JP2002329756A - フィルムキャリアテープ及びその製造方法 - Google Patents
フィルムキャリアテープ及びその製造方法Info
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Abstract
体装置を得るためのフィルムキャリアテープ及びその製
造方法を提供することにある。 【解決手段】 封止される予定の領域内に形成されて半
導体チップの電極及び外部電極に接合される複数の接続
リード24と、接続リード24に接続されて封止の領域
外まで形成される少なくとも一つのメッキリード26
と、メッキリード26が接続されるメッキ電極28と、
を有して全てが導通した状態の導通パターン20を、フ
ィルム10に形成する。
Description
テープ及びその製造方法に関する。
アチップ実装が理想的である。しかしながら、ベアチッ
プの状態では、品質の保証及び取り扱いが難しい。そこ
で、ベアチップをパッケージ化するもののパッケージサ
イズがベアチップのサイズに近いパッケージとしてCS
P(Chip Scale/Size Package)が開発されている。
型の半導体装置の中で、1つの形態として、半導体チッ
プの能動面側にフレキシブル基板が設けられており、こ
のフレキシブル基板に複数の外部電極が形成されている
ものがある。このCSP型の半導体装置では、外部電極
が半導体チップのエリア内に設けられる。従って、例え
ばQFP(Quad Flat Package)やTCP(Tape Carrie
r Package)のように、パッケージ本体の側面からリー
ドが張りだしたいわゆる「アウタリード」を有していな
い。
の半導体装置において、例えば、国際公開WO95/0
8856号公報に記載されるように、半導体チップの能
動面とフレキシブル基板との間に樹脂を注入して、熱ス
トレスの吸収を図ることも知られている。この樹脂によ
って、半導体チップの電極との接合部を全て覆えば、電
極の腐食を防止することができる。
に実装するときに、フィルムキャリアテープを使用すれ
ば、取り扱いが一層容易になり、量産性にも優れる。フ
ィルムキャリアテープを用いる方式においては、半導体
チップの樹脂封止を行ってから、個々の半導体装置がフ
ィルムキャリアから切断される。
れる配線には、金メッキが施されている。金メッキは、
電気メッキ(「電解メッキ」ともいう)の方法により施
される。電気メッキ法においては、配線の全てを導通さ
せて、半導体チップとの実装領域の外側まで配線を引き
出しておくことが一般的であった。引き出された配線
は、電気メッキのための電極として用いられた。なお従
来はアウターリードが存在し、そのアウタリードをその
まま引き出すことにより、電気メッキ用の配線としても
利用していた。また、既存のフレキシブル基板を用いる
場合には、電気メッキ用のメッキリードを必要とする。
通常、接続リードと直結してメッキリードは設けられて
おり、この構造は従来のTCPに用いられるTAB(Ta
pe Automated Bonding)用基板が知られている。
B用基板をそのまま用いてCSP型の半導体装置に適用
しようとした場合には、各接続リードがそのまま各メッ
キリードに直結していることから、通常アウタリードと
呼ばれる箇所で切断すると各リード端面がパッケージ端
面から突出してしまい、リード端面部は必ず露出してし
まう。CSP型の半導体装置においては、パッケージ外
形をチップサイズに近くすることで、チップ外形とパッ
ケージ外形との距離が非常に狭まる。従って、パッケー
ジ化して半導体チップを保護するとはいっても、従来の
パッケージに比して、より半導体チップを取り巻く環境
を含めた信頼性の向上に勤める必要がある。特に前述の
従来構造をそのままCSP型の半導体装置に用いた場
合、リードの切断面から半導体チップの電極までの距離
が非常に短いこと、更にはリード端部は何も覆われずに
露出してしまう構造でもあることから、リードを介して
電極の腐食が進み易い。また、隣設するリード間の間隔
もますます狭ピッチ化が進むことで、露出した切断面に
例えば導電性の異物が介在する等によりリードのショー
トが発生し、機能が損なわれることもあり得る。
半導体装置を切断し、その後に樹脂を注入すれば、この
問題を避けることができる。しかし、この場合には、バ
ラバラになった半導体装置を個別に扱わねばならず、フ
ィルムキャリアテープを用いた方式の長所を活かすこと
