JP2002329276A - センタ装置 - Google Patents

センタ装置

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JP2002329276A
JP2002329276A JP2001130787A JP2001130787A JP2002329276A JP 2002329276 A JP2002329276 A JP 2002329276A JP 2001130787 A JP2001130787 A JP 2001130787A JP 2001130787 A JP2001130787 A JP 2001130787A JP 2002329276 A JP2002329276 A JP 2002329276A
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JP2001130787A
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Hiromichi Okamoto
裕通 岡本
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Atsumi Electric Co Ltd
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Atsumi Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】異常通報があった場合に、自動的に警備員へ出
動指令を行う。 【解決手段】センタ装置は、警備物件の警備装置のアド
レスと、当該警備物件を担当する警備員の警備員アドレ
スが対応付けられ、且つ各警備員アドレスには、現在出
動中か待機中かを示すフラグが付けられた警備員アドレ
ステーブル15を備えている。異常通報があると、デー
タ処理部4は、警備員アドレステーブル15から、当該
異常通報を行った警備装置アドレスに対応付けられた警
備員アドレスであって、待機中であることを示すフラグ
が付けられている警備員アドレスを一つ抽出すると共
に、送信ファイルDB14を検索して、当該警備装置ア
ドレスの送信ファイルを取り込む。そして、この送信フ
ァイルを添付して、その抽出した警備員アドレス宛て
に、出動を指令するメッセージを送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、警備装置からの通
報を受信して処理する警備センタシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】警備システムには種々の形態があるが、
その一つとして、警備を行う対象となっている箇所(以
下、これを警備物件と称す)に設置された警備装置と、
警備会社の警備センタに設置されたセンタ装置とが、公
衆電話回線網を介して接続されてなる警備システムがあ
る。本発明は、このような警備システムに用いるセンタ
装置を対象とする。
【0003】このような警備システムにおいて、警備装
置はセンタ装置に対して通報を行う。どのような場合に
センタ装置に対して通報を行うかは警備装置に予め設定
されている。例えば、侵入者を検知した場合等の緊急に
対応しなければならない事態を検知した場合にはセンタ
装置に対して異常通報を行う。このような異常通報は全
ての警備装置に設定されている。異常通報に際しては、
警備装置は、自己に割り当てられたアドレスを付けて、
少なくとも、異常通報であることを示すデータ、及び発
報したセンサの番号を送信する。
【0004】また、警備物件には適宜な区画毎に警戒エ
リアが定められており、それらの警戒エリアには警戒エ
リア番号が付けられる。そして、各々の警戒エリアには
警備状態が設定される。警備状態には警戒状態と解除状
態の2つの状態があり、警備状態設定装置によって、警
戒状態から解除状態へ、あるいは解除状態から警戒状態
に設定できるようになされているが、警備装置には、警
備状態が変更された場合に、警備状態が変更されたこと
を通報(以下、この通報を警備状態変更通報と称する)
するように設定される場合もある。この警備状態変更通
報は、例えば警戒エリア番号が1番の警戒エリアの警備
状態が解除状態から警戒状態に変更された場合には、警
備装置は自己に割り当てられたアドレスを付けて、1番
の警戒エリアに警戒状態が設定されたことを示すデータ
をセンタ装置宛てに送信することによって行う。
【0005】更に、警備装置には定時通報を行うように
設定される場合もある。定時通報は、定期的に行われる
ものであり、定時通報を行う場合には、警備装置は自己
に割り当てられたアドレスを付けて、定時通報であるこ
とを示すデータをセンタ装置宛てに送信する。センタ装
置では定時通報を受信することによって、電話回線が切
断されていないこと、及び警備装置が正常に動作してい
ることを確認することができる。以上が警備装置がセン
タ装置宛てに行う代表的な通報の例である。
【0006】さて、1台のセンタ装置には多くの台数の
警備装置から通報が入る。そして、警備装置から何等か
の通報があると、センタ装置は受信した通報のデータ
を、受信日時を付けて、受信した順序に、時系列でデー
タベースに登録すると共に、通報の内容をモニタに表示
する。従って、センタ装置を担当する管制員は、モニタ
を観察することによって、どの警備装置からどのような
通報があったかを知ることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、法令では、
