JP4638756B2 - 情報通信システム - Google Patents

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本発明は、情報通信システムに関し、特に、プライバシーを保証して、安否情報の確認が可能な情報通信システムに関するものである。
地震、津波、台風といった大規模な災害が発生した場合に、その災害が発生した地域に住んでいる人や、その地域で働いている人が被災したかどうかの安否を確認するために、その人たちの知人や親戚が被災者の自宅や職場に電話をかけて安否を直接確認することが多い。このような場合、大規模な災害では必然的に被災者が多くなり、被災者の安否を確認しようとする安否確認者からの電話が特定の地域に集中して電話回線が処理能力を超えてしまう場合がある。また、被災者が自分の無事を安否確認者に知らせたい場合、既に電話回線がその処理能力を超えてしまっており、被災者から知人や親戚に安否情報を伝達することが困難である場合も多い。
これを解決するための通信システム(例えば、特許文献1参照)が提案されている。これについて図4を用いて説明する。図4に示す通信システムは、電話局401と無線回線により接続され、安否情報を入力する携帯電話402と、携帯電話402から送信された安否情報を受信し、携帯電話毎に登録して管理し、安否情報を音声またはインターネットによる表示形式に変換して出力する電話局401と、電話局401に通信回線を介して接続され、入力手段(例えばプッシュボタン)により入力された安否情報を確認したい相手先の電話番号を入力して、電話局401に安否情報の問い合わせを行い、安否情報を音声により確認する電話機403と、電話局401にインターネットで接続され、入力手段(例えばキーボード)により入力された安否情報を確認したい相手先の電話番号を入力して、電話局401に安否情報の問い合わせを行い、安否情報を表示装置により確認するパソコン404を備えている。
上記携帯電話402は、テンキー等からなる入力手段を備えており、この入力手段により、予め定められた形式で本人等の安否情報を入力して電話局401へ送信する。ここでは、例えば、携帯電話から安否情報を入力する構成を説明するが、安否情報を入力するのは携帯電話に限らず、電話回線に接続された電話機やインターネットに接続されたパソコン等の通信端末であっても構わない。
また、電話局401は、携帯電話から送信された安否情報を、携帯電話の電話番号毎に安否情報格納メモリ(図示せず)に登録して管理を行い、電話機403からの問い合わせに関しては、電話機403のプッシュボタン等の入力手段により入力された電話番号に対応する安否情報を安否情報格納メモリから検索し、格納されている安否情報を、例えば、音声情報変換手段(図示せず)により音声情報に変換して電話機403へ出力する。また、パソコン404からの問い合わせに関しては、パソコンのキーボード等の入力手段により入力された電話番号に対応する安否情報を安否情報格納メモリから検索し、格納されている安否情報を、例えばHTML(Hypertext Markup Language)等の形式に変換して出力する。
また、上記電話局401では、電話機403からの問い合わせに対し、安否情報を音声情報として出力後、所定時間経過した後又は所定回数音声情報の生成した後には強制的に回線を切断し、また、パソコン404からの問い合わせに対しても、安否情報を所定の形式にして出力後、一定時間経過した後には強制的に回線を切断するように動作する。
以上のように構成することにより災害時の安否情報を容易に入手することが可能であるが、災害時には、固定電話、携帯電話あるいはインターネットからの安否を確認するための通信要求や安否情報を通知するための通信要求が殺到するため、限りある電話回線を上回る通信要求により有線回線及び無線回線が輻輳状態となり、機能しなくなり、緊急通報などの通信に支障を与えてしまうため、十分に機能する安否情報確認システムの実現が望まれている。
特開2004−254197号公報
従来システムでは、災害発生時に被災地域における通信の輻輳発生の可能性が高いにも関わらず、安否情報の登録要求やそれに対する応答が必要となる等の問題点が多く、また、緊急通報などの通信に支障を与えるため、信頼性の高い安否情報確認システムの実現が望まれている。
