JP2002316461A - 消耗品ユニット、及び消耗品ユニット識別装置 - Google Patents

消耗品ユニット、及び消耗品ユニット識別装置

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JP2002316461A
JP2002316461A JP2001124230A JP2001124230A JP2002316461A JP 2002316461 A JP2002316461 A JP 2002316461A JP 2001124230 A JP2001124230 A JP 2001124230A JP 2001124230 A JP2001124230 A JP 2001124230A JP 2002316461 A JP2002316461 A JP 2002316461A
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Shizuo Tsuchiya
静男 土屋
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Casio Electronics Co Ltd
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Casio Computer Co Ltd
Casio Electronics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は画像形成装置に交換可能に使用され
る各種ユニットや、リボンカセット、インクカートリッ
ジ等の消耗品の識別装置に関し、特に消耗品に著作権情
報を記憶させ、例えば消耗品交換時、著作権情報の照合
を行い、海賊版の防止を行う消耗品識別装置に関する。 【解決手段】 トナーセット3のEEPROM4には著
作権データが記憶され、プリンタ装置本体1の記憶装置
6にも同じ著作権データが記憶されている。したがっ
て、プリンタ装置本体1にトナーセット3を装着した
際、トナーセットのEEPROM4に記憶された著作権
データはプリンタ装置本体1のCPU2によって読み出
され、記憶装置6に記憶された著作権データと比較され
る。そして、両データが不一致であれば所謂海賊版であ
るとして駆動を阻止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置に交
換可能に使用される各種ユニットや、リボンカセット、
インクカートリッジ等の消耗品の識別装置に関する。
【0002】
【従来技術】プリンタ装置や複写機、ファクシミリ装置
等の画像形成装置において、多くの消耗品が使用されて
いる。例えば、電子写真プリンタでは画像形成ユニット
を構成するトナーキットやドラムキットが使用され、ラ
ベルプリンタではリボンカセットが使用され、インクジ
ェットプリンタではインクカートリッジ等の消耗品が使
用されている。
【0003】これらの消耗品にはメモリや、発振器、I
Cチップ、バーコード等を実装する場合がある。例え
ば、メモリを実装し、リサイクル回数を管理する。ま
た、発振器やICチップ、バーコード等を実装し、所謂
海賊版の防止を図る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
方式では海賊版の有効な阻止手段となっていない。例え
ば、電子写真プリンタのトナーキットにおいて海賊版業
者が行う手段は、トナーが空になった純正のトナーキッ
トにトナーを詰めて販売するものである。この場合、上
記発振器、ICチップ、バーコード等の実装では、海賊
版の製造を有効に阻止できない。
【0005】本発明においては、消耗品に著作権情報を
記憶させ、例えば消耗品交換時、著作権情報の照合を行
い、海賊版の防止を図る消耗品ユニット、及び消耗品ユ
ニット識別装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題は請求項1記載
の発明によれば、著作権データを記憶する記憶手段を搭
載した消耗品ユニットを提供することによって達成でき
る。ここで、消耗品ユニットとしては、例えばトナーカ
ートリッジやインクリボン、ドラムユニット等であり、
これらの消耗品ユニット内に例えばEEPROMを配設
し、該EEPROMに著作権データを記憶する。
【0007】このように構成することにより、例えば消
耗品ユニットの再生を海賊版業者が行う場合、著作権デ
ータも複製すれば著作権の侵害になり、消耗品ユニット
