JP2002330043A - 表面実装型電子部品 - Google Patents

表面実装型電子部品

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JP2002330043A
JP2002330043A JP2001133853A JP2001133853A JP2002330043A JP 2002330043 A JP2002330043 A JP 2002330043A JP 2001133853 A JP2001133853 A JP 2001133853A JP 2001133853 A JP2001133853 A JP 2001133853A JP 2002330043 A JP2002330043 A JP 2002330043A
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electrodes
electrode
electronic component
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Eitaro Kameda
英太郎 亀田
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】側面電極やビアホール電極を用いることなく、
ケース基板の上下面の電極を簡単に導通させることがで
きる表面実装型電子部品を提供する。 【解決手段】ケース基板1と、ケース基板1上に搭載さ
れた電子部品素子10と、電子部品素子10を覆うよう
にケース基板1上に固定されたキャップ20とを備えた
表面実装型電子部品である。ケース基板1は、複数のセ
ラミックス層をその積層面がケース基板1の上下面に対
して垂直方向となるように積層した積層体よりなり、セ
ラミックス層の間にはケース基板の上下面に一部が露出
する第1,第2の内部電極7,8が設けられ、ケース基
板1の上面に露出する第1,第2の内部電極7,8の露
出部7a,8aの上にそれぞれ第1,第2の外部電極
2,3が電気的に導通するように形成され、ケース基板
1の下面に露出する第1,第2の内部電極7,8の露出
部7a,8aの上にそれぞれ第3,第4の外部電極4,
5が電気的に導通するように形成される。第1,第2の
外部電極2,3の間に電子部品素子10が接続される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は表面実装型電子部
品、特にケース基板の上に電子部品素子を搭載し、電子
部品素子を覆うようにケース基板上にキャップを固定し
てなる表面実装型電子部品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、回路の小型化に伴い、リード付き
部品に代わって表面実装型(チップ 型)の電子部品が
広く用いられている。この種の表面実装型電子部品とし
て、例えば特開2000−286665号公報に記載の
ように、コンデンサ基板の上に圧電共振子を搭載し、キ
ャップをコンデンサ基板に取り付けた圧電共振部品が提
案されている。コンデンサ基板は複数の誘電体層を上下
方向に積層したものであり、その内部には第1〜第3の
内部電極が設けられている。第1の内部電極と第2,第
3の内部電極とは異なる層に形成されており、第2,第
3の内部電極は同一層上に分割して形成されている。そ
して、第1の内部電極と第2,第3の内部電極は誘電体
層を間にして対向している。コンデンサ基板の両端部に
は、鉢巻き状の第1,第2の外部電極が形成され、コン
デンサ基板の中央部両側面および下面には第3の外部電
極が形成されている。第1〜第3の内部電極はコンデン
サ基板の両側面に露出しており、第1〜第3の外部電極
と相互に電気的に接続されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記構造の電子部品で
は、コンデンサ基板の上面に形成された外部電極と下面
に形成された外部電極とを電気的に接続するため、コン
デンサ基板の側面にも電極を形成する必要がある。この
側面電極は、内部電極と外部電極とを接続する機能も有
する。このようにコンデンサ基板の側面に電極を形成す
るには、格別の工程を必要とし、製造工程が増加すると
いう問題がある。また、上下面の電極がコンデンサ基板
の幅方向に連続する帯状電極であるので、コンデンサ基
板の上面にキャップを固定する際、電極厚みによる段差
が発生し、キャップの封止性が悪化するとともに、キャ
ップが導電性である場合には、キャップと外部電極との
間を絶縁しなければならないという問題があった。
【0004】一方、側面電極を形成する代わりに、ビア
ホール電極を設けることで、ケース基板の上面電極と下
