JP2002319988A - デジタル化直交位相変調器 - Google Patents

デジタル化直交位相変調器

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JP2002319988A
JP2002319988A JP2001122455A JP2001122455A JP2002319988A JP 2002319988 A JP2002319988 A JP 2002319988A JP 2001122455 A JP2001122455 A JP 2001122455A JP 2001122455 A JP2001122455 A JP 2001122455A JP 2002319988 A JP2002319988 A JP 2002319988A
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Hidehiro Yamashita
英博 山下
Eiji Yoshida
英司 吉田
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来回路では、メモリ容量は、打ち切りシン
ボル長が長くなるほど指数的に増大する。また、波形メ
モリをROMで構成していたためシステムの変更に対応
できない。 【解決手段】 波形メモリ18〜23に書き換え可能な
メモリを用い、インパルス応答データを1シンボル長毎
に格納し、シンボル内の位置を表わすカウンタ値をアド
レスとして波形メモリ18〜23に与え、そのデータを
読みだし、送信データに従って、×0、×1、×(−
1)マルチプライヤ32〜37により×0、×1、×
(−1)の演算後、加算器44によって加算を行い、周
期的に極性を変更することにより、変調波を得るので、
波形メモリ容量が小さく、システムの変更にも柔軟に対
応できる小型低コストで、かつランプ処理機能や2次変
調機能等を新たに加えた高機能、高機能なデジタル化直
交位相変調を提供することができるようになった。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線通信等に用い
られるデジタル化直交位相変調器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から用いられているデジタル化直交
位相変調回路の一例として本発明の従来の技術を示すブ
ロック構成図を図6に示す。
【0003】図6において、101は同相成分入力信
号、102は直交成分入力信号、103および104は
k段のシフトレジスタ、105及び106はそれぞれシ
フトレジスタ103および104より上位のアドレスを
与えられるROM(リードオンリーメモリ)、107は
ROM105および106に下位アドレスを発生するn
段のカウンタ、108はクロック制御回路、109およ
び118はデータセレクタ、117は2の補数演算回
路、110はデジタルアナログ変換器(D/A)、11
1は低域ろ波回路(LPF)、ならびに113は変調出
力信号である。
【0004】次に、本従来の技術の動作について説明す
る。ROM105および106は波形整形フィルタとし
て使用される有限インパルス応答フィルタの係数と入力
信号との演算結果が書き込まれている。同相成分入力信
号101および直交成分入力信号102は周波数f
b(Hz)で、クロック制御回路108より周波数f
b(Hz)のクロック信号が供給されるシフトレジスタ
103および104にそれぞれ順次記憶される。シフト
レジスタ103および104に蓄積された入力信号列
は、それぞれROM105および106に上位アドレス
を与える。また、カウンタ107はクロック制御回路1
08より与えられる周波数4mfb(Hz)(m=1、
2、…)のクロック信号で動作し4m回のカウントを行
い、ROM105および106にnビットの上位アドレ
スを与える。ROM105および106は、シフトレジ
スタ103および104ならびにカウンタ107により
与えられたアドレスに従い、波形整形した信号として周
波数4mfb(Hz)により、Iビットの信号114お
よび115をそれぞれ出力する。
【0005】ここで、搬送波周波数fcと動作クロック
周波数faとの関係を、fa=4fc(=4mfb)とすれ
ば、両者の位相の一致を仮定することにより、直交搬送
波はそれぞれ、同相成分が1、0、−1、0、…、直交
成分が0、1、0、−1、…といった数列により表現さ
れる。
