JP3946546B2 - 換気構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、セントラル換気方式により建物内部の複数の部屋を換気する換気構造に関する。
【0002】
【背景技術】
図8は、セントラル換気方式により建物内部の複数の部屋を換気する、従来の換気構造が適用された建物の概略模式図を示すものである(特開2000−329395号公報の図7)。
従来の換気構造におけるセントラル換気装置100は、1階の天井部分に大型の換気ユニット本体110を1台設置して、建物内に設けられた全ての部屋を換気するものである。
すなわち、セントラル換気装置100は、1階の天井裏部分つまり2階の床下部分に設置された強制的に空気の流れを形成する1台の大型の換気ユニット本体110と、建物の外部の新鮮な空気を部屋内に取り入れるために建物の外部から換気ユニット本体110に連通する外気導入配管120と、この外気導入配管120から導入された空気を換気ユニット本体110を介して建物の部屋内に供給する外気供給配管130,150,140とを備えている。
【0003】
外気供給配管は、1階の各部屋に空気を供給するための1階用外気供給配管130と、2階の各部屋に空気を供給するための2階用外気供給配管140と、この2階用外気供給配管140と1階用外気供給配管130とを連結する縦配管150とから構成されている。
また、セントラル換気装置100は、部屋内の空気を換気ユニット本体110に回収するために1階天井の略中央から換気ユニット本体110に向かって通ずる1本の内気回収配管160と、この内気回収配管160により部屋内から回収された空気を屋外に排出するために屋外と換気ユニット本体110との間に通ずる内気排出配管170とを備えている。
【0004】
このようなセントラル換気装置100を用いた換気構造によれば、屋外の新鮮な空気が、建物内の各部屋内に吹き出して、各部屋内を通って建物1階の略中央から回収されるので、風量が少なくとも、各部屋内の隅々までくまなく換気ができるという効果がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記した従来のセントラル換気装置100は、各部屋に外気を供給するための外気供給配管130,140や1階と2階との配管の間を連結するための縦方向に延びる縦配管150を形成しなければならず、配管の設置コストが増大するという問題がある。
また、従来の換気構造では、各部屋に供給された空気を回収する内気回収配管160は1本しかないので、建物全体の換気量を増減することはできても、特定の部屋のみを集中的に換気することはできず、特に換気を必要とする部屋に合わせて換気量を増やすと、空調された空気を大量に排出することになり、熱エネルギーのロスが大きく空調負荷が増大するという問題がある。
【0006】
本発明の目的は、低コストで設置でき、空調負荷を増大させずに特定の部屋を集中的に換気できる換気構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の換気構造は、次の構成を採用する。
本発明を図面を参照して説明すると、請求項1に記載の換気構造は、建物1内に設けられた換気ユニット10で複数の部屋の換気を行う換気構造であって、前記換気ユニットは、換気ユニット本体11と、屋外の空気を前記換気ユニット本体に導入する外気導入路12と、導入された外気を建物内部に供給する単一の外気供給路13と、この外気供給路に連結された外気供給口16と、建物内部の空気を前記換気ユニット本体に回収する単一の内気回収路15と、この内気回収路に連結された内気回収口17と、前記換気ユニット本体に回収された内気を屋外に排出する内気排出路14とを有し、
前記換気ユニット本体は、前記建物内の共用空間1Gまたは共用空間に隣接する1つの部屋の天井裏で、かつ前記共用空間と前記1つの部屋とを区分けする壁に近接して設置され、前記外気供給路および前記内気回収路の一方は、前記換気ユニット本体からその直下の天井を貫通した貫通開口で構成され、他方は、前記換気ユニット本体から前記壁を貫通した貫通開口で構成され、前記外気供給口は、前記共用空間に開口され、前記内気回収口は、前記共用空間に隣接した1つの部屋に開口され、前記複数の部屋はそれぞれ前記共用空間に連通可能とされ、かつ、前記複数の部屋のうち少なくとも1つは、部屋の内気を屋外に排出可能な個別排出路18を備えていることを特徴とする。
