JP2002328568A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2002328568A
JP2002328568A JP2001090540A JP2001090540A JP2002328568A JP 2002328568 A JP2002328568 A JP 2002328568A JP 2001090540 A JP2001090540 A JP 2001090540A JP 2001090540 A JP2001090540 A JP 2001090540A JP 2002328568 A JP2002328568 A JP 2002328568A
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Kouji Takanuma
孝二 高沼
Hiroshi Tokumaru
弘 徳丸
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コピー、ファクシミリ、プリンタ等複数の機
能を有するデジタル複写機を複数のセクションで共有し
て利用する際に、利用者毎のトナー消費量を印刷枚数に
換算して把握し、管理しやすくする。 【解決手段】 デジタル複写機は、印刷された画素数を
計測し、計測された画素数が任意の紙サイズの面積比率
から求められる所定の画素数の計測値を超える毎に印刷
枚数のカウンタ値をアップさせる際に、該カウンタ値を
アップさせる条件に用いる面積比率に、対応する原稿種
類(文字原稿、画像原稿、写真原稿等)の設定によって
異なる係数を掛けて面積比率を変更し、原稿種類の設定
の違いによる補正を行ってカウントアップする。カウン
タ値に基づいてトナー消費量を枚数に換算し、トナー消
費量を計測する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置、よ
り詳細には、コピー機能、ファクシミリ機能、プリンタ
機能などの複数のアプリケーション機能を有するデジタ
ル複写機のトナー消費量の計測技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来機において、OA機器やネットワー
クの普及、さらに複写機等のデジタル化により印刷装置
を複数のセクションで共有して使用するケースが多くな
ってきている。このような場合では、用紙やトナーなど
の消耗資材、メンテナンスフィ−などの費用をその使用
実態に応じて各セクションごとに公平に分担する必要が
ある。そのためにも、使用実態を正確に把握する必要が
生じている。
【0003】ところが、従来の形態では、用紙の使用枚
数や印刷装置の使用時間を使用実態の判断材料とするも
のがほとんどであった。そのためトナ−の使用量がどん
なに大きく異なっても、同じ一枚、時間として換算する
しかなくトナー消費量を鑑みていない不公平な把握が発
生するといった不具合が生じている。またトナーの使用
量は、トナー耐久性にも大きく影響するものであり、メ
ンテナンス上の不具合も生じている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述の点に鑑
みてなされたものであり、印刷された画素数を計測し、
その計測画素数が所定の画素数より大きかった場合にカ
ウンタをアップする際、対応する原稿種類によるトナー
付着量の違いから起きる印刷枚数のカウントミスを吸収
すること、
【0005】印刷された画素数を計測し、その計測画素
数が所定の画素数より大きかった場合にカウンタをアッ
プする際、原稿に対する画像処理モードによるトナー付
着量の違いから起きるカウントミスを吸収すること、
【0006】印刷された画素数を計測し、その計測画素
数が所定の画素数より大きかった場合にカウンタをアッ
プする際、画像濃度によるトナー付着量の違いから起き
るカウントミスを吸収すること、
【0007】印刷された画素数を計測し、その計測画素
数が所定の画素数より大きかった場合にカウンタをアッ
プする際、トナー付着量の違いから起きる印刷枚数のカ
ウントミスの原因となりうる画像処理や濃度制御の違い
を機能の組み合わせで吸収すること、を目的としてなさ
れたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、コピ
ー機能、ファクシミリ機能、プリンタ機能などの複数の
アプリケーション機能を有し、原稿読み取り手段、画像
形成手段、給紙カセットなどから構成され、印刷された
画素数を計測する画素数計測手段と、計測された画素数
が任意の紙サイズの面積比率から求められる所定の画素
数の計測値を越える毎にカウンタ値をアップさせ、トナ
ー消費量を印刷枚数に換算して表示するトナー消費量表
示手段とを有する画像形成装置において、前記カウンタ
値をアップさせる条件に用いる面積比率を、対応する原
稿種類の設定によって変える機能を有することを特徴と
したものである。
【0009】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記カウンタ値をアップさせる条件に用いる面積比
率を、原稿に対する画像処理モードによって変える機能
を有することを特徴としたものである。
【0010】請求項3の発明は、請求項1の発明におい
て、前記カウンタ値をアップさせる条件に用いる面積比
率を、画像濃度の設定によって変える機能を有すること
を特徴としたものである。
【0011】請求項4の発明は、請求項1ないし3のい
ずれかの発明において、請求項1ないし3に記載のカウ
ンタ値をアップさせる条件に用いる面積比率を変える機
能のうち、少なくとも二つ以上を使用して前記カウンタ
値をアップさせる条件に用いる面積比率を変える機能を
有することを特徴としたものである。
【0012】
【発明の実施の形態】まず、本発明において使用される
用語の説明、定義を以下に示す。 1.画像読み取り手段 デジタル複写機で用いられる画像読み取り手段は、光源
を原稿に照射し、その反射光を、固体撮像素子(CC
D)を用いて電気信号に変換し、必要な画像処理を行う
機能を有するものである。
【0013】2.画像形成手段 デジタル複写機で用いられる画像形成手段は、電気信号
で送られた画像イメージを電子写真、感熱、熱転写、イ
ンクジェット等の手段により普通紙、感熱紙等に形成す
る機能を有するものである。
【0014】3.拡張機能または、アプリケーション
(以下、アプリという) デジタル複写機の大きな特徴は、画像を電気信号に変換
して読み込み、電気信号を画像形成手段で復元すること
である。この時読み取った電気信号を様々に変化、伝達
する手段を持つことにより複写機以外の分野に応用可能
となる。FAX、プリンタ以外にスキャナ、ファイルシ
ステム等応用範囲は非常に広い。これらの拡張機能をア
プリケーションと表現する。
【0015】4.ビデオ信号 前述した画像読み取り手段で変換された画像の電気信
号、画像形成手段へ入力される画像の電気信号、及び画
像の電気信号と同期をとるための信号をまとめてビデオ
信号と表現する。
【0016】5.制御信号または、コマンド 上記ビデオ信号を画像読み取り手段、画像形成手段、ア
プリケーション間でやりとりするためには、装置間で情
報を伝達しあう必要がある。この伝達信号のことを制御
信号または、コマンド発行と表現する。
【0017】6.システム、システム制御、システムコ
ントローラ 最近のデジタル複写機では、アプリを1つ登載するのみ
でなく複数アプリを同時に登載するようになってきた。
この様に、一つの資源を共有するデジタル複写機をシス
テムと表現し、このシステムを制御するコントローラを
システム制御、システムコントローラと表現する。
【0018】7.資源または、リソース 複数アプリから共有される機能ユニット単位を資源また
は、リソースと表現する。前述したシステムコントロー
ラは、このリソース単位でシステム制御を行っている。
本発明のデジタル複写機で管理している資源は、画像読
み取り手段、画像形成手段、操作部、メモリ、周辺機
(DF=原稿仕送り装置、ソータ等)がある。
【0019】8.差し込み出力または、インターリーブ 通常、画像出力は、目的を同じくする一連の動作(=1
ジョブ)を完了するまで他の動作は実行しない。例え
ば、最近のデジタル複写機では機能が複合され、複写機
+FAXまたはプリンタあるいはそれ以上の組み合わせ