【0006】このことを用いて4相位相変調信号を表わ
すと具体的な動作は、同相成分および直交成分の信号1
14および115をデータセレクタ109によって順次
交互に、クロック制御回路108により得られる周波数
2mfb(Hz)のクロックにより選択し、さらにデー
タセレクタ109から出力されるIビットの信号116
と、信号116に2の補数演算回路117により符号反
転を施した信号119とをデータセレクタ118におい
て、クロック制御回路108からの周波数mfb(H
z)の信号により選択し、2つおきに符号を反転したI
ビットの信号120を出力することによって実現でき
る。データセレクタ118から出力されるIビットの信
号120をデジタルアナログ変換器110および低域ろ
波回路111によって、アナログの変調出力113が得
られる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の方法および構成では、量子化ビット数をI、打ち切
りシンボル長をk、1シンボル内のサンプル数を22m
した場合、メモリ容量は、kビットの蓄積レジスタ及び
2mビットのシンボルカウンタが必要で、I×2 k+2m
ットとなり、打ち切りシンボル長が長くなるほど指数的
に増大するという問題点を有していた。また、波形メモ
リをROMで構成していたためシステムの変更に対応で
きないという問題点も有していた。
【0008】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、波形メモリ容量が小さく、システムの変更にも柔軟
に対応できる小型低コストで、かつランプ処理機能や2
次変調機能等を新たに加えた高性能、高機能なデジタル
化直交位相変調を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の技術
の課題を解決するために、波形メモリに書き換え可能な
メモリを用い、インパルス応答データを1シンボル長毎
に格納し、シンボル内の位置を表わすカウンタ値をアド
レスとして波形メモリに与え、そのデータを読みだし、
送信データに従って、×1、×0、×(−1)の演算
後、加算を行い、周期的に極性を変更することにより、
変調波を得るので、波形メモリ容量が小さく、システム
の変更にも柔軟に対応できる小型低コストで、かつラン
プ処理機能や2次変調機能等を新たに加えた高機能、高
機能なデジタル化直交位相変調を提供することができる
ようになった。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、予めインパルス応答データを1シンボル長ごとにn
個(=打ち切りシンボル数)に分け格納した第1〜第n
の波形メモリと、2次元の信号空間にマッピングした送
信情報系列の同相成分、直交成分を順次記憶する第1、
第2のシフトレジスタと、シンボル内の位置を示し、前
記波形メモリの読みだしアドレスを生成するアドレス・
カウンタと、周波数fs/2(fsはサンプリング周波
数)のクロック信号により前記第1のシフトレジスタと
第2のシフトレジスタに蓄積されたデータ列とを交互に
選択する同相、直交セレクタと、前記シフトレジスタに
前記同相、直交セレクタにより選択された第1、あるい
は第2のシフトレジスタ蓄積データに従い、前記波形メ
モリ出力の×1、×0、×(−1)の演算を行う第1〜
第nの×1、×0、×(−1)マルチプライヤと、前記
第1〜第nの×1、×0、×(−1)マルチプライヤ出
力を加算し、演算結果の信号を出力する加算器と、前記
加算器出力を周波数fs/4のクロック信号により反転
出力する反転セレクタと、前記反転セレクタ出力をアナ
ログに変換するデジタルアナログ変換器とを有すること
を特徴とするものであり、完全デジタル化により、高性
能化、無調整化が図れることに加えて、打ち切りシンボ
ル数nによる波形生成を行った場合、従来の回路に比
べ、波形メモリ容量が1/2 nに縮小し、LSI化に適
し、小型低コスト化が図れるという作用を有する。
【0011】本発明の請求項2に記載の発明は、請求項
1に記載の発明において、インパルス応答の対称性を利
用し、前記波形メモリにインパルス応答データの半分の
応答のみを格納し、前記アドレス・カウンタの逆カウン
トをする逆アドレス・カウンタと、周波数fb/2(fb
はシンボル周波数)のクロック信号により前記アドレス
・カウンタと逆アドレス・カウンタとを選択するアドレ
ス・セレクタとを有することを特徴とするものであり、
