JP2002326698A - 撹拌槽 - Google Patents
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Abstract
あっても、撹拌羽根等に付着する付着物を最小限に留め
ることができ、清掃の手間等を省くことが可能な撹拌槽
を提供する。 【解決手段】 タンク2内に回転する攪拌羽根11、1
2と回転する掻取羽根13(14)を設け、攪拌羽根1
1、12と掻取羽根13(14)の上面及び下面を除く
全周面(半周面)が互いに当接または摺接する。タンク
2は、円形部を底部2aとした円筒形とし、タンク2の
円形の中心に設置した回転軸5から円の外周方向に延設
された回転台座3とともに公転しながら自転するように
攪拌羽根11、12と掻取羽根13(14)とを配置す
ることが好適である。
Description
に、付着性を有する都市ゴミ焼却飛灰のスラリー等の撹
拌・貯蔵に使用される撹拌槽に関する。
セメント原料として再利用するにあたって、焼却飛灰中
の塩素化合物によって生ずるセメント焼成工程における
トラブルを回避する必要があるため、焼却飛灰を水洗し
て塩素化合物を除去することが行われている。
の残留塩素をもつ焼却飛灰をセメント製造工程において
原料として利用するにあたって、セメント工場の休転中
に受け入れた飛灰を休転後に処理する必要があるが、原
料中に許容される塩素量及び飛灰スラリー圧送設備能力
等の制約から、全原料に対する飛灰の使用料の割合は、
一定量に制限されるため、水洗脱塩処理後の飛灰スラリ
ーを2〜4ヶ月程度ポンプで圧送可能な性状のまま貯蔵
し、定常処理品に少量ずつ加えながら原料へ添加処理す
る必要がある。そこで、飛灰スラリーを貯蔵するにあた
って、例えば、図8及び図9に示すような撹拌槽1が使
用される。
全体が円筒状のタンク2と、タンク2内で一定速度で回
転軸5を中心に公転(図9の矢印X方向)する回転台座
3と、回転台座3とともに公転しながら回転軸24aを
中心に自転(図9の矢印Y方向)する複数の平板状の攪
拌羽根24とを備える。タンク2の側壁2bの上部には
スラリーの供給口9が設けられ、底部2aには排出口1
0が設けられる。
リーを、タンク2内で攪拌羽根24によって撹拌しなが
ら、2〜4ヶ月程度ポンプで圧送可能な性状のまま貯蔵
し、必要時に排出口10から排出してセメント製造工程
において使用される。
拌槽1においては、飛灰スラリーが付着性を有し、撹拌
羽根24や、タンク2内の回転台座3の円柱状基部3a
や、タンク2の内壁及び底面に付着するため、定期的
に、人力や高圧水を吹き付けること等によって清掃する
必要があった。
リーが、タンク2の内壁と撹拌羽根24との間の隙間よ
り厚くなると、撹拌羽根24によって掻き取られて居留
し、撹拌羽根24の重量が大きくなったり、バランスを
崩す恐れがあった。
る問題点に鑑みてなされたものであって、飛灰スラリー
のような付着性の強い撹拌物であっても、撹拌羽根等に
付着する付着物を最小限に留めることができて撹拌羽根
の重量が増加したりバランスを崩したりすることがな
く、同時に、清掃の手間を省くことができ、内容物の清
掃によるロスの削減も可能な撹拌槽を提供することを目
的とする。
め、請求項1に記載の発明は、撹拌槽であって、タンク
内に回転する攪拌羽根と回転する掻取羽根を設け、前記
攪拌羽根と前記掻取羽根の上面及び下面を除く全周面を
互いに当接または摺接させることを特徴とする。
撹拌槽のタンク内で回転する攪拌羽根と掻取羽根の上面
及び下面を除く全周面が互いに当接または摺接するた
め、掻取羽根によって撹拌羽根の上面及び下面を除く全
周面に付着した付着物を掻き取ることができる。また、
掻取羽根についても、撹拌羽根によって掻取羽根の上面
及び下面を除く全周面に付着した付着物が掻き取られる
ため、撹拌羽根及び掻取羽根に付着する付着物を最小限
