JP2002321833A - 用紙サイズ検知装置 - Google Patents

用紙サイズ検知装置

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JP2002321833A
JP2002321833A JP2001129593A JP2001129593A JP2002321833A JP 2002321833 A JP2002321833 A JP 2002321833A JP 2001129593 A JP2001129593 A JP 2001129593A JP 2001129593 A JP2001129593 A JP 2001129593A JP 2002321833 A JP2002321833 A JP 2002321833A
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Japan
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sheet
paper
moving
guide groove
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JP2001129593A
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English (en)
Inventor
Kazuhisa Kishimoto
和久 岸本
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 省スペース化が図れるとともに組立が容易な
用紙サイズ検知装置を提供する。 【解決手段】 給紙トレイ3に収納された用紙のサイズ
に応じて位置決めされるスライド可能なサイドフェンス
9と、サイドフェンス9のスライド動作に連動して回転
し且つ螺旋状の案内溝部31が形成された円筒ドラム1
5と、円筒ドラム15の案内溝部31に係合して軸線方
向に移動自在で且つ移動方向に沿って複数の被検知部3
7、39、41、43が設けられた移動部材17とを備
え、各被検知部37、39、41、43は用紙サイズに
対応してそれぞれ異なる配列の突起30を備え、この突
起30の配列を検知する検知部21を備え、サイドフェ
ンス9のスライド動作に連動して移動部材17が円筒ド
ラム15の軸線方向に移動することにより、用紙サイズ
に対応した披検知部が検知部21に対峙して位置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】複写機、プリンタ、ファクシ
ミリ等の画像形成装置に用いられる用紙のサイズを検知
する用紙サイズ検知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、給紙トレイに収納する用紙はユ
−ザがその都度、希望の用紙サイズに合わせてフェンス
の位置を変更するが、用紙のサイズの設定変更を忘れ、
ジャムなどのトラブルをひきおこすことがあった。
【0003】このため、特開平6−1349号公報で
は、用紙の端部を規制するフェンスのスライド方向に沿
って複数の被検知体を設け、位置決めされたフェンスが
被検知体に設けられた突起を押圧することにより、被検
知体が回動して検知部材に接触することによって、用紙
サイズを自動的に検知する用紙サイズ検知装置が開示さ
れているが、複数の被検知体を1つ1つ給紙トレイに取
り付ける必要があるとともに、被検知体の突起の位置合
わせを行う必要があり、組立に手間がかかってしまう。
【0004】これに対し、特開平11−165881号
公報では、フェンスの移動によって揺動部材の一端部が
押されて揺動し、揺動部材の他端部に歯合する移動部材
が移動し、移動部材に設けられた複数の突起のいずれか
が、移動部材に対向して設けられた検知部材に接触する
ことによって、用紙サイズを自動的に検知する用紙サイ
ズ検知装置が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の技術で
は、フェンスの移動に連動して揺動部材を設けているた
め、揺動スペースが必要となり、用紙サイズ検知装置の
スペースが大きくなってしまうという課題がある。
【0006】そこで、本発明は、省スペース化が図れる
とともに組立が容易な用紙サイズ検知装置を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、給紙トレイに収納された用紙のサイズに応じて位置
決めされるスライド可能な用紙規制部材と、用紙規制部
