JP2002329325A - ウォブル成分抽出方法およびそれを用いたディスクドライブ装置 - Google Patents

ウォブル成分抽出方法およびそれを用いたディスクドライブ装置

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JP2002329325A JP2001131025A JP2001131025A JP2002329325A JP 2002329325 A JP2002329325 A JP 2002329325A JP 2001131025 A JP2001131025 A JP 2001131025A JP 2001131025 A JP2001131025 A JP 2001131025A JP 2002329325 A JP2002329325 A JP 2002329325A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウォブル成分抽出方法およびそれを用いたデ
ィスクドライブ装置の提供 【解決手段】 反射光が読み出し時の低出力レーザー光
20と書き込み時の高出力レーザー光22とで構成され
て、光量が不連続である場合に、該反射光の低出力レー
ザー光20と高出力レーザー光22を連続してウォブル
成分1を抽出することを特徴としたウォブル成分抽出方
法である。また、ウォブルグルーブ16の幅方向の一端
を検出する1のフォトダイオード14と、ウォブルグル
ーブ16の幅方向の他端を検出する他のフォトダイオー
ド14とを用い、1のフォトダイオード14で検出され
た1の反射光と、他のフォトダイオード14で検出され
た他の反射光とで互いに光量が不連続な部分を補正して
ウォブル成分1を抽出することを特徴としたウォブル成
分抽出方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はCD−R/RW、D
VD−R/RW等の光ディスクに形成されたプレグルー
ブのウォブル成分を抽出する装置に関し、さらに詳細に
は、サンプル/ホールド回路を用いないウォブル成分の
抽出方法、および、それを利用したディスクドライブ装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、CD−R/RWおよびDVD
−R/RW等の光ディスクにおいては、プレグルーブの
ウォブルグルーブにより、時間情報や、位置情報を管理
する方法が用いられている。このウォブルグルーブを計
測する際は、レーザーダイオードからディスクに照射さ
れたレーザー光の反射光を計測することにより行われて
いた。
【0003】光ディスクにおいては、読み出し時と書き
込み時におけるレーザー光出力が異なるため、それぞれ
において計測すべき反射光の光量が異なる。反射光に
は、前記読み出し時および書き込み時の区分情報とウォ
ブル成分の情報とが混在した状態になっている。したが
って、読み出し時の低出力レーザー光および書き込み時
の高出力レーザー光において、ウォブル成分を抽出する
場合には、前記反射光の光量差によるウォブル成分の歪
みの補正が必要であった。しかしながら、前記ウォブル
成分の歪み補正は複雑な機構が必要であったため、装置
の単純化等において課題があった。
【0004】そこで、反射光の光量差によるウォブル成
分の歪み補正の工程を省略するため、読み出し時の低出
力レーザー光においてのみウォブル成分を抽出すること
により、装置を単純にし、書き込み時の高出力レーザー
光においては、読み出し時の低出力レーザー光において
抽出したウォブル成分を利用することで、ウォブル成分
の管理をしていた。すなわち、サンプル/ホールド回路
によるウォブル成分の管理である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記サンプル/ホール
ド回路によるウォブル成分の管理は、読み出し時の低出
力レーザー光による反射光からウォブル成分を抽出(サ
ンプル)し、該ウォブル成分をコンデンサに電気信号と
して充電し、書き込み時の高出力レーザー光におけるウ
ォブル成分の管理は、前記コンデンサに充電した電気信
号を放電し、読み出し時の低出力レーザー光のウォブル
成分を貼り付ける(ホールド)ことにより行われる。サ
ンプル/ホールド回路によるウォブル成分の管理におい
ては、前述のようにコンデンサの充放電により情報のや
り取りがなされるため、コンデンサへのチャージ時間
や、ドループレート等により、高速記録への対応が困難
であるといった課題があった。
【0006】また、サンプル/ホールド回路以外におけ
るウォブル成分抽出の方法には、除算回路によるものが
