JP2002321023A - パンチ金型 - Google Patents
パンチ金型Info
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- die
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- punching
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 パンチ刃先の振動および逃げを防止すると共
にパンチ刃先のコーナー部のチッピングを防止して寿命
を延ばすことのできるパンチ金型を提供する。 【解決手段】 ストライカ７によりパンチ金型３７のパ
ンチボディ３９を打圧すると、パンチボディ３９の先端
面の錘状の突起４５がワークＷに突き刺さって、パンチ
ボディ３９の振動や横方向のズレを防止する。また、パ
ンチングの際の切断荷重がパンチ刃先４１のコーナー部
に設けられている傾斜面４７に対して直角に作用するの
で、従来からの直角のコーナー部に比して荷重がパンチ
刃先４１の内側に向かって作用する。これにより、チッ
ピングを防止してパンチ金型３７の寿命を延ばすことが
できる。
にパンチ刃先のコーナー部のチッピングを防止して寿命
を延ばすことのできるパンチ金型を提供する。 【解決手段】 ストライカ７によりパンチ金型３７のパ
ンチボディ３９を打圧すると、パンチボディ３９の先端
面の錘状の突起４５がワークＷに突き刺さって、パンチ
ボディ３９の振動や横方向のズレを防止する。また、パ
ンチングの際の切断荷重がパンチ刃先４１のコーナー部
に設けられている傾斜面４７に対して直角に作用するの
で、従来からの直角のコーナー部に比して荷重がパンチ
刃先４１の内側に向かって作用する。これにより、チッ
ピングを防止してパンチ金型３７の寿命を延ばすことが
できる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、ダイ金型との協
働によりワークにパンチング加工を行なうパンチ金型に
関するものである。
働によりワークにパンチング加工を行なうパンチ金型に
関するものである。
【０００２】
【従来の技術】図５を参照するに、従来より一般的なパ
ンチ金型１およびダイ金型３が示されている。図５にお
いて、パンチ金型１は、例えばパンチホルダである上タ
レット５に交換自在且つストライカ７により押圧された
ときに上下動可能に保持されている。また、ダイ金型３
は。例えばダイホルダである下タレット９に交換自在に
保持されている。
ンチ金型１およびダイ金型３が示されている。図５にお
いて、パンチ金型１は、例えばパンチホルダである上タ
レット５に交換自在且つストライカ７により押圧された
ときに上下動可能に保持されている。また、ダイ金型３
は。例えばダイホルダである下タレット９に交換自在に
保持されている。
【０００３】パンチ金型１は、上タレット５に上下動自
在に保持される円筒形状のパンチガイド１１を有してお
り、このパンチガイド１１の内部にはパンチボディ１３
が上下動自在に設けられている。このパンチガイド１１
には、パンチガイド１１に設けられているスリット１６
を貫通してさらに外に突出しているキー１５が設けられ
ており、このキー１５が上タレット５に設けられている
キー溝１７に係合することにより、パンチガイド１１お
よびパンチボディ１３は回転することなく上下動する。
なお、パンチガイド１１は、リフタスプリング１８によ
り上タレット５に対して下降可能な状態で一定間隔上方
に持ち上げられている。
在に保持される円筒形状のパンチガイド１１を有してお
り、このパンチガイド１１の内部にはパンチボディ１３
が上下動自在に設けられている。このパンチガイド１１
には、パンチガイド１１に設けられているスリット１６
を貫通してさらに外に突出しているキー１５が設けられ
ており、このキー１５が上タレット５に設けられている
キー溝１７に係合することにより、パンチガイド１１お
よびパンチボディ１３は回転することなく上下動する。
なお、パンチガイド１１は、リフタスプリング１８によ
り上タレット５に対して下降可能な状態で一定間隔上方
に持ち上げられている。
【０００４】パンチボディ１３の、先端部（図５におい
て下端）にはパンチ刃先１９が設けられていると共に、