に留めることができ、撹拌羽根の重量の増加及びアンバ
ランスを防止することができるとともに、清掃の手間等
を省くことができる。尚、掻取羽根についても、タンク
内の撹拌物の撹拌に寄与するため、撹拌羽根としても活
用することができる。
の撹拌槽の好ましい一形態として、前記タンクを、円形
部を底部とした円筒形とし、前記攪拌羽根及び前記掻取
羽根を、前記タンクの円形の中心に設置した回転軸から
円の外周方向に延設された回転台座とともに公転させな
がら自転させ、前記撹拌羽根と前記掻取羽根が前記タン
ク内を移動する間に、前記撹拌羽根と前記掻取羽根の上
面及び下面を除く全周面を互いに当接または摺接させる
ことを特徴とする。
2に記載の撹拌槽の好ましい一形態として、前記撹拌羽
根を、鉛直回転軸に対して対称な平板状に形成し、前記
掻取羽根を、鉛直回転軸を有し両側面が膨出した曲面状
に形成し、掻取羽根の先端部を撹拌羽根の平板状側面の
全面と当接または摺接させ、攪拌羽根の先端部を掻取羽
根の膨出した側面の全面と当接または摺接させたことを
特徴とする。撹拌羽根は、平板状に形成したため、加工
が容易となる。
たは3に記載の撹拌槽において、前記掻取羽根を挟んで
両側に前記撹拌羽根を配置したことを特徴とする。
拌羽根と1つの掻取羽根を直線上に並置することによ
り、大径のタンクにも対応することができる。さらに、
2枚の撹拌羽根と1枚の掻取羽根とを1セットとして、
複数のセットをタンク内に配置してより大径のタンクに
対応することもできる。
て、タンク内に回転する攪拌羽根と回転する掻取羽根を
設け、前記掻取羽根の先端部が前記攪拌羽根の上面及び
下面を除く全周面と当接または摺接するとともに、前記
攪拌羽根が前記掻取羽根の上面及び下面を除く全周面の
半分と当接または摺接することを特徴とする。
によって撹拌羽根の上面及び下面を除く全周面に付着し
た付着物を掻き取ることができるとともに、掻取羽根に
ついても、撹拌羽根によって掻取羽根の上面及び下面を
除く全周面の半分に付着した付着物が掻き取られるた
め、撹拌羽根及び掻取羽根に付着する付着物を最小限に
留めることができ、撹拌羽根の重量の増加及びアンバラ
ンスを防止することができるとともに、清掃の手間等を
省くことができる。尚、掻取羽根についても、タンク内
の撹拌物の撹拌に寄与するため、撹拌羽根としても活用
することができる。
の撹拌槽の好ましい一形態として、前記タンクを、円形
部を底部とした円筒形とし、前記攪拌羽根及び前記掻取
羽根を、前記タンクの円形の中心に設置した回転軸から
円の外周方向に延設された回転台座とともに公転させな
がら自転させ、前記攪拌羽根及び前記掻取羽根が前記タ
ンク内を移動する間に、前記掻取羽根の先端部が前記撹
拌羽根の上面及び下面を除く全周面と当接または摺接す
るとともに、前記攪拌羽根が前記掻取羽根の上面及び下
面を除く全周面の半分と当接または摺接することを特徴
とする。
6に記載の撹拌槽の好ましい一形態として、撹拌羽根
を、鉛直回転軸に対して対称な平板状に形成し、掻取羽
根を、鉛直回転軸を有し一側面が膨出した曲面状に形成
し、掻取羽根の先端部を撹拌羽根の平板状側面の全面と
当接または摺接させ、攪拌羽根の先端部を掻取羽根の膨
出した側面の全面と当接または摺接させたことを特徴と
する。撹拌羽根は、平板状に形成したため、加工が容易
となる。また、掻取羽根の先端部を除く側面を骨組み状
に構成することにより、撹拌羽根の上面及び下面を除く
全周面に付着した付着物を掻き取る効果を維持しなが
ら、掻取羽根に付着する付着物を最小限に押さえること
ができる。
たは7に記載の撹拌槽において、前記掻取羽根を挟んで
両側に前記撹拌羽根を配置したことを特徴とする。
拌羽根と1つの掻取羽根を直線上に並置することによ
り、大径のタンクにも対応することができる。さらに、
2枚の撹拌羽根と1枚の掻取羽根とを1セットとして、
複数のセットをタンク内に配置してより大径のタンクに