【0008】
なお、ここで、「外気導入路、外気供給路、内気回収路および内気排出路」とは、所定長さを有する管で構成されたものに限らず、開口のみで構成された管を有しないものも含まれる。
また、「単一の」とは、実質的に単一の意であり、その全長に亘って1本の管で構成されるものに限らず、部屋内側端部近傍で枝分かれすることにより、1つの部屋に複数の端部開口が設けられているものや、複数の部屋に各々端部開口が設けられているものも含まれる。
また、「共用空間」とは、原則としては、複数の部屋に連通する空間を意味し、例えば、廊下やホール、階段等が挙げられる。また、「共用空間とは異なる空間」とは、所定の広さに区切られた空間を意味し、リビングルームや寝室、書斎、キッチン等の居室は当然に含まれ、それら以外にも、浴室や洗面所、トイレ、納戸等が含まれる。
【0009】
この発明によれば、屋外の新鮮な空気は、外気導入路を通じて換気ユニット本体に導入された後、単一の外気供給路を通じて外気供給口から建物内部に供給される。供給された外気は、外気供給口が開口した空間と連通した各部屋へ供給される。一方、建物内部の空気は、その一部が単一の内気回収路を通じて換気ユニット本体に回収されるとともに、回収されなかった残りの内気は、個別排出路を通じて屋外に排出される。
よって、外気供給口と各部屋とが連通し、各部屋の内気は個別排出路によって個別に排出されるから、各部屋内の隅々までくまなく換気ができるとともに、各部屋と換気ユニット本体との間のダクト配管が不要なので、換気ユニットの設置コストを低減できる。また、換気ユニット本体は、外気供給口が開口する共用空間に接して設置されているため、換気ユニット本体から外気供給口までのダクト配管を短くできるので、さらに換気ユニットの設置コストを低減できる。
また、換気ユニットの運転量を上げることで、各部屋の個別排出路からの排出量は変わらずに、外気供給量および内気回収路を通じての排出量が増加する。従って、各部屋の空調された内気を大量に排出することがないので、熱エネルギーのロスを抑え空調負荷を増大させずに内気回収口が開口した空間の換気を集中的に行うことができる。
また、共用空間に隣接する1つの部屋に内気回収口を設けたことで、換気ユニット本体と内気回収口とを近づけられ、それらの間のダクト配管を短くできるので、さらに換気ユニットの設置コストを低減できる。また、内気回収口を特に換気を行いたい1つの部屋に設けたので、この部屋で発生する湿気やにおい、たばこの煙、調理の煙等を速やかに排出することができ、結露やかび、においの染み着き等を防止し、快適な居住空間を容易に実現できる。
さらに、換気ユニット本体を天井裏に収納したので、換気ユニット本体が天井裏に隠蔽され、部屋内から見えないため、部屋の内観を良好にできる。また、外気供給路または内気回収路を換気ユニット本体からその直下の天井を貫通して設けたので、それらをダクト等で形成した場合に比べ、外気供給路または内気回収路の長さを短くできるから、換気ユニットの設置コストをさらに低減できる。
そして、換気ユニット本体を共用空間と1つの部屋とを区分けする壁に近接して設置し、この壁を貫通して外気供給路または内気回収路は設けられるので、それらをダクト等で形成した場合に比べ、外気供給路または内気回収路の長さを短くできるから、換気ユニットの設置コストをさらに低減できる。
【0010】
請求項2に記載の換気構造は、請求項1に記載の換気構造において、前記換気ユニット本体は、前記共用空間の天井裏に設置され、前記外気供給路は、前記換気ユニット本体からその直下の天井を貫通した貫通開口で構成され、前記内気回収路は、前記換気ユニット本体から前記壁を貫通した貫通開口で構成されていることを特徴とする。
【0011】
請求項3に記載の換気構造は、請求項1に記載の換気構造において、前記換気ユニット本体は、前記共用空間に隣接する1つの部屋の天井裏に設置され、前記外気供給路は、前記換気ユニット本体から前記壁を貫通した貫通開口で構成され、前記内気回収路は、前記換気ユニット本体からその直下の天井を貫通した貫通開口で構成されていることを特徴とする。
【0013】
請求項4に記載の換気構造は、請求項1から請求項3のいずれかに記載の換気構造において、前記共用空間は、廊下またはホール1Gであることを特徴とする。