本発明の目的は、災害発生時に信頼性の高い安否情報確認が容易な情報通信システムを提供することである。
本発明の他の目的は、プライバシーを保証し、かつ、安否情報確認の容易な情報通信システムを提供することである。
本発明の更に他の目的は、災害発生時に迅速に安否情報確認が送信される情報通信システムを提供することである。
本発明の情報通信システムは、中央処理装置と、複数の基地局および上記複数の基地局のそれぞれの基地局に登録されている複数の端末装置からなり、上記中央処理装置は、地域毎の災害状況を登録する被災状況データベースと、上記複数の基地局または上記複数の端末装置が位置する地区を登録した端末位置情報データベースおよび上記複数の端末装置の所有者が安否情報を送信する相手を設定する安否情報開示許可データベースを具え、上記中央処理装置は、上記安否情報開示許可データベースの上記安否情報を送信する相手を上記端末装置の通信履歴に基いて選び、当該端末装置の加入者に登録の可否を確認し、上記安否情報開示許可データベースは、上記加入者によって上記安否情報の開示許可を確認された上記相手を登録するように構成され、災害発生時に上記中央処理装置は、上記被災状況データベースと上記端末位置情報データベースに基いて送るべき安否情報の所有者の上記端末装置を選定し、上記選定された端末装置の該当地域の安否情報を上記安否情報開示許可データベースに基いて上記安否情報の送信が許可されている相手に上記安否情報を送信するように構成される。
また、本発明の情報通信システムにおいて、上記被災状況データベースは、上記地域毎に所定の判定基準に従って警戒レベルを登録したデータテーブルで構成されている。
また、本発明の情報通信システムにおいて、上記安否情報開示許可データベースは、上記地域毎に登録された複数の端末装置と、上記複数の端末装置の各々に対応して上記送るべき安否情報の許可の端末装置を登録したデータベースである。
また、本発明の情報通信システムにおいて、上記選定された端末装置の該当地域の安否情報を上記安否情報開示許可データベースに基いて上記安否情報の送信が許可されている相手に上記安否情報を送信する場合、上記安否情報の送信が許可されている相手に優先順位を定め、上記優先順位に従って上記安否情報を送信するように構成される。
また、本発明の情報通信システムにおいて、上記送るべき安否情報の許可の登録は、上記地域毎に登録された複数の端末装置の通信相手別の所定の接続回数または所定の接続時間に基いて上記送るべき安否情報の許可の端末装置を登録するように構成される。
また、本発明の情報通信システムにおいて、上記地域毎に登録された複数の端末装置の通信相手別の所定の接続回数または所定の接続時間に基いて上記送るべき安否情報の許可の端末装置を登録する場合、上記地域毎に登録された複数の端末装置の加入者に登録の可否を確認するように構成される。
また、本発明の情報通信システムにおいて、上記被災状況データベースと上記端末位置情報データベースに基いて送るべき安否情報の所有者の上記端末装置を選定する場合、上記端末装置が位置する地区または上記端末装置のグループ毎に優先順位を定め、上記優先順位に従って上記安否情報を送信することを特徴とする情報通信システム。
以上説明したように、本発明によれば、災害発生直後に通信回線が輻輳状態となる可能性が高い被災地において、被災者側の安否登録作業なしに、確認者側で被災可能性の有無を把握することができる。また、被災状況の確認自体は、被災地以外のサーバーに照会することもできるので、不要なトラフィック発生を抑制する効果も期待できる。更に、安否確認サービス開始の通知が、被災者が事前登録した通信先に限定されるため、最低限のプライバシーも保証できる。また、このような安否情報のサービスが必要となる可能性が高い利用者に、サービス開始の通知が送信されることになるので、利用者側の利点として、事前にサービスの存在およびその詳細を把握する必要がなくなり、利用者にとって極めて信頼性の高い情報通信システムが実現できる。
