JP2002323245A - 建物換気システムおよび居室換気装置 - Google Patents

建物換気システムおよび居室換気装置

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JP2002323245A JP2001127499A JP2001127499A JP2002323245A JP 2002323245 A JP2002323245 A JP 2002323245A JP 2001127499 A JP2001127499 A JP 2001127499A JP 2001127499 A JP2001127499 A JP 2001127499A JP 2002323245 A JP2002323245 A JP 2002323245A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 屋根裏空間の直下となる居室を換気でき、
かつ省エネルギー化を十分に図ることができる建物換気
システムおよび居室換気装置を提供すること。 【解決手段】各居室27〜29から屋根裏空間30への
排気を行う建物内部排気口27A,28A,29Aと、
屋根裏空間30から建物10外部への排気を行う建物外
部排気口31,32とを備える。各建物内部排気口27
A,28A,29Aには、それぞれ居室換気装置40が
設けられ、これらの居室換気装置40は、居室27〜2
9内の空気を屋根裏空間30に強制的に排出する。この
ため、屋根裏空間30内の空気は、各居室27〜29か
ら排出された空気によって、各排気口31,32から建
物10の外部へと押し出される。従って、屋根裏空間3
0を介して居室27〜29の換気ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物換気システム
および居室換気装置に関する。
【0002】
【背景技術】近年、省エネルギーの観点から、高気密、
高断熱の建物が注目されている。このような建物の開口
部を構成する建具等としては、気密性の高いものを使用
するため、開口部等の隙間から屋外の空気は屋内には入
りにくい。このため、このような高気密高断熱の建物の
換気を行う場合には、建物内の居室空間の空気を一括し
て集め、居室空間に導入しようとする外部空気との間で
熱交換を行った後、居室内の空気を屋外に排出するセン
トラル換気システムが利用されている(特許第3059
683号公報参照)。このようなセントラル換気システ
ムは、熱交換を行うので、居室内の熱損失を極力少なく
することができ、省エネルギー上好ましい。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、夏季に
おいては、屋根に注がれた強烈な日差しによって、屋根
裏空間の温度がかなり上昇するため、屋根裏空間の直下
となる居室は、屋根裏空間内の高温の空気により、下階
の居室に比べて著しく暑くなる。従って、屋根裏空間の
直下となる居室内の空気を冷却する目的で、セントラル
換気装置の送風量を増加させたりするものの、効率よく
冷却できないという問題を生じていた。また、冷房装置
を使用して、屋根裏空間の直下となる居室を十分に冷却
しても、熱効率上必ずしも良くなく、省エネルギー化を
図れないという問題も生じていた。
【0004】本発明の目的は、屋根裏空間の直下となる
居室を換気でき、かつ省エネルギー化を十分に図ること
ができる建物換気システムおよび居室換気装置を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の建物換気システ
ムは、複数の居室27〜29と、これらの複数の居室2
7〜29の上部に形成される屋根裏空間30とを有する
建物10の内部を換気する建物換気システムであって、
各居室27〜29から屋根裏空間30への排気を行う建
物内部排気口27A,28A,29Aと、屋根裏空間3
0から建物10外部への排気を行う建物外部排気口3
1,32とを備え、各建物内部排気口27A,28A,
29Aには、それぞれ居室換気装置40が設けられ、こ
れらの居室換気装置40は、居室27〜29内の空気を
屋根裏空間30に強制的に排出することを特徴とするも
のである。
【0006】本発明によれば、居室換気装置が建物内部
排気口に設置され、この居室換気装置により各居室内の
空気が強制的に屋根裏空間に送られるので、元々屋根裏
空間内に存在していた空気が、各居室から送られてきた
空気によって、建物外部排気口を介して建物の外部へと
押し出される。このため、屋根裏空間を介して各居室内
を換気できる。従って、例えば、夏季において屋根に注
がれた強烈な日差しによって屋根裏空間の温度がかなり
上昇したとしても、屋根裏空間には高温の空気が籠もら
ないので、屋根裏空間の直下となる各居室内が必要以上