面電極を接続し、かつ内部電極との電気的導通を図る表
面実装型電子部品も提案されている(特開平11−26
628号公報)。ビアホール電極を用いた場合には、上
面電極を島状電極とすることができるので、ケース基板
上にキャップを固定する際、電極と干渉せず、封止性を
向上させるとともに格別な絶縁処理を必要としないとい
う利点がある。しかしながら、ビアホール電極を用いた
ケース基板は、その製造工程が複雑で、コスト上昇を招
く欠点がある。
【0005】そこで、本発明の目的は、側面電極やビア
ホール電極を用いることなく、ケース基板の上下面の電
極を簡単に導通させることができる表面実装型電子部品
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、ケース基板と、上記ケー
ス基板上に搭載された電子部品素子と、上記電子部品素
子を覆うように上記ケース基板上に固定されたキャップ
とを備えた表面実装型電子部品であって、上記ケース基
板は、複数の絶縁層をその積層面がケース基板の上下面
に対して垂直方向となるように積層した積層体よりな
り、上記絶縁層の間には一部がケース基板の上下面に露
出する第1,第2の内部電極が設けられ、上記ケース基
板の上面に露出する第1,第2の内部電極の露出部の上
にそれぞれ第1,第2の外部電極が電気的に導通するよ
うに形成され、上記ケース基板の下面に露出する第1,
第2の内部電極の露出部の上にそれぞれ第3,第4の外
部電極が電気的に導通するように形成され、第1,第2
の外部電極に上記電子部品素子が接続されていることを
特徴とする表面実装型電子部品を提供する。
【0007】ケース基板の上面には第1,第2の内部電
極の一部が露出し、これら露出部の上に第1,第2の外
部電極が形成され、第1の内部電極と第1の外部電極、
第2の内部電極と第2の外部電極が相互に電気的に接続
されている。同様に、ケース基板の下面には第1,第2
の内部電極の一部が露出し、これら露出部の上に第3,
第4の外部電極が形成され、第1の内部電極と第3の外
部電極、第2の内部電極と第4の外部電極が相互に電気
的に接続されている。その結果、第1の外部電極と第3
の外部電極とが第1の内部電極を介して導通し、第2の
外部電極と第4の外部電極とが第2の内部電極を介して
導通することになる。
【0008】本発明における内部電極は、従来のような
ビアホール電極ではなく、積層面がケース基板の上下面
に対して垂直方向となるように積層された複数の絶縁層
の間に設けられた層状電極である。ケース基板(積層
体)を作成した際に、その上下面に内部電極の一部を露
出させておけば、この露出部に上面の外部電極および下
面の外部電極を形成することにより、上下面の外部電極
を簡単に導通させることができる。また、ケース基板の
側面に上下面の外部電極を導通させるための側面電極を
設ける必要がないので、側面電極形成のための工程を削
減できる。
【0009】請求項2のように、第1と第2の外部電極
を、ケース基板のキャップ固定部より内側の部位に形成
された島状電極とするのが望ましい。すなわち、第1と
第2の外部電極は電子部品素子を接続するためのケース
基板の上面に形成されるが、従来のように帯状電極とす
ると、キャップを接着する際に電極による段差が生じ、
封止性が低下したり、キャップが導電性である場合には
格別な絶縁処理を必要とする。これに対し、請求項2の
ように第1と第2の外部電極をキャップ固定部より内側
の部位に形成された島状電極とすれば、キャップを接着
する際に電極による段差が生じず、封止性が向上すると
ともに、キャップが導電性である場合でも格別な絶縁処
理を省略できる。
【0010】請求項3のように、電子部品素子は圧電素
子であり、ケース基板は複数の誘電体セラミックス層を
積層した積層体よりなり、第1,第2の内部電極は同一
面あるいは異なる面に設けられ、第1,第2の内部電極
とセラミックス層を間にして対向し、一部がケース基板
の下面に露出する第3の内部電極が設けられ、ケース基
板の下面に露出する第3の内部電極の露出部の上に、第
5の外部電極を電気的に導通するように形成してもよ
い。すなわち、コルピッツ型発振回路においては、圧電
素子の一方の電極とアースとの間、および他方の電極と
アースとの間にそれぞれ位相補償用のコンデンサを接続
している。本発明では、これらコンデンサをケース基板
に内蔵することにより、コンパクトな発振回路用圧電共
振子を得ることができる。また、セラミックス層の積層
数、つまり内部電極の数を増減することにより、任意の
容量値のコンデンサを得ることが可能である。
【0011】
【発明の実施の形態】図1〜図7は本発明に係る表面実
装型電子部品の一例である圧電共振部品を示す。この圧
電共振部品は、ケース基板1の上にエネルギー閉じ込め