ができない。
ものであり、その目的は、パッケージサイズがチップサ
イズに近い半導体装置を得るためのフィルムキャリアテ
ープ及びその製造方法を提供することにある。
ャリアテープの製造方法は、封止される予定の領域内に
形成されて半導体チップの電極及び外部電極に接合され
る複数の接続リードと、該接続リードに接続されて前記
封止の領域外まで形成される少なくとも一つのメッキリ
ードと、このメッキリードが接続されるメッキ電極と、
を有して全てが導通した状態の導通パターンを、フィル
ムに形成する工程を含む。
テープの製造方法は、フィルムにリード孔を形成する工
程と、前記フィルムの前記リード孔を含む領域上に金属
箔を設ける工程と、前記金属箔からパッド部、接続リー
ド、メッキリード、メッキ電極並びに接続部からなる導
電パターンを形成する工程と、前記メッキ電極を通じ
て、前記導電パターンにメッキ処理を施す工程と、前記
接続部を加工して配線パターンを形成する工程と、を含
む。
は、前記接続部を打ち抜くことにより行ってもよい。
くことで工程数を減らすことができる。
対応して行われてもよい。
よい。
前記楕円形状の長径の方向は半導体装置の外周を形成す
る辺と略直交する方向に向けられてもよい。
前記導電パターンにおける前記メッキ処理の行われる領
域を除く領域に保護膜を設けてもよい。
い。
よい。
いられるフィルムキャリアテープは、樹脂封止されるべ
き領域内で外部電極が形成されたパッド部と、樹脂封止
されるべき領域内に配置され、各々の前記外部電極と半
導体チップの各電極とを接続する複数の接続リードと、
樹脂封止の領域外に形成される少なくとも一つのメッキ
リードと、いずれかの前記接続リードと前記メッキリー
ドとを電気的に接続する複数の接続部と、前記接続部に
形成され、前記接続リードと前記メッキリードとの電気
的絶縁を図るための少なくとも一つの孔と、前記メッキ
リードが接続されるメッキ電極と、を有し、前記パッド
部、前記接続リード、前記メッキリード、前記接続部並
びに前記メッキ電極には、電気メッキが施されている。
続部に対して跨って形成されてもよい。
は円形又は楕円形の穴からなり、各々の前記接続部に対
応して形成されてもよい。
円形状のうちの長径の方向は半導体装置の外周を形成す
る辺と略直交する方向に向けられてもよい。
の端面が孔から露出し、この露出した接続部の端面は、
樹脂封止により被覆される。これにより、接続部から接
続リードへの腐食を防止することができる。
て図面を参照して説明する。
置の製造方法をフィルムキャリアテープの製造段階から
説明する図である。特に図1〜図5においては、フィル
ムキャリアテープの製造工程を説明するものであり、図
6及び図7の工程は図1〜図5の工程にて製造されたフ
ィルムキャリアテープと半導体チップとをボンディング
する以降の工程であり、必ずしも図1〜図5の工程に引
き続き直ぐに(連続的に)行わなくてもよい。
ルム10を用意する。フィルム10は、ポリイミドやポ
リエステル等の樹脂で形成されたテープ状(長尺状)の
もので、搭載される半導体チップ(図示せず)の大きさ
に応じて幅が決定される。このフィルム10は、電気的
に絶縁性を有するとともに可撓性を有する材料が適して
いる。
スプロケット孔12及びリード孔14を例えば打ち抜き
加工やレーザー加工やケミカルエッチング加工等周知の
穴あけ技術を用いて形成する。リード孔14は、図6に
示すように、搭載される半導体チップ40の電極42に
対応する領域に形成される。すなわち、リード孔14
は、接続リード24と電極42とのボンディングを行う
ために形成される。
き、電気的導通の図れる部材として金属箔、例えばその
一例として銅箔16を、図示しないが熱ローラ等の加熱
及び加圧手段で圧接しながら貼り付ける。図3は、フィ
ルム10に銅箔16を貼りつけた状態を示している。
り、箔状の銅箔16から図4に示すように所望の導電パ
ターン20を形成する。
リード24、メッキリード26、メッキ電極28及び接
続部29を含み、導電パターン20の段階では、全てが
電気的に導通した状態となっている。パッド部22は、
例えばハンダボール等のバンプを設けて外部電極を構成
するためのものである。従って、パッド部22は平面的
にみればその表面は平坦状で、且つ所定の面積(通常、
接続リード24より幅広)を有している。なお、パッド
部22自体が凸状に形成されて、予めバンプとしての機
能を有していてもよい。また、パッド部22は半導体装
