JP2003030766A - Web災害情報公開システムとweb災害情報公開方法 - Google Patents
Web災害情報公開システムとweb災害情報公開方法Info
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- JP2003030766A JP2003030766A JP2001219053A JP2001219053A JP2003030766A JP 2003030766 A JP2003030766 A JP 2003030766A JP 2001219053 A JP2001219053 A JP 2001219053A JP 2001219053 A JP2001219053 A JP 2001219053A JP 2003030766 A JP2003030766 A JP 2003030766A
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Landscapes
- Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
- Emergency Alarm Devices (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 地震等の緊急災害発生時に災害情報公開用の
ホームページを自動生成して情報を公開し、通信回線の
混乱や被害の拡大の防止に対処可能とする。 【解決手段】 緊急通報を受信し出動の指令を発令する
指令装置11と、出動指令や出動指令書を作成する自動
出動指定装置13と、指令伝送装置14と、通信制御装
置16とを備えた本部通信指令施設10と、関連署所に
配設される署所端末20とからなり、本部通信指令施設
10に出動指令または出動指令書から出動指令データを
抽出する指令データ抽出部17aと出動指令データに基
づいてホームページ(HP)データを作成するHPデー
タ作成部17cとHPデータをWEBサーバ30に転送
するWEBアクセス部17fとを備えたHP作成手段1
7と、通信制御部31とHPデータを受信して災害情報
公開用のHPの開設と管理を行うHP管理手段32とを
備えたWEBサーバ30とを設けた。
ホームページを自動生成して情報を公開し、通信回線の
混乱や被害の拡大の防止に対処可能とする。 【解決手段】 緊急通報を受信し出動の指令を発令する
指令装置11と、出動指令や出動指令書を作成する自動
出動指定装置13と、指令伝送装置14と、通信制御装
置16とを備えた本部通信指令施設10と、関連署所に
配設される署所端末20とからなり、本部通信指令施設
10に出動指令または出動指令書から出動指令データを
抽出する指令データ抽出部17aと出動指令データに基
づいてホームページ(HP)データを作成するHPデー
タ作成部17cとHPデータをWEBサーバ30に転送
するWEBアクセス部17fとを備えたHP作成手段1
7と、通信制御部31とHPデータを受信して災害情報
公開用のHPの開設と管理を行うHP管理手段32とを
備えたWEBサーバ30とを設けた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として消防署な
どの防災機関に設置されている緊急通信指令システム
に、特に広域に被害が拡大する恐れのある災害の発生時
や発生の危険性のある緊急時に、災害情報公開用のHP
を自動生成して通信回線の混乱を避けて被害の拡大や防
止に備えるようにしたWEB災害情報公開システムとW
EB災害情報公開方法とに関する。
どの防災機関に設置されている緊急通信指令システム
に、特に広域に被害が拡大する恐れのある災害の発生時
や発生の危険性のある緊急時に、災害情報公開用のHP
を自動生成して通信回線の混乱を避けて被害の拡大や防
止に備えるようにしたWEB災害情報公開システムとW
EB災害情報公開方法とに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の緊急通信指令システムの例とし
て、例えば地域の消防署などに設置される図6に示すよ
うなものがある。図6は従来例における緊急通信指令シ
ステムの要部ブロック図である。図6において、緊急時
に火災、災害の連絡や救急の要請は通話元電話機Tから
公衆通信回線Nを介して地域の消防本部に設置される本
部通信指令施設50に通話接続される。通話接続された
緊急通話は、本部内に設置された通信制御装置56を介
して指令装置51に入力する。指令装置51は、オペレ
ータが通報者から通報者名、災害内容、発生場所、発生
場所近辺の目標物、連絡先などを聴取しながら、操作入
力部51aを操作し、地図検索装置52により地図デー
タベース52aから発生場所を特定する。災害の発生場
所や災害の内容が特定し、出動レベルが設定されると、
自動出動指定装置により出動隊の車両や人員が自動設定
されるとともに、指令書作成手段53aにより出動指令
データおよび出動指令書が作成される。作成された出動
指令データは指令伝送装置54、通信制御装置56およ
び専用通信回線Sまたは公衆通信回線Nを介して関連署
所に配置されている署所端末60に伝送される。出動指
令書は添付される地図とともに、FAX送受信装置を介
して署所端末60に伝送される場合もある。署所端末6
0では専用通信回線Sまたは公衆通信回線N、通信制御
部61、指令受信部62を介して出動指令データを受信
し、指令出力部63でプリント出力またはFAX出力さ
れる。災害の規模によっては複数の署所に出動指令が出
され、別の署所端末60’にも同時に出動指令データや
出動指令書が伝送される。
て、例えば地域の消防署などに設置される図6に示すよ
うなものがある。図6は従来例における緊急通信指令シ
ステムの要部ブロック図である。図6において、緊急時
に火災、災害の連絡や救急の要請は通話元電話機Tから
公衆通信回線Nを介して地域の消防本部に設置される本
部通信指令施設50に通話接続される。通話接続された
緊急通話は、本部内に設置された通信制御装置56を介
して指令装置51に入力する。指令装置51は、オペレ
ータが通報者から通報者名、災害内容、発生場所、発生
場所近辺の目標物、連絡先などを聴取しながら、操作入
力部51aを操作し、地図検索装置52により地図デー
タベース52aから発生場所を特定する。災害の発生場
所や災害の内容が特定し、出動レベルが設定されると、
自動出動指定装置により出動隊の車両や人員が自動設定
されるとともに、指令書作成手段53aにより出動指令
データおよび出動指令書が作成される。作成された出動
指令データは指令伝送装置54、通信制御装置56およ
び専用通信回線Sまたは公衆通信回線Nを介して関連署
所に配置されている署所端末60に伝送される。出動指
令書は添付される地図とともに、FAX送受信装置を介
して署所端末60に伝送される場合もある。署所端末6
0では専用通信回線Sまたは公衆通信回線N、通信制御
部61、指令受信部62を介して出動指令データを受信
し、指令出力部63でプリント出力またはFAX出力さ
れる。災害の規模によっては複数の署所に出動指令が出
され、別の署所端末60’にも同時に出動指令データや
出動指令書が伝送される。
【0003】ところで、従来出動指令データや出動指令
書は該当署所にのみ伝送されるので、該当外署所にいる
他の署員には災害の発生や状況はわからず、むろん一般
住民にも例え被害の拡大する恐れがあるような災害にお
いても即座に公開されるようなことはなかった。これら
の該当外署所にいる他の署員および一般住民は実際に災
害が身近に接近するまでは身の危険が予知できず、いざ
という時にパニック状態に陥る危険性があった。特に差
し迫った緊急災害である程、災害情報の公開が遅れるこ
とが多く、また、通信回線が混乱する状況ではそのよう
な情報の欠如がますますパニック状態を引き起こす恐れ
があり、特に地震などでは一般住民が家族や知人などが
互いに情報や安否を問い合わせようとすることでさらに
輪をかけて通信回線が混乱するという悪循環を生じる恐
れがあった。
書は該当署所にのみ伝送されるので、該当外署所にいる
他の署員には災害の発生や状況はわからず、むろん一般
住民にも例え被害の拡大する恐れがあるような災害にお
いても即座に公開されるようなことはなかった。これら
の該当外署所にいる他の署員および一般住民は実際に災
害が身近に接近するまでは身の危険が予知できず、いざ
という時にパニック状態に陥る危険性があった。特に差
し迫った緊急災害である程、災害情報の公開が遅れるこ
とが多く、また、通信回線が混乱する状況ではそのよう
な情報の欠如がますますパニック状態を引き起こす恐れ
があり、特に地震などでは一般住民が家族や知人などが
互いに情報や安否を問い合わせようとすることでさらに
輪をかけて通信回線が混乱するという悪循環を生じる恐
れがあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上に説明した問題点
に鑑み、本発明は、特に広域に被害が拡大する恐れのあ
る災害の発生時や災害の発生の危険性のある緊急時に災
害情報公開用のHPを自動生成して情報を公開し、災害
の準備や対処を指示可能とし、通信回線の混乱を避けて
災害発生時の被害の拡大や防止に迅速に対処可能とする
WEB災害情報公開システムとWEB災害情報公開方法
を提供することを目的とする。
に鑑み、本発明は、特に広域に被害が拡大する恐れのあ
る災害の発生時や災害の発生の危険性のある緊急時に災
害情報公開用のHPを自動生成して情報を公開し、災害
の準備や対処を指示可能とし、通信回線の混乱を避けて
災害発生時の被害の拡大や防止に迅速に対処可能とする
WEB災害情報公開システムとWEB災害情報公開方法
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点を
解決するため、地震や台風など広域に被害が拡大する恐
れのある災害の発生時や発生の危険性のある緊急時に、
災害情報を公開して通信回線の混乱と被害の拡大や防止
に迅速に対処可能とすると共に、一般住民の混乱を軽減
するため、本部に配設され、パケット通信回線を含む公
衆通信回線または専用通信回線を介して通信入力する通
報者からの緊急通報を受信し、関連署所に出動の指令を
発令する指令装置と、同指令装置からの指令により出動
隊を編成するとともに、出動指令や出動指令書を作成す
る自動出動指定装置と、作成された前記出動指令や出動
指令書を関連署所に伝送する指令伝送装置と、前記公衆
通信回線または専用通信回線と通信接続し、前記指令伝
送装置からの出力を関連署所に通信出力する、または通
報者からの緊急通報を通信入力する通信制御装置とを備
えた本部通信指令施設と、前記関連署所に配設され、前
記公衆通信回線または専用通信回線と通信接続する通信
制御部と、同通信制御部を介して前記出動指令や出動指
令書を受信する指令受信部と、同指令受信部で受信した
前記出動指令や出動指令書を出力する指令出力部とを備
えた署所端末とからなり、前記本部通信指令施設に、前
記自動出動指定装置から前記関連署所に発令される前記
出動指令または前記出動指令書から出動指令データを抽
出する指令データ抽出部と、抽出された前記出動指令デ
ータに基づいて災害情報を公開するためのホームページ
(以降HPとする)用のHPデータを作成するHPデー
タ作成部と、作成されたHPデータをWEBサーバに転
送するためのWEBアクセス部とを備えたHP作成手段
