JP4675663B2 - 常時換気併用の小屋裏排熱システム - Google Patents

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Description

本発明は、小屋裏排熱システムに関する。
従来より、図4(イ)に示すように、陸屋根51では、外壁側に小屋裏52と連通する複数の換気口53,53が設けられ、これら換気口53,53を通じた自然換気により小屋裏52が換気されるようになされたものが提供されており、また、図4(ロ)に示すように、勾配屋根54では、軒部に給気口55が設けられると共に、棟部に排気口56が設けられ、温度差上昇を利用した自然換気で小屋裏57が換気されるようになされたものが提供されている。
しかしながら、いずれの換気も自然任せであり、大きな風量を期待できないため、夏季には、小屋裏52,57がかなりの高温になってしまう。特に、陸屋根51の場合は、換気の駆動力として、高さによる温度差換気を小屋裏57において期待できないため、小屋裏換気量が小さく、熱気がこもりやい。一方、常時換気は、風量が小さいため、夏季に室内に熱気をこもらせやすいという問題がある。
本発明は、上記のような問題点に鑑み、夏季に、小屋裏の熱気を効果的に外に排出することができると共に、室内の熱気も効果的に排出することができ、しかも、それを簡素なシステム構成で実現することができる小屋裏排熱システムを提供することを課題とする。
上記の課題は、ファンと、室内空気吸込み口と、常時換気用の吹出し口、小屋裏に開口する小屋裏吹出し口と、該小屋裏吹出し口を開閉するダンパーとを備えた換気装置が小屋裏に設置され、
該換気装置の常時換気用の吹出し口はダクトによって建物の排気口に接続され、
前記ダンパーが閉じることで、室内空気吸込み口を通じて吸い込まれた室内空気が、常時換気用吹出し口、ダクト、排気口を通じて屋外に排出され、
ダンパーが開くことで、室内空気吸込み口を通じて吸い込まれた室内空気が、小屋裏吹出し口からダクトレスで小屋裏に吹き出し、小屋裏に備えられている換気口を通じて小屋裏の空気が屋外に排出されるようになされていることを特徴とする常時換気併用の小屋裏排熱システムによって解決される。
このシステムでは、常時換気用吹出し口がダクトで排気口に接続されて常時換気を行う換気装置に対して、ダンパーで開閉されダクトレスで小屋裏に開口する小屋裏吹出し口を備えさせたものであるから、小屋裏吹出し口がダクトレスで小屋裏に開口することにより、室内から吸い込まれる空気を大風量で小屋裏に送り込むことが容易になり、夏季に、ダンパーを開にすることによって、室内の熱気を小屋裏に効果的に排出することができると共に、小屋裏の熱気を換気口を通じて効果的に外に排出することができる。
しかも、一つの換気装置に、常時換気機能と小屋裏排熱機能を併せもたせて、ファンや室内空気吸込み口を共有する構成にしているから、それを簡素なシステム構成で実現することができる。
上記の小屋裏排熱システムにおいて、前記ファンが、ダンパー閉時の低回転数運転モードと、ダンパー開時の高回転数運転モードとの切換えを行えるものからなっている場合は、小屋裏吹出し口がダクトレスで直接小屋裏に開口していることとの組み合わせで、夏季に、ダンパーを開にしてファンを高回転数運転モードにすることにより、室内から吸い込まれる空気をより大きな風量で小屋裏に送り込むことができ、小屋裏の熱気をより一層効果的に外に排出することができると共に、室内の熱気も室外により一層効果的に排出することができる。
また、上記の小屋裏排熱システムにおいて、小屋裏が陸屋根の小屋裏であり、前記換気装置の小屋裏吹出し口が上向きに開口している場合は、小屋裏吹出し口を通じて小屋裏に吹き出す空気が陸屋根の屋根下地の下面に当たって全方向に気流を分散することができて、小屋裏の排熱を効率良く行うことができる。
本発明の小屋裏排熱システムは、以上のとおりのものであるから、夏季に、小屋裏の熱気を効果的に外に排出することができると共に、室内の熱気も効果的に排出することができ、しかも、それを常時換気を併用することで簡素なシステム構成により実現することができる。
次に、本発明の実施最良形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図3に示す小屋裏排熱システムは、陸屋根1の小屋裏2に適用した場合のもので、図1に示すように、小屋裏2には、外壁側に面して小屋裏換気用の自然換気による複数の換気口3が設けられると共に、換気装置4が設置されている。
該換気装置4は、図1(ロ)に示すように、ファン5を内部に収容したケース6に、室内空気吸込み口7と、常時換気用吹出し口8、小屋裏2に開口する小屋裏吹出し口9とが設けられており、常時換気用吹出し口8はダクト10によって建物の排気口11に接続され、また、小屋裏吹出し口9は、ダンパー12で開閉されて、ダンパー12を開くと、ダクトレスで小屋裏2に上を向いて開口するようになされており、また、ファン5は、ダンパー12が閉である時の低回転数運転モードと、ダンパー12が開である時の高回転数運転モードとの切換えを行えるものからなっている。更に、室内空気吸込み口7は、ケース6の下面側に設けられ、ダクトレスで室内13に開口している。
そして、冬季や中間期には、図3(イ)に示すように、換気装置4のダンパー12を閉じ、ファン5を低回転数運転モードにすると、室内13が低風量で常時換気され、小屋裏2は換気口3,3による自然換気によって換気され、夏季には、図3(ロ)に示すように、換気装置4のダンパー12を開いて小屋裏吹出し口9を小屋裏2に開き、ファン5を高回転数運転モードにすると、室内13から吸い込まれる空気が大きな風量となって小屋裏2に送り込まれ、室内13の熱気が小屋裏2に効果的に排出され、小屋裏2の熱気も換気口3,3を通じて効果的に排出されるようになされている。
