JP2002319546A - 半導体製造装置 - Google Patents

半導体製造装置

Info

Publication number
JP2002319546A
JP2002319546A JP2001125138A JP2001125138A JP2002319546A JP 2002319546 A JP2002319546 A JP 2002319546A JP 2001125138 A JP2001125138 A JP 2001125138A JP 2001125138 A JP2001125138 A JP 2001125138A JP 2002319546 A JP2002319546 A JP 2002319546A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat
heat insulating
space
heater
ring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001125138A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiji Hosaka
英二 保坂
Naoki Matsumoto
尚樹 松本
Hidehiro Yanagawa
秀宏 柳川
Toshimitsu Miyata
敏光 宮田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Kokusai Electric Inc
Original Assignee
Hitachi Kokusai Electric Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Kokusai Electric Inc filed Critical Hitachi Kokusai Electric Inc
Priority to JP2001125138A priority Critical patent/JP2002319546A/ja
Publication of JP2002319546A publication Critical patent/JP2002319546A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】半導体製造装置の炉口部での断熱性を高め、放
熱量を低減させ、又断熱部品個々の熱的負担を軽減す
る。 【解決手段】熱処理炉を具備し、該熱処理炉が少なくと
も管4と該管を囲繞する様同心に設けられたヒータユニ
ット2を有する半導体製造装置に於いて、前記管とヒー
タユニットが形成する空間25の下端に断熱リングパッ
キン38が設けられ、該断熱リングパッキンは前記空間
に連通する間隙20に挾持される周縁部40と、前記間
隙が臨む空間を閉塞し、前記周縁部と一体に形成された
断熱リング本体39とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はシリコンウェーハ等
の基板に成膜、不純物の拡散、エッチング等の処理を行
う半導体製造装置、特に縦型熱処理炉を具備する半導体
製造装置の熱処理炉炉口部の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】先ず、図8に於いて、従来の半導体製造
装置の縦型熱処理炉について概略を説明する。
【0003】ヒータベース1に有天筒状のヒータユニッ
ト2が立設され、前記ヒータベース1の下面にリング状
の均熱管座3が取付けられ、該均熱管座3に石英或はS
iC等の材質から成る均熱管4が前記ヒータベース1と
同心に均熱管断熱ブロック5を介して立設されている。
更に、前記ヒータベース1に図示しない支持部材により
支持されたリング状の反応管座6に石英製、有天筒状の
反応管7が立設されている。該反応管7は下端にフラン
ジ8を有し、該フランジ8がリング状のフランジ押え9
により、パッキン10(後述)を介して前記反応管座6
に固定されている。
【0004】前記反応管7にはウェーハ11を水平姿勢
で多段に保持するボート12が装入される様になってお
り、該ボート12は炉口キャップ13にボートキャップ
14を介して載置され、前記炉口キャップ13は図示し
ないボートエレベータにより支持されている。前記炉口
