JP2002322413A - 熱硬化性粉体塗料組成物 - Google Patents

熱硬化性粉体塗料組成物

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JP2002322413A
JP2002322413A JP2001131669A JP2001131669A JP2002322413A JP 2002322413 A JP2002322413 A JP 2002322413A JP 2001131669 A JP2001131669 A JP 2001131669A JP 2001131669 A JP2001131669 A JP 2001131669A JP 2002322413 A JP2002322413 A JP 2002322413A
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acid
powder coating
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coating
acrylic resin
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JP2001131669A
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Hiroyuki Kumaoka
宏之 熊岡
Yoichi Nagai
陽一 永井
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Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐ブロッキング性と塗膜の平滑性が共に優
れ、しかも耐候性、耐酸性、耐擦傷性、低温焼き付け性
に優れた塗膜を形成でき、さらに静電塗装時の塗着効率
が高い粉体塗料を提供する。 【解決手段】 エポキシ基を有し、ガラス転移温度が3
0〜90℃、数平均分子量(Mn)が1000〜150
00であるアクリル樹脂、このアクリル樹脂100質量
部に対して、脂肪族ジカルボン酸1〜30質量部、結晶
性モノカルボン酸0.1〜15質量部、3個以上のカル
ボキシル基を有する脂肪族多価カルボン酸0.1〜15
質量部を含有する粉体塗料組成物とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐ブロッキング性
と平滑性を両立し、かつ耐候性、耐酸性、耐擦傷性、低
温焼き付け性に優れた塗膜を形成でき、静電塗装時の塗
着効率を大幅に向上せしめた熱硬化性粉体塗料に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】塗料には、顔料と高分子物質を有機溶剤
で分散させた溶剤型塗料、加熱により不溶化する水溶性
樹脂を使用した水溶性樹脂塗料、樹脂を水中に分散させ
たエマルジョン塗料、樹脂を粉末にして塗布した後これ
を加熱して造膜させる粉体塗料があるが、塗膜の平滑性
や光沢、耐久性等の点から、溶剤型塗料が主として使用
されていた。
【0003】しかしながら、近年、大気汚染、可燃性等
の問題から、有機溶剤に対する規制が厳しくなり、無溶
剤型塗料が注目されている。中でも、粉体塗料は環境保
護の観点から、特に脚光を浴びてきている。
【0004】従来の粉体塗料は、エポキシ系、ポリエス
テル系、アクリル系等が一般的であるが、特に高い外観
性、高耐候性等を要求される分野においてはアクリル系
の粉体塗料が中心となっている。中でもアクリル系樹脂
の特徴を活かし、将来の自動車用トップコートまでも視
野に入れた研究がエポキシ基を有するアクリル系樹脂を
多塩基酸で硬化させる系を中心に研究されている。しか
しながら、要求される性能は益々高度化し、より優れた
粉体塗料が求められている。特に、耐ブロッキング性と
平滑性という相反する性能が共に優れ、なおかつ耐酸
性、低温焼き付け性などの塗膜物性及び塗着効率の優れ
た塗料の開発が望まれている。
【0005】特開昭51−84830号公報には、グリ
シジル基官能性アクリル樹脂と架橋剤として脂肪族一塩
基酸又は芳香族一塩基酸を主成分とする熱硬化性アクリ
ル樹脂系粉体塗料組成物に関して記載されている。しか
し、この塗料組成物は、一般に架橋性を持たないとされ
る一塩基酸が、多価カルボン酸と併用されることなく架
橋剤として単独使用されており、しかも140℃〜15
0℃程度の焼き付け温度で十分な硬化塗膜物性が得られ
ない。
【0006】また、特開平11−80613号公報に
は、グリシジル基を有する熱硬化性アクリル系共重合体
と、脂肪族二塩基酸と、3個以上のカルボキシル基を有