波形メモリ容量が請求項1に比べ1/2に、従来回路に
比べ1/2n+1縮小するという作用を有する。
【0012】本発明の請求項3に記載の発明は、請求項
1に記載の発明において、キャリア位相反転器を有し、
同相成分、または直交成分のキャリア位相を反転させる
ことにより、送信ビット情報を表わす変調キャリアの位
相変化を反転することを特徴とするものであり、無線部
の変更等に柔軟に対応できるという作用を有する。
【0013】本発明の請求項3に記載の発明は、キャリ
ア位相反転器を有し、同相成分、または直交成分のベー
スバンド位相を反転することにより、同相成分、または
直交成分のキャリア位相を反転させ、送信ビット情報を
表わす変調キャリアの位相変化を反転することを特徴と
するものであり、無線部の変更等に柔軟に対応できると
いう作用を有する。
【0014】本発明の請求項4に記載の発明は、請求項
1に記載の発明において、ランプ・コントローラを有
し、変調波出力開始以前、出力終了以後は、前記×1、
×0、×(−1)マルチプライヤで×0なる演算を行う
ように制御することにより、不要スプリアス発射等の特
性劣化を軽減することを特徴とするものであり、ランプ
処理をベースバンド部で精度良く行うことができるとい
う作用を有する。
【0015】本発明の請求項5に記載の発明は、請求項
1に記載の発明において、前記波形メモリに書き換え可
能メモリを用い、前記インパルス応答の書き換えおよび
サンプリング周波数の切り換えを行うことにより、必要
に応じて異なったキャリア周波数の変調波を生成するこ
とを特徴とするものであり、システムに柔軟に対応でき
るという作用を有する。
【0016】本発明の請求項6に記載の発明は、前記波
形メモリに予め無線部フィルタの特性を補正するインパ
ルス応答を格納することにより、無線部による波形歪み
を防止することを特徴とするものであり、高精度の変調
波が得られるという作用を有する。
【0017】本発明の請求項7に記載の発明は、前記加
算器後段に、ビット・シフタを有し、ビットシフト制御
信号に従って、前記加算器出力をmビット(1<m<量
子化ビット数)シフトすることにより、送信パワーを1
/2mにすることを特徴とするものであり、送信パワー
制御が可能となるという作用を有する。
【0018】本発明の請求項8に記載の発明は、前記加
算器後段に、無変調キャリア発生器を有し、無変調キャ
リア発生時は固定データを出力することにより、基本キ
ャリア周波数の繰り返しパルス列を生成することを特徴
とするものであり、無線部の評価等が容易になるという
作用を有する。
【0019】本発明の請求項9記載の発明は、周波数m
×fc(fcは基本キャリア周波数、mは自然数)の高周
波クロック信号により、1次被変調信号の極性を切り換
えて出力することにより、2次変調を行い、精度の良い
高周波変調波を生成することを特徴とするものであり、
高性能化が図れると供に、無線部構成が簡素化され、小
型低コスト化が図れるという作用を有する。
【0020】以下、本発明の実施の形態について、図1
を参照しながら説明する。
【0021】(実施の形態1)第1図は本発明の一実施
の形態によるデジタル化π/4シフトQPSK変調器の
ブロック構成図である。
【0022】本実施の形態は、第1の入力信号である同
相成分(Q)入力信号11を順次記憶するk段×2列の
第1のシフトレジスタ13と、第2の入力信号である直
交成分(I)入力信号12を順次記憶するk段×2列の
第2のシフトレジスタ14と、デジタルアナログ変換器
(D/A)15とこのデジタルアナログ変換器から出力
されるアナログ信号から所望の変調出力信号16を出力
するフィルタ17とを備えたデジタル化直交位相変調器
において、本発明の特徴とするところの、予めδ、δ/
2に対するインパルス応答データを1シンボル長ごとに
k個(=打ち切りシンボル数)に分け、その半分の応答
を2の補数表現にて記憶した第1〜第kの波形メモリ1
8、19、20、21、22、23と、シンボル内の位
置を示し、前記波形メモリの読みだしアドレスを生成す
るアドレス・カウンタ24と、周波数2mfb(fbはシ
ンボル周波数、mは自然数)のクロック信号により前記
第1のシフトレジスタ13と第2のシフトレジスタ14
に蓄積されたデータ列とを交互に選択する同相、直交セ
レクタ25と、前記シフトレジスタに前記同相、直交セ
レクタ25により選択された第1のシフトレジスタ1
3、あるいは第2のシフトレジスタ14の蓄積データに
従い、前記波形メモリ出力26、27、28、29、3