キャップ13は前記ボート12の装入状態で前記フラン
ジ8に当接し、前記反応管7を気密に閉塞する。
【0005】図9により、炉口部分(図8中のA部)に
ついて更に説明する。
【0006】前記ヒータユニット2は発熱体15の周囲
を断熱材16により覆い、更にヒータケース17により
覆っている。又、前記発熱体15、断熱材16と前記ヒ
ータベース1との間にはヒータ断熱ブロック18が介設
されている。
【0007】該ヒータ断熱ブロック18は内周下部が矩
形形状に欠切された欠切部21を有しており、断面は逆
L字状をしている。前記均熱管断熱ブロック5の断面は
上面中央に突条19が形成された凸形状をしている。前
記均熱管断熱ブロック5の外側肩部が前記ヒータ断熱ブ
ロック18の欠切部21に嵌込む様になっている。而し
て、前記ヒータ断熱ブロック18、ヒータベース1と前
記均熱管断熱ブロック5間には断面が逆L字状の間隙2
0が形成される。尚、前記均熱管4は前記突条19の内
側に嵌合する様になっている。尚、前記均熱管断熱ブロ
ック5、ヒータ断熱ブロック18の材質としてはAl2
O2 +SiO2 の成型品、或は耐火煉瓦等が使用され
る。
【0008】前記均熱管座3、フランジ押え9、反応管
7との間には断面矩形のリング状断熱材22が介設され
ている。
【0009】上記した様に、前記ヒータユニット2の下
端には前記ヒータ断熱ブロック18が設けられ、前記均
熱管4の下端には前記均熱管断熱ブロック5が設けら
れ、更に、前記均熱管座3と反応管7の下端部には前記
断熱材22が設けられる等して、炉口部の断熱がなされ
ている。
【0010】即ち、前記均熱管断熱ブロック5が介在す
ることで、前記均熱管4からの熱伝導による放熱が抑制
され、更に、前記ヒータ断熱ブロック18と均熱管断熱
ブロック5間の間隙20が屈曲していることから、外気
雰囲気の出入りを抑制し、更に、前記断熱材22が前記
反応管7を囲繞していることから、該反応管7の下端部
からの放熱を抑制している。
【0011】基板の熱処理の処理品質は、温度に大きく
影響される。この為、前記反応管7内の温度を均一とす
る為、前記ヒータユニット2はゾーンコントロールが行
われている。前記反応管7からの放熱は上端部、下端部
からが大きく、特に下端部からの放熱量が大きい。この
為、前記ヒータユニット2は特に炉口部での発熱量を大
きくしている。
【0012】従来に於ける熱処理炉の炉口構造での主な
放熱経路を図10により説明する。
【0013】前記ヒータユニット2と前記均熱管4間の
空間25からは、前記ヒータ断熱ブロック18を介して
熱伝導により放熱される放熱経路27と、前記均熱管断
熱ブロック5を介して熱伝導により放熱される放熱経路
29と、前記ヒータ断熱ブロック18、均熱管断熱ブロ
ック5間の前記間隙20から放熱される(該間隙20よ
り外気が浸入する)放熱経路28により放熱される。
【0014】又、前記均熱管4と前記反応管7間の空間
26からは前記均熱管断熱ブロック5を介して熱伝導に
より放熱される放熱経路30と前記断熱材22を熱伝導
により貫通して放熱される放熱経路31により放熱され
る。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】近年では、ウェーハ1
1等被処理基板の大径化、大型化が進んでおり、この為
炉口部の直径も増大しており、炉口部の放熱量は増々増
大し、ヒータユニット2下端部の負荷も大きくなり、寿
命が短くなっている。この為、炉口部からの放熱量を極
力減少させる必要がある。
【0016】然し乍ら、従来の炉口部構造であると、前
記ヒータ断熱ブロック18、均熱管断熱ブロック5が直
接前記空間25に臨接している為、前記放熱経路27、
放熱経路29からの放熱量が大きい。又、前記ヒータ断
熱ブロック18と均熱管断熱ブロック5間の間隙20が
前記空間25から均熱管座3迄貫通しているので、外気
が前記空間25に浸入し易く、前記間隙20からの放熱
量が大きい。
【0017】又、前記均熱管断熱ブロック5が前記空間
26に臨接しているので、前記放熱経路30からの放熱
量が大きい。又、前記断熱材22は前記空間26下端を
閉塞しているが、前記均熱管座3の内縁部での重なり部
分が少なく、前記断熱材22を貫通する放熱量が大き
く、前記放熱経路31での放熱量が大きい等の問題を有
していた。
