JP2006333345A - 移動局、移動通信システム、位置情報通知方法および位置情報通知プログラム - Google Patents

移動局、移動通信システム、位置情報通知方法および位置情報通知プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 犯罪、特に犯人や被害者の位置を特定することが重要な重大犯罪にも十分に対応することができる防犯、セキュリティ機能を搭載した移動局、移動通信システム、位置情報通知方法および位置情報通知プログラムを提供する。
【解決手段】 移動局12を構成する制御部36は、移動局12がサービスエリア70圏内か否かの判定および行動範囲74内か否かの判定を周期的に実行する。制御部36は、移動局12がサービスエリア70圏外で且つ行動範囲74外の場合にはGPS履歴情報を作成する。制御部36は、移動局12がサービスエリア70圏内で且つ行動範囲74外の場合には位置登録エリア情報とGPS履歴情報とを通知先装置20に通知する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、携帯電話やPHS(Personal Handyphone System)等の移動局、移動通信システム、位置情報通知方法および位置情報通知プログラムに関し、特に、犯罪捜査にも有効活用することができる移動局、移動通信システム、位置情報通知方法および位置情報通知プログラムに関する。
従来から携帯電話やPHS等の移動局には様々な防犯、セキュリティ機能が搭載されている。例えば、特許文献1には予め設定した所定の行動範囲を逸脱した場合にその利用を停止する移動局が開示されている。また、特許文献2には行動範囲を逸脱した場合に装置内の情報を自動的に削除する移動局が開示されている。これらの防犯、セキュリティ機能により、移動局の不正使用や個人情報の漏洩を防止することができる。一方、特許文献3には、移動局がサービスエリア圏内に存在する場合は特に行動範囲を設けることなく継続的に移動局の位置を通知する構成が開示されている。
特開2002−345033号公報(段落[0033]、図5) 特開2003−018652号公報(段落[0064]) 特開2003−218767号公報(段落[0018]〜[0020])
ところで、近年、例えば未成年者の誘拐等の凶悪な事件が多発している。このような凶悪事件においては、被害者が所持する移動局の位置を把握することが非常に重要である。なぜならば、移動局を被害者が所持している場合は、被害者の監禁場所を特定することができる。一方、犯人が被害者から移動局を奪って使用している場合は、犯人の足取りやアジトを特定することができるからである。
その場合、移動局は、少なくとも以下の2つの機能を搭載する必要がある。1つ目は、サービスエリア圏内において移動局の位置情報を移動局以外の装置に継続的に通知する機能である。この機能により移動局の所持者以外の人あるいは機関は、サービスエリア圏内における移動局の位置をリアルタイムに知ることができる。すなわち、緊急性が要求される上記の如き誘拐犯罪に対応することができる。2つ目は、サービスエリア圏外における移動局の位置情報を履歴として残し、それを所定のタイミングで通知する機能である。この機能で得られる位置情報はリアルタイムな位置情報ではない。しかしながら、この情報は、犯人の次なる立ち寄り先を予測し、あるいは犯人逮捕後の証拠としても活用することができる等、捜査情報としては非常に有益な情報である。
しかしながら、特許文献1および2に開示の移動局は、上記いずれの機能も搭載していない。すなわち、前記各移動局は、行動範囲外になった際に移動局自体の使用を停止させる機能しか有していない。行動範囲外において継続して移動局の位置を追跡する機能、ましてやサービスエリア圏外における位置情報を収集する機能を有していない。従って、被害者の救出や犯人の逮捕が不可欠な上記の如き重大犯罪に対応することができない。
これに対して特許文献3に開示の移動局は、1つ目の機能、すなわち継続的に位置情報を通知する機能を搭載している。従って、例えば、捜査機関等が移動局の位置を追跡することが可能となる。しかしながら、特許文献3に開示の移動局は、2つ目の機能、すなわちサービスエリア圏外における移動局の位置情報を履歴として残し、それを通知する構成を有していない。従って、サービスエリア圏外における被害者あるいは犯人の動きを一切把握することができない。この場合、サービスエリア圏外から短時間で圏内に戻ればさほど問題はないが、長期に亘って圏外にいる場合は問題がある。例えば、サービスエリア圏外に犯人の重要な立ち寄り先があった場合、これを見過ごすこととなる。従って、犯人逮捕に有益な情報を逸することとなり、結局、上記の如き犯罪捜査に十分に対応することができない。
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、犯罪、特に犯人や被害者の位置を特定することが重要な重大犯罪にも十分に対応することができる防犯、セキュリティ機能を搭載した移動局、移動通信システム、位置情報通知方法および位置情報通知プログラムを提供することを目的とする。
本発明の移動局は、無線基地局を収容する回線事業者装置を介して、該回線事業者装置に接続される所定の通知先装置に情報を通知する移動局であって、
前記無線基地局と通信を行う無線部と、
前記移動局の位置を検出する位置検出部と、