パンチボディ１３の上部にはパンチドライバ２１が一体
化されている。また、パンチドライバ２１の上端部（図
５において上端部）には、ストライカ７による打撃を受
けるパンチヘッド２３が取付けられており、このパンチ
ヘッド２３と前述のパンチガイド１１のフランジ部１１
Ｆとの間には、常時パンチボディ１３を上方へ付勢する
ストリッパースプリング２５が取付けられている。
て下端）にはパンチ刃先１９が設けられていると共に、
パンチボディ１３の上部にはパンチドライバ２１が一体
化されている。また、パンチドライバ２１の上端部（図
５において上端部）には、ストライカ７による打撃を受
けるパンチヘッド２３が取付けられており、このパンチ
ヘッド２３と前述のパンチガイド１１のフランジ部１１
Ｆとの間には、常時パンチボディ１３を上方へ付勢する
ストリッパースプリング２５が取付けられている。
【０００５】一方、パンチ金型１に対向して下方には、
下タレット９にダイ金型３が取付けられている。ダイ金
型３は、下タレット９に保持される円筒形状をしたダイ
ベース２７を有し、このダイベース２７の上側にダイ刃
先２９が取付けられている。なお、ダイベース２７には
キー３１が外向きに突設されており、下タレット９に設
けられているキー溝３３に嵌合してダイ金型３を所定の
向きにセットしている。また、ダイ金型３の下方には、
パンチング加工により生じたカスを落下させるためのカ
ス抜き穴３５が設けられている。
下タレット９にダイ金型３が取付けられている。ダイ金
型３は、下タレット９に保持される円筒形状をしたダイ
ベース２７を有し、このダイベース２７の上側にダイ刃
先２９が取付けられている。なお、ダイベース２７には
キー３１が外向きに突設されており、下タレット９に設
けられているキー溝３３に嵌合してダイ金型３を所定の
向きにセットしている。また、ダイ金型３の下方には、
パンチング加工により生じたカスを落下させるためのカ
ス抜き穴３５が設けられている。
【０００６】上記構成により、ストライカ７がパンチ金
型１のパンチヘッド２３を下方へ押し下げると、パンチ
ガイド１１は、リフタスプリング１８を縮めながら下降
して、パンチガイド１１の下面がワークＷを押圧してダ
イ金型３との間に挟んでワークＷを固定する。更に、ス
トライカ７がパンチヘッド２３を下方へ押圧すると、パ
ンチボディ１３がストリッパースプリング２５に反して
下降し、パンチ金型１のパンチ刃先１９とダイ金型３の
ダイ刃先２９との協働によりワークＷにパンチングを行
う。
型１のパンチヘッド２３を下方へ押し下げると、パンチ
ガイド１１は、リフタスプリング１８を縮めながら下降
して、パンチガイド１１の下面がワークＷを押圧してダ
イ金型３との間に挟んでワークＷを固定する。更に、ス
トライカ７がパンチヘッド２３を下方へ押圧すると、パ
ンチボディ１３がストリッパースプリング２５に反して
下降し、パンチ金型１のパンチ刃先１９とダイ金型３の
ダイ刃先２９との協働によりワークＷにパンチングを行
う。
【０００７】パンチングが完了してストライカ７が上昇
すると、ストリッパースプリング２５の復帰力によりパ
ンチ金型１のパンチ刃先１９がワークＷから脱すると共
に、所定位置までパンチボディ１３が上昇し、さらにリ
フタスプリング１８によりパンチガイド１１を所定位置
まで持ち上げてワークＷを解放する。
すると、ストリッパースプリング２５の復帰力によりパ
ンチ金型１のパンチ刃先１９がワークＷから脱すると共
に、所定位置までパンチボディ１３が上昇し、さらにリ
フタスプリング１８によりパンチガイド１１を所定位置
まで持ち上げてワークＷを解放する。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術にあっては、パンチ刃先１９が鋭利な平
面から構成されているため、厚板を打ち抜くときに、パ
ンチ刃先１９が振動したり、横方向（パンチ金型１の軸
と直交する方向）に逃げようとする外力が働いてパンチ
刃先１９の寿命を短くしたり、パンチ刃先１９のコーナ
ー部にチッピングを起こして寿命が短くなるという問題
がある。
うな従来の技術にあっては、パンチ刃先１９が鋭利な平
面から構成されているため、厚板を打ち抜くときに、パ
ンチ刃先１９が振動したり、横方向（パンチ金型１の軸
と直交する方向）に逃げようとする外力が働いてパンチ