対応することもできる。
方法であって、請求項1乃至請求項8のいずれかに記載
の撹拌槽によって、都市ごみ焼却場から発生する飛灰の
スラリーを撹拌することを特徴とする。
ラリーの貯蔵装置であって、 請求項1乃至請求項8の
いずれかに記載の撹拌槽に、飛灰スラリーの供給手段及
び排出手段を設けたことを特徴とする。
よれば、付着性の強い飛灰のスラリーの撹拌羽根等への
付着を最小限に留めることにより、定期的な清掃を回避
しながら長期間飛灰スラリーを貯蔵することができる。
また、撹拌羽根への付着物の居留を防止して撹拌羽根の
重量の増加及びアンバランスを回避することができる。
施の形態の具体例を図面を参照しながら説明する。尚、
以下の実施例においては、撹拌槽中に水洗脱塩処理後の
水分45%以上の飛灰スラリーを撹拌しながら、ポンプ
で圧送可能な性状のまま貯蔵する場合について説明す
る。
第1実施例を示し、この撹拌槽の基本的な構成は、図8
に示した従来の撹拌槽1と同様であるが、回転台座3に
は、2枚の撹拌羽根24(図8参照)に代えて、撹拌羽
根11、12と、両撹拌羽根11、12との間に掻取羽
根13が設けられる。
8における円形部を底部とした円筒形のタンク2と、タ
ンク2の円形の中心に設置した回転軸5から円の外周方
向に延設された回転台座3と、撹拌物としての飛灰スラ
リーの供給口9と、排出口10とを備え、さらに、図1
及び図2に示すように、回転台座3とともに円柱状基部
3aを中心に公転(矢印X方向)しながら自転(矢印Y
方向)する攪拌羽根11、12と、掻取羽根13とを備
える。
ような外形を有し、図1及び図2に示すように、各々鉛
直方向に延びる回転軸11a、12aに対して対称な平
板状に形成され、同一寸法を有する。両撹拌羽根11、
12は、同一の回転速度で互いの位相差が90°で回転
するように構成される。尚、図1における2点鎖線で描
かれた円は、撹拌羽根11、12の先端部の軌跡を示
す。外側の撹拌羽根12の先端部は、タンク2内を移動
する間に、タンク2の内壁の全面に摺接する。また、撹
拌羽根11の先端部は、タンク2内を移動する間に、回
転台座3のタンク2内に位置する円柱状基部3aの外周
面の全面に摺接する。
に、鉛直方向に延びる回転軸13aを有し、図3(b)
に示すように、両側面が膨出した曲面状に形成される。
掻取羽根13の形状は、その一部が常に撹拌羽根11及
び撹拌羽根12に当接または摺接するカム形状に形成さ
れる。また、掻取羽根13の回転速度は、撹拌羽根1
1、12の2倍に設定される。図1における2点鎖線で
描かれた円は、掻取羽根13の先端部の軌跡を示す。
尚、撹拌羽根11、12と掻取羽根13とは、正確に
1:2の速度で回転させる必要があるため、角度位相が
ずれないように、例えば、歯車または減速機で相互に連
結して駆動する。
端部は、タンク2内を移動する間に、タンク2の底面の
全面に摺接する。
ついて図4を参照しながら説明する。尚、図4では、公
転する撹拌羽根11、12及び掻取羽根13の上方から
これらを観察した状態を示している。
あって、撹拌羽根11と撹拌羽根12とは互いに位相が
90°異なり、掻取羽根13の先端部が撹拌羽根11の
中央部に当接し、撹拌羽根12の先端部が掻取羽根13
に当接している。
2、及び掻取羽根13がY方向に回転すると、撹拌羽根
11及び掻取羽根13、並びに撹拌羽根12と掻取羽根
13とは常に接触状態を保ちながら回転する。そして、
撹拌羽根11が45°回転すると、撹拌羽根12も同様
に45°回転し、掻取羽根13は、撹拌羽根11、12
の2倍の回転速度で回転するため、90°回転し、図4
(b)に示す状態となる。この状態では、掻取羽根13
の両側面に撹拌羽根11、12の先端部が当接してい
る。
ら、撹拌羽根11、12、掻取羽根13が矢印方向に回
転すると、撹拌羽根11及び掻取羽根13、並びに撹拌
羽根12と掻取羽根13とは常に接触状態を保ちながら