に暑くなることを防止できる。つまり、各居室内を冷却
する際に、送風量を増加させる等の特別な対応を必要と
しないから、省エネルギー化を十分に図ることができ
る。なお、本発明の建物換気システムにおいて、各居室
への吸気手段としては、居室内の圧力低下に伴って、窓
等から自然と吸気を行うものや、居室に吸気口を設けて
強制的に吸気を行うもの等を採用できる。また、居室ご
とに居室換気装置を設けるので、各居室の使用状況や温
度状況に応じて、適宜換気具合を調節でき、余分なエネ
ルギーの使用を抑えることができる。
【0007】ここで、居室換気装置40は、居室27〜
29内の空気を当該装置40内部に吸入する吸気口45
と、当該装置40内部の空気を居室27〜29へと排出
する循環口46と、居室27〜29内の空気を強制的に
循環させる循環手段とを有することが好ましい。このよ
うな場合には、居室換気装置に、前述したような屋根裏
空間を介して居室内を換気する換気機能に加えて、循環
手段すなわち、吸気口から装置内部に居室内の空気を吸
入し、循環口から装置内部の空気を居室へと排出する手
段によって、居室内の空気を循環させる循環機能を付加
できる。このため、例えば、冷房装置を使用して居室内
を冷却する場合には、居室換気装置を、サーキュレータ
ーとして使用することで、居室内を効率よく、かつ均一
に冷却でき、省エネルギー化を図ることができる。
【0008】さらに、居室換気装置40の下部には、吸
気口45および循環口46が設けられ、吸気口45およ
び循環口46は、居室27〜29に露出し、居室換気装
置40において吸気口45および循環口46を除く本体
部分は、屋根裏空間30に配置されることが好ましい。
ここで、居室換気装置の本体部分とは、例えば、この居
室換気装置が箱状である場合において内部に収納された
装置本体等が含まれる部分であり、この居室換気装置の
ほとんどの部分、つまりは、少なくとも居室換気装置の
半分以上の部分を示すものである。このような構成によ
れば、居室換気装置の大部分が屋根裏空間に配置される
ので、居室換気装置のほとんどが居室に露出して設置さ
れる場合に比べて、居室換気装置の設置部分、つまりは
居室の天井部分の意匠性を確保できる。
【0009】本発明の居室換気装置40は、居室27〜
29と、この居室27〜29の上部に形成される屋根裏
空間30とを有する建物10における居室27〜29を
換気する居室換気装置40であって、居室27〜29に
は、居室27〜29から屋根裏空間30への排気を行う
建物内部排気口27A,28A,29Aが形成され、居
室27〜29に面する吸気口45と、居室27〜29に
面する循環口46と、屋根裏空間30に面する排気口4
7と、吸気口45から居室27〜29内の空気を強制的
に吸入し、かつこの吸入した空気を排気口47または循
環口46から強制的に排出する排気手段43と、吸気口
45で吸入した空気の排出先を排気口47および循環口
46のいずれか一方に切替え可能な切替手段53とを備
えるとともに、建物内部排気口27A,28A,29A
に設置されることを特徴とするものである。
【0010】本発明によれば、建物内部排気口に設置し
た居室換気装置の排気手段が、居室内の空気を吸気口か
ら強制的に吸入し、この吸入した空気を排気口または吸
気口から排出する。このため、排気手段が、吸入した空
気を排気口から排出する場合には、居室内の空気を屋根
裏空間に排出して、居室内を換気できる。従って、例え
ば、夏季において屋根に強烈な日差しが注がれて、屋根
裏空間の温度がかなり上昇したとしても、屋根裏空間に
は高温の空気が籠もらないので、屋根裏空間の直下とな
る居室内が必要以上に暑くなることを防止できる。つま
り、居室内を冷却する際に、送風量を増加させる等の特
別な対応を必要としないから、省エネルギー化を十分に
図ることができる。一方、排気手段が、吸入した空気を
循環口から排出する場合には、居室内の空気を再び居室
に戻して、居室内の空気を循環させることができる。こ
のため、例えば、冷房装置を使用して居室内を冷却する
場合には、サーキュレーターとして使用することで、居
室内を効率よく、かつ均一に冷却でき、省エネルギー化
を図ることができる。さらに、切替手段によって、吸入
した空気の排出先を排気口と循環口のいずれかに切替え
可能としたので、居室内の空気の循環機能または居室内
の換気機能のいずれかを適宜選択して、各機能を自由に
実施できる。また、吸気口、排気口および循環口が一つ
の居室換気装置に組み込まれているので、これらの吸気
口、排気口および循環口を接続するためのダクト等を不
要にでき、居室換気装置の設置作業やメンテナンス作業
の負担を軽減できる。
【0011】ここで、吸気口45から循環口46へと流
れる空気の経路には、エアフィルタ52Bが取り付けら
