JP2002328750A - 折り畳み式携帯情報端末機器 - Google Patents

折り畳み式携帯情報端末機器

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JP2002328750A
JP2002328750A JP2001136540A JP2001136540A JP2002328750A JP 2002328750 A JP2002328750 A JP 2002328750A JP 2001136540 A JP2001136540 A JP 2001136540A JP 2001136540 A JP2001136540 A JP 2001136540A JP 2002328750 A JP2002328750 A JP 2002328750A
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foldable portable
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JP2001136540A
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Yoshihide Saida
佳秀 齊田
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NEC AccessTechnica Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 折り畳まれた状態の検出機能および着信時の
振動によるケース接触音防止機能は付与しつつ、部品点
数や部品材料の低減を図り、また、防塵・防水性を改善
できる折り畳み式携帯情報端末機器を提供する 【解決手段】 凸状部材(ボタン)101とプリント基
板171aと上ケース11に形成されたリブ111aと
で構成されていて、凸状部材(ボタン)101はゴム等
の弾性体で形成されていて、円柱の胴体部分と円錐形状
の支持部材101bから成り、プリント基板171aの
面と平行に保ち所定のクリアランスを保った内部平面部
に導電部101aを有している。凸状部材(ボタン)1
01の支持部材101bは容易に弾性変形可能なように
薄肉形成されている。また、凸状部材(ボタン)101
の支持部材101bの一部がプリント基板171aとリ
ブ111aにて挟まれて固定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する分野】本発明は、着信を振動によって報
知する機能を持った無線内蔵型の折り畳み式携帯情報端
末機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】インターネットや電子メールの利用人口
の拡大に伴い、携帯機器の市場も拡大している。最近で
は携帯電話や固定電話回線に接続しなくてもインターネ
ットが活用できる無線機を内臓する携帯情報端末機器の
需要が見込まれている。携帯情報端末機器はAC電源を
活用できない屋外や外出先で使用されることが多く、通
常バッテリ電池を電源として使用する。この場合、バッ
テリ電池単独使用での携帯機器使用可能時間をできるだ
け長くするために、消費電力を抑制し、バッテリ容量の
減少を抑える必要がある。そのような手段として特開2
001−043776号公報や特開平04−25915
6号公報に、折り畳み式携帯電話において折り畳む一方
のケースに設けた凸状部材と他方のケースにその凸状部
材に押されるスイッチ回路を設けることによって折り畳
まれた状態を検知し、液晶表示をしない等電力消費量を
抑える機構が開示されている。
【0003】また、無線機内臓の携帯情報端末機器で
は、電子メール等を着信した時の報知手段としてランプ
等の点滅や着信鳴音があるが、上着のポケット内に携帯
している時や電車内等で周囲に着信音を響かせたくない
場合は、振動モータにより携帯情報端末機器筐体を振動
させて報知する手段が有効であり、最近の携帯情報端末
機器には必須の機能となっている。その際に折り畳み式
の携帯情報端末機器では振動によって上蓋と下蓋のケー
ス筐体同士が接触することによって干渉音が発生し、周
囲に音が響き不快の原因となる場合がある。これを防ぐ
ために緩衝材をケース筐体間にはさみ、折り畳んだとき
の両者の間に一定の間隔を設けることによって接触を防
止し、改善を図っている。