する脂肪族多価カルボン酸を含有することを特徴とする
熱硬化性アクリル粉体塗料組成物に関して記載されてい
る。しかし、3個以上のカルボキシル基を有する脂肪族
多価カルボン酸を使用すると、耐酸性、耐擦傷性などの
塗膜性能の向上は見られるものの、硬化速度が大きく上
昇することにより塗膜外観、特に平滑性が低下する可能
性が高い。
【0007】また、特開平9−291229号公報に
は、酸−エポキシ硬化型アクリル樹脂系の熱硬化性粉体
塗料100重量部に対して融点40〜70℃である炭素
数15〜22個の高級モノアルコールを0.5〜10重
量部配合してなる平滑性に優れた熱硬化性粉体塗料に関
して記載されている。しかし、本技術を用いれば確かに
貯蔵安定性と塗膜平滑性を向上できるが、酸−エポキシ
硬化型アクリル樹脂系の粉体塗料中において、上記高級
モノアルコールは焼付け時のエポキシ基との反応性が低
く、例えば130〜160℃で20〜30分程度の焼付
け条件では、仕上がり後の塗膜中にそのほとんどが未反
応のまま存在するため、耐候性、耐酸性、耐水性、耐擦
傷性等の塗膜性能が低下する可能性が高い。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、耐ブ
ロッキング性と塗膜の平滑性という相反する性能が共に
優れ、しかも耐候性、耐酸性、耐擦傷性、低温焼き付け
性に優れた塗膜を形成でき、さらに静電塗装時の塗着効
率が高い粉体塗料を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記の目
的を達成するために、鋭意検討を重ねた結果、酸−エポ
キシ硬化型の粉体塗料に、特定のモノカルボン酸を必須
成分として含有させることにより、耐ブロッキング性お
よび平滑性、さらに静電塗装時の塗着効率を大幅に向上
せしめること、また、さらに3個以上のカルボキシル基
を有する脂肪族多価カルボン酸を必須成分として含有さ
せることにより上記効果に加えて耐候性、耐酸性、耐擦
傷性、低温焼き付け性に優れた塗膜を形成し得ることを
見いだし、本発明に到ったものである。
【0010】すなわち本発明は、エポキシ基を有し、ガ
ラス転移温度が30〜90℃、数平均分子量(Mn)が
1000〜15000である1種以上のアクリル樹脂
(A)、前記アクリル樹脂(A)100質量部に対し
て、1種以上の脂肪族ジカルボン酸(B)1〜30質量
部、1種以上の結晶性モノカルボン酸(C)0.1〜1
5質量部、3個以上のカルボキシル基を有する1種以上
の脂肪族多価カルボン酸(D)0.1〜15質量部を含
有する熱硬化性粉体塗料組成物に関する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について説明する。
【0012】本発明の熱硬化性粉体塗料組成物中のモノ
カルボン酸(C)は、結晶性を有するものであり、その
融点が40℃以上120℃以下であることが好ましい。
融点未満の温度、例えば40℃未満においては結晶状態
(溶融していない状態)にあり、融点を超えると液化し
て極度に粘度が低下する性質、すなわち「結晶性」を有
することにより、粉体塗料の耐ブロッキング性の低下を
防止でき、さらに塗膜の平滑性の向上にも大きく寄与す
ると考えられる。
【0013】また、モノカルボン酸(C)は、カルボキ
シル基を有するため、焼付け後にその殆どがアクリル樹
脂(A)中のエポキシ基と反応するため、塗膜中には殆
どフリーで存在せず塗膜性能の低下を起こしにくい。
【0014】また、モノカルボン酸(C)は、粉体塗料
組成物の調製時あるいは保存時にアクリル樹脂(A)と
の反応性の低いものを用いることが好ましい。これによ
り、粉体塗料組成物の調製あるいは保存条件下でのモノ
カルボン酸(C)とアクリル樹脂(A)との反応による
アクリル樹脂(A)の融点の降下を防止でき、粉体塗料
組成物の耐ブロッキング性の低下を抑制できる。
【0015】本発明におけるモノカルボン酸(C)とし
ては、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステ
アリン酸、ベヘニン酸、12−ヒドロキシステアリン
酸、ジメチロールブタン酸等が挙げられ、中でも直鎖脂
肪族モノカルボン酸が好ましい。これらモノカルボン酸
は1種または2種以上を組み合わせて使用することがで
きる。直鎖脂肪族モノカルボン酸の中では、特にミリス
チン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘニン酸、1
2―ヒドロキシステアリン酸から選ばれる一種以上のモ
ノカルボン酸を用いることが好ましい。例えば、日本油
脂製の特製ステアリン酸「NAA−174(融点56.
