA/D変換して
デジタルデータに変換したあと、符号化を行い、音声の
符号化データをデータ合成部7に出力する。本実施例で
は、音声の符号化方式としてサンプリング周波数が24
00Hz、量子化ビット数が2ビットのADPCM方式
を用いている。従って、音声符号化データのデータ伝送
速度は4800bpsである。なお、音声の符号化方式
は、PCM、DPCMなど別の方式でも構わないし、音
声の符号化データの伝送速度も4800bpsである必
要はない。
【0049】図1の音声復号化部17は、データ分離部
8から4.8kbpsのデータ伝送速度で入力する音声
符号化データを符号化時と同じADPCM方式で復号化
し、アナログの音声信号に変換したあと、2線4線変換
部18に出力する。
【0050】図1の2線4線変換部18は、スイッチ2
1が2線4線変換部18側に切り替わったときに、音声
復号化部17が出力する音声信号をスイッチ21を介し
て電話機15に出力し、或は電話機15からスイッチ2
1を介して入力する音声信号を音声符号化部16に出力
する。
【0051】図1の電流源19は、スイッチ21が2線
4線変換部18側に切り替わったときに、前述の音声信
号と同一の信号路を介して電話機15に電流を供給する
ためのもので、これによって電話機15が2線4線変換
部18側に接続されていても正常に動作することができ
る。図1のスイッチ21は、音声ファクシミリ同時通信
を行うか否かを切り替えるもので、初期状態では電話回
線14側に接続されている。
【0052】次に、本実施例の音声ファクシミリ同時通
信装置同士で通信する場合の接続動作について、図12
を用いて説明する。ここで、操作パネル2の音声FAX
同時モードボタン230を先に押した側をマスタ側、そ
の通信相手をスレーブ側と称する。
【0053】さて、図12において、回線接続状態で操
作パネル2の音声FAX同時モードボタン230を押し
たマスタ側は、800Hzのトーン信号からなる識別信
号を送出する。この識別信号はCCITT勧告のファク
シミリ規格のCNG信号と同じ構成で、周波数だけを8
00Hzにしたものである。この識別信号を検出したス
レーブ側は、通常のファクシミリと同じようにDIS信
号(CCITT勧告のV.21チャネル2を用いた信号
で所有する機能情報を示す)を返す。DIS信号を受け
たマスタ側はDCS信号(CCITT勧告のV.21チ
ャネル2を用いた信号で選択する機能情報を示す)を返
す。
【0054】この機能情報は、通常のファクシミリにお
いて対応するデータ伝送速度や符号化の方式や解像度な
どを表すもので、本実施例の音声ファクシミリ同時通信
装置においても、通常のファクシミリの場合と同じ構成
を採用しており、音声ファクシミリ同時通信装置である
こと、変復調方式としてCCITT勧告のV.32bi
s或はV.32の変復調方式を用いること、音声の符号
化の方式がサンプリング周波数が2400Hzで量子化
ビット数が2ビットのADPCM方式であること、ファ
クシミリの画像符号化方式がMH符号化方式であること
などを通信する。
【0055】この際、スレーブ側で音声FAX同時ボタ
ン230を押す必要はなく、この手順の中でスレーブ側
のシステム制御部1は音声ファクシミリ同時通信モード
であることを認識する。もし通信相手であるスレーブ側
が音声ファクシミリ同時通信装置でなかった場合には、
識別信号に対する応答がないので、マスタ側のシステム
制御部1は通信相手であるスレーブ側が音声ファクシミ
リ同時通信装置でないことを認識できる。
【0056】さて、これらの手順信号で通信機能を決定
したあと、マスタ側はトレーニングシーケンスを開始す
る。このトレーニングシーケンスは、モデム9での回線
歪の等化などを行うと同時に、電話の回線状態に応じて
モデム9のデータ伝送速度を変えるためのもので、デー
タ伝送速度が早い変復調方式から順に予め定められた固
定パターンを送信して誤りをチェックする。データ誤り
が多い場合はデータの伝送速度を遅くして再びトレーニ
ングを行う。
【0057】一般的なファクシミリの場合は、通信相手
の機能にもよるが、CCITT勧告のV.17の通信機
能を有する場合は14400bpsの伝送速度から、同
じくV.29の通信機能を有する場合には9600bp
sの伝送速度から、同じくV.27terの通信機能を
有する場合には4800bpsの伝送速度からそれぞれ
トレーニングを開始するようになっている。
【0058】これに対し、本実施例の音声ファクシミリ
同時通信装置においてはCCITT勧告のV.32bi
s規格の変復調方式からトレーニングを開始する。つま
り、14400bpsの伝送速度でのトレーニングでデ
ータ誤りが多い場合には、12000bpsの通信速度