あるが、除算回路は単電源での使用が困難であり、周波
数特性が良好なものが少なく、しかも、コストが高いた
め、実用化において課題があった。
【0007】そこで、本発明は、以上に述べた課題を解
決するために、低コストで高速記録に対応可能なウォブ
ル成分抽出方法およびそれを具備したディスクドライブ
装置を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するべ
く、本発明は以下の構成を備える。すなわち、光ディス
クにデータを記録する際、光ディスクに照射したレーザ
ー光の反射光からウォブル成分を抽出するウォブル成分
抽出方法において、前記反射光が読み出し時の低出力レ
ーザー光と書き込み時の高出力レーザー光とで構成され
て、光量が不連続である場合に、該反射光の低出力レー
ザー光と高出力レーザー光を連続してウォブル成分を抽
出することを特徴としたウォブル成分抽出方法である。
これにより、サンプル/ホールド回路を用いずに、反射
光が読み出し時の低出力レーザー光と書き込み時の高出
力レーザー光の両方による反射光から、ウォブル成分を
抽出する作用をなす。
【0009】また、光量が不連続な反射光からウォブル
成分を抽出する際に、反射光の検出は、ウォブルグルー
ブの幅方向の一端を検出する1のフォトダイオードと、
ウォブルグルーブの幅方向の他端を検出する他のフォト
ダイオードとを用い、前記1のフォトダイオードで検出
された1の反射光と、前記他のフォトダイオードで検出
された他の反射光とで互いに光量が不連続な部分を補正
してウォブル成分を抽出することを特徴としたウォブル
成分抽出方法である。これにより、抽出結果に含まれる
各種のノイズを除去することができる。
【0010】また、反射光が読み出し時の低出力レーザ
ー光と書き込み時の高出力レーザー光とで構成されて、
光量が不連続である場合に、該反射光の低出力レーザー
光と高出力レーザー光を連続してウォブル成分を抽出す
ることを特徴としたディスクドライブ装置である。これ
により、サンプル/ホールド回路を用いずにウォブル成
分が抽出できるため、高速読み書きへの対応が容易とな
る。
【0011】さらに、光ディスクにデータを記録する
際、光ディスクに照射したレーザー光の反射光からウォ
ブル成分を抽出するディスクドライブ装置において、ウ
ォブルグルーブの幅方向の一端を検出する1のフォトダ
イオードと、ウォブルグルーブの幅方向の他端を検出す
る他のフォトダイオードと、1のフォトダイオードおよ
び他のフォトダイオードで検出された反射光が入力さ
れ、前記入力された反射光の読み出し時の低出力レーザ
ー光と書き込み時の高出力レーザー光の光量差による歪
みを補正して、ウォブル成分のみを抽出する差動増幅器
と、差動増幅器により抽出されたウォブル成分に含まれ
るノイズを除去するノイズ除去回路と、前記ノイズ除去
回路により補正されたウォブル成分をディジタル化する
コンパレータとを具備することを特徴としたディスクド
ライブ装置である。これにより、抽出したウォブル成分
に含まれる歪みや、各種のノイズを除去することがで
き、高速なウォブル成分の抽出が可能である。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面を参照しながら詳細に説明する。まず、ウォ
ブル成分1について説明する。従来の技術で説明したよ
うに、ウォブル成分1とは、CD−R等の光ディスクに
データを記録する際に、光ディスクから反射してきた反
射光に含まれているウォブルグルーブに基づく信号成分
のことである。光ディスクの記録面にはピットが形成さ
れる溝として、予め物理的に刻まれたウォブルグルーブ
(溝)16(図3参照)が蛇行して形成されている。し
たがって、フォトダイオード10から照射されたレーザ
ー光が光ディスクの反射面で反射する際には、この蛇行
したウォブルグルーブ16の成分が反射光に含まれてく
る。この反射光から、ウォブル成分1を抽出すること
で、ディスク上の時間管理などを行うことができるので
ある。
【0013】図1は、ディスクドライブ装置におけるウ
ォブル成分の抽出を行う反射光の出力レベルのパルス波
形を示す説明図である。図1に基づいて本実施の形態に
おけるウォブル成分抽出方法について説明する。図1に
おいて、縦軸は反射光のレベルを示し、横軸は時間を示
すものである。データ書き込み時の高出力レーザー光2
2は、出力がE1であり、ウォブルグルーブ16にピッ
トを形成することができる。一方、データ読み出し時の
低出力レーザー光20は、出力がE2であり、ピットか
らの反射光を読み取ることができる。これらの出力E1
の高出力レーザー光22と出力E2の低出力レーザー光
