JP2002319286A - 不揮発性記憶装置および記憶システム - Google Patents
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Abstract
込みや消去がなかなか収束しないという課題があった。 【解決手段】 書込みまたは消去後にメモリセルのしき
い値電圧が所定のしきい値電圧分布に含まれるか否かを
確認するためのベリファイ動作において、ベリファイ電
圧が3段階以上で判定条件が緩くなる方へ変化させるこ
とにより、書込みや消去動作が収束しなくなるのを回避
して短時間で書込みや消去を終了できるようにした。
Description
去可能な不揮発性半導体メモリにおける書込みまたは消
去動作後のベリファイ方式および書込みまたは消去のパ
ルス印加方式に適用して有効な技術に関し、例えばブロ
ック単位で一括してデータの消去が可能なフラッシュメ
モリチップおよびそれを内蔵したマイクロコンピュータ
に利用して有効な技術に関する。
トおよびフローティングゲートを有する2層ゲート構造
のMOSFETからなる不揮発性記憶素子をメモリセル
に使用している。かかるフラッシュメモリにおいては、
コントロールゲートと基板(もしくはウェル領域)との
間またはコントロールゲートとソースまたはドレインと
の間に電圧を印加してフローティングゲートに電荷を注
入または放出してしきい値電圧を変化させることでデー
タを記憶させる。
書込み、消去には、しきい値電圧を高くする場合を書込
みとしその逆を消去とするものと、しきい値電圧を低く
する場合を書込みとしその逆を消去とするものとがある
が、いずれの場合にも書込みはワード線単位(セクタ単
位とも称する)またはワード線を分割した1バイトから
数百バイトの単位で行ない、消去はブロック単位すなわ
ちウェル領域やソース線を共通にする複数のセクタに対
して同時に行なわれるように構成されることが多い。
エレクトロンによる書込み方式を採用したフラッシュメ
モリにおいて、書込み所要時間を短縮する技術について
詳しく検討した。従来、フラッシュメモリにおける書込
みおよび消去動作の際には、書込みまたは消去のための
電圧印加後にメモリセルのしきい値電圧が所望のレベル
まで変化したか否か判定するベリファイ読出し動作が行
なわれ、しきい値電圧の変化が充分でないものには再度
書込みまたは消去のための電圧が印加される。そして、
上記動作を繰り返すことでしきい値電圧分布が所望の電
圧値以下または所望の電圧以上になるように制御が行な
われる。
の近傍にあるメモリセルはベリファイ動作を繰り返すう
ちに、センスアンプに入るノイズや動作条件の僅かな差
によって異なる判定結果をもたらすことがある。また、
フローティングゲートに完全に電荷が注入されておら
ず、絶縁膜の界面にトラップされていた不安定な電荷に
より見かけ上、しきい値電圧が所望のレベルに達したと
判定された後に、ベリファイ動作の繰返しにより絶縁膜
の界面の電荷が抜けてしきい値電圧が変化することもあ
る。そのため、一旦書込み終了もしくは消去終了と判定
されたメモリセルであっても次のベリファイ動作のとき
に書込み未終了もしくは消去未終了と判定されることが
あり、その結果トータルの書込み、消去回数が多くなっ
て書込み、消去所要時間が増大したり収束すなわち終了
しなくなるおそれがある。
憶素子に対する書込み電圧の印加回数に応じてベリファ
イの条件を緩くした電圧で読出しを行なって書込みの終
了を判定するようにした発明が、本出願によって提案さ
れている(特願平10−252648号)。この先願に
おいては、その実施例で、ベリファイ電圧レベルを2段
階用意しておいて、交互に電圧レベルを切り替えてベリ
ファイ読出しを行なう方法と、最後のn回目(例えば5
回目)のときに条件を緩くした電圧レベルでベリファイ
読出しを行なう方法を開示している。
検討した結果、上記2段階のベリファイ電圧レベルの切
替えのみでは書込み動作や消去動作を速やかに収束させ
ることができない場合があることが明らかとなった。ま
た、せっかく緩くした電圧レベルでベリファイを行なっ
てもそれに引っ掛かって再書込みもしくは再消去が行な
われることにより、メモリセルのしきい値電圧が反対側
の許容電圧レベルを超えてしまう現象(以下、Vthの
突き抜けと称する)が発生することがあることも明らか
となった。
て図24を用いて詳しく説明する。図24は、特に制限
されるものでないが、データ“0”をメモリセルのしき
い値電圧の高い状態に対応させ、データ“1”をメモリ
セルのしきい値電圧の低い状態に対応させるとともに、
メモリセルをしきい値電圧の高い状態にさせる動作を書
込みと称し、メモリセルをしきい値電圧の低い状態にさ
せる動作を消去と称する場合を示しており、本発明の実
施例では、特に言及しない限りこの定義に従うものとす
る。また、しきい値電圧が高い書込み状態のメモリセル
のしきい値電圧を下げる消去動作を行なった後に、しき
い値電圧の下がり過ぎたメモリセルのしきい値電圧を少
し上げる動作をポスト消去(書き戻しと呼んでいる文献
もあるが同義である)と称する。また、ポスト消去の前
に行なうしきい値電圧を下げる動作を消去と称する。
“1”を記憶するメモリセルのしきい値電圧はVe1と
Ve2との間に入る必要がある場合を考える。本発明者
らは、フラッシュメモリにおけるデータ“0”から
“1”への書換えで、しきい値電圧の高い状態にあるメ
モリセルのしきい値電圧を消去動作によって高い側の許
容電圧レベルVe2よりも低くさせた後、しきい値電圧
が低い側の許容電圧レベルVe1よりも低くなってしま
ったメモリセルに対して比較的短い書込みパルスを印加
または比較的低い電圧で書込みをしてしきい値電圧を高
くするポスト消去動作を繰返し行なって、データ“1”
を記憶すべきメモリセルのしきい値電圧が最終的にVe
1とVe2との間に入るようにする方式について詳しく
検討した。
一の電圧レベル(Ve1)で行なうと、一度「良」と判
定されたメモリセルであっても何度かベリファイを行な
ううちに「不良」と判定されてしまうことがある。そし
て、この「不良」と判定されたメモリセルはポスト消去
の対象となるため、次の動作でしきい値電圧が高くされ
ることとなる。その結果、逆にしきい値電圧が高くなり
過ぎて高い側の許容電圧レベルVe2を越えてしまう突
き抜けを起こすことがあり、これによって消去動作が収
束しなくなることを見出した。
果を示す。図10のグラフは、横軸にポスト消去の繰返
し数、縦軸に消去対象の全ビット数に対する累積ビット
数をとって示したもので、図24に対応して●印はしき
い値電圧が許容範囲内に入ったビット、■印は低い側の
許容電圧レベルVe1よりも低いビットつまりポスト消
去の対象となるビット、▲印は高い側の許容電圧レベル
Ve2よりも高いビットつまり突き抜けを起こしたビッ
トを示す。図10より、同一電圧レベルでベリファイを
行なうと、ポスト消去の繰返し回数が14回を越えるあ
たりから突き抜けを起こすビットが急激に増加すること
が分かる。
許容範囲の低い側の許容電圧レベルVe1よりも低いビ
ットが0.01%程度(例えば全ビット数を1Mビット
とすると100ビット程度)存在しているため、ここで
ポスト消去を終了させることできない。このようなビッ
トを放置しておくと、非選択のメモリセルに電流が流れ
ることにより、読出しデータとして誤りとなる。また、
書込み動作を行なうときにもこのビットにより電流が流
れて正しい書込みができないためである。また、1つの
メモリセルで2ビットのデータを記憶するような多値の
フラッシュメモリにあっては、図25に示すように、各
記憶データに対応したしきい値電圧の分布範囲を比較的
狭い範囲に精度良く入れてやる必要があるので、ベリフ
ァイの判定は2値の場合よりも厳しくなる。
間または書込み所要時間を短縮可能なフラッシュメモリ
のような不揮発性記憶回路およびそれを内蔵したマイク
ロコンピュータ等の半導体集積回路を提供することにあ
る。
な特徴は、本明細書の記述及び添付図面から明らかにな
るであろう。
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下
記のとおりである。
し、上記メモリアレイ部は複数のワード線と、それぞれ
のワード線に接続される複数のメモリセルを有し、それ
ぞれのメモリセルは、2以上のしきい値電圧分布の内、
少なくとも一部のメモリセルは第1のしきい値電圧分布
に含まれるしきい値電圧を有し、上記制御部は、上記複
数のワード線から所定のワード線を選択し、選択された
ワード線に接続される複数のメモリセルのしきい値電圧
を、上記第1のしきい値電圧分布から第2のしきい値電
圧分布へ変化させる第1動作と、それぞれのメモリセル
のしきい値電圧が上記第2のしきい値電圧分布に含まれ
るか否かを確認する第2動作を行う。この第2動作にお
いて複数のメモリセルの内、しきい値電圧が上記第2の
しきい値電圧分布に含まれないメモリセルに対しては、
再度上記第1動作と第2動作を行う。上記第2動作で
は、それぞれのメモリセルに対し、メモリセルのしきい
値電圧が上記第2のしきい値電圧分布に含まれるか否か
を確認するための所定の電圧が印加され、上記所定の電
圧は3レベル以上用意される。先に行なった第2動作に
おいてメモリセルに印加される上記所定の電圧は、後に
行なった第2動作においてメモリセルに印加される上記
所定の電圧と異なるようにしたものである。
電圧が所定のしきい値電圧分布に含まれるか否かを確認
するための所定の電圧が3段階以上で判定条件が緩くな
る方へ変化されることにより、書込みや消去動作が収束
しなくなるのを回避して短時間で書込みや消去を終了で
きるようになる。
電圧が所定のしきい値電圧分布に含まれるか否かを確認
するための判定動作(第2動作)においてメモリセルに
印加される上記所定の電圧はしきい値電圧を変化させた
方向と逆の方向へ段階的に変化させるように構成する。
これによって、メモリセルのしきい値電圧が所定のしき
い値電圧分布に含まれるか否かを確認するための判定に
おいて、判定条件が次第に緩くなるようにされ、書込み
や消去動作の収束が速くなる。
分布から第2のしきい値電圧分布へ変化させる動作(第
1動作)はメモリセルに対して所定の電圧を印加するこ
とで行い、後に行う第1動作においてメモリセルに印加
する電圧は、先に行なった第1動作においてメモリセル
に印加された電圧と異なるようにする。あるいは、後に
行う第1動作におけるメモリセルへの電圧印加時間は、
先に行なった第1動作においてメモリセルにおけるメモ
リセルへの電圧印加時間と異なるようにする。これによ
り、効率良くメモリセルのしきい値電圧を変化させ、短
時間で書込みや消去を終了できるようになる。
置は、制御部とメモリアレイ部を有し、上記メモリアレ
イ部は複数のワード線と、それぞれのワード線に接続さ
れる複数のメモリセルを有し、それぞれのメモリセル
は、2以上のしきい値電圧分布の内、第1のしきい値電
圧分布に含まれるしきい値電圧を有する。上記制御部
は、上記第1のしきい値電圧分布が上記第2のしきい値
電圧分布よりも高い場合に、上記第1動作で上記第2の
しきい値電圧分布の上限よりも低いしきい値電圧へ変化
させた後、上記第2動作で検出された第2のしきい値電
圧分布の下限よりも低いしきい値電圧のメモリセルに対