を1台に集約している。しかし、そのほとんどが例え
ば、複写機能が終了してからプリンタ出力に切り替える
様に機能単位(=ジョブ単位)の出力を行っている。こ
れに対して、1ジョブの出力に他のジョブ出力を差し込
んで出力することをインターリーブと表現する。例え
ば、複写機の出力中に、プリンタ出力を機械動作を止め
ること無く実現する。
【0020】9.初期設定 よく使用する条件に合わせて、各機能の初期設定値を変
更したり、操作の条件を設定すること。初期設定には、
複写機システム全般の機能の設定を行うシステム初期設
定とコピーモードの機能の設定に限定したコピー初期設
定とファクシミリモードの機能の設定に限定したファッ
クス初期設定等がある。例えば、システム初期設定に
は、キー操作後、一定時間なにも操作を行わなかったと
きに電源を入れたときの状態に戻すオートクリア時間の
設定等があり、コピー初期設定には、セットできるコピ
ー枚数の上限を変更するコピーセット枚数制限の設定
や、片面→両面コピーで、裏面の左とじ代幅の設定が可
能な両面コピー左とじ幅等がある。ファックス初期設定
には、受信した時間を印字する機能を選択する受信時刻
印字の設定や、よく使用する相手の電話番号を登録する
宛先登録等がある。
【0021】図1は、本発明の対象となるデジタル複写
機の外観の一例を示す図で、図中、20は、デジタル複
写機、10は、デジタル複写機20の有する操作部(操
作パネル)である。図2は、操作部10の外観の一例を
示す図で、操作部10は、プログラムモードの登録や呼
び出しに用いられるプログラム登録/呼び出しキー1
1、初期設定を行うときに使用される初期設定キー1
2、ファクシミリモードのプログラムの割り当てに使用
される01〜28までのFAX用短縮キー群13、種々
の設定を行う他、コピーモードのプログラムの割り当て
に使用される0〜9のテンキー14、コピー、ファック
ス、プリンタの各アプリケーションへの切り替えをする
アプリケーション切り替えキー15(ここで、押下され
た該キー15に相当するアプリケーションへ操作部10
の表示権が譲渡される。)、割り込みキー16を有す
る。
【0022】図3は、デジタル複写機20のソフトウェ
アの構成例を示すブロック図で、図中、30は、アプリ
ケーション層で、該アプリケーション層30は、コピー
アプリ30a、プリンタアプリ30b、FAXアプリ3
0c、その他アプリ30dからなり、31は、システム
制御層で、該システム制御層31は、操作部コントロー
ラ31a、周辺機コントローラ31b、画像形成手段コ
ントローラ31c、画像読み取り手段コントローラ31
d、システムコントローラ32からなり、33は、デバ
イス制御層で、該デバイス制御層33は、入出力制御3
4からなる。
【0023】図4は、デジタル複写機20のハードウェ
アの構成例を示すブロック図で、図中、35は、画像形
成信号バス、36は、制御信号線であり、システムコン
トローラ32は、操作部32a、CPU32b、画像形
成手段32c、画像読み取り手段32dからなる。ここ
で、コピーアプリ30a、プリンタアプリ30b、FA
Xアプリ30cは、各々CPUとページメモリを有して
いる。
【0024】マルチタスク型のシステムを構成するため
には、機能単位をリソースとして扱い、一つのリソース
を複数アプリで共有するための管理を行う必要がある。
この管理を行うのが図3に示したシステム制御層31で
ある。
【0025】図3に示したデバイス制御層33は、シス
テム制御層31からのコマンド、制御信号等の論理的指
示から、実際に装置を動かすためにクラッチ、センサ、
モータ等の機械的入出力を駆動、入力する変換を行って
いる。
【0026】また、図3に示したアプリケーション層3
0は、拡張機能としてコピー、プリンタ、FAX等の複
数アプリがシステム制御層31から提供される機能によ
って共存が可能となる層である。
【0027】図4に示したハードウェアの構成例では、
アプリ毎にCPUを持たせ、システム制御層31、デバ
イス制御層33を一つのCPUで制御しているが、各ア
プリ、システム制御、各リソースにCPUを持たせてシ
ステムコントローラ32から各コントローラへのコマン
ドを制御信号線36を介して伝達するハードウェア構成