0、31の×1、×0、×−1の演算を行う第1〜第k
の×1、×0、×(−1)マルチプライヤ32、33、
34、35、36、37と、前記第1〜第nの×1、×
0、×(−1)マルチプライヤ出力38、39、40、
41、42、43を加算し、波形整形フィルタの演算結
果の信号を出力する加算器44と、前記加算器出力45
を周波数mfbのクロック信号により反転し、更に最上
位ビットの反転により自然2進数へ変換する符号反転&
補数変換器56と、前記アドレス・カウンタ24の逆カ
ウントをする逆アドレス・カウンタ57と、周波数fb
/2(fbはシンボル周波数)のクロック信号により前
記アドレス・カウンタと逆アドレス・カウンタとを選択
するアドレス・セレクタ58、59と、同相成分、また
は直交成分のキャリア位相を反転出力する第1〜第kの
キャリア位相回転切り換え器46、47、48、49、
50、51と、変調波出力開始、終了時の前記波形メモ
リ出力26、27、28、29、30、31の×1、×
0、×−1の演算を制御するランプ・コントローラ52
と、mビットシフト制御信号(1<m<量子化ビット
数)に従って、ビットシフトを行うビット・シフタ53
と、固定データを出力することによりキャリア周波数の
繰り返しパルス列を生成する無変調キャリア発生器54
と、高周波クロック信号により、1次被変調信号の極性
を切り換えて出力する2次変調セレクタ55とクロック
制御回路62とを備えている。また、60は、シリパラ
変換器、61は差動符号化回路である。
【0023】次に、本発明の動作について説明する。
【0024】図2、3、4に、π/4シフトQPSKに
おけるベースバンド信号波形整形処理課程を示す。ここ
でI、Q軸上の信号を0相の信号、π/4ずれた軸上の
信号をπ/4相の信号と便宜的に定義する。ある時刻に
おける送信フィルタ出力はその時刻と前後の各インパル
ス応答の和であらわせ、前後のパターンが決まれば、こ
の時刻のフィルタ出力は決まり、打ち切りシンボル長が
kの場合、前後あわせてkシンボルのインパルス応答を
加算すれば、波形整形を施した信号を得ることができ
る。また、π/4シフトQPSKでは、2組のシンボル
点(0相、π/4相)を交互にとるため、同相成分、直
交成分信号は、+1/2、−1/2と、0、+1、−1
を交互にとるが、本構成では、図5に示すように、差動
符号化部にて、これを2ビット化し、0相(0)かπ/
4相(1)を示す周波数fb/2のクロック信号とあわ
せて入力パターン情報を表わす。
【0025】2ビット化した同相成分入力信号11及び
直交成分入力信号12は周波数fb(Hz)でクロック
制御回路56より周波数fb(Hz)のクロックを供給
されるシフトレジスタ13及び14にそれぞれ順次記憶
され、周波数fs/2のクロック信号により、シフトレ
ジスタ13とシフトレジスタ14に蓄積された信号(入
力パターン情報)を同相、直交セレクタ25によって交
互に選択し、×0、×1、×(−1)マルチプライヤ3
2、33、34、35、36、37に制御信号として与
える。また、アドレスカウンタ24はクロック制御回路
56より与えられる周波数fs(Hz)のクロックでカ
ウントを行い、波形メモリの順アドレスを生成し、同様
に逆アドレスカウンタ57は波形メモリの逆アドレスを
生成する。生成されたアドレスは、アドレスセレクタ5
8、59にて、0相かπ/4相かを示す周波数fb/2
のクロック信号(0相(0)、π/4相(1))に従っ
て、順アドレスか逆アドレスかを選択し、波形メモリに
与えられる。波形メモリはそれぞれ、与えられたアドレ
スに従ってそれぞれIビットの信号を出力する。これら
k個の信号26、27、28、29、30、31は次段
の×0、×1、×(−1)マルチプライヤ32、33、
34、35、36、37により、前述した同相、直交セ
レクタ出力で、入力波形パターンを表わす制御信号に応
じて、×0(オール0出力)、×1(スルー)、×(−
1)(ビット反転)なる処理を行う。これらk個の信
号、38、39、40、41、42、43は次段の加算
器44にて加算され、周波数fb(Hz)の入力信号に
対し、同相成分および直交成分に波形整形を施したベー
スバンド波形が交互に得られる。これを符号反転&補数
変換器56にて周波数fs/4のクロック信号により反
転し、更に最上位ビットを反転して自然2進数へ変換
し、次段のデジタルアナログ変換器15およびフィルタ
17によりアナログ信号となり、変調出力信号16を得
る。
【0026】また、周波数mfc(例えばシステムクロ
