JP2002326177A - 電子部品実装装置 - Google Patents

電子部品実装装置

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JP2002326177A
JP2002326177A JP2001133630A JP2001133630A JP2002326177A JP 2002326177 A JP2002326177 A JP 2002326177A JP 2001133630 A JP2001133630 A JP 2001133630A JP 2001133630 A JP2001133630 A JP 2001133630A JP 2002326177 A JP2002326177 A JP 2002326177A
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suction
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Masafumi Hisataka
将文 久高
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/74Apparatus for manufacturing arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and for methods related thereto
    • H01L2224/75Apparatus for connecting with bump connectors or layer connectors
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    • H01L2224/80Methods for connecting semiconductor or other solid state bodies using means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected
    • H01L2224/81Methods for connecting semiconductor or other solid state bodies using means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected using a bump connector

Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業時間を短縮しつつ、電子部品支持部材か
らの電子部品のピックアップを正確に行うとともに、不
良品の発生を未然に防止できる電子部品実装装置を提供
する。 【解決手段】 電子部品実装装置10は、電子部品支持
部材3に配列された電子部品1を吸着仮保持するととも
に、該電子部品1を上下反転する第1の吸着保持部5a
と、前記第1の吸着保持部5aに仮保持した前記電子部
品1を吸着するとともに、前記電子部品1を被実装体7
に実装する第2の吸着保持部5bとを具備する。前記第
1及び第2の吸着保持部5a、5bは、先端に吸着手段
52を有し、且つ4つの傾斜面51を有する角錐形コレ
ットであるとともに、前記第1の吸着保持部5aの前記
傾斜面51がなす頂点角度θ1は80〜100゜であり、且つ
前記第2の吸着保持部5bの前記傾斜面51がなす頂点
角度θ2は110〜130゜である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、IC、LSI等の
半導体素子、SAWデバイスなどの圧電体素子、薄膜抵
抗部品、薄膜コンデンサ等の電子部品を、プリントボー
ド、回路基板、容器などの被実装体に実装する電子部品
実装装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、民生用電子機器の小型軽量化に伴
い、電子機器内に実装される半導体装置の小型化・薄型
化が強く要求されるようになってきているが、通常、半
導体装置は、電子部品をリードフレーム上や基板上等に
搭載し、チップの電極とリードあるいは配線部を電気的
に接続し、樹脂等にて封止することで製造される。そし
て、半導体装置の小型薄型化するため、ワイヤボンディ
ングを用いた実装方式に代えて、電子部品の表面にバン
プを形成してなる電子部品を用い、バンプを被実装体で
あるプリント基板等の回路パターンの電極に、ボンディ
ングする実装方法が多用されるようになってきている。
【0003】上述の実装装置としては、電子部品の実装
面と反対の面を吸着する保持部を有する電子部品実装装
置にて、電子部品が配列された電子部品支持部材などの
粘着シートから電子部品を剥がして、電子部品の実装面
と反対面で吸着を行い、プリトボードなどの被実装体に