以下図面を用いて本発明を詳細に説明する。図1は、本発明の一実施例の概略構成を示す図である。図1において、100a1、100a2、・・100al、100b1、100b2、・・100bm、100g1、100g2、・・100gnは、端末装置を示す。なお、端末装置を総称する場合は、端末装置100と称する。101−1、101−2、・・101−Nは、基地局無線装置(以下基地局と称する。)を表し、基地局を総称する場合は、基地局101と称する。なお、各基地局101は、複数の端末装置100を有している。例えば、基地局101−1は、100a1、100a2、・・100alと言うようにl台の端末装置100が存在する。同様に、基地局101−2は、100b1、100b2、・・100bmと言うようにm台の端末装置100が存在する。また、基地局101−Nは、100g1、100g2、・・100gnと言うようにn台の端末装置100が存在する。なお、各基地局101と端末装置100とは、無線回線で接続している場合、また、電話回線で接続されている場合、あるいは、パソコン等のようなコンピュータ端末の場合は、インターネットで接続される場合もある。このようなインターネットの場合は、基地局は、プロバイダであるかもしれない。
102は、中央処理装置であり、例えば、携帯電話各社、官庁、県庁あるいは市町村の公共の防災センタに設置されている。中央処理装置102は、被災状況データベース104、安否情報開示許可データベース105、端末位置登録情報データベース106、通知処理部107、安否確認データ生成部108およびサーバー109で構成されている。なお、中央処理装置102は、後述するように各種の重要なデータベースを備えており、被災時にこれらデータが失われないように1箇所に設置されるのではなく、複数の場所に設置されるのが普通である。ここで、各構成について詳細に説明する。
まず、端末位置登録情報データベース106について説明する。各基地局101は、自局の端末装置の基地局101のエリア内に存在する端末装置100の位置情報を、端末位置登録情報データベース106に登録する。例えば、端末位置登録情報データベース106に登録されたデータテーブルを表1に示す。
Figure 0004638756
表1において、例えば、基地局101−1には、この基地局101−1に登録されている端末装置の登録端末番号(ID番号でも良い。)100a1、100a2、・・100alが、同様に、基地局101−2および101−Nにも、それぞれ、端末装置の登録端末番号100b1、100b2、・・100bmおよび登録端末番号100g1、100g2、・・100gnが登録されている。このように全ての端末装置100がいずれかの基地局101に登録されている。登録の方法は、例えば、端末装置が存在している場所の現住所により登録する方法あるいはGPS(Global Positioning System)衛星からの経度、緯度情報から位置情報を検出し、この位置情報を登録する方法等がある。なお、被災地の安否情報を扱うので、できるだけ地域として基地局単位でまとまった端末装置を登録する方が良い。なお、基地局101のみ位置登録をすることもできる。この場合は、その基地局101に登録されている端末装置100は、全て同一の位置(または地域)が登録される。
被災状況判定部103について説明する。被災状況判定部103は、災害が発生した場合、災害の発生場所、発生規模を判断し、被災が予想される地域あるいはその近傍地域を認定し、被災状況データベース104に登録する。この被災状況判定部103は、例えば、表2に示すような各種災害に対して警戒レベルを定めておき、警戒レベルに応じて地域住民に避難等の防災活動を行うもので、一種の警戒レベルの基準である。
Figure 0004638756
表2において、警戒の種類は、例えば、地震警報、津波警報、水害警報、台風警報等がある。発信元は、それぞれ住民の生命、財産を守る国の防災機関がこれを扱うようになされている。また、災害の警戒レベルは、例えば、大、中、小で、それぞれ災害の規模、大きさに関係する。例えば、地震警報の場合、震度5以上は、物が壊れたり、家屋が破損したりと言うように住民の生命の安全に関係するので、避難等の処置を講ずる必要がある。同様に、津波警報、水害警報、台風警報等でも防災機関で定めた基準に従って、地域住民に警報が出される。この警報に従って防災機関は、被災状況判定部103を操作して後述する災害状況データベース104を作成する。