【0004】以上の2つの機能ともに携帯情報端末機器
必須の機能であり、これらを織り込んだ事例を図6、7
に示す。図6は無線機を内蔵した従来の携帯情報端末機
器(以下、携帯機器と称す)の斜視図であり、液晶14
を具備する表示装置部1の蓋側と、アルファベット及び
かな入力等を行うためのキーボード25を具備する入力
装置部2の本体側とをヒンジ部3を軸とし対面させて折
り畳む構成である。
【0005】表示装置部1はモールドにて形成された上
ケース11及び上カバー12に液晶14、さらにアンテ
ナ15が設けられており、本携帯機器が受信した場合に
ユーザーに報知するための乳白色のモールドで形成され
たレンズ16を具備して構成され、入力装置部2はモー
ルド形成された下カバー21及び下ケース22にゴム等
の弾性体で形成されたキーボード25を具備し構成され
ている。折り畳んだ時には、上ケース11の端部中央付
近に具備される鉤部13が下カバー21の端部中央付近
に設けられた凹部23内に係合係止され携帯時等に表示
装置部1が不意に開かない構造となっている。またユー
ザーが表示装置部1を開いて使用する場合は入力装置部
2の中央端部に設けられたボタン24を押すことで鉤部
13の係合が解除される構造となっている。
【0006】そして、携帯端末の開閉状態を検知するた
めに、入力装置部2には検出スイッチ2aが設けられる
一方、検出スイッチ2aに対しヒンジ部3を軸にした対
面側の表示装置部1には凸部1aが設けられている。ま
た、着信時の報知ための振動による上ケース11と下カ
バー21との接触を防止するために、上ケース11の端
部両角付近にはゴム等の弾性体にて形成された凸状部材
1b及び凸状部材1cが、嵌合係止されている。
【0007】図7は図6に示す携帯機器を折り畳んだ状
態を示す断面図である。表示装置部1は、受信した際上
カバー12に具備するレンズ16(図示せず、図6に表
示)を発光させるための回路及びLED等の電気部品が
実装されたプリント基板17を上ケース11に固定され
て実装され、また断面H形状の凸状部材16が上ケース
11の所定の位置に設けられた開口部11dに貫通し嵌
合係止されている。入力装置部2は、下カバー21に固
定されるキーボード25とキー入力を検出するプリント
基板26、及び受信時に携帯機器を振動させて報知させ
る振動モータ28、検出スイッチ2a等の電気部品を実
装したプリント基板27が固定された下ケース22で構
成されている。検出スイッチ2aは上部が上下方向に稼
動する構造によって動作検知する。
【0008】図7に示すように、携帯機器が折り畳まれ
た状態では、凸部1aが検出スイッチ2aを押下した状
態となり、この検出スイッチ2aの出力信号に基づいて
携帯機器の動作状態は制御され、電力消費量を最小限に
抑えるために消費電力の抑制を図り、たとえば折り畳ん
だ状態では液晶14の表示をさせない等の制御がされて
いる。また、携帯機器が折り畳まれた状態では、凸状部
材1b(及び凸状部材1c)は下カバー21に接触する
部分が弾性変形した状態で上ケース11が下カバー21
に接触しないようにクリアランスを保っており、携帯機
器が受信した場合の報知手段に振動モータを選択してい
る場合は、振動による上ケース11と下カバー21の接
触音を防止する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】携帯情報端末機器には
前記2つの機能は必要であるが、それらの機能を付与す
ることに伴って、構成する部品点数や部品材料が増加す
る。構成部品が増えることはそれだけ同機器内の空間が
必要となり、機器としては大きくなってしまう。これは
携帯機器に要求される小型化の要求に対して逆行する問
題である。また、管理する部品点数、材料が増えること
は機器としてのコストアップにつながる。また、携帯情
報端末機器は屋外の種々の場所で使われることから防
塵、防水の機能が必要であるため、装置内部につながる
開口部の数を極力減らす必要があるが、前記の機能追加
に伴い、筐体内部に貫通する開口部の数が増加すること
になる。具体的には、前記事例では凸状部材部品2個、
スイッチ1個の構成部品として合計3個の部品が必要で
あり、筐体内部への貫通の開口部も3つ必要となってい
る。
【0010】本発明は、以上の従来技術における問題に
鑑みてなされたものであり、必要な機能は付与しつつ、
部品点数や部品材料の低減を図り、また、防塵・防水性
を改善できる折り畳み式携帯情報端末機器を提供するこ