この発明によれば、外気供給路に連結される外気供給口を廊下やホールに設けることで、供給された外気が廊下やホールに連通する各部屋に容易に流れ込むので、各部屋を確実に換気でき、換気ユニットの運転効率を向上できる。
【0014】
請求項に記載の換気構造は、請求項1から請求項4のいずれかに記載の換気構造において、前記1つの部屋は、リビングルーム1Aであることを特徴とする。
この発明によれば、内気回収口をリビングルームに設けたことで、リビングルームに人が多く集まった際に、換気ユニットの運転量を上げれば、内気回収路を通じての排出量を増加することができるので、人の呼気やたばこの煙等を速やかに排出し、快適な居住空間を実現できる。
【0015】
請求項に記載の換気構造は、請求項1から請求項5のいずれかに記載の換気構造において、前記換気ユニット本体11は、前記内気回収路15を通じて回収された内気と前記外気導入路12を通じて導入された外気との間で熱交換を行う熱交換機能19を備えていることを特徴とする。
ここで、「熱交換」には、屋外に排出される空気と建物内部に供給される空気とを直接混合させることなく、顕熱と潜熱を同時に交換する全熱交換式のものや顕熱のみを交換する顕熱交換式のものが含まれる。なお、顕熱とは、相変化や化学変化を伴わずに温度変化だけに消費される熱をいい、潜熱とは、主に空気中の水分が温度を変えずに相変化した際に消費される熱をいう。
【0016】
この発明によれば、換気ユニット本体に回収された内気は、換気ユニット本体内部において、外気導入路を通じて導入された外気と熱交換を行った後、屋外に排出される。例えば、建物内部を暖房した状態において、建物内部から回収された暖かい内気は、熱交換により熱が吸収され、その吸収された熱は、屋外から導入された冷たい外気に加えられる。これにより、建物内部には、屋外より温度を上げられた外気が供給されることとなる。一方、建物内部を冷房した状態において、屋外から導入された暖かい外気は、熱交換により熱が吸収され、この吸収された熱は、建物内部から回収された冷たい内気に加えられる。これにより、建物内部には、屋外より温度を下げられた外気が供給されることとなる。
したがって、内気回収路を通じて換気ユニット本体に回収された内気と、外気導入路を通じて導入された外気との間で熱交換を行うことにより、適切な温度に調節された外気を建物内に供給できるから、快適な居住空間を実現できる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳しく説明する。
図1ないし図4に、本発明の第1実施形態に係る換気構造を示し、図5ないし図7に、本発明の第2実施形態に係る換気構造を示すが、各実施形態において同一構成要素は同一符号とし説明を省略あるいは簡略化する。
【0018】
〔第1実施形態〕
図1には、第1実施形態に係る換気構造が適用された建物としての一戸建て住宅1の断面図が示されている。
住宅1は、断熱性能および気密性能に優れた2階建の高断熱・高気密住宅であって、住宅1の1階および2階の複数の部屋の換気を行う換気ユニット10を備えている。
換気ユニット10は、1階のホール1Gの天井裏21に設置される換気ユニット本体11と、1階の天井裏21に配設され屋外または建物内部に連通する筒状の配管12,14とを備えている。
【0019】
換気ユニット10の配管は、住宅1の外部の空気(外気)を建物内部に導入するために、住宅1の屋外から換気ユニット本体11まで延び、屋外空間と換気ユニット本体11とを連通する外気導入路としての外気導入配管12と、住宅1の内部の空気(内気)を建物外部に排出するために、換気ユニット本体11から住宅1の屋外まで延び、換気ユニット本体11と屋外空間とを連通する内気排出路としての内気排出配管14とを含んで構成されている。
【0020】
換気ユニット本体11が設置されるホール1Gの天井22Aは、隣接するリビングルーム1Aの天井より下げられて、換気ユニット本体11の直下には外気供給開口13が設けられている。この外気供給開口13は、換気ユニット本体11から天井22Aを貫通して設けられた換気ユニット本体11と共用空間としてのホール1Gとを連通する外気供給路とされている。外気供給開口13のホール1G側には、外気供給口としての吹き出し口16が形成されている。