【0018】更に又、上記した様に、前記均熱管断熱ブ
ロック5は前記空間25、空間26に臨接しており、熱
的には過酷な状況に配置されている。この為、前記突条
19の下端(特に空間26側)には切欠効果により熱応
力が集中し易く、亀裂32が入り易いという問題があっ
た。
【0019】本発明は斯かる実情に鑑み、炉口部での断
熱性を高め、放熱量を低減させ、又断熱部品個々の熱的
負担を軽減しようとするものである。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明は、熱処理炉を具
備し、該熱処理炉が少なくとも管と該管を囲繞する様同
心に設けられたヒータユニットを有する半導体製造装置
に於いて、前記管とヒータユニットが形成する空間の下
端に断熱リングパッキンが設けられ、該断熱リングパッ
キンは前記空間に連通する間隙に挾持される周縁部と、
前記間隙が臨む空間を閉塞し、前記周縁部と一体に形成
された断熱リング本体とを有する半導体製造装置に係る
ものである。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明の
実施の形態を説明する。
【0022】図1は図8中のA部詳細図であり、図1
中、図9中で示したものと同等のものには同符号を付し
てある。
【0023】均熱管断熱ブロック5の上面、空間25に
臨接する部分に溝35を形成し、該溝35に断熱押えリ
ング36の下端が嵌込む様にする。又、前記均熱管断熱
ブロック5の内径部は前記均熱管座3より更に中心側に
オーバハングする様な形状となっている。前記断熱押え
リング36は下部外周側に矩形形状の欠切部37が形成
され、断面が倒立L字状をしており、下端部外径が小さ
く薄肉となっている。又、前記断熱押えリング36の上
端は発熱体15の下端より上方に位置している。
【0024】前記断熱押えリング36の材質としては、
Al2 O2 +SiO2 の成型品、或は耐火煉瓦等が使用
される。該断熱押えリング36の形状としては、一体も
ののリング、或は図2で示す様な分割したリングでも良
い。分割したリングの場合、分割体の接合端面は平面で
はなく、図示の様に屈折した面とすると、間隙部を熱が
貫通しなくなるので、断熱性が向上する。
【0025】前記断熱押えリング36の欠切部37には
断熱リングパッキン38が外嵌され、該断熱リングパッ
キン38は前記均熱管断熱ブロック5、ヒータ断熱ブロ
ック18、断熱押えリング36の3つの部品に挾持され
る様になっている。
【0026】前記断熱リングパッキン38は図3(一部
を欠切して示してある)に示される様に、弾力性の有る
断熱リング本体39と該断熱リング本体39から外周に
向かって広がる襞状の弾力性の有る周縁部40から成
り、該周縁部40は更に外縁が折返されて2重になって
いる。前記断熱リング本体39が前記均熱管断熱ブロッ
ク5、ヒータ断熱ブロック18、断熱押えリング36の
3つの部品に挾持され、前記周縁部40が前記ヒータ断
熱ブロック18と均熱管断熱ブロック5に挾まれて、前
記間隙20を封止している。
【0027】又、前記断熱リング本体39は芯材及び芯
材を被覆している被覆材から成り、前記周縁部40は被
覆材と同材質の断熱クロスである。ここで、芯材として
は主としてAl2 O2 +SiO2 の繊維化されたファイ
バーを積層したものであり、被覆材は主としてAl2 O
2 +SiO2 の連続繊維を網目状に重ねた布である。
【0028】前記均熱管断熱ブロック5と反応管7との
間に断熱リング42を挾設する。該断熱リング42の上
端は発熱体15の下端より更に上方に位置する様になっ
ている。該断熱リング42の構造及び材質は前記断熱リ
ング本体39と同様であり、芯材と被覆材とから構成さ
れている。又、図4に示される様に、前記断熱リング4
2の形状は連続したリングであってもよく、或は組立て
性を考慮し、一カ所が切断されていてもよく、更に切断
箇所には紐45を設け接合可能にしてもよい。
【0029】尚、前記均熱管座3、断熱リング42とフ
ランジ押え9との間には断熱材22が配設されている。
該断熱材22の構造及び材質は、前記断熱リング42と
同様である。
【0030】以下、作用を説明する。
【0031】前記断熱押えリング36の下端が前記溝3
5に嵌込んでおり、接合線は屈曲しており、前記均熱管
断熱ブロック5と断熱押えリング36の間隙から熱が放