も考えられる。一方、キーカード機器は、装置本体と制
御線で接続され、本発明においては、シリアル通信を用
いている。また、操作部10の制御を行うための操作部
制御バス(図示せず)があるが、前述した制御信号線3
6を用いたコマンドのやりとりにより行うことも当然考
えられる。このようにシステム・ハード構成は自由に構
成されるため図3に示した構成に特に限定しない。
【0028】図5は、アプリケーション層30とシステ
ム制御層31の関係の一例を示すブロック図で、図中、
37は、仮想操作部、38は、仮想画像形成手段、39
は、仮想画像読み取り手段である。システム制御層31
では、図5に示すようにアプリケーション層30から見
た場合、全てのアプリ個別に仮想リソースが存在する様
な機能を提供する。この機能によってアプリケーション
層30では特にシステム状態を管理する必要がなく、シ
ステム制御層31では全てのアプリを同一条件で管理す
ることが可能となる。すなわち、各アプリは、使用した
いリソースが発生した時点で、システム制御層31に使
用要求を送る。システム制御層31は、その時点でのリ
ソース使用状況から判断して要求元アプリに結果を送
る。要求元アプリでは、結果により実行可能かどうか判
断し、可能であれば実行する。基本的には、同様の手順
で実行権管理を行う。
【0029】図3に示したシステムの構成では、リソー
スは1個づつしかない。このため、システム制御では、
アプリ毎の仮想リソース使用要求が競合した場合、実際
のリソース使用権を渡すために排他制御または時分割割
付を行う必要がある。排他制御か時分割割付を行うかは
リソースの種類、ユーザ設定により異なってくる。
【0030】図6は、コピーアプリ30aとプリンタア
プリ30bのインターリーブの際の動作例を示すブロッ
ク図である。図7は、FAXアプリ30cとプリンタア
プリ30bの並列動作の際の動作例を示すブロック図で
ある。図6、図7において、波線で囲まれたリソース
は、仮想リソースを示し、実行(操作部10の場合は表
示)権をとっていない状態で、実線で囲まれたリソース
は実行権をとった状態を示す。
【0031】図6にコピーアプリ30aとプリンタアプ
リ30b間でのインターリーブ動作を示している。コピ
ーアプリ30aは、操作部37、画像形成手段38、画
像読み取り手段39のリソース全ての実行権をとって実
行中である。この時、プリンタアプリ30bから画像形
成手段38のリソースの使用要求のみがくると、ユーザ
設定にてインターリーブモード可能に設定されている
と、システム制御層31は、画像形成手段38のリソー
スを時分割割付制御する。時分割割付制御は、リソース
の実行権を複数アプリ間で動的に変更する。この結果、
画像形成手段38からの出力は、コピーアプリ出力とプ
リンタアプリ出力が混在されて出力される。この間、画
像形成手段38を停止すること無く、変更可能とするこ
とにより両者の待ち時間を最小限に抑えられる。
【0032】図7にファックスアプリ30cが操作部1
0の表示権を有し、プリンタアプリ30bとファックス
アプリ30c間の印刷動作の並列動作を示している。フ
ァックスアプリ30cは、例えば、ファクシミリの送信
モード等で、操作部37と画像読み取り手段39のリソ
ースのみを使用し、一方のプリンタアプリ30bは、プ
リンタ出力などの画像形成手段38のリソースのみが必
要な場合である。このため、プリンタアプリ30bとフ
ァックスアプリ30cが同時にリソース要求してきて
も、リソースの競合が発生しないため、排他または時分
割割り付けする必要なく両アプリの要求を受け入れるこ
とが可能である。従って、プリンタアプリ30bとファ
ックスアプリ30cの動作は全く同時に行うことができ
る。
【0033】図8は、デジタル複写機20内のレイアウ
ト例を示す図で、デジタル複写機20は、給紙カセット
21、レジストローラ22、レーザダイオード(LD)
ユニット23、ポリゴンモータ/ミラー24、感光体2
5、現像器26、転写部27、定着ユニット28、排紙
コロ29、画像読み取り手段32dを有する。まず、指
定された給紙カセット21から転写紙は給紙され、レジ
ストセンサを経て、レジストローラ22にて画像の先端
