JP2002317616A - 消音具 - Google Patents

消音具

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JP2002317616A
JP2002317616A JP2001118860A JP2001118860A JP2002317616A JP 2002317616 A JP2002317616 A JP 2002317616A JP 2001118860 A JP2001118860 A JP 2001118860A JP 2001118860 A JP2001118860 A JP 2001118860A JP 2002317616 A JP2002317616 A JP 2002317616A
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JP
Japan
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tubular body
flange
exhaust pipe
spiral
muffler
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Shinji Suganuma
真二 菅沼
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンジンの排気に起因するこもり音を低下す
ること。 【解決手段】 排気管11に挿入される消音具30にお
いて、フランジ31に立設される、排気管11の内径よ
り小外径をなす管状体32と、管状体32の内壁に沿っ
てらせん状に設けられ、管状体32の連通路32Aにら
せん状の縮径部33Aを形成するらせん体33とを有し
てなるもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両に用いて好適な
消音具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両では、エンジンの排気管にサ
イレンサを介挿し、排気音の消音を図っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来技術では、サイレ
ンサによって排気音を全ての周波数域で消音することに
困難があり、車室内で不快感を与えるこもり音(低周波
の音)を生じさせ、居住性を損なうことがある。
【0004】本発明の課題は、エンジンの排気に起因す
るこもり音を低下することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、エン
ジンの排気管に挿入される消音具において、排気管の前
後の接続継手の間に狭持されるフランジと、フランジの
排気管の内部に位置する部分に立設される、排気管の内
径より小外径をなし、フランジを貫通する連通路を形成
する管状体と、管状体の内壁に沿ってらせん状に設けら
れ、該内壁から一定の高さで突出し、管状体の連通路に
らせん状の縮径部を形成するらせん体とを有してなるよ
うにしたものである。
【0006】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て更に、前記フランジが膨出状成形部を付与され、膨出
状成形部の凹部の外周側に前記管状体を結合され、該凹
部の中央部に前記らせん体の縮径部より小径の連通孔を
形成したものである。
【0007】請求項3の発明は、請求項1又は2の発明
において更に、前記らせん体がコイルばね状をなし、そ
の一部だけを管状体の内壁の側に固定したものである。
【0008】
【作用】請求項1〜3の発明によれば以下の作用があ
る。排気管における排気の流れの中で、下記(a)〜(e)の
音の干渉を発生させ、これらの音の干渉を消音具の狭小
な空間の中で複雑にからみ合わせることにより、車室内
で不快感を与えるこもり音を低下できる。
【0009】(a)排気管の接続部に挿入されたフランジ
に小外径の管状体を立設したから、排気の流れが排気管
の太径排気通路から管状体の細径連通路に入るところ
で、音の干渉を生ずる。
【0010】(b)管状体の内壁に設けた、一定の高さH
で突出するらせん体に排気の流れが当るところで、音の
干渉を生ずる。
【0011】(c)管状体の連通路にらせん状の縮径部を
形成したから、排気の流れが管状体の内壁の太径部から
らせん体の細径縮径部に入るところで、音の干渉を生ず
る。
【0012】(d)フランジに膨出状成形部と小径の連通
孔を形成したから、管状体のらせん体が形成した細径縮
径部を通過した排気の流れが、管状体の内壁の太径部ま
で一旦拡張し、続いてフランジの小径貫通孔まで細径化
せしめられるところで、音の干渉を生ずる。
【0013】(e)らせん体がコイルばね状をなし、その
一部だけを管状体の内壁の側に固定するものであり、ら
せん体自体が排気圧力、排気流速でその軸方向に揺れ動
き、この揺れがその軸方向で相対するらせん体の素線間
の間隔LXを繰り返し拡縮し、音の干渉を複雑にする。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は車両の排気系を示す模式
図、図2は消音具の挿入状態を示す模式図、図3は消音
具を示す模式図である。
【0015】車両のエンジン10に連なる排気管11
は、図1に示す如く、触媒12、前側マフラー13、後
側マフラー14を接続して構成される。前側マフラー1
3にはサイレンサ13Aが、後側マフラー14にはサイ
レンサ14Aが介挿される。触媒12と前側マフラー1
3はそれらの接続継手21A、21Bにより接続され、
前側マフラー13と後側マフラー14はそれらの接続継
手22A、22Bにより接続される。
【0016】排気管11の触媒12と前側マフラー13
の接続継手21A、21Bの間及び/又は前側マフラー
13と後側マフラー14の接続継手22A、22Bの間
には、エンジン10の排気に起因するこもり音を低下可
能とする消音具30が挿入される(図2)。
【0017】消音具30は、図2、図3に示す如く、フ
ランジ31と管状体32とらせん体33とを有して構成
される。
【0018】フランジ31は、SPCC材等からなり、
排気管11の前後の接続継手21A、21B(又は接続
継手22A、22B)の間に挿入され、ボルト23で接
続される。フランジ31のボルト挿入孔31Aは直径方
向に長い長孔状とされ、各種サイズの排気管11に適用
できる。
【0019】管状体32は、SUS304材等からな
