JP2002316783A - 乗客コンベア - Google Patents

乗客コンベア

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handrail
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和平 小嶋
Chuichi Saito
忠一 斎藤
Yukihiro Yamaguchi
幸宏 山口
Hiroyasu Ogawa
博康 小川
Tetsuya Takahashi
哲也 高橋
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Hitachi Mito Engineering Co Ltd
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Hitachi Ltd
Hitachi Mito Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の目的とするところは、設置幅の縮少が
できる乗客コンベアを提供することにある。 【解決手段】本発明は、本体枠３を構成する側枠体３Ｗ
と移動手摺１２の垂直投影が重なるように配置すると共
に、踏板５の走行輪５ａと移動手摺１２との垂直投影が
重なるように配置したのである。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の踏板が傾斜
区間で階段状になるエスカレーターや傾斜区間において
も複数の踏板間に段差が生じない電動道路等の乗客コン
ベアに係り、特に、設置幅を縮少するのに好適な乗客コ
ンベアに関する。
【０００２】
【従来の技術】例えば、特公昭５６−３８５０３号公報
の第６図および第８図に記載のように、乗客コンベアの
設置幅を縮少するための構成が既に提案されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術によれ
ば、本体枠を構成する側枠体と移動手摺の垂直投影を互
いに重なるようにしていることから、乗客コンベアの設
置幅の縮少はある程度可能となるが、設置幅のさらなる
縮小化についての配慮は為されていない。
【０００４】本発明の目的とするところは、設置寸法を
最も縮小化できる乗客コンベアを提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、本体枠を構成する側枠体と移動手摺の垂直
投影が重なるように配置すると共に、踏板の走行輪と移
動手摺との垂直投影が重なるように配置したのである。
【０００６】上記構成によれば、踏板の幅方向の端部が
本体枠を構成する側枠体に接近するので、云い代えれ
ば、踏板の幅方向の端部から側枠体までの寸法を縮少で
きるので、その分乗客コンベアの設置寸法を縮少できる
のである。
【０００７】
【発明の実施の形態】以下本発明の一実施の形態を図１
〜図３に示すエスカレーターに沿って説明する。
【０００８】建築物の上階１Ａと下階１Ｂとの間に設置
されるエスカレーター２は、上階１Ａと下階１Ｂに跨っ
て設置された本体枠３を有する。この本体枠３は、トラ
ス構成を成す左右一対の側枠体３Ｗと、これら左右の側
枠体３Ｗを連結する横部材（図示せず）とから構成され
ている。このような本体枠３は、上部機械室を構成する
上部水平部３Ａと、下部機械室を構成する下部水平部３
Ｂと、傾斜部３Ｃとを有し、上部水平部３Ａの頂部は上
部乗降床３ａで塞がれており、下部水平部３Ｂの頂部は
下部乗降床３ｂで塞がれている。そして、このように構
成された本体枠３の内部には、踏板を有する複数の踏段
５が無端状の踏段チェーン４に連結されて前記上部乗降
床３ａと下部乗降床３ｂとの間を循環移動するように案
内されている。前記踏段チェーン４は、上部水平部３Ａ
の上部機械室内に軸支された駆動スプロケット６と、下
部水平部３Ｂの下部機械室内に軸支された従動スプロケ
ット７に巻掛けられている。駆動スプロケット６は、上
部機械室内に設置された駆動機８によって駆動される。
駆動機８は、駆動モータやブレーキ装置あるいは必要に
応じて減速機等から構成されている。
【０００９】このように踏段５を循環移動できるように
案内した本体枠３の、前記踏段列の両側に対向する位置
に、一対の欄干９を立設している。
【００１０】この欄干９は、前記本体枠３の側枠３Ｗに
対して直接あるいは間接的に取付けられて立設された例
えば透明の欄干パネル１０と、この欄干パネル１０の上
部周縁に取付けられた手摺フレーム１１と、手摺フレー
ム１１を往路として案内される移動手摺１２と、欄干パ
ネル１０の下部を覆う内デッキカバー１３及び外デッキ
カバー１４とを有する。内デッキカバー１３の下部は、
前記踏段５の幅方向端部に対向して垂直に延在するスカ
ートガード１５の上端に接続されている。外デッキカバ
ー１４の外側には、本体枠３の側枠体３Ｗまでも覆う外
装板１６を設けている。尚、外装板１６側に建築物の壁
が接近している場合には、前記外デッキカバー１４と建
築物の壁との間を別部材で塞ぐことにより、外装板１６
を設けることを省略してもよい。また、幅方向の端部を
前記スカートガード１５に接近させた踏段５は、左右一
対の前輪５Ａと左右一対の後輪５Ｂとからなる走行輪を
軸支している。そして、前輪５Ａの間隔を後輪５Ｂの間
隔より広くし、前輪５Ａを支持する前輪軸に前記踏段チ
ェーン４を連結している。これら前輪５Ａと後輪５Ｂと
は、前記本体枠３に固定されたガイドレール１７上を転
動する。
【００１１】上記構成の欄干９の下部内側には手摺駆動
機構１８が設置されている。この手摺駆動機構１８は、
板状の支持体１９と、この支持体１９に動力伝達スプロ
ケット２１と同軸に軸支された駆動ローラ２０と、この
駆動ローラ２０の上方から移動手摺１２の帰路側を挟ん
で対向する従動ローラ２２とを備えている。従動ローラ
２２は、ばね等で駆動ローラ２０側に押圧できるよう
に、支持体１９に対して相対移動できるように支持され
ている。前記動力伝達スプロケット２１は前記駆動ロー
ラ２０の反踏段５側に位置しており、駆動原からの動力
伝達チェーン２３が巻掛けられ、これによって駆動され
ている。
【００１２】上記構成の手摺駆動機構１８の支持体１９
は、本体枠３のトラス構成を成す側枠体３Ｗの上弦材２
４よりも下方で、上弦材２４の幅寸法、云い代えれば側
枠体３Ｗの幅寸法内に固定される。その結果、手摺駆動
機構１８は側枠体３Ｗの高さの範囲内に配置されること
になる。
【００１３】このように、手摺駆動機構１８を本体枠３
の側枠体３Ｗに取付けることにより、手摺駆動機構１８
と本体枠３の側枠体３Ｗとの垂直投影が互いに重なるの
で、手摺駆動機構１８に駆動される移動手摺１２の垂直
投影も側枠体３ＷにＬ寸法重なる。また、前記手摺駆動
機構１８の動力伝達スプロケット２１を駆動ローラ２０
の反踏段５側として前記側枠体３Ｗと垂直投影が重なる
ように配置したので、駆動ローラ２０の真下で踏段５の
前輪５Ａを走行させても動力伝達チェーン２３と干渉す
ることはなく、その分、踏段５の幅方向端部を本体枠３
の側枠体３Ｗ側に接近させることができ、その結果、エ
スカレーター２の幅方向寸法を縮少できて設置幅を縮少
することができる。
【００１４】上記実施の形態は、傾斜型の乗客コンベア
の踏板として傾斜部で段差が生じる踏段を有するエスカ
レーターを説明したが、エスカレーターに限らず、傾斜
部においても踏板間に段差が生じない複数のパレットを
有する電動道路にも適用できるのは勿論である。さら
に、上記実施の形態は、手摺駆動機構を側枠体の高さの
範囲内に配置したものであるが、側枠体の上に設置した
り、側枠体の上弦材の上下に跨って設置してもよい。
【００１５】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、設
置寸法を最も縮小化できる乗客コンベアを得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明による乗客コンベアの一実施の形態の要
部を示す概略側面図。
【図２】図１のＩＩ−ＩＩ線に沿う詳細断面図。
【図３】本発明による乗客コンベアの一実施の形態の全
容を示す概略側面図。
【符号の説明】
２…エスカレーター（乗客コンベア）、３…本体枠、３
Ａ…上部水平部、３Ｂ…下部水平部、３Ｃ…傾斜部、９
…欄干、１２…移動手摺、１８…手摺駆動機構、２０…
駆動ローラ、２２…従動ローラ、２４…上弦材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斎藤 忠一 東京都千代田区神田駿河台四丁目６番地 株式会社日立製作所内 (72)発明者 山口 幸宏 茨城県ひたちなか市市毛1070番地 株式会 社日立製作所ビルシステムグループ水戸ビ ルシステム本部内 (72)発明者 小川 博康 東京都千代田区神田駿河台四丁目６番地 株式会社日立製作所内 (72)発明者 高橋 哲也 茨城県ひたちなか市堀口832番地の２ 日 立水戸エンジニアリング株式会社内 Ｆターム(参考） 3F321 AA05 CA43 CD00 CE00