れていることが好ましい。このような構成によれば、エ
アフィルタによって、吸気口から吸入された空気に含ま
れる塵埃等が除去される。このため、排気手段は、吸入
した空気を清浄な空気に替えて居室に排出でき、居室内
の空気を清浄にできる。
【0012】さらに、本発明の居室換気装置40は、そ
の下部には、吸気口45および循環口46が設けられ、
吸気口45および循環口46は、居室27〜29に露出
し、吸気口45および循環口46を除く本体部分は、屋
根裏空間30に配置されることが好ましい。ここで、居
室換気装置の本体部分とは、例えば、この居室換気装置
が箱状である場合において内部に収納された装置本体等
が含まれる部分であり、この居室換気装置のほとんどの
部分、つまりは、少なくとも居室換気装置の半分以上の
部分を示すものである。このような構成によれば、居室
換気装置の大部分が屋根裏空間に配置されるので、居室
換気装置のほとんどが居室に露出して設置される場合に
比べて、居室換気装置の設置部分、つまりは居室の天井
部分の意匠性を確保できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図
1、図2に基づいて説明する。図1は、本発明に係る建
物換気システムにより換気を行う建物10を示す縦断面
図である。また、図2は、建物10に設置された本発明
に係る居室換気装置40を示す拡大縦断面図である。図
1に示すように、建物10は、居室空間20と、この居
室空間20の上部に設けられる屋根裏空間30とを備え
る。
【0014】居室空間20は、一階居室空間21と、そ
の一階居室空間21の上階である二階居室空間22と、
これらの一階居室空間21および二階居室空間22にま
たがる吹き抜け空間としての階段空間23とを備える。
【0015】一階居室空間21は、台所24と、居間2
5と、台所24および居間25の間にあって、各空間2
4,25間を連絡する一階通路空間26とを備える。台
所24の壁面には、建物10の外部と繋がる屋外吸気口
24Aが設けられている。この屋外吸気口24Aを介し
て、建物10の外部から台所24への吸気が可能となっ
ている。また、居間25の壁面には、建物10の外部と
繋がる屋外吸気口25Aが設けられている。この屋外吸
気口25Aを介して、建物10の外部から居間25への
吸気が可能となっている。
【0016】二階居室空間22は、台所24の上階であ
る寝室27と、居間25の上階である寝室28と、各寝
室27,28の間にあって寝室27,28間を連絡し、
かつ一階通路空間26の上階である二階通路空間29と
を備える。寝室27,28の天井面には、屋根裏空間3
0へと繋がる建物内部排気口としての寝室排気口27
A,28Aが設けられている。また、二階通路空間29
の天井面には、屋根裏空間30へと繋がる建物内部排気
口としての通路空間排気口29Aが設けられている。階
段空間23は、一階通路空間26と、二階通路空間29
との上下階層間にまたがっており、各通路空間26,2
9間の行き来が可能となっている。
【0017】また、各居室24,25,27,28と各
通路空間26,29とは、ドア24B,25B,27
B,28Bを介して、出入りが可能である。ドア24
B,25B,27B,28Bの下側には、隙間24C,
25C,27C,28Cが形成されており、その隙間2
4C,25C,27C,28Cを介して、各空間24〜
29間を空気が流通できるようになっている。なお、ド
ア24B,25B,27B,28Bには、積極的に空気
を流通させるための通気口が形成されてもよいし、さら
に、この通気口が、隙間24C,25C,27C,28
Cの代わりとなっていてもよい。
【0018】一方、屋根裏空間30は、各寝室27,2
8および二階通路空間29の天井面と、屋根11とによ
って囲まれる空間である。屋根11の棟近傍12には、
建物外部排気口である棟近傍排気口31が形成されてい
る。さらに、屋根11の軒下13には、建物外部排気口
である軒下排気口32が2つ形成されている。これらの
棟近傍排気口31および軒下排気口32を介して、屋根
裏空間30から建物10の外部への排気が可能である。
また、棟近傍排気口31の上側には、雨水等の浸入を防
止する目的で、棟包材31Aが取り付けられ、建物10
の屋根面に沿って、屋根裏空間30の空気は排出され
る。
【0019】このような構成の建物10の内部を換気す
るために、本発明に係る建物換気システムは、以下のよ
うな構成を採用する。本発明に係る建物換気システム
は、寝室排気口27A,28Aと、通路空間排気口29
Aと、棟近傍排気口31と、軒下排気口32と、排気口
27A,28A,29Aにそれぞれ設置される3つの居
室換気装置40と、屋外吸気口24A,25Aとを備え
て構成される。
【0020】居室換気装置40は、図2に示すように、