実装していた(特開平11―459056号公報、特開
平11―135574号公報など)。
【0004】図3は、従来の電子部品実装装置の動作過
程を示す図である。
【0005】図において、電子部品支持部材である粘着
シート3には、電子部品1が粘着材により仮保持されて
いる。尚、電子部品1はバンプ1aが形成された実装面
1bが下を向くように、実装面と反対の面に粘着シート
3に仮保持されている。そして、粘着シート3の上方に
は、電子部品1を下方に突き下げ、粘着シート3から剥
がす突下針34が配置されている。電子部品1の下方に
は、位置決めステージ31が配置されている。また、電
子部品1を被実装体に移動、実装する吸着保持部5を有
している。
【0006】次に動作を説明する。まず、突下針34で
電子部品1の実装面1bと反対面側から押して、粘着シ
ート3から電子部品1を引き剥がす。この時、電子部品
1は、位置決めステージ31上に落下されることにな
る。即ち、位置決めステージ31上では、電子部品1の
実装面1bが下側となり、実装面と反対面が上側とな
る。尚、電子部品1を所定位置で仮保持させるために、
この位置決めステージには、吸着手段を設けておいても
よい。
【0007】次に、位置決めステージ31を、吸着保持
部5が吸着しえる位置に移動する。また、吸着保持部5
で確実に吸着できるように、位置調整を同時に行なう。
【0008】その後、吸着保持部5で位置ステージ31
上の電子部品1を吸着して、被実装体7に電子部品1の
実装を行う。
【0009】
【発明が解決しょうとする課題】上記電子部品実装装置
を用いた実装方法において、粘着シート3の下面に電子
部品1を架設するように配列させるために、粘着シート
3の粘着力を高めていた。しかし、この電子部品1を粘
着シート3から簡単に引き剥がすようにするため、UV
照射や加熱により粘着力を低下させる必要があった。
【0010】一方、粘着シート3の粘着力が低下しすぎ
ると、粘着シート3に配列した他の電子部品1までもが
位置決めステージ31に落ちてしまうという問題点があ
った。
【0011】また、突下針34で電子部品1を落とすた
め、電子部品1に当接位置がずれてしまうと、位置決め
ステージ31に正しい位置で配置することができないと
いう問題があった。
【0012】また、バンプの高さバラツキがあると、位
置決めステージ31上に電子部品1が傾いて配置されて
しまうため、吸着保持部内に電子部品が傾いてしまい、
結果として所定位置に安定して実装することが困難とな
る。
【0013】これは、粘着シート3に実装面1bが表面
に現れるように配例された電子部品1を、最終的に被実
装体7に実装する吸着保持部で、電子部品1の実装面1
bが下面側に現れるようにしなくてはならない場合、位
置決めステージ31に粘着シート3から電子部品1を落
下させることに起因した問題である。
【0014】本発明は、上述の問題点に鑑みて案出され
たものであり、その目的は、作業時間を短縮しつつ、電
子部品支持部材からの電子部品のピックアップを正確に
行うとともに、不良実装の発生を未然に防止できる電子
部品実装装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の電子部品実装装
置は、電子部品支持部材に配列された電子部品を吸着仮
保持するとともに、該電子部品を上下反転する第1の吸
着保持部と、前記第1の吸着保持部に仮保持した前記電
子部品を吸着するとともに、前記電子部品を被実装体に
実装する第2の吸着保持部とを具備する電子部品実装装
置であって、前記第1及び第2の吸着保持部は、先端に
吸着手段を有し、且つ4つの傾斜面を有する角錐形コレ
ットであるとともに、前記第1の吸着保持部の前記傾斜
面がなす頂点角度は80〜100゜であり、且つ前記第
2の吸着保持部の前記傾斜面がなす頂点角度は110〜
130゜であることを特徴とする電子部品実装装置であ
る。
【0016】また、前記第2の吸着保持部で吸着した状
態を画像認識する手段を備えている。
【作用】上述の電子部品実装装置では、以下の工程を実
施する。まず、電子部品支持部材などの粘着シートに仮
保持された電子部品を、その実装面側から第1の吸着保
持部で吸着してピックアップする工程と、この第1の吸
着保持部自身を反転し、第1の吸着保持部内に保持され
た電子部品の実装面を上方に変位させる工程と、第1の
吸着保持部内の前記電子部品を実装面と反対の面側から
第2の吸着保持部で吸着保持する工程と、第2の吸着保
持部を移動させて、電子部品をプリントボードなどの被
実装体の所定位置に実装する工程とからなる。
【0017】以上のように、電子部品を電子部品支持部
材から第1の吸着保持部でピックアップし、直接第2の
吸着保持部で受けわたしすることができるため、非常に
短時間で安定した実装が可能となる。
【0018】特に、前記第1の吸着保持部の前記傾斜面
がなす頂点角度θ1は80〜100゜であり、比較的狭