異常通報があった場合には、25分以内に当該異常通報
を行った警備装置が設置されている警備物件の現場に到
着して、調査を行ったり、異常事態に対して適当な処置
を講じることが指令されている。そこで、異常通報があ
った場合には、センタ装置の管制員は、当該異常通報を
行った警備装置が設置された警備物件のエリアを担当す
る警備員に、電話や業務無線によって当該警備物件の場
所を知らせて現場への出動を指令しているのが現状であ
る。しかし、短時間の間に多数の警備装置から異常通報
があった場合、センタ装置の管制員は一度に複数の異常
通報には対応できず、警備員への出動指令が遅れてしま
ったり、警備員への出動指令を忘れてしまうという事態
が生じてしまう可能性があった。
【0008】そこで、本発明は、異常通報があった場合
に、自動的に警備員へ出動指令を行うことができるセン
タ装置を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に係るセンタ装置は、警備物件の警備装
置のアドレスと、当該警備物件を担当する警備員の警備
員アドレスが対応付けられ、且つ各警備員アドレスに
は、現在出動中か待機中かを示すフラグが付けられた警
備員アドレステーブルを備え、異常通報があった場合に
は、警備員アドレステーブルから、当該異常通報を行っ
た警備装置のアドレスに対応付けられた警備員アドレス
であって、待機中であることを示すフラグが付けられて
いる警備員アドレスを一つ抽出し、その抽出した警備員
アドレス宛てに、当該異常通報を行った警備装置が設置
されている警備物件に関する情報を添付して出動を指令
する出動指令メッセージを送信することを特徴とする。
請求項2に係るセンタ装置は、請求項1において、警備
物件の一つ一つについて、警備物件についての所定の情
報が書き込まれた警備物件ファイルが登録された警備物
件データベースを備え、警備装置から通報があった場合
には、通報を行った警備装置のアドレス、及び通報の種
別を含めた通報の内容をリスト表示し、異常通報の場合
には、更に、警備員が携行する端末装置から受信したデ
ータに基づいて、異常通報に対する各処理段階が行われ
た時刻を自動的に表示することを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ発明の実
施の形態について説明する。なお、以下では、データベ
ースをDBと記すこともある。図1は本発明に係るセン
タ装置の一実施形態を示す図であり、図中、1、2は回
線制御部、3はデータ送受信部、4はデータ処理部、5
はモニタ、11は受信DB、12は異常処理DB、13
は警備物件DB、14は送信ファイルDB、15は警備
員アドレステーブルを示す。
【0011】まず、図1に示すセンタ装置の各部につい
て概略説明する。回線制御部1は警備装置からの通報を
受信するためのものであり、複数個備えられている。各
回線制御部1には、公衆電話回線網に接続される局線が
接続されている。各回線制御部1に接続されている局線
にはそれぞれ電話番号が与えられている。
【0012】そして、回線制御部1は、発呼されると局
線を捕捉し、警備装置からの通報のデータを受信して、
内部メモリ(図示せず)に記憶し、データ送受信部3か
らアクセスされると、その内部メモリに記憶した通報の
データをデータ送受信部3に渡す。
【0013】回線制御部2については次のようである。
後述するように、図1に示すセンタ装置は、異常通報が
あった場合には、警備員に対して、当該異常が発生して
いる警備物件の現場への出動指令を自動的に行うが、そ
のために全ての警備員は、センタ装置と無線によってデ
ータの授受を行うことのできる端末装置を携行してい
る。つまり、警備員が携行する端末装置は、移動電話の
機能をも備えているのである。なお、ここでは移動電話
とは、携帯電話システムやパーソナルハンディホンシス
テム(PHS)による無線による電話機をいうものとす
る。
【0014】センタ装置と端末装置とのデータの授受を
行う方式としてどのような方式を採用するかは、端末装
置としてどのような装置を用いるかによって様々である
が、ここでは、センタ装置と端末装置とは電子メールが
可能なネットワークを介してデータの授受を行うものと
する。なお、ネットワーク及び電子メールに関する技術
は種々知られており、その技術自体は本発明において本
質的な事項ではないので、詳細な説明は省略する。
【0015】回線制御部2は、このように警備員が携行
する端末装置とデータの授受を行うために備えられてい
るものであり、このような意味で、警備装置からの通報
を受信する回線制御部と区別するために、図1では、警
備装置からの通報を受信する回線制御部には「1」の符
号を付し、警備員の端末装置とデータの授受を行うため
の回線制御部には「2」の符号を付しているのである。
【0016】勿論、何れかの回線制御部1を用いても電
子メールの送信は可能であるが、電子メールの送受信時
に警備装置からの異常通報が受信できなくなるのは避け
なければならず、他方、端末装置とのデータの授受は異
常通報があった時に行われるから、これも緊急を要する
ものである。そこで、図1では、端末装置とのデータの
授受を行うための回線制御部2を、警備装置からの通報
を受信する回線制御部1と別個に備えるものとしている
のである。なお、図1では回線制御部2は一つしか示し
ていないが、複数個備えてもよいことは当然である。ま
た、この回線制御部2に接続される局線にも電話番号が
与えられていることは当然である。
【0017】さて、センタ装置には電子メールのアドレ
スが与えられており、センタ装置のアドレス宛の電子メ