を設け、前記公衆通信回線に、同公衆通信回線に通信接
続する通信制御部と、同通信制御部を介して前記本部通
信指令施設の前記HP作成手段から転送されるHPデー
タを受信して前記災害情報の公開用のHPを開設すると
ともに、前記HPの管理を行うHP管理手段とを備えた
前記WEBサーバを設けて構成した。
解決するため、地震や台風など広域に被害が拡大する恐
れのある災害の発生時や発生の危険性のある緊急時に、
災害情報を公開して通信回線の混乱と被害の拡大や防止
に迅速に対処可能とすると共に、一般住民の混乱を軽減
するため、本部に配設され、パケット通信回線を含む公
衆通信回線または専用通信回線を介して通信入力する通
報者からの緊急通報を受信し、関連署所に出動の指令を
発令する指令装置と、同指令装置からの指令により出動
隊を編成するとともに、出動指令や出動指令書を作成す
る自動出動指定装置と、作成された前記出動指令や出動
指令書を関連署所に伝送する指令伝送装置と、前記公衆
通信回線または専用通信回線と通信接続し、前記指令伝
送装置からの出力を関連署所に通信出力する、または通
報者からの緊急通報を通信入力する通信制御装置とを備
えた本部通信指令施設と、前記関連署所に配設され、前
記公衆通信回線または専用通信回線と通信接続する通信
制御部と、同通信制御部を介して前記出動指令や出動指
令書を受信する指令受信部と、同指令受信部で受信した
前記出動指令や出動指令書を出力する指令出力部とを備
えた署所端末とからなり、前記本部通信指令施設に、前
記自動出動指定装置から前記関連署所に発令される前記
出動指令または前記出動指令書から出動指令データを抽
出する指令データ抽出部と、抽出された前記出動指令デ
ータに基づいて災害情報を公開するためのホームページ
(以降HPとする)用のHPデータを作成するHPデー
タ作成部と、作成されたHPデータをWEBサーバに転
送するためのWEBアクセス部とを備えたHP作成手段
を設け、前記公衆通信回線に、同公衆通信回線に通信接
続する通信制御部と、同通信制御部を介して前記本部通
信指令施設の前記HP作成手段から転送されるHPデー
タを受信して前記災害情報の公開用のHPを開設すると
ともに、前記HPの管理を行うHP管理手段とを備えた
前記WEBサーバを設けて構成した。
【0006】前記指令装置は、前記HPを作成するかど
うかの基準となる災害の種別を設定するための災害種別
設定部を備える。
うかの基準となる災害の種別を設定するための災害種別
設定部を備える。
【0007】前記指令装置は、前記HPを作成するかど
うかの災害規模の基準となる災害の種別毎のランクを設
定するための災害ランク設定部を備える。
うかの災害規模の基準となる災害の種別毎のランクを設
定するための災害ランク設定部を備える。
【0008】前記HP作成手段は、災害の種別毎、また
は災害のランク毎に予め用意される所定のHP用テンプ
レートを記憶するテンプレート記憶部と、記憶された前
記HP用テンプレートのうち、該当するいずれかを選択
するためのテンプレート選択部とを備える。
は災害のランク毎に予め用意される所定のHP用テンプ
レートを記憶するテンプレート記憶部と、記憶された前
記HP用テンプレートのうち、該当するいずれかを選択
するためのテンプレート選択部とを備える。
【0009】前記HP作成手段は、抽出された前記出動
指令データに基づく災害情報を公開するための、不要な
データをマスクするとともに、マスクした前記出動指令
データを前記HP用テンプレートに割りつけるためのデ
ータマスク割付部を備える。
指令データに基づく災害情報を公開するための、不要な
データをマスクするとともに、マスクした前記出動指令
データを前記HP用テンプレートに割りつけるためのデ
ータマスク割付部を備える。
【0010】前記HPは、所定の緊急災害時に被害情報
や対応依頼を掲示するための掲示板を備え、前記WEB
サーバは、署員や一般の通報者が所有するWEB端末か
ら前記公衆通信回線を介して送信されるメールを受信す
るとともに、前記メールを前記掲示板に公開するメール
管理手段を備える。
や対応依頼を掲示するための掲示板を備え、前記WEB
サーバは、署員や一般の通報者が所有するWEB端末か
ら前記公衆通信回線を介して送信されるメールを受信す
るとともに、前記メールを前記掲示板に公開するメール
管理手段を備える。
【0011】前記WEBサーバは、署員や関係者かどう
かを判別するためのIDやパスワードのチェックを行う
ためのID管理手段を備え、前記HPまたは前記掲示板
は、署員や関係者がアクセスするための署員閲覧用HP
と署員アクセス用掲示板、または一般の住民が自由にア
クセス可能とする一般公開用HPと一般アクセス用掲示
板からなる。
かを判別するためのIDやパスワードのチェックを行う
ためのID管理手段を備え、前記HPまたは前記掲示板
は、署員や関係者がアクセスするための署員閲覧用HP
と署員アクセス用掲示板、または一般の住民が自由にア
クセス可能とする一般公開用HPと一般アクセス用掲示
板からなる。
【0012】前記本部通信指令施設は、所定の災害発生
時に予め定められた個人または団体にメールを作成して
送信するためのメール作成手段を備える。
時に予め定められた個人または団体にメールを作成して
送信するためのメール作成手段を備える。
【0013】前記メール作成手段は、署員の出退勤を記
憶管理する署員管理部を備え、緊急事態の発生時に欠勤
中の署員にメールの送信を可能とする。
憶管理する署員管理部を備え、緊急事態の発生時に欠勤
中の署員にメールの送信を可能とする。
【0014】前記本部通信指令施設は、所定の規模を超
える災害を検出する場合にHPを自動生成するための災
害の発生を検出する災害検出手段を備える。
える災害を検出する場合にHPを自動生成するための災
害の発生を検出する災害検出手段を備える。
【0015】前記本部通信指令施設は、所定の外部機関
から所定の災害予測に対する警報や注意報が発令される
場合にHPを自動生成するための、前記公衆通信回線ま
たは専用通信回線を介して前記警報や注意報に基づく警
報データや注意報データを受信する警報受信手段を備え
る。
から所定の災害予測に対する警報や注意報が発令される
場合にHPを自動生成するための、前記公衆通信回線ま
たは専用通信回線を介して前記警報や注意報に基づく警
報データや注意報データを受信する警報受信手段を備え
る。
【0016】前記署所端末は、前記HPにアクセス可能
なWEBアクセス手段を備える。
なWEBアクセス手段を備える。
【0017】前記WEBサーバを、それぞれ同一内容を
反映するように複数備え、発生が予測される災害に対し
ていずれか一方は被害を回避可能とするように互いに離
れた異なる場所に配置するようにした。
反映するように複数備え、発生が予測される災害に対し
ていずれか一方は被害を回避可能とするように互いに離
れた異なる場所に配置するようにした。
【0018】地震や台風など広域に被害が拡大する恐れ
のある災害の発生時や発生の危険性のある緊急時に、災
害情報を公開して通信回線の混乱と被害の拡大や防止に
迅速に対処可能とすると共に、一般住民の混乱を軽減す
るため、本部に配設され、パケット通信回線を含む公衆
通信回線または専用通信回線を介して通信入力する通報
者からの緊急通報を受信し、関連署所に出動の指令を発
令する指令装置と、同指令装置からの指令により出動隊
を編成するとともに、出動指令や出動指令書を作成する
自動出動指定装置と、作成された前記出動指令や出動指
令書を関連署所に伝送する指令伝送装置と、前記公衆通
信回線または専用通信回線と通信接続し、前記指令伝送
装置からの出力を関連署所に通信出力する、または通報
者からの緊急通報を通信入力する通信制御装置とを備え
た本部通信指令施設と、前記関連署所に配設され、前記
公衆通信回線または専用通信回線と通信接続する通信制
御部と、同通信制御部を介して前記出動指令や出動指令
書を受信する指令受信部と、同指令受信部で受信した前
記出動指令や出動指令書を出力する指令出力部とを備え
た署所端末とからなり、前記本部通信指令施設に、前記
自動出動指定装置から前記関連署所に発令される前記出
動指令または前記出動指令書から出動指令データを抽出
する指令データ抽出部と、抽出された前記出動指令デー
タに基づいて災害情報を公開するためのホームページ
(以降HPとする)用のHPデータを作成するHPデー
タ作成部と、作成されたHPデータをWEBサーバに転
送するためのWEBアクセス部とを備えたHP作成手段
を設け、前記公衆通信回線に、同公衆通信回線に通信接
続する通信制御部と、同通信制御部を介して前記本部通
信指令施設の前記HP作成手段から転送されるHPデー
タを受信して前記災害情報の公開用のHPを開設すると
ともに、前記HPの管理を行うHP管理手段とを備えた
前記WEBサーバを設けて構成したWEB緊急通信指令
システムを用いて、前記本部通信指令施設が、通報者か
らの通報を受信し、災害内容の把握と発生場所を特定
し、通報された災害の種類を特定する災害種別、災害の
規模を特定する災害ランク、および出動隊の規模を特定
する出動レベルなどを設定し、関連署所の前記署所端末
に対して出動指令または出動指令書を発信するステップ
と、前記HP作成手段の前記指令データ抽出部が、発信
された前記出動指令または出動指令書に基づいて出動指
令データを抽出するステップと、前記HP作成手段が、
災害種別や災害ランクに応じ、抽出された前記出動指令
データに基づいて災害情報を公開するためのHPデータ
を作成するとともに、作成された前記HPデータを前記
WEBサーバに送信するステップと、前記WEBサーバ
の前記HP管理手段が、送信された前記HPデータを受
信して災害発生や内容等の災害情報を公開するHPを開
設するステップとで構成する。
のある災害の発生時や発生の危険性のある緊急時に、災
害情報を公開して通信回線の混乱と被害の拡大や防止に
迅速に対処可能とすると共に、一般住民の混乱を軽減す
るため、本部に配設され、パケット通信回線を含む公衆
通信回線または専用通信回線を介して通信入力する通報
者からの緊急通報を受信し、関連署所に出動の指令を発
令する指令装置と、同指令装置からの指令により出動隊
を編成するとともに、出動指令や出動指令書を作成する
自動出動指定装置と、作成された前記出動指令や出動指
令書を関連署所に伝送する指令伝送装置と、前記公衆通
信回線または専用通信回線と通信接続し、前記指令伝送
装置からの出力を関連署所に通信出力する、または通報
者からの緊急通報を通信入力する通信制御装置とを備え
た本部通信指令施設と、前記関連署所に配設され、前記
公衆通信回線または専用通信回線と通信接続する通信制
御部と、同通信制御部を介して前記出動指令や出動指令
書を受信する指令受信部と、同指令受信部で受信した前
記出動指令や出動指令書を出力する指令出力部とを備え
た署所端末とからなり、前記本部通信指令施設に、前記
自動出動指定装置から前記関連署所に発令される前記出
動指令または前記出動指令書から出動指令データを抽出
する指令データ抽出部と、抽出された前記出動指令デー
タに基づいて災害情報を公開するためのホームページ
(以降HPとする)用のHPデータを作成するHPデー
タ作成部と、作成されたHPデータをWEBサーバに転
送するためのWEBアクセス部とを備えたHP作成手段
を設け、前記公衆通信回線に、同公衆通信回線に通信接
続する通信制御部と、同通信制御部を介して前記本部通
信指令施設の前記HP作成手段から転送されるHPデー