とを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に提供する本願の発明は、折り畳み式携帯情報端末機器
において、第1ケース体の第2ケース体と対向する側の
面に開口部が設けられ、前記開口部の内部から凸状部材
を突出させており、前記凸状部材は折り畳みの際に第1
ケース体と第2ケース体との対向する側の面と直交する
方向に移動可能になっており、前記凸状部材の第2ケー
ス体と接触する面の反対側の面にスイッチ回路が設けら
れることとした。これによって、折り畳まれた状態の検
出機能および着信時の振動によるケース接触音防止機能
は保持されつつ、検出スイッチ一式の省略が可能とな
り、携帯機器として開口部とスイッチ部品の削減が可能
となる。
【0012】上記本願の発明ではスイッチ回路とは、第
2ケース体と対向する面と反対側の面に導電性材料を形
成した凸状部材とその導電性材料と間隔をおいて位置し
導電性材料と接触することによって検知信号を発する回
路基板と前記回路基板を基礎として前記凸状部材を支持
する弾性体部材の組合せで形成される。凸状部材の材質
を弾性体とすることによって、着信時の振動を吸収しケ
ースへの振動伝達を抑制したり、その部材と接触するケ
ース体の傷付きを抑えたりすることもできる。また、凸
状部材と前記凸状部材を支持する弾性体部材は同一種類
の弾性体で一体形成されてもよく、その材質はキーボー
ド部材と同じでもよい。さらに、前記凸状部材を情報機
器のキー操作時に人の手がタッチしない情報表示部側の
ケース体に設けることによって誤作動の防止が可能とな
る。また、開口部と凸状部材とスイッチ回路の組合せを
2セット以上設け、折り畳みに関してそれらが同時に動
作した時のみ検知機能が働くようにすれば、1セットの
場合よりも誤動作が発生しにくい。
【0013】前記課題を解決するために提供する他の本
願発明は、折り畳み式携帯端末機器において情報表示部
を備えた第1ケース体にそのケース体の一部として凸部
が一体形成され、第2ケース体に開口部を設けて、その
開口部の内部からキーボード部品と一体形成した凸状部
材を突出させ、前記凸状部材の登頂部が前記開口部の内
部に位置させ、折り畳んだ際に前記凸部と凸状部材とが
対向するように配置する。これにより、折り畳まれた状
態の検出機能および着信時の振動によるケース接触音防
止機能は保持されつつ、凸状部品の削減が可能となる。
【0014】上記本願の発明において、前記凸状部材は
折り畳みの際に第1ケース体と第2ケース体との対向す
る側の面と直交する方向に移動可能とし、前記凸状部材
の第2ケース体と接触する面の反対側の面にスイッチ回
路を設けることによって、さらに検出スイッチ一式の省
略が可能となり、携帯機器として開口部とスイッチ部品
の削減が可能となる。
【0015】上記本願の発明ではスイッチ回路は、第1
ケース体と対向する面と反対側の面に導電性材料を形成
した凸状部材とその導電性材料と間隔をおいて位置し導
電性材料と接触することによって検知信号を発する回路
基板と前記回路基板を基礎として前記凸状部材を支持す
る弾性体部材の組合せで形成される。凸状部材と前記凸
状部材を支持する弾性体部材はキーボード部品と同一種
類の弾性体で一体形成されてもよい。このとき、凸部と
開口部と凸状部材とスイッチ回路の組合せを2セット以
上設け、折り畳みに関してそれらが同時に動作した時の
み検知機能が働くようにすれば、1セットの場合よりも
誤動作が発生しにくい。
【0016】また、前記凸状部材の登頂部にフランジが
形成され、前記開口部のケース体外面側に前記フランジ
に対応する形状の凹部が形成されることによって、開口
部の気密性が向上し、防塵・防水性の改善が可能とな
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る折り畳み式
携帯情報端末機器の第一の実施例における構成について
図1を参照して説明する。図1は本発明に係る折り畳み
式携帯情報端末機器を開いた状態における表示装置部側
端部の断面図である。本発明は、凸状部材(ボタン)1
01とプリント基板171aと上ケース11に形成され
たリブ111aとで構成されていて、凸状部材(ボタ
ン)101はゴム等の弾性体で形成されており、円柱の
胴体部分と円錐形状の支持部材101bから成り、プリ
ント基板171aの面と平行に保ち所定のクリアランス
を保った内部平面部に導電部101aを有している。凸