い開口角度であるため、傾斜面で形成される空間の奥行
きが深くなり、電子部品の実装面に形成したバンプなど
が存在しても、バンプを損傷されることがない。
【0019】前記第2の吸着保持部の前記傾斜面がなす
頂点角度θ2は110〜130゜であり、比較的開口角
度が浅くなる。第1の吸着保持部から第2の吸着保持部
への受け渡しの際の電子部品の移動距離が短くなり、所
定位置に安定して受け渡しが可能となる。また、この第
2の吸着保持部内に保持された状態の電子部品を画面認
識手段で確認する場合でも、浅く電子部品が保持されて
いるため、確実な認識が可能となる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の電子部品実装装置
を図面に基づいて詳説する。
【0021】図1は、本発明の電子部品実装装置の動作
を示す図である。図2は、図1の吸着保持部の吸着先端
部の断面図である。なお、既に説明した部分と同等部分
には同一符号を付す。
【0022】図において、1は電子部品、1aはバン
プ、1bは実装面であり、3は複数の電子部品1が配列
された電子部品支持部材であり、例えば、粘着シートで
ある。7はプリントポードなどの被実装体である。
【0023】また、10は電子部品実装装置、4は突上
針、5aは第1の吸着保持部、5bは第2の吸着保持
部、8aは第1の画像認識手段、8bは第2の画像認識
手段、例えばカメラである。
【0024】電子部品1の実装面1bには電極が形成さ
れており、この電極上にAuバンプ1aが形成される。
【0025】粘着シート3には、電子部品1が粘着材に
より粘着仮保持されており、該電子部品1はバンプ1a
が形成された実装面1bが上を向くように配置されてい
る。
【0026】粘着シート3の下方部分には、電子部品1
を上方に突き上げる突上針4が配置されている。また、
吸着シート3上の電子部品1の上方には第1の画像認識
手段であるカメラ8aが配置されている。
【0027】第1の吸着保持部5aは、該吸着保持部5
a自身を180°反転(上下反転)させる機構を備えて
いる。また、第2の吸着保持部5bは、第1の吸着保持
部5aから電子部品1が受けわたしするものである。ま
た、第2の吸着保持部5bの下方には、第2の吸着保持
部5bに保持された電子部品1の実装面1bを撮影でき
るように、第2の画像認識手段、例えば第2のカメラ8
bが配置されている。なお、第1、第2の画像認識手段
は、CCDカメラ等が用いられる。
【0028】粘着シート3の表面には、紫外線硬化型あ
るいは熱硬化型接着剤が塗布されており、第1の吸着保
持部5aによりピックアップするにあたり、粘着シート
3の表面にUV照射や加熱により、粘着力を低下させ、
電子部品1を剥離しやすい状態にする。
【0029】図2に示すように、第1及び第2の吸着保
持部5a、5bの先端部は、角錘コレットであり、中央
に真空引きを行うための吸着穴52が開設されており、
先端内側に4つの傾斜面51を有している。
【0030】第1及び第2の吸着保持部5a、5bの先
端部は、電子部品1の稜線部分に接する傾斜面51が形
成されており、各稜線部分が4方向で電子部品1を囲ん
でいる。例えば、第1の吸着保持部5aにおいては、電
子部品1の実装面1b側から吸着するため、第1の吸着
保持部5aの傾斜面51は、電子部品1の実装面1b側
の稜線に接する。また、第2の吸着保持部5bにおいて
は、電子部品1の実装面1bの反対の面側から吸着する
ため、第2の吸着保持部5bの傾斜面51は、電子部品
1の実装面1bと反対の面の稜線に接する。
【0031】また、第1の吸着保持部5aの傾斜面51
がなす頂点角度θ1は80〜100゜に設定さられてい
る。また、第2の吸着保持部5bの傾斜面51がなす頂
点角度θ2は110〜130゜されている。
【0032】以下、本発明の電子部品実装装置10の動
作を説明する。
【0033】電子部品1はバンプ1aが形成された実装
面1bが上方を向くように、粘着シート3表面に配列さ
れている。そして、粘着シート3を移動させてピックア
ップしようとする電子部品1の真下に突上針4が位置す
るようにする。
【0034】次に、第1の吸着保持部5aを、粘着仮保
持された電子部品1に位置を合わせし、近接させながら
吸着動作を行なう。同時に、突上針4を上昇させる。即
ち、電子部品1は突上針4先端により突上られると、電
子部品1が粘着シート3から剥がされる応力が加わる。
さらに、第1の吸着保持部5aによって吸着されている
ため、突き上げる応力とあいまって、電子部品1が第1
の吸着保持部5aに吸着されることになる。これによ
り、電子部品1は、粘着シート3より、第1の吸着保持
部5aに移動されることになる。尚、この状態では、電
子部品1の実装面1b側は、第1の吸着保持部5aの傾
斜面51で構成される空間側に位置し、第1の吸着保持
部5aの下方には、電子部品1の実装面1bと反対の面
が現れる。
【0035】次に、電子部品1を保持した第1の吸着保