材のスライド動作に連動して回転し且つ螺旋状の案内溝
部が形成された円筒部材と、円筒部材の案内溝部に係合
して軸線方向に移動自在で且つ移動方向に沿って複数の
被検知部が設けられた移動部材とを備え、各被検知部は
用紙サイズに対応してそれぞれ異なる配列の被検知体を
備え、この被検知体の配列を検知する検知手段を備え、
用紙規制部材のスライド動作に連動して、移動部材が円
筒部材の軸線方向に移動することにより、用紙サイズに
対応した被検知部が検知手段に対峙して位置することを
特徴とする。
【0008】この請求項1に記載の発明では、用紙規制
部材を用紙の端部に向けてスライドすると、円筒部材は
用紙規制部材の移動に連動して回転するとともに、案内
溝部に係合している移動部材が案内溝部に案内されて、
円筒部材の軸線方向に移動する。用紙規制部材が用紙の
端部に突き当たって位置決めされると、用紙規制部材が
規制している用紙サイズに対応した被検知部が検知手段
に対峙して位置し、この被検知部の被検知体の配列によ
って、用紙のサイズを自動的に検知することができる。
尚、用紙規制部材による用紙の規制方向は、用紙の幅方
向であっても、長さ方向であっても良い。
【0009】移動部材は回転する円筒部材の案内溝部に
よって移動しており、揺動部材を設けていないので、揺
動スペースをとる必要がなく、省スペース化が図れる。
また、円筒部材に移動部材を係合させるだけであり、組
立が容易である。
【0010】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、円筒部材の案内溝部の傾斜角度を変え
て、用紙サイズに対応する移動部材の移動距離を略等し
くすることを特徴とする。
【0011】この請求項2に記載の発明では、請求項1
に記載の発明と同様な作用効果を奏するとともに、隣接
する用紙サイズ間(例えば、A3サイズとB4サイズと
の間、B4サイズとA4サイズとの間)における用紙規
制部材の移動距離が変わっても、各用紙サイズ間の移動
部材の移動距離を略等しくすることにより、省スペース
化が更に図れるとともに、組立が容易である。
【0012】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の発明において、検知手段は、各被検知体の有無
をそれぞれ検知するスイッチ部材と、各スイッチ部材が
取り付けられる支持部材とを備えることを特徴とする。
【0013】この請求項3に記載の発明では、請求項1
又は2に記載の発明と同様な作用効果を奏するととも
に、各スイッチ部材が1つの支持部材に取り付けられて
検知手段を構成していることにより、製造が容易で且つ
コストの低減が図れる。
【0014】請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3
のいずれかに記載の発明において、円筒部材の案内溝部
は、各用紙サイズに対応する移動部材の位置において、
その傾斜角度を略平坦にしていることを特徴とする。
【0015】この請求項4に記載の発明では、請求項1
乃至3のいずれかに記載の発明と同様な作用効果を奏す
るとともに、用紙規制部材が用紙を規制したとき、移動
部材が、略平坦な(傾斜角度が0°又は0°近傍)案内
溝部に係合していることにより、裁断による用紙の大き
さのばらつきや、用紙規制部材のスライド操作のばらつ
きがあっても、移動部材が動くのを防止できるので、検
知手段の誤検知を防止することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、添付した図面を参照しなが
ら本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は、本発
明に係る用紙サイズ検知装置を用いた給紙装置を示す斜
視図である。図1に示すように、複写機、プリンタ、フ
ァクシミリ等に設けられた給紙装置1は、用紙を収納す
る給紙トレイ3と、給紙トレイ3に収納された用紙のサ
イズを検知する用紙サイズ検知装置5とを備えている。
【0017】給紙トレイ3は、給紙装置本体4に対して
矢印Aの方向に引き出し可能なフロントローディングタ
イプであり、用紙を積載する底板7が設けられている。
底板7は一点鎖線で示す軸線Bを中心に回動可能であ
り、積載された用紙を図示しない上昇機構により図示し
ない給紙ローラに適正圧で押し当てている。この用紙
は、給紙ローラの駆動により矢印Cの方向に送り出され
る。
【0018】用紙サイズ検知装置5は、矢印A及びD方
向に示す用紙の幅方向の側端を規制する一対のサイドフ
