JP2002326420A - 印刷制御装置、印刷制御方法、記録媒体、及びプログラム - Google Patents

印刷制御装置、印刷制御方法、記録媒体、及びプログラム

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JP2002326420A
JP2002326420A JP2001133319A JP2001133319A JP2002326420A JP 2002326420 A JP2002326420 A JP 2002326420A JP 2001133319 A JP2001133319 A JP 2001133319A JP 2001133319 A JP2001133319 A JP 2001133319A JP 2002326420 A JP2002326420 A JP 2002326420A
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Kiyoshi Tokashiki
潔 渡嘉敷
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 分散印刷の際にどの印刷装置から印刷出力さ
れても、画像が欠けることなく印刷結果を得ることを可
能とする。 【解決手段】 分散印刷時におけるカラーMFP104
及び白黒MFP105の印字領域として、印字領域14
01と印字領域1402のAND領域1403(出力原
稿上において両印字領域1401、1402が重複する
領域1403)を設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、分散印刷時におけ
る複数の印刷装置の印刷処理を制御する印刷制御装置、
印刷制御方法、記録媒体、及びプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、特開平9−265362号公報及
び特開平2000−112688号公報に開示されるよ
うに、複数の印刷装置へのジョブの分散を制御する印刷
制御装置が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、個々の印刷装置の印字領域は機種の違いなど
により異なる場合が多いのにも関わらず、主に使用して
いる一機種の印字領域をそのまま分散印刷時の印字領域
とすることが多く、分散印刷の際の印字領域への配慮が
払われていなかった。
【0004】図18は、2つの印刷装置における印字領
域1701、1702を示している。例えば、印字領域
1701を持つ印刷装置a、及び印字領域1702を持
つ印刷装置bによって分散印刷を行うとき、印字領域1
701を分散印刷時の印字領域とすると、印刷装置bに
よる印刷結果1704は、文字1705が欠けてしまっ
ている。
【0005】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、分散印刷の際にどの印刷装置から印刷出力さ
れても、画像が欠けることのない印刷結果を得ることが
可能な印刷制御装置、印刷制御方法、記録媒体、及びプ
ログラムを提供することを目的とする。
【0006】また、本発明は、分散印刷時において各印
刷装置の印字領域を最大限に活用することができる印刷
制御装置、印刷制御方法、記録媒体、及びプログラムを
提供することを目的とする。
【0007】さらに、本発明は、分散印刷の際に画像が
欠けることのない印刷を行うか、各印刷装置の印字領域
を最大限に活かした印刷を行うかを選択できる印刷制御
装置、印刷制御方法、記録媒体、及びプログラムを提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、請求項1記載の印刷制御装置は、複数の印刷装置
にジョブを分散させた印刷処理を制御する印刷制御装置
において、前記複数の印刷装置による各印字領域が重複
する領域を、分散印刷時における印刷領域として設定す
る印刷領域設定手段を有することを特徴とする。
【0009】また、請求項2記載の印刷制御装置は、複
数の印刷装置にジョブを分散させた印刷処理を制御する
印刷制御装置において、前記複数の印刷装置による各印
字領域を全て含む領域を、分散印刷時における印刷領域
として設定する印刷領域設定手段を有することを特徴と
する。
【0010】また、請求項3記載の印刷制御装置は、複
数の印刷装置にジョブを分散させた印刷処理を制御する
印刷制御装置において、前記複数の印刷装置による各印
字領域が重複する領域、又は、前記複数の印刷装置によ
る各印字領域を含む領域を、分散印刷時における印刷領
域として設定する印刷領域設定手段と、該印刷領域設定
手段が設定する前記2つの領域のいずれかを分散印刷時
の印字領域として選択する印字領域選択手段と、を有す
ることを特徴とする。
【0011】また、請求項4記載の印刷制御方法は、複
数の印刷装置にジョブを分散させた印刷処理を制御する
印刷制御方法において、前記複数の印刷装置による各印
字領域が重複する領域を、分散印刷時における印刷領域
として設定する手順を有することを特徴とする。
【0012】また、請求項5記載の印刷制御方法は、複
数の印刷装置にジョブを分散させた印刷処理を制御する
印刷制御方法において、前記複数の印刷装置による各印
字領域を含む領域を、分散印刷時における印刷領域とし
て設定する手順を有することを特徴とする。
【0013】また、請求項6記載の印刷制御方法は、複
数の印刷装置にジョブを分散させた印刷処理を制御する
印刷制御方法において、前記複数の印刷装置による各印
字領域が重複する領域、又は、前記複数の印刷装置によ
る各印字領域を含む領域を、分散印刷時における印刷領
域として設定する手順と、設定された前記2つの領域の
いずれかを分散印刷時の印字領域として選択する手順
と、を有することを特徴とする。
【0014】また、請求項7記載のコンピュータ読み取
り可能な記録媒体は、請求項1〜3の何れか1項に記載
の各手段としてコンピュータを機能させるためのプログ
ラムを記録したことを特徴とする。
【0015】また、請求項8記載のコンピュータ読み取
り可能な記録媒体は、請求項4〜6の何れか1項に記載
の印刷制御方法の処理手順をコンピュータに実行させる
ためのプログラムを記録したことを特徴とする。