5〜60.5℃)、「NAA−175S」(融点54〜
58℃)、「NAA−180」(融点65〜69℃)
は、主にステアリン酸とパルミチン酸、ミリスチン酸な
どを構成成分とする2種類以上のモノカルボン酸混合物
であるが、コストも考慮すればこのような原料を用いる
ことがより好ましい。
【0016】本発明の粉体塗料組成物中のモノカルボン
酸(C)の含有量は、アクリル樹脂(A)100質量部
に対して0.1〜15質量部の範囲であるが、好ましく
は0.5〜10質量部の範囲である。含有量が15質量
部を超えると、塗膜のつや感、耐候性、耐酸性、耐擦傷
性が低下する傾向にあり、含有量が0.1質量部を下回
ると、その添加効果である耐ブロッキング性および平滑
性の向上を十分に図ることができず、また十分な塗着効
率が得られない。
【0017】本発明における3個以上のカルボキシル基
を有する脂肪族多価カルボン酸(D)は、これを配合す
ることにより、硬化反応における架橋密度が高くなり、
その結果、耐候性、耐酸性、耐擦傷性に優れた硬化塗膜
が得られると考えられる。
【0018】このような脂肪族多価カルボン酸(D)と
しては、1,2,4−ブタントリカルボン酸、1,2,
3,4−ブタンテトラカルボン酸、クエン酸等の多塩基
酸が挙げられる。特に1,2,4−ブタントリカルボン
酸、クエン酸が好ましい。これら脂肪族多価カルボン酸
(D)は1種または2種以上を組み合わせて使用するこ
とができる。
【0019】本発明の粉体塗料組成物中の脂肪族多価カ
ルボン酸(D)の含有量は、アクリル樹脂(A)100
質量部に対して0.1〜15質量部の範囲であるが、好
ましくは0.5〜10質量部の範囲である。含有量が1
5質量部を超えると、硬化速度が非常に速くなるため塗
膜の平滑性、つや感が低下し、含有量が0.1質量部を
下回ると耐候性や耐酸性、耐擦傷性、低温硬化性などの
塗膜性能を向上させる効果が充分に発揮できない。
【0020】本発明の粉体塗料組成物中のアクリル樹脂
(A)は、エポキシ基を有し、ガラス転移温度が30〜
90℃、数平均分子量(Mn)が1000〜15000
であるアクリル樹脂である。
【0021】このアクリル樹脂(A)は、エポキシ基含
有ビニル系単量体を必須成分として含むビニル系単量体
混合物を重合することにより得ることができる。このエ
ポキシ基含有ビニル系単量体としては、グリシジル(メ
タ)アクリレート、メチルグリシジル(メタ)アクリレ
ート、グリシジルアリルエーテル、オキソシクロヘキシ
ルメチル(メタ)アクリレート、2−グリシジルオキシ
エチル(メタ)アクリレート、2−グリシジルオキシプロ
ピル(メタ)アクリレート、3−グリシジルオキシプロピ
ル(メタ)アクリレート、2−グリシジルオキシブチル
(メタ)アクリレート、3−グリシジルオキシブチル(メ
タ)アクリレート、4−グリシジルオキシブチル(メタ)
アクリレート、6−グリシジルオキシヘキシル(メタ)ア
クリレート、8−グリシジルオキシオクチル(メタ)アク
リレート、9−グリシジルオキシノニル(メタ)アクリレ
ート等が挙げられる。これらのエポキシ基含有ビニル系
単量体は、1種または2種以上を組み合わせて使用する
ことができる。
【0022】アクリル樹脂(A)中のエポキシ基含有ビ
ニル系単量体単位の含有量は、20〜70質量%の範囲
が好ましく、25〜50質量%の範囲がより好ましい。
エポキシ基含有ビニル系単量体単位の含有量が20質量
%未満で少なすぎると、耐候性、耐酸性、耐擦傷性、低
温硬化性が劣る傾向にあり、また70質量%を超えて多
すぎると、塗膜の平滑性、光沢が劣る傾向にある。
【0023】本発明におけるアクリル樹脂(A)は、上
記のエポキシ基含有ビニル系単量体からなる構成単位を
必須の共重合成分とするが、必要に応じて適宜他のビニ
ル系単量体からなる構成単位を含有することができる。
【0024】他のビニル系単量体としては、スチレン、
o−メチルスチレン、m−メチルスチレン、p−メチル
スチレン、α−メチルスチレン、p−エチルスチレン、
2,4−ジメチルスチレン、p−n−ブチルスチレン、
p−t−ブチルスチレン、p−n−ヘキシルスチレン、
p−n−オクチルスチレン、p−n−ノニルスチレン、
p−n−ドデシルスチレン、p−フェニルスチレン等の
スチレン系単量体、メチル(メタ)アクリレート、エチ
ル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレ
ート、i−ブチル(メタ)アクリレート、t−ブチル
(メタ)アクリレート、n−プロピル(メタ)アクリレ