ェンス(用紙規制部材)9、11と、矢印C方向に示す
給紙方向の用紙の後端(用紙の長さ方向の後端)を規制
するエンドフェンス(用紙規制部材)13と、サイドフ
ェンス9、11のスライド動作に連動して正逆回転する
円筒ドラム(円筒部材)15と、円筒ドラム15の軸線
方向にスライド自在に設けられた移動部材17と、エン
ドフェンス13に押されて回動するレバー19と、移動
部材17に対峙して設けられた検知部21とを備えてい
る。
【0019】一対のサイドフェンス9、11は、用紙の
幅方向(給紙方向に対して直交する方向)にスライド自
在である。一対のサイドフェンス9、11は、図示しな
いラック及びピニオンによって、互いに離れる方向及び
近づく方向にスライドする。また、エンドフェンス13
は、給紙トレイ3に設けられた溝23に沿ってスライド
自在になっている。
【0020】本実施の形態では、一方のエンドフェンス
9にはラック25が設けられており、このラック25
は、円筒ドラム15に設けられたピニオン27と歯合し
ている。これらラック25及びピニオン27の歯合によ
り、図2に示すように、サイドフェンス9が矢印A方向
に移動(スライド)すると、円筒ドラム15が矢印E方
向に回転し、サイドフェンス9が矢印D方向に移動する
と、円筒ドラム15が矢印F方向に回転する。この円筒
ドラム15は給紙トレイ3の底面に対して鉛直方向に設
けられており、その周面には、螺旋形状(スパイラル形
状)の案内溝部31が形成されている。
【0021】移動部材17は、円筒ドラム15の案内溝
部31に係合するピン33と、移動部材17を円筒ドラ
ム15の軸線方向(図2において上下方向)に案内する
ガイドピン35とが設けられており、円筒ドラム15が
矢印E方向に回転すると、ピン33が案内溝部31に案
内されて、移動部材17が下方にスライドし、円筒ドラ
ム15が矢印F方向に回転すると、移動部材17が上方
にスライドする。
【0022】また、図3に示すように、移動部材17に
は、この移動部材17の移動方向に沿って4つの被検知
部37、39、41、43が設けられている。各被検知
部37、39、41、43は、複数の突起30によって
構成されており、各検知部37、39、41、43の突
起30の配列はそれぞれ、用紙サイズに対応して異なっ
ている。また、各突起30は、給紙トレイ3に形成され
た開口部3aを介して給紙トレイ3の外側に向けて突出
している。
【0023】本実施の形態では、被検知部37は、3つ
の突起30により構成され、A4ヨコ又はA3タテの用
紙サイズに対応している。被検知部39は、図中右側及
び中央に設けられた2つの突起30により構成されてお
り、B5ヨコ又はB4タテの用紙サイズに対応してい
る。被検知部41は、図中左側及び中央に設けられた2
つの突起30により構成されており、A5ヨコ又はA4
タテの用紙サイズに対応している。また、被検知部43
は、図中左側及び右側に設けられた2つの突起30によ
り構成されており、B5タテの用紙サイズに対応してい
る。尚、図3において、移動部材17及び各突起30は
模式的に示している。また、各サイズの用紙の大きさの
関係は図5に示した。
【0024】レバー19は、その後端部19bがエンド
フェンス13の押圧部13aに押されて支点20を中心
に回動することにより、レバー19の先端部19aが図
3の実線で示す検知位置と、2点鎖線で示す非検知位置
との間を回動する。レバー19は、図示しないスプリン
グによって、検知位置に向けて常時付勢されており、検
知位置においてストッパに当接して位置決めされてい
る。
【0025】本実施の形態では、エンドフェンス13
が、A3タテ、B4タテ、A4タテの用紙を規制してい
るときには、レバー19の先端部19aは検知位置に位
置し、エンドフェンス13が、上述のA4タテ、B4タ
テ、A4タテ以外の用紙を規制しているときには、レバ
ー19の先端部19aは非検知位置に位置している。
【0026】このレバー19によって、用紙の長さを検
知することにより、例えば、A3タテサイズの用紙及び
A4ヨコサイズの用紙や、B4タテサイズの用紙及びB
5ヨコサイズの用紙のように、サイドフェンス9の位置
決め場所が同じ用紙の正確なサイズを検知することがで
きる。
【0027】尚、本実施の形態では、押圧部13aは弾
性変形可能であり、エンドフェンス13が例えばA5ヨ
コサイズよりも小さい用紙を規制するために、給紙方向
(矢印C方向)に向けて更にスライドしたときに、レバ
ー19の後端部19bを押圧しているエンドフェンス1
3の押圧部13aが弾性変形し、レバー19が押圧部1