型の圧電素子10を搭載し、ケース基板1の上に金属キ
ャップ20を接着することにより、圧電素子10の周囲
を封止した構造となっている。
【0012】ケース基板1は、図5に示すように圧電性
を有しない複数(ここでは8個)の誘電体セラミックス
層1a〜1hを、その積層面がケース基板1の上下面に
対して垂直方向となるように積層した積層体よりなり、
全体として長方形板状に形成されている。ケース基板1
の上面には、図1〜図4に示すように入,出力電極とな
る第1,第2の外部電極2,3が形成され、下面には
入,出力電極およびアース電極となる第3〜第5の外部
電極4〜6が形成されている。ケース基板1の上面に形
成された第1,第2の外部電極2,3は島状電極であ
り、キャップ接着部より内側の部位に形成されている。
また、ケース基板1の下面に形成された第3〜第5の外
部電極4〜6は、ケース基板1の幅方向に伸びる帯状電
極であり、その両端にはケース基板1の側面に回り込む
側面電極部4a〜6aが形成されている。これら側面電
極部4a〜6aは、この圧電共振部品を回路基板などに
実装した時、半田フィレットを形成するのに有効であ
る。
【0013】図5に示すように、ケース基板1を構成す
るセラミックス層1a〜1hのうち、両端のセラミック
ス層1a,1hは他のセラミックス層1b〜1gに比べ
て厚肉に形成されている。セラミックス層1a〜1hの
間には、複数の内部電極7〜9が形成されている。第1
のセラミックス層1aには内部電極が形成されておら
ず、第2の層1bには2つに分割された内部電極7,8
が形成され、第3の層1cには1つの広面積な内部電極
9が形成されている。内部電極7,8の上下端部にはケ
ース基板1の上下面に露出する引出部7a,8aが形成
され、内部電極9の下端部にはケース基板1の下面に露
出する引出部9aが形成されている。第4,6,8の層
1d,1f,1hには第2の層1bと同一形状の内部電
極7,8が形成され、第5,7の層1e,1gには第3
の層1cと同一形状の内部電極9が形成されている。
【0014】内部電極7の引出部7aは、ケース基板1
の上下面に形成された第1の外部電極2および第3の外
部電極4と電気的に導通しており、内部電極8の引出部
8aは、ケース基板1の上下面に形成された第2の外部
電極3および第4の外部電極5と電気的に導通してい
る。さらに、内部電極9の引出部9aはケース基板1の
下面に形成された第5の外部電極6と電気的に導通して
いる。したがって、図6に示すように、セラミックス層
1b〜1gを間にして対向する内部電極7,8と内部電
極9との間で12個のコンデンサC1〜C12が形成さ
れる。
【0015】この実施例では、ケース基板1を8層のセ
ラミックス層1a〜1hで構成し、その内部に7層の内
部電極7〜9を形成したが、これに限るものではなく、
セラミックス層の数および内部電極の数、形状は、任意
に決定できる。上記のように内部電極7,8を多層に構
成すれば、ケース基板1の上面に形成された外部電極
2,4と、下面に形成された外部電極3と5とがより確
実に導通し、電気的信頼性が高くなる利点がある。すな
わち、内部電極7,8の引出部7a,8aはケース基板
1の上下面に露出しているが、露出部は非常に細幅であ
り、外部電極2〜5との導通信頼性が低下しやすい。し
かし、1個の外部電極に対して複数の引出部が接続され
るので、導通信頼性を高めることができる。図2では1
個の外部電極に対して4個の引出部が接続される。な
お、ケース基板1は、例えば内部電極を印刷した複数の
グリーンシートを積層し、焼成した後、その積層方向と
直角方向に一定幅(ケース基板1の厚みに相当する幅)
でカットすることにより、容易に製造できる。
【0016】圧電素子10は、図7に示されるように、
厚み縦振動モードの高調波を利用した圧電共振子であっ
て、細長い矩形板状の圧電セラミックスよりなる圧電体
11と、この圧電体11の表裏両面に形成され、かつ圧
電体11の長さ方向の一端から略中央部まで延びる第
1,第2の励振電極12,13と、圧電体11の内部に
形成され、圧電体11の長さ方向の他端から略中央部ま
で延びる内部電極14とを備えており、励振電極12,
13と内部電極14とは一部で対向している。圧電体1
1の長さ方向両端面には端面電極15,16が形成さ
れ、一方の端面電極15は励振電極12,13と接続さ
れ、他方の端面電極16は内部電極14と接続されてい
る。なお、端面電極16は、圧電体11の表裏面まで一
部回り込んでいる。圧電体11は図7に矢印Pで示すよ
うに厚み方向に分極されており、端面電極15,16間
に所定の信号を入力することにより、スプリアスの少な
い厚み縦振動の高調波を励振させることができる。
【0017】図1に示すように、圧電素子10はその長