また、換気ユニット本体11は、ホール1Gとリビングルーム1Aとを区分けする壁23に近接して配置され、この壁23には内気回収開口15が設けられている。この内気回収開口15は、換気ユニット本体11とリビングルーム1Aとを連通する内気回収路とされ、内気回収開口15のリビングルーム1A側には、内気回収口としての吸い込み口17が形成されている。
さらに、1階および2階には複数の部屋が設けられ、これらの部屋は、それぞれ吹き出し口16が設けられたホール1Gに連通可能とされ、かつ、各部屋の内気を屋外に排出する個別排出路としての排気ファン18を備えている。
【0021】
図2には、住宅1の1階部分の平面図が示されている。
1階部分には、図中下方にリビングルーム1Aが設けられ、リビングルーム1Aの図中上方左側にキッチン1Bが設けられ、リビングルーム1Aの図中上方右側に玄関1Cが設けられている。そして、玄関1Cの図中上方には、洗面所1Dと、浴室1Eとが設けられいる。キッチン1Bと浴室1Eとの間には、トイレ1Fが設けられ、このトイレ1Fからホール1Gへ向かって延びる廊下1Jが設けられている。廊下1Jとキッチン1Bとの間に1階階段室1Hが設けられている。
【0022】
ここで、キッチン1B、玄関1C、洗面所1D、1階階段室1H、および廊下1Jは、吹き出し口16が設けられたホール1Gに連通されている。また、リビングルーム1Aおよびトイレ1Fは、それぞれ出入口の扉の上部あるいは下部に設けられた通気口を介して、ホール1Gに連通されている。浴室1Eは、出入口の扉の上部あるいは下部に設けられた通気口を介して、洗面所1Dに連通されている。
また、換気ユニット10の吸い込み口17が設けられたリビングルーム1Aを含めて、キッチン1B、浴室1E、およびトイレ1Fには、それぞれがホール1Gに連通する開口または扉からできるだけ離れた位置になるように排気ファン18が設けられている。
【0023】
図3には、住宅1の2階部分の平面図が示されている。
2階部分には、2つの副寝室2A,2Bが図中下方左右に並んで設けられている。副寝室2A,2Bの図中上部には、クローゼット2C,2Dが設けられている。クローゼット2Dの図中上方には、主寝室2Eが設けられている。この主寝室2Eの図中上部左側には、ウォークイン・クローゼット2Fが設けられている。ウォークイン・クローゼット2Fの図中下方には、納戸2Gが設けられ、納戸2Gと副寝室2Aのクローゼット2Cとの間には、トイレ2Hが設けられ、納戸2Gと主寝室2Eとの間には、2階階段室2Iが設けられている。
【0024】
ここで、2階階段室2Iは、1階階段室1Hに連通されており、副寝室2A,2B、クローゼット2C,2D、主寝室2E、ウォークイン・クローゼット2F、納戸2G、およびトイレ2Hは、それぞれ出入口の扉の上部あるいは下部に設けられた通気口を介して、2階階段室2Iに連通されている。
納戸2G、およびトイレ2Hには、2階階段室2Iに通じる開口または扉からできるだけ離れた位置になるように個別排出路としての排気ファン18が設けられている。また、クローゼット2C,2Dおよびウォークイン・クローゼット2Fにも、排気ファン18が設けられている。
【0025】
図4には、換気ユニット本体11の断面図が示されている。
換気ユニット本体11の内部には、図示しない2台の送風機と全熱交換器19が設けられている。
送風機は、電動モーターと、この電動モーターにより回転する多数の羽根とからなり、回転する羽根により発生する強制的な空気の流れを利用して、配管の内部の空気を強制的に移動させるものである。すなわち、外気導入配管12から導入された外気を外気供給開口13に向かって、あるいは、吸い込み口17から回収された内気を内気排出配管14に向かって強制的に移動させることができるものである。具体的には、特に図示しないが、羽根車の回転に伴って気体の遠心力を利用し、気体を圧送するターボファンと、このターボファンからの吹き出し流路を形成するケーシングとを備えているものである。
なお、2台の送風機のうちの一方は、外気を建物内部に導入する外気導入用の送風機であり、他方は、内気を屋外に排出するための内気排出用の送風機である。
【0026】
外気導入配管12から導入された外気を部屋内側に供給する吹き出し口16は、ホール1Gの天井22Aに設けた外気供給開口13の内側に挿通された中空筒状部材の下方に、複数のフィンを取り付けて構成されている。