20とが交互に光ディスクへ照射される。したがって、
光ディスクから反射される反射光も、低出力と高出力と
から成るパルス状のパルス波として形成され、図1に示
すような波形となる。
【0014】反射光が読み出し時の低出力レーザー光2
0、および、書き込み時の高出力レーザー光22のいず
れの場合においても、反射光にはウォブル成分1が含ま
れている。従来は、読み出し時の低出力レーザー光20
の反射光からのみウォブル成分1を抽出するようにして
いたが、本発明では、読み出し時の低出力レーザー光2
0のみならず、書き込み時の高出力レーザー光22の反
射光からもウォブル成分1を抽出するようにしている。
これにより、サンプル/ホールド回路を使用せずとも、
常にウォブル成分1を途切れなく抽出可能となってい
る。
【0015】次に、図2に基づいて、本発明にかかるデ
ィスクドライブ装置において、読み出し時の低出力レー
ザー光20、および、書き込み時の高出力レーザー光2
2の反射光からウォブル成分1を抽出可能としたウォブ
ル成分抽出回路について説明する。図2は本実施の形態
におけるウォブル成分抽出回路を示す説明図である。本
実施の形態は、2つのフォトダイオード14a,14b
と、各フォトダイオード14a,14bで計測された反
射光を2つの入力信号として入力し(S1)、両入力信
号の差分を取る差動増幅器34と、差動増幅器34で増
幅され(S2)たウォブル信号のノイズを除去する(S
3〜S5)ノイズ除去回路(26,28)と、ノイズが
除去されたウォブル信号を増幅させる(S6)アンプ3
0と、増幅したウォブル信号をディジタル化するコンパ
レータ32とを備えている。なお、本実施の形態では、
ノイズ除去回路(26,28)として、複数の2次ロー
パスフィルタ26と、2次ハイパスフィルタ28を採用
しているが、特にこの構成に限定されるものではない。
【0016】上記の構成について、各構成の動作と共に
さらに具体的に説明する。本実施の形態におけるウォブ
ル成分1の抽出は、レーザーダイオード10から光ディ
スクへレーザーを照射し、光ディスクからの反射光を2
つのフォトダイオード14a,14bで計測することに
よりなされる(S1)。図3はそれぞれのフォトダイオ
ードがウォブル成分を計測する場合における概略説明図
である。
【0017】図3において、ウォブルグルーブ16の幅
の中に設けた境界線18により区分された上側半分を1
つのフォトダイオード14aの計測範囲40aとし、境
界線18により区分された下側半分を他方のフォトダイ
オード14bの計測範囲40bとしている。ここで、そ
れぞれの計測範囲40a,40bで2つのフォトダイオ
ード14a,14bが計測した光量を入力信号とする。
【0018】図3のw1からw2の区間において、境界
線18を基準線として、境界線18からウォブルグルー
ブ16の幅方向の一端16aおよび他端16bにより区
切られたそれぞれの計測範囲40a,40bに注目す
る。計測範囲40a,40bで単純に光が反射する部分
が斜線部分41としてあらわれている。斜線部分41が
ウォブル成分であることは、図3から明らかである。
【0019】しかしながら、フォトダイオード14a,
14bは、光ディスクからの反射光を計測するものであ
るため、ウォブル成分の他にレーザー光出力の成分も計
測し、これらを合わせて入力信号としている。そこで、
フォトダイオード14a,14bが計測した光ディスク
からの反射光をウォブル成分と、レーザー光の出力の成
分とを別々にしてグラフにあらわすことにする。
【0020】図4はw1からw2の区間におけるウォブ
ル成分の波形24a,24bと、レーザー光出力の変化
を示す説明図である。図4(a)は、図3において、境
界線18からウォブルグルーブの一端側16a方向の領
域におけるウォブル成分の波形24aと、レーザー光出
力の変化のようすを示す説明図である。図4(b)は、
図3において、境界線18とウォブルグルーブの他端側
16b方向の領域におけるウォブル成分の波形24b
と、レーザー光出力の変化のようすを示す説明図であ
る。
【0021】図4(a)および図4(b)のグラフを比
較すると、図4(a)のグラフにおけるウォブル成分の
波形24aと図4(b)のグラフにおけるウォブル成分
の波形24bは、振幅が同じで逆位相であることがわか
る。一方、レーザー光出力の変化のようすはそれぞれが
同振幅で、かつ、ほぼ同位相であることがわかる。
【0022】したがって、2つのフォトダイオード14
a,14bによりそれぞれ計測された入力信号は、一方
のフォトダイオード14a(又は14b)によるウォブ
ル成分の波形24a(又は24b)を基準として、他方