ールがあった場合にはネットワークのサーバから回線制
御部2に通知され、回線制御部2はそれを受信して、自
動的に開き、そのデータを内部メモリ(図示せず)に記
憶し、データ送受信部3からアクセスされると、その内
部メモリに記憶したデータをデータ送受信部3に渡す。
なお、電子メールがあったときにサーバから通知しても
らうサービスを受けられない場合には、回線制御部2か
ら短時間の間隔でサーバにアクセスして、センタ装置の
アドレス宛の電子メールがあるか否かを確認するように
すればよい。
【0018】データ送受信部3は、回線制御部1、2を
所定の時間毎に順次サイクリックにアクセスし、回線制
御部1、2からデータを渡されると、それをデータ処理
部4に転送する。
【0019】また、データ送受信部3は、データ処理部
4から、アドレスと、送信するデータが渡された場合に
は、当該アドレスとデータとを回線制御部2に渡す。そ
して、回線制御部2は、当該データを、当該アドレス宛
てに電子メールとして送信する。これにより、当該デー
タは、当該アドレスの端末装置で受信されることにな
る。
【0020】モニタ5は、カラーCRTやカラー液晶表
示装置等の適宜な表示装置で構成される。
【0021】データ処理部4の動作については後述する
が、データ処理部4は種々のデータベースやファイルを
管理しているので、それについて説明しておく。受信D
B11は、警備装置から受信した全ての通報のデータ
が、受信された順番に書き込まれるものである。即ち、
データ処理部4は、データ送受信部3から通報のデータ
を受けた場合には、必ず、当該データにそのときの日時
を付けて、受信DB11に書き込む処理を行う。
【0022】異常処理DB12は、異常通報があった場
合、その異常通報に対して、何時何分にどのような対応
を行い、何時何分に当該異常に対する処置を完了したか
を、異常通報毎に書き込まれたものである。このことに
ついては後述する。
【0023】警備物件DB13には、当該センタ装置に
通報を行うようになされている警備物件の一つ一つにつ
いて、所定の種々の情報が書き込まれた警備物件ファイ
ルが登録されている。一つの警備物件ファイルには、一
つの警備物件についての情報が書き込まれている。その
一つの警備物件ファイルの例を図2に示す。図2では、
アドレス、物件名、センサ番号とその名称、警戒エリア
番号とその名称が書き込まれている。勿論、その他の種
々の情報を書き込んでもよいが、ここでは図2のようで
あるとする。
【0024】アドレスは警備物件に設置された警備装置
のアドレスである。物件名は当該警備物件の名称であ
り、ビル名や店舗名、あるいは個人住宅であれば所有者
名が書き込まれる。住所には当該警備物件の住所が書き
込まれる。センサ番号は当該警備物件の各所に設置され
たセンサに付けられた番号であり、センサ名称はセンサ
が設置された場所に付けられた名称であり、例えば、応
接室に設置されたセンサについては、その名称は応接室
とすればよい。そして、センサ番号とセンサ名称は対応
付けられて書き込まれている。警戒エリア番号は上述し
た通りであり、警戒エリア名称は警戒エリアに付けられ
た名称であり、例えば、応接室に一つの警戒エリアが定
められているとすると、その名称は応接室とすればよ
い。そして、警戒エリア番号と警戒エリア名称は対応付
けられて書き込まれている。
【0025】送信ファイルDB14は、当該センタ装置
が警備員に自動的に出動を指令する電子メールを送信す
る際に、その電子メールに添付する送信ファイルが登録
されている。一つの送信ファイルには、一つの警備物件
について、その場所についての情報を含む所定の情報が
書き込まれている。その一つの送信ファイルの例を図3
に示す。図3では、アドレス、物件名、住所、センサ番
号とその名称、警戒エリア番号とその名称、位置情報、
及び地図が書き込まれている。勿論、その他の種々の情
報を書き込んでもよいが、ここでは図3のようであると
する。アドレス、物件名、住所、センサ番号とセンサ名
称、警戒エリア番号と警戒エリア名称は上述したと同じ
である。つまり、送信ファイルは、警備物件ファイルに
書き込まれた項目に、位置情報と地図を付加したもので
ある。
【0026】位置情報は、住所以外の当該警備物件の位
置を表す情報であり、ここでは当該警備物件の緯度と経
度が書き込まれるものとする。地図には、当該警備物件
周辺の地図が書き込まれている。この地図は線画でよ
く、当該警備物件の位置に適宜なマークを付けるように
すればよい。なお、位置情報は、例えばナビゲーション
システムで用いることができる。即ち、警備員の車両に
衛星測位システム(GPS)を用いたナビゲーションシ
ステムが搭載している場合、地図が分かり難い場合に
は、この位置情報をナビゲーションシステムに目的地の
位置として入力すれば、経路が案内されることになる。
【0027】警備員アドレステーブル15は、図4に示
すように、各警備物件の警備装置のアドレスと、当該警
備物件を担当する警備員のアドレスが対応付けられて書
き込まれたテーブルであり、各警備員のアドレスにはフ
ラグが付けられている。警備員アドレスは、警備員に与
えられた電子メールのアドレスであり、ある警備装置ア
ドレスに対しては、少なくとも、当該警備装置が設置さ
れている警備物件のエリアを担当する警備員の中の適宜
な複数の警備員のアドレスを書き込むようにする。当該
エリアを担当する全警備員のアドレスを書き込むように
すれば、更に望ましいものである。
【0028】フラグは、当該警備員が現在出動中である
か否かを示すものであり、ここではフラグ「1」は現在