り、フランジ31の中央部で、排気管11の内部に位置
する部分に立設され、排気管11の内径より小外径をな
し、フランジ31を貫通する連通路32Aを形成する。
【0020】らせん体33は、SUS304材等からな
り、管状体32の内壁に沿ってらせん状に設けられ、該
内壁から一定の高さHで突出し、管状体32の連通路3
2Aにらせん状の縮径部33Aを形成する。
【0021】消音具30にあっては、管状体32をフラ
ンジ31の排気上流側に向かう一方側にのみ突き出すよ
うに立設しても良く、フランジ31の両側に突き出すよ
うに立設しても良い。但し、本実施形態では、平板状フ
ランジ31の中央部に湾曲状の膨出状成形部31Bをプ
レス成形し、膨出状成形部31Bの排気上流側に向かう
凹部の外周側に管状体32の一端部を溶接により結合
し、該凹部の中央部にらせん体33の縮径部33Aより
小径の連通孔31Cを形成した。
【0022】消音具30にあっては、らせん体33の全
長の全部又は全長に沿う中間部を含む複数箇所を管状体
32の内壁に溶接により固定しても良い。但し、本実施
形態では、らせん体33をコイルばね状にし、その両端
部だけを管状体32の内壁に溶接により固定した。尚、
らせん体33のフランジ31側の一端部だけを管状体3
2の内壁の側に固定しても良く、反フランジ31側の一
端部だけを管状体32の内壁の側に固定しても良い。
【0023】また、らせん体33の素線断面形状は矩形
でも円形でも良い。但し、本実施形態では、らせん体3
3の断面形状を矩形とし、矩形の長辺側によって前記高
さHを形成した。
【0024】本実施形態によれば、以下の作用がある。
排気管11における排気の流れの中で、下記(a)〜(e)の
音の干渉を発生させ、これらの音の干渉を消音具30の
狭小な空間の中で複雑にからみ合わせることにより、車
室内で不快感を与えるこもり音を低下できる。
【0025】(a)排気管11の接続部に挿入されたフラ
ンジ31に小外径の管状体32を立設したから、排気の
流れが排気管11の太径排気通路から管状体32の細径
連通路32Aに入るところで、音の干渉を生ずる。
【0026】(b)管状体32の内壁に設けた、一定の高
さHで突出するらせん体33に排気の流れが当るところ
で、音の干渉を生ずる。
【0027】(c)管状体32の連通路32Aにらせん状
の縮径部33Aを形成したから、排気の流れが管状体3
2の内壁の太径部かららせん体33の細径縮径部33A
に入るところで、音の干渉を生ずる。
【0028】(d)フランジ31に膨出状成形部31Bと
小径の連通孔31Cを形成したから、管状体32のらせ
ん体33が形成した細径縮径部33Aを通過した排気の
流れが、管状体32の内壁の太径部まで一旦拡張し、続
いてフランジ31の小径貫通孔まで細径化せしめられる
ところで、音の干渉を生ずる。
【0029】(e)らせん体33がコイルばね状をなし、
その一部だけを管状体32の内壁の側に固定するもので
あり、らせん体33自体が排気圧力、排気流速でその軸
方向に揺れ動き、この揺れがその軸方向で相対するらせ
ん体33の素線間の間隔LXを繰り返し拡縮し、音の干
渉を複雑にする。
【0030】以下、本発明例の消音具30を装着した車
両(2000cc6気筒のエンジン)の音量テスト結果を、消
音具30を装着しなかった比較例と対比して説明する。
加速テスト(車速50km/hからフル加速した車両の側方7m
に配置した集音マイクで計測)では、比較例79.3dbが本
発明例77.8dbに低下(−1.5db)した。近接テスト(最
大馬力時の75%の回転数で運転した車両のマフラーから
後方1mに配置した集音マイクで計測)では、比較例94.7
dbが本発明例88.1dbに低下(−6.6db)した。戻りテス
ト(近接テスト後、アクセルを戻したときの音量)で
は、比較例94.7dbが本発明例92.7dbに低下(−2.0db)
した。
【0031】以上、本発明の実施の形態を図面により詳
述したが、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限
られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の
設計の変更等があっても本発明に含まれる。
【0032】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、エンジン
の排気に起因するこもり音を低下することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は車両の排気系を示す模式図である。
【図2】図2は消音具の挿入状態を示す模式図である。
【図3】図3は消音具を示す模式図である。
【符号の説明】
10 エンジン 11 排気管 21A、21B、22A、22B 接続継手 30 消音具 31 フランジ 31B 膨出状成形部 31C 連通孔 32 管状体 32A 連通路 33 らせん体 33A 縮径部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの排気管に挿入される消音具に
    おいて、 排気管の前後の接続継手の間に狭持されるフランジと、 フランジの排気管の内部に位置する部分に立設される、
    排気管の内径より小外径をなし、フランジを貫通する連
    通路を形成する管状体と、 管状体の内壁に沿ってらせん状に設けられ、該内壁から
    一定の高さで突出し、管状体の連通路にらせん状の縮径
    部を形成するらせん体とを有してなることを特徴とする
    消音具。
  2. 【請求項2】 前記フランジが膨出状成形部を付与さ
    れ、膨出状成形部の凹部の外周側に前記管状体を結合さ
    れ、該凹部の中央部に前記らせん体の縮径部より小径の
    連通孔を形成した請求項1に記載の消音具。
  3. 【請求項3】 前記らせん体がコイルばね状をなし、そ
    の一部だけを管状体の内壁の側に固定した請求項1又は
    2に記載の消音具。
JP2001118860A 2001-04-17 2001-04-17 消音具 Withdrawn JP2002317616A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106225092A (zh) * 2016-07-18 2016-12-14 合肥美菱净化设备有限公司 一种静音除湿机

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Effective date: 20080701