ート、i−プロピル(メタ)アクリレート、2−エチル
ヘキシル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アク
リレート、トリデシル(メタ)アクリレート、ステアリ
ル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アク
リレート、ベンジル(メタ)アクリレート、イソボルニ
ル(メタ)アクリレート、テトラヒドロフルフリル(メ
タ)アクリレート、アリル(メタ)アクリレート等の
(メタ)アクリル酸アルキルエステル、マレイン酸ジメ
チル、マレイン酸ジエチル、マレイン酸ジブチル、フマ
ル酸ジメチル、フマル酸ジエチル、フマル酸ジブチル等
の不飽和脂肪族二塩基酸ジアルキルエステル、2−ヒド
ロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプ
ロピル(メタ)アクリレート等が挙げられる。これらの
ビニル系単量体は1種又は2種以上を使用することがで
きる。中でもスチレン系単量体を用いることが好まし
く、本発明におけるアクリル樹脂(A)は、共重合組成
としてスチレン系単量体単位を5〜50質量%含有する
ことが塗膜外観の観点から好ましい。
【0025】本発明におけるアクリル樹脂(A)のガラ
ス転移温度(Tg)は、30〜90℃である。Tgが3
0℃未満では、耐ブロッキング性が劣る傾向にあり、9
0℃を超えると塗膜の平滑性が劣る傾向にあるためであ
る。好ましくは35〜80℃、より好ましくは40〜8
0℃である。
【0026】本発明におけるアクリル樹脂(A)の製造
法は、特に限定されるものではなく、懸濁重合法、溶液
重合法、塊状重合法等の既知の重合方法で製造すること
ができる。
【0027】上記アクリル樹脂(A)を製造するときに
用いる重合開始剤は、とくに限定されるものではなく、
公知のものを用いることができる。例えば、過酸化ラウ
リル、過酸化ベンゾイル、クメンヒドロパーオキシド、
ジ−t−ブチルパーオキシド等の過酸化物、2,2−ア
ゾビスイソブチロニトリル、2,2−アゾビス(2,4
−ジメチルバレロニトリル)、2,2−アゾビス(2−
メチルブチロニトリル)等のアゾ系化合物が挙げられ
る。これらの重合開始剤は、1種または2種以上を組み
合わせて使用することができる。
【0028】また、必要に応じて公知の連鎖移動剤を用
いてもよい。連鎖移動剤としては、n−ドデシルメルカ
プタン、n−オクチルメルカプタン、2−エチルヘキシ
ルチオグリコール酸エステル、チオフェノール、α−メ
チルスチレンダイマー等が挙げられる。これらの連鎖移
動剤は、1種または2種以上を組み合わせて使用するこ
とができる。
【0029】本発明におけるアクリル樹脂(A)の数平
均分子量(Mn)は、テトラヒドロフラン可溶分のゲル
パーミエーションクロマトグラフィーによるポリスチレ
ンを基準とした分子量測定において1000〜1500
0である。数平均分子量(Mn)が1000未満である
と、耐酸性、塗膜硬度が劣る傾向にあり、また1500
0を超えると塗膜の平滑性が劣る傾向にあるためであ
る。特に好ましくは2000〜10000である。
【0030】本発明における脂肪族ジカルボン酸(B)
としては40℃〜170℃の範囲に融点を有する化合物
が好ましい。具体例として、コハク酸、グルタル酸、ア
ジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セ
バシン酸、ドデカン二酸、ブラシリン酸、エイコサン二
酸、マレイン酸、シトラコン酸、イタコン酸等の脂肪族
ジカルボン酸が挙げられ、これらは1種または2種以上
を組み合わせて使用することができる。中でも直鎖脂肪
族ジカルボン酸が好ましく、特に融点が約128℃のド
デカン二酸が好ましい。
【0031】本発明の粉体塗料組成物中の脂肪族ジカル
ボン酸(B)の含有量は、アクリル樹脂(A)100質
量部に対して1〜30質量部であり、好ましくは10〜
26質量部である。1質量部を下回ると耐候性、耐酸
性、耐擦傷性が低下する傾向にあり、30質量部を超え
ると塗膜の平滑性、つや感が低下する傾向にある。
【0032】本発明の粉体塗料組成物において、アクリ
ル樹脂(A)と脂肪族ジカルボン酸(B)、モノカルボ
ン酸(C)、3個以上のカルボキシル基を有する多価カ
ルボン酸(D)の含有量は、アクリル樹脂(A)のエポ
キシ基に対する、成分(B)、成分(C)及び成分
(D)中のカルボキシル基の合計の当量比が1/2〜2
/1の範囲にあることが好ましく、2/3〜3/2がよ