【0016】また、請求項9記載のプログラムは、請求
項1〜3の何れか1項に記載の各手段としてコンピュー
タを機能させることを特徴とする。
【0017】また、請求項10記載のプログラムは、請
求項4〜6の何れか1項に記載の印刷制御方法の処理手
順をコンピュータに機能させることを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面を参照しながら詳細に説明する。
【0019】図1は、本発明の一実施形態におけるシス
テムの概略図である。サーバ102及びクライアント1
03a〜103nがネットワーク101を介して接続さ
れている。以下の説明では、クライアント103a〜1
03nのうちのいずれかを指すものとして代表的にクラ
イアント103と表記する。
【0020】さらに、ネットワーク101には、MFP
(Multi Function Peripheral:マルチファンクション
周辺機器)104、105が接続されている。104
は、フルカラーでスキャン、プリントなどが可能なカラ
ーMFPであり、図1ではp台のカラーMFP104a
〜104pがネットワーク101上に接続されている。
ここでも同様に、以下の説明において、カラーMFP1
04a〜104pのうちのいずれかを指すものとして代
表的にカラーMFP1部104と表記する。
【0021】105は、モノクロでスキャン、プリント
などを行う白黒MFPであり、図1では、q台の白黒M
FP105a〜105qがネットワーク101に接続さ
れている。白黒MFPについても同様に、以下の説明に
おいて、白黒MFP105a〜105qのうちのいずれ
かを指すものとして代表的に白黒MFP105と表記す
る。また、ネットワーク101上には、スキャナ、プリ
ンタ、及びFAXなど、その他の機器も接続してもよ
い。
【0022】また、クライアント103上では、いわゆ
るDTP(Desk Top Publishing:デスクトップパブリ
ッシング)を実行するアプリケーションソフトウェアを
用いて、各種文書/図形を作成/編集することができ
る。クライアント103は、作成/編集された文書/図
形をPDL言語(Page Description Language:ページ
記述言語)に変換し、PDL言語に変換された文書/図
形は、ネットワーク101を経由してカラーMFP10
4、白黒MFP105に送信され、プリントアウトされ
る。
【0023】カラーMFP104、白黒MFP105
は、ネットワーク101を介してサーバ102と情報交
換できる通信手段を有している。カラーMFP104、
白黒MFP105は、この通信手段を用いて、印刷状態
などをサーバ102に逐次知らせる仕組みとなってい
る。さらに、サーバ102は、その情報を受けて動作す
るユーティリティソフトウェアを持っており、カラーM
FP104a〜104p、白黒MFP105a〜105
qの印刷管理を行うことができる。
【0024】〔MFP104、105の構成〕次に、図
2〜図12を用いてカラーMFP104、白黒MFP1
05の構成について説明する。但し、カラーMFP10
4と白黒MFP105で異なる点はフルカラーで印刷で
きるか否かであり、このような色処理以外の部分ではカ
ラーMFPが白黒MFPの構成を包含することが多い。
そのため、以下のMFPに関する説明では、説明の対象
をカラーMFPに絞ることにし、必要に応じて随時、白
黒MFPの説明を加えることとする。
【0025】カラーMFP104は、画像読み取りを行
うスキャナ部201、スキャナ部201から読み取った
画像データを画像処理するIP部(画像処理部)202、
ファクシミリなどに代表される電話回線を利用した画像
の送受信を行うFAX部203、ネットワーク101を
利用して画像データや装置情報をやりとりするNIC
(Network Interface Card:ネットワークインタフェー
スカード)部204、クライアント103からサーバ1
02を介して送られてきたページ記述言語(PDL)を
画像信号に展開するPDL部205、カラーMFP10
4、白黒MFP105の使い方に応じて画像信号を一時
保存したり、経路を決定するコア部206を有してい
る。
【0026】スキャナ部201で読み取られた画像デー
タ、あるいは、FAX部203又はNIC部204で受
信した画像データは、コア部206を介してディスプレ
イ部210、プリンタ部208で出力される。プリンタ
部208でプリントアウトされたシートはフィニッシャ
部209へ送り込まれ、シートの仕分け処理が行われ
る。また、ディスプレイ部210は、プリントアウトせ
ずに画像を確認したり、プリントアウトする前に画像の
様子を確認する(プレビュー)ために用いられる。
【0027】〔スキャナ部201の構成〕次に、図3を
用いてスキャナ部201の構成を説明する。301は原
稿台ガラスであり、原稿台ガラス301上に読み取り対
象となる原稿302が置かれる。原稿302は照明ラン
プ303により照射され、その反射光はミラー304、
305、306を経て、レンズ307によりCCD(Ch
arge Coupled Device)308上に結像される。ミラー
304、照明ランプ303を含む第1ミラーユニット3
10は速度v、ミラー305、306を含む第2ミラー
ユニット311は速度1/2vで移動し、原稿302の
全面が走査される。第1ミラーユニット310及び第2
ミラーユニット311はモータ309により駆動され
る。
【0028】〔画像処理部202の構成〕次に、図4を
用いてIP部(画像処理部)202について説明する。
まず、上記のCCD308は、入力した光学的信号を電
気信号に変換して出力する。IP部202は、CCD3
08から出力された電気信号をA/D変換部401で入
力する。ここで、図4に示した実施形態では、CCD3
08はRGB3ラインのカラーセンサであり、RGB各
色の電気信号がA/D変換部401に入力される。
【0029】A/D変換部401では、入力したRGB
各色の電気信号のゲイン調整及びオフセット調整をし、
その後、A/Dコンバータで、各色信号毎に8bitの
デジタル画像信号(R0、G0、B0)に変換して出力
する。A/D変換部401から出力された画像信号(R
0、G0、B0)は、402のシェーディング補正部で
基準白色板の読み取り信号を用いた公知のシェーディン