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】走行輪を備えた複数の踏板を無端状に連結
    して構成した踏板列と、この踏板列の両側に対向して立
    設された欄干と、これら欄干の周縁に案内され前記踏板
    と同期的に移動する移動手摺と、この移動手摺の帰路側
    を欄干下方で駆動ローラと従動ローラとで挟圧駆動する
    手摺駆動機構と、これらを支持し両側に側枠体を備えた
    本体枠とを有する乗客コンベアにおいて、前記移動手摺
    と前記側枠体の垂直投影が重なるように配置すると共
    に、前記移動手摺と前記走行輪の垂直投影が重なるよう
    に配置したことを特徴とする乗客コンベア。
  2. 【請求項２】前記駆動ローラは動力を受けたスプロケッ
    トにより駆動されるように構成され、前記スプロケット
    は、前記駆動ローラの反踏板側に位置することを特徴と
    する請求項１記載の乗客コンベア。
  3. 【請求項３】前記スプロケットと前記側枠体とは、互い
    の垂直投影が重なる位置に配置されていることを特徴と
    する請求項２記載の乗客コンベア。
  4. 【請求項４】前記手摺駆動機構は、前記側枠体の高さの
    範囲内に配置されていることを特徴とする請求項１，２
    または３記載の乗客コンベア。
  5. 【請求項５】前記従動ローラは、前記移動手摺を挟んで
    前記駆動ローラの上方に対向して配置されていることを
    特徴とする請求項１，２，３または４記載の乗客コンベ
    ア。
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