持部5aは、上昇移動し、さらに、180°反転機構
(図示せず)によって反転する。これにより、第1の吸
着保持部5aの先端部は上方を向き、電子部品1の実装
面1bと反対の面が上方に現れる。
【0036】次に、第1の吸着保持部5aに保持された
電子部品1を、第2の吸着保持部5bの吸着により受け
わたしを行う。即ち、電子部品1は、第2の吸着保持部
5bの吸着力で吸引される。そして、第2の吸着保持部
5bの傾斜面51と電子部品1の実装面1bの反対面の
稜線部分が接触して、電子部品1に保持されることにな
る。即ち、第2の吸着保持部5bの下方には、電子部品
1の実装面1bが現れる。
【0037】また、安定した受けわたしを可能とするた
めに、第2の吸着保持部5bの吸引が開始されると同時
に、第1の吸着保持部5aの吸引が停止される。このこ
とにより、第1の吸着保持部5aから第2の吸着保持部
5bに電子部品1が安定して受け渡し供給されることに
なる。
【0038】なお、このときに、第2の吸着保持部5b
の傾斜面51が、電子部品1のバンプ1aと接触すること
なく、電子部品1の第2の吸着保持部5bに対する位置
を矯正することができる。
【0039】次いで、電子部品1を吸着保持した第2の
吸着保持部5bは、上昇し、被実装体7であるプリント
ボードの所定位置に移動し、その後、降下して、電子部
品1が被実装物7の所定位置に実装されることになる。
【0040】すなわち、第2の吸着保持部5bを通し
て、超音波振動を印加して、電子部品1を被実装物7の
所定位置にバンプ1aを介してバンプ接合する。
【0041】このような電子部品実装装置10によれ
ば、電子部品1が粘着仮保持された粘着シート3から、
第1の吸着保持部5aにて、電子部品1を吸着保持し、
第1の吸着保持部5aで上下反転動作後に、電子部品1
を第2の吸着保持部5bに移動させ(受け渡し)、第2
の吸着保持部5bで電子部品1を被実装物7に実装して
いる。すなわち、これらの作業を連続的に行うことがで
きるため、タクト時間を短縮できるため、作業時間を短
縮できる。
【0042】また、電子部品1を粘着シート3から直接
第1の吸着保持部5aで吸着するため、ピッチアップの
対象該の外の電子部品1がシート3から脱落したり、位
置ずれしたりすることが全くない。
【0043】本発明の第1、第2の吸着保持部5a、5
bには、その中央に吸着を行う吸着穴52を有するとと
もに、先端内面側に4つの傾斜面51を有する角錐形コ
レットである。そして、第1の吸着保持部5aの傾斜面
51のなす頂点角度θ1は80〜100゜の範囲であ
る。また、第2の吸着保持部5bの傾斜面51のなす頂
点角度θ2は110〜130゜の範囲である。
【0044】すなわち、図4(b)に示すように、電子
部品1のバンプ1aは、被実装体7との配線引き回しを
正確にするために、電子部品1の周辺付近に形成されて
いる(m=70〜150μm)。第1の吸着保持部5a
において、図4(a)に示すように、第1の吸着コレッ
ト5aの傾斜面51のなす角度θ1(例えば100°)
を越えると、電子部品1の周辺付近に形成されたバンプ
1aが損傷する恐れがある。例えば、傾斜面51のなす
角度θ1を120°にした場合、電子部品1の全数にお
いて、周辺付近に形成されたバンプ1aと傾斜面51と
が接触してバンプ1aの一部が損傷してしまう。同時に
安定した状態で第1の吸着保持部5a内に電子部品1を
保持できない。また、角度θ1が80°を下まわると、
吸着時、吸引が及ぼす範囲が狭くなり、電子部品1を粘
着シート3から安定して吸着保持することが困難とな
る。
【0045】また、第2の吸着保持部5bにおいて、図
5に示すように、第2の吸着保持部5bの傾斜面51の
角度により、電子部品1の吸着位置が相違する。例え
ば、傾斜面51のなす角度θ2が110°を下回ると、
電子部品1の垂直方向の移動距離tが大きくなり、ま
た、電子部品1が吸着保持部5bの奥方向にまで、電子
部品1が入り込み、第2の画像認識手段、例えばカメラ
8bで撮影した際に、第2の吸着保持部5b内の電子部
品1を認識できない恐れがある。例えば、傾斜面51の
なす角度θ2を90°にした場合、第2の吸着保持部5
b内に電子部品1が存在するにもかかわらず、存在しな
いと認識する検査ミスが約5%発生する。
【0046】また、角度θ2が130°を越えると、吸
着時、吸引が及ぼす範囲が広がりすぎて、第1の吸着保
持部5aに保持された電子部品1を吸着する際、電子部
品1を落下させたりするなどしてしまい、電子部品1を
安定して受け渡しができない。
【0047】これらのことから、本発明者が鋭意検討し
た結果、第1の吸着保持部5aの傾斜面51のなす頂点
角度θ1は80〜100゜の範囲にあり、第2の吸着保
持部5bの傾斜面51のなす頂点角度θ2は110〜1
30゜の範囲にあることが望ましい。
【0048】また、第1の画像認識手段8aは、突上針
4で電子部品1を突き上げる際に、電子部品1の位置決