タを受信して前記災害情報の公開用のHPを開設すると
ともに、前記HPの管理を行うHP管理手段とを備えた
前記WEBサーバを設けて構成したWEB緊急通信指令
システムを用いて、前記本部通信指令施設が、通報者か
らの通報を受信し、災害内容の把握と発生場所を特定
し、通報された災害の種類を特定する災害種別、災害の
規模を特定する災害ランク、および出動隊の規模を特定
する出動レベルなどを設定し、関連署所の前記署所端末
に対して出動指令または出動指令書を発信するステップ
と、前記HP作成手段の前記指令データ抽出部が、発信
された前記出動指令または出動指令書に基づいて出動指
令データを抽出するステップと、前記HP作成手段が、
災害種別や災害ランクに応じ、抽出された前記出動指令
データに基づいて災害情報を公開するためのHPデータ
を作成するとともに、作成された前記HPデータを前記
WEBサーバに送信するステップと、前記WEBサーバ
の前記HP管理手段が、送信された前記HPデータを受
信して災害発生や内容等の災害情報を公開するHPを開
設するステップとで構成する。
【0019】地震や台風など広域に被害が拡大する恐れ
のある災害の発生時や発生の危険性のある緊急時に、災
害情報を公開して通信回線の混乱と被害の拡大や防止に
迅速に対処可能とすると共に、一般住民の混乱を軽減す
るため、本部に配設され、パケット通信回線を含む公衆
通信回線または専用通信回線を介して通信入力する通報
者からの緊急通報を受信し、関連署所に出動の指令を発
令する指令装置と、同指令装置からの指令により出動隊
を編成するとともに、出動指令や出動指令書を作成する
自動出動指定装置と、作成された前記出動指令や出動指
令書を関連署所に伝送する指令伝送装置と、前記公衆通
信回線または専用通信回線と通信接続し、前記指令伝送
装置からの出力を関連署所に通信出力する、または通報
者からの緊急通報を通信入力する通信制御装置とを備え
た本部通信指令施設と、前記関連署所に配設され、前記
公衆通信回線または専用通信回線と通信接続する通信制
御部と、同通信制御部を介して前記出動指令や出動指令
書を受信する指令受信部と、同指令受信部で受信した前
記出動指令や出動指令書を出力する指令出力部とを備え
た署所端末とからなり、前記本部通信指令施設に、所定
の規模を超える災害を検出する場合にHPを自動生成す
るための災害の発生を検出する災害検出手段と、およ
び、または、所定の外部機関から所定の災害予測に対す
る警報や注意報が発令される場合にHPを自動生成する
ための、前記公衆通信回線または専用通信回線を介して
前記警報や注意報に基づく警報データや注意報データを
受信する警報受信手段と、前記災害検出手段が検出する
災害データ、または前記警報受信手段が受信する警報デ
ータや注意報データに基づいて災害情報を公開するため
のHP用のHPデータを作成するHPデータ作成部と、
作成されたHPデータをWEBサーバに転送するための
WEBアクセス部とを備えたHP作成手段を設け、前記
公衆通信回線に、同公衆通信回線に通信接続する通信制
御部と、同通信制御部を介して前記本部通信指令施設の
前記HP作成手段から転送されるHPデータを受信して
前記災害情報の公開用のHPを開設するとともに、前記
HPの管理を行うHP管理手段とを備えた前記WEBサ
ーバを設けて構成したWEB災害情報公開システムを用
いて、前記本部通信指令施設の前記災害検出手段が、所
定の規模を超える災害データを検出する、または前記本
部通信指令施設の前記警報受信手段が、所定の外部機関
から発信される警報データや注意報データを受信するス
テップと、前記HP作成手段が、前記災害検出手段が検
出した前記災害データにより災害種別や災害規模による
災害ランクに対応して前記災害データに基づいて災害情
報を公開するためのHPデータを作成する、または、前
記警報受信手段が受信した警報データや注意報データに
より予測される災害種別や規模による災害ランクに対応
して前記警報データや注意報データに基づいて災害情報
を公開するためのHPデータを作成するとともに、作成
された前記HPデータを前記WEBサーバに送信するス
テップと、前記WEBサーバの前記HP管理手段が、送
信された前記HPデータを受信して災害発生や災害予測
等の災害情報を公開するHPを開設するステップとで構
成する。
のある災害の発生時や発生の危険性のある緊急時に、災
害情報を公開して通信回線の混乱と被害の拡大や防止に
迅速に対処可能とすると共に、一般住民の混乱を軽減す
るため、本部に配設され、パケット通信回線を含む公衆
通信回線または専用通信回線を介して通信入力する通報
者からの緊急通報を受信し、関連署所に出動の指令を発
令する指令装置と、同指令装置からの指令により出動隊
を編成するとともに、出動指令や出動指令書を作成する
自動出動指定装置と、作成された前記出動指令や出動指
令書を関連署所に伝送する指令伝送装置と、前記公衆通
信回線または専用通信回線と通信接続し、前記指令伝送
装置からの出力を関連署所に通信出力する、または通報
者からの緊急通報を通信入力する通信制御装置とを備え
た本部通信指令施設と、前記関連署所に配設され、前記
公衆通信回線または専用通信回線と通信接続する通信制
御部と、同通信制御部を介して前記出動指令や出動指令
書を受信する指令受信部と、同指令受信部で受信した前
記出動指令や出動指令書を出力する指令出力部とを備え
た署所端末とからなり、前記本部通信指令施設に、所定
の規模を超える災害を検出する場合にHPを自動生成す
るための災害の発生を検出する災害検出手段と、およ
び、または、所定の外部機関から所定の災害予測に対す
る警報や注意報が発令される場合にHPを自動生成する
ための、前記公衆通信回線または専用通信回線を介して
前記警報や注意報に基づく警報データや注意報データを
受信する警報受信手段と、前記災害検出手段が検出する
災害データ、または前記警報受信手段が受信する警報デ
ータや注意報データに基づいて災害情報を公開するため
のHP用のHPデータを作成するHPデータ作成部と、
作成されたHPデータをWEBサーバに転送するための
WEBアクセス部とを備えたHP作成手段を設け、前記
公衆通信回線に、同公衆通信回線に通信接続する通信制
御部と、同通信制御部を介して前記本部通信指令施設の
前記HP作成手段から転送されるHPデータを受信して
前記災害情報の公開用のHPを開設するとともに、前記
HPの管理を行うHP管理手段とを備えた前記WEBサ
ーバを設けて構成したWEB災害情報公開システムを用
いて、前記本部通信指令施設の前記災害検出手段が、所
定の規模を超える災害データを検出する、または前記本
部通信指令施設の前記警報受信手段が、所定の外部機関
から発信される警報データや注意報データを受信するス
テップと、前記HP作成手段が、前記災害検出手段が検
出した前記災害データにより災害種別や災害規模による
災害ランクに対応して前記災害データに基づいて災害情
報を公開するためのHPデータを作成する、または、前
記警報受信手段が受信した警報データや注意報データに
より予測される災害種別や規模による災害ランクに対応
して前記警報データや注意報データに基づいて災害情報
を公開するためのHPデータを作成するとともに、作成
された前記HPデータを前記WEBサーバに送信するス
テップと、前記WEBサーバの前記HP管理手段が、送
信された前記HPデータを受信して災害発生や災害予測
等の災害情報を公開するHPを開設するステップとで構
成する。
【0020】前記HPは、所定の緊急災害時に被害情報
や対応依頼を掲示するための掲示板を備えるとともに、
前記WEBサーバは、署員や一般の通報者が所有するW
EB端末から前記公衆通信回線を介して送信されるメー
ルを受信するとともに、前記メールを前記掲示板に公開
するメール管理手段を備え、災害発生時に署員や一般の
通報者が前記掲示板に被災状況、危険箇所、協力依頼な
どの災害情報を相互に情報交換できるようにした。
や対応依頼を掲示するための掲示板を備えるとともに、
前記WEBサーバは、署員や一般の通報者が所有するW
EB端末から前記公衆通信回線を介して送信されるメー
ルを受信するとともに、前記メールを前記掲示板に公開
するメール管理手段を備え、災害発生時に署員や一般の
通報者が前記掲示板に被災状況、危険箇所、協力依頼な
どの災害情報を相互に情報交換できるようにした。
【0021】前記WEBサーバは、署員や関係者かどう
かを判別するためのIDやパスワードのチェックを行う
ためのID管理手段を備え、前記HPまたは前記掲示板
は、署員や関係者がアクセスするための署員閲覧用HP
と署員アクセス用掲示板、または一般の住民が自由にア
クセス可能とする一般公開用HPと一般アクセス用掲示
板からなり、一般に公開するための災害情報とは異なる
より詳細な災害情報や指令内容などを、前記署員や関係
者に公開可能とするようにした。
かを判別するためのIDやパスワードのチェックを行う
ためのID管理手段を備え、前記HPまたは前記掲示板
は、署員や関係者がアクセスするための署員閲覧用HP
と署員アクセス用掲示板、または一般の住民が自由にア
クセス可能とする一般公開用HPと一般アクセス用掲示
板からなり、一般に公開するための災害情報とは異なる
より詳細な災害情報や指令内容などを、前記署員や関係
者に公開可能とするようにした。
【0022】前記HP作成手段は、災害の種別毎、また
は災害のランク毎に予め用意される所定のHP用テンプ
レートを記憶するテンプレート記憶部と、記憶された前
記HP用テンプレートのうち、該当するいずれかを選択
するためのテンプレート選択部とを備え、前記HPが前
記HP用テンプレートの選択により迅速に生成できるよ
うにした。
は災害のランク毎に予め用意される所定のHP用テンプ
レートを記憶するテンプレート記憶部と、記憶された前
記HP用テンプレートのうち、該当するいずれかを選択
するためのテンプレート選択部とを備え、前記HPが前
記HP用テンプレートの選択により迅速に生成できるよ
うにした。
【0023】前記HP作成手段は、作成したHPデータ
の中から不要なデータをマスクするとともに、マスクし
た前記HPデータを前記HP用テンプレートに割りつけ
るためのデータマスク割付部を備え、前記HPを公開す
るために、署員や関係者向け、または一般の住民向けに
それぞれ不要なデータまたはプライバシーなどの守秘す
べきデータをマスクするようにした。
の中から不要なデータをマスクするとともに、マスクし
た前記HPデータを前記HP用テンプレートに割りつけ
るためのデータマスク割付部を備え、前記HPを公開す
るために、署員や関係者向け、または一般の住民向けに
それぞれ不要なデータまたはプライバシーなどの守秘す
べきデータをマスクするようにした。
【0024】前記HPは、発生した災害または発生する
恐れのある災害に対して適する避難場所を検索可能とす
るようにした。
恐れのある災害に対して適する避難場所を検索可能とす
るようにした。
【0025】前記HPは、所定の地域毎に一般の住民ど
うしの安否情報の情報交換を可能にするようにした。
うしの安否情報の情報交換を可能にするようにした。
【0026】
【発明の実施の形態】図1は本発明のWEB災害情報公
開システムにおける第一の実施例および第二の実施例を
説明するための要部ブロック図である。図1に基づいて
本発明の実施の形態を説明する。図1は地域の消防署な
どに設置される実施例であり、本WEB災害情報公開シ
ステム1は、地震や台風など広域に被害が拡大する恐れ