に落とす。12000bpsでも誤りが多い場合にはC
CITT勧告のV.32規格の変復調方式の9600b
ps伝送速度でトレーニングを行う。9600bpsで
も誤りが多い場合にはさらに7200bpsへと伝送速
度を遅くして行く。
【0059】本実施例の場合、7200bpsでもデー
タ誤りが多い場合には、図1におけるシステム制御部1
が操作パネル2上の同時不可LED240を点灯し、音
声ファクシミリ同時通信が不可能であることを使用者に
知らせるようになっている。そして、その後さらに48
00bpsへと伝送速度を遅くして行き、4800bp
sでデータ誤りが少なければ、音声のみの通信を行う。
【0060】なお、トレーニングはマスタ側からスレー
ブ側に行い、スレーブ側からマスタ側へは行わない。従
って、マスタ側で決定したデータ伝送速度をスレーブ側
でも用い、データ伝送速度はマスタ側とスレーブ側とで
は常に同じにしている。
【0061】以上のようにしてデータ伝送速度を決定
し、音声ファクシミリ同時通信モードに入り、決定した
通信速度に応じて音声とファクシミリのデータ伝送速度
の割合を可変して、音声ファクシミリ同時通信を行う。
データ伝送速度と音声とファクシミリの各伝送速度に関
しては、既に説明した通りである。
【0062】通話が終了し、図1において電話機15を
オンフックすると、オフフック検出部11は電話機15
がオンフックされたことを検出して、システム制御部1
に知らせる。これを受けたシステム制御部1はモデム9
を用いて、後手順を行う。この後手順についてはあとで
説明するが、オフフック検出部11が電話機15のオン
フックを検出してもファクシミリの画像を伝送中である
場合には、システム制御部1は画像の伝送が終了するま
で、後手順を行わないよう動作する。
【0063】ここで、後手順について説明する。後手順
とは通常のファクシミリにおいては、全ての原稿を送信
終了したことを示すEOP信号、正常に受信したことを
示すMCF信号および回線の切断命令であるDCN信号
などからなるもので、ファクシミリの画像信号の送受信
が終了したことを確認し回線を切断するための手順であ
る。本実施例の音声ファクシミリ同時通信装置において
は、通話とファクシミリの双方が終了した場合のみ、後
手順を行うようにシステム制御部1は動作する。
【0064】次に、通信相手が通常の電話機である場合
の動作について説明する。図1において、初期状態でス
イッチ21は電話回線14側に接続されている。今、電
話機15をオフフックして通信相手に電話をかける。通
信相手が出ると、回線が接続され通話状態になる。逆に
電話がかかってくると、初期状態で電話機15は電話回
線14に接続されているので、電話機15のベルが鳴
り、電話機15をオフフックすると、回線が接続され通
話状態となる。このように通信相手が電話機である場合
は普通に電話することが可能である。
【0065】次に、通信相手が通常のファクシミリ装置
である場合の動作について説明する。通話中に受信する
場合は操作パネル2の受信ボタン220を押す。これを
受けたシステム制御部1は、モデム9のV.21変復調
部926を使ってファクシミリの手順通信を行ったあ
と、通常のファクシミリと同様にV.27terまたは
V.29の変復調方式でファクシミリの画像信号を受信
する。この時、データ分離部8は先に述べたファクシミ
リモードになっており、モデム9が出力するファクシミ
リの画像符号化データをそのまま画像復号化部6に出力
する。画像復号化部6で復号化された画像データは画像
記録部4に入り、記録紙44にプリントされる。
【0066】通話中に送信する場合は、操作パネル2上
の送信ボタン210を押す。送信ボタン210が押され
ると、システム制御部1はモデム9のトーン信号発生部
927を用いてCNG信号を送出し、通信相手からのフ
ァクシミリの手順信号を待つ。手順通信が終了すると、
読み取り部3にて読み取られた画像データが画像符号化
部5で符号化され、データ合成部7に入る。この時、デ
ータ合成部7は先に述べたファクシミリモードになって
おり、画像符号化データをそのままモデム9に出力す
る。モデム9はこの画像符号化データを、通常のファク
シミリと同様にV.17またはV.29またはV.27
terのうち手順通信で決定した変復調方式で変調し、
2線4線変換部10とスイッチ20を介して電話回線1
4に出力する。
【0067】次に、留守の時に通常のファクシミリを受
信する動作について説明する。通信相手が電話を掛けて
くると、電話機15のベルが鳴り、同時に呼出信号検出
部13は呼出信号を検出し、システム制御部1に知らせ
る。システム制御部1は予め決められた時間、呼出信号
を検出し続けると、スイッチ20を閉じて回線を接続す