り好ましい。この当量比が1/2を下回ると塗膜のつや
感が低下する傾向にあり、2/1を上回ると耐候性、耐
酸性、耐擦傷性が低下する傾向にある。
【0033】本発明の粉体塗料組成物は、必要に応じて
周知の顔料や、可塑剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、ワ
キ防止剤、顔料分散剤等の添加剤を、本発明の効果を失
わない範囲でブレンドして用いることができる。顔料の
具体例としては酸化チタン(CR−90、CR−95、
石原産業(株)製)等が挙げられる。添加剤の具体例と
しては、紫外線吸収剤としてチヌビン900(チバガイ
ギー社製)、光安定剤としてチヌビン144(チバガイ
ギー社製)、サノール292(三共(株)製)が挙げら
れ、その他の添加剤として、ベンゾイン(片山化学
(株)製)、モダフロー(モンサント社製)などの各種
添加剤が挙げられる。さらに、他の樹脂、例えばアクリ
ル樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂等を、本発明
の効果を失わない範囲でブレンドしても良い。
【0034】本発明の粉体塗料の製造方法は、各成分を
予備混合した後に溶融混練し、粉砕、分級する方法、特
開平9−100414号公報に記載の様に溶液状態で混
合した後に水中に懸濁して減圧脱溶剤し、しかる後に脱
水して粉末にする方法、特開平9−255895号公報
に記載の様に溶液状態で混合した後に凍結乾燥法により
脱溶剤し粉末にする方法、特開2000−103866
号公報に記載の様に溶液状態で混合した後にスプレード
ライ法により脱溶剤し粉末にする方法等により行うこと
ができる。
【0035】本発明の粉体塗料の塗装方法は、特に限定
されるものではないが、例えば、静電スプレー法、流動
浸漬法が挙げられる。
【0036】本発明の粉体塗料を塗装する被塗物として
は、例えば、金属、ガラス、耐熱性プラスチック等が挙
げられる。本発明の粉体塗料は自動車トップコート用と
して特に好適であり、その被塗物としては、電着、下塗
り、中塗り、ベースコートの塗布された金属鋼板や、電
着、中塗り、ベースコートの塗布された金属鋼板等が好
適である。
【0037】塗装体の焼き付け温度は、120〜200
℃の範囲が好適であり、焼き付け時間は5〜30分の範
囲が好適である。
【0038】
【実施例】以下、実施例を用いて本発明を具体的に説明
する。実施例および比較例における部は質量部を示す。
【0039】(テストパネル塗板の作製) ベースコート用塗料(M−2)の調製 攪拌機、温度制御装置、コンデンサーを備えた容器に溶
剤としてn−ブタノール10部、トルエン90部を加
え、攪拌しながら100℃に加熱した後、この溶剤へ、
メチルメタクリレート40部、エチルアクリレート30
部、N−ブチルアクリレート15部、2−ヒドロキシエ
チルメタクリレート12部、メタクリル酸3部、及びア
ゾビスイソブチロニトリル1部からなるビニル系単量体
と重合開始剤の混合物を4時間かけて滴下した後、同温
度で3時間重合し、(メタ)アクリル系共重合体(M−
1)を合成した。得られた(メタ)アクリル系共重合体
(M−1)の不揮発分は50質量%、数平均分子量(M
n)は20000であった。
【0040】さらに、この(メタ)アクリル系共重合体
(M−1)100部、ブチル化メラミン樹脂(ユーバン
20SE−60、三井化学(株)製、固形分60%)2
5部、アルミニウムペースト(アルペースト#1700
NL、東洋アルミニウム(株)製、固形分65%)14
部を混合し、ベースコート塗料組成物を得た。
【0041】次いで、このベースコート塗料組成物を酢
酸エチル/トルエン/芳香族炭化水素(ソルベッソ#1
50、エッソ社製)=40/30/30(質量%)から
なる混合溶剤で希釈し、ベースコート塗料組成物の粘度
をフォードカップ#4で13秒になるように調整し、シ
ルバーメタリック系ベースコート塗料(M−2)を得
た。
【0042】ベースコート用塗料(M−2)の塗布 リン酸亜鉛処理された鋼板(15cm×7.5cm)に
自動車用カチオン電着塗料を塗装し、180℃で30分
間焼き付けた。さらに、アミノアルキッド樹脂系の中塗
り塗料を塗装し、160℃で30分間焼き付けた後に塗
膜を水研し、乾燥させた。この塗膜上に、ベースコート
塗料(M−2)を乾燥膜厚が15μmとなるように塗装
し、乾燥機で140℃で30分焼き付け硬化させ試験用
の素材とした。
【0043】(評価方法)実施例および比較例における