のある災害の発生時や発生の危険性のある緊急時に、災
害情報を公開して通信回線の混乱と被害の拡大や防止に
迅速に対処可能とすると共に、一般住民の混乱を軽減す
るため、本部に配設され、パケット通信回線を含む公衆
通信回線Nまたは専用通信回線Sを介して通信入力する
通報者からの緊急通報を受信し、関連署所に出動の指令
を発令する指令装置11と、同指令装置11からの指令
により出動隊を編成するとともに、出動指令や出動指令
書を作成する自動出動指定装置13と、作成された出動
指令や出動指令書を関連署所に伝送する指令伝送装置1
4と、公衆通信回線Nまたは専用通信回線Sと通信接続
し、指令伝送装置14からの出力を関連署所に通信出力
する、または通報者の通報元電話機Tからの緊急通報を
通信入力する通信制御装置16とを備えた本部通信指令
施設10と、関連署所に配設され、公衆通信回線Nまた
は専用通信回線Sと通信接続する通信制御部21と、同
通信制御部21を介して出動指令や出動指令書を受信す
る指令受信部22と、同指令受信部22で受信した出動
指令や出動指令書を出力する指令出力部23とを備えた
署所端末20とからなる緊急通信指令システムをベース
として、本部通信指令施設10に、自動出動指定装置1
3から関連署所に発令される出動指令または出動指令書
から出動指令データを抽出する指令データ抽出部17a
と、抽出された出動指令データに基づいて災害情報を公
開するためのHP用のHPデータを作成するHPデータ
作成部17cと、作成されたHPデータをWEBサーバ
30に転送するためのWEBアクセス部17fとを備え
たHP作成手段17を設け、公衆通信回線Nに、同公衆
通信回線Nに通信接続する通信制御部31と、同通信制
御部31を介して本部通信指令施設10のHP作成手段
17から転送されるHPデータを受信して災害情報の公
開用のHPを開設するとともに、HPの管理を行うHP
管理手段32とを備えたWEBサーバ30を設けて基本
構成される。
開システムにおける第一の実施例および第二の実施例を
説明するための要部ブロック図である。図1に基づいて
本発明の実施の形態を説明する。図1は地域の消防署な
どに設置される実施例であり、本WEB災害情報公開シ
ステム1は、地震や台風など広域に被害が拡大する恐れ
のある災害の発生時や発生の危険性のある緊急時に、災
害情報を公開して通信回線の混乱と被害の拡大や防止に
迅速に対処可能とすると共に、一般住民の混乱を軽減す
るため、本部に配設され、パケット通信回線を含む公衆
通信回線Nまたは専用通信回線Sを介して通信入力する
通報者からの緊急通報を受信し、関連署所に出動の指令
を発令する指令装置11と、同指令装置11からの指令
により出動隊を編成するとともに、出動指令や出動指令
書を作成する自動出動指定装置13と、作成された出動
指令や出動指令書を関連署所に伝送する指令伝送装置1
4と、公衆通信回線Nまたは専用通信回線Sと通信接続
し、指令伝送装置14からの出力を関連署所に通信出力
する、または通報者の通報元電話機Tからの緊急通報を
通信入力する通信制御装置16とを備えた本部通信指令
施設10と、関連署所に配設され、公衆通信回線Nまた
は専用通信回線Sと通信接続する通信制御部21と、同
通信制御部21を介して出動指令や出動指令書を受信す
る指令受信部22と、同指令受信部22で受信した出動
指令や出動指令書を出力する指令出力部23とを備えた
署所端末20とからなる緊急通信指令システムをベース
として、本部通信指令施設10に、自動出動指定装置1
3から関連署所に発令される出動指令または出動指令書
から出動指令データを抽出する指令データ抽出部17a
と、抽出された出動指令データに基づいて災害情報を公
開するためのHP用のHPデータを作成するHPデータ
作成部17cと、作成されたHPデータをWEBサーバ
30に転送するためのWEBアクセス部17fとを備え
たHP作成手段17を設け、公衆通信回線Nに、同公衆
通信回線Nに通信接続する通信制御部31と、同通信制
御部31を介して本部通信指令施設10のHP作成手段
17から転送されるHPデータを受信して災害情報の公
開用のHPを開設するとともに、HPの管理を行うHP
管理手段32とを備えたWEBサーバ30を設けて基本
構成される。
【0027】以上の基本構成で、緊急時に火災、災害の
連絡や救急の要請は通話元電話機Tから公衆通信回線N
を介して地域の消防本部に設置される本部通信指令施設
10に通話接続される。通話接続された緊急通話は、本
部内に設置された通信制御装置16を介して指令装置1
1に入力する。指令装置11では、オペレータが通報者
から通報者名、災害内容、発生場所、発生場所近辺の目
標物、連絡先などを聴取しながら、操作入力部11aを
操作し、地図検索装置12との連携により地図データベ
ース12aから発生場所を特定したり、通話の発信元を
探索して特定する場合もある。
連絡や救急の要請は通話元電話機Tから公衆通信回線N
を介して地域の消防本部に設置される本部通信指令施設
10に通話接続される。通話接続された緊急通話は、本
部内に設置された通信制御装置16を介して指令装置1
1に入力する。指令装置11では、オペレータが通報者
から通報者名、災害内容、発生場所、発生場所近辺の目
標物、連絡先などを聴取しながら、操作入力部11aを
操作し、地図検索装置12との連携により地図データベ
ース12aから発生場所を特定したり、通話の発信元を
探索して特定する場合もある。
【0028】災害の発生場所や内容が特定し、出動レベ
ルが設定されると、自動出動指定装置13により出動隊
の車両や人員が自動設定されるとともに、指令書作成手
段13aにより出動指令データまたは出動指令書が作成
される。作成された出動指令データまたは出動指令書は
指令伝送装置14、通信制御装置16および専用通信回
線Sまたは公衆通信回線Nを介して関連署所に配置され
ている署所端末20に伝送される。出動指令書は地図を
添付されてFAX送受信装置15を介して署所端末20
に伝送される場合もある。署所端末20では専用通信回
線Sまたは公衆通信回線N、通信制御部21、指令受信
部22を介して出動指令データを受信し、指令出力部2
3でプリント出力またはFAX出力される。災害の規模
によっては複数の署所に出動指令が出され、必要に応じ
て別の署所端末20’にも同時に出動指令データまたは
出動指令書が伝送される。
ルが設定されると、自動出動指定装置13により出動隊
の車両や人員が自動設定されるとともに、指令書作成手
段13aにより出動指令データまたは出動指令書が作成
される。作成された出動指令データまたは出動指令書は
指令伝送装置14、通信制御装置16および専用通信回
線Sまたは公衆通信回線Nを介して関連署所に配置され
ている署所端末20に伝送される。出動指令書は地図を
添付されてFAX送受信装置15を介して署所端末20
に伝送される場合もある。署所端末20では専用通信回
線Sまたは公衆通信回線N、通信制御部21、指令受信
部22を介して出動指令データを受信し、指令出力部2
3でプリント出力またはFAX出力される。災害の規模
によっては複数の署所に出動指令が出され、必要に応じ
て別の署所端末20’にも同時に出動指令データまたは
出動指令書が伝送される。
【0029】以上説明した構成に加えて、指令装置11
は、HPを作成するかどうかの基準となる災害の種別を
設定するための災害種別設定部11bを備え、災害種別
により、HPを作成する、または作成しないなどが設定
されるようにしている。また、指令装置11は、HPを
作成するかどうかの災害規模の基準となる災害の種別毎
のランクを設定するための災害ランク設定部11cを備
え、災害の種別毎に災害規模と対応する災害ランクが設
定され、設定した災害ランクに応じてHPを作成する、
または作成しないなどが設定されるようにしている。
は、HPを作成するかどうかの基準となる災害の種別を
設定するための災害種別設定部11bを備え、災害種別
により、HPを作成する、または作成しないなどが設定
されるようにしている。また、指令装置11は、HPを
作成するかどうかの災害規模の基準となる災害の種別毎
のランクを設定するための災害ランク設定部11cを備
え、災害の種別毎に災害規模と対応する災害ランクが設
定され、設定した災害ランクに応じてHPを作成する、
または作成しないなどが設定されるようにしている。
【0030】また、HP作成手段17は、災害の種別
毎、または災害のランク毎に予め用意される所定のHP
用テンプレートを記憶するテンプレート記憶部17e
と、記憶されたHP用テンプレートのうち、該当するい
ずれかを選択するためのテンプレート選択部17bとを
備え、HPがHP用テンプレートの選択により簡単かつ
迅速に生成できるようにしている。さらに、HP作成手
段17は、作成したHPデータの中から不要なデータを
マスクするとともに、マスクしたHPデータをHP用テ
ンプレートに割りつけるためのデータマスク割付部17
dを備え、HPを公開するために、消防署の署員や関係
者向け、または一般の住民向けにそれぞれ不要なデータ
またはプライバシーなどの守秘すべきデータをマスクす
るようにしている。これにより、一般住民向けにはHP
上で必要な範囲の災害情報が公開され、情報不足による
不安を静め、消防署の署員や関係者向けには詳細な情報
が公開され、迅速で適切な協力体制による対応を図るこ
とが可能となるようにしている。
毎、または災害のランク毎に予め用意される所定のHP
用テンプレートを記憶するテンプレート記憶部17e
と、記憶されたHP用テンプレートのうち、該当するい
ずれかを選択するためのテンプレート選択部17bとを
備え、HPがHP用テンプレートの選択により簡単かつ
迅速に生成できるようにしている。さらに、HP作成手
段17は、作成したHPデータの中から不要なデータを
マスクするとともに、マスクしたHPデータをHP用テ
ンプレートに割りつけるためのデータマスク割付部17
dを備え、HPを公開するために、消防署の署員や関係
者向け、または一般の住民向けにそれぞれ不要なデータ
またはプライバシーなどの守秘すべきデータをマスクす
るようにしている。これにより、一般住民向けにはHP
上で必要な範囲の災害情報が公開され、情報不足による
不安を静め、消防署の署員や関係者向けには詳細な情報
が公開され、迅速で適切な協力体制による対応を図るこ
とが可能となるようにしている。
【0031】図2は本発明のWEB災害情報公開システ
ムの第一の実施例におけるWEB災害情報公開方法の概
要を説明するためのフローチャートである。図1と図2
を参照して説明する。本部通信指令施設10が、通報者
からの通報を受信し、災害内容の把握と発生場所を特定
し、通報された災害の種類を特定する災害種別、災害の
規模を特定する災害ランク、および出動隊の規模を特定
する出動レベルなどを設定し、関連署所の署所端末20
に対して出動指令または出動指令書を発信するステップ
と(ST1)、HP作成手段17の指令データ抽出部1
7aが、発信された出動指令または出動指令書に基づい
て出動指令データを抽出するステップと(ST2)、H
P作成手段17が、災害種別や災害ランクに応じ、抽出
された出動指令データに基づいてHPデータ作成部17
cにより災害情報を公開するためのHPデータを作成す
るとともに、作成されたHPデータをWEBアクセス部
17fによりWEBサーバ30に送信するステップと
(ST3)、WEBサーバ30のHP管理手段32が、
送信されたHPデータを受信して災害発生や内容等の災