刃先１９の寿命を短くしたり、パンチ刃先１９のコーナ
ー部にチッピングを起こして寿命が短くなるという問題
がある。
【０００９】この発明の目的は、以上のような従来の技
術の問題点に着目してなされたものであり、パンチ刃先
の振動および逃げを防止すると共にパンチ刃先のコーナ
ー部のチッピングを防止して寿命を延ばすことのできる
パンチ金型を提供することにある。
術の問題点に着目してなされたものであり、パンチ刃先
の振動および逃げを防止すると共にパンチ刃先のコーナ
ー部のチッピングを防止して寿命を延ばすことのできる
パンチ金型を提供することにある。
【００１０】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項１による発明のパンチ金型は、ダイ金型と
の協働によりワークにパンチングを行なうべく、パンチ
ホルダに上下動自在に保持されたパンチボディを備えた
パンチ金型であって、前記パンチボディの先端に設けら
れているパンチ刃先のコーナー部に傾斜面を設けたこと
を特徴とするものである。
めに、請求項１による発明のパンチ金型は、ダイ金型と
の協働によりワークにパンチングを行なうべく、パンチ
ホルダに上下動自在に保持されたパンチボディを備えた
パンチ金型であって、前記パンチボディの先端に設けら
れているパンチ刃先のコーナー部に傾斜面を設けたこと
を特徴とするものである。
【００１１】従って、ワークにパンチングを行なう際
に、ストライカによりパンチ金型のパンチボディを打圧
すると、パンチングの際の切断荷重がパンチ刃先のコー
ナー部に設けられている傾斜面に対して直角に作用する
ので、従来からの直角のコーナー部に比して荷重がパン
チ刃先の内側に向かって作用するので、パンチ刃先のチ
ッピングを防止する。
に、ストライカによりパンチ金型のパンチボディを打圧
すると、パンチングの際の切断荷重がパンチ刃先のコー
ナー部に設けられている傾斜面に対して直角に作用する
ので、従来からの直角のコーナー部に比して荷重がパン
チ刃先の内側に向かって作用するので、パンチ刃先のチ
ッピングを防止する。
【００１２】請求項２による発明のパンチ金型は、ダイ
金型との協働によりワークにパンチングを行なうべく、
パンチホルダに上下動自在に保持されたパンチボディを
備えたパンチ金型であって、前記パンチボディの先端に
設けられているパンチ刃先の先端面中央に錘状の突起を
下向きに設けたことを特徴とするものである。
金型との協働によりワークにパンチングを行なうべく、
パンチホルダに上下動自在に保持されたパンチボディを
備えたパンチ金型であって、前記パンチボディの先端に
設けられているパンチ刃先の先端面中央に錘状の突起を
下向きに設けたことを特徴とするものである。
【００１３】従って、ストライカによりパンチ金型のパ
ンチボディを打圧すると、まずパンチボディが下降して
先端面の錘状の突起がワークに突き刺さって、パンチボ
ディの振動や横方向のズレを防止した後にワークにパン
チングを行なう。
ンチボディを打圧すると、まずパンチボディが下降して
先端面の錘状の突起がワークに突き刺さって、パンチボ
ディの振動や横方向のズレを防止した後にワークにパン
チングを行なう。
【００１４】請求項３による発明のパンチ金型は、ダイ
金型との協働によりワークにパンチングを行なうべく、
パンチホルダに上下動自在に保持されたパンチボディを
備えたパンチ金型であって、前記パンチボディの先端に
設けられているパンチ刃先のコーナー部に傾斜面を設け
ると共に、前記パンチ刃先の先端面中央に錘状の突起を
設けたことを特徴とするものである。
金型との協働によりワークにパンチングを行なうべく、
パンチホルダに上下動自在に保持されたパンチボディを
備えたパンチ金型であって、前記パンチボディの先端に
設けられているパンチ刃先のコーナー部に傾斜面を設け
ると共に、前記パンチ刃先の先端面中央に錘状の突起を
設けたことを特徴とするものである。
【００１５】従って、ストライカによりパンチ金型のパ
ンチボディを打圧すると、まずパンチボディが下降して
の先端面の錘状の突起がワークに突き刺さって、パンチ
ボディの振動や横方向のズレを防止する。そして、パン
チングの際の切断荷重がパンチ刃先のコーナー部に設け
られている傾斜面に対して直角に作用するので、従来か
らの直角のコーナー部に比して荷重がパンチ刃先の内側