置製造後においても図示された如く、ランドのままの状
態であってもよい。但し、この場合には、実装される部
材(実装基板)側に、ハンダ等の接合部材を設ける必要
がある。パッド部22は、半導体チップがフィルムキャ
リアテープに搭載されたとき(図7を参照)に、半導体
チップ40領域の内側で、かつ、モールド材36による
樹脂封止の領域内に配置される。
電極を形成するためのパッド部22に接続されており、
パッド部22と電気的導通が図られる。なお、パッド部
22に比べて接続リード24は細く形成されている。接
続リード24は電気的導通が良好に図られる程度の幅が
確保されていればよく、狭ピッチを考えると必然的にパ
ッド部22よりも細くなる。このことは接続リード24
のみならず、接続リード24の延長上にある接続部29
においても同様である。また、接続リード24の他方の
端部は、図4に示されたようにリード孔14を通過して
いる(跨いでいる)。接続リード24におけるこのリー
ド孔14内に位置する部位にて半導体チップ40の電極
42と接続される。接続リード24は、パッド部22と
同様に、後述するモールド材36による樹脂封止の領域
内(図7参照)に配置される。接続リード24は、リー
ド孔14のメッキリード26側の辺からメッキリード2
6までの区間をつなぐ接続部29を介してメッキリード
26と電気的に接続されている。ここで、メッキリード
26は、樹脂封止の領域外に位置するように形成されて
いる。つまり、接続部29は、樹脂封止の領域内の接続
リード24から、樹脂封止の領域外のメッキリード26
に至るまで形成されている。各々のメッキリード26
は、テープ状フィルム10の短手方向に形成されるとと
もに、メッキ電極28に接続されている。メッキ電極2
8は、テープ状フィルム10の長手方向に形成されてい
る。なお、図4に示す導電パターン20の両隣りには図
示しないが、メッキ電極28に接続された同様の導電パ
ターンが連続して形成されている。
キ(電解メッキ)の方法によって、導電パターン20全
体に金メッキを施す。なお、メッキ処理としては金メッ
キの他にスズやハンダによるメッキ処理でも良い。接合
等の状況に応じて周知の方法を用いればよい。そして、
図5に示すように、接続リード24とメッキリード26
との間(すなわち、リード孔14のメッキリード側の辺
とメッキリード26との間)に位置する接続部29の少
なくとも一部を切削して、図4の導電パターン20から
配線パターン(回路パターン)30を形成する。切削す
る方法は、機械的な方法でも化学的な方法でも問わず、
周知の技術を用いることができる。また、切削される該
当部は完全に打ち抜かなくても、例えば接続リード24
とメッキリード26とが電気的に非導通状態、即ち接続
リード24のみその端部が自由端にできればよく、該当
部分(該当する位置のパターン)のみをハーフエッチン
グする等でもよい。言い換えると、ベースであるフィル
ム10は必ずしも完全に取り除かなくてもよい。こうし
て、所定の回路が形成された長尺状のフィルムキャリア
テープ34が得られる。また、配線パターン30が形成
された状態においては、接続部29におけるパッド部2
2と電気的に接続された側、即ちリード孔14と孔32
との間に位置する配線も含めて接続リード24という。
なお、配線パターン30が形成された工程以降におい
て、単に接続リードといった場合には、リード孔14と
孔32との間に位置する配線も含んでいる。
キ処理工程後であって、半導体チップ40の電極42に
対するボンディング工程(図6参照)前に行われる。ま
た、本例では接続部29を打ち抜くことで、孔32が形
成される。孔32は、同図では細長い矩形の穴である
が、その形状はこれに限るものではない。孔32を形成
する一対の長手辺のうちの一方は、図7に示すように、
樹脂封止の領域内に位置し、他方は樹脂封止の領域外に
位置させる。そして、打ち抜かれた接続部29の端面
は、孔32を形成する長手辺の位置と面一になってお
り、孔32内側においてその端部は露出している。この
露出した接続部29の端面は、樹脂にて被覆される。要
するに、孔32は、所望の回路を形成するために加え、
接続部29の露出端面を被覆するために形成されるもの
でもある。
0の上方にフィルムキャリアテープ34を配置する。よ
り詳しくは、フィルムキャリアテープのうちでもフレキ
シブル基板に相当する部位が半導体チップ40の上方に
て位置合わせされる。ここで、最終的にフィルムキャリ