前記移動局が前記回線事業者装置のサービスエリア圏内に存在するか否かの判定と前記移動局が予め設定した行動範囲内に存在するか否かの判定とを周期的に実行し、前記移動局がサービスエリア圏外に存在する場合は前記位置検出部から前記移動局の位置情報を取得し、取得した前記位置情報が行動範囲外の場合には1つ以上の前記位置情報からなる位置情報履歴を作成してこれを保持し、前記移動局がサービスエリア圏内で且つ行動範囲外の場合は前記無線部を介して前記無線基地局から前記移動局が在圏する位置登録エリア情報を取得し、この位置登録エリア情報と前記位置情報履歴とを前記通知先装置に通知する制御部と、
を備える。
この場合、前記位置情報履歴は、前記移動局の位置情報とそれを検出した時刻情報とからなる組情報を1つ以上有して構成され、前記組情報が複数存在する場合には各組情報をその位置情報を検出した時刻順に時系列に並べて構成される履歴情報であってもよい。
また、前記位置検出部は、所定の電波を発信する装置からの電波を利用して前記移動局の位置を検出する構成であってもよい。例えば、GPS衛星からの電波を利用して位置を検出するようにしてもよい。
また、少なくとも前記制御部に対して所定周期のタイミング信号を発生するタイミング信号発生部を備え、前記制御部は前記タイミング信号に同期して前記処理を実行するようにしてもよい。
この場合、さらに、前記タイミング制御信号発生時、前記無線部と前記位置検出部とに電力を供給する電力源を備えてもよい。
また、前記制御部は、前記移動局が行動範囲内に存在する場合、前記位置登録エリア情報および/または前記位置情報履歴を前記通知先装置に通知してもよい。
また、前記制御部は、所定の条件が満足された場合で、前回取得した位置登録エリア情報と今回取得した位置登録エリア情報とが同じであった場合には、位置登録エリア情報を前記通知先装置に通知しないようにすることもできる。
また、前記位置登録エリア情報および前記位置情報履歴を通知する通知先装置の変更を、前記無線基地局を経由した遠隔操作により行ってもよい。
前記電力源の電力残量を検出する電力残量検出部を備え、前記電力残量が所定値と等しいかあるいは低いとき、前記タイミング信号の発生周期を長くするようにしてもよい。
さらに、周囲情報収集部を備え、前記制御部は、この周囲情報収集部を駆動して前記移動局の周囲情報を収集し、この周囲情報を前記位置登録エリア情報とともに前記通知先装置へ通知するようにしてもよい。
この場合、前記周囲情報収集部は、周囲の画像情報を収集するカメラであってもよい。
さらに、前記移動局の周囲照度を検出する照度検出部を備え、前記照度検出部により検出した周囲照度が所定値と等しいかあるいは所定値よりも小さい場合、前記カメラによる撮影を行わないようにすることもできる。
本発明の移動通信システムは、移動局と、無線基地局を介して前記移動局と接続されるとともに所定の通信網を介して通知先装置と接続される回線事業者装置とを備える移動通信システムであって、
前記移動局は、
前記無線基地局と通信を行う無線部と、
前記移動局の位置を検出する位置検出部と、
前記移動局が前記回線事業者装置のサービスエリア圏内に存在するか否かの判定と前記移動局が予め設定した行動範囲内に存在するか否かの判定とを周期的に実行し、前記移動局がサービスエリア圏外に存在する場合は前記位置検出部から前記移動局の位置情報を取得し、取得した前記位置情報が行動範囲外の場合には1つ以上の前記位置情報からなる位置情報履歴を作成してこれを保持し、前記移動局がサービスエリア圏内で且つ行動範囲外の場合は前記無線部を介して前記無線基地局から前記移動局が在圏する位置登録エリア情報を取得し、この位置登録エリア情報と前記位置情報履歴とを前記通知先装置に通知する制御部と、
を備え、
前記回線事業者装置は、
前記移動局から送信された前記位置登録エリア情報、または前記位置登録エリア情報と前記位置情報履歴とからなる情報を、前記通信網を介して前記通知先装置へ通知する。
この場合、前記位置情報履歴は、前記移動局の位置情報とそれを検出した時刻情報とからなる組情報を1つ以上有して構成され、前記組情報が複数存在する場合には各組情報をその位置情報を検出した時刻順に時系列に並べて構成される履歴情報であってもよい。
また、前記位置検出部は、所定の電波を発信する装置からの電波を利用して前記移動局の位置を検出する構成を採用することもできる。例えば、GPS衛星からの電波を利用して位置を検出するようにしてもよい。
また、少なくとも前記制御部に対して所定周期のタイミング信号を発生するタイミング信号発生部を備え、前記制御部は前記タイミング信号に同期して前記処理を実行してもよい。
この場合、さらに、前記タイミング制御信号発生時、前記無線部と前記位置検出部とに電力を供給する電力源を備えてもよい。
また、前記制御部は、前記移動局が行動範囲内に存在する場合、前記位置登録エリア情報および/または前記位置情報履歴を前記通知先装置に通知するようにしてもよい。
また、前記制御部は、所定の条件が満足された場合で、前回取得した位置登録エリア情報と今回取得した位置登録エリア情報とが同じであった場合には、位置登録エリア情報を前記通知先装置に通知しないようにすることもできる。
また、前記位置登録エリア情報および前記位置情報履歴を通知する通知先装置の変更を、前記無線基地局を経由した遠隔操作により行うようにしてもよい。
前記電力源の電力残量を検出する電力残量検出部を備え、前記電力残量が所定値と等しいかあるいは低いとき、前記タイミング信号の発生周期を長くするようにしてもよい。
さらに、周囲情報収集部を備え、前記制御部は、この周囲情報収集部を駆動して前記移動局の周囲情報を収集し、この周囲情報を前記位置登録エリア情報とともに前記通知先装置へ通知するようにしてもよい。
この場合、前記周囲情報収集部は、周囲の画像情報を収集するカメラであってもよい。