に向かって作用するので、パンチ刃先のチッピングを防
止する。
ンチボディを打圧すると、まずパンチボディが下降して
の先端面の錘状の突起がワークに突き刺さって、パンチ
ボディの振動や横方向のズレを防止する。そして、パン
チングの際の切断荷重がパンチ刃先のコーナー部に設け
られている傾斜面に対して直角に作用するので、従来か
らの直角のコーナー部に比して荷重がパンチ刃先の内側
に向かって作用するので、パンチ刃先のチッピングを防
止する。
【００１６】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて詳細に説明する。図１には、この発明に係
るパンチ金型３７が示されている。なお、従来技術の欄
で説明した図５に示されているパンチ金型１と共通する
部位には同じ符号を付して、重複する説明は省略する。
面に基づいて詳細に説明する。図１には、この発明に係
るパンチ金型３７が示されている。なお、従来技術の欄
で説明した図５に示されているパンチ金型１と共通する
部位には同じ符号を付して、重複する説明は省略する。
【００１７】図１〜図４を併せて参照するに、このパン
チ金型３７にはパンチボディ３９が上下動自在に設けら
れている。このパンチボディ３９の先端部に設けられて
いるパンチ刃先４１の先端面４３の中央には、図３に示
されているように、下方に突出した、例えば円錐状ある
いは角錐状の位置決め突起４５が設けられている。
チ金型３７にはパンチボディ３９が上下動自在に設けら
れている。このパンチボディ３９の先端部に設けられて
いるパンチ刃先４１の先端面４３の中央には、図３に示
されているように、下方に突出した、例えば円錐状ある
いは角錐状の位置決め突起４５が設けられている。
【００１８】また、図２および図４を参照するに、パン
チ刃先４１の先端面４３（ここでは、例えば正方形断
面）の４つのコーナー部は、逃げ角α（例えば１０度、
図４参照）で傾斜面４７が設けられている。このため、
パンチングの際にコーナー部分においてはパンチ刃先４
１とダイ歯先２９との成す切断角度は鈍角で切断される
ことになる。
チ刃先４１の先端面４３（ここでは、例えば正方形断
面）の４つのコーナー部は、逃げ角α（例えば１０度、
図４参照）で傾斜面４７が設けられている。このため、
パンチングの際にコーナー部分においてはパンチ刃先４
１とダイ歯先２９との成す切断角度は鈍角で切断される
ことになる。
【００１９】上記構成により、ストライカ７がパンチ金
型３７のパンチヘッド２３を下方へ押し下げ、パンチガ
イド１１の下面がワークＷを押圧すると同時に、パンチ
刃先４１の先端面４３に設けられている位置決め突起４
５がワークＷに突き刺さるため、パンチボディ３９の振
動や横方向のズレを防止してダイ金型３との間にワーク
Ｗを挟んで固定する。
型３７のパンチヘッド２３を下方へ押し下げ、パンチガ
イド１１の下面がワークＷを押圧すると同時に、パンチ
刃先４１の先端面４３に設けられている位置決め突起４
５がワークＷに突き刺さるため、パンチボディ３９の振
動や横方向のズレを防止してダイ金型３との間にワーク
Ｗを挟んで固定する。
【００２０】更に、ストライカ７がパンチヘッド２３を
下方へ押圧すると、パンチボディ３９がストリッパース
プリング２５に反して下降し、パンチ金型３７のパンチ
刃先４１とダイ金型３のダイ刃先２９との協働によりワ
ークＷにパンチングを行う。この際、切断荷重がパンチ
刃先４１のコーナー部に設けられている傾斜面４７に対
して直角に作用することになるので、パンチ刃先４１の
コーナー部分にはパンチ刃先４１の内側に向かって切断
力が作用することになり、パンチ刃先４１の強度が増
す。
下方へ押圧すると、パンチボディ３９がストリッパース
プリング２５に反して下降し、パンチ金型３７のパンチ
刃先４１とダイ金型３のダイ刃先２９との協働によりワ
ークＷにパンチングを行う。この際、切断荷重がパンチ
刃先４１のコーナー部に設けられている傾斜面４７に対
して直角に作用することになるので、パンチ刃先４１の
コーナー部分にはパンチ刃先４１の内側に向かって切断
力が作用することになり、パンチ刃先４１の強度が増
す。
【００２１】そして、パンチングが完了してストライカ
７が上昇すると、ストリッパースプリング２５の復帰力
によりパンチ金型３７のパンチ刃先４１がワークＷから