回転する。そして、撹拌羽根11が45°回転すると、
撹拌羽根12も同様に45°回転し、掻取羽根13は、
90°回転し、図4(c)に示す状態となる。この状態
では、掻取羽根13の先端部が撹拌羽根12の中央部に
当接し、撹拌羽根11の先端部が掻取羽根13に当接し
ている。
11、12、掻取羽根13が矢印方向に回転すると、撹
拌羽根11及び掻取羽根13、並びに撹拌羽根12と掻
取羽根13とは常に接触状態を保ちながら回転する。そ
して、撹拌羽根11が45°回転すると、撹拌羽根12
も同様に45°回転し、掻取羽根13は、90°回転
し、図4(d)に示す状態となる。この状態では、掻取
羽根13の両側面に撹拌羽根11、12の先端部が当接
している。
ら図4(a)の状態に戻り、以後図4(a)〜(d)の
動作が繰り返される。
羽根11、12がタンク内を移動する間に、撹拌羽根1
1、12の上面及び下面を除く全周面に掻取羽根13の
先端部が当接または摺接するとともに、掻取羽根13の
上面及び下面を除く全周面に撹拌羽根11、12が当接
または摺接する。これによって、掻取羽根13によって
撹拌羽根11、12の上面及び下面を除く全周面に付着
した飛灰スラリーを掻き取ることができる。また、掻取
羽根13についても、撹拌羽根11、12によって掻取
羽根13の上面及び下面を除く全周面に付着した飛灰ス
ラリーが掻き取られるため、撹拌羽根11、12及び掻
取羽根13に付着する飛灰スラリーを最小限に留めるこ
とができる。
がタンク内を移動する間に、外側の撹拌羽根12の先端
部によってタンク2の内壁に付着した飛灰スラリーが掻
き取られ、撹拌羽根11の先端部によって、回転台座3
の円柱状基部3aの外周面に付着した飛灰スラリーが掻
き取られ、掻取羽根13及び撹拌羽根11、12の下端
部によってタンク2の底面に付着した飛灰スラリーが掻
き取られるため、撹拌槽1に付着する飛灰スラリーを最
小限に留めることができる。尚、タンク2の底面に付着
した飛灰スラリーが排出口10に向かって移動するよう
に、撹拌羽根11、12及び掻取羽根13の回転動作を
設定するとより効果的である。
について、図5乃至図7を参照しながら説明する。
は、第1実施例と同様であり、撹拌羽根11、12も第
1実施例と同一形状のものが使用される。本実施例が第
1実施例と異なるのは、掻取羽根13の代わりに掻取羽
根14を設けた点のみである。従って、以下、掻取羽根
14について詳細に説明し、他の構成要素については説
明を省略する。
方向に延びる回転軸14aを有し、図6(b)に示すよ
うに、一側面14bが膨出した曲面状に形成される。こ
の側面14bの形状は、図3(b)に示した掻取羽根1
3の外形の一部によって形成され、側面14bの一部が
常に撹拌羽根11または撹拌羽根12に当接または摺接
するカム形状に形成される。
に、先端部14c、上部14d及び底部14eの間に格
子状にリブ14fを配置した骨組み状に構成される。掻
取羽根14の回転速度は、撹拌羽根11、12の2倍に
設定される。図5における2点鎖線で描かれた円は、掻
取羽根14の先端部の軌跡を示す。さらに、掻取羽根1
4の下端部は、タンク2内を移動する間に、タンク2の
底面の全面に摺接する。
いて図7を参照しながら説明する。尚、図7では、公転
する撹拌羽根11、12及び掻取羽根14の上方からこ
れらを観察した状態を示している。
拌羽根12とは互いに位相が90°異なり、掻取羽根1
4の先端部が撹拌羽根11の中央部に当接し、撹拌羽根
12の先端部が掻取羽根14に当接している。
2、及び掻取羽根14がY方向に回転すると、撹拌羽根
12と掻取羽根14との接触状態は解かれるが、撹拌羽
根11と掻取羽根14とは常に接触状態を保ちながら回
転する。そして、撹拌羽根11が45°回転すると、撹
拌羽根12も同様に45°回転し、掻取羽根14は、撹
拌羽根11、12の2倍の回転速度で回転するため、9