ある警備物件に出動中で、その警備物件での処置が未だ
完了していないことを示し、フラグ「0」は出動指令を
待機していることを示すものとする。
【0029】以上、図1に示すセンタ装置の各部につい
て概略説明したが、次に、警備員が携行する端末装置に
ついて概略説明する。端末装置は、無線によってネット
ワークを介してセンタ装置と電子メールの送受信が可能
で、受信した電子メールを表示できるものであればどの
ようなものでもよいが、ここでは、移動電話の機能を備
えた情報端末を用いるものとする。その構成例を図5に
示す。図5において、20は移動電話、21は携帯型の
パソコン等の情報端末、22は制御部、23はキーボー
ドやポインティングデバイス等からなる入力部、24は
液晶表示装置からなるモニタ、25はハードディスク装
置等の大容量記憶装置で構成される記憶装置を示す。こ
のような構成の端末装置は周知である。
【0030】そして、移動電話20及び情報端末21
は、当該端末装置を携行する警備員の職務中は常に電源
が投入されており、この端末装置は、当該端末装置を携
行する警備員に与えられたアドレス宛の電子メールがあ
ったときにサーバから電子メールがあることを通知して
もらうサービスを利用しているものとし、電子メールが
あることがサーバから通知されたときには、電子メール
があることをモニタ24に表示する。このようなサービ
スが受けられない場合には、端末装置から短時間の間隔
でサーバにアクセスして、警備員のアドレス宛の電子メ
ールがあるか否かを確認するようにすればよい。また、
情報端末21には、ワードプロセッサやエディタ等の文
書を作成する機能も備えられている。
【0031】以上、図1に示すセンタ装置の各部、及び
警備員が携行する端末装置について概略説明したが、次
に、動作について説明する。なお、以下においては理解
を容易にするために、各警備装置がセンタ装置に対して
行う通報は、異常通報、警備状態変更通報、定時通報の
3種類であるとする。そして、通報のデータは、図6に
示すように、アドレス部と、通報種別コード部と、デー
タ部とからなっているものとする。アドレス部には、通
報を行った警備装置のアドレスが書き込まれる。通報種
別コード部には、通報が異常通報であれば異常通報であ
ることを示すコードが書き込まれ、警備状態変更通報で
あれば警備状態変更通報であることを示すコードが書き
込まれ、定時通報であれば定時通報であることを示すコ
ードが書き込まれる。データ部には、異常通報の場合に
は発報したセンサのセンサ番号が書き込まれ、警備状態
変更通報の場合には、警備状態が変更された警戒エリア
の番号と、変更後の警備状態を示すコードが書き込まれ
る。定時通報の場合には通報種別コード部に定時通報で
あることを示すコードを書くだけでよいので、データ部
には何も書く必要はないが、予め定められたダミーデー
タを書くようにしてもよい。
【0032】さて、データ処理部4は、データ送受信部
3から通報のデータを受けると、その通報のデータに日
時を付けて受信DB11に登録する。従って、通報のデ
ータはデータ処理部4が受けた順序で、時系列に受信D
B11に登録されることになる。
【0033】また、データ処理部4は、受信DB11へ
の登録の後、その通報のデータを解釈して、当該通報を
行った警備装置のアドレス、その通報の種別を認識し
て、通報の種別に応じた処理を行うが、通報が異常通報
である場合と、それ以外の通報の場合とでは処理の内容
が異なっている。以下、受信DB11に登録した後の動
作について説明する。
【0034】[異常通報以外の通報の場合の動作]ま
ず、通報が異常通報以外の通報である場合の動作、この
場合には警備状態変更通報である場合と、定時通報であ
る場合の動作について説明する。いま、ある警備装置が
警備状態変更通報を行ったとすると、データ処理部4
は、当該通報のデータのアドレス部に書き込まれたアド
レスから当該通報を行った警備装置のアドレスを認識
し、通報種別コードから警備状態変更通報であることを
認識し、データ部に書き込まれたデータから、何番の警
戒エリアがどのような警備状態に変更されたのかを認識
する。そして、データ処理部4は、警備物件DB13か
ら当該アドレスの警備物件ファイルを検索し、その警備
物件ファイルから当該警備物件の物件名、及び通報され
た警戒エリア番号から当該警戒エリアの名称を取り込
み、モニタ5に当該通報の内容を表示する。
【0035】この表示の例を図7(a)に示す。ここで
は一つの通報は1行で表示されるようになされている。
つまり、通報の内容はリスト表示されるものとする。図
7(a)において、アドレスの欄には通報のデータのア
ドレス部に書き込まれているアドレスが表示され、物件
名の欄には警備物件ファイルから取り込んだ物件名が表
示され、通報種別の欄には通報のデータの通報種別コー
ドが示している通報の種別、この場合は「警備状態変更
通報」が表示され、備考の欄には、警備物件ファイルか
ら取り込んだ警戒エリア名称と、変更後の警備状態が表
示される。図7(a)では、今回警備状態が変更された
警戒エリアの名称は101号室で、この警戒エリアが今
回警備状態に変更されたことを示している。
【0036】図7(a)において、指令、指令受、現
着、処置及び完了の欄は、後述するように異常通報の場
合に、それぞれ、警備員に出動の指令を行った時刻、警
備員がその指令を受けた時刻、警備員が現場に到着した
時刻、警備員が異常に対する処置を開始した時刻、その
処置が完了した時刻が書き込まれる欄であり、異常通報
以外の通報の場合には何も記入されない。
【0037】この警備状態変更通報に対してはセンタ装