害情報を公開するHPを開設するステップと(ST4)
で構成する。
ムの第一の実施例におけるWEB災害情報公開方法の概
要を説明するためのフローチャートである。図1と図2
を参照して説明する。本部通信指令施設10が、通報者
からの通報を受信し、災害内容の把握と発生場所を特定
し、通報された災害の種類を特定する災害種別、災害の
規模を特定する災害ランク、および出動隊の規模を特定
する出動レベルなどを設定し、関連署所の署所端末20
に対して出動指令または出動指令書を発信するステップ
と(ST1)、HP作成手段17の指令データ抽出部1
7aが、発信された出動指令または出動指令書に基づい
て出動指令データを抽出するステップと(ST2)、H
P作成手段17が、災害種別や災害ランクに応じ、抽出
された出動指令データに基づいてHPデータ作成部17
cにより災害情報を公開するためのHPデータを作成す
るとともに、作成されたHPデータをWEBアクセス部
17fによりWEBサーバ30に送信するステップと
(ST3)、WEBサーバ30のHP管理手段32が、
送信されたHPデータを受信して災害発生や内容等の災
害情報を公開するHPを開設するステップと(ST4)
で構成する。
【0032】また、HP35は、所定の緊急災害時に被
害情報や対応依頼を掲示するための掲示板36を備える
とともに、WEBサーバ30は、消防署の署員や一般の
通報者が所有するWEB端末T1、T2から公衆通信回
線Nを介して送信されるメールを受信するとともに、メ
ールを掲示板36に公開するメール管理手段33を備
え、災害発生時に消防署の署員や一般の通報者が掲示板
36に被災状況、危険箇所、協力依頼などの災害情報や
災害予防のための情報を掲示し、相互に情報交換できる
ようにしている(ST5)。また、WEBサーバ30
は、アクセス者が消防署の署員や関係者かどうかを判別
するためのIDやパスワードのチェックを行うためのI
D管理手段34を備え、HP35または掲示板36は、
消防署の署員や関係者がアクセスするための署員閲覧用
HP35aと署員アクセス用掲示板36a、または一般
の住民が自由にアクセス可能とする一般公開用HP35
bと一般アクセス用掲示板36bからなり、一般に公開
するための災害情報とは異なる、より詳細な災害情報や
指令内容などを、消防署の署員や関係者に公開可能とす
るようにしている。
害情報や対応依頼を掲示するための掲示板36を備える
とともに、WEBサーバ30は、消防署の署員や一般の
通報者が所有するWEB端末T1、T2から公衆通信回
線Nを介して送信されるメールを受信するとともに、メ
ールを掲示板36に公開するメール管理手段33を備
え、災害発生時に消防署の署員や一般の通報者が掲示板
36に被災状況、危険箇所、協力依頼などの災害情報や
災害予防のための情報を掲示し、相互に情報交換できる
ようにしている(ST5)。また、WEBサーバ30
は、アクセス者が消防署の署員や関係者かどうかを判別
するためのIDやパスワードのチェックを行うためのI
D管理手段34を備え、HP35または掲示板36は、
消防署の署員や関係者がアクセスするための署員閲覧用
HP35aと署員アクセス用掲示板36a、または一般
の住民が自由にアクセス可能とする一般公開用HP35
bと一般アクセス用掲示板36bからなり、一般に公開
するための災害情報とは異なる、より詳細な災害情報や
指令内容などを、消防署の署員や関係者に公開可能とす
るようにしている。
【0033】また、本部通信指令施設10は、所定の災
害発生時に予め定められた個人または団体にメールを作
成して送信するためのメール作成手段18を備えるの
で、緊急情報を主要なキーパーソンに即座に伝送可能と
するので、混乱を軽減することができる。このメール作
成手段18は、署員の出退勤を記憶管理する署員管理部
18cを備え、緊急事態の発生時に欠勤中の署員にメー
ルの送信を可能とすることも可能としている。これによ
り緊急時には非番の署員にも災害情報を知らせ、非常時
に備えて待機させるようにすることができる。
害発生時に予め定められた個人または団体にメールを作
成して送信するためのメール作成手段18を備えるの
で、緊急情報を主要なキーパーソンに即座に伝送可能と
するので、混乱を軽減することができる。このメール作
成手段18は、署員の出退勤を記憶管理する署員管理部
18cを備え、緊急事態の発生時に欠勤中の署員にメー
ルの送信を可能とすることも可能としている。これによ
り緊急時には非番の署員にも災害情報を知らせ、非常時
に備えて待機させるようにすることができる。
【0034】図3は本発明のWEB災害情報公開システ
ムの第二の実施例におけるWEB災害情報公開方法の概
要を説明するためのフローチャートである。第二の実施
例におけるWEB災害情報公開システムは、第一の実施
例のWEB災害情報公開システムとほぼ同一であるが、
異なる部分について図1と図3を参照して説明する。第
二の実施例のWEB災害情報公開システムにおける本部
通信指令施設10は、所定の規模を超える災害を検出す
る場合にHPを自動生成するための災害の発生を検出す
る災害検出手段19aを備える、および、または、本部
通信指令施設10は、所定の外部機関から所定の災害予
測に対する警報や注意報が発令される場合にHPを自動
生成するための、公衆通信回線Nまたは専用通信回線S
を介して警報や注意報に基づく警報データや注意報デー
タを受信する警報受信手段19bを備える。即ち災害検
出手段19aと警報受信手段19bとを両方を備えてい
てもよい。
ムの第二の実施例におけるWEB災害情報公開方法の概
要を説明するためのフローチャートである。第二の実施
例におけるWEB災害情報公開システムは、第一の実施
例のWEB災害情報公開システムとほぼ同一であるが、
異なる部分について図1と図3を参照して説明する。第
二の実施例のWEB災害情報公開システムにおける本部
通信指令施設10は、所定の規模を超える災害を検出す
る場合にHPを自動生成するための災害の発生を検出す
る災害検出手段19aを備える、および、または、本部
通信指令施設10は、所定の外部機関から所定の災害予
測に対する警報や注意報が発令される場合にHPを自動
生成するための、公衆通信回線Nまたは専用通信回線S
を介して警報や注意報に基づく警報データや注意報デー
タを受信する警報受信手段19bを備える。即ち災害検
出手段19aと警報受信手段19bとを両方を備えてい
てもよい。
【0035】以上の構成で、第二のWEB災害情報公開
方法は、本部通信指令施設10の災害検出手段19a
が、所定の規模を超える災害データを検出する、または
本部通信指令施設10の警報受信手段19bが、所定の
外部機関から発信される警報データや注意報データを受
信するステップと(ST11)、HP作成手段17が、
災害検出手段19aで検出した災害データにより災害種
別や災害規模による災害ランクに対応して災害データに
基づいて災害情報を公開するためのHPデータを作成す
る、または、警報受信手段19bが受信した警報データ
や注意報データにより予測される災害種別や規模による
災害ランクに対応して警報データや注意報データに基づ
いて災害情報を公開するためのHPデータを作成すると
ともに、作成されたHPデータをWEBサーバ30に送
信するステップと(ST12)、WEBサーバ30のH
P管理手段32が、送信されたHPデータを受信して災
害発生や災害予測等の災害情報を公開するHPを開設す
るステップと(ST13)で構成する。
方法は、本部通信指令施設10の災害検出手段19a
が、所定の規模を超える災害データを検出する、または
本部通信指令施設10の警報受信手段19bが、所定の
外部機関から発信される警報データや注意報データを受
信するステップと(ST11)、HP作成手段17が、
災害検出手段19aで検出した災害データにより災害種
別や災害規模による災害ランクに対応して災害データに
基づいて災害情報を公開するためのHPデータを作成す
る、または、警報受信手段19bが受信した警報データ
や注意報データにより予測される災害種別や規模による
災害ランクに対応して警報データや注意報データに基づ
いて災害情報を公開するためのHPデータを作成すると
ともに、作成されたHPデータをWEBサーバ30に送
信するステップと(ST12)、WEBサーバ30のH
P管理手段32が、送信されたHPデータを受信して災
害発生や災害予測等の災害情報を公開するHPを開設す
るステップと(ST13)で構成する。
【0036】また、第一の実施例と同様に、HP35
は、所定の緊急災害時に被害情報や対応依頼を掲示する
ための掲示板36を備えるとともに、WEBサーバ30
は、消防署の署員や一般の通報者が所有するWEB端末
T1、T2から公衆通信回線Nを介して送信されるメー
ルを受信するとともに、メールを掲示板36に公開する
メール管理手段33を備え、災害発生時に消防署の署員
や一般の通報者が掲示板36に被災状況、危険箇所、協
力依頼などの災害情報や災害予防のための情報を掲示
し、相互に情報交換できるようにしてもよい(ST1
4)。
は、所定の緊急災害時に被害情報や対応依頼を掲示する
ための掲示板36を備えるとともに、WEBサーバ30
は、消防署の署員や一般の通報者が所有するWEB端末
T1、T2から公衆通信回線Nを介して送信されるメー
ルを受信するとともに、メールを掲示板36に公開する
メール管理手段33を備え、災害発生時に消防署の署員
や一般の通報者が掲示板36に被災状況、危険箇所、協
力依頼などの災害情報や災害予防のための情報を掲示
し、相互に情報交換できるようにしてもよい(ST1
4)。
【0037】なお、災害検出手段19aを、所定の場所
に設置される地震計や河川の水位計などとすることで、
地震を検知する、あるいは、河川の水位が所定の高さを
超える、などの緊急時に即座に情報を公開することが可
能となる。また、警報受信手段19bを、台風、大雨、
洪水、津波、強風、波浪、などの警報データや注意報デ
ータを受信可能とすることにより、気象庁や関連する気
象予報機関などからの事前情報により、HPで注意や予
防処置などの事前対応を可能とするとともに、災害発生
時に即座に対応可能とすることができ、また、掲示板な
どにより、住民からの危険情報を逐次収集することがで
きる。
に設置される地震計や河川の水位計などとすることで、
地震を検知する、あるいは、河川の水位が所定の高さを
超える、などの緊急時に即座に情報を公開することが可
能となる。また、警報受信手段19bを、台風、大雨、
洪水、津波、強風、波浪、などの警報データや注意報デ
ータを受信可能とすることにより、気象庁や関連する気
象予報機関などからの事前情報により、HPで注意や予
防処置などの事前対応を可能とするとともに、災害発生
時に即座に対応可能とすることができ、また、掲示板な
どにより、住民からの危険情報を逐次収集することがで
きる。
【0038】なお、WEB端末T1、T2を、HPにア
クセス可能な、パソコン、PDA端末、携帯電話、また
は電話機とするので、通信回線もパケット回線網、無線
回線網を含めた広範囲に対応可能なものとしており、全
てがダウンしてしまう可能性は少ない。むろん、署所端
末20は、HPにアクセス可能なWEBアクセス手段2
4を備えるので、署所からの情報交換も可能である。ま
た、図1でWEBサーバ30は公衆通信回線に接続した
もののみを図示しているが、WEBサーバ30は本部通
信指令施設10にLANのような構内通信回線に接続す
るように設置してもよいことはいうまでもない。WEB