ック)の高周波クロック信号により、1次被変調信号の
反転出力することにより、2次変調を行い、精度の良い
高周波変調波を生成することができる。図1において
は、アップコンバート・セレクト信号により、システム
クロックにて極性を反転しており、2次変調セレクタ5
5を符号反転&補数変換器56に含んだ構成としてい
る。
【0027】また、キャリア位相回転切り換え器46、
47、48、49、50、51は、回転方向セレクト信
号により、シフトレジスタに蓄積された同相成分のベー
スバンド位相を反転し、送信ビット情報を表わす変調キ
ャリアの位相変化を反転する。
【0028】また、ビット・シフタ53は、mビットシ
フト制御信号(1<m<量子化ビット数)に従って、加
算器出力45をmビットシフトすることにより、送信パ
ワーを1/2mにし、送信パワー制御が可能となる。
【0029】また、無変調キャリア発生器54は、無変
調キャリア発生セレクト信号により、固定データを出力
し、基本キャリア周波数の繰り返しパルス列を生成する
ことができる。
【0030】また、波形メモリに書き換え可能メモリを
用いることにより、必要に応じて、要求する周波数の変
調波生成に必要なインパルス応答データをダウンロード
する構成とし、サンプリング周波数(システムクロッ
ク)を切り換えることにより、異なった基本キャリア周
波数の変調波を生成する。また、予め波形メモリに無線
部フィルタの特性を補正するインパルス応答を格納する
ことにより、無線部による波形歪みを防止することがで
きる。
【0031】また、変調波出力開始、出力終了時におけ
るランプ処理動作時、周波数fb(Hz)でクロック制
御回路56より周波数fb(Hz)のクロックを供給さ
れるランプ・コントローラ52は、シフトレジスタ1
3、14に蓄積するデータ(入力パターン情報)をラン
プ制御信号によりコントロールする。これは、波形メモ
リ出力26、27、28、29、30、31の×1、×
0、×(−1)の演算を制御することに等しく、変調波
出力開始以前および変調波出力終了以後は×0(オール
0出力)となるようにシフトレジスタに蓄積するデータ
を制御することにより、ランプ処理をベースバンドで精
度良く行うことができる。
【0032】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、完全デジ
タル化により、高性能化、無調整化が図れることに加え
て、波形メモリ容量が縮小したので、LSI化に適し、
小型低コスト化が図れる。
【0033】また、2次変調機能を設けたので、高精度
の高周波変調波を得ることができ、無線部構成が簡素化
され、小型低コスト化が図れる。
【0034】また、波形メモリを書き換え可能メモリと
したので、複数のキャリア周波数の変調信号を生成可能
で、更に、予め無線部フィルタの特性を補正するインパ
ルス応答を格納することにより、無線部による波形歪み
の補正も可能であり、高機能、高性能化が図れる。
【0035】また、ランプ処理機能、無変調キャリア発
生機能、送信パワー制御機能等を新たに設けたので、高
機能、高性能化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示すブロック構成図
【図2】その波形整形過程を示す説明図
【図3】その波形整形過程を示す説明図
【図4】その波形整形過程を示す説明図
【図5】π/4シフトQPSKにおける信号点配置図
【図6】本発明の従来の技術を示すブロック構成図
【符号の説明】
11 同相成分入力信号 12 直交成分入力信号 13 同相成分シフトレジスタ 14 直交成分シフトレジスタ 15 デジタルアナログ変換器 16 変調出力信号 17 フィルタ 18〜23 波形メモリ 24 アドレス・カウンタ 25 同相、直交セレクタ 26〜31 波形メモリ出力 32〜37 ×1、×0、×(−1)マルチプライヤ 38〜43 ×1、×0、×(−1)マルチプライヤ出
力 44 加算器 45 加算器出力 46〜51 キャリア位相回転切り換え器 52 ランプ・コントローラ 53 ビット・シフタ 54 無変調キャリア発生器 55 2次変調セレクタ 56 符号反転&補数変換器 57 逆アドレス・カウンタ 58、59 アドレスセレクタ 60 シリ/パラ変換器 61 差動符号化器 62 クロック制御回路 101 同相成分入力信号 102 直交成分入力信号 103、104 シフトレジスタ 105、106 ROM 107 カウンタ 108 クロック制御回路 109、118 データセレクタ 110 デジタルアナログ変換器 111 低域ろ波回路(LPF) 113 変調出力信号 117 2の補数演算回路