さらに、前記移動局の周囲照度を検出する照度検出部を備え、前記照度検出部により検出した周囲照度が所定値と等しいかあるいは所定値よりも小さい場合、前記カメラによる撮影を行わないようにすることもできる。
本発明の位置情報通知方法は、移動局が、無線基地局を収容する回線事業者装置を介して通知先装置に位置情報を通知する方法であって、
前記移動局が前記回線事業者装置のサービスエリア圏内に存在するか否かの判定と前記移動局が予め設定した行動範囲内に存在するか否かの判定とを周期的に実行し、
前記移動局がサービスエリア圏外に存在する場合は移動局の位置を検出する位置検出部から位置情報を取得し、取得した前記位置情報が行動範囲外の場合には1つ以上の前記位置情報からなる位置情報履歴を作成してこれを保持し、
前記移動局がサービスエリア圏内で且つ行動範囲外の場合は前記無線基地局から前記移動局が在圏する位置登録エリア情報を取得し、この位置登録エリア情報と前記位置情報履歴とを前記通知先装置に通知する。
上記において、前記移動局が行動範囲内に存在する場合、前記位置登録エリア情報および/または前記位置情報履歴を前記通知先装置に通知してもよい。
また、所定の条件が満足された場合、前回取得した位置登録エリア情報と今回取得した位置登録エリア情報とが同じであった場合には位置登録エリア情報を前記通知先装置に通知しないようにすることもできる。
さらに、前記位置登録エリア情報および前記位置情報履歴を通知する通知先装置の変更を、前記無線基地局を経由した遠隔操作により行うようにしてもよい。
本発明の位置情報通知プログラムは、無線基地局を収容する回線事業者装置を介して通知先装置に位置情報を通知する移動局の位置情報通知プログラムであって、
前記移動局が前記回線事業者装置のサービスエリア圏内に存在するか否かの判定と前記移動局が予め設定した行動範囲内に存在するか否かの判定とを周期的に実行する機能と、
前記移動局がサービスエリア圏外に存在する場合は移動局の位置を検出する位置検出部から位置情報を取得し、取得した前記位置情報が行動範囲外の場合には1つ以上の前記位置情報からなる位置情報履歴を作成してこれを保持する機能と、
前記移動局がサービスエリア圏内で且つ行動範囲外の場合は前記無線基地局から前記移動局が在圏する位置登録エリア情報を取得し、この位置登録エリア情報と前記位置情報履歴とを前記通知先装置に通知する機能と、
をコンピュータに実行させる。
上記において、前記移動局が行動範囲内に存在する場合、前記位置登録エリア情報および/または前記位置情報履歴を前記通知先装置に通知する機能をコンピュータに実行させてもよい。
また、所定の条件が満足された場合で、前回取得した位置登録エリア情報と今回取得した位置登録エリア情報とが同じであった場合には、位置登録エリア情報を前記通知先装置に通知しない機能をコンピュータに実行させてもよい。
さらに、前記位置登録エリア情報および前記位置情報履歴を通知する通知先装置の変更を、前記無線基地局を経由した遠隔操作により行う機能をコンピュータに実行させてもよい。
本発明は、移動局がサービスエリア圏外の場合、位置検出部から移動局の位置情報を取得し、取得した前記位置情報が行動範囲外の場合には1つ以上の位置情報からなる位置情報履歴を作成する。さらに、移動局がサービスエリア圏内で且つ行動範囲外の場合、リアルタイムな情報である位置登録エリア情報と、事後的な情報である前記位置情報履歴とを通知先装置へ通知する。すなわち、捜査機関等はサービスエリア圏内における移動局の位置をリアルタイムに知ることができ、且つサービスエリア圏外における移動局の足取りを事後的に知ることもできる。従って、本発明は、被害者の救出や犯人逮捕といったリアルタイム性を要する事柄に対応できるとともに、証拠固め等の事後的な事柄にも対応することができる。すなわち、誘拐等の重大犯罪の解決に大いに貢献する。
本発明の最良の実施の形態について図面を参照して以下詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係わる移動通信システム10の構成ブロック図を示す。移動通信システム10は、携帯電話、PHS、PDA(Personal Digital Assistance)等の移動局12と、各セル内において移動局12と通信可能な無線基地局14を複数収容する回線事業者装置16と、インターネット等の通信網18を介して回線事業者装置16と接続される通知先装置20(自宅装置22、電話会社装置24、捜査当局装置26)とを備えて基本的に構成される。尚、移動局12は、GPS(Global Positioning System)衛星28からの電波を利用して自己の位置(経度、緯度、高さ)を、例えば、数十メートル単位で割り出す。
移動局12は、図2に示すように、無線基地局14と無線通信を行う無線部30と、GPS衛星28からの電波を受信して自己の位置情報(以下、この情報をGPS位置情報と言う。)を検出するGPS位置情報検出部32(位置検出部)と、記憶部34と、制御部36と、タイマ38(タイミング信号発生部)と、メインバッテリ40(電力源)と、サブバッテリ42とを基本的に備える。また、移動局12はLCD(Liquid Crystal Display:液晶ディスプレイ)等の表示部(不図示)、キーやポインティングデバイス等の操作部(不図示)、スピーカやバイブレータ等の報知部(不図示)を必要に応じて備える。
無線部30は、基本的には、無線基地局14との間で音声通話やデータ送受信に係わる通信処理を実行する。また、無線部30は、後述する位置情報を含む所定情報を無線基地局14へ送信する。さらに、無線部30は、無線基地局14からセル毎に固有の位置情報であり移動局12が在圏する位置登録エリア情報を取得する。