の製造を違法製造によって防止する。上記課題は請求項
2記載の発明によれば、装置本体に着脱可能に構成さ
れ、著作権データを記憶する記憶手段を搭載した消耗品
ユニットと、該消耗品ユニットに記憶された前記著作権
データを前記装置本体に読み出すデータ読出し手段と、
該データ読出し手段によって読み出された著作権データ
と、装置本体が予め記憶する著作権データとを照合する
照合手段と、該照合手段による照合結果が一致すると
き、正規な消耗品ユニットであると判断する判断手段と
を有する消耗品ユニット識別装置を提供することによっ
て達成できる。
【0008】このように構成することにより、例えば消
耗品ユニットの再生を海賊版業者が行うと、著作権デー
タも複製しなければならず、著作権の侵害によって消耗
品ユニットの違法製造を防止する。請求項3の記載は、
請求項2記載の発明において、前記消耗品ユニット内の
消耗品残量を検出し、該消耗品が空になったとき、前記
記憶手段の著作権データを消去する消去手段を有する構
成である。
【0009】このように構成することにより、消耗品ユ
ニットに記載される著作権データは消去され、例えば海
賊版業者が消耗品ユニットを再生しても、著作権データ
も書き込まなければ利用することができない。請求項4
の記載は、請求項1記載の発明において、前記著作権デ
ータは、肖像権に関するデータである。
【0010】また、請求項5の記載は、請求項1記載の
発明において、前記著作権データは、書籍の文章であ
る。請求項6の記載は、請求項2記載の発明において、
前記著作権データは、肖像権に関するデータである。
【0011】また、請求項7の記載は、請求項2記載の
発明において、前記著作権データは、書籍の文章であ
る。請求項8の記載は、請求項2記載の発明において、
前記装置本体には、前記著作権データのチェックサム
値、又はCRC値が予め記憶され、前記消耗品ユニット
から読み出された著作権データのチェックサム値、又は
CRC値を演算し、該演算結果の比較を行う構成であ
る。
【0012】このように構成することにより、装置本体
には著作権データに代えてチェックサム値、又はCRC
値を記憶しておけばよく、記憶容量を小さくすることが
できる。請求項9の記載は、請求項2記載の発明におい
て、前記照合手段の照合結果が一致するとき、乱数デー
タを発生させる乱数データ発生手段を有し、該乱数デー
タを装置本体のメモリ、及び消耗品ユニットの記憶手段
に記憶する構成である。
【0013】このように構成することにより、より確実
に消耗品ユニットの違法製造を防止でき、更にこのよう
な消耗品ユニットを使用した場合に生じる画像品質の低
下、消耗品ユニットのトラブルの発生を防止することが
できる。請求項10の記載は、請求項9の記載におい
て、前記メモリには複数の消耗品ユニットの乱数データ
を記憶できる記憶エリアを有する。
【0014】このように構成することにより、1台の装
置本体に対して複数の消耗品ユニットを使用することが
できる。
【0015】
【発明の実施形態】以下、本発明の実施の形態を図面を
参照しながら説明する。 <第1の実施形態>図1は、本例の消耗品識別装置のシ
ステム図である。また、本例は電子写真方式を使用した
プリンタ装置に使用される消耗品ユニットに関し、トナ
ーを収納するトナーセットの例で説明する。また、図1
はモノクロプリンタ装置の例である。
【0016】同図において、1はプリンタ装置本体であ
り、2はプリンタ装置本体に配設されたCPUである。
また、3はトナーセットであり、4はトナーセット3に
配設されたEEPROMである。ここで、CPU2はト
ナーセット3がプリンタ装置本体1に装着されたことを
コネクタ5を介して供給される信号によって知る。
【0017】同図に示すEEPROM4には、SCL
(転送クロック)がCPU2から供給される。また、S
DA(シリアルデータ)は双方向データであり、EEP
ROM4へのコマンド書き込み、データ書き込み時には
CPU2からEEPROM4へデータが送られ、データ
読み出し時にはEEPROM4からCPU2へデータが
送られる。
【0018】プリンタ装置本体1には、更にRAM等の
記憶装置6が配設されている。この記憶装置6には著作
権データが書き込まれ、この記憶装置6に書き込まれる
著作権データは上記EEPROM4に記憶される著作権
データと同じである。また、消耗品ユニット3はプリン
タ装置本体1に対して着脱自在に構成され、トナーセッ
ト3をプリンタ装置本体1に装着するとコネクタ5を介