グ補正が施される。次に、シェーディング補正部402
から出力された画像信号(R0、G0、B0)は、ライ
ンディレイ調整回路(ライン補間部)403に入力され
る。CCD308の各カラーセンサは相互に所定の距離
を隔てて配置されており、ライン補間部403では、カ
ラーセンサの配置から生じる副走査方向の空間的ずれを
補正する。
【0030】入力マスキング部404は、CCD308
のR、G、Bフィルタの分光特性で決まる読取色空間
を、NTSC(National Television System Committee)
の標準色空間に変換する部分である。ここでは、3×3
のマトリックス演算が行われ、入力された画像信号(R
0,G0,B0)を標準色空間の画像信号(R,G,
B)に変換する。このマトリックス演算では、CCD3
08における感度特性/照明ランプのスペクトル特性等
の諸特性を考慮した装置固有の定数が用いられる。
【0031】さらに、輝度/濃度変換部(LOG変換
部)405は、ルックアップテーブル(LUT)により
構成され、画像信号(R,G,B)である輝度信号が
(C1,M1,Y1)の濃度信号になるように変換され
る。406は、出力マスキング/UCR回路部(出力マ
スキング部)であり、LOG変換部405から出力され
た濃度信号(C1,M1,Y1)を、マトリクス演算を
用いて画像形成装置の各トナー色の画像信号(C,M,
Y,K)に変換する。ここで、濃度信号(C1,M1,
Y1)はCCD308から読み込まれたRGB信号に基
づく信号であり、また、画像信号(C,M,Y,K)
は、上記マトリクス変換によりトナーの分光分布特性に
基づく信号となる。
【0032】次に、407は、ガンマ補正部であり、出
力マスキング/UCR回路部406から出力された画像
信号(C,M,Y,K)が入力される。ガンマ補正部4
07では、トナーの諸特性を考慮したルックアップテー
ブル(LUT)を使用し、画像出力のための画像信号
(C,M,Y,K)に変換される。さらに、ガンマ補正
部407から出力された画像信号(C,M,Y,K)
は、空間フィルタ408に入力され、ここでシャープネ
ス又はスムージングが施され、その後、コア部206へ
と送られる。
【0033】また、白黒MFP105にてモノクロの画
像処理を行う場合には、カラーMFP104におけるC
CD308の代わりに単色の1ラインCCDを用いる。
A/D変換、シェーディング補正、入出力マスキング、
ガンマ変換、シャープネス又はスムージングの各処理に
ついては、上記のカラーMFP104と同様の処理が行
われる。
【0034】〔FAX部203の構成〕次に、図5を用
いてFAX部203について説明する。まず、受信時に
おいて電話回線からデータをFAX部203で受信する
と、まず、受信したデータはNCU部501で電圧の変
換が行われる。NCU部501から出力されたデータ
は、モデム部502内の復調部504でA/D変換及び
復調処理が行われた後、伸張部506でラスタデータに
展開される。ラスタデータに変換された画像は、メモリ
部507に一時保管され、画像データに転送エラーがな
いことを確認された後、コア部206へ送られる。
【0035】一方、送信時には、FAX部203はコア
部206からラスタイメージの画像データを受信し、圧
縮部505にて圧縮を施す。圧縮された画像データは、
モデム部502内の変調部503にてD/A変換及び変
調処理が施され、NCU部501を介して電話回線へ送
出される。一般に、FAXでの圧縮伸張にはランレング
ス法などが用いられる。
【0036】〔NIC部204の構成〕次に、図6を用
いてNIC部204について説明する。ネットワーク1
01に対してインタフェースの機能を持つのが、このN
IC部204である。NIC部204は、例えば、10
Base−T/100Base−TXなどのEther
net(登録商標)ケーブルなどを利用してネットワー
ク101から情報を入手したり、ネットワーク101へ
情報を流す役割を果たす。
【0037】ネットワーク101より情報を入手すると
きは、入手された情報は先ずトランス部601で電圧変
換され、602のLANコントローラ部に送られる。L
ANコントローラ部602は、ネットワーク101を介
して受信した情報がカラーMFP104にとって必要な
情報であるか否かを判断している。また、LANコント
ローラ部602は、その内部に第1バッファメモリ(不
図示)と第2バッファメモリ(不図示)を備えており、
トランス部601から入力した情報を第1バッファメモ
リに一時保管し、次に第2バッファメモリに渡し、その
後PDL部205に情報を流している。
【0038】ここで、LANコントローラ部602が、
ネットワーク101を介して受信した情報がカラーMF
P104にとって必要な情報であると判断すると、その
情報は第1バッファメモリから第2バッファメモリに渡
され、その後、後段のPDL部205に転送される。一
方、その情報がカラーMFP104にとって不必要な情
報であると判断されると、その情報は第1バッファメモ
リに蓄積されているとき削除される。
【0039】また、ネットワーク101を通じて外部に
情報が提供される場合は、PDL部205より送られて
きた情報は、LANコントローラ部602で必要な情報
が付加され、トランス部601を経由してネットワーク
101上に送出される。
【0040】〔PDL部205の構成〕次に、同じく図
6を用いてPDL部205の説明をする。クライアント
103上で動作するアプリケーションソフトウェアによ
り作成された画像データは、文書、図形、写真などから
構成されており、文字コード、図形コード及び、ラスタ
データなど、画像記述の要素の組み合わせから成ってい
る。いわゆるPDLはこのようなデータを要素とし、A
dobe社のPostScript(登録商標)言語に
代表されるものである。
【0041】PDL部205では、PDLデータからラ
スタデータへの変換処理を行う。まずNIC部204か
ら送られてきたPDLデータは、CPU部603を経由
して一度ハードディスク(HDD)のような大容量メモ
リ604に格納され、ここでジョブ毎に管理、保存され
る。
【0042】次に、CPU部603は、必要に応じて、
RIP(Raster Image Processing)と呼ばれるラスタ