めを行う画像処理である。一方、第2の画像認識手段8
bは、電子部品1の実装面1bを確認し、第2の吸着保
持部5b内に電子部品1が存在するか、あるいはバンプ
1aの形成の有無、電子部品1の欠け・割れ、電子部品
1表面の異物付着・インク付着・汚れ等を確認する。
【0049】これらの画像認識手段8a、8bにより、
不良品を実装することなく、リアルタイムで除去するこ
とができる。また、検査工程をボンディング工程におい
て行うので、検査のために別工程を設ける必要がなく、
生産性が向上する。
【0050】なお、本発明は上記の実施の形態例に限定
されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内
での種々の変更や改良等は何ら差し支えない。
【0051】例えば、本実施の形態では、電子部品1を
実装する装置の場合について説明したが、電子部品1と
して、ICチップ以外に、SAWデバイスなどの圧電部
品、表面実装可能な抵抗器、薄膜コンデンサ、小型回路
基板からなるハイブリッド部品なとでもよく、被実装体
7としては、プリントボード以外に、キャビティを有す
る容器体、回路基板などであってもよい。
【0052】また、本実施の形態では、第2のカメラ8
bを第2の吸着コレット5bの下側に配置していたが、
上側に配置しても良い。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
電子部品が保持された電子部品支持部材から、第1の吸
着保持部にて電子部品をピックアップし、反転処理後、
電子部品を第2の吸着保持部に受け渡しし、第2の吸着
保持部から電子部品を被実装体に実装している。即ち、
電子部品を2つの吸着保持部で直接反転受け渡しするた
め、作業時間を短縮しつつ、電子部品支持部材からの電
子部品のピックアップを正確に行うことができ、被実装
体の所定位置に簡単に実装することができる。
【0054】また、第1及び第2の吸着保持部が4つの
傾斜面を有する角錐形コレットであり、第1の吸着保持
部の傾斜面のなす頂点角度は80〜100゜であるた
め、電子部品の周辺付近に形成されたバンプが損傷する
ことがなく、また、安定した吸着が可能となる。一方、
第2の吸着保持部5bの傾斜面のなす頂点角度は110
〜130゜の範囲であるため、第2の吸着保持部の傾斜
面が、電子部品の垂直方向の移動距離が小さくなり、画
像認識手段により電子部品の実装面を確実に認識するこ
とができ、且つ第1の吸着保持部に保持した電子部品を
安定して吸着できる。
【0055】従って、作業時間を短縮しつつ、電子部品
支持部材からの電子部品のピックアップを正確に行うと
ともに、不良実装の発生を未然に防止できる電子部品実
装装置となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子部品実装装置及びその動作を示す
図である。
【図2】本発明の吸着保持部を示す、(a)は、先端部
の断面図及び(b)は、その平面図である。
【図3】従来の電子部品実装装置の動作を示す図であ
る。
【図4】(a)は、第1の吸着保持部が電子部品を吸着
した状態を示す断面図であり、(b)は電子部品の実装
面側の平面図である。
【図5】第2の吸着コレットが電子部品を吸着した状態
を示す断面図である。
【符号の説明】
10 電子部品実装装置 1 電子部品 1a バンプ 1b 実装面 3 電子部品支持部材 4 突上針 5a 第1の吸着保持部 5b 第2の吸着保持部 51 傾斜面 52 吸着穴 7 被実装体 8a 第1の画像認識手段 8b 第2の画像認識手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子部品支持部材に配列された電子部品
    を吸着仮保持するとともに、該電子部品を吸着した状態
    で上下反転する第1の吸着保持部と、 前記第1の吸着保持部に仮保持した前記電子部品を吸着
    するとともに、前記電子部品を被実装体に実装する第2
    の吸着保持部とを具備する電子部品実装装置であって、 前記第1及び第2の吸着保持部は、先端に吸着手段を有
    し、且つ4つの傾斜面を有する角錐形コレットであると
    ともに、 前記第1の吸着保持部の前記傾斜面がなす頂点角度は8
    0〜100゜であり、 且つ前記第2の吸着保持部の前記傾斜面がなす頂点角度
    は110〜130゜であることを特徴とする電子部品実
    装装置。
  2. 【請求項2】 前記第2の吸着保持部で吸着した状態を
    画像認識する手段を備えたことを特徴とする請求項1記
    載の電子部品実装装置。
JP2001133630A 2001-04-27 2001-04-27 電子部品実装装置 Pending JP2002326177A (ja)

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