0°回転し、図7(b)に示す状態となる。この状態で
は、掻取羽根14の一側面に撹拌羽根12の先端部が当
接している。
ら、撹拌羽根11、12、掻取羽根13が矢印方向に回
転すると、撹拌羽根12と掻取羽根14とは常に接触状
態を保ちながら回転する。そして、撹拌羽根11が45
°回転すると、撹拌羽根12も同様に45°回転し、掻
取羽根13は、90°回転し、図7(c)に示す状態と
なる。この状態では、掻取羽根14の先端部が撹拌羽根
12の中央部に当接し、撹拌羽根11の先端部が掻取羽
根13の回転軸14aに当接している。
11、12、及び掻取羽根14が矢印方向に回転する
と、撹拌羽根11と掻取羽根14との接触状態は解かれ
るが、今度は、撹拌羽根12と掻取羽根14とは常に接
触状態を保ちながら回転する。そして、撹拌羽根11が
45°回転すると、撹拌羽根12も同様に45°回転
し、掻取羽根14は、90°回転し、図7(d)に示す
状態となる。この状態では、掻取羽根14の一側面に撹
拌羽根12の先端部が当接している。
ら図7(a)の状態に戻り、以後図7(a)〜(d)の
動作が繰り返される。
羽根11、12がタンク内を移動する間に、撹拌羽根1
1、12の上面及び下面を除く全周面に掻取羽根14の
先端部が当接または摺接するとともに、掻取羽根14の
上面及び下面を除く一側面に撹拌羽根11、12が当接
または摺接する。これによって、掻取羽根14によって
撹拌羽根11、12の上面及び下面を除く全周面に付着
した飛灰スラリーを掻き取ることができる。また、掻取
羽根14についても、撹拌羽根11、12によって掻取
羽根13の上面及び下面を除く一側面、すなわち全周面
の半分に付着した飛灰スラリーが掻き取られるため、撹
拌羽根11、12及び掻取羽根13に付着する飛灰スラ
リーを最小限に留めることができる。尚、掻取羽根14
のもう一方の側面については、撹拌羽根11、12が当
接及び摺接しないため、付着した飛灰スラリーを掻き取
ることができないが、掻取羽根14は骨組み状に構成さ
れているため、付着する飛灰スラリーの量は少なく、前
面からの掻取効果でほとんどを除去できる。
2がタンク内を移動する間に、外側の撹拌羽根12の先
端部によってタンク2の内壁に付着した飛灰スラリーが
掻き取られ、撹拌羽根11の先端部によって、回転台座
3の円柱状基部3aの外周面に付着した飛灰スラリーが
掻き取られ、掻取羽根14及び撹拌羽根11、12の下
端部によってタンク2の底面に付着した飛灰スラリーが
掻き取られるため、撹拌槽1に付着する飛灰スラリーを
最小限に留めることができる点は、第1実施例の場合と
同様である。
付着性の強い飛灰スラリーの場合について説明したが、
その他液状化学物質等についても同様に取り扱うことが
でき、本発明にかかる撹拌槽は、特に付着性の強い物質
の撹拌に好適である。
取羽根13、14を膨出する曲面状の側面を有するよう
に形成したが、これに限らず、掻取羽根11、12と撹
拌羽根13(14)がタンク内を移動する間に、撹拌羽
根11、12と掻取羽根13の上面及び下面を除く全周
面(掻取羽根14の場合は半周面)が互いに当接または
摺接する形状であれば、いかなる形状であっても良い。
を、円形部を底部とした円筒形としたが、必ずしも円筒
形である必要はない。また、例えば、撹拌槽をひょうた
ん型とすることにより、撹拌羽根及び掻取羽根を公転さ
せなくとも、撹拌槽全体にわたって両羽根を到達させる
ことができる。
拌槽によれば、飛灰スラリーのような付着性の強い撹拌
物であっても、撹拌羽根等に付着する付着物を最小限に
留めることができて撹拌羽根の重量が増加したりバラン
スを崩したりすることがなく、同時に、清掃の手間等を
省くことができる。
図である。
面図である。
を示す平面図である。
ある。
図である。
(a)は正面図、(b)は上面図である。
ある。
ある。
Claims (10)
- 【請求項1】 タンク内に回転する攪拌羽根と回転する