被災状況判定部103は、例えば、防災機関に設置された入力端末であり、防災機関の監視員が被災時に表2に示す警戒レベル判定基準に従って、地域毎に警戒レベルを入力する。なお、地震については、地震計が各所に設置されているし、津波については、各港湾施設で測定される。また、水害については、各河川やダムに水位計が設置され、台風については気象庁が台風情報等のために風速を測定しているので、これらの情報を基に防災機関の監視員が入力端末から入力する。なお、被災状況判定部103がパソコン等のデータ処理入力装置で構成される場合には、表2に示す基準となる警戒レベルテーブルをデータ処理入力装置の記憶部(図示せず。)に記憶し、被災地の各地域から送られてくるデータと比較してその地域の警戒レベルを自動的に入力することもできる。
次に、災害状況データベース104の作成について説明する。この災害状況データベース104は、例えば、表3に示すようなデータテーブルが作成される。先に、被災状況判定部103からの被災状況の入力について、防災機関の監視員が被災時に表2に示す警戒レベル判定基準に従って入力する場合と、被災状況判定部103が自動的に入力する場合について説明したが、いずれの場合にも表3に示すような災害状況データベース104が作成される。
Figure 0004638756
表3は、各地区A、B、C、・・・Nについて、各警報の種類と、警戒レベル大、中、小が示されている。即ち、地震が発生した場合、各地区に設置されている地震計から震度情報が送られてくるので、この震度と表2で定めている警戒レベルとを比較し、例えば、A地区の震度が6の場合、警戒レベル大が登録される。B地区では、震度が5であるので、同様に、警戒レベル大が登録される。D地区では、震度が1であるので、警戒レベル小が登録される。また、津波の場合、A地区では、津波の高さ0.5〜1mであり、表2から警戒レベル中が登録される。このように災害状況データベース104には、防災機関に登録されている全ての地区について、災害が発生した時に警戒レベルが登録される。なお、表3において、括弧内の数字は、計測器から送られてくるデータを示す。
次に、安否情報開示許可設定データベース105について説明する。この安否情報開示許可設定データベース105は、各基地局101に登録されている端末装置100を所有する加入者が被災時に自分の安否情報を誰に送るかを事前に登録し、知らせたくない人あるいは知られたくない人には、送らない、即ち、加入者のプライバシーを保護する目的で設定されるデータベースである。そのために、まず、表4に示すように各地区A、B、・・・Nと、その地区に位置する基地局101との関係を示すデータテーブルが用意される。
Figure 0004638756
これは、例えば、防災機関が地図上で、事前に防災の観点から適宜定めた地区を区分けし、この地区に位置する基地局とを対応付けて作成され、安否情報開示許可設定データベース105に格納しておく。次に、各基地局101毎に登録されている端末装置100毎に安否情報の情報開示許可を表5に示すようなデータベースとして登録する。
Figure 0004638756
表5は、各地区と、各地区に位置する基地局と、各基地局に登録されている登録端末装置および各登録端末装置が安否情報を開示する場合の情報開示許可の相手先端末装置を関連付けたデータベースである。例えば、A地区で、基地局101−1に登録されている端末装置100a1は、情報開示許可するのは、端末装置200a1、200a5、・・・である。同様に、B地区では、基地局101−2に登録されている端末装置100b1は、情報開示許可するのは、端末装置200d3、・・・であり、他の端末装置100についても同様である。
ここで、安否情報開示許可設定データベース105の情報開示許可の登録方法について説明する。まず、情報開示許可登録は、各端末装置の加入者が、前もって、被災した場合の安否情報を通知する相手先および通知方法等を含んだ開示許可情報を各端末装置から安否情報開示許可設定データベース105に登録しておく。なお、このように加入者が手動で随時データベースに登録するのが煩わしい場合には、次のようにして登録することもできる。これについて図3を用いて説明する。