出されることが防止される。又、前記均熱管断熱ブロッ
ク5の上面で空間25に含まれる部分は前記断熱押えリ
ング36、断熱リング本体39に覆われているので、前
記均熱管断熱ブロック5が直接前記空間25に接するこ
とはない。又、前記断熱押えリング36の上端は前記発
熱体15の下端部により加熱されるので、前記空間25
の下端は温度の低い前記均熱管断熱ブロック5に接触す
ることがない。
【0032】前記ヒータ断熱ブロック18の前記空間2
5に含まれる内周面は前記断熱リングパッキン38、断
熱押えリング36により覆われ、直接空間25に接する
ことがない。又、前記ヒータ断熱ブロック18と断熱押
えリング36間の間隙と前記間隙20とは前記断熱リン
グ本体39により分断され、熱が両間隙を貫通すること
がない。更に、前記周縁部40は前記ヒータ断熱ブロッ
ク18と均熱管断熱ブロック5間に挾持されるので、前
記周縁部40が前記間隙20を完全にシールし、該間隙
20から外気が浸入し前記空間25の下部が冷却される
こと、或は間隙20から熱が放出されることを抑制す
る。
【0033】前記均熱管断熱ブロック5の空間26に含
まれる内周面は前記断熱リング42が密着しており、前
記均熱管断熱ブロック5が前記空間26に露出する部分
は僅かに内縁部上面だけである。又、前記均熱管断熱ブ
ロック5の内縁部が中心側にオーバハングしているの
で、前記均熱管座3の内縁を回込んで熱が貫通すること
が抑止される。
【0034】更に、図10を参照して説明する。
【0035】図10で示した放熱経路27、放熱経路2
8、放熱経路29、放熱経路30、放熱経路31につい
て考察する。
【0036】先ず、前記放熱経路27、放熱経路29に
ついて説明すると、これらの放熱経路27,29では、
空間25の熱は断熱押えリング36を介してヒータ断熱
ブロック18、均熱管断熱ブロック5に伝達される。こ
の為、断熱ブロックを通過する放熱経路が大幅に長くな
り、放熱抵抗が増加する。又、前記放熱経路28につい
ては、該放熱経路28に至る前に前記ヒータ断熱ブロッ
ク18と断熱押えリング36との間隙が有り、更に前記
断熱リングパッキン38で間隙が分断され、周縁部40
で封止されるので、間隙20を熱が貫通するというこ
と、或は間隙20を通って外気が浸入することはなくな
る。
【0037】又、前記均熱管断熱ブロック5の空間26
に対する露出面積が上面に一部だけとなり、該空間26
から直接受ける熱は大幅に減少し、前記均熱管断熱ブロ
ック5の内周面が前記空間26から受ける熱は前記断熱
リング42を介して受熱することとなり、放熱経路30
からの放熱量も大幅に抑制される。更に、前記均熱管座
3の内縁を回込んで前記断熱材22を貫通して放熱され
る前記放熱経路31については前記断熱リング42を介
さなければ前記断熱材22に到達せず、やはり前記放熱
経路31での放熱量も大幅に抑制される。
【0038】而して、本実施の形態では炉口部からの放
熱量が大幅に低減し、安定時の消費電力が5%から10
%の節電効果が見られ、又ヒータユニット2下端部の負
荷が小さくなり、ヒータの長寿命化が達成される。更
に、均熱管断熱ブロック5の熱的負荷が減少し、亀裂の
発生が防止される。
【0039】図5〜図7は他の実施の形態を示すもので
あり、本発明が異なる形式の縦型熱処理炉に実施された
場合を示している。図中、図1中で示したものと同等の
ものには同符号を付し、その説明を省略する。
【0040】該実施の形態に於ける縦型熱処理炉は、均
熱管がないもの、或は反応管7の内部に均熱管が設けら
れる形式のものであり、又該反応管7はヒータベース1
に支持されたインレットフランジ44上に前記反応管7
が立設されている。
【0041】ヒータユニット2を構成する発熱体15、
断熱材16の下端にはヒータ断熱ブロック18が設けら
れ、前記ヒータユニット2は前記ヒータベース1に前記
反応管7と同心に立設されている。
【0042】前記ヒータ断熱ブロック18の内周下部に
は欠切部21が形成され、該欠切部21には均熱管断熱
ブロック5が内嵌され、該均熱管断熱ブロック5は前記
ヒータベース1の下面に設けられた均熱管座3で支持さ
れている。
【0043】前記ヒータ断熱ブロック18と前記反応管
7間に断熱リングパッキン38が挾設される。
【0044】該断熱リングパッキン38について図6、
図7を参照して説明する。