る。この時間内に電話機15をオフフックすると、呼出
信号を検出しなくなるので、システム制御部1はスイッ
チ20閉じることはなく、普通に通信ができる。
【0068】さて、システム制御部1がスイッチ20を
閉じて回線を接続した後、システム制御部1は応答メッ
セージ発生部12に応答メッセージの発生を指示する。
応答メッセージ発生部12は「ただ今留守にしています
ので、電話の方は後ほどおかけ直し下さい。ファクシミ
リの方は信号音の後に送信ボタンを押して下さい。」と
いう内容の応答メッセージを、スイッチ20を介して電
話回線14に出力する。そのあと、ファクシミリの手順
信号をモデム9から送出し、以下通常のファクシミリと
同様に動作する。
【0069】このように、通信相手が通話しながらファ
クシミリの送信が可能な音声ファクシミリ同時通信装置
である場合には、同時通信が可能で、通信相手が普通の
電話機である場合には、普通に通話することが可能であ
る。さらに、通信相手が普通のファクシミリである場合
でも、ファクシミリを送受信することが可能である。
【0070】また、通信速度に応じて音声の伝送速度を
変えずファクシミリの伝送速度のみを変えるので、通話
品質を一定に保ちながら同時通信することが可能であ
る。
【0071】さらに、同時通信時に通話が先に終了し、
電話機をオフフックしても回線は切断されることはない
ので、使用者はファクシミリの通信を意識することなく
通話することが可能である。
【0072】次に、本発明の音声画像通信装置の第2の
実施例として音声画像同時通信トランシーバについて説
明する。
【0073】図13は本発明の第2の実施例としての音
声画像同時通信トランシーバの構成を示すブロック図で
ある。図13において、22はマイク、23はスピー
カ、24は無線部、25はアンテナ、26は操作パネ
ル、27は画像入力部、28は画像表示部、29はカメ
ラ、30はモニタ、31はシステム制御部、32は画像
符号化部、33は画像復号化部である。その他、音声符
号化部16、音声復号化部17、データ合成部7、デー
タ分離部8、モデム9は第1の実施例の音声ファクシミ
リ同時通信装置の場合と同様に動作するので、ここでの
説明は省略する。
【0074】図13の操作パネル26は、図14に示す
ように、通信ボタン261と確認ボタン262と設定ス
イッチ263とを有している。ここで、通信ボタン26
1については、押す毎に通信状態と非通信状態とが交互
に切り替わるようになっており、通信時に同ボタン26
1を押し続ける必要はない。これに対して、確認ボタン
262については、モニタ30においてカメラ29で撮
影した映像を確認する場合、は同ボタン262を押し続
ける必要がある。つまり、確認ボタン262を押してい
る間のみ確認機能が動作するようになっている。また、
設定スイッチ263は、オンオフを機械的に行うスライ
ド式のスイッチであり、マスタ装置、スレーブ装置の設
定に用いる。
【0075】図13のシステム制御部31は、第1の実
施例のシステム制御部1と同じ構成で、音声画像同時通
信トランシーバ用のソフトウエアが組み込まれている。
図13の音声符号化部16は、マイク22の音声信号を
第1の実施例と同じADPCM方式で符号化し、データ
合成部7に出力する。図13の音声復号化部17は、第
1の実施例と同じようにデータ分離部8が出力する音声
符号化データをアナログの音声信号に変換して、スピー
カ23に出力する。
【0076】図13の画像入力部27は、ビデオカメラ
29から入力するアナログの映像信号をデジタルデータ
に変換し、画像符号化部32に出力する。図13の画像
符号化部32は、DCT変換を行い、スカラ量子化して
ハフマン符号化を行ったあと、データ合成部7に画像符
号化データを出力する。なお、本実施例では、DCT変
換、スカラ量子化およびハフマン符号化としたが、他の
直行変換方式或はベクトル量子化で行ってもよいし、動
き補償などを行っても構わない。
【0077】さて、画像符号化部32で符号化された画
像符号化データは、データ合成部7において、第1の実
施例と同じように、音声符号化部16で符号化された音
声符号化データと合成されてモデム9に出力される。
【0078】図13の画像表示部28は、画像復号化部
33が出力する画像データをアナログの映像信号に変換
し、同期信号などを付加してモニタ30に出力し、モニ
タ30は受信画像を表示する。
【0079】図13の画像復号化部33は、データ分離
部8が出力する画像符号化データを復号化して、画像表
示部28に出力する。復号化の方式は画像符号化部32
と同じ方式で、ハフマン復号、逆DCT変換を行う。
【0080】さて、モデム9の変復調信号は無線部24