3aを乗り越えるようになっている。これによって、エ
ンドフェンス13のスライドがレバー19の後端部19
bによって阻止されるのを防止している。
【0028】検知部21は、移動部材17の各被検知部
37、39、41、43、及びレバー19の先端部19
aを検知するものであり、給紙装置本体3に取り付けら
れている。検知部21は、給紙装置本体3に取り付けら
れる支持部材45と、移動部材17の各突起30に押圧
されるスイッチ部材S1、S2、S3と、レバー19の
先端部19aに押圧されるスイッチ部材S4とが設けら
れている。各スイッチ部材S1が1つの支持部材45に
取り付けられて検知部21を構成しているので、スイッ
チ部材毎に支持部材45を設ける構成に比べて、製造が
容易であるとともに、ハーネスやコネクタの数を低減で
き、コストの低減が図れる。
【0029】本実施の形態では、検知部21のスイッチ
部材S1は移動部材17の右側の突起30に、スイッチ
部材S2は中央の突起30に、スイッチ部材S3は左側
の突起30にそれぞれ押圧されることによりオンとな
り、スイッチ部材S4は、レバー19の先端部19aに
押圧されることによりオンとなり、これらのオンオフ信
号(検知信号)は、図示しない制御部に送信され、制御
部は、これらスイッチ部材S1、S2、S3、S4のオ
ン、オフの組み合わせによって、用紙サイズを認識す
る。尚、突起30は湾曲しており、スイッチ部材S1、
S2、S3が突起30の湾曲面に案内されて引っ込むこ
とにより(スイッチ部材が突起に押されることにより)
オンになるようになっている。同様に、スイッチ部材S
4は、レバー19のテーパ部19bに案内されて引っ込
んむことによりオンになるようになっている。
【0030】ここで、円筒部材15の案内溝部31につ
いて図4に基づいて説明する。図4は、サイドフェンス
9の移動距離と案内溝部の傾斜角度との関係を模式的に
示す図である。この図4において、符号R、S、Tは、
サイドフェンス9が用紙を規制している位置であり、R
S間の距離L1は、ST間の距離L2よりも長く(L1
>L2)なっている。また、符号hは、移動部材17の
各用紙サイズ間の移動距離を示している。
【0031】案内溝部31において、RS間のように、
隣接する用紙のサイズ間(例えば、A3サイズとA4サ
イズの間、A4サイズとB4サイズの間)におけるサイ
ドフェンス9の移動距離L1が長い箇所では、その傾斜
角度Z1を小さくしている。また、ST間のように、サ
イドフェンス9の移動距離L2が短い箇所では、その傾
斜角度Z2を大きくする。
【0032】即ち、隣接する用紙サイズ間におけるサイ
ドフェンス9の移動距離L1が長いときは、円筒部材の
対応する案内溝部31の傾斜角度Z1を小さくし、移動
距離L2が短いときには対応する案内溝部の傾斜角度Z
2を小さくすることにより、各用紙サイズ間における移
動部材17の移動距離hを略等しくして、省スペース化
を図っている。このように、円筒ドラム15の案内溝部
31の傾斜角度を調整する(変える)ことにより、移動
部材17の移動距離を容易に短くしたり長くしたりする
ことができる。
【0033】一方、案内溝部31のうち、サイドフェン
ス9が用紙を規制したとき、移動部材17のピン33が
位置する部位R、S、Tの近傍(図2においては、符号
31a)では、その傾斜角度は所定幅aに亘って略0°
にして、案内溝部31を略平坦にしている。これによっ
て、用紙を規制したときのエンドフェンス9の位置が、
用紙サイズの裁断等のばらつきやユ−ザの操作で微妙に
ずれても、移動部材17が移動するのを防止でき、各ス
イッチ部材S1、S2、S3に対する各突起30の位置
がずれないので、検知部21による誤検知を防止する。
【0034】次に、上述した構成に基づき、本実施の形
態の作用を説明する。給紙トレイ3にB5タテサイズの
用紙(単に「B5タテ用紙」という)を収納し、サイド
フェンス9をB5用紙の幅方向の一端部に向けて(矢印
A方向)スライドすると、サイドフェンス11がB5タ
テ用紙の幅方向の他端部に向けて(矢印D方向)スライ
ドする。円筒ドラム15は、サイドフェンス9の矢印A
方向への移動に連動して、矢印F方向に回転するととも
に、案内溝部31に係合している移動部材17のピン3
3が、案内溝部31に案内されることにより、移動部材
17が上方に移動する。
【0035】サイドフェンス9が、B5タテ用紙の端部
に突き当たって位置決めされると(用紙を規制する
と)、円筒ドラム15の回転が停止するとともに、移動
部材17の移動も停止し、移動部材17のB5タテに対
