JP2002328361A - 液晶光学素子および液晶光学素子を備えた光学系 - Google Patents

液晶光学素子および液晶光学素子を備えた光学系

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JP2002328361A JP2001131393A JP2001131393A JP2002328361A JP 2002328361 A JP2002328361 A JP 2002328361A JP 2001131393 A JP2001131393 A JP 2001131393A JP 2001131393 A JP2001131393 A JP 2001131393A JP 2002328361 A JP2002328361 A JP 2002328361A
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勝也 小野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 中心部と周辺部との応答速度の遅い又は全
体の応答速度に起因する画質の劣化や液晶以外の部材の
特性等による画質の劣化を少なくする。 【解決手段】 少なくとも2枚の光学基板の間に液晶
を挟んだ構成で、光学基板の液晶の接する側の面の少な
くとも1面を光軸から離れるにしたがって曲率が小にな
る非球面にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶光学素子およ
び液晶光学素子を備えた焦点可変光学系に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】液晶光学素子の従来例として例えば特開
昭59−224821号公報に記載するもののように、
2枚の光学基板の間に液晶を挟み、凸レンズ状あるいは
凹レンズ状の液晶部分に電圧を印加することによって可
変焦点レンズとしたものが知られている。
【0003】また、液晶光学素子の他の例として、特開
昭60−50510号公報に記載されているように液晶
フレネルレンズと組み合わせたものが知られている。そ
してこのような構成により素子を薄型にしているほか、
低電圧、低消費電力で高速応答を可能にしている。
【0004】更に、特開平10−216077号公報や
特開平11−258521号公報に記載されているよう
に、これら液晶光学素子を内視鏡等に用いた撮影光学系
の内部に配置した焦点調整機能を付加させた光学装置が
知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】液晶光学素子におい
て、素子に電圧を印加した時のパワー(屈折力)の変化
量Δφは、液晶光学素子の異常光線に対する屈折率ne
と常光線に対する屈折率noの差(ne−no)=Δnと
レンズの曲率半径をrとする時、Δn/rにて与えられ
る。
【0006】このような液晶光学素子を用いて大きなパ
ワーの変化量(焦点調整量)を得るためには、Δnを大
にするか曲率半径rを小にする必要がある。しかし、Δ
nは、液晶材料の物性値で、実用的な液晶材料の場合、
0.3程度以下の値である。そこで、液晶光学素子のパ
ワーの変化量を大きくするためには、曲率半径rを小さ
くする必要がある。しかしながら、有効径が大きい液晶
光学素子で曲率半径rを小にすると、液晶光学素子が凸
レンズ形状の場合はレンズ中心部における液晶層の厚み
が大きくなる。また、液晶光学素子が凹レンズ形状の場
合は、レンズ周辺部における液晶層の厚みが大きくな
る。
【0007】一方、液晶の応答速度は、液晶層の厚さの
2乗に比例する。そのため上記のように曲率半径rを小
さくして大きなパワーの変化量を得ようとすると、液晶
層の厚みが増すので必然的に応答速度が著しく低下す
る。また、厚さが中心部と周辺部とで相違することによ
り、中心部と周辺部とで応答が異なるという問題が生じ
る。特に、液晶に印加する電圧をオンからオフへの切り
換えた時に応答速度が遅くなるため、液晶がオフの時の
本来の状態に戻るまでの間、一時的ではあるが画質が著
しく劣化する。
【0008】このような問題を解決するために、光学基
板としてフレネルレンズや回折光学素子レンズを使用す
ることが考えられる。これら素子は、液晶に接する面を
平面にすることができるので、中心部と周辺部の液晶層
の厚みが同じになる。これにより中心部と周辺部の応答
速度の違いに起因する画質の劣化を解消することができ
る。しかしながら、フレネルレンズは、ブレーズの段差
部分での光の散乱により、結像光学系の画質が悪くなる
欠点がある。また、回折光学素子レンズは、大きな負の