GPS位置情報検出部32は、4個のGPS衛星28各々に割り当てられたコードを用いて信号を捕捉する。このコード位相を測定し、GPS衛星28と移動局12との距離を計算する。受信時刻における各GPS衛星28の位置が計算されると、各GPS衛星28の位置と、各GPS衛星28と移動局12の距離とが求まる。そこで、測位方程式(4元連立方程式)を解いて、移動局12の位置(緯度、経度、高さ)を算出する。尚、GPS位置情報検出部32は、GPS衛星28からの電波を利用して移動局12の位置を検出する構成に限定されるものではない。移動局12の位置を検出できるのであれば、いかなる構成であってもよい。例えば、ロランシステム等の地上系の電波航法システムを用いた位置検出方法に対応する構成であってもよい。
記憶部34は、制御部36を構成するCPU(Central Processing Unit)がアクセス可能な部品、例えば、半導体メモリデバイス等で構成され、プログラム領域とデータ領域とを備える。プログラム領域にはCPUによって実行されるプログラムが格納される。データ領域には行動範囲情報格納部44と、GPS履歴情報格納部46と、宛先情報格納部48と、GPS履歴情報有無フラグ50とが設けられる。
行動範囲情報格納部44には、利用者の行動範囲、例えば、通勤範囲、通学範囲あるいは生活範囲等を示す範囲情報が格納される。移動局12は、この行動範囲を超えた場合、後述する位置情報通知処理を実行する。ここで、行動範囲とセルとサービスエリアの関係について、図3を用いて説明する。尚、図3は、説明を明確にするためにセル構成を簡素化して記載する。従って、実際のセル形状やセル数はこの記載と異なる場合がある。図3において、移動通信システム10のサービスエリア70は、各々の無線基地局14がカバーする9個のセル72a〜72iから構成される。本実施の形態では、サービスエリア70圏内においてセル72d、72e(図3において太線で囲まれた範囲)が行動範囲74であるとして以下説明する。尚、行動範囲74は必ずしもサービスエリア70圏内のみに設定されるものではない。サービスエリア70の圏内と圏外とを跨るように設定してもよいし、あるいはサービスエリア70圏外のみに設定することもできる。また、図3において斜線で示す領域はサービスエリア圏外76であり、この領域では移動局12はどの無線基地局14とも無線通信することができない。
GPS履歴情報格納部46には、図4に示すGPS履歴情報(位置情報履歴)が格納される。GPS履歴情報は、GPS位置情報検出部32が検出したGPS位置情報とその検出時刻情報とからなる組情報を1つ以上有して構成される。前記組情報が複数存在する場合には各組情報をそのGPS位置情報を検出した時刻順に時系列に並べて構成される。
宛先情報格納部48には、移動局12の位置情報を通知する通知先装置20の宛先情報が格納される。例えば、図5に、各通知先装置20のメールアドレスを格納する場合を一例として示す。
GPS履歴情報有無フラグ50は、GPS履歴情報が有るか否かを示すフラグであり、GPS位置情報が有る場合は、“有”を示す情報が格納され、無い場合は“無”を示す情報が格納される。
制御部36は、CPUを備え、記憶部34のプログラム領域に格納されたプログラムを実行して移動局12全体を制御する。制御部36は、基本的には、移動局12がサービスエリア70圏内か否かの判定および行動範囲74内か否かの判定を移動局12の電源オンオフに関りなく周期的に実行する。そして、制御部36は、移動局12がサービスエリア圏外76の場合は図4に示すGPS履歴情報を作成する。移動局12がサービスエリア70圏内で且つ行動範囲74外の場合は無線部30を介して無線基地局14から受信した位置登録エリア情報とGPS履歴情報とを通知先装置20に通知する。制御部36の詳細動作については後述する。
タイマ38は、制御部36により予め設定された所定時間を計時し、この所定時間がタイムアップする度に、少なくとも制御部36に対して割り込み信号を出力する。
メインバッテリ40は、制御部36の指示に基づいて各構成に電力を供給する。具体的には、不図示の電源スイッチがオンされた場合、制御部36の指示に基づいて全ての構成に電力を供給する。電源スイッチがオフの場合は、原則的には全ての構成への電力供給を停止する。尚、記憶部34、制御部36およびタイマ38は常に駆動する必要があるため、メインバッテリ40とは別のサブバッテリ42から常に電力が供給されている。
本実施の形態の移動通信システム10は、基本的には以上のように構成されるものであり、次にこの移動通信システム10の動作について、図6および図7のフローチャートを用いて以下説明する。尚、図6および図7のフローチャートに示す動作は、制御部36が実行可能なプログラムで具現化される。該プログラムは、記憶部34のプログラム領域に格納され、制御部36のCPUによって読み出された後に実行される。
図7に示す本処理(移動局12の位置確認および位置情報通知処理)に先立って、図6に示す前処理を実行する。先ず、制御部36は、利用者等の操作により入力された利用者の行動範囲74(図3参照)を記憶部34の行動範囲情報格納部44に格納する(ステップS1)。次いで、制御部36は、利用者等の操作に基づき、予め宛先情報格納部48に格納された通知先装置20の中から後述する位置情報を通知したい装置を選択する(ステップS2)。この場合、位置情報を通知する通知先装置20は1つである必要はなく複数選択してもよい。また、この選択内容は無線基地局14を経由した遠隔操作により変更できる構成であってもよい。このようにすることにより、移動局12の操作部を操作することなく自動的に通知先装置20を設定することができる。この構成は、例えば、利用者が誘拐され移動局12を操作できない場合等に特に効力を発揮する。