応する被検知部43が検知部21に対峙する。このと
き、移動部材17の被検知部37の2つの突起30が、
検知部21のスイッチ部材S1、S3を押圧して、各ス
イッチ部材S1、S3をオンにする。
【0036】一方、エンドフェンス13をB5タテ用紙
の後端部に向けてスライドすると、エンドフェンス13
の押圧部13aが、レバー19の後端部19bを押圧し
てレバー19を回動させることにより、検知位置にある
レバー19の先端部19aが、非検知位置に向けて移動
してスイッチ部材S4がオフとなる。これによってスイ
ッチ部材S1、S3がオンとなり、スイッチ部材S2、
S4がオフとなり、このオンオフの組み合わせによって
B5タテ用紙を検知する。
【0037】また、給紙トレイ3の用紙をB5用紙か
ら、A4タテサイズの用紙(単に、「A4タテ用紙」と
いう)に入れ換えたときには、サイドフェンス9を矢印
D方向にスライドする。このとき、円筒ドラム15は矢
印E方向に回転することにより、移動部材17が下方に
向けて移動する。サイドフェンス9がA4タテ用紙の端
部に突き当たって位置決めされると、移動部材17が距
離hだけ下方に移動することによって、A5ヨコ又はA
4タテに対応する被検知部41が、検知部21に対峙す
る。これによって、被検知部41の2つの突起30が、
検知部21のスイッチ部材S2、S3を押圧して、各ス
イッチ部材S2、S3をオンにする。
【0038】一方、エンドフェンス13をA4タテ用紙
の後端部に向けてスライドすることにより、エンドフェ
ンス13の押圧部13aがレバー19の後端部19aか
ら離れ、レバー19がスプリングの付勢力によって回動
することにより、レバー19の先端部19aが検知位置
に向けて移動し、スイッチ部材S4がオンとなる。これ
によって、スイッチ部材S2、S3がオンとなり、スイ
ッチ部材S1、S4がオフとなり、このスイッチ部材の
オンオフの組み合わせによって、A4タテ用紙を検知す
る。
【0039】また、他のサイズの用紙を給紙トレイ3に
収納した場合においても、サイドフェンス9のスライド
に連動する移動部材17のスライド動作、及び、エンド
フェンス13のスライドに連動するレバー19の回動動
作により、各スイッチ部材S1、S2、S3、S4のオ
ンオフの組み合わせが変わり、これによって給紙トレイ
3の用紙サイズを検知する。
【0040】このように、サイドフェンス9及びエンド
フェンス13のスライドして位置決めを行うだけで、用
紙サイズを自動的に検知することができる。また、移動
部材17は回転する円筒ドラム15の案内溝部31によ
って移動しており、従来のような揺動部材を設けていな
いので、揺動スペースをとる必要がなく、省スペース化
が図れる。また、円筒ドラム15に移動部材17を係合
させるだけであり、組立が容易である。
【0041】次に、他の実施の形態を説明するが、その
説明にあたり、上述した部分と同様な部分には、同一の
符号を付することにより、その説明を省略する。
【0042】図6は、第2実施の形態に係る給紙装置を
示す斜視図である。第2実施の形態では、図6に示すよ
うに、エンドフェンス13にラック25を設け、このラ
ック25を円筒ドラム15に設けられたピニオン27に
歯合させることによって、エンドフェンス13のスライ
ドに連動して、移動部材17が上下にスライドするよう
にするとともに、サイドフェンス9のスライドに連動し
て回動する図示しないレバーを設けていることが第1実
施の形態と異なる。
【0043】この第2実施の形態では、エンドフェンス
13のスライドによって、移動部材17のいずれかの被
検知部が検知部21に対峙するとともに、サイドフェン
ス9のスライドに連動してレバーの先端部が検知位置又
は非検知位置のいずれかに回動し、このときのスイッチ
部材S1、S2、S3、S4のオンオフの組み合わせに
よって用紙サイズを検知しており、第1実施の形態と同
様な作用効果を奏する。
【0044】本発明は、上述した実施の形態に限定され
ず、その要旨を逸脱しない範囲内において、種々の変形
が可能である。例えば、本実施の形態では、円筒ドラム
15を鉛直方向に配置したが、円筒ドラム15を水平方
向に配置して、移動部材17を水平方向に移動させるよ
うにしても良い。
【0045】第1実施の形態において、サイドフェンス
11に連動して円筒ドラム15が回転することによっ
て、移動部材17が移動するようにしても良い。また、
エンドフェンス13に連動するレバー19の代りに、円
筒ドラム15と移動部材17と検知部21とを別途設け
ることにより、用紙の長さを検知するようにしても良
い。
【0046】本実施の形態では、スイッチ部材S1、S