図3は、安否情報開示許可設定データベース105に情報開示許可を自動的に登録する一実施例を示すフローチャートである。図3において、まず、ステップ301では、安否情報開示許可設定を必要とする加入者の端末装置を特定する。例えば、A地区の基地局101−1に登録されている端末装置100a1が安否情報開示許可の登録希望する場合、中央処理装置102は、端末装置100a1を選定する。
ステップ302では、端末装置100a1が安否情報開示許可設定済かどうかを判定する。設定済の場合には、設定の動作を終了する。設定済でない場合、ステップ303に進む。
ステップ303では、特定した端末装置に関する通話履歴情報を更新する。即ち、ステップ301で特定した端末装置100a1の通話履歴情報を更新する。これは、過去の通話履歴を削除し、安否情報開示許可の情報を収集するためである。
ステップ304では、通話回数n回以上の端末装置を登録する。例えば、端末装置100a1が平常時、通話する相手との通話回数をカウントし、例えば、1週間に5回以上通話した相手の端末装置を記録する。例えば、表5に示す端末装置200a1、200a5、・・、200a3、200a7、・・・が1週間に5回以上通話した相手とすると、これらの端末装置を記録し、ステップ305に進む。
ステップ305では、通話時間T分以上の端末装置を記録する。即ち、ステップ304で選択された端末装置の内から、例えば、10分以上通話していた端末装置を記録する。なお、この通話時間は、累積時間であっても、また、1回の通話時間でも良く、適宜定めることができる。例えば、表5に示す端末装置200a1、200a5、・・が、10分以上通話していた端末装置であったとすると、この端末装置200a1、200a5、・・を安否情報開示許可の端末装置として記録する。このステップ304および305は、通話回数と、通話時間で安否情報開示許可の情報とするものである。即ち、通話回数が多く、また、通話時間が長い相手は、親戚か、あるいは、親しい知人である場合が多いので、その相手を安否情報開示許可相手として記録するものである。なお、本実施例では、通話回数と、通話時間で安否情報開示許可の情報としているが、どちらか一方だけで判断したり、また、通話回数と、通話時間以外の他の情報で安否情報開示許可の情報とすることも可能であり、システムの構築時に適宜定めることができることは言うまでもない。
ステップ306は、ステップ304および305で記録された安否情報開示許可の端末装置200a1、200a5、・・を表示するステップである。先に、説明したように安否情報は、プライバシーを含む情報であるので、加入者が意図していない相手に安否情報が送信されないことが必要である。従って、ステップ304および305で記録された安否情報開示許可の端末装置200a1、200a5、・・は、端末装置100a1の所有者にとって安否情報開示許可の端末装置であるかどうかを確認するために端末装置100a1の表示装置に表示し、その加入者が確認するためのステップである。
ステップ307は、登録のステップである。ステップ306で端末装置100a1の所有者が端末装置100a1の表示装置で確認した端末装置を安否情報開示許可設定データベース105に登録する。このように構成すると、加入者は、自分で安否情報開示許可の端末装置を選択し、手動で入力する代わりに、中央処理装置102が日頃の通話の状態で、安否情報開示許可の端末装置を自動的に選んでくれるので、登録が極めて容易となる利点がある。また、個別の通信履歴に基づき、開示許可の登録を自動的に利用者に促す等も行えるので、利用者の負担が軽減される。
ステップ308は、通信履歴を初期化するステップである。上述した各ステップをそれぞれの端末装置100について繰返し実行する。これによって全地区の登録された端末装置について安否情報開示許可設定データベース105が作成できる。
次に、図1で示す安否情報の確認が可能な情報通信システムの動作について説明する。まず、災害が発生した場合、先に説明したように被災状況判定部103から防災責任者が手動で、あるいは、自動で表2に示す警戒レベルに従って、表3に示す被災状況データベースが作成される。また、この時、先に説明したように安否情報開示許可設定データベース105は、表5に示す内容で登録されている。また、端末位置登録情報データベース106は、表1に示す内容で登録されている。従って、災害が発生した場合、安否確認データ生成部108は、端末位置登録情報データベース106と被災状況データベース104との内容を照合し、被災地域で位置登録を行っていた端末装置100に関する安否確認データを生成する。生成されたデータは、データ確認用サーバー109に蓄積される。