筐体41と、この筐体41の内部に収納される排気手段
としてのファン43と、このファン43の駆動を制御す
る制御装置44とを備え、下面側が各居室27〜29に
露出し、本体部分を構成するファン43が屋根裏空間3
0に位置するように設置される。
【0021】筐体41の左右側面の下側には、吸気口4
5がそれぞれ形成され、筐体41の下面には、循環口4
6が形成され、筐体41の上面には、排気口47が形成
されている。そして、これらの吸気口45および循環口
46は各居室27〜29に面し、一方、排気口47は屋
根裏空間30に面している。排気口47には、図示しな
い電磁シャッターが取り付けられており、ファン43が
停止している時には、この電磁シャッターによって排気
口47は閉じられ、居室27〜29の気密が保たれてい
る。一方、ファン43が作動している時には、ファン4
3の作動開始とともに、排気による風圧により排気口4
7が開口されるようになっている。
【0022】ファン43は、強制的に空気を吸入して排
出するファン本体51と、このファン本体51に一体的
に形成され、かつ循環口46および排気口47に繋がる
ダクト52と、このダクト52の内部にあって、ファン
本体51からの空気の排出先を循環口46および排気口
47のいずれか一方に切替え可能な切替手段としてのダ
ンパ53とを備える。
【0023】ファン本体51は、ファンの羽根の回転軸
方向から、筐体41内の空気を取り入れ、回転接線方向
に空気を排出するシロッコファンである。ダクト52
は、ファン本体51の空気排出部分に一体的に形成され
るとともに、循環口46側および排気口47側に二股に
分岐するダクト本体52Aと、循環口46側に分岐した
ダクト本体52Aの先端部分に設置されるエアフィルタ
52Bとを備える。なお、排気口47側に分岐したダク
ト本体52Aの先端部分は、排気口47に取り付けられ
ている。
【0024】エアフィルタ52Bは、ファン本体51か
ら、ダクト本体52Aを介して、排出される空気中の塵
埃を除去する空気清浄装置であり、ダクト本体52Aか
ら循環口46に向かって、その断面積が大きくなるよう
な略四角錐状に形成されている。そして、このエアフィ
ルタ52Bの先端部分である四角錐の底面部分は、循環
口46に取り付けられている。
【0025】ダンパ53は、制御装置44の操作によっ
て、回転軸53Aを中心にして回動し、排出先を循環口
46とする場合には、図中の実線で示す位置Xとなり、
排出先を排気口47とする場合には、図中の破線で示す
位置Yとなるように設定されている。
【0026】つまり、ダンパ53の位置を位置Xとした
場合には、ファン43によって、吸気口45を介して吸
入された居室27〜29内の空気が、循環口46から再
び元の居室27〜29に戻されるため、この結果、各居
室27〜29内の空気が循環することとなり、いわゆる
サーキュレーターとして機能する(循環機能)。従っ
て、本発明に係る居室換気装置40を構成する循環手段
は、ファン43と、制御装置44と、吸気口45と、循
環口46とを含んで構成される。
【0027】一方、ダンパ53の位置を位置Yとした場
合には、ファン43によって、吸気口45を介して吸入
された居室27〜29内の空気が、排気口47から屋根
裏空間30に排出される。そして、屋根裏空間30に排
出されたこれらの空気によって、屋根裏空間30内部の
圧力が高くなるので、その圧力を元に戻すために、屋根
裏空間30内部の空気は、棟近傍排気口31および軒下
排気口32を介して、建物10の外部へと排出される。
従って、各居室27〜29の空気を屋根裏空間30を介
して建物10外部に排出する換気装置として機能する
(換気機能)。
【0028】制御装置44は、居室換気装置40の内部
側にある制御部44Aと、各居室27〜29の壁面等に
取り付けられる操作スイッチ44Bとを備え、制御部4
4Aおよび操作スイッチ44Bは電気配線により繋がっ
ている。制御部44Aは、操作スイッチ44Bの操作に
よって、ダンパ53の位置や、ファン43の駆動状態を
制御する。ここで、ファン43の駆動状態とは、駆動を
行うかどうかや駆動時の送風量等のことである。
【0029】次に、本発明に係る建物換気システムを用
いて、建物10全体を換気する場合について説明する。
まず、操作スイッチ44Bを操作して、制御部44Aに
よりファン43を駆動させる。すると、ダンパ53の位
置が位置Yとなり、図中の矢印101,102に示すよ
うに、各居室27,28,29内の空気は、各排気口2
7A,28A,29Aを介して、屋根裏空間30内に排
出される。この際、図1中の矢印103に示すように、
二階通路空間29の空気の一部が、ドア27B,28B
の隙間27C,28Cを介して、各寝室27,28に流
入したり、逆に、各寝室27,28内の空気が、二階通