さ方向がケース基板1の長辺方向と平行になるように、
ケース基板1上に配置され、端面電極16,15が、ケ
ース基板1の外部電極2,3にそれぞれ導電性接着剤や
半田などの導電性接合材17,18によって電気的に接
続され、かつ機械的に固定されている。なお、圧電素子
10の振動を阻害しないように、圧電素子10の中央部
とケース基板1との間には所定の隙間δが設けられてい
る(図4参照)。
【0018】キャップ20は金属板をプレス成形したも
のであり、その開口部には絶縁性の接着剤21が転写な
どによって塗布される。ケース基板1の上に圧電素子1
0が搭載された後、キャップ20が圧電素子10を覆う
ようにケース基板1の上面に接着固定される。接着剤2
1としては、例えばエポキシ系などの熱硬化性接着剤を
用いることができる。キャップ20の開口部は、ケース
基板1の上面に形成された外部電極2,3と干渉しない
位置に接着される。そのため、ケース基板1の上面に電
極2,3による段差が発生せず、封止性が向上する。ま
た、キャップ20が導電性である場合でも、キャップ2
0と外部電極2,3とが短絡する恐れがない。この実施
例のキャップ20は金属板をプレス成形したものである
が、樹脂製キャップあるいはセラミック製キャップを用
いてもよい。
【0019】図8はケース基板1の第2実施例を示す。
このケース基板1は、図5のように、第1の内部電極7
と第2の内部電極8とを同一面内に形成したものではな
く、異なる面に設けたものである。ケース基板1は、4
層のセラミックス層1i〜1lを有し、第1の層1iに
は内部電極が設けられておらず、第2の層1jにはケー
ス基板1の上下面に露出する引出部7aを有する内部電
極7が形成され、第3の層1kにはケース基板1の下面
にのみ露出する引出部9aを有する内部電極9が形成さ
れ、第4の層1lにはケース基板1の上下面に露出する
引出部8aを有する内部電極8が形成されている。内部
電極7の引出部7aは、図2と同様に、ケース基板1の
上下面に形成された外部電極2,4と導通し、内部電極
8の引出部8aは、ケース基板1の上下面に形成された
外部電極3,5と導通し、さらに内部電極9の引出部9
aはケース基板1の下面に形成された外部電極6と導通
する。
【0020】この実施例では、図9のように、入力電極
4とアース電極6との間にコンデンサC13が形成さ
れ、出力電極5とアース電極6との間にコンデンサC1
4が形成される。なお、図8ではケース基板1を4層の
セラミックス層1i〜1lで構成したが、5層以上とし
てもよく、これに応じて内部電極7〜9の数を増やして
もよい。
【0021】図10はケース基板1の第3実施例を示
す。このケース基板1は、5層のセラミックス層1m〜
1qを有し、第1の層1mには内部電極が設けられてお
らず、第2の層1nにはケース基板1の上下面に露出す
る引出部7aを有する内部電極7が形成され、第3の層
1oにはケース基板1の上下面に露出する引出部8aを
有する内部電極8が形成され、第4の層1pにはケース
基板1の下面にのみ露出する引出部9aを有する内部電
極9が形成され、第5の層1qにはケース基板の上下面
に露出する引出部7aを有する内部電極7が形成されて
いる。内部電極7の引出部7aは、図2と同様に、ケー
ス基板1の上下面に形成された外部電極2,4と導通
し、内部電極8の引出部8aは、ケース基板1の上下面
に形成された外部電極3,5と導通し、さらに内部電極
9の引出部9aはケース基板1の下面に形成された外部
電極6と導通する。
【0022】この場合には、第1の内部電極7と第2の
内部電極8とがセラミックス層を介して対向するので、
図11に示すように、入力電極4とアース電極6との間
にコンデンサC15が設けられ、出力電極5とアース電
極6との間にコンデンサC16が設けられるとともに、
入力電極4と出力電極5との間にもコンデンサC17が
設けられる。なお、図10ではケース基板1を5層のセ
ラミックス層1m〜1qで構成したが、6層以上として
もよく、これに応じて内部電極7〜9の数を増やしても
よい。
【0023】内部電極の形状や個数は任意であり、その
材質も良導電体である必要はなく、抵抗体で形成しても
よい。抵抗体で形成した場合には、上面の外部電極2,
3と下面の外部電極4,5との間に抵抗が接続された形
となる。また、内部電極の形状を変更することにより、
コイルの機能を持たせることも可能である。本発明の絶
縁層としては、セラミックス層に限らず、例えば樹脂で
構成することもできる。本発明で使用される電子部品素
子は、上記実施例のような厚み縦振動モードの圧電素子
である必要はなく、厚みすべり振動モード、長さ振動モ
ードなど他の振動モードの圧電素子でもよく、さらに半
導体素子(IC)であってもよい。