分散を有するため色収差の発生や、不要次数によるフレ
アーの発生があり、内視鏡等の白色光を用いた撮像光学
系に適用することが困難である。
【0009】本発明は、中心部と周辺部の応答速度の違
いあるいは全体的な応答速度に起因する画質の劣化が少
なく、液晶以外の部材の構造や特性によって生じる画質
の劣化の少ない液晶光学素子、およびこの液晶光学素子
を用いた焦点可変光学系を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の液晶光学素子
は、少なくとも2枚の光学基板と、光学基板の間に挟ま
れた液晶とを有し、この光学基板の液晶に接する側の面
の少なくとも一つの面が曲面であり、この曲面が光軸中
心から離れるにしたがって曲率が小になる非球面形状で
あることを特徴とする。
【0011】本発明の液晶光学素子は、その曲面の形状
を光軸中心から外側に離れるにつれて曲率が小さくなる
非球面形状にしていることを特徴としている。この特徴
により、例えば同じ有効径の凸レンズ形状であれば、通
常の球面で構成した場合に比べて中心部における液晶層
の厚さと周辺部における液晶層の厚さの差をを小にする
ことができる。
【0012】また、液晶の屈折率は一般に空気の屈折率
よりも十分に高く、光学基板との屈折率の差は小さい。
そのために、非球面量を大きくしてても収差に与える影
響は少ない。つまり収差による画質の劣化を引き起こす
ことない。
【0013】また、凸レンズ形状の場合、球面で構成し
た時の凸レンズ形状の中心部における液晶層の厚みをD
1、周辺部における液晶層の厚みをD2とする。この状
態から球面を非球面にすると、非球面だと中心部におけ
る液晶層の厚みはD1のままだが、周辺部における液晶
層の厚みD3はD3=D2+δdとなる。なお、δdは
球面を非球面にしたことによって生じた周辺部における
液晶層の増分である。ここで、周辺部での液晶層の厚み
はD2であれば良いから、非球面の場合においてもD3
をD2にすることができる。すると、中心部における液
晶層の厚みはD1−δdとなる。このように、本発明で
は、曲面の形状を光軸中心から外側に離れるにつれて曲
率が小さくなる非球面形状にすることによって、液晶層
の厚さを小さくすることができる。なお、前述のように
Δφ=Δn/rからわかるように、液晶部分の厚さはパ
ワーの変化量には関係しない。したがって、本発明の光
学素子では、パワーの変化量(Δφ=Δn/r)を保ち
ながら、駆動時の応答速度が改善され、オンからオフへ
の切り換え時の画質劣化も低減される。
【0014】また、本発明の可変焦点光学系は、一般の
光学系中に前記構成の液晶光学素子を用いるもので、こ
の液晶光学素子の液晶への電圧の印加によってそのパワ
ーを変化させて光学系の焦点距離を変化させるものであ
る。そして、前述のように早い応答速度でしかも画質の
劣化なしに焦点距離を変化させ得る。
【0015】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図1に
示す液晶光学素子の実施例および図2に示す焦点可変光
学系の実施例ををもとに述べる。
【0016】本発明の液晶光学素子の実施例は、図1の
(A)に示す通りの構成で、下記のデータを有するもの
である。 r1=∞ d1=0.3000 n1=1.58313 ν1=59.40 r2=∞ d2=0.0260 液晶 r3=-4.5500(非球面)d3=0.2500 n2=1.58313 ν2=59.40 r4=∞ 非球面係数(第3面r3) k=0, AC2=0 AC4=1.0500×10-1, AC6=1.0500×10-1 AC8=1.0500×10-1 Δn=0.2201 ne=1.7218 nO=1.5017 Δε=7.0 ε⊥=3.5 K11=15.0 K33=26.2 粘度(20℃)=14.3 r1、r2、r3、r4は夫々光学基板の曲率半径、d1
3は夫々光学基板の肉厚、d2は光学基板の間の空気間
隔(封入されている液晶の光軸上の距離)、n1、n2
光学基板の屈折率、ν1、ν2は光学基板のアッベ数であ
る。なおデータにおける長さの単位はmmである。
【0017】この液晶光学素子の光学基板2の液晶3側
の面R3の非球面形状は、次の式にて表わされる。
【0018】Z=(S2/r)/[1+{1−(k+
1)(S2/r)21/2]+AC22+AC44+AC6
6+AC882=X2+Y2 ただしrは光軸上の曲率半径、kは離心率、AC2、A
4、AC6、AC8は非球面係数である。
【0019】又この液晶光学素子の実施例における非球
面係数等の値はデータ中に記載した通りである。
【0020】この実施例は、一方の光学基板1(r1