2、S3、S4のオンオフによって、突起30を検知し
たが、例えば、突起30の接触を検知する接触検知セン
サを用いて、突起30の接触の有無を検知するようにし
ても良い。また、検知手段として受光素子及び発光素子
で構成される光センサを用い、移動部材17に設けられ
た孔部を透過した光の有無の組み合わせによって、用紙
サイズを検知するようにしても良い。
【0047】
【発明の効果】請求項1に記載の発明では、移動部材は
回転する円筒部材の案内溝部によって移動しており、揺
動部材を設けていないので、揺動スペースをとる必要が
なく、省スペース化が図れる。また、円筒部材に移動部
材を係合させるだけであり、組立が容易である。
【0048】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の発明と同様な効果を奏するとともに、隣接する用紙
サイズ間における用紙規制部材の移動距離が変わって
も、各用紙サイズ間の移動部材の移動距離を略等しくす
ることにより、省スペース化が更に図れるとともに、組
立が容易である。
【0049】請求項3に記載の発明では、請求項1又は
2に記載の発明と同様な効果を奏するとともに、各スイ
ッチ部材が1つの支持部材に取り付けられて検知手段を
構成していることにより、製造が容易であり且つコスト
の低減が図れる。
【0050】請求項4に記載の発明では、請求項1乃至
3のいずれかに記載の発明と同様な効果を奏するととも
に、用紙規制部材が用紙を規制したとき、移動部材が略
平坦な案内溝部に係合していることにより、裁断による
用紙の大きさのばらつきや、用紙規制部材のスライド操
作のばらつきがあっても、移動部材が動くのを防止でき
るので、検知手段の誤検知を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した給紙装置を示す斜視図であ
る。
【図2】円筒ドラム及びその近傍を拡大して示す斜視図
である。
【図3】検知部と移動部材及びレバーの位置関係を説明
するための図である。
【図4】サイドフェンスの移動距離と案内溝部の傾斜角
度との関係を模式的に示す図である。
【図5】各用紙サイズの大きさを示す図である。
【図6】第2実施の形態に係る給紙装置を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
3 給紙トレイ 5 用紙サイズ検知装置 9、11 サイドフェンス(用紙規制部材) 13 エンドフェンス(用紙規制部材) 15 円筒ドラム(円筒部材) 17 移動部材 21 検知部(検知手段) 30 突起(被検知体) 31 案内溝部 37、39、41、43 被検知部 45 支持部材 S1、S2、S3、S4 スイッチ部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給紙トレイに収納された用紙のサイズに
    応じて位置決めされるスライド可能な用紙規制部材と、
    用紙規制部材のスライド動作に連動して回転し且つ螺旋
    状の案内溝部が形成された円筒部材と、円筒部材の案内
    溝部に係合して軸線方向に移動自在で且つ移動方向に沿
    って複数の被検知部が設けられた移動部材とを備え、各
    被検知部は用紙サイズに対応してそれぞれ異なる配列の
    被検知体を備え、この被検知体の配列を検知する検知手
    段を備え、 用紙規制部材のスライド動作に連動して、移動部材が円
    筒部材の軸線方向に移動することにより、用紙サイズに
    対応した被検知部が検知手段に対峙して位置することを
    特徴とする用紙サイズ検知装置。
  2. 【請求項2】 円筒部材の案内溝部の傾斜角度を変え
    て、用紙サイズに対応する移動部材の移動距離を略等し
    くすることを特徴とする請求項1に記載の用紙サイズ検
    知装置。
  3. 【請求項3】 検知手段は、各被検知体の有無をそれぞ
    れ検知するスイッチ部材と、各スイッチ部材が取り付け
    られる支持部材とを備えることを特徴とする請求項1又
    は2に記載の用紙サイズ検知装置。
  4. 【請求項4】 円筒部材の案内溝部は、各用紙サイズに
    対応する移動部材の位置において、その傾斜角度を略平
    坦にしていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれ
    かに記載の用紙サイズ検知装置。
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