して上記下限よりも高いしきい値電圧へ変化させる第3
動作と、それぞれのメモリセルのしきい値電圧が上記下
限よりも高いか否かを確認する第4動作を複数回繰返し
行う。この第4動作では、それぞれのメモリセルに対
し、メモリセルのしきい値電圧が上記下限よりも高いか
否かを確認するための所定の電圧が印加され、先に行な
った第4動作においてメモリセルに印加される上記所定
の電圧は、上記第2のしきい値電圧分布の下限に相当す
る電圧よりも高くなるようにする。あるいは、上記第1
のしきい値電圧分布が上記第2のしきい値電圧分布より
も低い場合に、上記第4動作では、先に行なった第4動
作においてメモリセルに印加される上記所定の電圧は、
上記第2のしきい値電圧分布の上限に相当する電圧より
も低いようにする。これにより、書込みや消去動作が収
束しなくなるのを回避して短時間で書込みや消去を終了
できるとともに、しきい値電圧分布の幅を狭くして読出
し時のマージンを大きくすることができるようになる。
ステムは、制御装置と1以上の不揮発性記憶装置を有
し、上記制御装置は、上記1以上の不揮発性記憶装置に
第1動作モードと第2動作モードのいずれかを設定可能
であり、上記不揮発性記憶装置は、制御部とメモリアレ
イ部を有し、上記メモリアレイ部は複数のワード線と、
それぞれのワード線に接続される複数のメモリセルを有
し、それぞれのメモリセルは、2以上のしきい値電圧分
布の内、第1のしきい値電圧分布に含まれるしきい値電
圧を有する。上記制御部は、上記複数のワード線から所
定のワード線を選択し、選択されたワード線に接続され
る複数のメモリセルのしきい値電圧を、上記第1のしき
い値電圧分布から第2のしきい値電圧分布へ変化させる
第1動作と、それぞれのメモリセルのしきい値電圧が上
記第2のしきい値電圧分布に含まれるか否かを確認する
第2動作を行い、上記第2動作において複数のメモリセ
ルの内、しきい値電圧が上記第2の閉債電圧分布に含ま
れないメモリセルに対しては、再度第1動作と第2動作
を行う。上記第2動作では、それぞれのメモリセルに対
し、メモリセルのしきい値電圧が上記第2のしきい値電
圧分布に含まれるか否かを確認するための所定の電圧が
印加され、上記所定の電圧は3レベル以上用意され、上
記第1動作モードでは、先に行なった第2動作において
メモリセルに印加される上記所定の電圧は、後に行なっ
た第2動作においてメモリセルに印加される上記所定の
電圧と異なるようにしたものである。
電圧が所定のしきい値電圧分布に含まれるか否かを確認
するための所定の電圧が3段階以上で判定条件が緩くな
る方へ変化されることにより、書込みや消去動作が収束
しなくなるのを回避して短時間で書込みや消去を終了さ
せることができ、スループットの高いシステムを実現す
ることができるようになる。
参照しながら説明する。
リファイ方式の概略を示すもので、図1(A)は第1の
実施例、図1(B)は第2の実施例、図1(C)は第3
の実施例をそれぞれ示す。なお、この実施形態で使用さ
れる不揮発性記憶素子は、特に制限されるものでない
が、図3に示すように、半導体基板SUB上に絶縁膜を
介して形成されたコントロールゲートCGおよびフロー
ティングゲートFGを有する2層ゲート構造のMOSF
ETとする。この記憶素子を用いてメモリアレイを構成
する場合、一般にはコントロールゲートCGがワード線
に接続され、ドレインDがビット線に、またソースSが
例えば接地電位が印加される共通のソース線に接続され
る。
は、例えば図4(A)に示されているように、データ
“0”が記憶素子のしきい値電圧の高い状態に対応さ
れ、データ“1”が記憶素子のしきい値電圧の低い状態
に対応されている不揮発性メモリにおいて、データ
“0”のビットを“1”へ書き換える場合に、しきい値
電圧の高い状態にある記憶素子のしきい値電圧を消去動
作によって高い側の許容電圧レベルVe2よりも低くさ
せた後、しきい値電圧が低い側の許容電圧レベルVe1
よりも低くなってしまった記憶素子に対して比較的短い
書込みパルスを印加または比較的低い電圧で書込みをし
てしきい値電圧を高くするポスト消去動作を繰返し行な
うとともに、そのベリファイ電圧Vvを、繰返し回数が
増加するに従って判定条件が徐々に緩くなる方へ変化す
なわち徐々に低くさせるようにしたものである。
のベリファイ電圧は目標とするしきい値電圧分布の下限
値よりも予め少し高めに設定しておいて、その後少しず
つ段階的に低くしてすべてのメモリセルの判定結果がパ
スする頃に目標とする下限値となるように制御するのが
望ましい。
において、ポスト消去動作を繰返し行なう際のベリファ
イ電圧Vvを、2回目は1回目よりも低くし、それ以降
は、前回よりは高いが前々回よりは低くさせるようにし
たものである。また、図1(C)は図1(A)における
奇数回目のベリファイ動作を同一のベリファイ電圧で複
数回(例えば2回)行なうようにしたものである。な
お、この第1の実施形態は、データの書換えで、しきい
値電圧の低い状態にある記憶素子のしきい値電圧を、書
込み動作によって低い側の許容電圧レベルVw1よりも
高くさせる際の方式としても適用することができる。
の発明においては、最終回だけベリファイの条件を緩く
するものと、2段階のベリファイ電圧を用意しておいて
交互に使用してベリファイを行なう実施例が開示されて
いる。これに対し、本実施形態においては、ベリファイ
の条件を3段階以上に亘って次第に緩くさせるようにし
ており、前記先願発明よりもさらにベリファイの条件が
大きく緩くされる点において異なっている。
値電圧を一方向へ少しずつずらして行く場合のベリファ
イ動作における条件の緩和について開示しているのに対
し、本発明においては、消去もしくは書込みによりしき
い値電圧をずらした後、ポスト消去もしくはポスト書込
みによってしきい値電圧を逆の方向へ少し戻してやるこ
とでしきい値電圧分布の広がりを狭くする方式における
しきい値電圧の突き抜けすなわち戻し過ぎについても考
慮している点においても相違している。
第1の実施例の方式に従いかつ同一電圧によるベリファ
イを2回ずつ行なって、例えば1.58V,1.56
V,1.54V,1.52V,1.5Vのように段階的
にベリファイ電圧を下げながらポスト消去を行なった場
合における結果を、横軸にポスト消去の繰返し数、縦軸
に消去対象の全ビット数に対する累積ビット数をとって
示したもので、●印はしきい値電圧が許容範囲内に入っ
たビット、■印は低い側の許容電圧レベルVe1よりも
低いビットつまりポスト消去の対象となるビット、▲印
は高い側の許容電圧レベルVe2よりも高いビットつま
り突き抜けを起こしたビットを示す。
第に緩くなる方へ変更しながらポスト消去を繰り返す
と、ポスト消去の繰返し回数が10回目あたりで許容範
囲内に入るビットは99.9999%(全ビット数1M
ビット)に達し、逆に低い側の許容電圧レベルVe1よ
りも低いビットは0.0001%(ビット数0ビット)
以下になるとともに、その間に突き抜けを起こすビット
はほとんど増加していないことが分かる。この図9と、
従来方式で同一電圧によるベリファイを繰り返した場合
の結果を示す図10とを比較すると明らかなように、同
一電圧によるベリファイを繰り返す場合には消去回数が
増えるに従って突き抜けを起こすビットが増加して消去
動作が収束しないのに対し、ベリファイ電圧を次第に緩
やかにしてポスト消去を行なう本発明方式では、繰返し
回数が10回目あたりで消去動作を終了できることが分
かる。
リファイ方式の概略を示すもので、図2(A)は第1の
実施例、図2(B)は第2の実施例、図2(C)は第3
の実施例をそれぞれ示す。
(B)に示されているように、データ“0”が記憶素子
のしきい値電圧の高い状態に対応され、データ“1”が
記憶素子のしきい値電圧の低い状態に対応されている不
揮発性メモリにおいて、データの“1”から“0”への
書換えで、しきい値電圧の低い状態にある記憶素子のし
きい値電圧を書込み動作によって低い側の許容電圧レベ
ルVw1よりも高くさせた後、しきい値電圧が高い側の
許容電圧レベルVw2よりも高くなってしまった記憶素
子に対して比較的短い消去パルスを印加してしきい値電
圧を低くするポスト書込み動作を繰返し行なう際のベリ
ファイ電圧を、回数が増加するに従って判定条件が徐々
に緩くなる方へ変化すなわち徐々に高くさせるようにし
たものである。
のベリファイ電圧は目標とするしきい値電圧分布の上限
値よりも予め少し低めに設定しておいて、その後少しず
つ段階的に高くしてすべてのメモリセルの判定結果がパ
スする頃に目標とする上限値となるように制御するのが
望ましい。
において、ポスト書込み動作を繰返し行なう際のベリフ
ァイ電圧Vを、2回目は1回目よりも高くし、それ以降
は、前回よりは低いが前々回よりは高くさせるようにし
たものである。また、図2(C)は図2(A)における
奇数回目のベリファイ動作を同一のベリファイ電圧で複
数回(例えば2回)行なうようにしたものである。な
お、この第2の実施形態は、データの書換えで、しきい
値電圧の高い状態にある記憶素子のしきい値電圧を、消
去動作によって高い側の許容電圧レベルVe2よりも低
くさせる際の方式としても適用することができる。
よび図6を用いて説明する。この第3の実施形態は、前
記第1および第2の実施形態におけるベリファイ電圧を
判定条件が徐々に緩くなる方へ変更しながらポスト消去
もしくはポスト書込みを繰り返す動作において、記憶素
子への印加電圧をも変化させるようにしたものである。
図5にはこのうち消去動作の手順を示す。
(ステップS1)が終了すると先ず予め決められている
所定のワード線電圧でベリファイ読出し(ステップS
2)を行なう。なお、消去動作を消去とVe2電圧でベ
リファイする消去ベリファイを複数回繰返し、対象ビッ
トのしきい値をVe2電圧以下にする手順であってもよ
い。ステップS3で全ビットが所定のしきい値電圧Ve
1を越えているか判定し、越えていれば消去を終了す
る。1ビットでも越えていないものがあるときはステッ
プS4へ進んで予め決められた所定のパルス幅の電圧を
記憶素子に印加してポスト消去を行なう。
出しを行ない、ステップS6で全ビットが所定のしきい
値電圧Ve1を越えているか判定し、越えていれば消去
を終了する。越えていないビットがあるときはステップ
S7へ進んでパルス幅を変更する。そして、次のステッ
プS8で変更されたパルス幅によるポスト消去を実行し
た後、ベリファイ電圧を変更する(ステップS9)。そ
れから、ステップS5へ戻ってベリファイ読出しを行な
い、ステップS6で全ビットが所定のしきい値電圧Ve
1を越えているか判定する。
がらベリファイ電圧を徐々に緩くするしたポスト消去を
行ない、全ビットが所定のしきい値電圧Ve1を越えた
時点で消去を終了する。なお、前記第1および第2の実
施形態は、図5のフローチャートのステップS7におけ
るパルス幅の変更を省略してポスト消去を行なった後、
ステップS9でベリファイ電圧を変更するようにしたも
のとみることができる。
更について説明する。この実施例においては、図6
(A)に示すように、ポスト消去の際のベリファイ電圧
を1.60Vから順に1.58V,1.56V,1.5
4V,1.52V,1.50Vと変更するのに合わせ
て、最初は例えば0.25μsに設定されていたワード
線印加電圧およびドレイン印加電圧のパルス幅を、0.