次いで、制御部36は、タイマ38のレジスタに所定の時間、すなわち移動局12の位置確認を行う周期を設定する(ステップS3)。例えば、レジスタに1時間を設定した場合、タイマ38は1時間毎に少なくとも制御部36に対して割り込み信号を出力する。
上記ステップS1〜S3が実行された後に、図7のフローチャートに示す処理が実行される。尚、前述したとおり、記憶部34、制御部36およびタイマ38には移動局12の電源スイッチのオンオフに関らずサブバッテリ42から常に電力が供給されている。先ず、制御部36は、タイマ38がタイムアップした際に発生する割り込み信号の受信の有無を確認する(ステップS10)。制御部36は、割り込み信号を受信していない場合は受信するまで処理を繰り返し、割り込み信号を受信した場合は移動局12の電源スイッチがオンかオフかを判定する(ステップS11)。電源スイッチがオフの場合、制御部36は、メインバッテリ40に対して位置確認および位置情報通知処理に必要な構成、すなわち無線部30およびGPS位置情報検出部32に電力を供給する指示を出す(ステップS12)。
制御部36は、移動局12が図3に示すサービスエリア70圏内に存在するか否かを判定する(ステップS13)。具体的には、制御部36は無線部30から通知された受信電界値(無線基地局14との間の電波強度)が所定の値よりも大きいときはサービスエリア70圏内と判定し、所定の値以下の場合はサービスエリア70圏外と判定する。
移動局12がサービスエリア70圏内と判定された場合、制御部36は無線部30を介して無線基地局14から位置登録エリア情報を受信する(ステップS14)。
次いで、制御部36は、移動局12の現在位置、すなわち位置登録エリア情報が行動範囲74内に存在するか否かを判定する(ステップS15)。図3において、例えば、受信した位置登録エリア情報がセル72aを示す情報であった場合は移動局12が行動範囲74内に存在しないと判定する。一方、受信した位置登録エリア情報がセル72dを示す情報であった場合は移動局12が行動範囲74内に存在すると判定する。
移動局12が行動範囲74内に存在する場合は、GPS位置情報検出部32によるGPS位置情報の検出および通知先装置20への位置情報(位置登録エリア情報およびGPS履歴情報)の通知を実行しない。
移動局12が行動範囲内74内に存在しない場合は、GPS履歴情報有無フラグ50を参照してGPS履歴情報格納部46内にGPS履歴情報があるか否かを判定する(ステップS16)。
GPS履歴情報が有る場合は、位置登録エリア情報とGPS履歴情報とを選択された通知先装置20へ通知する(ステップS17)。具体的には、制御部36は位置登録エリア情報とGPS履歴情報とからなるメールデータを作成する。この作成したメールデータに選択された通知先装置20のメールアドレスを付加し、このメールデータを無線部30および無線基地局14を介して回線事業者装置16へ送信する。回線事業者装置16は、受信したメールデータを通信網18に接続される通知先装置20あるいは通知先装置20を収容する所定のメールサーバへ送信する。そして、最終的には、位置登録エリア情報とGPS履歴情報とが選択された通知先装置20へ通知される。次いで、制御部36はGPS履歴情報格納部46におけるGPS履歴情報を消去し(ステップS18)、GPS履歴情報有無フラグ50にGPS履歴情報の“無”を示す情報を格納し(ステップS19)、ステップS10へ戻る。
GPS履歴情報が無い場合(ステップS16のNo判定)、制御部36は位置登録エリア情報のみを選択された通知先装置20へメール送信する(ステップS20)。
一方、移動局12がサービスエリア70圏内に存在しない場合(ステップS13のNo判定の場合)、制御部36は、GPS位置情報検出部32からGPS位置情報を取得する(ステップS21)。制御部36は、取得したGPS位置情報が行動範囲74内であるか否かを判定する(ステップS22)。行動範囲74内の場合はステップS10へ戻る。行動範囲74外の場合、制御部36は、GPS履歴情報格納部46からGPS履歴情報を読み出す。読み出したGPS履歴情報に新たに受信したGPS位置情報を加え更新し、更新したGPS履歴情報をGPS履歴情報格納部46に書き込む(ステップS23)。この場合、図4に示すように、各GPS位置情報にはそれらを検出した時刻情報が各々付加される。また、GPS履歴情報格納部46内において各GPS位置情報は検出した順に時系列に並べられている。制御部36は、GPS履歴情報有無フラグ50にGPS履歴情報の“有”を示す情報を格納し(ステップS24)、ステップS10へ戻る。
以上説明したように、本実施の形態の移動通信システム10は、移動局12がサービスエリア70圏外の場合、GPS位置情報を取得する。取得したGPS位置情報が行動範囲74外の場合、1つ以上のGPS位置情報からなるGPS履歴情報を作成する。さらに、移動局12がサービスエリア70圏内で且つ行動範囲74外の場合、リアルタイムな位置情報である位置登録エリア情報と前述したGPS履歴情報とを通知先装置20へ通知する。すなわち、捜査機関等はサービスエリア70圏内における移動局12の位置をリアルタイムに知ることができる。しかも、サービスエリア70圏外における移動局12の足取りを事後的に知ることもできる。従って、本実施の形態の移動通信システム10は、被害者の救出や犯人逮捕といったリアルタイム性を要する事柄に対応できるとともに、証拠固め等の事後的な事柄にも対応することができる。すなわち、誘拐等の重大犯罪の解決に大いに貢献する。
また、移動局12を構成する制御部36は、上記位置情報の収集および通知動作を、移動局12の電源オンオフに関りなく常に行うので、移動局12の電源がオフの場合であってもその位置を把握することができる。