また、リビングルーム1Aに開口し内気を回収する吸い込み口17は、壁23に設けられた内気回収開口15の内側に挿通された中空筒状部材の内側に、図示しない網状のフィルター等を備えて構成されている。
【0027】
吸い込み口17には、内気排出量を調節できるシャッター装置30が設置されており、吸い込み口17は、その部屋内側にスリット状の開口を有するカバー部材31を備えている。このカバー部材31の内側には、カバー部材31のスリット状の開口と同形状で、上下(図4中両矢印で示す)にスライド自在なスリット部材32が設置されている。
これらのカバー部材31およびスリット部材32の他に、図示しないスライド用モーターや制御回路、センサー等を含んでシャッター装置30は構成されている。このシャッター装置30は、必要に応じてスリット部材32をスライドさせることで、吸い込み口17を全開から全閉までの間で所定の開度にすることができ、吸い込む内気の量を調節することで内気排出配管14へ送られる内気の量を調節するものである。
【0028】
全熱交換器19は、吸い込み口17から回収されて内気排出配管14を通じて屋外へ排出される内気と、外気導入配管12から導入されて吹き出し口16からホール1Gへ供給される外気との間で熱交換を行うものである。
具体的には、熱伝導率が大きな金属や樹脂等からなるストロー状の極細薄肉円筒管を多数、配列した構造を有している。屋外に排出される内気と住宅1内部に供給される外気とのいずれか一方をストロー状の円筒管の内部を通過させ、他方をその円筒管の周囲を通過させることにより、屋外に排出される内気および住宅1内部に供給される外気のうち、温度が高い方の熱が薄肉円筒管を介して温度が低い方に伝えられることとなり、熱交換が行われる。
なお、全熱交換の方式は、上述した構造に限定されることなく、熱交換機能を有するものであれば、他の構造からなるものでもよい。
【0029】
次に、本実施形態に係る換気ユニット10の動作について説明する。
換気ユニット10の換気ユニット本体11に内蔵された2台の送風機を駆動させると、新鮮な外気は、外気導入配管12を通じて換気ユニット本体11に導入された後、外気供給開口13を通じて吹き出し口16から建物内部のホール1Gに供給される。
この供給された外気は、ホール1Gに連通した1階の各部屋と、2階階段室2Iおよび1階階段室1Hを介してホール1Gに連通した2階の各部屋とに供給される(図1〜図4中黒矢印で示す)。各部屋において、既にあった内気と供給された外気とは混ざり合い、一部の内気は各部屋に設けられた排気ファン18を通じて、あるいは、クローゼット2C,2D,2Fなどの収納空間を経由し、これらの収納空間に設けられた排気ファン18を通じて、屋外に排出される(図1〜図3中黒矢印で示す)。
【0030】
一方、排気ファン18で排出されなかった内気は、その一部が吸い込み口17から内気回収開口15を通じて換気ユニット本体11に回収される(図1,図2,図4中白矢印で示す)。
この際、シャッター装置30によって吸い込み口17の開度を大きくすれば、各部屋の排気ファン18から排出される内気の量はさほど変動せず、吸い込み口17から回収される内気の量が増加する。すなわち、他の部屋に比べてリビングルーム1Aの換気量のみが増加することになる。
【0031】
換気ユニット本体11に回収された住宅1の内気は、換気ユニット本体11の全熱交換器19によって、外気導入配管12を通じて導入された外気と熱交換を行った後、屋外に排出される。すなわち、住宅1内部を暖房した状態において、吸い込み口17から回収された暖かい内気は、熱交換により熱が吸収され、その吸収された熱は、屋外から導入された冷たい外気に加えられる。これにより、住宅1内部には、屋外より温度を上げられた外気が供給されることとなる。
一方、住宅1内部を冷房した状態において、屋外から導入された暖かい外気は、熱交換により熱が吸収され、この吸収された熱は、吸い込み口17から回収された冷たい内気に加えられる。これにより、住宅1内部には、屋外より温度を下げられた外気が供給されることとなる。
【0032】
したがって、第1実施形態によれば、次のような効果が得られる。
