JP2002320503A5 - - Google Patents
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【特許請求の範囲】
【請求項1】 少なくとも天然ゴムと合成ゴムを配合した主成分からなる未加硫ゴム生地を加熱加圧し加硫してなる防滑性靴底部材において、該未加硫ゴム生地にコルク粉粒体を混入させてなる防滑性靴底部材。
【請求項2】 少なくとも天然ゴムと合成ゴムを配合した主成分からなる厚層の上底成形用の未加硫ゴム生地と薄層の接地底成形用の未加硫ゴム生地を加熱加圧して加硫一体化してなる防滑性靴底部材において、前記接地底成形用の未加硫ゴム生地にコルク粉粒体を混入させてなる防滑性靴底部材。
【請求項3】 前記未加硫ゴム生地100重量部に対して、平均粒径が0.5〜3.0
mmのコルク粉粒体を3〜30重量部を混入させてなる請求項1〜2記載の防滑性靴底部材。
【請求項4】 前記天然ゴムと合成ゴムの配合割合が50〜70:50〜30重量部であるゴム生地からなる請求項1ないし3記載の防滑性靴底部材。
【請求項5】 前記ゴム生地が、天然ゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、アクリロニトリル−ブタジエンゴム、クロロプレンゴム、ブチルゴム等の1種又は2種以上より選ばれたものである請求項1〜4記載の防滑性靴底部材。
【請求項6】 前記防滑性靴底部材の接地底の領域には、少なくとも複数の突起成形凸部並びに凹溝が互いに並行或いは略直角状に交差配設されてなる請求項1〜5記載の防滑性靴底部材。
【請求項7】 前記防滑性靴底部材の成形後の接地外底部の少なくとも1部にバフ処理加工を施してなる請求項1ないし6のいずれか記載の防滑性靴底部材。
【請求項1】 少なくとも天然ゴムと合成ゴムを配合した主成分からなる未加硫ゴム生地を加熱加圧し加硫してなる防滑性靴底部材において、該未加硫ゴム生地にコルク粉粒体を混入させてなる防滑性靴底部材。
【請求項2】 少なくとも天然ゴムと合成ゴムを配合した主成分からなる厚層の上底成形用の未加硫ゴム生地と薄層の接地底成形用の未加硫ゴム生地を加熱加圧して加硫一体化してなる防滑性靴底部材において、前記接地底成形用の未加硫ゴム生地にコルク粉粒体を混入させてなる防滑性靴底部材。
【請求項3】 前記未加硫ゴム生地100重量部に対して、平均粒径が0.5〜3.0
mmのコルク粉粒体を3〜30重量部を混入させてなる請求項1〜2記載の防滑性靴底部材。
【請求項4】 前記天然ゴムと合成ゴムの配合割合が50〜70:50〜30重量部であるゴム生地からなる請求項1ないし3記載の防滑性靴底部材。
【請求項5】 前記ゴム生地が、天然ゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、アクリロニトリル−ブタジエンゴム、クロロプレンゴム、ブチルゴム等の1種又は2種以上より選ばれたものである請求項1〜4記載の防滑性靴底部材。
【請求項6】 前記防滑性靴底部材の接地底の領域には、少なくとも複数の突起成形凸部並びに凹溝が互いに並行或いは略直角状に交差配設されてなる請求項1〜5記載の防滑性靴底部材。
【請求項7】 前記防滑性靴底部材の成形後の接地外底部の少なくとも1部にバフ処理加工を施してなる請求項1ないし6のいずれか記載の防滑性靴底部材。
【0002】
【従来の技術】靴はトータルファッションの一部として認識されてきているが、従来、紳士用、婦人用に用いられる靴底材としては、天然ゴム、合成ゴム等を適宜割合に配合した主成分に充填剤等を添加、混練りした後、加熱、加圧して靴底材としたものが一般的に用いられている。また、従来より濡れた路面や食品厨房等で滑り易い問題があるが、近年、特に寒冷地での氷雪面や凍結面で滑り防止を図った防滑性の高い靴底が要望されている。この為、例えば寒冷地での氷雪面又は凍結面での転倒等を防止の為防滑性を備えた靴底が種々提案されてきている。特に我が国においては、高齢化の傾向が顕著で、高齢者において歩行時において滑る現象に対して恐怖感が強い等、防滑性靴底材が要望されているが、特に寒冷地での氷雪面、凍結面などにおける防滑性が劣る問題はまだ解決されておらず、防滑性を図った靴底部材、加えて接地クッション性等を兼ね備え、これらを充足する靴底部材からなる防滑性の高い靴製品が望まれている。
【従来の技術】靴はトータルファッションの一部として認識されてきているが、従来、紳士用、婦人用に用いられる靴底材としては、天然ゴム、合成ゴム等を適宜割合に配合した主成分に充填剤等を添加、混練りした後、加熱、加圧して靴底材としたものが一般的に用いられている。また、従来より濡れた路面や食品厨房等で滑り易い問題があるが、近年、特に寒冷地での氷雪面や凍結面で滑り防止を図った防滑性の高い靴底が要望されている。この為、例えば寒冷地での氷雪面又は凍結面での転倒等を防止の為防滑性を備えた靴底が種々提案されてきている。特に我が国においては、高齢化の傾向が顕著で、高齢者において歩行時において滑る現象に対して恐怖感が強い等、防滑性靴底材が要望されているが、特に寒冷地での氷雪面、凍結面などにおける防滑性が劣る問題はまだ解決されておらず、防滑性を図った靴底部材、加えて接地クッション性等を兼ね備え、これらを充足する靴底部材からなる防滑性の高い靴製品が望まれている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の防滑性靴底部材は、少なくとも天然ゴムと合成ゴムを配合した主成分からなる未加硫ゴム生地を加熱加圧し加硫してなる防滑性靴底部材において、前記ゴム生地にコルク粉粒体を混入させてなる防滑性靴底部材、および少なくとも天然ゴムと合成ゴムを配合した主成分からなる厚層の上底成形用の未加硫ゴム生地と薄層の接地底成形用の未加硫ゴム生地を加熱加圧して加硫一体化してなる防滑性靴底部材において、前記接地底成形用の未加硫ゴム生地にコルク粉粒体を混入させてなる防滑性靴底部材である。