化画像処理を行い、PDLデータをラスタデータに展開
する。展開されたラスタデータのCMYKの各色成分
は、DRAMなどの高速アクセス可能な半導体メモリ6
05内において、ジョブ毎にページ単位で格納される。
CPU603は、プリンタ部208の状況に合わせて、
半導体メモリ605からラスタデータを読み出し、コア
部206へ送出する。
【0043】〔コア部206の構成〕次に、図7を用い
てコア部206について説明する。コア部206のバス
セレクタ部701は、カラーMFP104、白黒MFP
105内での情報伝達における、いわば交通整理の役割
を担っている。すなわち、複写機能、ネットワークスキ
ャン、ネットワークプリント、ファクシミリ送信/受
信、あるいは、ディスプレイ表示など、カラーMFP1
04、白黒105における各種機能に応じてバスの切り
替えを行うところである。以下に各機能を実行するため
のパス切り替えパターンを示す。 ・複写機能:スキャナ部201→コア部206→プリン
タ部208 ・ネットワークスキャン:スキャナ部201→コア部2
06→NIC部204 ・ネットワークプリント:NIC部204→コア部20
6→プリンタ部208 ・ファクシミリ送信機能:スキャナ部201→コア部2
06→FAX部203 ・ファクシミリ受信機能:FAX部203→コア部20
6→プリンタ部208 ・ディスプレイ表示機能:スキャナ部201、FAX部
203、NIC部204のいずれか→コア部206→デ
ィスプレイ部210
【0044】バスセレクタ部701を出た画像データ
は、圧縮部702、ハードディスク(HDD)などの大
容量メモリからなるメモリ部703、及び伸張部704
を介して、プリンタ部208(PWM部207)又はデ
ィスプレイ部210へ送られる。圧縮部702での圧縮
方式は、JPEG、JBIG、ZIPなど一般的なもの
を用いればよい。圧縮部702で圧縮された画像データ
は、ジョブ毎に管理され、ファイル名、作成者、作成日
時、ファイルサイズなどの付加データと一緒にメモリ部
703内で格納される。
【0045】さらに、圧縮部702から出力される画像
データ毎に対応するジョブの番号とパスワードを設け、
それらも当該画像データの付加データとしてメモリ部7
03に格納すれば、パーソナルボックス機能をサポート
することができる。パーソナルボックス機能とは、デー
タの一時保存や特定の人にしかプリントアウト(HDD
からの読み出し)ができないようにするための機能であ
る。特定のユーザが、ジョブの番号を指定してプリント
アウトの指示を出し、パスワードを入力すると、メモリ
部703に当該ジョブ番号とともに格納されたパスワー
ドと照合される。照合の結果、両パスワードが一致する
と、当該ジョブ番号に該当する画像データがメモリ部7
03から読み出され、伸張部704でラスタイメージに
戻されてプリンタ部207に送出される。
【0046】〔PWM部207の構成〕次に、図8を用
いてPWM部207を説明する。コア部206を出たイ
エロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラッ
ク(K)の4色に色分解された画像データ(白黒MFP
105の場合は、単色となる)は、各色毎に用意された
PWM部207に入力される。801は三角波発生部、
802は入力されるデジタル信号をアナログ信号に変換
するD/Aコンバータ(D/A変換部)である。三角波発
生部801からの信号(図8(2)のa)及びD/Aコ
ンバータ802からの信号(図8(2)のb)は、コン
パレータ803で大小比較されて、図8(2)のcのよ
うな信号となってレーザ駆動部804に送られる。
【0047】レーザ駆動部804は、入力される矩形型
の信号(図8(2)のc)により動作が制御される。プ
リンタ部208では、PWM部207の制御によりレー
ザ駆動部804が半導体レーザ805を駆動し、半導体
レーザ805から発光されるレーザビームは、ポリゴン
ミラー913により感光ドラム917上を走査する。
【0048】〔プリンタ部208の構成(カラーMFP
104の場合)〕図9に、プリンタ部208の概観図を
示す。ポリゴンミラー913は、各半導体レーザ805
より発光された4本のレーザビームを受ける。その内の1
本はミラー914、915、916を経て感光ドラム9
17を走査し、次の1本はミラー918、919、92
0を経て感光ドラム921を走査し、次の1本はミラー
922、923、924を経て感光ドラム925を走査
し、次の1本はミラー926、927、928を経て感
光ドラム929を走査する。
【0049】一方、930は、イエロー(Y)のトナー
を供給する現像器であり、レーザビームの走査に従い、
感光ドラム917上にイエローのトナー像を形成する。
931は、マゼンタ(M)のトナーを供給する現像器で
あり、レーザビームの走査に従い、感光体ドラム921
上にマゼンタのトナー像を形成し、932は、シアン
(C)のトナーを供給する現像器であり、レーザビーム
の走査に従って、感光ドラム925上にシアンのトナー
像を形成し、933は、ブラック(K)のトナーを供給
する現像器であり、レーザビームの走査に従って、感光
ドラム929上にマゼンタのトナー像を形成する。以上
4色(Y、M、C、K)のトナー像がシートに転写され
ることにより、フルカラーの出力画像を得ることができ
る。
【0050】シートカセット934、935および手差
しトレイ936のいずれかより給紙されたシートは、レ
ジストローラ937を経て、転写ベルト938上に吸着
された状態で搬送される。予め感光ドラム917、92
1、925、929には各色のトナーが現像されてお
り、各感光体ドラム917、921、925、929
は、シートの搬送されるタイミングと同期をとってシー
ト上にトナーを転写する。
【0051】つまり、各感光体ドラム917、921、
925、929上にレーザビームを照射する半導体レー
ザ805もシートの搬送タイミングに同期して駆動す
る。尚、4つの感光体ドラム917、921、925、
929は、それぞれ距離dをおいて等間隔に配置されて
おり、シートは搬送ベルト939により一定速度vで搬
送される。このような搬送タイミングに同期して半導体
レーザ805は駆動する。
【0052】次に、各色のトナーが転写されたシート
は、搬送ベルト939により定着器940に搬送され、