上記の小屋裏排熱システムは、オンオフのスイッチ操作で、ダンパー12の切換えと、ファン5の運転モードの切換えとが行われるようになされていてもよいが、本実施形態では、切換えが自動で行われるようになされている。即ち、小屋裏2に温度センサー14が設置され、制御部15において、図2(イ)に示すように、センサー14によって小屋裏温度が読み込まれる(ステップS1)と、その温度が所定の設定値、例えば30°Cに達したか否かが判断され(ステップS2)、達していれば、ダンパー12を開き、ファン5を高回転数運転モードにする制御を図示しないダンパー駆動部とファン駆動部に対して行い(ステップS3)、達していなければ、ダンパー12を閉じ、ファン5を低回転数運転モードにする制御をダンパー駆動部とファン駆動部に対して行う(ステップS4)動作がなされる。
なお、温度センサー14は、建物内部の空調の行われない例えば廊下に設置したり、あるいは、給気ダクト内に設置したり、屋外に設置し、それぞれの場合について設定した設定温度に基づいて、上記の同様の制御が行われるようになされていてもよい。
このように、上記の小屋裏排熱システムによれば、常時換気用吹出し口8がダクト10で排気口11に接続されて常時換気を行う換気装置4に対して、ダンパー12で開閉されダクトレスで小屋裏2に開口する小屋裏吹出し口9を備えさせたものであるから、小屋裏吹出し口9がダクトレスで小屋裏2に開口することにより、室内13から吸い込まれる空気を大風量で小屋裏2に送り込むことが容易になり、本実施形態では、ファン5が、ダンパー閉時の低回転数運転モードと、ダンパー開時の高回転数運転モードとの切換えを行えるものからなっていることも加わって、夏季に、ダンパー12を開にし、ファン5を高回転数運転モードにすることによって、室内13の熱気を小屋裏2に効果的に排出することができると共に、小屋裏2の熱気を換気口3を通じて効果的に外に排出することができる。
しかも、一つの換気装置4に、上記のように常時換気機能と小屋裏排熱機能を併せもたせ、ファン5や室内空気吸込み口7を共有する構成にしているから、それを簡素なシステム構成で実現することができる。
そして、本実施形態では、この小屋裏排熱システムを陸屋根の小屋裏に適用し、換気装置4の小屋裏吹出し口9が上向きに開口するようにしているので、小屋裏吹出し口9を通じて小屋裏2に吹き出す空気を陸屋根1の屋根下地の下面に当てて、全方向に気流を分散することができ、陸屋根1の小屋裏2の排熱を効率良く行うことができる。
図2(ロ)は、換気装置の変形例を示すもので、小屋裏吹出し口9が小屋裏2において真上に開口するようにケース6の形態を設計したもので、ダンパー12は小屋裏吹出し口9の内方に隠れるようにして備えられている。この構造によれば、小屋裏吹出し口9から吹き出す空気をより一層均等に分散することができ、小屋裏2の排熱効率をより一層高いものにすることができ。
以上に、本発明の実施形態を示したが、本発明はこれに限られるものではなく、発明思想を逸脱しない範囲で各種の変更が可能である。例えば、上記の実施形態では小屋裏排熱システムを陸屋根の小屋裏に適用した場合を示したが、勾配屋根などのその他の屋根の小屋裏に対しても適用することができる。
また、上記の実施形態では、換気装置4に備えられるファン5が低回転数運転モードと高回転数運転モードとの切換えを行えるものからなっているが、小屋裏吹出し口9をダクトレスで小屋裏2に開口させるようにした作用によりダンパー12を開くだけで、充分の風量の吹出しを小屋裏に対して行うことができるような場合は、回転数固定のファンが用いられてもよい。
図(イ)は実施形態の小屋裏排熱システムを示す正面図、図(ロ)は換気装置部分の要部拡大正面図である。 図(イ)は制御のフローチャート図、図(ロ)は換気装置の例を示す正面図である。 図(イ)は冬季、中間期におけるシステムの作動状態を示す正面図、図(ロ)は夏季におけるシステムの作動状態を示す正面図である。 図(イ)及び図(ロ)はそれぞれ、従来の小屋裏換気システムを示す正面図である。
符号の説明
1…陸屋根
2…小屋裏
3…換気口
4…換気装置
5…ファン
7…室内空気吸込み口
8…常時換気用吹出し口
9…小屋裏吹出し口
10…ダクト
11…排気口
12…ダンパー
13…室内

Claims (3)

  1. ファンと、室内空気吸込み口と、常時換気用の吹出し口、小屋裏に開口する小屋裏吹出し口と、該小屋裏吹出し口を開閉するダンパーとを備えた換気装置が小屋裏に設置され、
    該換気装置の常時換気用の吹出し口はダクトによって建物の排気口に接続され、
    前記ダンパーが閉じることで、室内空気吸込み口を通じて吸い込まれた室内空気が、常時換気用吹出し口、ダクト、排気口を通じて屋外に排出され、
    ダンパーが開くことで、室内空気吸込み口を通じて吸い込まれた室内空気が、小屋裏吹出し口からダクトレスで小屋裏に吹き出し、小屋裏に備えられている換気口を通じて小屋裏の空気が屋外に排出されるようになされていることを特徴とする常時換気併用の小屋裏排熱システム。
  2. 前記ファンが、ダンパー閉時の低回転数運転モードと、ダンパー開時の高回転数運転モードとの切換えを行えるものからなっている請求項1に記載の常時換気併用の小屋裏排熱システム。
  3. 小屋裏が陸屋根の小屋裏であり、前記換気装置の小屋裏吹出し口が上向きに開口している請求項1又は2に記載の常時換気併用の小屋裏排熱システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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