5μs,1.0μs,2.0μs,4.0μs,8.0
μsのように順に大きくするようにしている。ただし、
ポスト消去の電圧の大きさは一定(4Vと6V)にして
いる。
レイン印加電圧のパルス幅を一定(0.5μs)にして
しきい値電圧が低い状態の記憶素子をしきい値電圧の高
い状態に書き換えた場合のしきい値電圧の変化と書換え
時間との関係を、また図7(B)にはワード線印加電圧
およびドレイン印加電圧のパルス幅を上記実施例のよう
に順に変化させてしきい値電圧が低い状態の記憶素子を
しきい値電圧の高い状態に書き換えた場合のしきい値電
圧の変化と書換え時間との関係をそれぞれ示す。
記憶素子のしきい値電圧とそれまでに要したトータルの
書換え時間を、シミュレーションにより調べてプロット
したものである。(A)と(B)を比較すると明らかな
ように、パルス幅を一定にした場合には(A)のように
書換え回数を増やしてもなかなかしきい値電圧が高くな
らないが、パルス幅を順に広くするようにした場合には
(B)のようにしきい値電圧が(A)に比べて大きく
(しきい値変化量は一定)変化する。つまり、パルス幅
を順に広くすることにより書換え回数が少なくても所望
のしきい値電圧に変化させることができることが分か
る。ベリファイ電圧の変更およびパルス幅の変更をしな
い従来の方式でポスト消去を繰り返すと、図10からも
分かるように繰返し回数が多くなるとしきい値電圧の突
き抜けを起こす記憶素子が多数発生して書換えが収束し
なくなるおそれがあったが、ベリファイ電圧を変更しつ
つパルス幅も変更することで、上記のような突き抜けを
回避しかつ少ない繰返し数で書換えを収束させることが
できる。
ているが、書換え回数に応じて順にポスト消去のワード
線印加電圧およびポスト消去のドレイン印加電圧のパル
ス幅を変更するとともに、図6(B)に示すように、ワ
ード線の電圧レベルを2.5V,2.6V,2.7V…
…4Vと、順次上げて行くようにしても良い。ドレイン
印加電圧に関しても、書換え回数に応じて順に電圧レベ
ルを上げて行くように制御することも有効である。
る。この第4の実施形態は、前記第1および第2の実施
形態におけるベリファイ電圧を判定条件が徐々に緩くな
る方へ変化させる代わりに、センスアンプにおける弁別
レベルを判定条件が徐々に緩くなる方へ変化させながら
ポスト消去もしくはポスト書込みを繰り返すようにした
ものである。図8にはこのうち消去動作の手順を示す。
特に制限されるものでないが、このフローチャートにお
いても、ポスト消去を繰り返す度にパルス幅を変更する
ようにしている。第1および第2の実施形態と同様にパ
ルス幅を変更しないで、センスアンプにおける弁別レベ
ルのみを変更するようにしても良い。
(ステップS11)が終了すると先ずセンスアンプの弁
別レベルを予め決められている所定の電圧レベルに設定
してベリファイ読出し(ステップS12)を行なって、
ステップS13で全ビットが所定のしきい値電圧Ve1
を越えているか判定し、越えていれば消去を終了する。
1ビットでも越えていないものがあるときはステップS
14へ進んで予め決められた所定のパルス幅の電圧を記
憶素子に印加してポスト消去を行なう。
読出しを行ない、ステップS16で全ビットが所定のし
きい値電圧Ve1を越えているか判定し、越えていれば
消去を終了する。越えていないビットがあるときはステ
ップS17へ進んでパルス幅を変更する。そして、次の
ステップS18で変更されたパルス幅によるポスト消去
を実行した後、センスアンプの弁別レベルを変更する
(ステップS19)。それから、ステップS15へ戻っ
て変更された弁別レベルのセンスアンプでベリファイ読
出しを行ない、ステップS16で全ビットが所定のしき
い値電圧Ve1を越えているか判定する。
がらセンスアンプの弁別レベルを徐々に判定レベルが緩
くなるように変更してポスト消去を行ない、全ビットが
所定のしきい値電圧Ve1を越えた時点で消去を終了す
る。なお、この実施例においても、ステップS17にお
けるパルス幅の変更を省略しても良いし、パルス幅の変
更と同時に印加電圧のレベルも繰返し回数に応じて徐々
に高くするようにしても良い。また、しきい値電圧を低
くする消去動作のみでなく、しきい値電圧を高くする書
込み動作についても図8のフローチャートに準じた手順
で実現することができる。
ンピュータに内蔵されるフラッシュメモリに適用する場
合の実施例について説明する。
構成が示されている。特に制限されないが、図11に示
されている各回路ブロックは、単結晶シリコンのような
1個の半導体チップ上に形成される。
ているのは不揮発性素子からなるメモリアレイを備えた
フラッシュメモリ部、FLCは該フラッシュメモリ部に
対する書込みや消去などの指示を与えるフラッシュ制御
部、CPUはチップ全体の制御を司る中央処理ユニッ
ト、RAMはデータを一時記憶したり中央処理ユニット
CPUの作業領域を提供するランダムアクセスメモリ、
PRPは各種タイマ回路やA/D変換回路、システム監
視用のウォッチドッグタイマなどの周辺回路、BUSは
上記中央処理ユニットCPUとフラッシュメモリ部FL
ASH、フラッシュ制御部FLC、RAM間を接続する
内部バス、I/Oは内部バスBUS上の信号を外部バス
へ出力したり外部バス上の信号を取り込んだりする入出
力バッファや外部装置との間でシリアル通信を行なうシ
リアル通信ポートなどの入出力ポートを含むインタフェ
ース回路、BSCは内部バスBUSのバス占有権の制御
等を行なうバスコントローラである。
ロックの他に、CPUに対する割込み要求の発生および
優先度を判定して割込みをかける割込み制御回路や、R
AMと周辺回路PRPやフラッシュメモリ部FLASH
等との間のDMA(ダイレクト・メモリ・アクセス)転
送を制御するDMA転送制御回路、システムの動作に必
要なクロック信号を発生する発振器などが必要に応じて
設けられることもある。
ASHの概略構成が示されている。図12において、1
1はコントロールゲートとフローティングゲートを有す
るMOSFETからなる不揮発性記憶素子としてのメモ
リセルがマトリックス状に配置されたメモリアレイ、1
2は外部から入力された書込みデータに基づいて上記メ
モリアレイ11に対して書込みを行なう書込みラッチ制
御回路である。この書込みラッチ制御回路12は、例え
ば128バイトのような1ワード線に接続されたメモリ
セルの数に対応したビット数のデータを保持するデータ
ラッチ12Aと、このデータラッチ12Aに保持された
データに基づいてメモリアレイ11内のビット線に書込
みパルスを印加する書込み制御回路13とから構成され
ている。なお、上記データラッチ12Aは、ワード線方
向のメモリセルの数すなわちメモリアレイ11内のビッ
ト線の数に対応したビット数でなくてもよく、その整数
分の1のビット数とし、これをセレクタ(マルチプレク
サ)等を介して対応する複数のビット線の中のいずれか
に供給できるように構成してもよい。
列方向に階層的に構成されており、各列のメモリセルは
例えば64個のような単位でそれぞれドレインが共通の
副ビット線SBに接続され、副ビット線SBは選択スイ
ッチMOSFET Z−SWを介して主ビット線MBに
接続されるようにされる。そして、同一の副ビット線に
接続された例えば64個のメモリセルとこれらとワード
線を共通にするメモリセルは、そのソースが共通ソース
線SLに接続されている。ソースを共通にするこれらの
メモリセルは、半導体基板表面に形成された同一のウェ
ル領域上に形成され、一括消去の単位とされる。以下、
これをブロックと称する。なお、複数のブロックを一括
消去の単位としても良い。
リセルMCのコントロールゲートは、行単位で共通のワ
ード線WLにそれぞれ接続され、1本のワード線に共通
に接続された例えば128×8個のメモリセルが1セク
タを構成し、書込みの単位とされる。なお、図12にお
いて、SB,MB等に付記されているk−1,k,k+
1なる符号は、各ビットを区別するための符号で、0〜
1023のような正の整数をとる。また、本明細書にお
いて、単にビット線と記すときは、主ビット線MBを意
味する。なお、メモリセルの接続の仕方は上記に限定さ
れない。
X系アドレス信号をデコードしてメモリアレイ11内の
ワード線の中からX系アドレスに対応した1本のワード
線WLを選択するXデコーダ回路、15はブロックを選
択するZ系アドレス信号をデコードして上記副ビット線
SBを主ビット線MBに接続する選択スイッチMOSF
ET Z−SWをオン、オフ制御するZデコーダ回路、
16はアドレスバスより取り込まれたY系アドレス信号
をデコードして1セクタ内の1バイト(あるいは1ワー
ド)のデータを選択するYデコーダ回路、17はアドレ
スバスを介してCPUより供給されるアドレス信号を取
り込むアドレスバッファ回路(ADB)、18はメモリ
セルアレイ11の主ビット線MBに読み出されたデータ
信号を増幅して出力するセンスアンプ回路である。
には、上記各回路の他、センスアンプ18とデータバス
DBとの間にあってデータ信号の入出力を行なうI/O
バッファ回路19、外部からの制御信号に基づいてフラ
ッシュメモリ内の各回路へ供給される制御信号を生成す
る制御回路20、外部から供給される電源電圧Vccに基
づいて書込み電圧、消去電圧、読出し電圧、ベリファイ
電圧等チップ内部で必要とされる電圧を生成しメモリの
動作状態に応じてこれらの電圧の中から所望の電圧を選
択して前記書込み制御回路13やXデコーダ回路14等
に供給する電源回路(VS)30、消去時に共通ソース
線SLをオープン状態にしウェル領域WELLに昇圧電
圧を印加したり書込み時および読出し時にソース線およ
びウェル領域に接地電位を印加するなどソース線とウェ
ル領域の電圧を切り替えるウェル・ソース電源切替え回
路40、昇圧動作等に必要とされるクロック信号を発生
する発振回路50等が設けられている。
コントロールレジスタCRGを主体としこのレジスタの