転写されたトナーがシート上に定着される。定着器94
0を抜けたシートは、フラッパ950により一旦下方向
へ導かれ、シートの後端がフラッパ950を抜けた後、
スイッチバックして排出される。これにより、フェイス
ダウン状態でシートが排出され、先頭頁から順にプリン
トしたときに正しいページ順となる。
【0053】〔プリンタ部208の構成(モノクロMF
P105の場合)〕図10に、モノクロプリンタ部の概
観図を示す。1013は、ポリゴンミラーであり、4つ
の半導体レーザ805より発光されたレーザビームを受
ける。レーザビームはミラー1014、1015、10
16をへて感光ドラム1017を走査する。一方、10
30は、黒色のトナーを供給する現像器であり、レーザ
ビームの走査に従って感光ドラム1017上にトナー像
を形成する。このトナー像がシート上に転写されること
によって、出力画像を得ることができる。
【0054】シートカセット1034、1035およ
び、手差しトレイ1036のいずれかより給紙されたシ
ートは、レジストローラ1037を経て、転写ベルト1
038上に吸着して搬送される。この搬送タイミングに
同期して、感光体ドラム1017上に形成されたトナー
像はシート上に転写される。トナー像が転写されたシー
トは、搬送ベルトから分離され、定着器1040でトナ
ー像が定着される。定着器1040を抜けたシートはフ
ラッパ1050により一旦下方向へ導かれてシートの後
端がフラッパ1050を抜けた後、スイッチバックさせ
て排出する。これによりフェイスダウン状態で排出さ
れ、先頭頁から順にプリントしたときに正しいページ順
となる。
【0055】〔ディスプレイ部210の構成〕図11
に、ディスプレイ部210を示す。コア部206より出
力される画像データは、CMYKデータである。そのた
め、コア部206から画像データを入力するディスプレ
イ部210では、逆LOG変換部1101でCMYKデ
ータからRGBデータに変換する必要がある。次に、C
RT(Cathode Ray Tube)などのディスプレイ装置11
04における色の特性に合わせるために、ガンマ変換部
1102でルックアップテーブルを使用して出力変換を
行う。ガンマ変換部1102で出力変換された画像デー
タは、一度メモリ部1103に格納され、ディスプレイ
装置1104により表示される。
【0056】ここで、ディスプレイ部210で画像を表
示させるのは、出力画像を予め確認するプレビュー機能
や、出力する画像が意図したものと間違いないか検証す
るプルーフ機能の利用を目的としたり、あるいは、プリ
ントの必要がない画像を確認する場合にプリントシート
の無駄を省くためである。
【0057】〔フィニッシャ部209の構成〕図12
に、フィニッシャ部209の概観図を示す。プリンタ部
208の定着部904(または、1040)を出たシー
トは、フィニッシャ部209に入る。フィニッシャ部2
09には、サンプルトレイ1201及びスタックトレイ
1202があり、ジョブの種類や排出されるシートの枚
数に応じて切り替えて排出される。
【0058】ソート方式には2通りあり、複数のビンを
有して各ビンに振り分けるビンソート方式と、ビン(ま
たは、トレイ)を奥手前方向にシフトしてジョブ毎に出
力シートを振り分けるシフトソート方式が一般に知られ
ている。また、前述したようにコア部206が大容量メ
モリ703を持っていれば、このバッファメモリを利用
してバッファリングしたページ順と排出順を変更する、
いわゆるコレート機能を用いることで電子ソーティング
の機能もサポートできる。その他、ソート機能がジョブ
毎に振り分ける機能であるのに対し、ページ毎に仕分け
するグループ機能も知られている。
【0059】また、スタックトレイ1202に排出する
場合には、排出される前のシートをジョブ毎に蓄えてお
き、排出する直前にステープラ1205にてバインドす
ることも可能である。また、パンチャ1206は、上記
2つのトレイに至るまでに、紙をZ字状に折るためのZ
折り機1204、ファイル用の2つ(または3つ)の穴
開けを行い、ジョブの種類に応じてそれぞれの処理を行
う。さらに、サドルステッチャ1207は、シートの中
央部分を2ヶ所バインドした後に、シートの中央部分を
ローラに噛ませることによりシートを半折りし、週刊誌
やパンフレットのようなブックレットを作成する処理を
行う。サドルステッチャ1207で製本されたシート
は、ブックレットトレイ1208に排出される。
【0060】その他、図12には示されていないが、製
本のためのグルー(糊付け)によるバインドや、あるいは
バインド後にバインド側と反対側の端面を揃えるための
カッティングなどを加えることも可能である。また、イ
ンサータ1203は、トレイ1210にセットされたシ
ートを、プリンタを通さずにトレイ1201、120
2、1208のいずれかに送るためのものである。
【0061】これによって、フィニッシャ部209に送
り込まれるシート間に、インサータ1203にセットさ
れたシートをインサート(中差し)することができる。
インサータ1203のトレイ1210には、ユーザによ
りフェイスアップの状態でセットされるものとし、ピッ
クアップローラ1211により最上部のシートから順に
給送する。
【0062】従って、シートは、インサータ1203か
らそのままトレイ1201、1202へ搬送され、フェ
イスダウン状態で排出される。シートがサドルステッチ
ャ1207へ搬送されるときには、一度パンチャ120
6側へ送り込まれた後、スイッチバックさせてサドルス
テッチャ1207に送り込むことによりフェイスの向き
を合わせる。
【0063】〔ネットワーク重連(分散印刷)〕次に、
ネットワーク101を利用したネットワーク重連(分散
印刷)について説明する。ネットワーク重連(分散印
刷)は、1つ(または、複数個)のジョブを分割して、
同一ネットワーク上に接続された複数台のカラーMFP
104あるいは白黒MFP105で分割出力し、各MF
P104、105による出力原稿から所望のページ順、
所望の部数分で原稿を出力させる手法である。
【0064】〔プリンタドライバ〕そのためには、サー
バ102(または、クライアント103)からジョブを
複数のMFP104、105に分割出力しなければなら
ない。例えば、ユーザは、図13に示すようなプリンタ