路空間29に流入する。そして、屋根裏空間30内に排
出された空気は、矢印104に示すように、棟近傍排気
口31および軒下排気口32を介して、建物10の外部
へと排出される。
【0030】このため、各居室27〜29には、このよ
うにして屋根裏空間30へと流出した空気を補うよう
に、各居室27〜29に繋がっている階段空間23内の
空気が流入することになる。この際、各寝室27,28
の空気の一部が、ドア27B,28Bの隙間27C,2
8Cを介して、二階通路空間29に流入し、また逆に、
二階通路空間29内の空気が、各寝室27,28に流入
する。
【0031】これらの空気の流通に連鎖して、この階段
空間23に繋がる一階通路空間26の空気は、階段空間
23に流れる。さらに、この一階通路空間26に繋がる
台所24および居間25の空気は、矢印105に示すよ
うに、ドア24B,25Bの隙間24C,25Cを介し
て、一階通路空間26に流れることになる。
【0032】このように建物10内の空気が、建物10
の外部へと排出されると、建物10内の気圧を維持する
ために、矢印106に示すように、建物10の外部から
外気が流入してくる。つまり、台所24および居間25
の壁面に形成された屋外吸気口24A,25Aを介し
て、建物10内に外気が入ってくることになる。
【0033】従って、結果として、屋外吸気口24A,
25Aから台所24および居間25内に流入する空気
は、ドア24B,25Bの隙間24C,25Cから一階
通路空間26へと流れ、階段空間23および二階通路空
間29を介して、そのほとんどが通路空間排気口29A
から屋根裏空間30へと流れる。
【0034】一方、二階通路空間29内の一部の空気
は、ドア27B,28Bの隙間27C,28Cから各寝
室27,28へと流れ、寝室排気口27A,28Aを介
して、屋根裏空間30へと流れる。この際、二階通路空
間29内の一部の空気は、各寝室27,28内の空気と
入れ替えられている。続いて、屋根裏空間30の空気
が、前述のように建物10の外部へと排出される。以上
のようにして、建物10全体が換気される。
【0035】このような本実施形態によれば、以下のよ
うな効果がある。 (1)建物10に寝室排気口27A,28A、通路空間排
気口29A、棟近傍排気口31、軒下排気口32を形成
し、各居室27〜29の排気口27A,28A,29A
に居室換気装置40を設置したので、排気口27A,2
8A,29Aから吸入された居室27〜29内の空気
を、屋根裏空間30を介して、棟近傍排気口31、およ
び軒下排気口32から建物10の外部へと排出できる。
このため、各居室27〜29を換気できるとともに、屋
根裏空間30も換気できる。
【0036】(2)ドア24B,25B,27B,28B
に隙間24C,25C,27C,28Cを設けたので、
各空間24,25,27,28と通路空間26,29と
の間で空気の流通ができ、つまりは各階層において空気
を流通できる。また、建物10内に、吹き抜け空間とし
ての階段空間23を設けたので、階層間における空気の
流通もできる。従って、居室空間20全体の空気の流通
ができ、居室空間20全体を換気できる。
【0037】(3)屋根裏空間30内の空気を建物10の
外部へと排出できるため、例えば、夏季において屋根に
強烈な日差しが注がれて屋根裏空間30内の温度がかな
り上昇したとしても、屋根裏空間30内には高温の空気
が籠もらないので、屋根裏空間30の直下である各居室
27〜29内が必要以上に暑くなることを防止できる。
つまり、各居室27〜29内を冷却する際に、送風量を
増加させる等の特別な対応を必要としないから、省エネ
ルギー化を十分に図ることができる。
【0038】(4)居室27〜29毎に居室換気装置40
を設けたので、各居室27〜29の使用状況や温度状況
に合わせて、適宜換気具合等を調節でき、余分なエネル
ギーの使用を抑えることができる。なお、建物内の換気
システムとしては、二階通路空間29等の共有空間に、
比較的出力の大きな換気装置を1台設置して、居室空間
20全体をまとめて換気することも考えられるが、前記
実施形態のように、居室27〜29毎に居室換気装置4
0を設置しても、各居室27〜29に設置する居室換気
装置40を前述の換気装置よりも小さなものにでき、こ
の結果、3台あわせた消費電力と前述の換気装置の消費
電力とを同じにでき、エネルギ使用量の増加とはならな
い。
【0039】(5)各居室27〜29には、ファン43、
制御装置44、吸気口45、および循環口46からなる
循環手段を設けたので、各居室27〜29内の空気を循
環させることができる。このため、例えば、冷房装置を
使用して居室27〜29内を冷却する場合には、居室2
7〜29内を効率よく、かつ均一に冷却でき、省エネル
ギー化を図ることができる。なお、暖房装置を使用して