【0045】該断熱リングパッキン38は断熱リング本
体39と周縁部40から構成され、前記断熱リング本体
39は円筒形状であり、前記周縁部40は前記断熱リン
グ本体39に連続するテーパ筒部40a、該テーパ筒部
40aから半径方向に広がるフランジ部40bを更に具
備している。
【0046】前記断熱リング本体39は芯材及び芯材を
被覆している被覆材から成り、前記周縁部40は被覆材
と同材質の断熱クロスである。芯材としては主としてA
l2O2 +SiO2 の繊維化されたファイバーを積層し
たものであり、被覆材は主としてAl2 O2 +SiO2
の連続繊維を網目状に重ねた布である。
【0047】前記ヒータ断熱ブロック18、発熱体15
と前記反応管7間に挾持される前記断熱リング本体39
は、前記均熱管断熱ブロック5とヒータ断熱ブロック1
8に掛渡り、更に上端が発熱体15の下端より上方に位
置する形状であり、前記周縁部40のフランジ部40b
は前記均熱管座3とフランジ押え9間に挾持される。
【0048】而して、前記発熱体15と反応管7間で形
成される空間43の下端は前記断熱リング本体39によ
り閉塞され、前記均熱管座3とフランジ押え9間も前記
フランジ部40bにより封止される。
【0049】前記断熱リング本体39が介在すること
で、前記ヒータ断熱ブロック18、均熱管断熱ブロック
5は前記空間43から直接受熱することがなく、前記ヒ
ータ断熱ブロック18、均熱管断熱ブロック5を通って
放熱される熱量が減少する。更に、前記ヒータ断熱ブロ
ック18と均熱管断熱ブロック5間の間隙20は前記断
熱リング本体39で閉塞されているので、前記間隙20
を通って外気が浸入することが防止され、該間隙20を
貫通して放熱される熱量が減少する。又、前記均熱管座
3、フランジ押え9は共に金属であるが、前記フランジ
部40bが挾設されることで、隙間は密閉され、前記均
熱管座3とフランジ押え9間の間隙を通って外気が浸入
することが抑制されると共に該間隙を通って放熱される
熱量も大幅に減少する。
【0050】
【発明の効果】本発明は、熱処理炉を具備し、該熱処理
炉が少なくとも管と該管を囲繞する様同心に設けられた
ヒータユニットを有する半導体製造装置に於いて、前記
管とヒータユニットが形成する空間の下端に断熱リング
パッキンが設けられ、該断熱リングパッキンは前記空間
に連通する間隙に挾持される周縁部と、前記間隙が臨む
空間を閉塞し、前記周縁部と一体に形成された断熱リン
グ本体とを有するので、間隙からの外気の浸入を防止
し、間隙を貫通して放熱される熱量を低減し、更に前記
断熱リング本体が熱を遮断するので、空間下端部からの
放熱量を低減し、従って、炉口部の温度が安定し、歩留
りが向上すると共に省エネルギー化が図れる等の優れた
効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す要部断面図である。
【図2】該実施の形態に用いられる断熱押えリングの斜
視図である。
【図3】該実施の形態に使用される断熱リングパッキン
の斜視図である。
【図4】該実施の形態に使用される断熱リングの斜視図
である。
【図5】本発明の他の実施の形態を示す要部断面図であ
る。
【図6】該他の実施の形態に使用される断熱リングパッ
キンの正面図である。
【図7】該他の実施の形態に使用される断熱リングパッ
キンの斜視図である。
【図8】従来の半導体製造装置の熱処理炉の断面図であ
る。
【図9】従来例の要部断面図であり、図8のA部詳細図
である。
【図10】従来例の放熱経路を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ヒータベース 2 ヒータユニット 5 均熱管断熱ブロック 7 反応管 15 発熱体 18 ヒータ断熱ブロック 20 間隙 22 断熱材 25 空間 26 空間 36 断熱押えリング 38 断熱リングパッキン 39 断熱リング本体 40 周縁部 42 断熱リング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柳川 秀宏 東京都中野区東中野三丁目14番20号 株式 会社日立国際電気内 (72)発明者 宮田 敏光 東京都中野区東中野三丁目14番20号 株式 会社日立国際電気内 Fターム(参考) 5F045 BB08 DP19 DQ05 EK06