に入出力される。つまり、モデム9の変調信号は無線部
24で高周波に変調され、アンテナ25を介して電波と
して出力される。無線部24が復調した受信信号はモデ
ム9に入力され、符号化データに復調される。
【0081】図13の無線部24は、2つの高周波変復
調手段を持っており、無線による全二重通信が可能であ
る。
【0082】また、操作パネル26上の確認ボタン26
2が押されると、システム制御部31はスイッチ34、
スイッチ35を切り替えることによって、画像符号化部
32の出力を画像復号化部33に入力することができる
ようになっており、カメラ29で撮影した自らの画像を
モニタ30で確認することができる。なお、確認ボタン
262を離すと、スイッチ34はデータ合成部7側に、
スイッチ35はデータ分離部8側に切り替わるようにな
っている。
【0083】さて、音声画像同時通信トランシーバの動
作について図15を用いて説明する。本実施例の音声画
像同時通信トランシーバは、予め設定された第1のチャ
ネルと第2のチャネルの2つの周波数で交信を行うよう
になっており、第1のチャネルで送信する装置がマスタ
側となる。マスタ側とスレーブ側の区別は設定スイッチ
263によって予め行われている。
【0084】通信ボタン261を押すと、システム制御
部31は設定スイッチ263の設定をチェックし、マス
タ側の場合は第1のチャネルで、スレーブ側の場合は第
2のチャネルでそれぞれキャリアを送出する。
【0085】無線接続動作が終了すると、マスタ側は識
別信号を送信する。これを受けたスレーブ側はDIS信
号を、これに対してマスタ側はDCS信号をそれぞれ送
信する。これらの信号は第1の実施例で説明した識別信
号と同じもので、同様に動作する。以下、第1の実施例
と同様にトレーニングを行い、データ伝送速度を決めた
あとで、音声符号化データと画像符号化データとを合成
した符号化データを送受信する。通信ボタン261を押
すと、システム制御部31は無線部24からのキャリア
の発生を中止し、通信が終了する。
【0086】ここで、識別信号の送出からトレーニング
までは、通常動作時は通信ボタン261を押して通信を
開始した場合にしか行わないが、音声画像同時通信中に
モデム9のデータ誤りが多くなったことをシステム制御
部31が認識すると、再び、通信開始時と同じように識
別信号の送信から動作を開始する。或は、データ伝送速
度が最大でない場合に、予め決められた一定時間に良好
な交信が得られた時にも通信開始時と同じように識別信
号の送信から動作を開始する。
【0087】このように、音声を符号化して画像データ
を合成して変調した後、無線部24によって送受信する
ことで、通話しながら画像の見れる音声同時通信トラン
シーバを提供することができる。また、電波の状態が悪
い場合や交信の途中で電波の状態が悪くなった場合に
は、データの伝送速度を遅くするようになっているの
で、電波の状態に応じた効率のよい通信が可能である。
【0088】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、全二
重通信が可能な高速のモデムを用いて、符号化した音声
と画像データとを合成して伝送するよう構成したので、
周波数多重などの従来の技術では難しかった、通話しな
がらの画像通信を行うことが可能である。また、回線の
状態に応じて音声のデータ伝送速度を一定にして画像の
データ伝送速度を可変することで、音声の品質を一定に
保つことができる。
【0089】さらに、無線部を設けることによって、通
話しながら画像の見れる無線通信装置も提供することが
可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例としての音声ファクシミ
リ同時通信装置の構成を示すブロック図である。
【図2】図1のシステム制御部の構成を示すブロック図
である。
【図3】図1の操作パネルの構成を示す外観図である。
【図4】図1の画像読み取り部の構成を示すブロック図
である。
【図5】図1の画像記録部の構成を示すブロック図であ
る。
【図6】図1のデータ合成部の構成を示すブロック図で
ある。
【図7】図1のデータ分離部の構成を示すブロック図で
ある。
【図8】本発明における送受信データの構成を示す説明
図である。
【図9】図1のモデムの構成を示すブロック図である。
【図10】図9のDSPの機能を示すブロック図であ
る。
【図11】図1における音声ファクシミリ同時通信時の
信号の様子を示す説明図である。
【図12】図1における音声ファクシミリ同時通信の動
作を説明するための説明図である。
【図13】本発明の第2の実施例としての音声画像同時
通信トランシーバの構成を示すブロック図である。