してデータの授受が可能になる。
【0019】次に、図2に示すフローチャートを使用し
て本例の処理を説明する。上記構成において、プリンタ
装置本体1への電源投入時、又はトナーセット3の交換
時に於いて、トナーセット3のチェックを行う。先ず、
EEPROM4に記憶されたデータを読み出し、プリン
タ装置本体1側のCPU2を介して記憶装置6に保存す
る(ステップ(以下、STで示す)1)。このデータ
は、前述のTXTやJPEG等の著作権データである。
この著作権データは、例えば文章、社長の肖像、デザイ
ン画、写真、音楽、動画等が考えられる。
【0020】次に、CPU2はリードしたRAM6内の
データと、予めプリンタ装置本体1側のROM等に記憶
されたデータと比較照合する(ST2)。ここで、比較
照合の結果、両データが一致しない場合(ST3がN
O)、海賊版であると判断し、動作不可メッセージを表
示する(ST5)。
【0021】一方、両データが完全に一致している場合
(ST3がYES)、正規品であると判断し、動作可能
メッセージを表示する(ST4)。この場合、RAMの
データに基づき、音声、音楽、画像等を出力する構成と
しても良い。例えば 音楽データを基にプリンタ装置本
体1に設けたスピーカから音が出力されるように構成す
る。また、画像データであれば、プリンタ装置本体1の
LCDやFLパネルに、特定のロゴを表示し、また会社
の社長の写真を表示させる構成としても良い。さらに、
「純正品のご利用ありがとうございます」のメッセージ
表示と共に、音声アナウンスを行う構成としても良い。
【0022】次に、CPU2はトナーエンドフラグ、及
びニアエンドフラグをクリアする(0にリセットする)
(ST6)。この処理は、トナーの有無を管理するフラ
グのクリア処理であり、CPU2側のEEPROMに設
けられたフラグである。尚、図3は上記トナーセットに
収納されたトナー量検知に関する処理を説明するフロー
チャートであり、この処理は1プリント毎に1回実行さ
れる。
【0023】先ず、トナーのニアエンドフラグが設定さ
れているか判断する(フラグが1であるか判断する)
(ステップ(以下、STPで示す)1)。ここで、トナ
ーセット3が新品である場合、前述の動作でクリアされ
ている。したがって、トナーが充分あり(STP2がY
ES)、処理を終了する。
【0024】一方、プリント処理を繰り返し、次第にト
ナーが消費され、残り僅かになると上記判断(STP
2)はNOとなる。このとき、CPU2はニアエンドフ
ラグを″1″にセットし(STP3)、ニアエンドカウ
ンタに初期値50をセットする(STP4)。この初期
値50は残り50枚で完全にトナーなしとなり、印刷不
可になることを意味する。
【0025】この状態で印刷を行うと、判断(STP1
がYES)となり、ニアエンドカウンタを1滅算する
(STP5)。そして、ニアエンドカウンタがチェック
され、最初は50−1=49となり(STP6がN
O)、以後上記処理を繰り返し実行することによって、
50回目にニアエンドカウンタが0となる(STP6が
YES)。この場合、処理(STP7)によって、EE
PROM(又はフラッシュメモリ)の内容が消去される
(STP7)。さらに、この場合トナーエンドフラグを
1にセットする。このフラグがセットされると、印刷不
可状態となる。
【0026】このようにして、トナーが無くなったトナ
ーセットは回収され、再び工場へと戻る。そして、検査
され、リサイクル可能な場合には再びトナーが充填され
る。また、リサイクルするトナーセットの出荷前、先程
クリアされたトナーセット内のEEPROM(又はフラ
ッシュメモリ)に再び著作権のあるデータを書き込む。
この書き込み処理に際し、プリンタ装置本体1のプログ
ラムを少し変更するだけで書き込みようJIGとして使
用できる。
【0027】一方、空になったトナーセットが海賊版業
者によって回収され、海賊版業者のトナーが充填された
場合、トナーは入っていてもトナーセット内のEEPR
OM4のデータが消失している。この為、このようなト
ナーセットが市場に出回ったとしても、前述の図3に示
す判断(ST3)がNOとなり、使用を拒否することが
できる。
【0028】また、海賊版業者がトナーセット内のEE
PROMにデータを書き込んだ場合、著作権や肖像権の
あるデータを不正コピー、不正使用したことになり、法
律違反となり、正当権利者は法律上有利な立場に立つこ
とができる。以上のように、本例によれば実質的に海賊