置側では何も行う必要はないので、センタ装置は、図7
(a)に示すような表示を行ってから所定時間経過する
と、この表示を消去する。この警備状態変更通報の内容
を表示している時間は任意に設定することができるが、
数分程度でよい。
【0038】なお、図7(a)に示す表示はあくまでも
一例に過ぎないものであり、要するに通報の内容が表示
されればよいものである。この点について以下同様であ
る。
【0039】以上、警備状態変更通報があった場合の動
作について説明したが、定時通報があった場合にも同様
であり、データ処理部4は、当該通報のデータのアドレ
ス部に書き込まれたアドレスから当該通報を行った警備
装置のアドレスを認識し、通報種別コードから定時通報
であることを認識し、警備物件DB13から当該アドレ
スの警備物件ファイルを検索し、その警備物件ファイル
から当該警備物件の物件名を取り込み、モニタ5に当該
通報の内容を表示する。その表示例を図7(b)に示
す。図7(b)は、図7(a)の表示を行っているとき
に、次に、アドレスが「0003」、物件名が「***
*」の警備装置から定時通報があった場合の表示例を示
している。
【0040】この定時通報に対してもセンタ装置側では
何も行う必要はないので、センタ装置は、図7(b)に
示すような表示を行ってから上記所定時間経過すると、
この定時通報の内容の表示を消去する。
【0041】[異常通報の場合の動作]次に、異常通報
の場合の動作について説明する。いま、ある警備装置が
異常通報を行ったとすると、データ処理部4は、当該通
報のデータのアドレス部に書き込まれたアドレスから当
該通報を行った警備装置のアドレスを認識し、通報種別
コードから異常通報であることを認識し、更に、データ
部に書き込まれたデータから、何番のセンサが発報した
のかを認識する。データ処理部4は異常通報であること
を認識すると、当該異常通報に対して番号を付し、当該
通報のデータに、当該番号、及びそのときの日時を付け
て異常処理DB12に登録する。なお、異常通報に付す
番号としては、例えば当日の最初の異常通報を1番とし
て通し番号を付けるようにすればよい。
【0042】上述したように、この異常通報のデータは
受信DB11にも登録されるが、それとは別個に異常処
理DB12に登録するのは、定時通報のような異常通報
以外の通報に対してはセンタ装置側では何も行う必要は
ないので、通報を受信したことを記録しておくだけでよ
いが、異常通報があった場合には、その異常に対して、
何時警備員に出動を指令し、何時警備員が現場に到着
し、何時処置を開始し、何時処置が完了したかという、
当該異常に対する処理の内容を記録しておく必要があ
り、そのために異常通報があった場合には、異常処理D
B12に登録するのである。
【0043】そして、データ処理部4は、警備物件DB
13から当該アドレスの警備物件ファイルを検索し、そ
の警備物件ファイルから当該警備物件の物件名、及び通
報されたセンサ番号から当該センサの名称を取り込み、
モニタ5に当該通報の内容を表示する。この表示の例を
図8(a)に示す。アドレスの欄には通報のデータのア
ドレス部に書き込まれているアドレスが表示され、物件
名の欄には警備物件ファイルから取り込んだ物件名が表
示され、通報種別の欄には通報のデータの通報種別コー
ドが示している通報の種別、この場合は「異常通報」が
表示され、備考の欄には、警備物件ファイルから取り込
んだセンサ名称が表示される。図8(a)では、センサ
名称として「裏口」が記入されている。このことから、
当該警備物件の裏口に設置されているセンサが発報した
ことを知ることができる。また、この表示を行う場合に
は、データ処理部4は、当該異常通報に対する最初の処
理段階である「指令」の欄にカーソルCを表示する。こ
こではカーソルCは黒四角で示すものとするが、現在ど
の段階の処理まで進んでいるかを示すことができればど
のようなものであってもよい。従って、図8(a)の場
合には、警備員に対する出動指令が未だ出されていない
ことを示している。
【0044】また、このとき、データ処理部4は、警備
員アドレステーブル15を参照して、当該警備装置アド
レスに対応付けられている警備員アドレスの中のフラグ
が「0」の警備員アドレスを一つ抽出すると共に、送信
ファイルDB14を検索して、当該警備装置アドレスの
送信ファイルを取り込む。この際、データ処理部4は、
警備員アドレステーブル15の中の当該抽出した警備員
アドレスのフラグを「1」に書き換え、この警備員アド
レスを何番の異常通報に割り当てたかを記憶する。
【0045】警備員アドレスの抽出の仕方は種々考えら
れる。例えば、フラグが「0」の警備員アドレスの中の
一番最初のものを抽出するようにしてもよく、あるい
は、フラグが「0」の警備員アドレスの中の一つを乱数
を用いてランダムに抽出するようにしてもよい。
【0046】そして、データ処理部4は、例えば「出動
指令」等の出動を指令する場合に用いるものとして予め
定められたテキストデータに、警備物件ファイルから取
り込んだ発報したセンサの名称を付け、更にそれに送信
ファイルDB14から取り込んだ送信ファイルを添付し
て出動指令メッセージを生成し、当該出動指令メッセー
ジと、警備員アドレステーブル15から抽出した警備員
アドレスをデータ送受信部3に渡して、当該警備員アド
レス宛てに出動指令メッセージの送信を指示する。
【0047】そして、データ処理部4は、データ送受信
部3に出動指令メッセージの送信指示を行った時刻を出
動指令を発した時刻として、当該異常通報の表示のカー
ソルCの位置に書き込み、カーソルCを次の処理段階で