周辺に若干の回路を付加した回路で構成されており、C
PUがフラッシュメモリやRAM内に格納されたプログ
ラムに従って動作し、上記コントロールレジスタCRG
に書込みを行なうとフラッシュ制御部FLCがコントロ
ールレジスタCRGの各ビットの状態に応じてフラッシ
ュメモリ部FLASH内の制御回路20や電源回路30
に起動信号を送って書込みや消去、読出し、ベリファイ
等の動作を行なわせるように構成される。
消去制御用のコントロールレジスタCRGの他に、電圧
トリミング用の値を設定するレジスタ、メモリアレイ内
の欠陥ビットを含むメモリ列を予備のメモリ列に置き換
えるための救済情報を保持するレジスタが設けてもよ
い。なお、特に制限されないが、トリミング用レジスタ
の値はフラッシュメモリ部FLASHのメモリアレイ1
1内の所定のエリアに記憶され、リセット時にフラッシ
ュメモリ部から読み出してトリミング用レジスタに設定
するように構成することができる。
時とポスト消去時と書込み時のそれぞれにおけるワード
線WL、ビット線MBおよび共通ソース線SLとウェル
WELLに対する印加電圧の例を示す。また、図14
(A)〜(C)には消去ベリファイ時とポスト消去ベリ
ファイ時と書込みベリファイ時のそれぞれにおけるワー
ド線WL、ビット線MBおよび共通ソース線SLとウェ
ルWELLに対する印加電圧の例を示す。これらの動作
においては、前述したようにベリファイの繰返し回数に
応じてワード線WLの電位が条件が緩くなる方向へ段階
的に変更される。なお、通常の読出し時におけるワード
線WL、ビット線MBおよび共通ソース線SLとウェル
WELLに対する印加電圧は、書込みベリファイの印加
電圧を示す図14(C)におけるワード線WLの電位を
5Vでなく3Vにして、それ以外は同じになるようにす
ればよい。
セルのしきい値電圧を高い状態から低い状態にする際
に、ウェルを共通にするブロック全体のメモリセルに対
して一括して図13(A)のような電圧を印加してフロ
ーティングゲートから電荷の引き抜きを行なうため、も
ともとしきい値電圧の低いメモリセルは、しきい値電圧
が下がり過ぎることがある。そして、メモリセルのしき
い値電圧が0V以下に下がるとワード線を非選択レベル
(0V)にしている状態でもメモリセルにドレイン電流
が流れてしまい、副ビット線SBを共通にする選択メモ
リセルからの正確なデータの読出し動作を行なうことが
できない。そこで、しきい値電圧が下がり過ぎたメモリ
セルのしきい値電圧を少しだけ上げてやるポスト消去と
いう動作を行なうことにより、しきい値電圧の分布を所
望の範囲に制限することができる。
選択ブロック(図13では上下対象の2つのブロックが
選択される)内のビット線MBおよび共通ソース線SL
はオープンすなわち電位的にフローティングの状態とさ
れ、ワード線WLに−11Vが、またウェルには10V
の電圧が印加される。これによって、メモリセルのフロ
ーティングゲートから負電荷(電子)が引き抜かれて、
しきい値電圧が低くされる。
に、選択メモリセルのワード線WLすなわちコントロー
ルゲートに10V、ビット線すなわちドレインに6V、
共通ソース線SLとウェルにそれぞれ接地電位がそれぞ
れ印加されて、選択メモリセルにドレイン電流が流れ発
生したホットエレクトロンがフローティングゲートに注
入されてしきい値電圧が高くされる。また、このとき選
択メモリセルが接続された副ビット線SBと主ビット線
MBとの間の選択MOSFET Z−SWのゲートには
11Vの高電圧が印加されてオン状態とされ、主ビット
線MBの電位を副ビット線SBに伝えるとともに、選択
メモリセルと副ビット線SBを共通にする非選択のメモ
リセルのワード線WLには−2Vの電圧が印加され、デ
ィスターブによる誤書込みが禁止される。図13(C)
において、符号MCwが付されているセルが書込み対象
のメモリセルである。
うに、選択メモリセルのワード線WLすなわちコントロ
ールゲートに4V、ビット線すなわちドレインに6V、
共通ソース線SLとウェルにそれぞれ接地電位がそれぞ
れ印加される。図13(C)において、符号MCpが付
されているセルがポスト消去対象のメモリセルである。
このポスト消去においては、前記第3の実施形態で説明
したように、印加電圧のパルス幅やワード線のレベルを
繰返し回数に応じて変化させるようにすると一層望まし
い結果が得られる。また、書込みおよびポスト消去のホ
ットエレクトロン注入において、メモリセルに対してバ
ックバイアスとなる電圧印加方式を採用しても良い。
に、図13(B)のポスト消去時のバイアス関係は、書
込み時と同じであり、電圧の大小はポスト消去の方が書
込みよりも小さくなっている。このように選択メモリセ
ルが弱い書込み状態とされることにより、そのフローテ
ィングゲートにホットエレクトロンが注入されてしきい
値電圧が若干高くされる。また、このとき選択メモリセ
ルが接続された副ビット線SBと主ビット線MBとの間
の選択MOSFET Z−SWのゲートには11Vの高
電圧が印加されてオン状態とされ主ビット線MBの電位
を副ビット線SBに伝えるとともに、選択メモリセルと
副ビット線SBを共通にする非選択のメモリセルのワー
ド線WLには−5Vの電圧が印加され、ディスターブに
よる誤書込みが禁止される。
線MBが1.0Vのような電位Vpcにプリチャージさ
れた後、供給されたアドレスに対応した1本のワード線
WLが選択されて例えば3Vのような電圧が印加され
る。また、各メモリセルのソースには、共通ソース線S
Lを介して接値電位(0V)が印加される。これによっ
て、選択されたワード線WLに接続されたメモリセル
は、そのしきい値電圧に応じてしきい値電圧が低いとき
は電流が流れてビット線MBの電位が下がり、しきい値
電圧が高いときは電流が流れないためビット線MBの電
位がプリチャージレベルに維持される。そして、この電
位がセンスアンプ18によって増幅、検出される。
制御レジスタCRGの構成例と、図12の実施例のフラ
ッシュメモリ部FLASHのより具体的な構成例を示
す。
制御部FLC内の制御レジスタCRGは、書換えモード
に入ることを指示する書換え許可ビットSWEと、消去
期間を指示する消去モード設定ビットEと、書込み期間
を指示する書込みモード設定ビットPと、ポスト消去の
期間を指示するポスト消去モード設定ビットPOSTE
と、消去ベリファイの期間を指示する消去ベリファイモ
ード設定ビットEVと、書込みベリファイの期間を指示
する書込みベリファイモード設定ビットPVとを含んで
いる。そして、上記制御レジスタCRGの各ビットは、
CPUがバスBUSを介してセットおよびリセットでき
るように構成されている。
においては、データを書き換える場合には一旦メモリセ
ルを消去してから書込みを行ないさらにベリファイ読出
しを行なうので、上記書換え許可ビットSWEにより書
換えモードに入ることを宣言してフラッシュメモリ部F
LASH内の回路を書込み消去の準備状態に移行させて
から消去や書込み、ベリファイの開始を指令すること
で、次の動作への移行が円滑に行なえるようになる。
30は、チャージポンプなどの昇圧回路31と、昇圧回
路31において昇圧電圧が目標とする電圧に到達したか
否かを検知する電圧到達検知回路32と、昇圧終了後に
電圧が所定の電圧以下に下がったか否か検知する放電電
圧到達検知回路33とから構成される。昇圧回路31
は、上記制御レジスタCRGの書込みモード設定ビット
Pまたは消去モード設定ビットEがセットされると自動
的に昇圧を開始するように構成されている。
2の検知信号を遅延する遅延回路もしくは該検知信号に
基づいてクロック信号を計数するカウンタ回路からなり
電圧印加時間を制御する印加時間制御回路21や、該印
加時間制御回路21からの信号に基づいて消去終了を検
知する消去終了検知回路22等から構成される。消去終
了検知回路22の検知信号VRESETにより放電&電圧到達
検知回路33が昇圧回路31の放電を開始し放電が終了
したか否かを検知して消去終了を知らせる。
号を受けて書込みパルスを生成し書込み制御回路13に
供給する書込みパルス発生回路34が設けられていると
ともに、書込みラッチ制御回路12には書込み制御回路
13による書込みの終了を検知する書込み終了検知回路
35が設けられている。この書込み終了検知回路35
は、例えば後述のように書込み制御回路13において書
込みパルスが最後のビット線に到達したことを検出する
ことで1セクタ(ワード線単位)の書込みの終了を検知
するように構成される。
ESETにより放電&電圧到達検知回路33が昇圧回路31
の放電を開始させ、昇圧回路31での放電が終了したか
否かを検知する。そして、放電終了を検知すると放電&
電圧到達検知回路33がCPUに書込みまたは消去が終
了したことを知らせるようになっている。さらに、この
実施例のフラッシュメモリ部FLASHには、前記昇圧
回路31における昇圧レベルをCPUからの指示により
調整するための昇圧レベル指定コードを設定する昇圧レ
ベル設定レジスタREG1と、ワード線の印加パルスの
パルス幅をCPUからの指示により調整するためのパル
ス幅指定コードを設定するパルス幅設定レジスタREG
2が設けられている。
PUはフラッシュ制御部FLCの制御レジスタCRGの
各ビットのセットまたはリセットおよびフラッシュメモ
リ部FLASHのレジスタREG1、REG2等への設
定を行なうのみでよく、書込みや消去動作に伴なう時間
管理を行なう必要がない。書込みや消去における昇圧回
路31の制御や昇圧電圧の印加開始、印加終了および昇
圧回路の放電等の動作の制御はすべてフラッシュメモリ
部FLASH内の制御回路20等により自動的に行なわ
れる。また、ベリファイ電圧の切替えも、フラッシュ制
御部FLCまたはCPUが電源回路30に対して指令を
与えることで行なわれるように構成される。なお、上記
フラッシュメモリ部FLASHのレジスタREG1、R