掻取羽根を設け、前記攪拌羽根と前記掻取羽根の上面及
び下面を除く全周面が互いに当接または摺接することを
特徴とする撹拌槽。 - 【請求項2】 前記タンクは、円形部を底部とした円筒
形であって、前記攪拌羽根及び前記掻取羽根は、前記タ
ンクの円形の中心に設置した回転軸から円の外周方向に
延設された回転台座とともに公転しながら自転し、前記
撹拌羽根と前記掻取羽根が前記タンク内を移動する間
に、前記撹拌羽根と前記掻取羽根の上面及び下面を除く
全周面が互いに当接または摺接することを特徴とする請
求項1に記載の撹拌槽。 - 【請求項3】 前記撹拌羽根は、鉛直回転軸に対して対
称な平板状に形成され、前記掻取羽根は、鉛直回転軸を
有し両側面が膨出した曲面状に形成され、該掻取羽根の
先端部が前記撹拌羽根の平板状側面の全面と当接または
摺接するとともに、前記攪拌羽根の先端部が前記掻取羽
根の膨出した側面の全面と当接または摺接することを特
徴とする請求項1または2に記載の撹拌槽。 - 【請求項4】 前記掻取羽根を挟んで両側に前記撹拌羽
根を配置したことを特徴とする請求項1、2または3に
記載の撹拌槽。 - 【請求項5】 タンク内に回転する攪拌羽根と回転する
掻取羽根を設け、前記掻取羽根の先端部が前記攪拌羽根
の上面及び下面を除く全周面と当接または摺接するとと
もに、前記攪拌羽根が前記掻取羽根の上面及び下面を除
く全周面の半分と当接または摺接することを特徴とする
撹拌槽。 - 【請求項6】 前記タンクは、円形部を底部とした円筒
形であって、前記攪拌羽根及び前記掻取羽根は、前記タ
ンクの円形の中心に設置した回転軸から円の外周方向に
延設された回転台座とともに公転しながら自転し、前記
攪拌羽根及び前記掻取羽根が前記タンク内を移動する間
に、前記掻取羽根の先端部が前記撹拌羽根の上面及び下
面を除く全周面と当接または摺接するとともに、前記攪
拌羽根が前記掻取羽根の上面及び下面を除く全周面の半
分と当接または摺接することを特徴とする請求項5に記
載の撹拌槽。 - 【請求項7】 前記撹拌羽根は、鉛直回転軸に対して対
称な平板状に形成され、前記掻取羽根は、鉛直回転軸を
有し一側面が膨出した曲面状に形成され、該掻取羽根の
先端部が前記撹拌羽根の平板状側面の全面と当接または
摺接するとともに、前記攪拌羽根の先端部が前記掻取羽
根の膨出した側面の全面と当接または摺接することを特
徴とする請求項5または6に記載の撹拌槽。 - 【請求項8】 前記掻取羽根を挟んで両側に前記撹拌羽
根を配置したことを特徴とする請求項5、6または7に
記載の撹拌槽。 - 【請求項9】 請求項1乃至請求項8のいずれかに記載
の撹拌槽によって、都市ごみ焼却場から発生する飛灰の
スラリーを撹拌することを特徴とするスラリーの貯蔵方
法。 - 【請求項10】 請求項1乃至請求項8のいずれかに記
載の撹拌槽に、飛灰スラリーの供給手段及び排出手段を
設けたことを特徴とする飛灰スラリーの貯蔵装置。
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JP4592044B2 JP4592044B2 (ja) | 2010-12-01 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN109225049A (zh) * | 2018-11-15 | 2019-01-18 | 燕山大学 | 烧结圆筒混合机用电动刮刀装置 |
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2001
- 2001-04-26 JP JP2001129106A patent/JP4592044B2/ja not_active Expired - Fee Related
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