物性の評価は次の方法を用いて行った。 (1)ガラス転移温度 本発明におけるアクリル樹脂(A)を構成する共重合体
のガラス転移温度Tg(℃)は、下記のFoxの式で算
出した温度(K)を摂氏温度(℃)に換算した数値であ
る。
【0044】100/Tg=W1/Tg1+W2/Tg2+
W3/Tg3+・・・+Wi/Tgi (式中、W1、W2、W3、・・・Wiはそれぞれ共重合体
の製造に使用された各モノマーの質量%を示し、Tg
1、Tg2、Tg3、・・・Tgiはそれぞれ各モノマーの
単独重合体のガラス転移温度(K)を示す。) なお、各モノマーの単独重合体のガラス転移温度は、P
olymer Handbook Second Ed
ition(J.Brandrup及びE.H.Imm
ergut編、John Wiley & Sons
社、1975年刊)に記載された値を使用した。
【0045】(2)数平均分子量 本発明におけるアクリル樹脂(A)の数平均分子量は、
ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC法)
による測定値であり、テトラヒドロフランを溶剤とし
て、東ソー(株)製GPC装置(HLC−8020)に
より測定し、ポリスチレン換算により求めた。
【0046】(3)塗膜の外観 塗膜表面の平滑性および光沢により評価した。
【0047】(3−1)平滑性 塗膜表面の平滑性を目視にて以下の基準で評価した。
【0048】 ◎:極めて良好である、 ○:良好であり、実用レベルである、 △:辛うじて実用レベルである、 ×:不良であり、実用レベルを下回る。
【0049】(3−2)光沢 塗膜表面の光沢を塗膜外観の目視及び光沢計(VGS−
2000、日本電色工業製)の測定結果に基づいて以下
の基準で評価した。
【0050】 ◎:極めて良好である、 ○:良好であり、実用レベルである、 △:辛うじて実用レベルである、 ×:不良であり、実用レベルを下回る。
【0051】(4)耐酸性 塗膜に40wt.%硫酸0.3mlをスポイトで滴下し、
80℃の熱風乾燥機中に15分間放置後、水洗し、乾燥
後の塗膜の変化を目視で判定した。
【0052】 ◎:塗膜に異常なし、 ○:環状のシミが発生するが乾燥後に消失するため実用
上問題なし、 △:環状のシミがわずかに発生するが辛うじて実用レベ
ルである、 ×:シミ、塗膜消失等の欠陥が発生するため実用に耐え
ない。
【0053】(5)付着性(碁盤目テープ剥離試験) JIS K−5400に準拠し、塗膜に間隔1mmでマ
ス目100マスを碁盤目状にカッターで傷を付け、粘着
テープを用いた剥離試験を行い、塗板に付着している塗
膜のマス目の数を目視で観察した。
【0054】(6)耐候性 サンシャインウェザオメーター(スガ試験機製)を用
い、初期光沢値に対する2000時間後の光沢値を基に
以下の基準で評価した。
【0055】 ◎:極めて良好である、 ○:良好であり、実用レベルである、 △:辛うじて実用レベルである、 ×:不良であり、実用レベルを下回る。
【0056】(7)耐ブロッキング性 塗料10gをサンプル瓶にいれ、40℃で一週間放置し
た後の凝集状態を目視で観察し、下記の基準で評価し
た。
【0057】 ◎:ブロッキングはみられず、極めて良好である、 ○:弱いブロッキングが若干みられるのみで、十分に実
用レベルである、 △:ブロッキングがみられ、辛うじて実用レベルであ
る、 ×:著しくブロッキングし、実用レベルを下回る。
【0058】(8)鉛筆硬度 JIS K−5400に準拠して塗膜を鉛筆こすり法に
て評価し、塗膜が傷つかない最も硬い鉛筆を以って塗膜
の硬度とした。
【0059】(9)耐擦傷性 クレンザーを染み込ませたフェルトを荷重4.9N(5
00g荷重)で塗面上を10往復させ傷部の光沢低下の
程度を目視で監察した。
【0060】 ◎:光沢低下が殆どなく極めて良好である、 ○:擦り傷が僅かにあるものの良好であり、実用レベル
である、 △:擦り傷があるが辛うじて実用レベルである、 ×:不良であり、実用レベルを下回る。
【0061】(10)塗着効率 200×200mmで厚さが0.8mmである燐酸処理
鋼鈑板を、基材の平面が塗装方向に対して垂直に吊り下
げ設置した。コロナ帯電塗装ガン(MXR100VTm
ini、松尾産業株式会社製)のガンヘッド先端部から
基材中心部までの距離が300mmとなるように塗装ガ
ンを設置した。この塗装ガンで基材に粉体塗料を2秒間
塗出させ静電塗装した。
【0062】塗装ガン印可電圧:−80kv、 吐出量:100g/分、 吐出圧:9.8N/cm2(1.0kgf/cm2) エアー流量:4.5m3 /h。