EG2の設定は、CPUでなくフラッシュ制御部FLC
が行なうように構成することも可能である。
る消去動作の手順を、図16を用いて説明する。
り制御レジスタCRGの書換え許可ビットSWEが
“1”にセットされる(ステップS31)。次に、CP
Uからアドレスバスを介して消去対象ブロックを指定す
るアドレス(Zアドレス)がフラッシュメモリ部に供給
され、アドレスバッファ17に取り込まれることにより
消去ブロックが指定される(ステップS32)。また、
消去ブロック指定は、制御レジスタCRG内に設けられ
た消去ブロックレジスタを設定することで行なっても良
い。それから、CPUにより制御レジスタCRGのポス
ト消去モード設定ビットPOSTEが“0”にリセット
され(ステップS33)、さらに消去ベリファイモード
設定ビットEVが“1”にセットされる(ステップS3
4)。これによって、フラッシュメモリ部ではステップ
S32で指定されたブロックのデータがメモリアレイか
ら読み出される。
よりフラッシュメモリ部から読み出されたデータは、C
PUによりオール“1”かどうかすなちわ消去が終了し
たか判定が行なわれる(ステップS35)。このように
先ずベリファイを行なうのは、ベリファイせずにいきな
り消去を行なうと既に消去状態のメモリセルのしきい値
電圧が変化してしまうためである。ステップS35のデ
ータ判定で消去未終了と判定されると、次のステップS
36で消去ベリファイモード設定ビットEVが“0”に
リセットされてから、ステップS37で消去モード設定
ビットEが“1”にセットされる。
圧回路31による昇圧を開始して電圧到達検知回路32
が昇圧電圧が目標電圧に到達したと検知した時点で消去
が開始され、消去終了検知回路22により消去終了が検
知されると放電&電圧到達検知回路33により昇圧回路
31の放電が開始される。
ビットEを“1”にセットした後、所定時間経過する
と、ステップS39で消去モード設定ビットEを“0”
にリセットした後、ステップS34へ戻って再び制御レ
ジスタCRGの消去ベリファイモード設定ビットEVを
“1”にセットしてベリファイ読出しを行なう。
タを判定して消去終了と判定すると、ステップS39へ
移行して制御レジスタCRGの消去ベリファイモード設
定ビットEVを“0”にリセットして一連の消去処理を
終了し、ステップS41以降のポスト消去動作へ移行す
る。
去モード設定ビットPOSTEを“1”にセットして、
ポスト消去動作を開始する。次に、CPUからアドレス
バスを介してポスト消去対象のメモリセル(セクタ)を
指定するアドレスがフラッシュメモリ部に供給され、ア
ドレスバッファ17に取り込まれることによりポスト消
去対象が指定される(ステップS42)。それから、C
PUにより制御レジスタCRGの消去ベリファイモード
設定ビットEVが“1”にセットされる(ステップS4
3)。これによって、フラッシュメモリ部ではステップ
S42で指定されたメモリセル(セクタ)のデータがメ
モリアレイから読み出される。
よりフラッシュメモリ部から読み出されたデータは、C
PUによりオール“0”かどうかすなちわポスト消去が
終了したか判定が行なわれる(ステップS44)。ステ
ップS44のデータ判定で消去未終了と判定されると、
次のステップS45で消去ベリファイモード設定ビット
EVが“0”にリセットされてから、ステップS46で
消去モード設定ビットEが“1”にセットされる。
圧回路31による昇圧を開始して電圧到達検知回路32
が昇圧電圧が目標電圧に到達したと検知した時点でポス
ト消去が開始され、書込み終了検知回路35によりポス
ト消去終了が検知されると放電&電圧到達検知回路33
により昇圧回路31の放電が開始される。
ビットEを“1”にセットした後、所定時間経過する
と、ステップS47で消去モード設定ビットEを“0”
にリセットした後、ステップS43へ戻って再び制御レ
ジスタCRGの消去ベリファイモード設定ビットEVを
“1”にセットしてベリファイ読出しを行なう。そし
て、上記EVビットを“1”にセットするときにCPU
が直接、あるいはEVビットが“1”にセットされたの
を受けてフラッシュ制御部FLCが、フラッシュメモリ
部内の電源回路30を制御して、ベリファイ電圧を条件
を緩くする方向に変化させるようにされる。
タを判定して消去終了と判定すると、ステップS48へ
移行して制御レジスタCRGの消去ベリファイモード設
定ビットEVを“0”にリセットし、次のステップS4
9でポスト消去モード設定ビットPOSTEを“1”に
セットし、さらにステップS50で書換え許可ビットS
WEを“0”にリセットして消去動作を終了する。
における書込みの手順を、図17を用いて説明する。
より制御レジスタCRGの書換え許可ビットSWEが
“1”にセットされる(ステップS21)。次に、CP
Uからアドレスバスを介して書込みアドレス(Xアドレ
ス)がフラッシュメモリ部に供給され、アドレスバッフ
ァ17に取り込まれることにより書込みアドレスが指定
される(ステップS22)。それから、CPUにより制
御レジスタCRGの書込みベリファイモード設定ビット
PVが“1”にセットされる(ステップS23)。これ
によって、フラッシュメモリ部ではステップS22で指
定されたアドレスのデータがメモリアレイから読み出さ
れる。
データと比較されて書込みが終了したか判定が行なわれ
る(ステップS24)。このように先ずベリファイを行
なうのは、ベリファイせずにいきなり書込みを行なうと
既に書込み状態のメモリセルのしきい値電圧が変化して
しまうためである。ステップS24のデータ判定で書込
み未終了と判定されると、次のステップS25で書込み
ベリファイモード設定ビットPVが“0”にリセットさ
れた後、書込みモード設定ビットPが“1”にセットさ
れるとともに、書込み1ワード線分の書込みデータがC
PUからデータバスを介してフラッシュメモリ部に供給
され、データラッチ12Aにセットされる(ステップS
26)。
圧回路31による昇圧を開始して電圧到達検知回路32
が昇圧電圧が目標電圧に到達したと検知した時点で書込
みが開始され、書込み終了検知回路35により書込み終
了が検知されると放電&電圧到達検知回路33により昇
圧回路31の放電が開始される。
設定した後、所定時間経過すると、制御レジスタCRG
の書込みモード設定ビットPを“0”にリセット(ステ
ップS27)してから、ステップS23へ戻って再び書
込みベリファイモード設定ビットPVを“1”にセット
して、ベリファイ読出しを行なう。このとき、CPUが
直接あるいはフラッシュ制御部FLCがフラッシュメモ
リ部内の電源回路30を制御して、ベリファイ電圧を条
件を緩くする方向に変化させるようにしてもよい。
タを判定して書込み終了と判定すると、ステップS28
へ移行して制御レジスタCRGの書込みベリファイモー
ド設定ビットPVを“0”にリセットしし、さらにステ
ップS29で書換え許可ビットSWEを“0”にリセッ
トして一連の書込み処理を終了する。
可変にしたり、前記第3の実施形態で述べたポスト消去
時のワード線の電圧レベルを可変にする回路の具体例に
ついて、図18を用いて説明する。なお、この回路は、
例えば図15の実施例に示されている電源回路30に設
けられる。
発生するチャージポンプ回路である。このチャージポン
プ回路CGPとしては、クロックによって容量をたたい
て順次電荷を転送することで昇圧する公知のチャージポ
ンプを使用することができる。
出力端子と接地電位との間に接続されたラダー抵抗RD
Rと、該ラダー抵抗RDRにより分圧された電圧Va,
Vb,Vc,Vd……のいずれかを選択して通過させる
スイッチMOSFET Qs1、Qs2、Qs3、Qs
4……と、選択された電圧と基準電圧VCCFとを比較す
ることにより昇圧電圧が所定のレベルに達したか否かを
検出する到達検知用比較回路CMPと、該比較回路CM
Pの出力に基づいて前記チャージポンプCGPを制御す
る信号を生成する電圧発生制御回路VGCと、上記選択
用スイッチMOSFET Qs1、Qs2、Qs3、Q
s4……のいずれを導通させる指定するコードを設定す
るためのレジスタREG1と、該レジスタREG1の設
定コードをデコードしてスイッチMOSFET Qs
1、Qs2、Qs3、Qs4……をオン、オフ制御する
信号を生成するデコーダDEC1などから構成されてい
る。
しくはフラッシュ制御部FLCがバスBUSを介して制
御コードを設定するように構成される。上記チャージポ
ンプCGPで昇圧された電圧は、Xデコーダ14のレベ
ル変換回路VSFおよびワードドライバWDRに電源電
圧として供給され、ワード線WLが所望の電圧レベルに
駆動される。
数に応じて変化させるようにした書込みパルス発生回路
34の具体例について、図19を用いて説明する。
は、発振回路OSCの発振信号φ0を例えば1/2分周
する分周回路DVD1と、その出力を次々と1/2分周
して行く複数段の分周回路DVD2……DVDnと、各
段の分周回路の出力を選択して伝送するセレクタ回路S
ELと、このセレクタ回路SELにより選択する分周出
力を決定する制御コードを設定するためのレジスタRE
G2と、該レジスタREG2の設定コードをデコードし
てセレクタSELの選択制御信号を生成するデコーダD
EC2と、セレクタ回路SELの各出力の論理和をとる
多入力ノアゲート回路NORと、消去モード設定ビット
POSTEおよび消去モード設定ビットEに基づいて分
周回路DVD1〜DVDnのリセットを解除して分周動
作を行なわせる信号を生成するナンドゲートNANDと
から構成されている。上記レジスタREG2は、CPU
もしくはフラッシュ制御部FLCがバスBUSを介して
制御コードを設定するように構成される。
の出力を選択させるような信号をセレクタSELに供給
するとノアゲートNORからは発振信号φ0の2倍のパ
ルス幅の書込みパルスPwが出力される。また、上記デ