アテープ34から離されて半導体装置個片になった時
に、基板として残る部位がフレキシブル基板に相当す
る。
キャリアテープ34のリード孔14を臨むように配置さ
れる。用いられる半導体チップの適正なサイズは、同図
のようにリード孔の内側を形成する辺を超えた位置に半
導体チップ端部が位置するものから、孔32におけるリ
ード孔14側の辺に至るまでのサイズのものならば、そ
のサイズは問わない。また、半導体チップ40とフィル
ムキャリアテープ34との間に所定ギャップが形成され
るようにする。このとき、半導体チップ40の電極42
の上に、接続リード24が配置されるように位置決めを
行う。そして、複数の電極42と複数の接続リード24
とを一括または1箇所ずつボンディングする。ボンディ
ングのために、電極42又は接続リード24のいずれか
一方にバンプが形成されることが好ましい。
0の形成位置は、フィルムキャリアテープ34に半導体
チップ40が配置されたときに、フィルムの半導体チッ
プが相対向する面とは反対側の面に設けられている。し
たがって、配線パターン30の表面にソルダレジストな
どの樹脂を塗布して、絶縁及び保護を図ることが好まし
い。なお電気メッキをしたい部分以外は、予め上記樹脂
で覆うようにすることも可能である。ここで電気メッキ
をしたい部分とは具体的には接続リードやランド等を指
す。このようにすれば不要部分にメッキは塗布されない
ので、メッキ処理に用いるメッキ材の無駄を省くことが
できる。あるいは、配線パターン30を、半導体チップ
40側に向けてフィルムキャリアテープ34を配置すれ
ば、ソルダレジストなどの塗布を省略することができ
る。
って半導体チップ40を封止する。なお、符号36がモ
ールド材の位置する領域である。また、図8は、図7の
VIII−VIII線断面図である。
4から、半導体チップ40とフィルムキャリアテープ3
4との間のギャップに注入される。そして、モールド材
36は、半導体チップ40の電極42を覆う。
2にて端部が露出する接続部29の端面29a(即ち、
接続リードの端部)も覆うように、モールド材36を充
填する。こうすることで、半導体チップ40の電極42
に接続される接続部29の端面29a(接続リードの端
部)が樹脂により覆われて露出しないようになる。これ
によって、接続部29側から接続リード24、更には半
導体チップ40の電極42への腐食が防止され絶縁も図
られるので、半導体装置の信頼性が向上する。
わると、モールド材36の位置する領域の外側で母体と
なるフィルムキャリアテープ34から切り離す。切り離
す場合に、一括で型抜きを行って、フィルムキャリアテ
ープ34の母体から、パッケージに利用されたフィルム
キャリアテープ34部分(すなわち、フレキシブル基板
部位)を打ち抜く。打ち抜く位置に関しては、各実施態
様が考えられる。例えば、切断位置を孔32領域内で、
且つ樹脂封止された領域よりも外側にすれば、配線パタ
ーンの引き廻し方向(フィルムの長手方向)に関しては
既に加工されており、今回の打ち抜き工程時に外的付加
がかからない。
い位置にて打ち抜くことも可能である。このように、孔
32を切り欠かないように打ち抜くことで、最終的な半
導体装置の外形が、直線性を有するようになる。この場
合には、その後の工程において、半導体装置の外形認識
が容易になるという利点がある。
変形例を示す図であり、図7の部分拡大図に対応する。
おいて、個々の接続部52が、円形穴54によってそれ
ぞれ打ち抜かれ、メッキリード56から切断されてい
る。すなわちこの円形穴は、接続部52の幅よりも広い
直径を有する。接続部52を打ち抜く工程は、メッキ処
理工程後であって、半導体チップの電極に対するボンデ
ィング工程前に行われる。円形を選択した理由は、樹脂
の流れ込み性並びに密着性を考慮したものである。
して、円形穴54から露出する接続部52の端面を樹脂
にて覆うようにする。その後、二点鎖線59の位置で最
終的な打ち抜きを行って、半導体装置を得る。半導体チ
ップの電極と接続されている各接続リードの端部は、樹
脂にて完全に覆われることになり、こうして得られた半
導体装置も、上記実施形態と同様の効果を奏する。
プ60においては、個々の接続部62が、長穴64によ
ってそれぞれ打ち抜かれ、メッキリード66から切断さ
れている。長穴、すなわち、言い換えると楕円形状であ
る。そして、一点鎖線68の位置まで樹脂を封止して、
長穴64から露出する接続部62の端面を覆うようにす