版業者によるトナーの詰め替え販売を防止できる。これ
により、品質の悪いトナーによる機器の印字品質の低
下、故障などを未然に防止できる。
【0029】尚、上記実施形態の説明では、消耗品内の
EEPROM4の内容とプリンタ装置本体1の記憶装置
6のデータを完全比較したが、両データのチェックサム
値、CRC値(cyclic redundancy check 値)のみを記
憶しておき、消耗品内から読み出したデータのチェック
サム値、又はCRC値を求め、これを前述の本体ROM
側の値と比較する方法を用いてもよい。
【0030】尚、上記実施形態の例では、モノクロプリ
ンタ装置で説明したが、カラープリンタ装置であっても
よい。図4はカラープリンタ装置の例を説明するもので
ある。カラープリンタ装置の場合、SCL、SDAの信
号はICバス規格により、バス形式の接続が可能であ
る。各トナーセットには1個づつEEPROM7〜10
が設けれ、アドレス設定端子A0、A1、A2の状態
(Vcc接続か、GND接続か)により、プリンタ装置
本体1側のCPU11は判断する。
【0031】例えば、ブラック(K)のトナーセット内
のEEPROM7は、アドレス設定端子A0、A1、A
2が全てGNDに接続されており、2進数の000に設
定されている。また、イエロー(Y)のトナーセット内
のEEPROM8はA0がVcc、A1,A2がGND
に接続されており、2進数の110に設定されている。
【0032】さらに、マゼンタ(M)のトナーセット内
のEEPROM9は010に設定され、シアン(C)の
トナーセット内のEEPROM10は110に設定され
ている。このように構成することにより、カラープリン
タ装置の場合も前述と同様に海賊版のトナーセットを排
除することができる。
【0033】また、図5は変形例を説明するシステム図
であり、プリンタ装置本体1の構成はCPU2と記憶装
置6で構成され、トナーセット3側もCPU12を有
し、更にインストラクションROM13、フラッシュメ
モリ14で構成されている。このように構成することに
よっても、CPU12は例えばフラッシュメモリ14に
著作権データ等を記憶し、海賊版の消耗品ユニットの排
除を行うことができる。 <第2の実施形態>次に、本発明の第2の実施形態につ
いて説明する。
【0034】前述の実施形態では、プリンタ装置の電源
オン時、又はトナーセットの装着時、EEPROMの全
てのデータを毎回リードしており、時間がかかる。ま
た、「正規品のご使用ありがとうございます」等のメッ
セージが、プリンタ装置の電源オン時に毎回表示され、
或いは音声出力される。そこで本例は、図6に示すフロ
ーチャートに従って処理を行う。
【0035】本例もプリンタ装置の電源オン時、又はト
ナーセットをプリンタ装置本体1に装着した際、処理が
開始される。先ず、トナーセット内のEEPROMから
先頭8バイトのデータを読み出す(ステップ(以下、W
で示す)1)。次に、CPUはプリンタ装置本体1のE
EPROMのデータと照合する(W2)。そして、両デ
ータが一致していれば(W3がYES)、正規品と判断
する(W4)。一方、両データが一致していなければ
(W3がNO)、トナーセット内のEEPROMの全デ
ータを読み出し、プリンタ装置本体1内のRAMに保存
する(W5)。そして、予めプリンタ装置本体1のRO
Mに書き込まれた著作権データと照合する(W6)。
【0036】ここで、両データが一致していれば(W7
がYES)、CPUにより乱数データを発生させる(W
8)。また、この時の乱数のバイト長は、例えば8バイ
トとする。次に、トナーセット内のEEPROMの著作
データを消去し、代わりにEEPROMの先頭に先程の
乱数データ8バイトを書き込む(W9)。同時にプリン
タ装置本体1のEEPROM(またはフラッシュメモ
リ、ハードディスク等)にも乱数データを書き込む(W
10)。そして、正規のトナーセットがセットされたと
認識し、その旨のメッセージを表示する(W11)。
【0037】また、この場合「正規品のご使用ありがと
うございます」という音声を発してもよく、またテスト
プリントを実行し、印刷出力としてその旨をプリントア
ウトしてもよい。その後、上記チェックルーチンを抜
け、例えば一旦プリンタ装置の電源をオフし、再び電源
をオンする。このとき、トナーセット内のEEPROM
には先程の乱数データが書かれた状態となっている。
【0038】先ず、先程同様、トナーセットのEEPR
OMから先頭8バイトのデータ読み出す(W1)。そし