コーダDEC2が分周回路DVD2の出力を選択させる
ような信号をセレクタSELに供給するとノアゲートN
ORからは発振信号φ0の4倍のパルス幅の書込みパル
スPwが出力される。さらに、上記デコーダDEC2が
分周回路DVDnの出力を選択させるような信号をセレ
クタSELに供給するとノアゲートNORからは発振信
号φ0の2n倍のパルス幅の書込みパルスPwが出力さ
れる。従って、ポスト消去(弱い書込み)を開始する前
にレジスタREG2に印加したいパルス幅を指定する制
御コードを設定してから、フラッシュ制御部内の制御レ
ジスタの消去モード設定ビットPOSTEおよび消去モ
ード設定ビットEに順次“1”をセットすることでパル
ス幅を繰返し回数に応じて変化させたポスト消去を実行
することができる。
び書込み終了検知回路35の具体例を、図20を用いて
説明する。なお、この実施例のフラッシュメモリ部にお
いては、データ“1”に対応したビットを飛ばしてデー
タ“0”に対応するビット線に対してのみ順に書込みパ
ルスを印加して行くように構成されている。
チ12Aは、バスより入力された書込みデータの各ビッ
トを、ビット線MBを介してを取り込むための伝送MO
SFET TM1,TM2,TM3……と、互いに入出
力端子が結合された一対のインバータからなるラッチ回
路LT1,LT2,LT3……とにより構成されてい
る。また、書込み制御回路13は、書込み制御用のシフ
トレジスタ131と、上記データラッチ12Aにラッチ
された書込みデータの各ビットが“1”か“0”かを判
定してそれに応じて上記シフトレジスタ131の各段の
シフト動作を制御するデータ判定&シフト制御回路13
2と、該データ判定&シフト制御回路132からのシフ
トクロックと上記データラッチ12Aの各ラッチ回路L
T1,LT2,LT3……の保持データとをそれぞれ入
力とするANDゲートG1,G2,G3……と、10V
のような書込み電圧Vppを電源電圧とし上記ANDゲ
ートG1,G2,G3……の出力を受けてそれぞれ対応
するビット線MBを駆動するライトアンプWA1,WA
2,WA3……とから構成されている。
は、上記データラッチ12Aの各ラッチ回路LT1,L
T2,LT3……の保持データを一方の入力とし前段の
出力を他方の入力とするイクスクルーシブORゲートE
ORiと、該イクスクルーシブORゲートEORiの出
力を反転するインバータINViと、クロックφ1,φ
2によって該インバータINViの出力または上記イク
スクルーシブORゲートEORiの出力を択一的に選択
して上記シフトレジスタ31の各段にシフトクロックと
して供給する伝送MOSFET Ti1,Ti2とから
構成されている。
ートEORiのうち初段のイクスクルーシブORゲート
EOR1は、一方の入力端子に前段のイクスクルーシブ
ORゲートEOR(i-1)の出力が入力される代わりに、
接地電位が印加されている。これによって、初段のイク
スクルーシブORゲートEOR1は、データラッチ12
Aのラッチ回路LT1の保持データが“0”のときは出
力信号が“1”となり、ラッチ回路LT1の保持データ
が“1”のときは出力信号が“0”となる。また、2段
目以降のイクスクルーシブORゲートEORiは、対応
するラッチ回路LTiの保持データが“0”のときは前
段のイクスクルーシブORゲートEOR(i-1)の出力を
反転して出力し、ラッチ回路LT1の保持データが
“1”のときは前段のイクスクルーシブORゲートEO
R(i-1)の出力をそのまま出力するように動作する。
ック伝送MOSFET Ti1,Ti2を制御するクロ
ックφ1,φ2は、図21に示すように、互いにハイレ
ベルの期間が重ならないようにされ位相が180°ずれ
たクロックである。これによって、書込み制御用のシフ
トレジスタ131の各段には、対応するイクスクルーシ
ブORゲートEORiの出力がハイレベルのときはクロ
ックφ1の立上がりに同期してハイレベルに変化し、φ
2の立上がりに同期してロウレベルに変化するクロック
(例えば図20のφa,φe)が供給される。対応する
イクスクルーシブORゲートEORiの出力がロウレベ
ルのときはクロックφ2の立上がりに同期してハイレベ
ルに変化し、φ1の立上がりに同期してロウレベルに変
化するクロック(例えば図20のφb,φc,φd)が
供給される。
1の初段には、図21に示すように例えばクロックφ1
のほぼ1周期分のパルス幅Tdを有するマスタ書込みパ
ルスPwが入力されており、上記データ判定&シフト制
御回路132からのクロックφa,φb,φc,φd,
φe……によって、前段から後段へ書込みパルスPwを
順次伝達して行くように動作される。また、同じタイミ
ングで変化するクロックが連続しているところ(例えば
φb,φc,φd)では、書込み制御用のシフトレジス
タ131の各段の間でレーシングを起こして最初の段の
入力パルスがその後ろのすべての段にラッチされるよう
に動作する。図21の符号d1〜dnの波形は書込み制
御シフトレジスタ131の各段の出力、符号D1〜Dn
の波形はビット線MBに印加される書込みパルスであ
る。なお、ビット線MBに印加された書込みパルスは選
択スイッチMOSFET Z−SWを介して副ビット線
SBに印加される。
に、書込みデータのうち“0”のビットのところでは、
伝達書込みパルスがクロックφ1(φ2)の半周期だけ
遅れ、書込みデータのうち“1”のビットのところで
は、伝達書込みパルスは遅れを持たずにそれぞれ伝達さ
れる。その結果、図20に符号D1〜Dnで示す波形の
ように、ビット線に印加される書込みパルスは順次クロ
ックφ1(φ2)の半周期だけずれたパルスとなる。
トを飛ばしてデータ“0”に対応するビット線に対して
のみ順に書込みパルスを印加して行くことにより、デー
タ“1”に対応したビットを飛ばさないで書込みを行な
っていく従来方式に比べてトータルの書込み時間がデー
タ“1”のビット数の分だけ短くなる。また、それに応
じて書込み電流の総和Iwの変動も従来方式に比べて小
さくなる。その結果、昇圧回路に対する負担が均一にな
って昇圧電圧の変動が少なくなって安定した書込みが行
なえるようになるとともに、書込み電流の変動が大きい
とそれに対応できるように予め昇圧回路を設計しておく
必要があるが、書込み電流の変動が少ないと昇圧回路の
設計も容易となる。
35は、書込み制御用のシフトレジスタ131の最終段
に到達した書込みパルスと、前述の電圧到達検知回路3
2から供給される書換えイネーブル信号EPOKとを入
力とするラッチ回路により構成されている。そして、書
込み終了検知回路35は、書換えイネーブル信号EPO
Kがハイレベルに変化するとその出力がロウレベルに変
化し、書込み制御用のシフトレジスタ131の最終段に
書込みパルスが到達すると、これをトリガ信号として書
換えイネーブル信号EPOKをラッチして出力が反転す
ることにより出力がハイレベルに変化するように動作す
る。これにより、図20の書込み終了検知回路35から
は、書込み開始から終了までの間ロウレベルとなる書込
み終了検知信号EPENDが出力される。
判定条件が徐々に緩くなる方へ変化させるようにした前
記第4の実施形態に用いられる弁別レベルが可変なセン
スアンプ回路の具体例について、図22を用いて説明す
る。なお、この回路が適用される場合は、図12の実施
例に示されているセンスアンプ回路18としてである。
図において、MOSFETを現わす記号のゲート端子の
部位に○印が付されているのは、pチャネルMOSFE
Tであり、○印が付されていないnチャネルMOSFE
Tと区別される。
ト線MBにソース端子が接続されたMOSFET Qn
1のドレイン端子(ノードn1)と電源電圧VDDとの間
に並列形態で接続された負荷MOSFET Qp1、Q
p2、Qp3、Qp4と、これらのうちいずれか1つを
選択的にオン状態にさせる制御コードを設定するための
レジスタREG3と、該レジスタREG3の設定コード
をデコードして負荷MOSFET Qp1、Qp2、Q
p3、Qp4をオン、オフ状態に制御する信号を生成す
るデコーダDEC3と、デコーダDEC3の出力信号を
反転して上記負荷MOSFET Qp1、Qp2、Qp
3、Qp4のゲート端子に印加するインバータINV1
〜INV4と、MOSFET Qn1のドレイン電圧を
検出して出力する2段のCMOSインバータINV1
1,INV12と、主ビット線MBの電位に応じて上記
MOSFET Qn1を制御するインバータINV10
などから構成されている。
地点に接続され主ビット線MBの電位がゲート端子に印
加されているnチャネルMOSFET Qn10と、該
MOSFET Qn10のドレイン端子と電源電圧端子
VDDとの間に接続されゲート端子に接地電位が印加され
て常時オン状態されているpチャネルMOSFETQp
10とから構成されている。このインバータINV10
のnチャネルMOSFET Qn10は、主ビット線M
Bがプリチャージされるとオン状態にされてMOSFE
T Qn1をオフさせることにより、ノードn1の電位
をVDDに固定させる。つまり、センスアンプ回路は動作
しない。
ルの読み出し動作が行なわれることにより、しきい値電
圧の低いメモリセルがオンされ、このメモリセルが接続
されている主ビット線BLに電流が流れると、主ビット
線の電位が下がってMOSFET Qn10がオフさ
れ、Qn1がオンされることにより負荷MOSFETQ
p1、Qp2、Qp3、Qp4のいずれかを介して主ビ
ット線BLに電流が流れ込むことによって、ノードn1
の電位が変化する。そして、このノードn1の電位がC
MOSインバータINV11の論理しきい値電圧よりも
低くなると、センスアンプ回路18の出力が変化する。
これにより、選択されたメモリセルのデータの読み出し
が行なわれる。
は、上記負荷MOSFET Qp1、Qp2、Qp3、
Qp4のW/L比(ゲート幅Wとゲート長Lとの比)
が、例えば4.6/5,4.8/5,5.0/5,5.