災害情報公開システムは、WEBサーバ30をそれぞれ
同一内容を反映するように複数備え、発生が予測される
災害に対していずれか一方は被害を回避可能とするよう
に互いに離れた異なる場所に配置するようにしたので、
地震などで一方がダウンしても少なくとも一方が運転可
能となるようにしている。
クセス可能な、パソコン、PDA端末、携帯電話、また
は電話機とするので、通信回線もパケット回線網、無線
回線網を含めた広範囲に対応可能なものとしており、全
てがダウンしてしまう可能性は少ない。むろん、署所端
末20は、HPにアクセス可能なWEBアクセス手段2
4を備えるので、署所からの情報交換も可能である。ま
た、図1でWEBサーバ30は公衆通信回線に接続した
もののみを図示しているが、WEBサーバ30は本部通
信指令施設10にLANのような構内通信回線に接続す
るように設置してもよいことはいうまでもない。WEB
災害情報公開システムは、WEBサーバ30をそれぞれ
同一内容を反映するように複数備え、発生が予測される
災害に対していずれか一方は被害を回避可能とするよう
に互いに離れた異なる場所に配置するようにしたので、
地震などで一方がダウンしても少なくとも一方が運転可
能となるようにしている。
【0039】図4は災害種別と災害ランクを説明するた
めの説明図である。図4に基づいて説明する。図4の左
欄は災害種別の例を示し、例えば地震や台風等の自然災
害、火災および救急などがある。これらの各災害にはそ
れぞれ規模を示すランクが割当られており、例えば地震
ではランク1が震度6以上、ランク2が震度4または
5、ランク3が震度3以下として割り当てる。これらの
災害種別と災害ランクに対応して署員公開用HP、署員
公開用掲示板、および一般公開用HP、一般公開用掲示
板が作成される。図4の例では震度4以上の場合に○印
で示すようにHPや掲示板を作成する例を示している。
HPや掲示板は、地震の検出は操作装置11で手動生成
する、あるいは災害検出手段19aが検出する、または
警報受信手段19bを介して気象庁などから警報データ
として受信するなどの時点で自動生成する、などの方法
がある。以下、各災害についても災害の種別や災害ラン
クによる重要度に対応してそれぞれ○印で示すようにH
Pや掲示板が作成される。一般的には火災や救急などで
通報があった時点で、災害種別設定部11b、災害ラン
ク設定部11cでの設定により自動作成される。
めの説明図である。図4に基づいて説明する。図4の左
欄は災害種別の例を示し、例えば地震や台風等の自然災
害、火災および救急などがある。これらの各災害にはそ
れぞれ規模を示すランクが割当られており、例えば地震
ではランク1が震度6以上、ランク2が震度4または
5、ランク3が震度3以下として割り当てる。これらの
災害種別と災害ランクに対応して署員公開用HP、署員
公開用掲示板、および一般公開用HP、一般公開用掲示
板が作成される。図4の例では震度4以上の場合に○印
で示すようにHPや掲示板を作成する例を示している。
HPや掲示板は、地震の検出は操作装置11で手動生成
する、あるいは災害検出手段19aが検出する、または
警報受信手段19bを介して気象庁などから警報データ
として受信するなどの時点で自動生成する、などの方法
がある。以下、各災害についても災害の種別や災害ラン
クによる重要度に対応してそれぞれ○印で示すようにH
Pや掲示板が作成される。一般的には火災や救急などで
通報があった時点で、災害種別設定部11b、災害ラン
ク設定部11cでの設定により自動作成される。
【0040】図5は本発明のWEB災害情報公開システ
ムにおける(a)はHPの画面例、(b)は掲示板の画
面例を示す。図5(a)は地震を検出した場合に自動立
ち上げしたHP35の例であり、テンプレート選択部1
7bがテンプレート記憶部17fに記憶されたテンプレ
ートから地震災害情報のテンプレートを選択し、災害検
出手段19aである地震計が検出した震度が5相当であ
ることから自動立ち上げしたものである。地震災害情報
の第1項目は、災害検出手段19aからの検出データよ
り、日時、震度がデータマスク割付部17dによってテ
ンプレートに割り付けられ、HPデータ作成部17cで
HP35が作成された例である。以降、第2項目は、警
報受信手段19bで入手した警報データより震源や隣接
地域の震度などが選択され、不要なデータをマスクして
公開した例である。第3項目は、被災者からの通報によ
り救急出動した出動指令データから必要な情報のみを公
開した例であり、個人名、地番などのプライバシーに係
わるデータや不要データはマスクされている。このよう
に、この災害に関連した災害情報は順次追加されて時間
経過とともに確認できるようになっている。
ムにおける(a)はHPの画面例、(b)は掲示板の画
面例を示す。図5(a)は地震を検出した場合に自動立
ち上げしたHP35の例であり、テンプレート選択部1
7bがテンプレート記憶部17fに記憶されたテンプレ
ートから地震災害情報のテンプレートを選択し、災害検
出手段19aである地震計が検出した震度が5相当であ
ることから自動立ち上げしたものである。地震災害情報
の第1項目は、災害検出手段19aからの検出データよ
り、日時、震度がデータマスク割付部17dによってテ
ンプレートに割り付けられ、HPデータ作成部17cで
HP35が作成された例である。以降、第2項目は、警
報受信手段19bで入手した警報データより震源や隣接
地域の震度などが選択され、不要なデータをマスクして
公開した例である。第3項目は、被災者からの通報によ
り救急出動した出動指令データから必要な情報のみを公
開した例であり、個人名、地番などのプライバシーに係
わるデータや不要データはマスクされている。このよう
に、この災害に関連した災害情報は順次追加されて時間
経過とともに確認できるようになっている。
【0041】HP35は、発生した災害または発生する
恐れのある災害に対して適する避難場所を検索可能とす
るようにしたり、所定の地域毎に一般の住民どうしの安
否情報の情報交換を可能にするようにしている。これら
の項目を追加したことで、少なくともいずれかの通信回
線が生きているか、復旧すれば正確な情報入手や情報交
換が可能であり、災害当初におこる通信の混乱や住民の
パニックを軽減する効果がある。この例のHP35には
上段に選択メニューがあり、それぞれ掲示板36、避難
場所、安否情報などの項目にジャンプできるようになっ
ている。なお、安否情報は例示しないが、掲示板36と
同等に扱うことができる。ただし、このような個人情報
は地区毎に細分化して割当てて、母数を少なく迅速に検
索できるようにしている。
恐れのある災害に対して適する避難場所を検索可能とす
るようにしたり、所定の地域毎に一般の住民どうしの安
否情報の情報交換を可能にするようにしている。これら
の項目を追加したことで、少なくともいずれかの通信回
線が生きているか、復旧すれば正確な情報入手や情報交
換が可能であり、災害当初におこる通信の混乱や住民の
パニックを軽減する効果がある。この例のHP35には
上段に選択メニューがあり、それぞれ掲示板36、避難
場所、安否情報などの項目にジャンプできるようになっ
ている。なお、安否情報は例示しないが、掲示板36と
同等に扱うことができる。ただし、このような個人情報
は地区毎に細分化して割当てて、母数を少なく迅速に検
索できるようにしている。
【0042】図5(b)は地震を検出した場合に自動立
ち上げした掲示板36の例である。HP35と同一の災
害番号が割当られ、災害内容が記載されてHP35と関
連づけられている。本実施例の掲示板36は、一つのペ
ージ内がツリー構造をしており、第一報となる□印の親
ツリーに対し、同一内容に関する追加情報は○印の子ツ
リーとして分類されて一覧表示され、以降順次追加され
るようにしている。詳細内容は各項目をクリックするこ
とで参照可能であるが、親ツリーの項目をクリックする
と、以下の子ツリーの内容も同時表示されて参照可能と
している。これにより、各ぺージは標題により多くの項
目の概要が参照しやすくなっている。このように、災害
の兆候発見の第一報、それを確認する第二報、関連機関
に対する緊急連絡完了の一連の流れが一目瞭然であり、
災害の予防にも有効なものとなり、住民同士の連携プレ
イを可能とするものである。なお、記事の配列は最新の
ものがトップにくるようにするとよい。このように、非
常通報や災害検出手段19a、警報受信手段19bを活
用してHP35や掲示板36を自動立ち上げするように
したので、緊急時にもオペレータの手間がかからないも
であり、電話回線の混雑時には別の緊急連絡手段ともな
りうるものである。重要度の低い緊急連絡事項などは電
話回線よりも掲示板36を活用する方が電話回線の負担
が少なくて良い場合がある。
ち上げした掲示板36の例である。HP35と同一の災
害番号が割当られ、災害内容が記載されてHP35と関
連づけられている。本実施例の掲示板36は、一つのペ
ージ内がツリー構造をしており、第一報となる□印の親
ツリーに対し、同一内容に関する追加情報は○印の子ツ
リーとして分類されて一覧表示され、以降順次追加され
るようにしている。詳細内容は各項目をクリックするこ
とで参照可能であるが、親ツリーの項目をクリックする
と、以下の子ツリーの内容も同時表示されて参照可能と
している。これにより、各ぺージは標題により多くの項
目の概要が参照しやすくなっている。このように、災害
の兆候発見の第一報、それを確認する第二報、関連機関
に対する緊急連絡完了の一連の流れが一目瞭然であり、
災害の予防にも有効なものとなり、住民同士の連携プレ
イを可能とするものである。なお、記事の配列は最新の
ものがトップにくるようにするとよい。このように、非
常通報や災害検出手段19a、警報受信手段19bを活
用してHP35や掲示板36を自動立ち上げするように
したので、緊急時にもオペレータの手間がかからないも
であり、電話回線の混雑時には別の緊急連絡手段ともな
りうるものである。重要度の低い緊急連絡事項などは電
話回線よりも掲示板36を活用する方が電話回線の負担
が少なくて良い場合がある。
【0043】
【発明の効果】本発明は以上に説明した内容で実施さ
れ、以下に述べる効果を奏する。本部に配設され、通信
回線を介して通信入力する通報者からの緊急通報を受信
し、関連署所に出動の指令を発令する指令装置と、同指
令装置からの指令により出動隊を編成するとともに、出
動指令や出動指令書を作成する自動出動指定装置と、作
成された出動指令や出動指令書を関連署所に伝送する指
令伝送装置と、公衆通信回線または専用通信回線と通信
接続し、指令伝送装置からの出力を関連署所に通信出力
する、または通報者からの緊急通報を通信入力する通信
制御装置とを備えた本部通信指令施設と、関連署所に配
設され、公衆通信回線または専用通信回線と通信接続す
る通信制御部と、同通信制御部を介して出動指令や出動
指令書を受信する指令受信部と、同指令受信部で受信し
た出動指令や出動指令書を出力する指令出力部とを備え
た署所端末とからなり、本部通信指令施設に、自動出動
指定装置から関連署所に発令される出動指令または出動
指令書から出動指令データを抽出する指令データ抽出部
と、抽出された出動指令データに基づいて災害情報を公
開するためのHP用のHPデータを作成するHPデータ
作成部と、作成されたHPデータをWEBサーバに転送
するためのWEBアクセス部とを備えたHP作成手段を
設け、公衆通信回線に、同公衆通信回線に通信接続する