居室27〜29内を暖める場合も同様な効果を奏するこ
とができる。
【0040】(6)居室換気装置40のほとんどの部分が
屋根裏空間30に位置するように、各居室27〜29の
天井面に居室換気装置40を設置したので、居室換気装
置40のほとんどが居室27〜29内に露出する場合に
比べて、居室27〜29の天井面の意匠性を確保でき
る。さらに、居室換気装置40のほとんどが屋根裏空間
30に位置するので、例えば、居室27〜29の天井面
に勾配が形成されていても、居室換気装置40を設置で
きる。
【0041】(7)換気装置40を筐体としたので、取り
付け枠を組んで、居室27〜29側から取り付けるだけ
で、簡単に換気装置40を設置できる。このため、居室
27〜29のリフォームにも対応できる。また、一つの
居室換気装置40に吸気口45、排気口47および循環
口46を組み込んだので、これらの吸気口45、排気口
47および循環口46を接続するためのダクト等を不要
にでき、居室換気装置40の設置作業やメンテナンス作
業の負担を軽減できる。
【0042】(8)ダンパ53により、吸入した空気の排
出先を排気口47と循環口46のいずれかに切替え可能
としたので、居室27〜29内の空気の循環機能または
居室27〜29内の換気機能のいずれかを適宜選択し
て、各機能を自由に実施できる。
【0043】(9)循環口46にエアフィルタ52Bを取
り付けたので、吸気口45から吸入した空気中の塵埃等
を除去して、清浄な空気を居室27〜29に排出でき
る。このため、居室27〜29内の空気を清浄にでき
る。
【0044】(10)排気口47に、使用時のみ開口される
電磁シャッターを設けたので、不使用時における居室2
7〜29内の気密を保つことができる。このため、建物
10外部の空気が、居室27〜29内に浸入することを
防止できる。
【0045】(11)建物10の屋根軒下13に軒下排気口
32を形成したので、この排気口32が下方を向いてい
ることから、建物10内への雨水等の浸入を防止でき
る。
【0046】(12)屋根軒下13は、屋根裏空間30の縁
側であるので、居室換気装置40によって居室27〜2
9から屋根裏空間30に送られた空気は、比較的屋根裏
空間30の全体を通って建物10の外部へと排出され
る。このため、屋根裏空間30内に籠もったままの空気
が少なくなるから、より一層熱効率を向上させることが
できる。
【0047】(13)屋根11の棟近傍12に棟近傍排気口
31を設けたので、屋根裏空間30に排出される居室2
7〜29内の高温の空気は、自然に屋根11の棟側に向
かって上昇するので、建物10の外部への排出が容易と
なる。なお、この排気口31の上側には、棟包材31A
を設けたので、雨水等の浸入を防止できる。
【0048】(14)建物10の内外間の換気を行う屋外吸
気口24A,25Aを設けたので、この屋外吸気口24
A,25Aを介して、居室空間20内に外気を導入でき
る。このため、居室空間20および屋根裏空間30の換
気ができる。
【0049】(15)ファン43は、シロッコファンとした
ので、比較的小型で低騒音である。このため、居住者
は、比較的騒音等に悩まされることが少ないから、快適
に生活できる。
【0050】なお、本発明は、前記実施の形態に限定さ
れるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での
変形、改良等は本発明に含まれるものである。例えば、
前記実施形態において、居室空間20を、階段空間23
や通路空間26,29を有する2階建てとしたが、これ
に限らず、いわゆる平屋や3階建て以上のものとしても
よい。この際、居室空間20内の間取りも、前記実施形
態には限定されない。また、前記実施形態において、屋
根裏空間30の直下には3つの居室27〜29を設けた
が、その数は複数個であれば任意でよい。この際、各居
室には、それぞれ居室換気装置が設置されればよい。つ
まり、建物は、複数個の居室と、これらの居室の上部に
形成される屋根裏空間とを備えて構成されればよい。
【0051】建物外部排気口を形成する位置は、軒下や
棟近傍だけでなく、それ以外の場所に形成されてもよ
い。ただし、軒下に形成される場合には、雨水やゴミ等
の浸入を防止できる利点がある。一方、棟近傍に形成さ
れる場合には、温められた空気を効果的に排出できる利
点がある。なお、建物外部排気口には、金網やフィルタ
等が取り付けられることが好ましく、このようにすれば
建物内部への虫や鳥獣類等の浸入を防止できる。
【0052】前記実施形態において、ファン43を、シ
ロッコファンとしたが、例えば、軸流ファンや斜流ファ
ン等の他のファンであってもよいし、ブロワであっても
よい。
【0053】前記実施形態において、操作スイッチ44
Bは、使用者によって操作されていたが、これに限ら