のフォトダイオード14b(又は14a)のウォブル成
分の波形24b(又は24a)を逆位相にし、増幅させ
る(差動増幅)ことによりウォブル成分の波形24a,
24bの位相を一致させ、レーザー光出力の成分を除去
することができる(S2)。これにより得られた波形
が、レーザー光出力の成分を除去したウォブル成分の波
形1である。ウォブル成分の波形1を図5に示す。図5
は図3における入力信号を差動増幅させて得られたウォ
ブル成分の波形を示す説明図である。
【0023】ここで、図5に示すウォブル成分1の波形
には、レーザー光出力の差による歪み42が混入してい
る。図4より、レーザー光出力の変化は、2つのフォト
ダイオード14a,14bで入力信号を同時に計測して
いるため一致する。すなわち、前述のように、入力信号
を差動増幅させることで、レーザー光出力の差は互いに
打ち消し合うはずである。
【0024】しかしながら、実際は、光のばらつき等に
より、レーザー光出力の差を完全に打ち消し合うことが
できず、図5に示すように入力信号を差動増幅して得た
ウォブル成分1の中にレーザー光出力の差による歪み4
2が残留してしまうことになる。
【0025】ところで、光ディスクに刻まれているウォ
ブルグルーブ16は、そもそもFM変調されているた
め、多少の振幅の差はウォブル成分1の解析において妨
げにはならない。すなわち、図5に示すウォブル成分1
の波形の周波数のみに注目すればよいことになる。した
がって、図5に示す差動増幅されたウォブル成分1の波
形をフィルタ処理すれば差動増幅されたウォブル成分1
に含まれるレーザー光出力の差による歪み42を整形す
ることが可能である。以下にフィルタ処理の手順を説明
する。
【0026】まず、図5に示す入力信号を差動増幅して
得たウォブル成分1の波形を2次ローパスフィルタ26
に通すことにより、レーザー光出力の差による歪み42
を整形し、図6に示すようなウォブル成分1Aの波形に
整形する(S3)。ここで、図6は2次ローパスフィル
タにより処理した後のウォブル成分の波形を示す説明図
である。この説明図は図5および後に示す図7、図8、
図9と異なり、ウォブル成分1Aの波形分布による全体
形状をあらわすためのものである。換言すれば、図6
は、図5および後に示す図7、図8、図9に比べ時間軸
を長くしたものである。図6から明らかなように、2次
ローパスフィルタ26により処理したウォブル成分1A
の波形においても、未だフォーカス情報やトラッキング
情報による歪み44が含まれている。
【0027】そこで、図6に示すウォブル成分1Aの波
形を2次ハイパスフィルタ28に通すことで、ウォブル
成分1Aの波形に含まれているフォーカス情報やトラッ
キング情報による歪み44を整形する(S4)。これに
より得られたウォブル成分1Bの波形が図7に示す波形
である。図7は、2次ハイパスフィルタを通過させた後
におけるウォブル成分の波形を示す説明図である。2次
ハイパスフィルタ28を通過させると、2次ハイパスフ
ィルタ28の特性上、図7に示すようにノイズ46が入
るため、ノイズ46を除去しなければならない。そこ
で、図7に示すウォブル成分1Bの波形を再度2次ロー
パスフィルタ26へ通過させる(S5)。2次ローパス
フィルタ26により処理することにより、図7に示す入
力信号の波形を図8に示すようなノイズを除去したウォ
ブル成分1Cの波形に整形することができる。図8は、
ノイズを除去したウォブル成分の波形を示す説明図であ
る。以上のようなフィルタ処理をすることにより、ウォ
ブル成分1の波形を歪ませていた各種の要因を除去した
純粋なウォブル成分1Cの波形への整形が完了する。
【0028】図8の純粋なウォブル成分1Cの波形をア
ンプ30により増幅させ(S6)、その後コンパレータ
32にかけることにより、アナログ波形によりあらわれ
ていたウォブル成分1Cを図9に示すようなディジタル
波によるウォブル成分1Dに変換することができる(S
7)。ここに、図9はディジタル波であらわされたウォ
ブル成分を示す説明図である。本発明のディスク装置に
おけるウォブル成分1の管理は図9に示すディジタル波
であらわされたウォブル成分1Dによりなされている。
【0029】本実施の形態においては、フォトダイオー
ド14a,14bにより計測された入力信号を差動増幅
器34により差動増幅処理して得られたウォブル成分1
を、引き続き2次ローパスフィルタ26による処理を施
すが、差動増幅器32と2次ローパスフィルタ26との
間にバンドパスフィルタを配置し、ウォブル成分1をバ
ンドパスフィルタで処理すれば、より好適なウォブル成
分の波形にすることができる。
【0030】