【0063】塗装基材に付着した粉体塗料の質量を電子
天秤で測定して塗着総量を得た。この塗着総量と吐出総
量との比により塗着効率を求めた。
【0064】塗着効率(%)=(塗着総量[g])/(粉
体塗料の吐出総量[g])×100 ○:塗着効率が65%以上;塗着効率が極めて良好であ
る、 △:塗着効率が50%以上65%未満;塗着効率が良好
である、 ×:塗着効率が50%未満;塗着効率が不良である。
【0065】[実施例1]トルエン70部を反応器中に
仕込み、105℃に加温し、スチレン20部、グリシジ
ルメタクリレート35部、メチルメタクリレート30
部、n−ブチルメタクリレート15部、アゾビスイソブ
チロニトリル3.5部からなる単量体と開始剤の混合物
を3時間で滴下し、30分間保温して重合を完結させた
後、加熱減圧下で溶剤を除去した。得られた樹脂を粉砕
機で粉砕し、樹脂A−1を得た。樹脂A−1の特性値を
表1に示す。
【0066】アクリル樹脂(A)として樹脂A−1を1
00部、脂肪族ジカルボン酸(B)としてドデカン二酸
(宇部興産(株)製)を19部、モノカルボン酸(C)
としてステアリン酸(片山化学工業(株)製)を4部、
多価カルボン酸(D)として1,2,4−ブタントリカ
ルボン酸3部、紫外線吸収剤(チヌビン900、チバガ
イギー社製)を2部、光安定剤(チヌビン144、チバ
ガイギー社製)を1部、その他添加剤として、モダフロ
ー(モンサント社製)を1部、ベンゾイン(片山化学工
業(株)製)を0.5部を予備混合した。この混合物
を、2軸押出機(S−1 KRC KNEADER、栗本
鐵工所社製)を用いて100℃で溶融混練した後、その
固化物を粗粉砕し、次いでラボジェットミル(日本ニュ
ーマチック製)を用いて微粉砕を行い、分級することに
より、平均粒径20μmの粉体塗料を得た。
【0067】得られた粉体塗料を用いて試験用鋼板に粉
体塗装を行い、150℃で25分間焼き付け、膜厚約6
0μmの塗膜を得た。その塗膜の評価結果を表2に示
す。
【0068】[実施例2、実施例3、実施例5〜実施例
9]樹脂組成を表1に示す割合に変更した以外は、実施
例1と同様にして樹脂A2〜A7を調整した。それぞれ
の樹脂の特性値を表1に示す。樹脂A−2、A−3、A
−5〜A−7を用いて、表2に示す割合で配合した以外
は、実施例1と同様にして粉体塗料を調製し、それぞれ
の塗膜を得た。各塗膜の評価結果を表2に示す。
【0069】[実施例4]硫酸マンガン0.005部お
よびポリビニルアルコール(LA−18、信越化学工業
(株)製、4%水溶液の20℃での粘度が0.024P
a・s)0.225部を十分に溶解させた脱イオン水2
00部を反応容器に投入した。次いで、その反応容器
に、スチレン25部、メタクリル酸メチル15部、メタ
クリル酸n−ブチル5部、アクリル酸n−ブチル20
部、メタクリル酸グリシジル35部、2,2’−アゾビ
スイソブチロニトリル4部、α−メチルスチレンダイマ
ー(ノフマーMSD、日本油脂(株)製)2部からなる
混合物を投入し、密閉系にて110℃で2時間の懸濁重
合を行って懸濁重合物を得た。重合中の反応容器内の圧
力は0.49MPaであった。その後40℃に冷却し、
得られた重合体を十分に水洗し乾燥させて平均粒子系が
400μmである樹脂A−4を得た。
【0070】得られた樹脂A−4を用いて実施例1と同
様にして同組成の粉体塗料を調製し、実施例1と同様に
して粉体塗装を行って膜厚約60μmの塗膜を得た。そ
の塗膜の評価結果を表2に示す。
【0071】
【表1】
【0072】
【表2】
【0073】この結果から明らかなように、本発明の粉
体塗料による塗膜は、平滑性、つや感、耐酸性、付着
性、耐候性、耐ブロッキング、塗膜硬度、耐擦傷性につ
いていずれも良好な結果を示した。
【0074】[実施例10〜実施例16]樹脂A−1を
用いて、表3に示す割合で配合した以外は実施例1と同
様にして粉体塗料を調製し、実施例1と同様にしてそれ
ぞれの塗膜を得た。各塗膜の評価結果を表3に示す。
【0075】
【表3】
【0076】この結果から明らかなように、本発明の粉
体塗料による塗膜は、平滑性、つや感、耐酸性、付着
性、耐候性、耐ブロッキング製、塗膜硬度、耐擦傷性に
ついていずれも良好な結果を示した。
【0077】[比較例1〜比較例5]樹脂A−1、A−
3を用いて、表4に示す割合で配合した以外は実施例1
と同様にして粉体塗料を調製し、実施例1と同様にして
それぞれの塗膜を得た。各塗膜の評価結果を表4に示
す。