2/5のように設定されることで、オン抵抗が異なるよ
うに設計されている。そのため、デコーダDEC3の設
定コードによってオン状態にされる負荷MOSFET
Qp1、Qp2、Qp3、Qp4が切り替えられると抵
抗値も変化される。その結果、主ビット線BLに向かっ
て負荷MOSFET Qp1、Qp2、Qp3、Qp4
のいずれかから電流が流れ込むときのノードn1の電位
が、オン状態にされている負荷MOSFETQp1、Q
p2、Qp3、Qp4に応じて異なるようにされる。つ
まり、デコーダDEC2の設定コードによってセンスア
ンプ回路18の弁別レベルが切り替えられることとな
る。上記レジスタREG3は、CPUもしくはフラッシ
ュ制御部FLCがバスBUSを介して制御コードを設定
するように構成される。
時に主ビット線BLへ向かって流される電流の経路上に
設けられる負荷MOSFETをQp1〜Qp4のように
複数個並列に設けておいて、オンされるMOSFETを
レジスタの値で変えて負荷の大きさを変えることでセン
スアンプ回路の弁別レベルを切り替えるようしている
が、センス電流が流れるノードn1に接続されたCMO
SインバータINV11の論理しきい値電圧を可変に構
成しておいて、それをデコーダDEC3の設定コードに
よって選択することでセンスアンプ回路18の弁別レベ
ルを切り替えるようにすることも可能である。
実施例を示す。この実施例は、CPUとは別個の半導体
基板に半導体集積回路として構成されるいわゆるフラッ
シュメモリチップに適用したものである。図23に示さ
れているフラッシュメモリチップは、マイクロコンピュ
ータチップに内蔵された前記実施例(図15)のフラッ
シュメモリ部と類似の構成を有している。図23におい
て、図15に示されている回路ブロックと同一若しくは
類似の機能を有する回路ブロックには同一の符号を付し
て重複した説明は省略する。
な差異は、図15の実施例ではCPUが制御レジスタC
RGの各ビットをセットすることでフラッシュメモリに
対する動作を指示するように構成されているのに対し、
図23の実施例では、フラッシュメモリチップは内部に
コマンドレジスタCMDとシーケンサ(制御回路)2
0’が設けられていて、コマンドレジスタCMDに外部
のCPUがコマンドを設定するとシーケンサ20’がそ
のコマンドを解釈することによりフラッシュメモリの動
作を制御するように構成されている点にある。
制御部FLCに設けられている制御レジスタCRG’と
類似の制御レジスタCRG’が設けられ、この制御レジ
スタCRGは外部のCPUからはセット、リセット不能
で上記シーケンサ20’がセット、リセットできるよう
に構成されている点でも異なる。さらに、この実施例に
おいては、制御レジスタCRG’に、書込みや消去、読
出し等の各動作が終了したときにそれを外部に知らせる
ための終了フラグFLAGが設けられている。それ以外
の構成は図15の実施例とほぼ同様である。なお、図2
3における電圧到達検知回路32には、図15における
放電&電圧到達検知回路33が含まれている。
して示しているが、実際には図12に示されているフラ
ッシュメモリ部FLASHと同様に、アドレスデコーダ
やセンスアンプなどのメモリ周辺回路が設けられる。上
記コマンドレジスタCMDは、特に制限されるものでな
いが、この実施例においては、外部のデータバスを介し
てCPUから書込みや消去などの指令を意味するコマン
ドコードが設定可能に構成され、このコマンドレジスタ
CMDにコマンドコードが設定されると、シーケンサ2
0’がコマンドを解釈して対応する制御動作を開始する
ように構成されている。
施例における制御レジスタと同様に、書換えモードに入
ることを宣言する書換え許可ビットSWEと、消去期間
を指示する消去モード設定ビットEと、書込み期間を指
示する書込みモード設定ビットPと、ポスト消去の期間
を指示するポスト消去モード設定ビットPOSTEと、
消去ベリファイの期間を指示する消去ベリファイモード
設定ビットEVと、書込みベリファイの期間を指示する
書込みベリファイモード設定ビットPVと、書込みおよ
び消去の終了を示す終了フラグFLAGとを含んで構成
される。
CRGの終了フラグFLAGを除く各ビットはCPUか
らセット、リセット不能であるが、終了フラグFLAG
は、CPUがデータバスDBSを介してリセットを行な
えるとともに読出しも行なえるように構成されている。
ただし、直接書込み消去終了フラグFLAGの状態をC
PUへ知らせるための端子を設けても良い。
いては、上記シーケンサ20’が、制御レジスタCRG
のビットをセット、リセットしながらそのビットの設定
状態に応じてチップ内部の電源回路30や書込みパルス
発生回路34、図示しないアドレスデコーダなどに対す
る内部制御信号を生成することで、書込みや消去、読出
しなどの動作を行なうように構成されている。このシー
ケンサ20’は、例えばコマンドを実行するのに必要な
一連のマイクロ命令群が格納されたROM(リード・オ
ンリ・メモリ)を備え、コマンドデコーダがコマンドに
対応したマイクロ命令群の先頭アドレスを生成して制御
回路20’に与えることにより、マイクロ命令が順次実
行されてチップ内部の各回路に対する制御信号が形成さ
れるように構成することできる。
合における上記シーケンサ20’によるフラッシュメモ
リチップ内部における書込みや消去の手順は、前記フラ
ッシュ内蔵マイコンにおける書込みや消去の手順に類似
しているので、説明は省略する。フラッシュメモリチッ
プには、実施態様において説明したように、ポスト消去
等でのベリファイ動作時にしきい値電圧を変化させる動
作モードと、変化させない動作モードを選択可能とし、
CPUからのコマンドによって動作モードを選択または
チップに接続される端子の接続をチップの利用者が変更
することで選択可能とするようにしても良い。
例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例に
限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で
種々変更可能であることはいうまでもない。例えば上記
実施例では、複数のメモリセルのドレインがそれぞれ副
ビット線に接続され、副ビット線は選択スイッチを介し
て主ビット線に接続されるように構成されたいわゆるD
iNOR型のフラッシュメモリに適用した場合について
説明したが、複数のメモリセルが直列に接続されてなる
いわゆるNOR型のフラッシュメモリや複数のメモリセ
ルのソース、ドレインがそれぞれローカルソース線とロ
ーカルドレイン線に接続されたいわゆるAND型のフラ
ッシュメモリなどにも適用することができ、同様の効果
を得ることができる。
なされた発明をその背景となった利用分野であるフラッ
シュメモリおよびそれを内蔵したマイクロコンピュータ
に適用した場合について説明したが、この発明はそれに
限定されるものでなく、EEPROMなどの不揮発性記
憶メモリやそれを内蔵したマイクロコンピュータその他
の半導体集積回路に利用することができる。
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
のとおりである。
しきい値電圧が所定のしきい値電圧分布に含まれるか否
かを確認するための所定の電圧が3段階以上で判定条件
が緩くなる方へ変化されることにより、書込みや消去動
作が収束しなくなるのを回避できるようになり、トータ
ルの書込み所要時間を短縮可能な不揮発性メモリおよび
それを内蔵したマイクロコンピュータを実現することが
できる。
消去において後に行うメモリセルへの電圧印加時間は、
先に行なったメモリセルにおけるメモリセルへの電圧印
加時間と異なるようにすることにより、効率良くメモリ
セルのしきい値電圧を変化させ、短時間で書込みや消去
を終了できるようになる。
の概略を示す説明図である。
の概略を示す説明図である。
成する記憶素子の構造を示す断面図である。
ける書込みと消去後のしきい値電圧の分布を示すしきい
値電圧分布図である。
の手順を示すフローチャートである。
における印加電圧の変化の様子を示すフローチャートで
ある。
ルス幅を一定にしてしきい値電圧が低い状態の記憶素子
をしきい値電圧の低い状態に書き換えた場合のしきい値
電圧の変化と書換え時間との関係と、パルス幅を変えて
書換えを行なった場合のしきい値電圧の変化と書換え時
間との関係を示すグラフである。
の手順を示すフローチャートである。
従いポスト消去を行なった場合におけるポスト消去の繰
返し数と、消去後の許容範囲にあるビットと許容範囲を
越えたビットの全ビット数に対する累積ビット数との関
係を示すグラフである。
おけるポスト消去の繰返し数と、消去後の許容範囲にあ
るビットと許容範囲を越えたビットの全ビット数に対す
る累積ビット数との関係を示すグラフである。
一実施例の概略を示す全体ブロック図である。
例を示すブロック図である。
的な構成例と、消去、ポスト消去および書込み時のバイ
アス電圧の例を示す回路説明図である。
ベリファイ、ポスト消去ベリファイおよび書込みベリフ
ァイ時のバイアス電圧の例を示す回路説明図である。
一実施例におけるフラッシュメモリ部の構成をより詳細
に示すブロック図である。
去動作の手順を示すフローチャートである。
込み動作の手順を示すフローチャートである。
路の具体的な構成例を示す回路構成図である。
パルス発生回路の具体的な構成例を示す回路構成図であ
る。
制御回路および書込み終了検知回路の具体例を示す回路
図である。
イミングを示すタイミングチャートである。
におけるセンスアンプ回路の具体的な構成例を示す回路
構成図である。
一実施例の概略を示すブロック図である。
現象を説明するためのしきい値電圧分布図である。
記憶素子に2ビットのデータを記憶させる場合のしきい
値電圧分布図である。
路) 22 消去終了検知回路 30 電源回路 31 昇圧回路 32 電圧到達検知回路 33 放電&電圧到達検知回路 34 書込みパルス発生回路 35 書込み終了検知回路
Claims (19)
- 【請求項1】 制御部とメモリアレイ部を有し、 上記メモリアレイ部は複数のワード線と、それぞれのワ
ード線に接続される複数のメモリセルを有し、 それぞれのメモリセルは、2以上のしきい値電圧分布の
内、第1のしきい値電圧分布に含まれるしきい値電圧を
有し、 上記制御部は、上記複数のワード線から所定のワード線
を選択し、選択されたワード線に接続される複数のメモ
リセルのしきい値電圧を、上記第1のしきい値電圧分布
から第2のしきい値電圧分布へ変化させる第1動作と、
それぞれのメモリセルのしきい値電圧が上記第2のしき
い値電圧分布に含まれるか否かを確認する第2動作を行
い、 上記第2動作において複数のメモリセルの内、しきい値
電圧が上記第2のしきい値電圧分布に含まれないメモリ
セルに対しては、再度上記第1動作と第2動作を行い、 上記第2動作では、それぞれのメモリセルに対し、メモ
リセルのしきい値電圧が上記第2のしきい値電圧分布に
含まれるか否かを確認するための所定の電圧が印加さ
れ、 上記所定の電圧は3レベル以上用意され、 先に行なった第2動作においてメモリセルに印加される
上記所定の電圧は、後に行なった第2動作においてメモ
リセルに印加される上記所定の電圧と異なることを特徴
とする不揮発性記憶装置。 - 【請求項2】 制御部とメモリアレイ部を有し、 上記メモリアレイ部は複数のワード線と、それぞれのワ
ード線に接続される複数のメモリセルを有し、 それぞれのメモリセルは、2以上のしきい値電圧分布の
内、第1のしきい値電圧分布に含まれるしきい値電圧を
有し、 上記制御部は、上記複数のワード線から所定のワード線
を選択し、選択されたワード線に接続される複数のメモ
リセルのしきい値電圧を、上記第1のしきい値電圧分布
から第2のしきい値電圧分布へ変化させる第1動作と、
それぞれのメモリセルのしきい値電圧が上記第2のしき
い値電圧分布に含まれるか否かを確認する第2動作を行
い、 上記第2動作において複数のメモリセルの内、しきい値
電圧が上記第2のしきい値電圧分布に含まれないメモリ