通信制御部と、同通信制御部を介して本部通信指令施設
のHP作成手段から転送されるHPデータを受信して災
害情報の公開用のHPを開設するとともに、HPの管理
を行うHP管理手段とを備えたWEBサーバを設けて構
成したので、特に広域に被害が拡大する恐れのある災害
の発生時や災害の発生の危険性のある緊急時に災害情報
公開用のHPを自動生成して情報を公開し、災害の準備
や対処を指示可能とし、通信回線の混乱を避けて災害発
生時の被害の拡大や防止に迅速に対処可能とするWEB
災害情報公開システムとWEB災害情報公開方法を提供
することができる。
れ、以下に述べる効果を奏する。本部に配設され、通信
回線を介して通信入力する通報者からの緊急通報を受信
し、関連署所に出動の指令を発令する指令装置と、同指
令装置からの指令により出動隊を編成するとともに、出
動指令や出動指令書を作成する自動出動指定装置と、作
成された出動指令や出動指令書を関連署所に伝送する指
令伝送装置と、公衆通信回線または専用通信回線と通信
接続し、指令伝送装置からの出力を関連署所に通信出力
する、または通報者からの緊急通報を通信入力する通信
制御装置とを備えた本部通信指令施設と、関連署所に配
設され、公衆通信回線または専用通信回線と通信接続す
る通信制御部と、同通信制御部を介して出動指令や出動
指令書を受信する指令受信部と、同指令受信部で受信し
た出動指令や出動指令書を出力する指令出力部とを備え
た署所端末とからなり、本部通信指令施設に、自動出動
指定装置から関連署所に発令される出動指令または出動
指令書から出動指令データを抽出する指令データ抽出部
と、抽出された出動指令データに基づいて災害情報を公
開するためのHP用のHPデータを作成するHPデータ
作成部と、作成されたHPデータをWEBサーバに転送
するためのWEBアクセス部とを備えたHP作成手段を
設け、公衆通信回線に、同公衆通信回線に通信接続する
通信制御部と、同通信制御部を介して本部通信指令施設
のHP作成手段から転送されるHPデータを受信して災
害情報の公開用のHPを開設するとともに、HPの管理
を行うHP管理手段とを備えたWEBサーバを設けて構
成したので、特に広域に被害が拡大する恐れのある災害
の発生時や災害の発生の危険性のある緊急時に災害情報
公開用のHPを自動生成して情報を公開し、災害の準備
や対処を指示可能とし、通信回線の混乱を避けて災害発
生時の被害の拡大や防止に迅速に対処可能とするWEB
災害情報公開システムとWEB災害情報公開方法を提供
することができる。
【図1】 本発明のWEB災害情報公開システムにおけ
る第一の実施例および第二の実施例を説明するための要
部ブロック図である。
る第一の実施例および第二の実施例を説明するための要
部ブロック図である。
【図2】 本発明のWEB災害情報公開システムの第一
の実施例におけるWEB災害情報公開方法の概要を説明
するためのフローチャートである。
の実施例におけるWEB災害情報公開方法の概要を説明
するためのフローチャートである。
【図3】 本発明のWEB災害情報公開システムの第二
の実施例におけるWEB災害情報公開方法の概要を説明
するためのフローチャートである。
の実施例におけるWEB災害情報公開方法の概要を説明
するためのフローチャートである。
【図4】 本発明における災害種別と災害ランクを説明
するための説明図である。
するための説明図である。
【図5】 本発明のWEB災害情報公開システムにおけ
る(a)はHPの画面例、(b)は掲示板の画面例を示
す。
る(a)はHPの画面例、(b)は掲示板の画面例を示
す。
【図6】 従来例の緊急通信指令システムにおける要部
ブロック図である。
ブロック図である。
1 WEB災害情報公開システム
10 本部通信指令施設
11 指令装置
11a 操作入力部
11b 災害種別設定部
11c 災害ランク設定部
12 地図検索装置
12a 地図データベース
13 自動出動指定装置
13a 指令書作成手段
14 指令伝送装置
15 FAX送受信装置
16 通信制御装置
17 HP作成手段
17a 指令データ抽出部
17b テンプレート選択部
17c HPデータ作成部
17d データマスク割付部
17e テンプレート記憶部
17f WEBアクセス部
18 メール作成手段
18a メール作成部
18b メール送受信部
18c 署員管理部
19a 災害検出手段
19b 警報受信手段
20、20’ 署所端末
21 通信制御部
22 指令受信部
23 指令出力部
24 WEBアクセス手段
30 WEBサーバ
31 通信制御部
32 HP管理手段
33 メール管理手段
34 ID管理手段
35 HP
35a 署員閲覧用HP
35b 一般公開用HP
36 掲示板
36a 署員アクセス用掲示板
36b 一般アクセス用掲示板
N 公衆通信回線
S 専用通信回線
T 電話機
T1、T2 WEB端末
Claims (21)
- 【請求項1】 地震や台風など広域に被害が拡大する恐
れのある災害の発生時や発生の危険性のある緊急時に、
災害情報を公開して通信回線の混乱と被害の拡大や防止
に迅速に対処可能とすると共に、一般住民の混乱を軽減
するため、 本部に配設され、パケット通信回線を含む公衆通信回線
または専用通信回線を介して通信入力する通報者からの
緊急通報を受信し、関連署所に出動の指令を発令する指
令装置と、同指令装置からの指令により出動隊を編成す
るとともに、出動指令や出動指令書を作成する自動出動
指定装置と、作成された前記出動指令や出動指令書を関
連署所に伝送する指令伝送装置と、前記公衆通信回線ま
たは専用通信回線と通信接続し、前記指令伝送装置から
の出力を関連署所に通信出力する、または通報者からの
緊急通報を通信入力する通信制御装置とを備えた本部通
信指令施設と、 前記関連署所に配設され、前記公衆通信回線または専用
通信回線と通信接続する通信制御部と、同通信制御部を
介して前記出動指令や出動指令書を受信する指令受信部
と、同指令受信部で受信した前記出動指令や出動指令書
を出力する指令出力部とを備えた署所端末とからなり、 前記本部通信指令施設に、前記自動出動指定装置から前
記関連署所に発令される前記出動指令または前記出動指
令書から出動指令データを抽出する指令データ抽出部
と、抽出された前記出動指令データに基づいて災害情報
を公開するためのホームページ(以降HPとする)用の
HPデータを作成するHPデータ作成部と、作成された
HPデータをWEBサーバに転送するためのWEBアク
セス部とを備えたHP作成手段を設け、 前記公衆通信回線に、同公衆通信回線に通信接続する通
信制御部と、同通信制御部を介して前記本部通信指令施
設の前記HP作成手段から転送されるHPデータを受信
して前記災害情報の公開用のHPを開設するとともに、
前記HPの管理を行うHP管理手段とを備えた前記WE
Bサーバを設けて構成したことを特徴とするWEB災害
情報公開システム。 - 【請求項2】 前記指令装置は、前記HPを作成するか
どうかの基準となる災害の種別を設定するための災害種
別設定部を備えることを特徴とする請求項1に記載のW
EB災害情報公開システム。 - 【請求項3】 前記指令装置は、前記HPを作成するか
どうかの災害規模の基準となる災害の種別毎のランクを
設定するための災害ランク設定部を備えることを特徴と
する請求項1または2に記載のWEB災害情報公開シス
テム。 - 【請求項4】 前記HP作成手段は、災害の種別毎、ま
たは災害のランク毎に予め用意される所定のHP用テン
プレートを記憶するテンプレート記憶部と、記憶された
前記HP用テンプレートのうち、該当するいずれかを選
択するためのテンプレート選択部とを備えることを特徴
とする請求項1ないし3に記載のWEB災害情報公開シ
ステム。 - 【請求項5】 前記HP作成手段は、抽出された前記出
動指令データに基づく災害情報を公開するための、不要
なデータをマスクするとともに、マスクした前記出動指
令データを前記HP用テンプレートに割りつけるための
データマスク割付部を備えることを特徴とする請求項4
に記載のWEB災害情報公開システム。 - 【請求項6】 前記HPは、所定の緊急災害時に被害情
報や対応依頼を掲示するための掲示板を備え、前記WE
Bサーバは、署員や一般の通報者が所有するWEB端末
から前記公衆通信回線を介して送信されるメールを受信
するとともに、前記メールを前記掲示板に公開するメー
ル管理手段を備えることを特徴とする請求項1ないし5
に記載のWEB災害情報公開システム。 - 【請求項7】 前記WEBサーバは、署員や関係者かど
うかを判別するためのIDやパスワードのチェックを行
うためのID管理手段を備え、前記HPまたは前記掲示
板は、署員や関係者がアクセスするための署員閲覧用H
Pと署員アクセス用掲示板、または一般の住民が自由に
アクセス可能とする一般公開用HPと一般アクセス用掲
示板からなることを特徴とする請求項6に記載のWEB
災害情報公開システム。 - 【請求項8】 前記本部通信指令施設は、所定の災害発
生時に予め定められた個人または団体にメールを作成し
て送信するためのメール作成手段を備えることを特徴と
する請求項1ないし7に記載のWEB災害情報公開シス
テム。 - 【請求項9】 前記メール作成手段は、署員の出退勤を
記憶管理する署員管理部を備え、緊急事態の発生時に欠
勤中の署員にメールの送信を可能とすることを特徴とす
る請求項8に記載のWEB災害情報公開システム。 - 【請求項10】 前記本部通信指令施設は、所定の規模
を超える災害を検出する場合にHPを自動生成するため
の災害の発生を検出する災害検出手段を備えることを特
徴とする請求項1ないし9に記載のWEB災害情報公開
システム。 - 【請求項11】 前記本部通信指令施設は、所定の外部
機関から所定の災害予測に対する警報や注意報が発令さ
れる場合にHPを自動生成するための、前記公衆通信回
線または専用通信回線を介して前記警報や注意報に基づ
く警報データや注意報データを受信する警報受信手段を
備えることを特徴とする請求項1ないし10に記載のW
EB災害情報公開システム。 - 【請求項12】 前記署所端末は、前記HPにアクセス
可能なWEBアクセス手段を備えることを特徴とする請
求項1ないし11に記載のWEB災害情報公開システ
ム。 - 【請求項13】 前記WEBサーバを、それぞれ同一内
容を反映するように複数備え、発生が予測される災害に
対していずれか一方は被害を回避可能とするように互い
に離れた異なる場所に配置するようにしたことを特徴と
する請求項1ないし12に記載のWEB災害情報公開シ
ステム。 - 【請求項14】 地震や台風など広域に被害が拡大する
恐れのある災害の発生時や発生の危険性のある緊急時
に、災害情報を公開して通信回線の混乱と被害の拡大や
防止に迅速に対処可能とすると共に、一般住民の混乱を
軽減するため、本部に配設され、パケット通信回線を含
む公衆通信回線または専用通信回線を介して通信入力す
る通報者からの緊急通報を受信し、関連署所に出動の指
令を発令する指令装置と、同指令装置からの指令により
出動隊を編成するとともに、出動指令や出動指令書を作
成する自動出動指定装置と、作成された前記出動指令や
出動指令書を関連署所に伝送する指令伝送装置と、前記
公衆通信回線または専用通信回線と通信接続し、前記指
令伝送装置からの出力を関連署所に通信出力する、また
は通報者からの緊急通報を通信入力する通信制御装置と
を備えた本部通信指令施設と、 前記関連署所に配設され、前記公衆通信回線または専用