また、制御部36は、移動局12が行動範囲74内に存在する場合は、GPS位置情報の検出および通知先端末20への位置情報(位置登録エリア情報およびGPS履歴情報)の通知を実行しない。すなわち、必要が無いときは余計な情報の通知および処理を実行しないので、通信負荷を軽減し、移動局12の消費電力も抑制することができる。
さらに、電源スイッチがオフで且つタイマ38がタイムアップした際、制御部36は、メインバッテリ40に対して、位置確認および位置情報通知処理に必要な構成、すなわち無線部30およびGPS位置情報検出部32のみに電力を供給する指示を出す。従って、移動局12の消費電力を一層抑制することができる。
尚、上記の実施の形態では、位置登録エリア情報を最小の単位であるセル毎に対応させているが、必ずしもこれに限定されるものではなく、例えば、複数のセルを1つの等価的なセルとした論理セル毎に対応させてもよい。
また、設定される行動範囲は必ずしも1つに限定されるものではなく、複数設定することも可能である。
また、上記の実施の形態では、消費電力を抑え、通信負荷を軽減するため、移動局12が行動範囲74内に存在する場合は位置情報を通知先装置20へ通知しないようにしている。しかしながら必ずしもこれに限定されるものではない。所定の条件が満足された場合、例えば、移動局12が利用者によって所定の操作をされた場合、あるいは回線事業者装置16から所定の指示を受けた場合、移動局12が行動範囲74内であっても前記位置情報を通知先装置20に通知するようにしてもよい。このようにすることにより、例えば、移動局12の利用者が行動範囲74内で誘拐された場合等のイレギュラーな場面であっても柔軟に対応することが可能となる。
さらに、移動局12がサービスエリア70圏内で且つ行動範囲74外の場合であって、前回取得した位置登録エリア情報と今回取得した位置登録エリア情報とが同じであった場合、すなわち、移動局12が行動範囲74外であるが同一のセルに留まっている場合には移動局12が他のセルに移動するまで位置登録エリア情報を通知しないようにすることもできる。このようにすることにより、位置情報精度をさほど低下させることなく移動局12の電力消費量を低減することができる。
以上説明した移動局12は、図8に示す移動局100とすることもできる。この移動局100と、図2に示す移動局12との差異は、カメラ102(周囲情報収集部)を新たに搭載した点にある。尚、図8において、図2に示すのと同一の構成要素には図2と同様の参照符号を付し、その説明は省略する。カメラ102は制御部36に接続され、制御部36の指示に基づいて移動局12の周囲画像を任意のタイミングで撮影する。この場合、カメラ102は静止画像または動画像のいずれかの画像、あるいは両方の画像を撮影できるものとする。ここで、この移動局100の動作について説明する。この移動局100の動作は、図2に示す移動局12の動作と基本的には同様である。両者の差異は、移動局12が行動範囲74内に存在しない場合に制御部36がカメラ102を駆動して移動局12の周囲画像を撮影し、撮影した画像を位置登録エリア情報とともに通知先装置20へ通知する点にある。さらに、移動局12の電源スイッチがオフの場合、制御部36はカメラ102を使用するときだけメインバッテリ40からの電力をカメラ102へ供給する。すなわち、図8に示す移動局100によれば、移動局12の位置情報とともにその周囲画像情報も通知するので、これらの情報を受信した通知先装置20は移動局12の位置をより一層突き止め易くなる。しかも、カメラ102は使用時のみ通電されるので余計な電力が消費されることもない。
この場合、さらに移動局100にその周囲照度を検出する照度検出センサ104(照度検出部)を新たに設け(図9参照)、カメラ102撮影時に照度検出センサ104から出力される周囲照度値が所定の値と等しいか、あるいは小さい場合、その撮影を行わないようにすることもできる。このようにすることにより、例えば、移動局12が鞄等に入れられて周囲が真っ暗であり情報として意味を成さない場合に無駄な撮影をすることがない。すなわち、余計な電力の消費を回避し、しかも余計な情報を通知先装置20へ通知しなくても済む。
尚、移動局12の周囲情報を収集する手段は必ずしもカメラ102だけに限定されるものではない。周囲情報収集手段は、例えば、移動局12の周囲音声情報を収集するマイクであってもよく、あるいは周囲温度情報を収集する温度センサであってもよい。
また、メインバッテリ40の残量レベルを検出する手段(電力残量検出部)を設け、残量レベルが所定の値と等しいかあるいは低いときタイマ38に設定する時間、すなわち位置確認および通知動作の周期を長くすることもできる。このようにすることにより、位置検出精度(位置検出のリアルタイム性)は多少犠牲となるが、長期に亘って位置検出を継続することが可能となる。
本実施の形態の移動通信システムの構成ブロック図である。 図1に示す移動局の構成ブロック図である。 セルと行動範囲との関係を説明するための抽象化されたサービスエリア構成図である。 図2に示す記憶部に格納されるGPS履歴情報のフォーマット図である。 図2に示す記憶部に格納される宛先情報のフォーマット図である。 図2に示す移動局の制御部で実行される処理であって、図7に示す本処理に先立って実行される前処理に関する動作を説明するためのフローチャートである。 図2に示す移動局の制御部で実行される処理であって、図6に示す前処理の後に実行される本処理に関する動作を説明するためのフローチャートである。 図2に示す移動局の変形例であり、さらにカメラを備えた移動局の構成ブロック図である。 図8に示す移動局の変形例であり、さらに照度検出センサを備えた移動局の構成ブロック図である。