セルに対しては、再度第1動作と第2動作を行い、 上記第2動作では、それぞれのメモリセルに対し、メモ
リセルのしきい値電圧が上記第2のしきい値電圧分布に
含まれるか否かを確認するための所定の電圧が印加さ
れ、 上記所定の電圧は3レベル以上用意され、 先に行なった第2動作においてメモリセルに印加される
上記所定の電圧は、上記第2のしきい値電圧分布の上限
又は下限に相当する電圧と異なることを特徴とする不揮
発性記憶装置。 - 【請求項3】 制御部とメモリアレイ部を有し、 上記メモリアレイ部は複数のワード線と、それぞれのワ
ード線に接続される複数のメモリセルを有し、 それぞれのメモリセルは、2以上のしきい値電圧分布の
内、第1のしきい値電圧分布に含まれるしきい値電圧を
有し、 上記制御部は、上記複数のワード線から所定のワード線
を選択し、選択されたワード線に接続される複数のメモ
リセルのときい値電圧を、上記第1のしきい値電圧分布
からより高い電圧の第2のしきい値電圧分布へ変化させ
る第1動作と、それぞれのメモリセルのしきい値電圧が
上記第2のしきい値電圧分布に含まれるか否かを確認す
る第2動作を行い、 上記第2動作において複数のメモリセルの内、しきい値
電圧が上記第2のしきい値電圧分布に含まれないメモリ
セルに対しては、再度第1動作と第2動作を行い、 上記第2動作では、それぞれのメモリセルに対し、メモ
リセルのしきい値電圧が上記第2のしきい値電圧分布に
含まれるか否かを確認するための所定の電圧が印加さ
れ、 上記所定の電圧は3レベル以上用意され、 先に行なった第2動作においてメモリセルに印加される
上記所定の電圧は、上記第2のしきい値電圧分布の下限
に相当する電圧よりも高い電圧であることを特徴とする
不揮発性記憶装置。 - 【請求項4】 制御部とメモリアレイ部を有し、 上記メモリアレイ部は複数のワード線と、それぞれのワ
ード線に接続される複数のメモリセルを有し、 それぞれのメモリセルは、2以上のしきい値電圧分布の
内、第1のしきい値電圧分布に含まれるしきい値電圧を
有し、 上記制御部は、上記複数のワード線から所定のワード線
を選択し、選択されたワード線に接続される複数のメモ
リセルのしきい値電圧を、上記第1のしきい値電圧分布
からより低い第2のしきい値電圧分布へ変化させる第1
動作と、それぞれのメモリセルのしきい値電圧が上記第
2のしきい値電圧分布に含まれるか否かを確認する第2
動作を行い、 上記第2動作において複数のメモリセルの内、しきい値
電圧が上記第2のしきい値電圧分布に含まれないメモリ
セルに対しては、再度第1動作と第2動作を行い、 上記第2動作では、それぞれのメモリセルに対し、メモ
リセルのしきい値電圧が上記第2のしきい値電圧分布に
含まれるか否かを確認するための所定の電圧が印加さ
れ、 上記所定の電圧は3レベル以上用意され、 先に行なった第2動作においてメモリセルに印加される
上記所定の電圧は、上記第2のしきい値電圧分布の上限
に相当する電圧よりも低い電圧であることを特徴とする
不揮発性記憶装置。 - 【請求項5】 上記第1動作はメモリセルに対して所定
の電圧を印加することで行い、後に行う第1動作におい
てメモリセルに印加する電圧は、先に行なった第1動作
においてメモリセルに印加された電圧と異なることを特
徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の不揮発性記憶
装置。 - 【請求項6】 上記第1動作はメモリセルに対して所定
の電圧を印加することで行い、後に行う第1動作におけ
るメモリセルへの電圧印加時間は、先に行なった第1動
作においてメモリセルにおけるメモリセルへの電圧印加
時間と異なることを特徴とする請求項1〜4のいずれか
に記載の不揮発性記憶装置。 - 【請求項7】 制御部とメモリアレイ部を有し、 上記メモリアレイ部は複数のワード線と、それぞれのワ
ード線に接続される複数のメモリセルを有し、 それぞれのメモリセルは、2以上のしきい値電圧分布の
内、第1のしきい値電圧分布に含まれるしきい値電圧を
有し、 上記制御部は、上記第1のしきい値電圧分布が上記第2
のしきい値電圧分布よりも高い場合に、上記第1動作で
上記第2のしきい値電圧分布の上限よりも低いしきい値
電圧へ変化させた後、 上記第2動作で検出された第2のしきい値電圧分布の下
限よりも低いしきい値電圧のメモリセルに対して上記下
限よりも高いしきい値電圧へ変化させる第3動作と、そ
れぞれのメモリセルのしきい値電圧が上記下限よりも高
いか否かを確認する第4動作を複数回繰返し行い、 上記第4動作では、それぞれのメモリセルに対し、メモ
リセルのしきい値電圧が上記下限よりも高いか否かを確
認するための所定の電圧が印加され、 先に行なった第4動作においてメモリセルに印加される
上記所定の電圧は、上記第2のしきい値電圧分布の下限
に相当する電圧よりも高いことを特徴とする不揮発性記
憶装置。 - 【請求項8】 制御部とメモリアレイ部を有し、 上記メモリアレイ部は複数のワード線と、それぞれのワ
ード線に接続される複数のメモリセルを有し、 それぞれのメモリセルは、2以上のしきい値電圧分布の
内、第1のしきい値電圧分布に含まれるしきい値電圧を
有し、 上記制御部は、上記第1のしきい値電圧分布が上記第2
のしきい値電圧分布よりも低い場合に、上記第1動作で
上記第2のしきい値電圧分布の下限よりも高いしきい値
電圧へ変化させた後、 上記第2動作で検出された第2のしきい値電圧分布の上
限よりも低いしきい値電圧のメモリセルに対して上記上
限よりも低いしきい値電圧へ変化させる第3動作と、そ
れぞれのメモリセルのしきい値電圧が上記上限よりも低
いか否かを確認する第4動作を複数回繰返し行い、 上記第4動作では、それぞれのメモリセルに対し、メモ
リセルのしきい値電圧が上記上限よりも低いか否かを確
認するための所定の電圧が印加され、 先に行なった第4動作においてメモリセルに印加される
上記所定の電圧は、上記第2のしきい値電圧分布の上限
に相当する電圧よりも低いことを特徴とする不揮発性記
憶装置。 - 【請求項9】 上記第1動作はメモリセルに対して所定
の電圧を印加することで行い、後に行う第1動作におい
てメモリセルに印加する電圧は、先に行なった第1動作
においてメモリセルに印加された電圧と異なることを特
徴とする請求項7または8に記載の不揮発性記憶装置。 - 【請求項10】 上記第1動作はメモリセルに対して所
定の電圧を印加することで行い、後に行う第1動作にお
けるメモリセルへの電圧印加時間は、先に行なった第1
動作においてメモリセルにおけるメモリセルへの電圧印
加時間と異なることを特徴とする請求項7または8に記
載の不揮発性記憶装置。 - 【請求項11】 制御装置と1以上の不揮発性記憶装置
を有し、 上記制御装置は、上記1以上の不揮発性記憶装置に第1
動作モードと第2動作モードのいずれかを設定可能であ
り、 上記不揮発性記憶装置は、制御部とメモリアレイ部を有
し、 上記メモリアレイ部は複数のワード線と、それぞれのワ
ード線に接続される複数のメモリセルを有し、 それぞれのメモリセルは、2以上のしきい値電圧分布の
内、第1のしきい値電圧分布に含まれるしきい値電圧を
有し、 上記制御部は、上記複数のワード線から所定のワード線
を選択し、選択されたワード線に接続される複数のメモ
リセルのしきい値電圧を、上記第1のしきい値電圧分布
から第2のしきい値電圧分布へ変化させる第1動作と、
それぞれのメモリセルのしきい値電圧が上記第2のしき
い値電圧分布に含まれるか否かを確認する第2動作を行
い、 上記第2動作において複数のメモリセルの内、しきい値
電圧が上記第2の閉債電圧分布に含まれないメモリセル
に対しては、再度第1動作と第2動作を行い、 上記第2動作では、それぞれのメモリセルに対し、メモ
リセルのしきい値電圧が上記第2のしきい値電圧分布に
含まれるか否かを確認するための所定の電圧が印加さ
れ、 上記所定の電圧は3レベル以上用意され、 上記第1動作モードでは、先に行なった第2動作におい
てメモリセルに印加される上記所定の電圧は、後に行な
った第2動作においてメモリセルに印加される上記所定
の電圧と異なることを特徴とする不揮発性記憶システ
ム。 - 【請求項12】 制御部とメモリアレイ部を有し、 上記メモリアレイ部は複数のワード線と、それぞれのワ
ード線に接続される複数のメモリセルを有し、 それぞれのメモリセルは、2以上のしきい値電圧分布の
うち、いずれかのしきい値電圧分布に含まれるしきい値
電圧を有し、 上記制御部は、上記複数のワード線から所定のワード線
を選択する選択動作と、選択されたワ一ド線に接続され
る複数のメモリセルのしきい値電圧を第1の方向に変化
させ、上記複数のメモリセルの全てのしきい値電圧が、
第1の電庄から第1の方向に変化していることを確認す
る第1の動作と、上記複数のメモリセルのしきい値電圧
を、上記第1の電圧と上記第1の電圧よりも第1の方向
にある第2の電圧との間に変化させる第2の動作を行
い、 上記第2の動作では、上記複数のメモリセルのしきい値
電圧の全てが、上記第1の電圧と上記第2の電圧との間
に含まれるか否かを確認するための確認動作が行われ、
上記複数のメモリセルのしきい値電圧が上記第1の電圧
と上記第2の電圧との間に合まれるまで、上記第2の動
作が繰り返され、 上記確認動作では、上記複数のメモリセルに第3の電圧
が印加され、 上記第3の電圧は3レベル以上用意され、 後に行われる第2の動作中の確認動作において、メモリ
セルに印加する上記第3の電圧は、先に行われる第2の
動作中の確認動作においてメモリセルに印加する上記第
3の電圧とは異なることを特徴とする不揮発性記憶装
置。 - 【請求項13】 上記後に行われる第2の動作中の確認
動作においてメモリセルに印加する上記第3の電圧は、
先に行われる第2の動作中の確認動作においてメモリセ
ルに印加する上記第3の電圧よりも第1の方向にあるこ
とを特徴とする請求項12記載の不揮発性記憶装置。 - 【請求項14】 上記先に行われる第2の動作中の確認
動作においてメモリセルに印加する上記第3の電圧は、
上記第2の電圧よりも上記第1の電圧側であることを特
徴とする請求項13記載の不揮発性記憶装置。 - 【請求項15】 上記第1の動作では、上記複数のメモ
リセルのしきい値電圧の全てが上記第1の電圧よりも第
1の方向に変化しているか否かを確認する確認動作が行
われ、上記複数のメモリセルのしきい値電圧が上記第1
の電圧よりも第1の方向に変化するまで上記第1の動作
が繰り返され、 上記第1の動作中の確認動作では、上記複数のメモリセ
ルに第4の電圧が印加され、 上記第4の電圧は3レベル以上用意され、 先に行われる第1の動作中の確認動作において、メモリ
セルに印加する上記第4の電圧は、後に行われる第1の
動作中の確認動作においてメモリセルに印加する上記第
4の電圧とは異なることを特徴とする請求項12記載の
不揮発性記憶装置。 - 【請求項16】 上記先に行われる第1の動作中の確認
動作において、メモリセルに印加する上記第4の電圧
は、後に行われる第1の動作中の確認動作においてメモ
リセルに印加する上記第4の電圧よりも第1の方向にあ
ることを特徴とする請求項15記載の不挿発性記憶装
置。 - 【請求項17】 上記先に行われる第1の動作中の確認
動作においてメモリセルに印加する上記第4の電圧は、
上記第1の電圧よりも上記第2の電圧側であることを特
徴とする請求項16記載の不揮発性記憶装置。 - 【請求項18】 上記2以上のしきい値電圧分布は、最
も第1の方向にある第1のしきい値電圧分布を有し、 上記第1の動作の前において、上記複数のメモリセルの
うち一部のメモリセルのしきい値電圧が上記第1のしき
い値電圧分布にあっても良いことを特徴とする請求項1
2記載の不揮発性記憶装置。 - 【請求項19】 上記第1のしきい値電圧分布の上限電
圧又は下限電圧の一方が上記第1の電圧であり、上限電
圧又は下限電圧の他方は上記第2の電庄であることを特
徴とする請求項18記載の不揮発性記憶装置。
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