ある「指令受」の欄に自動的に移動する。図8(b)は
このときの表示の例を示しており、カーソルCは「指令
受」の欄に移動されている。また、このとき、データ処
理部4は、異常処理DB12に登録されている当該異常
通報のデータに、当該出動指令時刻を付加して上書きし
て、データを更新する。
【0048】このように、異常処理DB12に登録され
ている異常通報のデータは、異常通報に対する処理段階
が1段階終了すると、データ処理部4によって、その処
理が終了した時刻が付加されて上書きされて、更新され
る。
【0049】データ送受信部3は、データ処理部4から
出動指令メッセージと、警備員アドレスを渡されて送信
が指示されると、回線制御部2から、当該出動指令メッ
セージを電子メールとして、当該警備員アドレス宛てに
送信する。これによって、当該アドレスの警備員が携行
する端末装置には、電子メールがあることが通知され
る。
【0050】このように、このセンタ装置は、異常通報
があった場合には、自動的に出動を指令する警備員アド
レスを選択して、当該警備員アドレス宛てに、出動の指
令と、出動すべき現場に関する情報、この場合には送信
ファイルと発報センサ名称、を電子メールとして送信す
るので、異常通報が頻出した場合にも、センタ装置の管
制員の負担を従来に比して大幅に軽減できる。
【0051】さて、警備員は端末装置のモニタ24に電
子メールがあることが表示されると、入力部23により
その電子メールを開く操作を行う。これにより、モニタ
24には、出動の指令と、発報センサ名称、そして送信
ファイルが表示される。これによって警備員は、出動が
指令されたこと、出動すべき現場を知ることができ、更
に発報センサ名称から調査する箇所を知ることができ
る。そして、警備員は、センタ装置のアドレス宛てに、
出動指令を受けたことを示すデータを電子メールで送信
して現場に向けて出発する。この電子メールには、送信
元として当該警備員のアドレスが付されることは当然で
ある。
【0052】このとき端末装置から送信された電子メー
ルは、センタ装置の回線制御部2で受信され、データ送
受信部3に渡され、更にデータ送受信部3からデータ処
理部4に渡される。データ処理部4は、この電子メール
の送信元の警備員アドレスを認識すると共に、その内
容、この場合には電子メールの内容は出動指令を受けた
ことであることを認識する。
【0053】上述したように、データ処理部4は、どの
アドレスの警備員を何番の異常通報に割り当てたかを認
識しているので、送信元の警備員アドレスから異常通報
の番号を知り、その番号の異常通報の表示の現在カーソ
ルCがある欄、この場合には「指令受」の欄にそのとき
の時刻を書き込み、カーソルCを次の処理段階である
「現着」の欄に自動的に移動する。図8(c)はこのと
きの表示の例を示しており、「指令受」の欄にはデータ
処理部4が書き込んだ時刻が表示され、カーソルCは
「現着」の欄に移動されている。このとき書き込まれた
時刻が警備員が出動指令を受けた時刻として扱われるこ
とになる。
【0054】また、このとき、データ制御部4は、異常
処理DB12に登録されている当該異常通報のこれまで
のデータに、警備員が当該出動指令を受けた時刻、即ち
表示の「指令受」の欄に書き込んだ時刻を付加して上書
きして、データを更新する。
【0055】なお、ここでは、「指令受」から「完了」
までの各処理段階の欄に書き込まれる時刻は、データ処
理部4がそれらの時刻を書き込むときの時刻とするが、
警備員の端末装置が、電子メールを送信する際に自動的
に送信時刻を付す機能を有している場合には、データ処
理部4で端末装置からの電子メールの送信時刻を取り込
み、その時刻を出動指令を受けた時刻とするようにすれ
ばよい。
【0056】警備員は指令を受けた現場に到着すると、
端末装置からセンタ装置のアドレス宛てに、現着、即ち
指令された現場に到着したことを示すデータを電子メー
ルで送信する。この電子メールは、センタ装置の回線制
御部2で受信され、データ送受信部3に渡され、更にデ
ータ処理部4に渡される。
【0057】このときのデータ処理部4の動作は、上述
した出動指令を受けたことを示す電子メールを受けた場
合と同様である。即ち、データ出力部4は、この電子メ
ールの送信元の警備員アドレスを認識すると共に、その
内容、この場合には電子メールの内容は現場に到着した
ことであることを認識する。そして、送信元の警備員ア
ドレスから異常通報の番号を知り、その番号の異常通報
の表示の現在カーソルCがある欄、この場合には「現
着」の欄にそのときの時刻を書き込み、カーソルCを次
の処理段階である「処置」の欄に自動的に移動する。図
8(d)はこのときの表示の例を示しており、「現着」
の欄にはデータ処理部4が書き込んだ時刻が表示され、
カーソルCは「処置」の欄に移動されている。このとき
書き込まれた時刻が警備員が現場に到着した時刻として
扱われることになる。
【0058】また、このとき、データ制御部4は、異常
処理DB12に登録されている当該異常通報のこれまで
のデータに、警備員が現場に到着した時刻、即ち表示の
「現着」の欄に書き込んだ時刻を付加して上書きして、
データを更新する。
【0059】現場に到着すると警備員は、まず現場を調
査し、問題があれば適宜な処置を講じることになるが、
それに先立って、端末装置からセンタ装置のアドレス宛
てに、処置を開始することを示すデータを電子メールで
送信する。この電子メールは、センタ装置の回線制御部
2で受信され、データ送受信部3に渡され、更にデータ
処理部4に渡される。