符号の説明
10、100 移動通信システム
12 移動局
14 無線基地局
16 回線事業者装置
20 通知先装置
28 GPS衛星
30 無線部
32 GPS位置情報検出部
34 記憶部
36 制御部
38 タイマ
40 メインバッテリ
42 サブバッテリ
44 行動範囲情報格納部
46 GPS履歴情報格納部
48 宛先情報格納部
50 GPS履歴情報有無フラグ
70 サービスエリア
72a〜72i セル
74 行動範囲
102 カメラ
104 照度検出センサ

Claims (34)

  1. 無線基地局を収容する回線事業者装置を介して、該回線事業者装置に接続される所定の通知先装置に情報を通知する移動局であって、
    前記無線基地局と通信を行う無線部と、
    前記移動局の位置を検出する位置検出部と、
    前記移動局が前記回線事業者装置のサービスエリア圏内に存在するか否かの判定と前記移動局が予め設定した行動範囲内に存在するか否かの判定とを周期的に実行し、前記移動局がサービスエリア圏外に存在する場合は前記位置検出部から前記移動局の位置情報を取得し、取得した前記位置情報が行動範囲外の場合には1つ以上の前記位置情報からなる位置情報履歴を作成してこれを保持し、前記移動局がサービスエリア圏内で且つ行動範囲外の場合は前記無線部を介して前記無線基地局から前記移動局が在圏する位置登録エリア情報を取得し、この位置登録エリア情報と前記位置情報履歴とを前記通知先装置に通知する制御部と、
    を備えることを特徴とする移動局。
  2. 前記位置情報履歴は、前記移動局の位置情報とそれを検出した時刻情報とからなる組情報を1つ以上有して構成され、前記組情報が複数存在する場合には各組情報をその位置情報を検出した時刻順に時系列に並べて構成されることを特徴とする請求項1記載の移動局。
  3. 前記位置検出部は、所定の電波を発信する装置からの電波を利用して前記移動局の位置を検出することを特徴とする請求項1または2記載の移動局。
  4. 前記装置は、GPS衛星であることを特徴とする請求項3記載の移動局。
  5. 少なくとも前記制御部に対して所定周期のタイミング信号を発生するタイミング信号発生部を備え、前記制御部は前記タイミング信号に同期して前記処理を実行することを特徴とする請求項1記載の移動局。
  6. 前記タイミング制御信号発生時、前記無線部と前記位置検出部とに電力を供給する電力源を備えることを特徴とする請求項5記載の移動局。
  7. 前記制御部は、前記移動局が行動範囲内に存在する場合、前記位置登録エリア情報および/または前記位置情報履歴を前記通知先装置に通知することを特徴とする請求項1記載の移動局。
  8. 前記制御部は、所定の条件が満足された場合で、前回取得した位置登録エリア情報と今回取得した位置登録エリア情報とが同じであった場合には、位置登録エリア情報を前記通知先装置に通知しないことを特徴とする請求項1記載の移動局。
  9. 前記位置登録エリア情報および前記位置情報履歴を通知する通知先装置の変更を、前記無線基地局を経由した遠隔操作により行うことを特徴とする請求項1記載の移動局。
  10. 前記電力源の電力残量を検出する電力残量検出部を備え、前記電力残量が所定値と等しいかあるいは低いとき、前記タイミング信号の発生周期を長くすることを特徴とする請求項6記載の移動局。
  11. 周囲情報収集部を備え、前記制御部は、この周囲情報収集部を駆動して前記移動局の周囲情報を収集し、この周囲情報を前記位置登録エリア情報とともに前記通知先装置へ通知することを特徴とする請求項1記載の移動局。
  12. 前記周囲情報収集部は、周囲の画像情報を収集するカメラであることを特徴とする請求項11記載の移動局。
  13. 前記移動局の周囲照度を検出する照度検出部を備え、前記照度検出部により検出した周囲照度が所定値と等しいかあるいは所定値よりも小さい場合、前記カメラによる撮影を行わないことを特徴とする請求項12記載の移動局。
  14. 移動局と、無線基地局を介して前記移動局と接続されるとともに所定の通信網を介して通知先装置と接続される回線事業者装置とを備える移動通信システムであって、
    前記移動局は、
    前記無線基地局と通信を行う無線部と、
    前記移動局の位置を検出する位置検出部と、
    前記移動局が前記回線事業者装置のサービスエリア圏内に存在するか否かの判定と前記移動局が予め設定した行動範囲内に存在するか否かの判定とを周期的に実行し、前記移動局がサービスエリア圏外に存在する場合は前記位置検出部から前記移動局の位置情報を取得し、取得した前記位置情報が行動範囲外の場合には1つ以上の前記位置情報からなる位置情報履歴を作成してこれを保持し、前記移動局がサービスエリア圏内で且つ行動範囲外の場合は前記無線部を介して前記無線基地局から前記移動局が在圏する位置登録エリア情報を取得し、この位置登録エリア情報と前記位置情報履歴とを前記通知先装置に通知する制御部と、
    を備え、
    前記回線事業者装置は、
    前記移動局から送信された前記位置登録エリア情報、または前記位置登録エリア情報と前記位置情報履歴とからなる情報を、前記通信網を介して前記通知先装置へ通知することを特徴とする移動通信システム。
  15. 前記位置情報履歴は、前記移動局の位置情報とそれを検出した時刻情報とからなる組情報を1つ以上有して構成され、前記組情報が複数存在する場合には各組情報をその位置情報を検出した時刻順に時系列に並べて構成されることを特徴とする請求項14記載の移動通信システム。