状部材(ボタン)101の支持部材101bは容易に弾
性変形可能なように薄肉形成されている。また、凸状部
材(ボタン)101の支持部材101bの一部がプリン
ト基板171aとリブ111aにて挟まれて固定されて
いる。本発明により、従来の機器構成(図7)で設けて
いた折り畳み検出手段である凸部1aと検出スイッチ2
aが省略可能となっている。なお、図1に示す本発明の
構成の適用は、携帯機器使用者から見て携帯機器表示装
置部の左右両端の2箇所に通常配置される。
【0018】つぎに図2を用いて、本発明の作用につい
て説明する。表示装置部1を折り畳むと凸状部材(ボタ
ン)101は下カバー21に接触しプリント基板171
a方向に押下されて凸状部材(ボタン)101の周囲円
錐部分である支持部材101bが容易に変形し、導電部
101aがプリント基板171aの回路パターンと接触
することによってスイッチ回路が導通状態となり、折り
畳まれたこと意味する検知信号を発する。この検知信号
によって機器制御部(図示せず)は液晶14の表示をさ
せない等、電源供給状態を動作状態に応じて電力消費量
を必要最小限にする。
【0019】また、凸状部材(ボタン)101は圧縮変
形された状態になり、上ケース11と下カバー21は所
定のクリアランスを保つ。これによって、折り畳まれた
状態で受信した時の報知手段として振動モータによるバ
イブレータ機能を選択している場合、受信した時に、弾
性体で形成された凸状部材(ボタン)101が前記クリ
アランス保持、かつ緩衝材の役目をすることで硬質のモ
ールドで形成される上ケース11と下カバー21との微
小振動接触による干渉音を発生させない。
【0020】一方、図1のように携帯機器を開いた状態
では、凸状部材(ボタン)101の導電部101aはプ
リント基板171aと接触せず、スイッチ回路から検出
信号は発せられない。この状態では機器制御部によって
液晶14の表示等のユーザーの使いやすい動作状態に制
御される。
【0021】つぎに図3を用いて本発明に関する第2の
実施例を説明する。本発明では、上ケース112とモー
ルドで一体形成した凸部102cと折り畳んだ時に凸部
102cが接触する下カバー212側の該当個所にゴム
等の弾性材にてキーボード252と一体形成された凸状
部材202とから構成されている。これによって、折り
畳んだ状態で受信した時の報知手段として振動モータに
よるバイブレータ機能を選択している場合、受信時の上
ケース112と下カバー212の接触異音発生が防止で
き、かつ従来携帯機器(図7)における凸部15及び凸
部16の部品の省略が可能となる。なお、この場合は蓋
開閉の検出手段は図6で使用されている凸部1aと検出
スイッチ2aを用いた構成となる。図3に示す本発明の
構成の適用として、携帯機器使用者から見て携帯機器表
示装置部および入力装置部のそれぞれ左右両端の2箇所
ずつに通常配置される。
【0022】つづいて、図4を用いて本発明に関する第
3の実施例を説明する。本発明では、第2の実施例と同
様の上ケース113とモールド一体形成した凸部103
cとキーボード253と一体形成された凸状部材203
の構成に加えて、凸状部材203に第1の実施例と同様
の折り畳み検知スイッチ機能を付与している構成であ
る。すなわち、凸状部材203とプリント基板26と下
カバー213に形成されたリブ213aとで構成されて
いて、凸状部材203はゴム等の弾性体で形成されてい
て、円柱の胴体部分と円錐形状の支持部材203bから
成り、プリント基板26の面と平行に保ち所定のクリア
ランスを保った内部平面部に導電部203aを有してい
る。凸状部材203の支持部材203bは容易に弾性変
形可能なように薄肉形成されている。また、凸状部材2
03の支持部材203bの一部がプリント基板26とリ
ブ213aにて挟まれて固定されている。機器表示装置
部の左右両端の2箇所に通常配置される。
【0023】つぎに図4を用いて、本発明の作用につい
て説明する。表示装置部1を折り畳むと凸部103aは
下カバー213側の凸状部材203に接触しプリント基
板26方向に押下する。その力によって凸状部材203
の周囲円錐部分である支持部材203bが容易に変形
し、導電部203aがプリント基板26の回路パターン
と接触することによってスイッチ回路が導通状態とな
り、折り畳まれたこと意味する検知信号を発する。この
検知信号によって機器制御部(図示せず)は液晶14の
表示をさせない等、電源供給状態を動作状態に応じて電