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱処理炉を具備し、該熱処理炉が少なく
    とも管と該管を囲繞する様同心に設けられたヒータユニ
    ットを有する半導体製造装置に於いて、前記管とヒータ
    ユニットが形成する空間の下端に断熱リングパッキンが
    設けられ、該断熱リングパッキンは前記空間に連通する
    間隙に挾持される周縁部と、前記間隙が臨む空間を閉塞
    し、前記周縁部と一体に形成された断熱リング本体とを
    有することを特徴とする半導体製造装置。
JP2001125138A 2001-04-23 2001-04-23 半導体製造装置 Pending JP2002319546A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001125138A JP2002319546A (ja) 2001-04-23 2001-04-23 半導体製造装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001125138A JP2002319546A (ja) 2001-04-23 2001-04-23 半導体製造装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002319546A true JP2002319546A (ja) 2002-10-31

Family

ID=18974411

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001125138A Pending JP2002319546A (ja) 2001-04-23 2001-04-23 半導体製造装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002319546A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009218348A (ja) * 2008-03-10 2009-09-24 Koyo Thermo System Kk 縦型炉装置
JP2009231408A (ja) * 2008-03-21 2009-10-08 Koyo Thermo System Kk 縦型炉装置
JP2009253179A (ja) * 2008-04-10 2009-10-29 Koyo Thermo System Kk 横型炉装置
JP2019161018A (ja) * 2018-03-13 2019-09-19 東京エレクトロン株式会社 断熱構造体及び縦型熱処理装置

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009218348A (ja) * 2008-03-10 2009-09-24 Koyo Thermo System Kk 縦型炉装置
JP2009231408A (ja) * 2008-03-21 2009-10-08 Koyo Thermo System Kk 縦型炉装置
JP2009253179A (ja) * 2008-04-10 2009-10-29 Koyo Thermo System Kk 横型炉装置
JP2019161018A (ja) * 2018-03-13 2019-09-19 東京エレクトロン株式会社 断熱構造体及び縦型熱処理装置
KR20190108052A (ko) * 2018-03-13 2019-09-23 도쿄엘렉트론가부시키가이샤 단열 구조체 및 종형 열 처리 장치
CN110277334A (zh) * 2018-03-13 2019-09-24 东京毅力科创株式会社 绝热构造体和立式热处理装置
JP7023147B2 (ja) 2018-03-13 2022-02-21 東京エレクトロン株式会社 断熱構造体及び縦型熱処理装置
KR102414894B1 (ko) * 2018-03-13 2022-07-01 도쿄엘렉트론가부시키가이샤 단열 구조체 및 종형 열 처리 장치
US11424143B2 (en) 2018-03-13 2022-08-23 Tokyo Electron Limited Heat insulation structure at lower end of vertical heat treatment apparatus and vertical heat treatment apparatus including heat insulation structure thereof
CN110277334B (zh) * 2018-03-13 2023-09-05 东京毅力科创株式会社 绝热构造体和立式热处理装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4409714B2 (ja) 枚葉式熱処理装置
US6483989B1 (en) Substrate processing apparatus and semiconductor device producing method
JP4452028B2 (ja) ペデスタル、半導体プロセスのためのシステム及びその方法
JP6084906B2 (ja) セラミックヒータ
JP2005503003A (ja) 集積回路用の急速熱処理システム
JP3474258B2 (ja) 熱処理装置及び熱処理方法
TW201351559A (zh) 具有即時熱區調節能力的高溫靜電夾具
WO2005041284A1 (ja) 縦型熱処理装置
JP2002098046A (ja) ゲッタ装置およびセンサ
JP2002319546A (ja) 半導体製造装置
KR20070013364A (ko) 화학 기상 증착장치의 히터모듈
JP5145984B2 (ja) 半導体製造装置およびそれを用いた半導体装置の製造方法
JP2004214283A (ja) 半導体製造装置
JP4315652B2 (ja) 縦型炉
JPH10321528A (ja) 半導体処理装置及びその使用方法
JP2006284077A (ja) 熱輻射反射炉
JP3056240B2 (ja) 熱処理装置
JPH09106957A (ja) 半導体製造用反応炉
JPH06338473A (ja) 半導体製造装置の縦型炉
JP4256174B2 (ja) 減圧気相成長装置
JP2004071619A (ja) 基板処理装置
JP2001358078A (ja) 成膜装置
JPH11102872A (ja) 反応炉
JPH11211383A (ja) 熱交換構造
JPH09219375A (ja) 半導体製造装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050930

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080407

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090630

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20091027