ず、例えば、操作スイッチ44Bに温度センサを設置し
て、居室27〜29内の温度上昇等に合わせて、自動的
にスイッチが入って作動するようになっていてもよい。
具体的には、通常使用の際には、ダンパ53が実線の位
置Xに位置して、居室換気装置40がサーキュレーター
として機能し、一方、温度が上昇した際には、ダンパ5
3が破線の位置Yに位置して、居室換気装置40が換気
装置として機能するように設定すればよい。このように
すれば、わざわざ操作スイッチ44Bを操作しなくて
も、自動的にファン43が駆動するので、操作の手間を
省くことができる。このため、居室27〜29内の温度
上昇等を気にする必要がなく快適である。この際には、
制御部44Aと操作スイッチ44Bとが一体となってい
てもよい。このような場合には、前述の電気配線が不要
となり、コストの抑制が可能である。
【0054】前記実施形態においては、ダンパ53を回
動させて、その位置変化により、換気機能と循環機能と
を切り替えていたが、例えば、使用する機能に合わせ
て、排気口47または循環口46のいずれかを閉じたり
開いたりして切り替えるような構成としてもよい。要す
るに、切替手段は、換気機能と循環機能とを切り替え可
能に構成すればよい。
【0055】前記実施形態において、居室換気装置40
には、循環口46やダンパ53等からなる循環手段を設
けて、各居室27〜29の空気を循環させる循環機能を
備えたが、必要がなければ、特に設けなくてもよい。た
だし、前記実施形態の方が、居室27〜29内の温度を
均一化でき、より一層省エネルギー化を図ることができ
る利点がある。
【0056】前記実施形態において、居室換気装置40
の本体部分を構成するファン43が屋根裏空間30とな
るように居室換気装置40を設置したが、これに限ら
ず、そのほとんどが居室27〜29内に露出するように
設置してもよい。ただし、前記実施形態の方が、設置部
分における意匠性を向上できる利点がある。
【0057】前記実施形態において、循環口46にエア
フィルタ52Bを設置したが、これに限らず、吸気口4
5に設置してもよい。つまり、吸気口45と循環口46
との間に設置すればよい。なお、このように居室換気装
置40には、エアフィルタ52Bを設けたが、必要がな
ければ、特に設けなくてもよい。ただし、居室27〜2
9内の空気を清浄できる利点がある。
【0058】前記実施形態において、3つの居室27〜
29に居室換気装置40を設けたが、例えば、2つの居
室28,29に居室換気装置40を設け、残りの1つの
居室27に居室換気装置40を設けないような構成とし
てもよい。要するに、居室27〜29の用途やコストに
合わせて、必要な居室空間28,29にだけ居室換気装
40を設置すればよい。この際、例えば、寝室27の寝
室排気口27Aと、二階通路空間29に設置した居室換
気装置40とをダクトで接続可能とするようにして、二
階通路空間29に設置した居室換気装置40に居室27
内の換気および循環を兼用させてもよい。
【0059】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、居室換
気装置によって、各居室内の空気が強制的に屋根裏空間
に送られるので、元々屋根裏空間内に存在していた空気
は、建物外部排気口を介して建物の外部へと押し出され
る。このため、屋根裏空間を介して各居室を換気できる
という効果がある。従って、夏季において屋根に注がれ
た強烈な日差しによって屋根裏空間の温度がかなり上昇
したとしても、屋根裏空間には高温の空気が籠もらない
ので、屋根裏空間の直下となる各居室内が必要以上に暑
くなることを防止できる。つまり、各居室内を冷却する
際に、送風量を増加させる等の特別な対応を必要としな
いから、省エネルギー化を十分に図ることができるとい
う効果がある。
【0060】請求項2に記載の発明によれば、前述のよ
うな屋根裏空間を介する換気機能に加えて、いわゆるサ
ーキュレーターとしての循環手段により、居室内の空気
を循環させることができるという効果がある。
【0061】請求項3に記載の発明によれば、居室換気
装置の大部分が屋根裏空間に配置されるので、居室換気
装置のほとんどが居室に露出して設置される場合に比べ
て、居室換気装置の設置部分、つまりは居室の天井部分
の意匠性を確保できるという効果がある。
【0062】請求項4に記載の発明によれば、排気手段
が、居室内の空気を吸気口から強制的に吸入し、この吸
入した空気を排気口または循環口から排出するため、吸
入した空気を排気口から排出する場合には、居室内の空
気を屋根裏空間に排出して、居室内を換気できるという
効果がある。一方、吸入した空気を循環口から排出する
場合には、居室内の空気を再び居室に戻して、居室内の
空気を循環させることができ、居室内の温度を均一にで