(1) 外気供給開口13および内気回収開口15は、天井22Aおよび壁23を貫通した開口のみで形成され、また、吹き出し口16が設けられたホール1Gは各部屋までダクトを介さずに連通可能なので、各部屋へ外気を供給するためのダクトおよび各部屋の内気を回収するためのダクト配管が不要のため、換気ユニット10の設置コストを低減できる。
【0033】
(2) 換気ユニット10の運転量を上げるか、または、シャッター装置30によって吸い込み口17の開度を大きくすれば、各部屋の排気ファン18からの内気の排出量はさほど変わらず、外気供給量および吸い込み口17を通じての内気の排出量が増加することで、各部屋の空調された内気を大量に排出することがないので、熱エネルギーのロスを抑え空調負荷を増大させず、吸い込み口17が開口した特定空間であるリビングルーム1Aの換気を集中的に行うことができ、多くの人間が集まった場合でも呼気やたばこの煙等を速やかに排出し快適な空間を維持できる。
【0034】
(3) 吹き出し口16から供給された新鮮な外気は、建物内の各部屋に流れ込んだ後、吸い込み口17または排気ファン18に吸い込まれて排出されるから、風量が少なくとも、各部屋内の隅々までくまなく換気ができる。また、排気ファン18によって各部屋の内気を個別に排出できるから、各部屋の空気が他の部屋に流入しづらいので居住空間の快適性を高めることができる。
【0035】
(4) 吸い込み口17から換気ユニット本体11に回収された住宅1の内気と、外気導入配管12を通じて導入された外気との間で熱交換を行うことにより、適切な温度に調節された外気を建物内に供給できるから、快適な居住空間を実現できる。
【0036】
(5) 吹き出し口16をホール1Gに設けたので、廊下1Jに空気を供給することにより、この空気が廊下1Jに連通する各部屋に容易に流れ込んで換気できるから、換気ユニット10の運転効率を向上でき、快適な居住空間を容易に実現できる。
【0037】
(6) 換気ユニット10を1階天井裏21に収納したので、換気ユニット10が天井裏21に隠蔽され、部屋内から見えないため、部屋の内観を良好にできる。
【0038】
〔第2実施形態〕
本発明の第2実施形態に係る換気構造について説明を行う。本第2実施形態は、前述の第1実施形態の場合と換気ユニット本体11の設置位置のみが相違し、その他の構成は第1実施形態と同様の構成を備える。
図5および図6には、第2実施形態に係る換気構造が適用された建物としての一戸建て住宅1の断面図および1階部分の平面図が示され、図7には、換気ユニット本体11の断面図が示されている。
換気ユニット本体11は、1階のリビングルーム1Aの一部で天井22Aを下げた天井裏21で、リビングルーム1Aとホール1Gとを区分けする壁23に近接して設置されている。
【0039】
換気ユニット本体11が近接して配置される壁23には、外気供給開口13が設けられ、この外気供給開口13は、壁23を貫通して設けられた、換気ユニット本体11とホール1Gとを連通する外気供給路とされ、外気供給開口13のホール1G側には、外気供給口としての吹き出し口16が形成されている。
吹き出し口16は、壁23に設けられた外気供給開口13の内側に挿通された中空筒状部材の内部に、複数のフィンを取り付けて構成されている。
【0040】
また、換気ユニット本体11の直下には内気回収開口15が設けられている。この内気回収開口15は、換気ユニット本体11から天井22Aを貫通して設けられた換気ユニット本体11とリビングルーム1Aとを連通する内気回収路とされている。内気回収開口15の部屋内側には、内気回収口としての吸い込み口17が形成されている。
吸い込み口17には、前述の第1実施形態の場合と同様のシャッター装置30が設置されており、吸い込み口17は、天井22Aに設けられた内気回収開口15の内側に、下方にスリット状の開口を有するカバー部材31と、その内側に左右(図7中両矢印で示す)にスライド自在なスリット部材32とを備えている。
【0041】
以上の第2実施形態に係る換気ユニット10の動作については、前述の第1実施形態の場合と同様であり、また、第2実施形態によれば、前述の第1実施形態の効果と同様の効果が得られる。
【0042】
なお、本発明は前述の各実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、前述の各実施形態では、建物を2階建の住宅1としたが、これに限らず、3階以上の階数を有するものでもよく、また、住宅に限らず、事務所用や店舗用に建築された建物等でもよい。