ドライバを用いて、ネットワーク101上に接続されて
いるカラーMFP104及び白黒MFP105から使用
する装置を選んで、どのMFPにどのページをプリント
させるかを指示する。
【0065】このとき、1310はカラーMFP104
(104a、104b、・・、104p)が出力するペ
ージ、部数を設定するためのタブであり、同様に131
1は白黒MFP105(105a、105b、・・、1
05q)が出力するページ、部数を設定するためのタブ
である。1312がページを指示する箇所、1313が
部数を指示する箇所であり、ユーザはこれらの箇所に所
望のページ数と部数を入力する。
【0066】図示した例では、カラーMFP104aに
1〜10ページそれぞれ100部と、白黒MFP105
aには11〜20ページそれぞれ100部プリントする
設定例を表している。この状態でOKキー1308をク
リックすれば、実際のMFPに起動がかかり、カラーM
FP104aと白黒MFP105aの2つが一斉にプリ
ントを開始する仕組みになっている。設定を取り消す場
合にはキャンセルキー1309をクリックすればよい。
【0067】〔ジョブの自動分割とカラー/白黒判定〕
次に、カラー/白黒ジョブの分割動作について図14を
用いて説明する。プリンタドライバ1301のOKキー
1308が押されると、ジョブはカラーMFP104と
白黒MFP105に同じジョブが送られる。但し、送ら
れる順序は、カラーMFP、白黒MFPの順で時間をず
らして送ってもよいし、2つのMFPに同時に送っても
構わない。
【0068】このとき、S101でジョブの自動分割に
設定されていれば(S101/YES)、次にサンプリ
ング周期の設定を行う(S102)。但し、サンプリン
グの設定はプロパティキー1314内部で事前に行う。
例えば、100画素×100ラインに1ポイントの割合
でサンプリングすれば、サンプリング時間は1/100
00で済む。もし、400dpiの画像であれば、0.
25inch(=6.35mm)周期の格子単位でサン
プリングすると、レターサイズ(11inchx8.5
inch)の用紙で1500ポイント近くサンプリング
することになり、カラー/白黒の何れであるかはある程
度判定できる。
【0069】次に、ジョブを受け取ったカラーMFP1
04のPDL部205は、ジョブに含まれるページを順
次ラスタライズ展開処理(RIP)し、RIP後の画像
をページ単位、色成分(CMYK)毎に半導体メモリ6
05に格納する。格納された画像は、そこでCPU60
3によりカラー/白黒判定が行われる。判定は、半導体
メモリ605内の各サンプルポイントに、黒(K)以外
の成分(CMY成分)があるか否かを判断して行われ
る。
【0070】まず、半導体メモリ605に記録されるペ
ージから最初のページを検索する(S103)。最初の
ページが検索されると、そのページ上における最初のサ
ンプルポイントを検索し(S104)、検索したサンプ
ルポイントについてカラー/白黒判定を行う(S10
5)。このカラー/白黒判定は、サンプルポイントに黒
(K)以外の成分(CMY成分)があるかを否かを判断
している。検索したサンプルポイントは黒成分のみであ
ると判断されると(S105/YES)、次に、当該サ
ンプルポイントは、当該ページ内における最後のサンプ
ルポイントであるか否かを判断する(S106)。この
ように、当該ページ内の最後のサンプルポイントとなる
まで、黒以外の成分を含むサンプルポイントが検索され
る。
【0071】一方で、当該ページ内に1ポイントでも黒
以外の成分があると判断されると(S105/NO)、
そのページはカラーページと判定され、処理スピードを
速めるためにその時点でカラー/白黒判定を中止し、カ
ラーMFP104内部で処理される。また、このジョブ
に対して再プリントの要求が発生することが考えられる
ため、そのカラーページ番号情報は、ネットワーク10
1を経由してカラーMFP104からサーバ102に通
知され(S109)、カラーMFP104では、当該カ
ラーページの出力準備が整う(S110)。
【0072】逆に、ページ内のサンプリングポイントに
1ポイントもカラー(CMY)成分が存在しない場合に
は、そのページは白黒ページと判定され、白黒MFP1
05内部で処理される。この白黒ページの番号情報は、
ネットワーク101を経由してカラーMFP104から
サーバ102及び白黒MFP105に通知され(S11
1)、白黒MFP105では、当該白黒ページの出力準
備が整う(S112)。
【0073】また、例えば、100×100ラインに1
ポイントの割合では、カラー/白黒の判定が困難である
ならば、更にサンプリング周期を細かく設定するか、あ
るいはプロパティキー1314内部で手動分割に設定す
ることができる(S107)。この手動分割では、一例
として、ページ毎にカラーページであるか白黒ページで
あるかを予め設定しておくことができる。
【0074】手動操作により予めカラーページと白黒ペ
ージが設定されているとすると、次に、その設定内容か
らページ毎にカラーページであるか否かが判断される
(S108)。判断対象となったページがカラーページ
であると判断されると(S108/YES)、再度、こ
のジョブに対してプリント要求が発生する可能性を考慮
して、そのカラーページ番号情報がネットワーク101
を経由してカラーMFP104からサーバ102に通知
される(S109)。この通知が終わると、カラーMF
P104では当該カラーページの出力準備が整う(S1
10)。
【0075】また、判断対象となったページが白黒ペー
ジであると判断されると(S108/NO)、カラーM
FP104は、白黒MFP105に当該白黒ページの番
号情報を通知するとともに、再プリントの要求が発生す
る可能性を考慮してサーバ102にも当該白黒ページ番
号情報を通知する。白黒MFP105は、カラーMFP
104からの通知を受けると、当該白黒ページの出力準
備が整う(S112)。
【0076】以上に説明したカラー/白黒判定やページ
出力に関わる処理は、ジョブキャンセルの割り込みが入
らなければ、処理中のページが最終ページであるか否か
の判断が行われて(S113)、最終ページまで繰り返
される。
【0077】<第1の実施形態> 〔印字領域〕次に、本発明の第1の実施形態における印
字領域について、図15を用いて説明する。1401