のタイミングを合わせるため、一時停止される。
【0034】一方、LDユニット23にて生成されるレ
ーザ光は、ポリゴンモータ/ミラー24により、画像の
幅に広げられ、感光体25上に潜像を形成し、現像器2
6にて潜像の部分にトナーを付着させることにより画像
を形成し、転写部27へと送られる。レジストローラ2
2にて一時停止された用紙は、感光体25上の画像の先
端が転写部27に到達するタイミングを計ってレジスト
ローラ22から搬送され、転写部27にて転写紙上に画
像を転写し、定着ユニット28を通過する際に熱と圧力
により定着され、排紙コロ29から排紙される。
【0035】図9は、デジタル複写機20のコピー出力
時における画像データ処理の一例を説明するフローチャ
ートである。本例ではスキャナにより読み取った画像を
転写紙に出力するコピー出力の場合について説明する。
スキャナ部にて読みとられたスキャナ画像は読み取り制
御ブロックを経て(ステップS1)、画像処理部に送ら
れる(ステップS2)。ここで、必要な画像処理(γ変
換や誤差拡散処理など)を施され、その後、その画像は
書き込み制御ブロックに送られ(ステップS3)、書き
込み制御ブロックでは、後段のLDを光らせるため(ス
テップS4)のデータ生成を行う。
【0036】ステップS3における書き込み制御ブロッ
クは書き込みデータを扱っているため、ここで1画素を
書き込み制御する毎に画素カウンタをひとつずつアップ
させていく。ここではハードウエアを用いてカウントア
ップすることとする。また、ソフトウェア制御では、1
枚分の書き込み制御が終わったタイミングを見計らって
画素カウンタ値を読み出すことにより1枚分に使用した
画素の数を数えることが出来る。
【0037】(実施例)図10は、画素カウントから枚
数単位のカウンタへカウントアップする処理の一例を説
明するフローチャートである。まず、1枚当たりの標準
的な用紙サイズ及び面積比率から1枚当たりの画素数を
あらかじめ決めておく。本実施例では、標準的な用紙サ
イズをA4、標準的な面積比率を全画像領域の6%、標
準的な解像度を600dpiに設定する。1枚当たりの
標準的な画素数は以下に示す式(1)により計算でき
る。 (標準的な画素数)=(A4サイズ画像領域)×(面積比率) =348×106画素×0.06 =21×106画素 …式(1) 紙を搬送させ、画像を出力させるプリント部の制御にお
いては、用紙の搬送状態、画像の出力状態は常に把握で
きる。そこで、1枚のプリント出力(ここではどのアプ
リからの出力かは問わない)が有る度にその1枚出力の
画像書き込みが終わった頃のタイミングを見計らい、出
力された画素カウントを読みに行って(ステップS1
1)、得られた画素カウントから枚数単位のカウンタへ
のカウントアップを行うための演算を実施する(ステッ
プS12)。
【0038】ここで、出力された画素カウント値を上述
の標準的な画素数(ここでは、A4の6%換算画素数)
で割ったものをCno、前回からの繰越しの余りカウン
ト値をCre、追加されたカウント値をCplとして、
Cpl=Cno+Creとする(ステップS21)、さ
らに、追加カウント値Cplが1より大きいかどうか判
断し(ステップS22)、1より大きい場合(YESの
場合)、現在のトナー消費量カウント値TCに追加カウ
ント値Cplの整数部を加算し、Cplの小数部を余り
カウント値Creとする(ステップS24)。また、ス
テップS22で1より小さい場合(NOの場合)、トナ
ー消費量カウント値TCはそのままで、追加カウント値
Cplを余りカウント値Creとする(ステップS2
3)。
【0039】標準的な画素数の用紙何枚分の出力があっ
たのか計算し、その計算値をトナー消費量カウンタに追
加する。その際、画素数に余りが出ることもあるが、そ
の値は保持しておき、次回の画素カウント時に足し込ん
で計算するようにする。すなわち、累積の画素数に対し
てトナー消費量カウンタをアップさせるようにする。こ
うしてカウントされていくトナー消費量カウンタは、標
準的な画素数の出力をずっと行っていると仮定したとき
に、何枚の用紙が搬送されたのかという枚数管理のカウ
ンタ値となる。
【0040】画像形成装置のトナー量は、このように標