通信回線と通信接続する通信制御部と、同通信制御部を
介して前記出動指令や出動指令書を受信する指令受信部
と、同指令受信部で受信した前記出動指令や出動指令書
を出力する指令出力部とを備えた署所端末とからなり、 前記本部通信指令施設に、前記自動出動指定装置から前
記関連署所に発令される前記出動指令または前記出動指
令書から出動指令データを抽出する指令データ抽出部
と、抽出された前記出動指令データに基づいて災害情報
を公開するためのホームページ(以降HPとする)用の
HPデータを作成するHPデータ作成部と、作成された
HPデータをWEBサーバに転送するためのWEBアク
セス部とを備えたHP作成手段を設け、 前記公衆通信回線に、同公衆通信回線に通信接続する通
信制御部と、同通信制御部を介して前記本部通信指令施
設の前記HP作成手段から転送されるHPデータを受信
して前記災害情報の公開用のHPを開設するとともに、
前記HPの管理を行うHP管理手段とを備えた前記WE
Bサーバを設けて構成したWEB緊急通信指令システム
を用いて、 前記本部通信指令施設が、通報者からの通報を受信し、
災害内容の把握と発生場所を特定し、通報された災害の
種類を特定する災害種別、災害の規模を特定する災害ラ
ンク、および出動隊の規模を特定する出動レベルなどを
設定し、関連署所の前記署所端末に対して出動指令また
は出動指令書を発信するステップと、 前記HP作成手段の前記指令データ抽出部が、発信され
た前記出動指令または出動指令書に基づいて出動指令デ
ータを抽出するステップと、 前記HP作成手段が、災害種別や災害ランクに応じ、抽
出された前記出動指令データに基づいて災害情報を公開
するためのHPデータを作成するとともに、作成された
前記HPデータを前記WEBサーバに送信するステップ
と、 前記WEBサーバの前記HP管理手段が、送信された前
記HPデータを受信して災害発生や内容等の災害情報を
公開するHPを開設するステップとで構成することを特
徴とするWEB災害情報公開方法。 - 【請求項15】 地震や台風など広域に被害が拡大する
恐れのある災害の発生時や発生の危険性のある緊急時
に、災害情報を公開して通信回線の混乱と被害の拡大や
防止に迅速に対処可能とすると共に、一般住民の混乱を
軽減するため、 本部に配設され、パケット通信回線を含む公衆通信回線
または専用通信回線を介して通信入力する通報者からの
緊急通報を受信し、関連署所に出動の指令を発令する指
令装置と、同指令装置からの指令により出動隊を編成す
るとともに、出動指令や出動指令書を作成する自動出動
指定装置と、作成された前記出動指令や出動指令書を関
連署所に伝送する指令伝送装置と、前記公衆通信回線ま
たは専用通信回線と通信接続し、前記指令伝送装置から
の出力を関連署所に通信出力する、または通報者からの
緊急通報を通信入力する通信制御装置とを備えた本部通
信指令施設と、 前記関連署所に配設され、前記公衆通信回線または専用
通信回線と通信接続する通信制御部と、同通信制御部を
介して前記出動指令や出動指令書を受信する指令受信部
と、同指令受信部で受信した前記出動指令や出動指令書
を出力する指令出力部とを備えた署所端末とからなり、 前記本部通信指令施設に、所定の規模を超える災害を検
出する場合にHPを自動生成するための災害の発生を検
出する災害検出手段と、および、または、所定の外部機
関から所定の災害予測に対する警報や注意報が発令され
る場合にHPを自動生成するための、前記公衆通信回線
または専用通信回線を介して前記警報や注意報に基づく
警報データや注意報データを受信する警報受信手段と、
前記災害検出手段が検出する災害データ、または前記警
報受信手段が受信する警報データや注意報データに基づ
いて災害情報を公開するためのHP用のHPデータを作
成するHPデータ作成部と、作成されたHPデータをW
EBサーバに転送するためのWEBアクセス部とを備え
たHP作成手段を設け、 前記公衆通信回線に、同公衆通信回線に通信接続する通
信制御部と、同通信制御部を介して前記本部通信指令施
設の前記HP作成手段から転送されるHPデータを受信
して前記災害情報の公開用のHPを開設するとともに、
前記HPの管理を行うHP管理手段とを備えた前記WE
Bサーバを設けて構成したWEB災害情報公開システム
を用いて、 前記本部通信指令施設の前記災害検出手段が、所定の規
模を超える災害データを検出する、または前記本部通信
指令施設の前記警報受信手段が、所定の外部機関から発
信される警報データや注意報データを受信するステップ
と、 前記HP作成手段が、前記災害検出手段が検出した前記
災害データにより災害種別や災害規模による災害ランク
に対応して前記災害データに基づいて災害情報を公開す
るためのHPデータを作成する、または、前記警報受信
手段が受信した警報データや注意報データにより予測さ
れる災害種別や規模による災害ランクに対応して前記警
報データや注意報データに基づいて災害情報を公開する
ためのHPデータを作成するとともに、作成された前記
HPデータを前記WEBサーバに送信するステップと、 前記WEBサーバの前記HP管理手段が、送信された前
記HPデータを受信して災害発生や災害予測等の災害情
報を公開するHPを開設するステップとで構成すること
を特徴とするWEB災害情報公開方法。 - 【請求項16】 前記HPは、所定の緊急災害時に被害
情報や対応依頼を掲示するための掲示板を備えるととも
に、前記WEBサーバは、署員や一般の通報者が所有す
るWEB端末から前記公衆通信回線を介して送信される
メールを受信するとともに、前記メールを前記掲示板に
公開するメール管理手段を備え、災害発生時に署員や一
般の通報者が前記掲示板に被災状況、危険箇所、協力依
頼などの災害情報を相互に情報交換できるようにしたこ
とを特徴とする請求項14または15に記載のWEB災
害情報公開方法。 - 【請求項17】 前記WEBサーバは、署員や関係者か
どうかを判別するためのIDやパスワードのチェックを
行うためのID管理手段を備え、前記HPまたは前記掲
示板は、署員や関係者がアクセスするための署員閲覧用
HPと署員アクセス用掲示板、または一般の住民が自由
にアクセス可能とする一般公開用HPと一般アクセス用
掲示板からなり、一般に公開するための災害情報とは異
なるより詳細な災害情報や指令内容などを、前記署員や
関係者に公開可能とするようにしたことを特徴とする請
求項14ないし16に記載のWEB災害情報公開方法。 - 【請求項18】 前記HP作成手段は、災害の種別毎、
または災害のランク毎に予め用意される所定のHP用テ
ンプレートを記憶するテンプレート記憶部と、記憶され
た前記HP用テンプレートのうち、該当するいずれかを
選択するためのテンプレート選択部とを備え、前記HP
が前記HP用テンプレートの選択により迅速に生成でき
るようにしたことを特徴とする請求項14ないし17に
記載のWEB災害情報公開方法。 - 【請求項19】 前記HP作成手段は、作成したHPデ
ータの中から不要なデータをマスクするとともに、マス
クした前記HPデータを前記HP用テンプレートに割り
つけるためのデータマスク割付部を備え、前記HPを公
開するために、署員や関係者向け、または一般の住民向
けにそれぞれ不要なデータまたはプライバシーなどの守
秘すべきデータをマスクするようにしたことを特徴とす
る請求項18に記載のWEB災害情報公開方法。 - 【請求項20】 前記HPは、発生した災害または発生
する恐れのある災害に対して適する避難場所を検索可能
とするようにしたことを特徴とする請求項14ないし1
9に記載のWEB災害情報公開方法。 - 【請求項21】 前記HPは、所定の地域毎に一般の住
民どうしの安否情報の情報交換を可能にするようにした
ことを特徴とする請求項14ないし20に記載のWEB
災害情報公開方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001219053A JP2003030766A (ja) | 2001-07-19 | 2001-07-19 | Web災害情報公開システムとweb災害情報公開方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001219053A JP2003030766A (ja) | 2001-07-19 | 2001-07-19 | Web災害情報公開システムとweb災害情報公開方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003030766A true JP2003030766A (ja) | 2003-01-31 |
Family
ID=19053127
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001219053A Pending JP2003030766A (ja) | 2001-07-19 | 2001-07-19 | Web災害情報公開システムとweb災害情報公開方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003030766A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009075760A (ja) * | 2007-09-19 | 2009-04-09 | Nomura Research Institute Ltd | 事例情報管理システム及びプログラム |
US7920060B2 (en) | 2007-02-23 | 2011-04-05 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Image processing apparatus, image processing method and computer readable medium |
JP2019113996A (ja) * | 2017-12-22 | 2019-07-11 | 日本電信電話株式会社 | 管理装置及び管理方法 |
JP2020046866A (ja) * | 2018-09-18 | 2020-03-26 | 株式会社レスキューナウ | 災害報知システム |
CN112967475A (zh) * | 2021-01-29 | 2021-06-15 | 深圳市安泰数据监测科技有限公司 | 一种智能化区域性滑坡监测管理方法及装置 |
-
2001
- 2001-07-19 JP JP2001219053A patent/JP2003030766A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US7920060B2 (en) | 2007-02-23 | 2011-04-05 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Image processing apparatus, image processing method and computer readable medium |
JP2009075760A (ja) * | 2007-09-19 | 2009-04-09 | Nomura Research Institute Ltd | 事例情報管理システム及びプログラム |
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