る。その後、最終的な打ち抜きを行う位置は、長穴64
の内側の二点鎖線69の位置である。つまり、最終的な
打ち抜きを行うと、長穴64を切り欠いた形状となる。
こうして、半導体装置を得ることができる。なお、第9
図及び第10図での最終的な打ち抜き位置59、69
は、この限りではない。この点は後に説明する。
の方向はパッケージの外周を形成する辺と略直交方向に
設けてあり、このようにすれば接続部の界面は図9の例
に比べて更にパッケージの外周から引き込まれたところ
に位置する。したがって、外気と接するまでの距離がよ
り増すことで、リードの腐食防止効果をより高めること
ができる。また、長穴にすれば樹脂との接触領域を広げ
ることも可能となり、樹脂と基板との接着強度が更に高
められる。その際、長穴の長径の方向をパッケージの外
周を形成する辺に対して略直交方向に設けたので、隣設
する接続リードのピッチ間隔を狭ピッチに対応すること
ができる。ただし、ある程度ピッチの制限が緩い場合に
は、長穴の長径の方向を気にする必要はなく、上記と同
様にパッケージの外周を形成する辺と略直交方向に設け
てもよいし、その直行方向(すなわち、パッケージの外
周を形成する辺と略平行方向)に設けても差し支えはな
い。
位置58、68と、最終的な型抜き(切断)位置59、
69とをずらしたことで、更により詳しくいうと、パッ
ケージとしてみたときに樹脂封止位置の更に外側に切断
(打ち抜き)位置を設けたことで、最終的な半導体装置
の外形が、直線性を有するようになる。そして、その後
の工程において、半導体装置の外形認識が容易になる。
また切断工程にて樹脂封止部に損傷を与える心配がない
ことによる。
抜き)位置とはずらさなければならない訳はなく、同じ
にしても良い。また、穴内の樹脂の位置よりは外側で且
つ穴内に納まる位置にて切断しても良い。なお、打ち抜
き位置と樹脂封止位置とを同じにするとしても、穴内に
おいて樹脂の引き込んだ形に改めて打ち抜く必要はな
く、樹脂封止部の最外形直線状に打ち抜けばよい。いず
れにしても、各接続リードにつながる各接続部の端部
は、穴(円形穴、長穴等)が形成されていて、基板(フ
ィルムキャリアテープ)の端部からは引き込まれた位置
に設けられるため、接続部端部は樹脂にて覆われた状態
が保たれていることになる。
ときに、電解メッキの他に周知の無電解メッキ法を用い
てもよい。またフィルムキャリアテープ自体も本例のよ
うに導電パターン、接着剤、フィルムの3層からなるテ
ープに限られるものでなく、例えば前述の構成から接着
剤の除かれた2層のテープを用いてもよい。
2辺に形成されたチップを用いたが、4辺に電極が設け
られた場合も同様に適用可能であることはいうまでもな
い。その際にはテープの4方向に矩形穴が設けられるこ
とになる。
領域の内側方向に引き込まれる、いわゆるファンインタ
イプを説明したが、ファンインタイプとその逆のファン
アウトタイプを融合させての適用も可能である。この場
合にはファンインタイプは本例を用いてファンアウトタ
イプは従前の技術を用いて行えば可能である。
て製造された半導体装置110を実装した回路基板10
0を示す。詳細図は示さないが、半導体装置110のパ
ッド部22と回路基板100上に形成された接続部(例
えば、ランド)とが電気的に接続されている。接続部材
としては、例えば周知のハンダが用いられて、両者(半
導体装置110のパッド部と回路基板100の接続部)
間に介在させて接続を図るというものである。接続部材
としては、ハンダ以外にも、例えば異方性導電接着剤を
用いる等、各種接続手段を用いることが可能である。
法を説明する図である。
法を説明する図である。
法を説明する図である。
法を説明する図である。
法を説明する図である。
法を説明する図である。
法を説明する図である。
る。
半導体装置を実装した回路基板を示す図である。
Claims (14)
- 【請求項1】 フィルムキャリアテープの製造方法にお
いて、 封止される予定の領域内に形成されて半導体チップの電
極及び外部電極に接合される複数の接続リードと、該接
続リードに接続されて前記封止の領域外まで形成される
少なくとも一つのメッキリードと、このメッキリードが
接続されるメッキ電極と、を有して全てが導通した状態
の導通パターンを、フィルムに形成するフィルムキャリ
アテープの製造方法。 - 【請求項2】 フィルムキャリアテープの製造方法にお
いて、 フィルムにリード孔を形成する工程と、 前記フィルムの前記リード孔を含む領域上に金属箔を設