は、カラーMFP104における印字領域であり、14
02は、白黒MFP105における印字領域である。分
散印刷時のカラーMFP104及び白黒MFP105の
印字領域としては、印字領域1401と印字領域140
2のAND領域1403、即ち、出力原稿上において両
印字領域1401、1402が重複する領域1403が
設定されている。これにより、分散印刷の際に、カラー
MFP104、白黒MFP105のどちらから原稿が出
力されても、印字領域1403は、印字領域1401、
1402のいずれにも含まれる領域であるため、画像が
欠けることなく印刷結果を得ることが可能となる。
【0078】〔印字領域設定手段〕印字領域の設定は、
図16のように、PPD(PostScript Printer Descript
ion:PostScriptプリンタ記述)ファイル15
01内で行われる。PPDファイル1501内における
1502が各出力用紙サイズおける印字領域の定義であ
る。ユーザは、サーバ102又はクライアント103上
で出力用紙サイズ毎に、図15の1403や図17の1
603のような分散印刷時における印字領域を設定する
ことができる。また、PDDファイル1501には、こ
の他、サーバ102又はクライアント103の機能に関
する情報が含まれ、PDDファイル1501は、プリン
タドライバ1301とともにカラーMPF104及び白
黒MPF105の印刷動作を制御する。
【0079】<第2の実施形態>上記第1の実施形態で
は、分散印刷時における印字領域として、カラーMFP
104の印字領域1401と白黒MFP105の印字領
域1402のAND領域を使用したが、本実施形態で
は、図17に示すように、印字領域1401と印字領域
1402のOR領域1603、即ち印字領域1401と
印字領域1402の双方を含む領域1603が分散印刷
時における印字領域として設定されている。
【0080】これにより、分散印刷時における印字領域
1603には、印字領域1401又は印字領域1402
に対して余る領域があるため、カラーMFP104又は
白黒MFP105から出力される画像の一部が欠ける可
能性がある。しかし、カラーMFP104、白黒MFP
105における印字領域1401、1402を最大限に
活用することができる。
【0081】<第3の実施形態>上記第1の実施形態で
は、分割印刷時の印字領域をAND領域1403として
設定し、第2の実施形態では、分割印刷時の印字領域を
OR領域1603として設定した。本発明は、さらに第
3の実施形態として、分散印刷時の印字領域として上記
AND領域1403と上記OR領域1603のいずれか
を選択可能とするように構成することもできる。その印
字領域の選択手段(印刷領域選択手段)は、例えば、プ
リンタドライバ1301等に分散印刷時における印字領
域を選択するための設定項目を追加することで実現可能
である。これにより、ユーザは、各印字領域1403、
1603の利点を考慮した印字領域の選択が可能とな
る。
【0082】上述した実施形態における印刷領域設定手
段、印刷領域選択手段などの機能を実現するべく各種の
デバイスを動作させるように、該各種デバイスと接続さ
れた装置内のコンピュータに対し、上記実施形態の機能
を実現するためのソフトウェアのプログラムコードを供
給し、その装置のコンピュータ(CPUあるいはMP
U)に格納されたプログラムに従って上記各種デバイス
を動作させることによって実施したものも、本発明の範
疇に含まれる。
【0083】また、この場合、上記ソフトウェアのプロ
グラムコード自体が上述した実施形態の機能を実現する
ことになり、そのプログラムコード自体、およびそのプ
ログラムコードをコンピュータに供給するための手段、
例えばかかるプログラムコードを格納した記録媒体は本
発明を構成する。かかるプログラムコードを記憶する記
録媒体としては、例えばフレキシブルディスク、ハード
ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−RO
M、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を
用いることができる。
【0084】また、コンピュータが供給されたプログラ
ムコードを実行することにより、上述の実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードがコン
ピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティング
システム)あるいは他のアプリケーションソフト等と共
同して上述の実施形態の機能が実現される場合にもかか
るプログラムコードは本発明の実施形態に含まれること
は言うまでもない。
【0085】さらに、供給されたプログラムコードがコ
ンピュータの機能拡張ボードやコンピュータに接続され
た機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された後、そ
のプログラムコードの指示に基づいてその機能拡張ボー
ドや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の
一部または全部を行い、その処理によって上述した実施
形態の機能が実現される場合にも本発明に含まれること
は言うまでもない。
【0086】
【発明の効果】本発明によれば、印字領域設定手段によ
り、複数の印刷装置による各印字領域が重複する領域を
分散印刷時における印刷領域として設定することができ
る。そのため、分散印刷時の印字領域は各印刷装置の印
刷領域に含まれることになり、分散印刷の際は、どの印
刷装置から印刷出力されても出力画像に欠けた箇所のな
い印刷結果を得ることが可能となる。
【0087】また、本発明によれば、印字領域設定手段
により、複数の印刷装置による各印字領域を含む領域を
分散印刷時における印刷領域として設定することができ
る。そのため、分散印刷時の印刷領域は各印刷装置の印
刷領域から余る領域を有することになり、その分、出力
画像に欠落する部分が生じる可能性があるが、各印刷装
置の印刷領域を最大限に活かした印刷出力が可能とな
る。
【0088】さらに、本発明によれば、印字領域設定手
段により、上記2つの印字領域を分割印刷時における印