【0060】このときのデータ処理部4の動作も、上述
した出動指令を受けたことを示す電子メールを受けた場
合と同様である。即ち、データ出力部4は、この電子メ
ールの送信元の警備員アドレスを認識すると共に、その
内容、この場合には電子メールの内容は処置の開始であ
ることを認識する。そして、送信元の警備員アドレスか
ら異常通報の番号を知り、その番号の異常通報の表示の
現在カーソルCがある欄、この場合には「処置」の欄に
そのときの時刻を書き込み、カーソルCを次の処理段階
である「完了」の欄に自動的に移動する。図8(e)は
このときの表示の例を示しており、「処置」の欄にはデ
ータ処理部4が書き込んだ時刻が表示され、カーソルC
は「完了」の欄に移動されている。このとき書き込まれ
た時刻が警備員が処置を開始した時刻として扱われるこ
とになる。
【0061】また、このとき、データ制御部4は、異常
処理DB12に登録されている当該異常通報のこれまで
のデータに、警備員が処置を開始した時刻、即ち表示の
「処置」の欄に書き込んだ時刻を付加して上書きして、
データを更新する。
【0062】その後、処置を完了すると、警備員は端末
装置からセンタ装置のアドレス宛てに、処置完了を示す
データを電子メールで送信する。この電子メールは、セ
ンタ装置の回線制御部2で受信され、データ送受信部3
に渡され、更にデータ処理部4に渡される。
【0063】このときのデータ処理部4の動作も、上述
した出動指令を受けたことを示す電子メールを受けた場
合と同様である。即ち、データ出力部4は、この電子メ
ールの送信元の警備員アドレスを認識すると共に、その
内容、この場合には電子メールの内容は処置の完了であ
ることを認識する。そして、送信元の警備員アドレスか
ら異常通報の番号を知り、その番号の異常通報の表示の
現在カーソルCがある欄、この場合には「完了」の欄に
そのときの時刻を書き込み、カーソルCを消去する。異
常通報に対する処理はこれで完了したからである。図8
(f)はこのときの表示の例を示しており、「完了」の
欄にはデータ処理部4が書き込んだ時刻が表示され、カ
ーソルCは消去されている。このとき書き込まれた時刻
が警備員が処置を完了した時刻として扱われることにな
る。
【0064】また、このとき、データ制御部4は、異常
処理DB12に登録されている当該異常通報のこれまで
のデータに、警備員が処置を完了した時刻、即ち表示の
「完了」の欄に書き込んだ時刻を付加して上書きして、
データを更新すると共に、警備員アドレステーブル15
の当該警備員の警備員アドレスのフラグを「0」に書き
換える。これによって、当該警備員は出動指令を待機す
る状態に設定される。
【0065】そして、「完了」の欄に時刻を書き込み、
カーソルCを消去すると、これで当該異常通報に対する
処理は全て終わったので、データ処理部4は、この後所
定時間を経過すると、この異常通報の内容の表示を消去
する。
【0066】なお、警備員は、異常に対する処置を完了
して処置完了を示すデータを電子メールで送信する際
に、端末装置の文書作成の機能を用いて、調査して分か
った異常の原因、及びそれに対する処置の内容等を文書
化して報告書のファイルを作成して、この報告書のファ
イルを、処置完了を示すデータに添付して送信すること
も可能である。そして、センタ装置のデータ処理部4
は、異常処理DB12の当該異常通報のこれまでのデー
タに、警備員が処置を完了した時刻を追加して上書きす
る際に、この報告書のファイルを当該異常通報のデータ
に添付する。このようにすれば、後日、当該異常があっ
た警備物件の所有者に対して報告書を提出する際に当該
報告書のファイルの内容を参考にすることができる。
【0067】以上のように、このセンタ装置では、異常
通報があった場合には、自動的に出動を指令する警備員
アドレスを選択して、当該警備員アドレス宛てに、出動
の指令と、出動すべき現場に関する情報、この場合には
送信ファイルと発報センサ名称、を電子メールとして送
信するので、異常通報が頻出した場合にも、センタ装置
の管制員の負担を従来に比して大幅に軽減でき、更には
警備センタの無人化の一助とすることができる。また、
このセンタ装置では、通報があった場合には、その通報
を行った警備装置のアドレス、通報の種別を含めた通報
の内容がリスト表示され、特に異常通報があった場合に
は、警備員が携行する端末装置から受信したデータに基
づいて、「指令」から「完了」までの異常通報に対する
処理段階が行われた時刻が自動的に表示されるので、こ
の点でもセンタ装置の管制員の負担を大幅に軽減するこ
とができる。即ち、従来においては、出動指令の時刻、
警備員が出動指令を受けた時刻、警備員が現場に到着し
た時刻、処置を開始した時刻、処置を完了した時刻は、
センタ装置の管制員と、出動した警備員の間で移動電話
や業務無線を用いたやり取りによって、管制員がそれら
の時刻を手動で入力していたのであるが、このセンタ装
置によれば異常通報に対する処理段階が行われた時刻が
自動的に表示されるので、管制員はこれらの時刻を手動
で入力する必要が無くなるのである。
【0068】以上、本発明の一実施形態について説明し
たが、以下、変形例について説明する。警備員が指令さ
れた現場に到着して、調査等を行うためには当該物件内
に入る必要があるが、そのときに未だ内部に賊が残って
いる可能性がある。そこで、警備員は物件内に入るとき
に、賊に襲われた場合に緊急事態が発生したことをセン
タ装置あるいは警備員の詰め所に知らせるために、非常
押しボタン装置を携行するのがよい。この非常押しボタ
ン装置としては、例えば特開2000−224055号