【0078】
【表4】
【0079】比較例1に示すようにモノカルボン酸を使
用しない場合、平滑性、塗着効率が不良であり、比較例
2に示すようにモノカルボン酸の代わりに長鎖アルコー
ルを用いた場合、耐酸性、耐候性が不良である結果を示
した。また、比較例3に示すように樹脂A−3を用いた
場合においても、モノカルボン酸を使用しない場合、平
滑性が不良である結果を示した。また、比較例4に示す
ようにモノカルボン酸を16部使用した場合、つや感、
耐酸性、耐候性、耐擦傷性が不良である結果を示した。
また、比較例5に示すように3個以上のカルボキシル基
を有する脂肪族多価カルボン酸を16部使用した場合、
平滑性、つや感が不良である結果を示した。さらに、比
較例6に示すようにモノカルボン酸、3個以上のカルボ
キシル基を有する脂肪族多価カルボン酸を共に使用しな
い場合、平滑性、耐酸性、耐擦傷性、塗着効率が不良で
ある結果を示した。
【0080】
【発明の効果】本発明の熱硬化性粉体塗料組成物におい
て、モノカルボン酸を配合することにより、従来両立の
困難であった粉体塗料の耐ブロッキング性と焼付け後の
塗膜の平滑性を同時に向上せしめ、かつ粉体塗料の静電
塗装時の塗着効率を大幅に向上せしめ、さらに3個以上
のカルボキシル基を有する脂肪族多価カルボン酸を配合
することにより、上記効果に加えて耐候性、耐酸性、耐
擦傷性、低温焼付け性等の塗膜性能の優れた硬化塗膜を
得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4J038 CG001 CG141 CH171 DB211 JA36 JA39 JA40 JA41 KA03 MA13 MA14 NA01 NA03 NA04 NA10 NA11 PA02 PA03 PB07 PC02

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エポキシ基を有し、ガラス転移温度が3
    0〜90℃、数平均分子量(Mn)が1000〜150
    00である1種以上のアクリル樹脂(A)、前記アクリ
    ル樹脂(A)100質量部に対して、1種以上の脂肪族
    ジカルボン酸(B)1〜30質量部、1種以上の結晶性
    モノカルボン酸(C)0.1〜15質量部、3個以上の
    カルボキシル基を有する1種以上の脂肪族多価カルボン
    酸(D)0.1〜15質量部を含有する熱硬化性粉体塗
    料組成物。
  2. 【請求項2】 成分(C)が40〜120℃の範囲に融
    点を有するモノカルボン酸である請求項1に記載の熱硬
    化性粉体塗料組成物。
  3. 【請求項3】 成分(C)が直鎖脂肪族モノカルボン酸
    である請求項1又は2に記載の熱硬化性粉体塗料組成
    物。
  4. 【請求項4】 成分(C)がミリスチン酸、パルミチン
    酸、ステアリン酸、ベヘニン酸、12−ヒドロキシステ
    アリン酸から選ばれる一種以上のモノカルボン酸である
    請求項1に記載の熱硬化性粉体塗料組成物。
  5. 【請求項5】 成分(D)が、1,2,4−ブタントリ
    カルボン酸、1,2,3,4−ブタンテトラカルボン
    酸、クエン酸から選ばれる一種以上の多価カルボン酸で
    ある請求項1〜4のいずれか1項に記載の硬化性粉体塗
    料組成物。
  6. 【請求項6】 アクリル樹脂(A)が、共重合組成とし
    てエポキシ基含有ビニル系単量体単位を20〜70質量
    %含有する請求項1〜5のいずれか一項に記載の熱硬化
    性粉体塗料組成物。
  7. 【請求項7】 アクリル樹脂(A)が、共重合組成とし
    てスチレン系単量体単位を5〜50質量%含有する請求
    項6に記載の熱硬化性粉体塗料組成物。
  8. 【請求項8】 自動車トップコート用途に用いられる請
    求項1〜7のいずれか一項に記載の熱硬化性粉体塗料組
    成物。
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CN103305093A (zh) * 2013-06-13 2013-09-18 东莞市悠派户外用品制造有限公司 一种用于帐篷支架喷涂的静电粉末涂料
CN103305093B (zh) * 2013-06-13 2016-09-07 广东悠派智能展示科技股份有限公司 一种用于帐篷支架喷涂的静电粉末涂料

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