準チャート何枚分と言う規定で表わされている場合が多
く、トナー消費量のカウンタ値として枚数管理のカウン
タ値は使い勝手がよい。
【0041】コピー出力を行う場合には、図2に示した
操作部10上のキー入力により原稿の種類に合わせた画
像処理モードを選択することができる。例えば、文字中
心の原稿であれば、文字モード、文字もあるが一部写真
もあるような原稿の場合に使用する文字/写真モード、
銀塩写真などのコピーに使用する写真モードなどであ
る。これらの各モードは同じ黒データを印刷する場合で
も、文字モードでの濃度よりは写真モードの方が薄くな
っているなど、使用するモードによって計測された画素
数と実際のトナー付着量が異なっている場合がある。
【0042】上記の画素カウンタ値によりトナー消費量
のカウンタをアップさせる際に使用しているパラメータ
で面積比率をかけて枚数を算出しているが、そこにさら
に対応する原稿種類のモード設定によって異なる係数を
掛け合わせて、対応する原稿種類の設定によるトナー付
着量の違いを吸収するものである。
【0043】具体例として、この方式を用いた1枚当た
りの画素カウント数は以下に示す式(2)のようにな
る。図11は、使用するモードと係数の関係の一例を示
す図である。 (画素数/枚)=(指定サイズ画像領域)×(面積比率)×(係数) …式(2) 上記式(2)を用いた計算例として、 <A4サイズ:文字モード(係数1.0)の場合> =348×106画素×0.06×1.0 =21×106画素 <A4サイズ:写真モード(係数1.2)の場合> =348×106画素×0.06×1.2 =25×106画素
【0044】次に、前述した付着量の補正を実際に使用
する画像処理モードによって分ける方式として、例え
ば、対応する原稿種類別にみると以下のような画像処理
モードとなる。 文字モード 誤差拡散処理(文字強調) 文字・写真モード 誤差拡散処理(写真強調) 写真モード ディザ処理 上記以外でも単純2値化処理などもあり使用する画像処
理モードによって同じドット数であってもトナーの付着
量は異なってくるので、使用する画像処理モードに合わ
せて補正係数を変えるようにする。図12は、使用する
画像処理モードと係数の関係の一例を示す図である。
【0045】前述した付着量の補正を画像濃度によって
分ける方式として、デジタル複合機では画像濃度の調整
はデータを2値化する際の閾値を変えたり、原稿読み込
み時のγ変換のデータを変えることで行っている。そこ
で、使用する画像濃度によって同じドット数であっても
トナーの付着量は異なってくるので、使用する画像濃度
に合わせて補正係数を変えるようにする。図13は、使
用する画像濃度と係数の関係の一例を示す図である。
【0046】付着量の補正を前述した付着量の補正の各
方式(対応する原稿種類の設定、画像処理モード、画像
濃度設定)を組み合わせて行うものである。図14は、
画像処理モードと画像濃度の組み合わせの関係の一例を
示す図である。
【0047】
【発明の効果】請求項1の発明によると、対応する原稿
種類によるトナー付着量の違いを吸収し、正確なトナー
消費量カウンタを設定することができる。
【0048】請求項2の発明によると、画像処理モード
によるトナー付着量の違いを吸収し、正確なトナー消費
量カウンタを設定することができる。
【0049】請求項3の発明によると、画像濃度による
トナー付着量の違いを吸収し、正確なトナー消費量カウ
ンタを設定することができる。
【0050】請求項4の発明によると、対応する原稿種
類の設定、画像処理モード、画像濃度設定による各補正
を組み合わせることによりってトナー付着量の違いを吸
収し、正確なトナー消費量カウンタを設定することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の対象となるデジタル複写機の外観の
一例を示す図である。
【図2】 操作部の外観の一例を示す図である。
【図3】 デジタル複写機のソフトウェアの構成例を示
すブロック図である。
【図4】 デジタル複写機のハードウェアの構成例を示
すブロック図である。
【図5】 アプリケーション層とシステム制御層の関係
の一例を示すブロック図である。