【図14】図13の音声画像同時通信トランシーバの外
観を示す斜視図である。
【図15】図13における音声画像同時通信の動作を説
明するための説明図である。
【図16】従来技術の動作原理を説明するための説明図
である。
【図17】従来例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1…システム制御部、5…画像符号化部、6…画像復号
化部、7…データ合成部、8…データ分離部、9…モデ
ム、16…音声符号化部、17…音声復号化部、24…
無線部、27…画像入力部、28…画像表示部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡本 貞二 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像メディア研究所内 (72)発明者 田中 誠二 茨城県勝田市大字稲田1410番地 株式会社 日立製作所情報映像メディア事業部内 Fターム(参考) 5C062 AA02 AA12 AA30 AA37 AB23 AB38 AB40 AC44 AE02 AE11 AF00 BB03 5C075 AB06 CA90 CD90 CF90 FF90 5K101 KK01 NN06 NN07 SS03

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声と画像を送受信できる音声画像通信
    装置であって、有線または無線で回線接続を行う回線接
    続手段と、上記回線接続手段を介して上記回線から音声
    および画像のデータを送受信するデータ送受信手段と、
    上記データ送受信手段で受信された音声データを音声と
    して再生する音声再生手段と、送信すべき音声を音声信
    号に変換して上記データ送受信手段に入力する音声入力
    手段と、上記データ送受信手段で受信された画像データ
    を画像として表示する画像表示手段と、送信すべき画像
    を画像信号に変換して上記データ送受信手段に入力する
    画像入力手段と、上記回線の通信状態を判定する通信状
    態判定手段と、該通信状態判定手段により判定された回
    線の状態に応じて上記音声データの上記データ送受信手
    段による送受信時の伝送速度を一定にしたまま、上記画
    像データの上記データ送受信手段による送受信時の伝送
    速度を変えるよう制御する制御部を備えたことを特徴と
    する音声画像通信装置。
  2. 【請求項2】 音声と画像を送受信できる音声画像通信
    装置であって、有線または無線で回線接続を行う回線接
    続手段と、上記回線接続手段を介して上記回線から音声
    および画像のデータを受信するデータ受信手段と、上記
    データ受信手段で受信された音声データを音声として再
    生する音声再生手段と、上記データ受信手段で受信され
    た画像データを画像として表示する画像表示手段と、上
    記回線の通信状態を判定する通信状態判定手段と、該通
    信状態判定手段により判定された回線の状態に応じて上
    記音声データの上記データ受信手段による受信時の伝送
    速度を一定にしたまま、上記画像データの上記データ受
    信手段による受信時の伝送速度を変えるように制御する
    制御部を備えたことを特徴とする音声画像通信装置。
  3. 【請求項3】 音声と画像を送受信できる音声画像通信
    装置であって、有線または無線で回線接続を行う回線接
    続手段と、上記回線接続手段を介して上記回線から音声
    および画像のデータを送信するデータ送信手段と、送信
    すべき音声を音声信号に変換して上記データ送信手段に
    入力する音声入力手段と、送信すべき画像を画像信号に
    変換して上記データ送信手段に入力する画像入力手段
    と、上記回線の通信状態を判定する通信状態判定手段
    と、該通信状態判定手段により判定された回線の状態に
    応じて上記音声データの上記データ送信手段による送信
    時の伝送速度を一定にしたまま、上記画像データの上記
    データ送信手段による送信時の伝送速度を変えるよう制
    御する制御部を備えたことを特徴とする音声画像通信装
    置。
  4. 【請求項4】 上記制御部は上記通信状態判定手段によ
    り通信状態が悪いと判定されたときは画像データの伝送
    速度を遅くするよう制御を行うことを特徴とする請求項
    1乃至3の何れかに記載の音声画像同時通信装置。
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