て、プリンタ装置本体1のEEPROMの乱数データと
照合する(W2)。今度はデータが一致しているので、
比較結果はYESとなり、正規のトナーセットとして認
識される(W4)。
【0039】この時には正規品のトナーセットが装着さ
れているから、2度目(或いは2度目以降)なので、
「正規品のご使用ありがとうございます」等のメッセー
ジ表示は行わず、このルーチンを抜ける。尚、トナーが
まだ残っている状態で、このトナーセットが海賊版業者
に渡った場合は以下のようになる。この場合、トナーセ
ット内のEEPROMには乱数データが書かれた状態に
なっている。このトナーセットに海賊版業者がトナーを
詰め直して販売すると、殆どの場合元々そのトナーセッ
トを使っていたユーザーとは別のユーザーにTSトナー
セットが渡ることになる。
【0040】海賊版を購入したユーザのプリンタ装置本
体のEEPROMには乱数データが書かれていないか、
書かれていたとしてもトナーセット内の乱数データとプ
リンタ装置本体の乱数データの一致する確率は極めて低
い。また、当然著作権のあるデータが書かれることもな
い。
【0041】したがって、先程のフローチャートにおい
て、乱数データの照合が不一致、著作権データの照合も
不一致となり、正規品のトナーセットではないと判断で
き、プリンタ装置を動作不可とする(W12)。尚、上
記乱数データを使用する方式では、ユーザ先に1組のト
ナーセットしか存在しない場合は問題ないが、複数のト
ナーセットを取り換えて使用する場合、プリンタ装置本
体側の乱数データ記憶エリアが1つしかない為、新しい
トナーセットを入れた時点で古いトナーセットにはまだ
トナーが残っていても使えなくなる場合がある。
【0042】これに対応するための処理を以下に説明す
る。尚、乱数データの記憶エリアは、5つあるものとす
る。図7は乱数データの書き込み処理を説明するフロー
チャートであり、先ずCOMPCNT(カウンタ)に初
期値0をセットする(ステップ(以下、Vで示す)
1)。最初のトナーセットのセットの際には、全てのエ
リアがオールFFであり、処理(V2)において、CO
MPTOPの値にカウンタの値を加算したEEPROM
のエリアはFFである(V3がYES)。尚、FFでな
ければCOMPCNT(カウンタ)を+1する(V
4)。
【0043】次に、EEPROMの最初のエリアに、当
該トナーセットの乱数データを書き込む(V5)。そし
て、COMPCNT(カウンタ)を+1し(V6)、計
数値が5になったか判断する(V7)。ここで、計数値
が5になっていなければ次のエリアにFFを書き込む
(V8)。一方、計数値が5になっていれば計数値を0
に戻し(V7)、最初のエリアにFFを書き込む(V
8)。尚、図8(b)はこの状態を示す。
【0044】上記のように処理することによって、図8
(a)に示すように、5つの記憶エリアには順次トナー
セットに対応する乱数データが書き込まれていく。尚、
同図(a)に示す状態は、第2エリアまで乱数データが
書き込まれた状態を示す。次に、トナーセットが正規な
品物であるか判断する際には、図9に示すフローチャー
トに従って処理を行う。先ず、COMPCNT(カウン
タ)を0にリセットする(ステップ(以下、Uで示す)
1)。次に、COMPTOPの値にカウンタの値を加算
し、対応するアドレスのデータをリードする(U2)。
この時、EEPROMに記憶されるデータは乱数データ
であり、プリンタ装置本体に装着されたトナーセットか
ら供給される乱数データと比較する(U3)。
【0045】ここで、一致すれば当該乱数データに対応
するトナーセットであり、正規のトナーセットであると
判断する。一方、不一致の場合、COMPCNT(カウ
ンタ)を+1インクリメントし(U4)、計数値が5に
達したか判断する(U5)。そして、計数値が5に達し
ていなければ(U5がNO)、上記処理を繰り返し、5
つのエリアの値とトナーセットから出力される乱数デー
タを順次比較する(U1〜U5)。そして、5つのエリ
ア内のどれかと一致した時点で正規のトナーセットであ
ると判断する(W3がYES)。
【0046】以上のように処理することにより、プリン
タ装置本体が1台であり、当該1台のプリンタ装置に対
して複数のトナーセットを装着して使用する場合にも適
用することができる。尚、上記実施形態の説明では消耗
品ユニットとしてトナーセットについて説明したが、ト
ナーセットに限らず、インクジェットプリンタに用いら
れるインクカートリッジ、サーマルプリンタに用いられ