脱すると共に、リフタスプリング１８の付勢力で所定位
置までパンチボディ３９が上昇する。
７が上昇すると、ストリッパースプリング２５の復帰力
によりパンチ金型３７のパンチ刃先４１がワークＷから
脱すると共に、リフタスプリング１８の付勢力で所定位
置までパンチボディ３９が上昇する。
【００２２】以上の結果から、パンチングの際にパンチ
ボディ３９の先端面４３の位置決め突起４５がワークＷ
に突き刺さって、パンチボディ３９の振動や横方向のズ
レを防止するので、パンチ刃先４１の損傷を防止して寿
命を延ばすことができる。
ボディ３９の先端面４３の位置決め突起４５がワークＷ
に突き刺さって、パンチボディ３９の振動や横方向のズ
レを防止するので、パンチ刃先４１の損傷を防止して寿
命を延ばすことができる。
【００２３】また、パンチングの際の切断荷重がパンチ
刃先４１のコーナー部に設けられている傾斜面４７に対
して直角に作用するので、従来からの直角のコーナー部
に比して荷重がパンチ刃先４１の内側に向かって作用す
る。これにより、チッピングを防止してパンチ金型３７
の寿命を延ばすことができる。
刃先４１のコーナー部に設けられている傾斜面４７に対
して直角に作用するので、従来からの直角のコーナー部
に比して荷重がパンチ刃先４１の内側に向かって作用す
る。これにより、チッピングを防止してパンチ金型３７
の寿命を延ばすことができる。
【００２４】なお、この発明は前述の発明の実施の形態
に限定されることなく、適宜な変更を行うことにより、
その他の態様で実施し得るものである。
に限定されることなく、適宜な変更を行うことにより、
その他の態様で実施し得るものである。
【００２５】
【発明の効果】以上説明したように、請求項１の発明に
よるパンチ金型では、ワークにパンチングを行なう際
に、ストライカによりパンチ金型のパンチボディを打圧
すると、パンチングの際の切断荷重がパンチ刃先のコー
ナー部に設けられている傾斜面に対して直角に作用する
ので、従来からの直角のコーナー部に比して荷重がパン
チ刃先の内側に向かって作用する。これにより、チッピ
ングを防止してパンチ金型の寿命を延ばすことができ
る。
よるパンチ金型では、ワークにパンチングを行なう際
に、ストライカによりパンチ金型のパンチボディを打圧
すると、パンチングの際の切断荷重がパンチ刃先のコー
ナー部に設けられている傾斜面に対して直角に作用する
ので、従来からの直角のコーナー部に比して荷重がパン
チ刃先の内側に向かって作用する。これにより、チッピ
ングを防止してパンチ金型の寿命を延ばすことができ
る。
【００２６】請求項２の発明によるパンチ金型では、ス
トライカによりパンチ金型のパンチボディを打圧する
と、パンチボディの先端面の錘状の突起がワークに突き
刺さって、パンチボディの振動や横方向のズレを防止す
るので、パンチ刃先の損傷を防止してパンチ金型の寿命
を延ばすことができる。
トライカによりパンチ金型のパンチボディを打圧する
と、パンチボディの先端面の錘状の突起がワークに突き
刺さって、パンチボディの振動や横方向のズレを防止す
るので、パンチ刃先の損傷を防止してパンチ金型の寿命
を延ばすことができる。
【００２７】請求項３の発明によるパンチ金型では、ス
トライカによりパンチ金型のパンチボディを打圧する
と、パンチボディの先端面の錘状の突起がワークに突き
刺さって、パンチボディの振動や横方向のズレを防止す
る。そして、パンチングの際の切断荷重がパンチ刃先の
コーナー部に設けられている傾斜面に対して直角に作用
するので、従来からの直角のコーナー部に比して荷重が
パンチ刃先の内側に向かって作用する。これにより、チ
ッピングを防止してパンチ金型の寿命を延ばすことがで
きる。
トライカによりパンチ金型のパンチボディを打圧する
と、パンチボディの先端面の錘状の突起がワークに突き
刺さって、パンチボディの振動や横方向のズレを防止す
る。そして、パンチングの際の切断荷重がパンチ刃先の
コーナー部に設けられている傾斜面に対して直角に作用
するので、従来からの直角のコーナー部に比して荷重が
パンチ刃先の内側に向かって作用する。これにより、チ
ッピングを防止してパンチ金型の寿命を延ばすことがで
きる。
【図１】この発明に係るパンチ金型を示す断面図であ
る。
る。
【図２】図１中II方向から見た底面図である。