力消費量を必要最小限にする。
【0024】また、凸部103cの高さから凸状部材2
03の登頂部と下カバー213の表面との段差分と凸状
部材203の圧縮変形分を差し引いた残りが、上ケース
113と下カバー213のクリアランスとなる。これに
よって、折り畳んだ状態で受信した時の報知手段として
振動モータによるバイブレータ機能を選択している場
合、受信した時に、硬質のモールドで形成される上ケー
ス113と下カバー213との微小振動接触による干渉
音を発生させない。
【0025】凸状部材203は、キー入力時に誤作動さ
せないために下カバー213の表面レベルよりも凹とさ
れており、更に2ケ同時に押下させた時のみ蓋検地機能
が働くように制御することで、折り畳み状態検出の誤作
動防止が可能である。
【0026】一方、携帯機器を開いた状態では、凸状部
材203の導電部203aはプリント基板26と接触せ
ず、スイッチ回路から検出信号は発せられない。この状
態では機器制御部によって液晶14の表示等のユーザー
の使いやすい動作状態に制御される。本発明によって、
従来携帯機器(図7)における凸部15及び凸部16の
部品の省略に加えて凸部1aと検出スイッチ2aも省略
できるようになる。
【0027】つぎに図5を用いて本発明に関する第4の
実施例を説明する。本発明では、第3の実施例(図4)
の発明の構成と基本的には同じであるが、凸状部材20
4の登頂部に容易に弾性変形しやすい薄肉のフランジを
一体形成し、下カバー214の開口部214cの外面側
に前記フランジに対応する形状の凹部214aを形成し
た。これによって、ケース体内部への塵や水分の侵入を
防ぎ携帯機器の破損や誤動作を防止することが可能とな
る。
【0028】以上の本願の発明による開口部及び部品の
削減効果を表1にまとめて示す。
【表1】開口部及び部品削減数
【0029】
【発明の効果】本願発明によると、折り畳まれた状態の
検出機能および着信時の振動によるケース接触音防止機
能は保持されつつ、検出スイッチ一式の省略が可能とな
り、携帯機器として開口部とスイッチ部品の削減が可能
となる。
【0030】また、この発明では凸状部材の材質を弾性
体とすることによって、着信時の振動を吸収しケースへ
の振動伝達を抑制したり、その部材と接触するケース体
の傷付きを抑えたりすることもできる。また、凸状部材
と前記凸状部材を支持する弾性体部材は同一種類の弾性
体で一体形成されてもよく、その材質はキーボード部材
と同じでもよい。
【0031】さらに、前記凸状部材を情報機器のキー操
作時に人の手がタッチしない情報表示部側のケース体に
設けることによって誤作動の防止が可能となる。また、
開口部と凸状部材とスイッチ回路の組合せを2セット以
上設け、折り畳みに関してそれらが同時に動作した時の
み検知機能が働くようにすれば、1セットの場合よりも
誤動作が発生しにくい。
【0032】もう1つの本願発明により、折り畳まれた
状態の検出機能および着信時の振動によるケース接触音
防止機能は保持されつつ、凸状部品の削減が可能とな
り、前記凸状部材は折り畳みの際に第1ケース体と第2
ケース体との対向する側の面と直交する方向に移動可能
とし、前記凸状部材の第2ケース体と接触する面の反対
側の面にスイッチ回路を設けることによって、さらに検
出スイッチ一式の省略が可能となり、携帯機器として開
口部とスイッチ部品の削減が可能となる。
【0033】また、前記凸状部材の登頂部にフランジが
形成され、前記開口部のケース体外面側に前記フランジ
に対応する形状の凹部が形成されることによって、開口
部の気密性が向上し、防塵・防水性の改善が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る折り畳み式携帯情報端末機器の第
一の実施例で、機器を開いた状態の表示装置部ケース側
端部構成を示す断面図である。
【図2】本発明に係る折り畳み式携帯情報端末機器の第
一の実施例で、機器を折り畳んだ状態の機器構成を示す
断面図である。
【図3】本発明に係る折り畳み式携帯情報端末機器の第
二の実施例で、機器を折り畳んだ状態の機器側端部構成
を示す断面図である。
【図4】本発明に係る折り畳み式携帯情報端末機器の第
三の実施例で、機器を開いた状態の機器側端部構成を示
す断面図である。
【図5】本発明に係る折り畳み式携帯情報端末機器の第
四の実施例で、機器を開いた状態の入出力装置部ケース
側端部構成を示す断面図である。