字領域として設定し、印字領域選択手段で上記2つの印
字領域のいずれかを分割印刷時の印字領域として選択す
ることができる。そのため、分散印刷の際に画像が欠け
ることない印刷を行うか、各印刷装置における印字領域
を最大限に活かした印刷を行うかを適宜選択することが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】分割印刷の動作を説明するためのシステム構成
図である。
【図2】MFP(Multi Function Peripheral:マルチ
ファンクション周辺機器)を機能的に示したブロック構
成図である。
【図3】MFPのスキャナ部の内部構成を一側面から示
した断面図である。
【図4】MFPのIP部を機能的に示したブロック構成
図である。
【図5】MFPのFAX部を機能的に示したブロック構
成図である。
【図6】MFPのNIC部を機能的に示したブロック構
成図である。
【図7】MFPのコア部を機能的に示したブロック構成
図である。
【図8】MFPのPWM部を機能的に示したブロック構
成図である。
【図9】カラーMFPのプリンタ部の内部構成を一側面
から示した断面図である。
【図10】白黒MFPのプリンタ部の内部構成を一側面
から示した断面図である。
【図11】MFPのディスプレイ部を機能的に示したブ
ロック構成図である。
【図12】MFPのフィニッシャ部の内部構成を一側面
から示した断面図である。
【図13】プリンタドライバによる表示画面の具体例を
示した図である。
【図14】カラー/白黒判定動作の流れを示したフロー
チャートである。
【図15】各MFPの印字領域と分散印刷時の印字領域
との関係を示した図である。
【図16】分散印刷時における印字領域を設定するPP
Dファイルを示した図である。
【図17】他の実施形態における各MFPの印字領域と
分散印刷時の印字領域との関係を示した図である。
【図18】従来技術における分散印刷時の印字領域と、
その印字領域による欠点を説明するための図である。
【符号の説明】
104 カラーMFP 105 白黒MFP 1401 カラーMFPの印字領域 1402 白黒MFPの印字領域 1403 分散印刷時の印字領域(AND領域) 1501 PDDファイル 1603 分散印刷時の印字領域(OR領域)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C061 AP01 AP07 AQ06 AR01 AS02 HJ06 HR07 2C087 AA09 AA15 AB01 AB05 AB08 AC08 BA03 BA08 BB10 BD46 CA03 CA05 CB13 CB17 5B021 AA01 EE02 KK04 LE01

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の印刷装置にジョブを分散させた印
    刷処理を制御する印刷制御装置において、 前記複数の印刷装置による各印字領域が重複する領域
    を、分散印刷時における印刷領域として設定する印刷領
    域設定手段を有することを特徴とする印刷制御装置。
  2. 【請求項2】 複数の印刷装置にジョブを分散させた印
    刷処理を制御する印刷制御装置において、 前記複数の印刷装置による各印字領域を全て含む領域
    を、分散印刷時における印刷領域として設定する印刷領
    域設定手段を有することを特徴とする印刷制御装置。
  3. 【請求項3】 複数の印刷装置にジョブを分散させた印
    刷処理を制御する印刷制御装置において、 前記複数の印刷装置による各印字領域が重複する領域、
    又は、前記複数の印刷装置による各印字領域を含む領域
    を、分散印刷時における印刷領域として設定する印刷領
    域設定手段と、 該印刷領域設定手段が設定する前記2つの領域のいずれ
    かを分散印刷時の印字領域として選択する印字領域選択
    手段と、 を有することを特徴とする印刷制御装置。
  4. 【請求項4】 複数の印刷装置にジョブを分散させた印
    刷処理を制御する印刷制御方法において、 前記複数の印刷装置による各印字領域が重複する領域
    を、分散印刷時における印刷領域として設定する手順を
    有することを特徴とする印刷制御方法。
  5. 【請求項5】 複数の印刷装置にジョブを分散させた印
    刷処理を制御する印刷制御方法において、 前記複数の印刷装置による各印字領域を含む領域を、分
    散印刷時における印刷領域として設定する手順を有する
    ことを特徴とする印刷制御方法。
  6. 【請求項6】 複数の印刷装置にジョブを分散させた印
    刷処理を制御する印刷制御方法において、 前記複数の印刷装置による各印字領域が重複する領域、
    又は、前記複数の印刷装置による各印字領域を含む領域
    を、分散印刷時における印刷領域として設定する手順
    と、 設定された前記2つの領域のいずれかを分散印刷時の印
    字領域として選択する手順と、 を有することを特徴とする印刷制御方法。
  7. 【請求項7】 請求項1〜3の何れか1項に記載の各手
    段としてコンピュータを機能させるためのプログラムを
    記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な
    記録媒体。
  8. 【請求項8】 請求項4〜6の何れか1項に記載の印刷
    制御方法の処理手順をコンピュータに実行させるための
    プログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読
    み取り可能な記録媒体。
  9. 【請求項9】 請求項1〜3の何れか1項に記載の各手
    段としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
  10. 【請求項10】 請求項4〜6の何れか1項に記載の印
    刷制御方法の処理手順をコンピュータに機能させるため
    のプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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