【図３】図２中III方向から見たパンチ刃先の拡大図で
ある。
ある。
【図４】図２中IV方向から見たパンチ刃先の正面図であ
る。
る。
【図５】従来より一般的なパンチ金型の断面図である。
３ ダイ金型 ５ 上タレット（パンチホルダ） ３７ パンチ金型 ３９ パンチボディ ４１ パンチ刃先 ４３ 先端面 ４５ 位置決め突起（錘状の突起） ４７ 傾斜面 Ｗ ワーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 4E048 LA01 LA17 MA04
Claims (3)
- 【請求項１】 ダイ金型との協働によりワークにパンチ
ングを行なうべく、パンチホルダに上下動自在に保持さ
れたパンチボディを備えたパンチ金型であって、前記パ
ンチボディの先端に設けられているパンチ刃先のコーナ
ー部に傾斜面を設けたことを特徴とするパンチ金型。 - 【請求項２】 ダイ金型との協働によりワークにパンチ
ングを行なうべく、パンチホルダに上下動自在に保持さ
れたパンチボディを備えたパンチ金型であって、前記パ
ンチボディの先端に設けられているパンチ刃先の先端面
中央に錘状の突起を下向きに設けたことを特徴とするパ
ンチ金型。 - 【請求項３】 ダイ金型との協働によりワークにパンチ
ングを行なうべく、パンチホルダに上下動自在に保持さ
れたパンチボディを備えたパンチ金型であって、前記パ
ンチボディの先端に設けられているパンチ刃先のコーナ
ー部に傾斜面を設けると共に、前記パンチ刃先の先端面
中央に錘状の突起を設けたことを特徴とするパンチ金
型。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001129562A JP2002321023A (ja) | 2001-04-26 | 2001-04-26 | パンチ金型 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001129562A JP2002321023A (ja) | 2001-04-26 | 2001-04-26 | パンチ金型 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002321023A true JP2002321023A (ja) | 2002-11-05 |
Family
ID=18978068
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001129562A Pending JP2002321023A (ja) | 2001-04-26 | 2001-04-26 | パンチ金型 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002321023A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004096464A1 (ja) * | 2003-04-30 | 2004-11-11 | Ones Co., Ltd. | 薄板金属の孔明け用のパンチ及びこのパンチを具備した薄板金属の孔明け装置 |
| EP1710027A2 (en) * | 2005-04-07 | 2006-10-11 | Ricoh Company, Ltd. | A process for producing a metal base plate having a projected portion formed with a slit, a die and a mold structure used in the same |
| WO2010084527A1 (ja) * | 2009-01-22 | 2010-07-29 | 株式会社ワンズ | 薄板金属の孔開け装置及びその方法 |
| CN102861811A (zh) * | 2012-10-26 | 2013-01-09 | 昆山集智成模具有限公司 | 一种冲孔冲头 |
-
2001
- 2001-04-26 JP JP2001129562A patent/JP2002321023A/ja active Pending
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