具体的に地震が発生した場合について説明する。安否確認データ生成部108は、端末位置登録情報データベース106と被災状況データベース104との内容を照合し、A地区に加入している端末装置100a1、100a2、・・・100alは、警戒レベル大であり、学校等への避難が指示されている。B地区についても同様の指示がなされている。C地区は、警戒レベル中であり、自宅待機、D地区は、警戒レベル小であり、被害はない等の情報が被害状況と共に各加入者の端末装置毎に作成され、データ確認用サーバー109に蓄積される。このデータ確認用サーバー109の内容を表6に示す。
Figure 0004638756
表6は、地震の場合の警戒レベルと、該当する端末装置および防災機関が地域住民に発令した警戒情報(ここでは、安否情報と称する。)を示すもので、この内容がデータ確認用サーバー109のデータベースとして登録される。この安否情報は、例えば、文字情報として後述する通知処理部107を介して送信される。なお、安否情報には、種々のものがあり、必要に応じて適宜防災機関で入力することができる。また、文字情報に替えて音声情報とすることもできる。なお、データ確認用サーバー109は、本実施例では、中央処理装置102の内部に設けるようにしたが、被災地とは離れた場所に設置することもできる。
通知処理部107は、安否情報開示許可設定データベース105とデータ確認用サーバー109との内容を照合し、各地区A、B、・・・Nに登録されている端末装置100の加入者が安否情報開示許可を与えている端末装置に安否情報を自動的に送信する。具体的には、データ確認用サーバー109を参照し、即ち、表6に示すデータベースから端末装置100a1の加入者は、警戒レベル大の地域におり、現在学校Xに避難中であることを読出し、表5に示すように、例えば、端末装置100a1の加入者が安否情報開示許可を与えている端末装置200a1、200a5、・・・に対して警戒レベル大の地域におり、現在学校Xに避難中であることを通知する。このように構成すると、被災地の災害発生直後に自動的に加入者が送信したい人だけに安否情報が送れ、また、送る情報も文字あるいは音声情報であるので、伝送容量も少なく、通信回線が輻輳状態となることもない。また、被災者側の安否登録作業なしに、確認者側で被災可能性の有無を自動的に、かつ、容易に把握することができる。また、データ確認用サーバー109を被災地以外の場所に設置した場合には、被災状況の確認は、被災地以外の場所に設置されたデータ確認用サーバー109により照会することもできるので、不要なトラフィック発生を抑制する効果も期待できる。更に、安否情報の送信が、被災者が事前に登録した送信先に限定されるため、プライバシーも保証できる。なお、通知処理部107は、加入者の安否情報を安否情報開示許可設定データベース105に基いて安否情報開示許可が設定されている端末装置に、まず、サービスを開始する旨だけを知らせることもでき、続いて指定先にアクセスしてもろうように構成することもできる。
図2は、本発明の他の一実施例を示す概略構成図である。図2において、201は、被災地域、202は、被災地域の近傍地域、203は、非被災地域を示している。なお、図1と同じものには同じ符号が付されている。図1に示す実施例との違いは、被災状況に応じて地域をランク分けしたことである。例えば、被災状況判定部103の判定の結果に基いて、基地局101−1がカバーする地域が被災地域となり、基地局101−2がカバーする地域がその近傍地域そして基地局101―Nがカバーする地域が非被災地域となった場合を示している。この場合、中央処理装置102は、災害状況に応じて安否情報の送信に優先順位を設け、安否情報を送信するように構成している。即ち、例えば、非被災地域203に設置されている端末装置100g1、100g2、・・・100gnについては、事前に表5に示すように安否情報開示許可設定データベース105に情報開示許可先が登録されていたとしても、端末装置100g1、100g2、・・・100gnの安否情報の通知は行われない。