公報に開示されているようなものを用いればよい。しか
し、この種の非常押しボタン装置は小電力であり、電波
の届く範囲も100m程度と狭いので、非常押しボタン
装置からの電波を端末装置で受け、端末装置からセンタ
装置や警備員詰め所に電子メールを送信するようにすれ
ばよい。そして、そのためには、端末装置に非常押しボ
タン装置からの電波を受信するための装置を付け、非常
押しボタン装置からの電波を受信した場合には、端末装
置から、予め定められた緊急事態発生を示す内容の電子
メールを送信するようにすればよい。これによって、警
備員詰め所から応援を送ることができる。また、この非
常押しボタン装置からの電波を受信する装置、及び非常
押しボタン装置からの電波を受信した場合に予め定めら
れた緊急事態発生を示す内容のデータを送信する装置
は、端末装置とは別個に車両に搭載してもよい。
【0069】同様な意味で、物件内に入るときに小型の
監視カメラを携行し、監視カメラから少なくとも画像を
無線で端末装置に送り、端末装置から、センタ装置ある
いは警備員詰め所に無線送信するようにしてもよい。そ
のためには、端末装置に監視カメラからの電波を受信す
るための装置、及び監視カメラから受信した画像あるい
は画像と音声を送信するようにすればよい。これによっ
て、センタ装置あるいは警備員詰め所において、当該監
視カメラからの画像あるいは画像と音声を観察すること
ができる。また、この監視カメラからの電波を受信する
装置、及び監視カメラから受けた画像、あるいは画像と
音声を送信する装置は、端末装置とは別個に車両に搭載
してもよい。
【0070】上述した実施形態では、センタ装置に送信
ファイルDB14を備え、この送信ファイルDB14か
ら異常があった警備物件の送信ファイルを読み出して、
出動を指令する警備員アクセス宛てに送信するものとし
たが、警備員が携行する端末装置の記憶装置25に、当
該警備員が担当するエリアの警備物件についての送信フ
ァイルDB14に登録されていると同様な内容が書き込
まれたファイルを登録しておくことも可能であり、この
場合にはセンタ装置からは、例えば、出動すべき現場に
関する情報と、異常通報を行った警備装置のアドレス
と、発報センサ名称だけを送信すればよい。そして、端
末装置側では警備装置アドレスから記憶装置25に登録
されているファイルを検索することにより、出動すべき
現場を知ることができる。
【0071】このように、端末装置がどのようなデータ
あるいはデータベースを備えているかによってセンタ装
置から送信する内容は異なるのであるが、要するに、セ
ンタ装置からは、異常通報を行った警備装置のアドレ
ス、あるいは上述した送信ファイル等の出動すべき現場
に関する情報を送信し、端末装置側で当該現場を知るこ
とができればよいのである。
【0072】また、上記の実施形態では、警備員が携行
する端末装置は、移動電話20と情報端末21で構成さ
れるものとしたが、センタ装置と上述したデータの授受
を行うことができるものであれば移動電話だけでもよい
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るセンタ装置の一実施形態を示す図
である。
【図2】警備物件DB13に登録される警備物件ファイ
ルの例を示す図である。
【図3】送信ファイルDB14に登録される送信ファイ
ルの例を示す図である。
【図4】警備員アドレステーブル15の例を示す図であ
る。
【図5】警備員が携行する端末装置の構成例を示す図で
ある。
【図6】警備装置がセンサ装置に対して行う通報のデー
タ構造を説明するための図である。
【図7】異常通報以外の通報があった場合における表示
例を示す図である。
【図8】異常通報があった場合における表示例を示す図
である。
【符号の説明】
1、2…回線制御部、3…データ送受信部、4…データ
処理部、5…モニタ、11…受信DB、12…異常処理
DB、13…警備物件DB、14…送信ファイルDB、
15…警備員アドレステーブル。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】警備物件の警備装置のアドレスと、当該警
    備物件を担当する警備員の警備員アドレスが対応付けら
    れ、且つ各警備員アドレスには、現在出動中か待機中か
    を示すフラグが付けられた警備員アドレステーブルを備
    え、異常通報があった場合には、警備員アドレステーブ
    ルから、当該異常通報を行った警備装置のアドレスに対
    応付けられた警備員アドレスであって、待機中であるこ
    とを示すフラグが付けられている警備員アドレスを一つ
    抽出し、その抽出した警備員アドレス宛てに、当該異常
    通報を行った警備装置が設置されている警備物件に関す
    る情報を添付して出動を指令する出動指令メッセージを
    送信することを特徴とするセンタ装置。
  2. 【請求項2】警備物件の一つ一つについて、警備物件に
    ついての所定の情報が書き込まれた警備物件ファイルが
    登録された警備物件データベースを備え、警備装置から
    通報があった場合には、通報を行った警備装置のアドレ
    ス、及び通報の種別を含めた通報の内容をリスト表示
    し、異常通報の場合には、更に、警備員が携行する端末
    装置から受信したデータに基づいて、異常通報に対する
    各処理段階が行われた時刻を自動的に表示することを特
    徴とする請求項1記載のセンタ装置。
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