【図6】従来の折り畳み式携帯情報端末機器の斜視図で
ある。
【図7】従来の折り畳み式携帯情報端末機器で、機器を
折り畳んだ状態の機器構成を示す断面図である。
【符号の説明】 1 … 表示装置部 2 …
入出力装置部 3 … ヒンジ部 11 … 上ケース 12 …
上カバー 13 … 鉤部 14 …
液晶 15 … アンテナ 16 …
レンズ 17 … プリント基板 21 … 下カバー 22 …
下ケース 23 … 凹部 24 …
ボタン 25 … キーボード 26 …
プリント基板 27 … プリント基板 28 …
振動モータ 1a … 凸部 1b …
凸状部材 1c … 凸状部材 1d …
開口部 2a … 検出スイッチ 101 … 凸状部材(ボタン) 101a…
導電部 101b… 支持部材 102c… 凸部 103c…
凸部 111a… リブ 112 …
上ケース 113 … 上ケース 171a…プ
リント基板 202 … 凸状部材 203 … 凸状部材 203a…
導電部 203b… 支持部材 203c…
凸部 204 … 凸状部材 204c…
フランジ 212 … 下カバー 213 …
下カバー 213a… リブ 214 … 下カバー 214a…
凹部 214c… 開口部 252 … キーボード 253 …
キーボード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 1/00 312L

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヒンジ部を介して折り畳み可能に結合さ
    れた第1ケース体および第2ケース体からなり、第1ケ
    ース体の第2ケース体と対向する側の面に開口部が設け
    られ、前記開口部の内部から凸状部材が突出しており、
    前記凸状部材は折り畳みの際に第1ケース体と第2ケー
    ス体との対向する側の面と直交する方向に移動可能にな
    されており、前記凸状部材の第2ケース体と接触する面
    の反対側の面にスイッチ回路が設けられていることを特
    徴とする折り畳み式携帯情報端末機器。
  2. 【請求項2】 前記第1ケース体に情報表示部が形成さ
    れ、前記第2ケース体にキーボードが形成されることを
    特徴とする請求項1に記載の折り畳み式携帯情報端末機
    器。
  3. 【請求項3】 ヒンジ部を介して折り畳み可能に結合さ
    れた情報表示部を備えた第1ケース体およびキーボード
    を備えた第2ケース体からなり、第1ケース体の第2ケ
    ース体と対向する面に第1ケース体の一部として凸部が
    一体形成され、第2ケース体の第1ケース体の前記凸部
    と対向する位置に開口部が設けられ、前記開口部の内部
    からキーボード部品と一体形成した凸状部材が突出して
    おり、前記凸状部材の登頂部が前記開口部の内部に位置
    していることを特徴とする折り畳み式携帯情報端末機
    器。
  4. 【請求項4】 前記凸状部材は折り畳みの際に第1ケ
    ース体と第2ケース体との対向する側の面と直行する方
    向に移動可能になされており、前記凸状部材の第1ケー
    ス体と対向する面の反対側の面にスイッチ回路が設けら
    れていることを特徴とする請求項3に記載の折り畳み式
    携帯情報端末機器。
  5. 【請求項5】 前記凸状部材の登頂部にフランジが形成
    され、前記開口部のケース体外面側に前記フランジに対
    応する形状の凹部が形成されることを特徴とする請求項
    4に記載の折り畳み式携帯情報端末機器。
  6. 【請求項6】 前記スイッチ回路が凸状部材のスイッチ
    回路側の面に形成された導電性材料と前記導電性材料と
    間隔をおいて位置し導電性材料と接触することによって
    検知信号を発する回路基板と前記回路基板を基礎として
    前記凸状部材を支持する弾性体部材とからなることを特
    徴とする請求項1または2または4または5に記載の折
    り畳み式携帯情報端末機器。
  7. 【請求項7】 前記凸状部材が弾性体で形成されてお
    り、前記凸状部材を支持する弾性体部材と一体形成され
    ていることを特徴とする請求項6に記載の折り畳み式携
    帯情報端末機器。
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