そして、被災地域201およびその近傍地域202に位置する端末装置100については、安否情報開示許可設定データベース105に従って安否情報が送信される。勿論、事前に安否情報開示許可の端末装置100を登録済でなければ安否情報の通知は行われない。なお、図2に示す実施例では、地域毎に優先順位を定めているが、端末装置をグループ化し、グループ単位に優先順位を設定することもできる。更に、表5で示す情報開示許可をしている端末装置、即ち、安否情報を通知する端末装置に優先順位を持たせ、優先順位に従って安否情報を送信することもできる。このようにすると優先度に応じて通話を制限できるので通話回線の有効利用を図ることができる。
このように中央処理装置102では、災害発生時に通信回線の輻輳の発生状況に応じて、例えば、地域毎に、あるいは、端末装置のグループ単位に優先順位を設定し、優先度の高い、即ち、被害の大きい地域またはグループの住民の安否情報を優先して送信することもできるので、安否情報の確認が可能な情報通信システムとして極めて柔軟性のあるシステムが構成できる。
以上、本発明について詳細に説明したが、本発明は、ここに記載された情報通信システムの実施例に限定されるものではなく、上記以外の安否情報の確認が可能な情報通信システムに広く適応することが出来ることは、言うまでも無い。
本発明の一実施例を説明するための概略構成図である。 本発明の他の一実施例を説明するための概略構成図である。 本発明の一実施例の安否情報開示許可の設定を説明するためのフローチャートである。 従来の安否情報を送信する通信システムの一例を示す図である。
符号の説明
100、200:端末装置、101:基地局、102:中央処理装置、103:被災状況判定部、104:被災状況データベース、105:安否情報開示許可設定データベース、106:端末位置登録情報データベース、107:通知処理部、108:安否確認データ生成部、109:安否情報確認用サーバー、201:被災地域、202:被災地域の近傍、203:非被災地域、401:電話局、402:携帯電話、403:電話機、404:パソコン。

Claims (3)

  1. 中央処理装置と、複数の基地局および上記複数の基地局のそれぞれの基地局に登録されている複数の端末装置からなり、上記中央処理装置は、地域毎の災害状況を登録する被災状況データベースと、上記複数の基地局または上記複数の端末装置が位置する地区を登録した端末位置情報データベースおよび上記複数の端末装置の所有者が安否情報を送信する相手を設定する安否情報開示許可データベースを具え、上記中央処理装置は、上記安否情報開示許可データベースの上記安否情報を送信する相手を上記端末装置の通信履歴に基いて選び、当該端末装置の加入者に登録の可否を確認し、上記安否情報開示許可データベースは、上記加入者に上記安否情報の開示許可を確認された上記相手を登録するように構成され、災害発生時に上記中央処理装置は、上記被災状況データベースと上記端末位置情報データベースに基いて送るべき安否情報の所有者の上記端末装置を選定し、上記選定された端末装置の該当地域の安否情報を上記安否情報開示許可データベースに基いて上記安否情報の送信が許可されている相手に上記安否情報を送信することを特徴とする情報通信システム。
  2. 請求項1記載の情報通信システムにおいて、上記安否情報開示許可データベースは、上記地域毎に登録された複数の端末装置と、上記複数の端末装置の各々に対応して上記送るべき安否情報の許可の端末装置を登録したデータベースであることを特徴とする情報通信システム。
  3. 請求項1記載の情報通信システムにおいて、上記選定された端末装置の該当地域の安否情報を上記安否情報開示許可データベースに基いて上記安否情報の送信が許可されている相手に上記安否情報を送信する場合、上記安否情報の送信が許可されている相手に優先順位を定め、上記優先順位に従って上記安否情報を送信することを特徴とする情報通信システム。
JP2005090571A 2005-03-28 2005-03-28 情報通信システム Active JP4638756B2 (ja)

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