き、冷却時や暖房時における省エネルギー化を図ること
ができるという効果がある。
【0063】請求項5に記載の発明によれば、吸気口か
ら吸入した空気がエアフィルタを通過する際に、この空
気中の塵埃等が除去されるので、居室内の空気を清浄に
できるという効果がある。
【0064】請求項6に記載の発明によれば、居室換気
装置の大部分が屋根裏空間に配置されるので、居室換気
装置のほとんどが居室に露出して設置される場合に比べ
て、居室換気装置の設置部分、つまりは居室の天井部分
の意匠性を確保できる。という効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施形態の換気システムを利用す
る建物を示す縦断面図である。
【図2】前記実施形態の建物の要部を示す拡大縦断面図
である。
【符号の説明】
10 建物 27,28 居室である寝室 27A,28A 建物内部排気口である寝室排気口 29 居室である二階通路空間 29A 建物内部排気口である通路空間排気口 30 屋根裏空間 31 建物外部排気口である棟近傍排気口 32 建物外部排気口である軒下排気口 40 居室換気装置 43 排気手段であるファン 45 吸気口 46 循環手段を構成する循環口 47 排気口 52B エアフィルタ 53 切替手段であるダンパ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2E001 DB02 FA04 FA06 FA17 NA02 NA04 NC02 ND11 ND26 ND27 3L058 BD00 BE08 BG01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の居室と、これらの複数の居室の上
    部に形成される屋根裏空間と、を有する建物の内部を換
    気する建物換気システムであって、 前記各居室から前記屋根裏空間への排気を行う建物内部
    排気口と、 前記屋根裏空間から前記建物の外部への排気を行う建物
    外部排気口と、を備え、 前記各建物内部排気口には、それぞれ居室換気装置が設
    けられ、 居室換気装置は、前記居室内の空気を前記屋根裏空間に
    強制的に排出することを特徴とする建物換気システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の建物換気システムにお
    いて、 前記居室換気装置は、前記居室内の空気を当該装置内部
    に吸入する吸気口と、当該装置内部の空気を前記居室へ
    と排出する循環口と、前記居室内の空気を強制的に循環
    させる循環手段と、を有することを特徴とする建物換気
    システム。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の建物換気システムにお
    いて、 前記居室換気装置の下部には、前記吸気口および前記循
    環口が設けられ、 前記吸気口および前記循環口は、前記居室に露出し、 前記居室換気装置において前記吸気口および前記循環口
    を除く本体部分は、前記屋根裏空間に配置されることを
    特徴とする建物換気システム。
  4. 【請求項4】 居室と、この居室の上部に形成される屋
    根裏空間とを有する建物における前記居室を換気する居
    室換気装置であって、 前記居室には、前記各居室から前記屋根裏空間への排気
    を行う建物内部排気口が形成され、 前記居室に面する吸気口と、前記居室に面する循環口
    と、前記屋根裏空間に面する排気口と、前記吸気口から
    前記居室内の空気を強制的に吸入し、かつこの吸入した
    空気を前記排気口または前記循環口から強制的に排出す
    る排気手段と、前記吸気口で吸入した空気の排出先を前
    記排気口および前記循環口のいずれか一方に切替え可能
    な切替手段とを備えるとともに、前記建物内部排気口に
    設置されることを特徴とする居室換気装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の居室換気装置におい
    て、 前記吸気口から前記循環口へと流れる空気の経路には、
    エアフィルタが取り付けられていることを特徴とする居
    室換気装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の居室換気装置におい
    て、 下部には、前記吸気口および前記循環口が設けられ、 前記吸気口および前記循環口は、前記居室に露出し、 前記吸気口および前記循環口を除く本体部分は、前記屋
    根裏空間に配置されることを特徴とする居室換気装置。
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