るインクリボンカセット、ラベルプリンタなどに用いら
れるラベルカセットなどの消耗品ユニット等についても
同様に適用することができる。
【0047】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、所謂海賊版の消耗品ユニットの使用を防止できる。
また、不正な消耗品ユニットを使用することによって、
生じる印字品質の低下や、機械の故障等の原因を無くす
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態のシステム構成図である。
【図2】第1の実施形態の処理を説明するフローチャー
トである。
【図3】第1の実施形態の処理を説明するフローチャー
トである。
【図4】カラーの場合の処理を説明するシステム図であ
る。
【図5】第1の実施形態の変形例を示す図である。
【図6】第2の実施形態の処理を説明するフローチャー
トである。
【図7】第2の実施形態の処理を説明するフローチャー
トである。
【図8】(a)、(b)は乱数データのデータ構成を示
す図である。
【図9】第2の実施形態の処理を説明するフローチャー
トである。
【符号の説明】
1 プリンタ装置本体 2 CPU 3 トナーセット 4 EEPROM 5 コネクタ 6 記憶装置 7〜10 EEPROM 11、12 CPU 13 インストラクションROM 14 フラッシュメモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C061 AP03 AP04 AQ04 AQ05 AQ06 CF01 HK08 HK11 HN15 HN22 2H027 DA27 ED01 ED10 EE08 EJ03 EJ04 EJ05 EJ08 EJ09 HB05 HB13 HB14 HB15

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 著作権データを記憶する記憶手段を搭載
    したことを特徴とする消耗品ユニット。
  2. 【請求項2】 装置本体に着脱可能に構成され、著作権
    データを記憶する記憶手段を搭載した消耗品ユニット
    と、 該消耗品ユニットに記憶された前記著作権データを前記
    装置本体に読み出すデータ読出し手段と、 該データ読出し手段によって読み出した著作権データ
    と、装置本体が予め記憶する著作権データとを照合する
    照合手段と、 該照合結果が一致するとき、正規な消耗品ユニットであ
    ると判断する判断手段と、 を有することを特徴とする消耗品ユニット識別装置。
  3. 【請求項3】 前記消耗品ユニット内の消耗品残量を検
    出し、該消耗品が空になったとき、前記記憶手段の著作
    権データを消去する消去手段を有することを特徴とする
    請求項2記載の消耗品ユニット識別装置。
  4. 【請求項4】 前記著作権データは、肖像権に関するデ
    ータであることを特徴とする請求項1記載の消耗品ユニ
    ット。
  5. 【請求項5】 前記著作権データは、書籍の文章である
    ことを特徴とする請求項1記載の消耗品ユニット。
  6. 【請求項6】 前記著作権データは、肖像権に関するデ
    ータであることを特徴とする請求項2、又は3記載の消
    耗品ユニット識別装置。
  7. 【請求項7】 前記著作権データは、書籍の文章である
    ことを特徴とする請求項2、又は3記載の消耗品ユニッ
    ト識別装置。
  8. 【請求項8】 前記装置本体には、前記著作権データの
    チェックサム値、又はCRC値が予め記憶され、前記消
    耗品ユニットから読み出された著作権データのチェック
    サム値、又はCRC値を演算し、該演算結果の比較を行
    うことを特徴とする請求項2記載の消耗品ユニット識別
    装置。
  9. 【請求項9】 前記照合手段の照合結果が一致すると
    き、乱数データを発生させる乱数データ発生手段を有
    し、該乱数データを装置本体のメモリ、及び消耗品ユニ
    ットの記憶手段に記憶することを特徴とする請求項2記
    載の消耗品ユニット識別装置。
  10. 【請求項10】 前記メモリには複数の消耗品ユニット
    の乱数データを記憶できる記憶エリアを有することを特
    徴とする請求項9記載の消耗品ユニット識別装置。
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