  16. 前記位置検出部は、所定の電波を発信する装置からの電波を利用して前記移動局の位置を検出することを特徴とする請求項14または15記載の移動通信システム。
  17. 前記装置は、GPS衛星であることを特徴とする請求項16記載の移動通信システム。
  18. 少なくとも前記制御部に対して所定周期のタイミング信号を発生するタイミング信号発生部を備え、前記制御部は前記タイミング信号に同期して前記処理を実行することを特徴とする請求項14記載の移動通信システム。
  19. 前記タイミング制御信号発生時、前記無線部と前記位置検出部とに電力を供給する電力源を備えることを特徴とする請求項18記載の移動通信システム。
  20. 前記制御部は、前記移動局が行動範囲内に存在する場合、前記位置登録エリア情報および/または前記位置情報履歴を前記通知先装置に通知することを特徴とする請求項14記載の移動通信システム。
  21. 前記制御部は、所定の条件が満足された場合で、前回取得した位置登録エリア情報と今回取得した位置登録エリア情報とが同じであった場合には、位置登録エリア情報を前記通知先装置に通知しないことを特徴とする請求項14記載の移動通信システム。
  22. 前記位置登録エリア情報および前記位置情報履歴を通知する通知先装置の変更を、前記無線基地局を経由した遠隔操作により行うことを特徴とする請求項14記載の移動通信システム。
  23. 前記電力源の電力残量を検出する電力残量検出部を備え、前記電力残量が所定値と等しいかあるいは低いとき、前記タイミング信号の発生周期を長くすることを特徴とする請求項19記載の移動通信システム。
  24. 周囲情報収集部を備え、前記制御部は、この周囲情報収集部を駆動して前記移動局の周囲情報を収集し、この周囲情報を前記位置登録エリア情報とともに前記通知先装置へ通知することを特徴とする請求項14記載の移動通信システム。
  25. 前記周囲情報収集部は、周囲の画像情報を収集するカメラであることを特徴とする請求項24記載の移動通信システム。
  26. 前記移動局の周囲照度を検出する照度検出部を備え、前記照度検出部により検出した周囲照度が所定値と等しいかあるいは所定値よりも小さい場合、前記カメラによる撮影を行わないことを特徴とする請求項25記載の移動通信システム。
  27. 移動局が、無線基地局を収容する回線事業者装置を介して通知先装置に位置情報を通知する方法であって、
    前記移動局が前記回線事業者装置のサービスエリア圏内に存在するか否かの判定と前記移動局が予め設定した行動範囲内に存在するか否かの判定とを周期的に実行し、
    前記移動局がサービスエリア圏外に存在する場合は移動局の位置を検出する位置検出部から位置情報を取得し、取得した前記位置情報が行動範囲外の場合には1つ以上の前記位置情報からなる位置情報履歴を作成してこれを保持し、
    前記移動局がサービスエリア圏内で且つ行動範囲外の場合は前記無線基地局から前記移動局が在圏する位置登録エリア情報を取得し、この位置登録エリア情報と前記位置情報履歴とを前記通知先装置に通知する
    ことを特徴とする位置情報通知方法。
  28. 前記移動局が行動範囲内に存在する場合、前記位置登録エリア情報および/または前記位置情報履歴を前記通知先装置に通知することを特徴とする請求項27記載の位置情報通知方法。
  29. 所定の条件が満足された場合で、前回取得した位置登録エリア情報と今回取得した位置登録エリア情報とが同じであった場合には、位置登録エリア情報を前記通知先装置に通知しないことを特徴とする請求項27記載の位置情報通知方法。
  30. 前記位置登録エリア情報および前記位置情報履歴を通知する通知先装置の変更を、前記無線基地局を経由した遠隔操作により行うことを特徴とする請求項27記載の位置情報通知方法。
  31. 無線基地局を収容する回線事業者装置を介して通知先装置に位置情報を通知する移動局の位置情報通知プログラムであって、
    前記移動局が前記回線事業者装置のサービスエリア圏内に存在するか否かの判定と前記移動局が予め設定した行動範囲内に存在するか否かの判定とを周期的に実行する機能と、
    前記移動局がサービスエリア圏外に存在する場合は移動局の位置を検出する位置検出部から位置情報を取得し、取得した前記位置情報が行動範囲外の場合には1つ以上の前記位置情報からなる位置情報履歴を作成してこれを保持する機能と、
    前記移動局がサービスエリア圏内で且つ行動範囲外の場合は前記無線基地局から前記移動局が在圏する位置登録エリア情報を取得し、この位置登録エリア情報と前記位置情報履歴とを前記通知先装置に通知する機能と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする位置情報通知プログラム。
  32. 前記移動局が行動範囲内に存在する場合、前記位置登録エリア情報および/または前記位置情報履歴を前記通知先装置に通知する機能をコンピュータに実行させることを特徴とする請求項31記載の位置情報通知プログラム。
  33. 所定の条件が満足された場合で、前回取得した位置登録エリア情報と今回取得した位置登録エリア情報とが同じであった場合には、位置登録エリア情報を前記通知先装置に通知しない機能をコンピュータに実行させることを特徴とする請求項31記載の位置情報通知プログラム。
  34. 前記位置登録エリア情報および前記位置情報履歴を通知する通知先装置の変更を、前記無線基地局を経由した遠隔操作により行う機能をコンピュータに実行させることを特徴とする請求項31記載の位置情報通知プログラム。
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