また、前記ゴム生地100重量部に対して、平均粒径が0.5〜3.0mmのコルク粉粒体を3〜30重量部を混入させてなる請求項1〜2記載の防滑性靴底部材。また前記天然ゴムと合成ゴムの配合割合が50〜70:50〜30重量部であるゴム生地からなる請求項1〜3記載の防滑性靴底部材。さらに、前記ゴム生地が、天然ゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、アクリロニトリル−ブタジエンゴム、クロロプレンゴム、ブチルゴム等の1種又は2種以上より選ばれたものである請求項1〜4記載の防滑性靴底部材。また前記防滑性靴底部材の接地底の領域には、少なくとも複数の突起成形凸部並びに凹溝が互いに並行或いは略直角状に交差配設されてなる請求項1〜5記載の防滑性靴底部材。また前記防滑性靴底部材の成形後の接地外底部の少なくとも一部にバフ処理加工施してなる請求項1〜6記載の防滑性靴底部材である。
【課題を解決するための手段】本発明の防滑性靴底部材は、少なくとも天然ゴムと合成ゴムを配合した主成分からなる未加硫ゴム生地を加熱加圧し加硫してなる防滑性靴底部材において、前記ゴム生地にコルク粉粒体を混入させてなる防滑性靴底部材、および少なくとも天然ゴムと合成ゴムを配合した主成分からなる厚層の上底成形用の未加硫ゴム生地と薄層の接地底成形用の未加硫ゴム生地を加熱加圧して加硫一体化してなる防滑性靴底部材において、前記接地底成形用の未加硫ゴム生地にコルク粉粒体を混入させてなる防滑性靴底部材である。また、前記ゴム生地100重量部に対して、平均粒径が0.5〜3.0mmのコルク粉粒体を3〜30重量部を混入させてなる請求項1〜2記載の防滑性靴底部材。また前記天然ゴムと合成ゴムの配合割合が50〜70:50〜30重量部であるゴム生地からなる請求項1〜3記載の防滑性靴底部材。さらに、前記ゴム生地が、天然ゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、アクリロニトリル−ブタジエンゴム、クロロプレンゴム、ブチルゴム等の1種又は2種以上より選ばれたものである請求項1〜4記載の防滑性靴底部材。また前記防滑性靴底部材の接地底の領域には、少なくとも複数の突起成形凸部並びに凹溝が互いに並行或いは略直角状に交差配設されてなる請求項1〜5記載の防滑性靴底部材。また前記防滑性靴底部材の成形後の接地外底部の少なくとも一部にバフ処理加工施してなる請求項1〜6記載の防滑性靴底部材である。
本発明に使用される靴底部材用の未加硫ゴム生地組成物は、通常靴底に使用されるゴムであって、例えば天然ゴムや、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、アクリロニトリル−ブタジエンゴム、クロロプレンゴム、ブチルゴム等の1種又は2種以上より選ばれたものを主成分とする未加硫ゴムである。
本発明において、前記コルク粉粒体をゴム生地組成物に練り混んだ構成ではコルク粉粒体は該ゴム生地組成物に分散状態であるが、加熱加圧成形後の表面は一般に平滑であるため防滑性を発揮させるためには加熱加圧成形後に、表面層の少なくとも一部をバフ研磨等の機械加工により粗面処理を施すことが必要であり、その加工面を靴底接地面とした構成とする。このように、成形後に接地底の表面をバフして接地面に該コルク粉粒体を露出させ、本発明に係る防滑性靴底部材において防滑性を発揮することができる。
上記のごとく本発明では、靴底用ゴム生地組成物に対しコルク粉粒体を混入し、加圧成型後に表面にバフ加工を施した構成とするが、(1)該コルク粉粒体が温度による物性変化が少なく、長期間にわたり防滑性を発揮かつ維持でき定常的に防滑効果が期待できる最適なものとして、コルク材に想到し採択した。(2)コルク材は多孔質で、吸湿性があるが吸水性は殆どないが、この点について、吸水性材料が一般に飽和状態に達すると、吸水効果により得られる水膜との密着性がもう得られず、ひいては防滑機能が失われる。また、吸水部が凍結すると靴底材の物性を低下させるが、コルク材では吸水性が低く、本来のすぐれた吸湿性を遺憾なく発揮できる。つまり吸水性が低く飽和状態で防滑機能が喪失する現象を回避し、氷雪面等での水膜を除去の妨げとならない。(3)接地面積を増やし、優れた防滑性を発揮し、また、適度なクッション性を備え、フロア等を傷つける虞れもない。(4)また、該コルク粉粒体は副生的な余剰、廃棄材等を再利用として活用でき、ゴムとのなじみもよく前処理も不要で、製造上も工業的有利に容易に成形できる構成である。
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Publication Number | Publication Date |
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- 2001-04-25 JP JP2001126896A patent/JP2002320503A/ja active Pending
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