【0024】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、ケース基板の上面に形成された外部電極とケー
ス基板の下面に形成された外部電極とを、ケース基板の
内部に設けられた内部電極を介して導通させてある。特
に、本発明における内部電極は、従来のようなビアホー
ル電極ではなく、積層面がケース基板の上下面に対して
垂直方向となるように積層された複数の絶縁層の間に設
けられた層状電極であるから、ケース基板(積層体)を
作成した際に、その上下面に内部電極の一部を露出させ
ておけば、この露出部に上面の外部電極および下面の外
部電極を形成することにより、上下面の外部電極を簡単
に導通させることができる。したがって、製造コストを
低減できる。また、ケース基板の側面に上下面の外部電
極を導通させるための側面電極を設ける必要がないの
で、側面電極形成のための工程を削減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる表面実装型電子部品の一例の斜
視図である。
【図2】図1に示す電子部品の分解斜視図である。
【図3】図1に示す電子部品の外観図であり、(a)は
平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。
【図4】図3のX−X線断面図である。
【図5】図1に示す電子部品に用いられるケース基板の
分解斜視図である。
【図6】図1に示す電子部品の回路図である。
【図7】図1に示す電子部品に搭載される圧電素子の斜
視図である。
【図8】ケース基板の第2実施例の分解斜視図である。
【図9】図8に示すケース基板を用いた場合の電子部品
の回路図である。
【図10】ケース基板の第3実施例の分解斜視図であ
る。
【図11】図10に示すケース基板を用いた場合の電子
部品の回路図である。
【符号の説明】
1 ケース基板 1a〜1q 絶縁層(セラミックス層) 2 第1の外部電極 3 第2の外部電極 4 第3の外部電極 5 第4の外部電極 6 第5の外部電極 7 第1の内部電極 8 第2の内部電極 9 第3の内部電極 7a〜9a 引出部(露出部) 10 圧電素子 20 キャップ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケース基板と、上記ケース基板上に搭載さ
    れた電子部品素子と、上記電子部品素子を覆うように上
    記ケース基板上に固定されたキャップとを備えた表面実
    装型電子部品であって、上記ケース基板は、複数の絶縁
    層をその積層面がケース基板の上下面に対して垂直方向
    となるように積層した積層体よりなり、上記絶縁層の間
    には一部がケース基板の上下面に露出する第1,第2の
    内部電極が設けられ、上記ケース基板の上面に露出する
    第1,第2の内部電極の露出部の上にそれぞれ第1,第
    2の外部電極が電気的に導通するように形成され、上記
    ケース基板の下面に露出する第1,第2の内部電極の露
    出部の上にそれぞれ第3,第4の外部電極が電気的に導
    通するように形成され、第1,第2の外部電極に上記電
    子部品素子が接続されていることを特徴とする表面実装
    型電子部品。
  2. 【請求項2】上記第1と第2の外部電極は、上記ケース
    基板のキャップ固定部より内側の部位に形成された島状
    電極であることを特徴とする請求項1に記載の表面実装
    型電子部品。
  3. 【請求項3】上記電子部品素子は圧電素子であり、上記
    ケース基板は複数の誘電体セラミックス層を積層した積
    層体よりなり、第1,第2の内部電極は同一面あるいは
    異なる面に設けられ、第1,第2の内部電極とセラミッ
    クス層を間にして対向し、一部がケース基板の下面に露
    出する第3の内部電極が設けられ、上記ケース基板の下
    面に露出する第3の内部電極の露出部の上に、第5の外
    部電極が電気的に導通するように形成されていることを
    特徴とする請求項1または2に記載の表面実装型電子部
    品。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017126710A (ja) * 2016-01-15 2017-07-20 株式会社村田製作所 複合電子部品

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017126710A (ja) * 2016-01-15 2017-07-20 株式会社村田製作所 複合電子部品

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