ける工程と、 前記金属箔からパッド部、接続リード、メッキリード、
メッキ電極並びに接続部からなる導電パターンを形成す
る工程と、 前記メッキ電極を通じて、前記導電パターンにメッキ処
理を施す工程と、 前記接続部を加工して配線パターンを形成する工程と、
を含んでなるフィルムキャリアテープの製造方法。 - 【請求項3】 請求項2記載のフィルムキャリアテープ
の製造方法において、 前記配線パターンを形成する工程は、前記接続部を打ち
抜くことにより行われるフィルムキャリアテープの製造
方法。 - 【請求項4】 請求項3記載のフィルムキャリアテープ
の製造方法において、 複数の前記接続部が一括して打ち抜かれるフィルムキャ
リアテープの製造方法。 - 【請求項5】 請求項3記載のフィルムキャリアテープ
の製造方法において、 前記打ち抜きは、各接続部毎に対応して行われるフィル
ムキャリアテープの製造方法。 - 【請求項6】 請求項3乃至請求項5のいずれかに記載
のフィルムキャリアテープの製造方法において、 各接続部は、円形穴によって打ち抜かれるフィルムキャ
リアテープの製造方法。 - 【請求項7】 請求項6記載のフィルムキャリアテープ
の製造方法において、 前記円形穴は楕円形状をなし、前記楕円形状の長径の方
向は半導体装置の外周を形成する辺と略直交する方向に
向けられるフィルムキャリアテープの製造方法。 - 【請求項8】 請求項2記載のフィルムキャリアテープ
の製造方法において、 前記メッキ処理を施す工程の前に、前記導電パターンに
おける前記メッキ処理の行われる領域を除く領域に保護
膜が設けられるフィルムキャリアテープの製造方法。 - 【請求項9】 請求項8記載のフィルムキャリアテープ
の製造方法において、 前記保護膜として樹脂が用いられるフィルムキャリアテ
ープの製造方法。 - 【請求項10】 請求項9記載のフィルムキャリアテー
プの製造方法において、 前記樹脂としてソルダレジストが用いられるフィルムキ
ャリアテープの製造方法。 - 【請求項11】 樹脂封止型の半導体装置に用いられる
フィルムキャリアテープにおいて、 樹脂封止されるべき領域内で外部電極が形成されたパッ
ド部と、 樹脂封止されるべき領域内に配置され、各々の前記外部
電極と半導体チップの各電極とを接続する複数の接続リ
ードと、 樹脂封止の領域外に形成される少なくとも一つのメッキ
リードと、 少なくとも一つを除く前記接続リードと前記メッキリー
ドとを電気的に接続する複数の接続部と、 前記除外された接続リードと前記メッキリードとの電気
的絶縁を図るための少なくとも一つの孔と、 前記メッキリードが接続されるメッキ電極と、 を有し、 前記パッド部、前記接続リード、前記メッキリード、前
記接続部並びに前記メッキ電極には、電気メッキが施さ
れているフィルムキャリアテープ。 - 【請求項12】 請求項11記載のフィルムキャリアテ
ープにおいて、 前記孔は矩形の穴からなり、複数の前記接続部に対して
跨って形成されてなるフィルムキャリアテープ。 - 【請求項13】 請求項11記載のフィルムキャリアテ
ープにおいて、 複数の前記孔を有し、 各孔は円形又は楕円形の穴からなり、各々の前記接続部
に対応して形成されてなるフィルムキャリアテープ。 - 【請求項14】 請求項13記載のフィルムキャリアテ
ープにおいて、 前記孔は楕円形状をなし、前記楕円形状のうちの長径の
方向は半導体装置の外周を形成する辺と略直交する方向
に向けられるフィルムキャリアテープ。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2002089092A JP3824076B2 (ja) | 1996-10-17 | 2002-03-27 | フィルムキャリアテープの製造方法 |
Applications Claiming Priority (3)
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---|---|---|---|
JP8-297531 | 1996-10-17 | ||
JP29753196 | 1996-10-17 | ||
JP2002089092A JP3824076B2 (ja) | 1996-10-17 | 2002-03-27 | フィルムキャリアテープの製造方法 |
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