【図6】 コピーアプリとプリンタアプリのインターリ
ーブの際の動作例を示すブロック図である。
【図7】 FAXアプリとプリンタアプリの並列動作の
際の動作例を示すブロック図である。
【図8】 デジタル複写機内のレイアウト例を示す図で
ある。
【図9】 デジタル複写機のコピー出力時における画像
データ処理の一例を説明するフローチャートである。
【図10】 画素カウントから枚数単位のカウンタへカ
ウントアップする処理の一例を説明するフローチャート
である。
【図11】 使用するモードと係数の関係の一例を示す
図である。
【図12】 使用する画像処理モードと係数の関係の一
例を示す図である。
【図13】 使用する画像濃度と係数の関係の一例を示
す図である。
【図14】 画像処理モードと画像濃度の組み合わせの
関係の一例を示す図である。
【符号の説明】
10…操作部(操作パネル)、11…プログラム登録/
呼び出しキー、12…所期設定キー、13…FAX用短
縮キー群、14…テンキー、15…アプリケーション切
替キー、16…割り込みキー、20…デジタル複写機、
21…給紙カセット、22…レジストローラ、23…レ
ーザダイオード、24…ポリゴンモータ/ミラー、25
…感光体、26…現像器、27…転写部、28…定着ユ
ニット、29…排紙コロ、30…アプリケーション層、
30a…コピーアプリ、30b…プリンタアプリ、30
c…FAXアプリ、30d…その他アプリ、31…シス
テム制御層、31a…操作部コントローラ、31b…周
辺機コントローラ、31c…画像形成手段コントロー
ラ、31d…画像読み取り手段コントローラ、32…シ
ステムコントローラ、33…デバイス制御層、34…入
出力制御、35…画像形成信号バス、36…制御信号
線、37…仮想操作部、38…仮想画像形成手段、39
…仮想画像読み取り手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H027 DB01 DC19 DE07 EJ08 FA07 GB03 HB02 HB13 HB17 5C062 AA02 AA05 AB02 AB20 AB22 AB25 AB47 AC60 AC61 AC67 AF07 AF10 BA00

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コピー機能、ファクシミリ機能、プリン
    タ機能などの複数のアプリケーション機能を有し、原稿
    読み取り手段、画像形成手段、給紙カセットなどから構
    成され、印刷された画素数を計測する画素数計測手段
    と、計測された画素数が任意の紙サイズの面積比率から
    求められる所定の画素数の計測値を越える毎にカウンタ
    値をアップさせ、トナー消費量を印刷枚数に換算して表
    示するトナー消費量表示手段とを有する画像形成装置に
    おいて、前記カウンタ値をアップさせる条件に用いる面
    積比率を、対応する原稿種類の設定によって変える機能
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記カウンタ値をアップさせる条件に用
    いる面積比率を、原稿に対する画像処理モードによって
    変える機能を有することを特徴とする請求項1記載の画
    像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記カウンタ値をアップさせる条件に用
    いる面積比率を、画像濃度の設定によって変える機能を
    有することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3に記載のカウンタ値を
    アップさせる条件に用いる面積比率を変える機能のう
    ち、少なくとも二つ以上を使用して前記カウンタ値をア
    ップさせる条件に用いる面積比率を変える機能を有する
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか記載の画
    像形成装置。
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