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】予めインパルス応答データを1シンボル長
    ごとにn個(=打ち切りシンボル数)に分け格納した第
    1〜第nの波形メモリと、2次元の信号空間にマッピン
    グした送信情報系列の同相成分、直交成分を順次記憶す
    る第1、第2のシフトレジスタと、シンボル内の位置を
    示し、前記波形メモリの読みだしアドレスを生成するア
    ドレス・カウンタと、周波数fs/2(fsはサンプリン
    グ周波数)のクロック信号により前記第1のシフトレジ
    スタと第2のシフトレジスタに蓄積されたデータ列とを
    交互に選択する同相、直交セレクタと、前記シフトレジ
    スタに前記同相、直交セレクタにより選択された第1、
    あるいは第2のシフトレジスタ蓄積データに従い、前記
    波形メモリ出力の×1、×0、×(−1)の演算を行う
    第1〜第nの×1、×0、×(−1)マルチプライヤ
    と、前記第1〜第nの×1、×0、×(−1)マルチプ
    ライヤ出力を加算し、演算結果の信号を出力する加算器
    と、前記加算器出力を周波数fs/4のクロック信号に
    より反転出力する反転セレクタと、前記反転セレクタ出
    力をアナログ信号に変換するデジタルアナログ変換器と
    を有することを特徴とするデジタル化直交位相変調器。
  2. 【請求項2】インパルス応答の対称性を利用し、前記波
    形メモリにインパルス応答データの半分の応答のみを格
    納し、前記アドレス・カウンタの逆カウントをする逆ア
    ドレス・カウンタと、周波数fb/2(fbはシンボル周
    波数)のクロック信号により前記アドレス・カウンタと
    逆アドレス・カウンタとを選択するアドレス・セレクタ
    とを有し、波形メモリ容量を半分に縮小することを特徴
    とする請求項1記載のデジタル化直交位相変調器。
  3. 【請求項3】キャリア位相反転器を有し、同相成分、ま
    たは直交成分のベースバンド位相を反転することによ
    り、同相成分、または直交成分のキャリア位相を反転さ
    せ、送信ビット情報を表わす変調キャリアの位相変化を
    反転することを特徴とするデジタル化直交位相変調器。
  4. 【請求項4】ランプ・コントローラを有し、変調波出力
    開始以前、出力終了以後は、前記×1、×0、×(−
    1)マルチプライヤで×0なる演算を行うように制御す
    ることにより、不要スプリアス発射等の特性劣化を軽減
    することを特徴とする請求項1記載のデジタル化直交位
    相変調器。
  5. 【請求項5】前記波形メモリに書き換え可能メモリを用
    い、前期インパルス応答の書き換えおよびサンプリング
    周波数の切り換えを行うことにより、必要に応じて異な
    ったキャリア周波数の変調波を生成することを特徴とす
    る請求項1記載のデジタル化直交位相変調器。
  6. 【請求項6】前記波形メモリに予め無線部フィルタの特
    性を補正するインパルス応答を格納することにより、無
    線部による波形歪みを防止することを特徴とするデジタ
    ル化直交位相変調器。
  7. 【請求項7】前記加算器後段に、ビット・シフタを有
    し、ビットシフト制御信号に従って、前記加算器出力を
    mビット(1<m<量子化ビット数)シフトすることに
    より、送信パワーを1/2mにすることを特徴とするデ
    ジタル化直交位相変調器。
  8. 【請求項8】前記加算器後段に、無変調キャリア発生器
    を有し、無変調キャリア発生時は固定データを出力する
    ことにより、基本キャリア周波数の繰り返しパルス列を
    生成することを特徴とするデジタル化直交位相変調器。
  9. 【請求項9】周波数m×fc(fcは基本キャリア周波
    数、mは自然数)の高周波クロック信号により、1次被
    変調信号の極性を切り換えて出力することにより、2次
    変調を行い、精度の良い高周波変調波を生成することを
    特徴とするデジタル化直交位相変調器。
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