2)が平行平面板、他の光学基板2(r3〜r4)が凹
レンズで、光学基板1と光学基板2との間に液晶3が封
入されている。図1の(B)は、図1の(A)に示す液
晶光学素子の光学基板液晶側の面を拡大して示したもの
であり、図1の(A)のBの部分の拡大図である。この
図のように光学基板1、2の液晶側の面r2およびr3
は夫々光学基板側からSi2膜(保護膜)5、透明電極
6、ポリイミド(配光膜)7が設けられ、ポリイミドは
配向処理がなされ、電圧が印加されていない状態ではホ
モジニアス配向になっている。また、光学基板1と光学
基板2とは6μmのスペーサー4を介して接着されてお
り、液晶層中心部の厚さd2はデータに記載するように
26μmである。
【0021】この液晶光学素子にホモジニアス配向と同
じ方向の直線偏光を入射し、20Vp-p、60HZの交流
矩形波で駆動すると、焦点距離が変化する。この時の応
答速度は、実測で約1秒である。
【0022】一方、同様の構成の液晶光学素子で、凹レ
ンズの面r3が非球面ではなく球面で、同じ有効径のも
のを用いた場合について述べる。この場合、前記非球面
を有する液晶光学素子と同じ量のパワーの変化を実現す
るためには、液晶層中心の厚さを約40μmにする必要
がある。また、その場合の上記交流矩形波で駆動した時
の応答速度は、約2.4秒になる。
【0023】このように、本発明の液晶光学素子は、光
軸中心から外側に離れるにつれて曲率が小さくなる形状
を有する非球面を備えるため、中心部と周辺部の厚さの
差を小さくすると共に、中心部の液晶層の厚さ自体も薄
くできる。その結果、所定のパワーの変化量を維持した
ままで応答速度を向上することができる。また、非球面
の配置位置は光学基板と液晶層が接する面であるため、
光学基板と液晶との屈折率差が小さいことを利用して、
収差に影響を与えることなしに非球面量を大にすること
ができる。よって、厚さが薄く応答速度の速いしかも十
分なパワーの変化量が得られる。
【0024】なお、非球面により液晶部分の厚みをより
薄くするためには、光学基板と液晶の屈折率差がより小
さい方が良いため、光学基板の屈折率は、液晶の常光線
と異常光線に対する屈折率との間の値であることが望ま
しい。
【0025】上記実施例は、データに示すように光学基
板1、2の屈折率N1、N3はいずれも1.58313
であって、液晶の常光線に対する屈折率n0=1.50
17と異常光線に対する屈折率ne=1.7218との
間の値である。
【0026】次に本発明の可変焦点光学系の実施例は図
2に示す通りの構成で下記データを有する。
【0027】 実施例 r1=∞ d1=0.2987 n1=1.88300 ν1=40.78 r2=0.9707 d2=0.8781 r3=6.2420 d3=2.0602 n2=1.72916 ν2=54.68 r4=-1.9341 d4=0.0593 r5=∞ d5=0.3000 n3=1.58313 ν3=59.40 r6=∞ d6=0.0260 液晶 r7=-4.5500(非球面) d7=0.2500 n4=1.58313 ν4=59.40 r8=4.5500(非球面) d8=0.0260 液晶 r9=∞ d9=0.3000 n5=1.58313 ν5=59.40 r10=∞ d10=0.0299 r11=∞ d11=0.3983 n6=1.52287 ν6=59.89 r12=∞ d12=0.0299 r13=∞ d13=0.6173 n7=1.51399 ν7=75.00 r14=∞ d14=0.5974 r15=5.3078 d15=1.4710 n8=1.72916 ν8=54.68 r16=-1.4935 d16=0.3168 n9=1.80518 ν9=25.42 r17=-20.1847 d17=0.1132 r18=∞ d18=0.3983 n10=1.52287 ν10=59.89 r19=∞ d19=1.7235 r20=∞ d20=0.6970 n11=1.51633 ν11=64.15 r21=∞ d21=1.4145 n12=1.52287 ν12=59.89 r22=∞ d22=0 r23=∞(像面) 非球面係数(第7面) k=0, AC2=0 AC4=1.0500×10-1, AC6=1.0500×10-1 AC8=1.0500×10-1 非球面係数(第8面) k=0, AC2=0 AC4=-1.0500×10-1, AC6=-1.0500×10-1 AC8=-1.0500×10-1 上記データにおいて、r1、r2、・・・は各レンズ面の
曲率半径、d1、d2、・・・は各レンズの肉厚および空
気間隔、n1、n2、・・・は各レンズの屈折率、ν1
ν2、・・・は各レンズのアッベ数である。このデータ