【発明の効果】以上に説明したように、2つのフォトダ
イオード14a,14bにより、読み出し時の低出力レ
ーザー光20および書き込み時の高出力レーザ−光22
の両方、すなわち、ウォブルグルーブ16の全域におい
て、ウォブル成分1の計測をおこない、計測結果を差動
増幅しフィルタ処理をすることにより、サンプル/ホー
ルド回路を用いずにウォブル成分1が抽出可能となっ
た。ウォブル成分1の抽出を2つのフォトダイオード1
4a,14bで行うことにより、従来技術がそのまま利
用可能となり、製造コストを抑えることができる。しか
も、高速記録に容易に対応が可能となる等の著効を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】ウォブル成分の抽出を行う反射光の出力レベル
のパルス波形を示す説明図である。
【図2】本実施の形態におけるウォブル成分抽出回路を
示す説明図である。
【図3】フォトダイオードがウォブル成分を計測する場
合における概略説明図である。
【図4】w1からw2の区間におけるウォブル成分の波
形24a,24bと、レーザー光出力の変化を示す説明
図である。
【図5】図3における入力信号を差動増幅させて得られ
たウォブル成分の波形を示す説明図である。
【図6】2次ローパスフィルタにより処理した後のウォ
ブル成分の波形を示す説明図である。
【図7】2次ハイパスフィルタを通過させた後における
ウォブル成分の波形を示す説明図である。
【図8】ノイズを除去したウォブル成分の波形を示す説
明図である。
【図9】ディジタル波であらわされたウォブル成分を示
す説明図である。
【符号の説明】
1 ウォブル成分 10 レーザーダイオード 12 光ディスク 14 フォトダイオード 16 ウォブルグルーブ 18 境界線 26 2次ローパスフィルタ 28 2次ハイパスフィルタ 30 アンプ 32 コンパレータ 34 差動増幅器 42 光量差による歪み 44 フォーカス情報およびトラッキング情報による歪
み 46 ノイズ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ディスクにデータを記録する際、光デ
    ィスクに照射したレーザー光の反射光からウォブル成分
    を抽出するウォブル成分抽出方法において、 前記反射光が読み出し時の低出力レーザー光と書き込み
    時の高出力レーザー光とで構成されて、光量が不連続で
    ある場合に、該反射光の低出力レーザー光と高出力レー
    ザー光を連続してウォブル成分を抽出することを特徴と
    したウォブル成分抽出方法。
  2. 【請求項2】 ウォブルグルーブの幅方向の一端を検出
    する1のフォトダイオードと、ウォブルグルーブの幅方
    向の他端を検出する他のフォトダイオードとを用い、 前記1のフォトダイオードで検出された1の反射光と、
    前記他のフォトダイオードで検出された他の反射光とで
    互いに光量が不連続な部分を補正してウォブル成分を抽
    出することを特徴とした請求項1記載のウォブル成分抽
    出方法。
  3. 【請求項3】 光ディスクにデータを記録する際、光デ
    ィスクに照射したレーザー光の反射光からウォブル成分
    を抽出するディスクドライブ装置において、 前記反射光が読み出し時の低出力レーザー光と書き込み
    時の高出力レーザー光とで構成されて、光量が不連続で
    ある場合に、該反射光の低出力レーザー光と高出力レー
    ザー光を連続してウォブル成分を抽出することを特徴と
    したディスクドライブ装置。
  4. 【請求項4】 光ディスクにデータを記録する際、光デ
    ィスクに照射したレーザー光の反射光からウォブル成分
    を抽出するディスクドライブ装置において、 ウォブルグルーブの幅方向の一端を検出する1のフォト
    ダイオードと、 ウォブルグルーブの幅方向の他端を検出する他のフォト
    ダイオードと、 1のフォトダイオードおよび他のフォトダイオードで検
    出された反射光が入力され、前記入力された反射光の読
    み出し時の低出力レーザー光と書き込み時の高出力レー
    ザー光の光量差による歪みを補正して、ウォブル成分の
    みを抽出する差動増幅器と、 差動増幅器により抽出されたウォブル成分に含まれるノ
    イズを除去するノイズ除去回路と、 前記ノイズ除去回路により補正されたウォブル成分をデ
    ィジタル化するコンパレータとを具備することを特徴と
    したディスクドライブ装置。
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