【0043】
また、前述の各実施形態では、換気ユニット本体11内に2台の送風機を設けたが、これに限らず、1台の送風機を設けてもよく、また、3台以上の送風機を設けてもよく、換気ユニット本体11の具体的な構成は、実施にあたり適宜選択することができる。
【0045】
また、本実施形態では、換気ユニット本体11にシャッター装置30を設置することで内気排出量を調節できるようにしたが、これに限らず、内気回収口17から回収された内気の一部を外気供給口16から再び屋内へ環流させる分岐路等を備え、この内気の環流量を分岐弁等を制御して調節できる環流装置や、内気排出配管14等に、配管の内径を変化させることで配管を通過する内気の流動抵抗を変動させ、内気排出量を調節できる抵抗装置等を設置してもよい。このような装置を設置することで、熱エネルギーのロスを抑制し空調負荷を低減することができる。
【0046】
また、換気ユニット10および排気ファン18の運転は、それぞれ手動で調節するものであってもよいし、自動で調節する自動制御機能を備えたものであってもよい。
さらに、前述の各実施形態の換気ユニット10は、換気機能のみならず、冷房機能や暖房機能、空気調整機能、消臭・脱臭機能、香り空調機能、防塵・防花粉機能等を併せ持ったものであってもよい。
【0047】
【発明の効果】
本発明の換気構造によれば、次のような効果が得られる。
請求項1に記載の換気構造によれば、外気供給口と各部屋とが連通し、各部屋の内気は個別排出路によって個別に排出されるから、各部屋内の隅々までくまなく換気ができるとともに、各部屋と換気ユニット本体との間のダクトが不要なので、換気ユニットの設置コストを低減できる。また、換気ユニット本体を外気供給口が開口する共用空間に接して設置されているため、換気ユニット本体から外気供給口までのダクト配管を短くできるので、さらに換気ユニットの設置コストを低減できる。さらに、換気ユニットの運転量を上げることで、各部屋の個別排出路からの排出量は変わらずに、外気供給量および内気回収路を通じての排出量が増加する。従って、各部屋の空調された内気を大量に排出することがないので、熱エネルギーのロスを抑え空調負荷を増大させずに内気回収口が開口した空間の換気を集中的に行うことができる。
【0048】
さらに、共用空間に隣接する1つの部屋に内気回収口を設けたことで、換気ユニット本体と内気回収口とを近づけられ、それらの間のダクト配管を短くできるので、さらに換気ユニットの設置コストを低減できる。また、内気回収口を特に換気を行いたい1つの部屋に設けたので、この部屋で発生する湿気やにおい、たばこの煙、調理の煙等を速やかに排出することができ、結露やかび、においの染み着き等を防止し、快適な居住空間を容易に実現できる。
【0049】
さらに、換気ユニット本体を天井裏に収納したので、換気ユニット本体が天井裏に隠蔽され、部屋内から見えないため、部屋の内観を良好にできる。また、外気供給路または内気回収路を換気ユニット本体からその直下の天井を貫通して設けたので、それらをダクト等で形成した場合に比べ、外気供給路または内気回収路の長さを短くできるから、換気ユニットの設置コストをさらに低減できる。
【0050】
そして、換気ユニット本体を共用空間と1つの部屋とを区切る壁に近接して設置し、外気供給路または内気回収路は壁を貫通して設けられたので、それらをダクト等で形成した場合に比べ、外気供給路または内気回収路の長さを短くできるから、換気ユニットの設置コストをさらに低減できる。
【0051】
請求項に記載の換気構造によれば、外気供給路に連結される外気供給口をホールに設けたことで、供給された外気がホールに連通する各部屋に容易に流れ込むので、各部屋を確実に換気でき、換気ユニットの運転効率を向上できる。
【0052】
請求項に記載の換気構造によれば、内気回収口をリビングルームに設けたことで、リビングルームに人が多く集まった際に、換気ユニットの運転量を上げれば、内気回収路を通じての排出量を増加することができるので、人の呼気やたばこの煙等を速やかに排出し、快適な居住空間を実現できる。
【0053】