における長さの単位はmmである。
【0028】また上記実施例における非球面の形状は、
前記の式にて表わされ、その非球面係数等の値は、デー
タに記載した通りである。
【0029】上記実施例の光学系は、本発明の液晶光学
素子を備えた光学系で内視鏡の撮像光学系の例である。
【0030】この実施例の光学系は、図2に示すよう
に、負レンズL1と、正レンズL2と、液晶光学素子L
Sと、フィルターF1、F2と、正レンズL3と負レン
ズL4とを接合した正の接合レンズと、フィルターF3
と、フィルターF4とこれに接合されたカバーガラスC
とより構成されている。またr23は像面である。
【0031】この撮像光学系で用いる液晶光学素子LS
は、図3に示す通りの構成である。つまりこの液晶光学
素子は、3枚の光学基板11、12、13よりなり、そ
れらのうちの中央の光学基板12は両凹レンズ状をして
いる。またその両側に平行平面板の光学基板11および
13を配置した構成で、光学基板11と光学基板12の
間と光学基板12と光学基板13との間に凸レンズ状の
空間を形成し、これら空間内に夫々液晶14および15
を封入した構成である。
【0032】これらの液晶層14および15は、夫々無
電界状態でホモジニアス配向し、かつ互いに直交する配
向をしている。そのため偏光板を用いる必要がなく、光
量の減少はない。また、両液晶層は、無電界状態では、
偏光方向により若干倍率の差があるために周辺部におい
て、像にずれが生ずるが、このずれ量は、CCDの分解
能よりも小さく、これによる解像劣化はほとんどない。
【0033】この実施例における液晶光学素子のパワー
の変化量は、最大で約48m-1であり、電界印加により
無限遠から約2mmの超近接までのピント移動が可能で
ある。また、液晶光学素子に電界を印加するための駆動
電圧を可変にすることにより、中間距離にピントを移動
することも可能である。
【0034】
【発明の効果】本発明の液晶光学素子は、光学基板に形
成する曲面を非球面形状にすることにより収差等の光学
性能を劣化させることなしに薄くして十分なパワーの変
化量が得られるという効果を有する。また、本発明の液
晶光学素子を備えた光学系は、液晶光学素子に電界を印
加することにより焦点距離を変化させて、例えば無限遠
から近点までのフォーカシングが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の液晶光学素子の実施例を示す図
【図2】 本発明の可変焦点光学系の実施例を示す図
【図3】 図2に示す可変焦点光学系にて用いられる液
晶光学系を示す図
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G02F 1/1335 G02F 1/1335 Fターム(参考) 2H087 KA10 LA01 MA00 PA04 PA19 PB07 QA01 QA07 QA18 QA21 QA25 QA37 QA41 QA45 RA05 RA12 RA13 RA28 RA37 RA42 RA43 2H090 JA01 JB02 JC04 LA12 2H091 FA26X FA26Z FA27X GA01 LA16

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも2枚の光学基板と、前記光学
    基板の間に挟まれた液晶とを有し、前記光学基板の液晶
    に接する側の面の少なくとも1面が曲面であり、前記曲
    面が光軸中心から離れるにしたがって曲率が小になる非
    球面形状である液晶光学素子。
  2. 【請求項2】 前記光学基板の屈折率が前記液晶の異常
    光に対する屈折率と常光に対する屈折率の間の値を有す
    る請求項1の液晶光学素子。
  3. 【請求項3】 少なくとも2枚の光学基板と、前記光学
    基板に挟まれた液晶を有し、前記光学基板の液晶と接す
    る面の少なくとも1面が光軸中心から離れるにつれて曲
    率が小になる非球面である液晶光学素子を備えた焦点可
    変光学系。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007515683A (ja) * 2003-12-18 2007-06-14 イン エス. タン 静止ズームレンズ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007515683A (ja) * 2003-12-18 2007-06-14 イン エス. タン 静止ズームレンズ

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