請求項に記載の換気構造によれば、内気回収路を通じて換気ユニット本体に回収された内気と、外気導入路を通じて導入された外気との間で熱交換を行うことにより、適切な温度に調節された空気を建物内に供給できるので、快適な居住空間を実現できるとともに、空調された内気を屋外へ排出することによる熱エネルギーのロスを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る換気構造が適用された建物を示す断面図である。
【図2】前記実施形態に係る建物の1階部分の平面図である。
【図3】前記実施形態に係る建物の2階部分の平面図である。
【図4】前記実施形態に係る換気ユニット本体の断面図である。
【図5】本発明の第2実施形態に係る換気構造が適用された建物を示す断面図である。
【図6】前記実施形態に係る建物の1階部分の平面図である。
【図7】前記実施形態に係る換気ユニット本体の断面図である。
【図8】従来例に係るセントラル換気装置が適用された建物を示す概略模式図である。
【符号の説明】
1 住宅(建物)
1A リビングルーム(1つの部屋)
1G ホール(共用空間)
10 換気ユニット
11 換気ユニット本体
12 外気導入配管(外気導入路)
13 外気供給開口(外気供給路)
14 内気排出配管(内気排出路)
15 内気回収開口(内気回収路)
16 吹き出し口(外気供給口)
17 吸い込み口(内気回収口)
18 排気ファン(個別排出路)
19 全熱交換器(熱交換機能)
21 天井裏
22A 天井
23 壁

Claims (6)

  1. 建物内に設けられた換気ユニットで複数の部屋の換気を行う換気構造であって、
    前記換気ユニットは、換気ユニット本体と、屋外の空気を前記換気ユニット本体に導入する外気導入路と、導入された外気を建物内部に供給する単一の外気供給路と、この外気供給路に連結された外気供給口と、建物内部の空気を前記換気ユニット本体に回収する単一の内気回収路と、この内気回収路に連結された内気回収口と、前記換気ユニット本体に回収された内気を屋外に排出する内気排出路とを有し、
    前記換気ユニット本体は、前記建物内の共用空間または共用空間に隣接する1つの部屋の天井裏で、かつ前記共用空間と前記1つの部屋とを区分けする壁に近接して設置され、
    前記外気供給路および前記内気回収路の一方は、前記換気ユニット本体からその直下の天井を貫通した貫通開口で構成され、他方は、前記換気ユニット本体から前記壁を貫通した貫通開口で構成され
    前記外気供給口は、前記共用空間に開口され、
    前記内気回収口は、前記共用空間に隣接した1つの部屋に開口され、
    前記複数の部屋はそれぞれ前記共用空間に連通可能とされ、かつ、前記複数の部屋のうち少なくとも1つは、部屋の内気を屋外に排出可能な個別排出路を備えていることを特徴とする換気構造。
  2. 請求項1に記載の換気構造において、
    前記換気ユニット本体は、前記共用空間の天井裏に設置され、
    前記外気供給路は、前記換気ユニット本体からその直下の天井を貫通した貫通開口で構成され
    前記内気回収路は、前記換気ユニット本体から前記壁を貫通した貫通開口で構成されていることを特徴とする換気構造。
  3. 請求項1に記載の換気構造において、
    前記換気ユニット本体は、前記共用空間に隣接する1つの部屋の天井裏に設置され、
    前記外気供給路は、前記換気ユニット本体から前記壁を貫通した貫通開口で構成され
    前記内気回収路は、前記換気ユニット本体からその直下の天井を貫通した貫通開口で構成されていることを特徴とする換気構造。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の換気構造において、
    前記共用空間は、廊下またはホールであることを特徴とする換気構造。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載の換気構造において、
    前記1つの部屋は、リビングルームであることを特徴とする換気構造。
  6. 請求項1から請求項5のいずれかに記載の換気構造において、
    前記換気ユニット本体は、前記内気回収路を通じて回収された内気と前記外気導入路を通じて導入された外気との間で熱交換を行う熱交換機能を備えていることを特徴とする換気構造。
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