JP2005134513A - 印刷装置 - Google Patents

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幸暢 井元
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Abstract

【課題】 本発明はRFIDタグを使用した消耗品の不正利用防止機能を有する印刷装置に関し、特に不正業者によるトナーカートリッジ等の消耗品の再使用を不可能にすると共に、正規の業者によるトナー充填、及びトナーカートリッジの再販売を可能とする機能を有する印刷装置を提供するものである。
【解決手段】 本発明はトナーセットC2にRFIDタグ40と取り付け、プリンタ装置1内に取り付けたアンテナを介してRFID通信部42によりCPU41との間でデータの授受を行い、「使用済みフラグ1」〜「使用済みフラグ3」、及び「使用済みフラグ選択データ」を使用し、不正に充填されたトナーセットC2の使用を禁止すると共に、正規のトナーの充填を行った再生トナーセットC2に対して複数回の使用を可能とするプリンタ装置1を提供するものである。
【選択図】 図1

Description

本発明はRFID(Radio Frequency Identification:無線自動認識)タグを使用した消耗品の不正利用防止機能を有する印刷装置に関する。
近年、環境保護の観点からプリンタ装置(印刷装置)においても、消耗品のリサイクルの重要性が増している。例えば、トナーカートリッジもトナーを再充填(リフィル)することにより、再利用が可能な消耗品の一つである。また、使用済みのカートリッジを回収して再充填し、再販売する業者も存在する。
しかしながら、リフィル業者による再生トナーカートリッジには、劣悪トナーが使用される場合が多く、画質低下やプリンタ装置本体の故障の原因となっている。
そこで、従来トナーカートリッジ等の消耗品にEEPROM等の不揮発メモリを装着し、充填物が欠乏した際、この欠乏を示す記録を書き込み、当該記録が存在する限りプリンタ装置の印刷が不可能な状態にする消耗品の不正利用防止装置が提案されている。
例えば、特許文献1ではプリンタ装置に装着されているカートリッジ内のトナーが所定量以上消費されると、このカートリッジを使用済として再生工場に送り、当該カートリッジに再生処理を施すと共に、当該カートリッジの再生処理の履歴や装着されたプリンタ装置の機器番号を記録する。一方、再生されたカートリッジを受け取ったユーザは、この再生カートリッジをプリンタ装置に装着する際、上記記録を確認し、再生トナーカートリッジの使用を禁止する。
特開2002−318511号公報
従来の方式では記憶内容を不正に書き換えられないよう、書き込み後、記憶内容を書き換え不可能にする。しかしながら、この場合正規の製造メーカにより行われる正規のトナー充填、トナーカートリッジの再販売は不可能になる。
本願発明は、このような問題を解決すべく提案されたものであり、不正業者によるトナーカートリッジ等の消耗品の再使用を不可能にすると共に、正規の業者によるトナー充填、及びトナーカートリッジの再販売を可能とする機能を有する印刷装置を提供するものである。
上記課題は本発明によれば、固有情報が書き込まれたRFIDタグを取り付けた消耗品と、該消耗品の不正再生品の検出を行う検出手段とを内蔵する印刷装置において、前記RFIDタグは、前記固有情報を記憶する第1の記憶手段と、使用不可の指示を記憶する第2の記憶手段と、前記固有情報に基づいて演算を行った結果を記憶する第3の記憶手段とを有し、前記検出手段は、前記第1の記憶手段から前記固有情報を読み出し演算を行う演算手段と、該演算結果が前記第3の記憶手段に記憶された結果に一致するか判断する判断手段と、前記結果が一致する時前記第2の記憶手段の対応するエリアに使用不可の指示があることを確認し、該消耗品の使用を禁止する禁止手段とを有する印刷装置を提供することによって達成できる。
ここで、RFIDタグは上記第1乃至第3の記憶手段を有し、該記憶手段に記憶された情報は装置本体に設けられたアンテナを介して上記検出手段に送信される。そして、検出手段は上記固有情報を読み出し、演算を行い、該演算結果が前記第3の記憶手段に記憶された結果に一致するか判断し、結果が一致する時前記第2の記憶手段の対応するエリアに使用不可の指示があることを確認し、消耗品の使用を禁止する。
このように構成することにより、不正に再生された消耗品の場合、第2の記憶手段の対応するエリアに使用不可の指示があり、確実に使用が禁止される。
また、前記演算に使用する式は、前記第2の記憶手段のエリアによって異なり、前記判断手段の判断結果が一致する時、前記第2の記憶手段の対応するエリアに使用不可の指示があることを判別する構成である。
このように構成することにより、第2の記憶手段に複数の記憶エリアを設け、消耗品を複数回充填使用することが可能となる。
また、前記判断手段による一致判断、及び禁止手段による禁止判断は、ネットワークを介してサーバで行う構成である。このように構成することにより、印刷装置のメモリ容量を減らし、演算処理等の負担を軽減することができる。
上記課題は本発明によれば、固有情報が書き込まれたRFIDタグを取り付けた消耗品と、該消耗品の使用情報を記録する不揮発性記憶手段とを内蔵する印刷装置において、前記消耗品の使用情報を記憶する記憶手段と、所定のタイミングで前記記憶手段に記憶された消耗品の使用情報を前記記憶手段から前記RFIDタグに書き込む書込手段とを有する印刷装置を提供することによって達成できる。
このように構成することにより、例えば印刷処理中、電源異常等によって印刷枚数情報がRFIDタグに書き込めない場合でも、電源投入時やカバーを閉じる際自動的に印刷枚数情報をRFIDタグに書き込むことができる。
また、前記固有情報が書き込まれたRFIDタグを取り付けた消耗品と、該消耗品の使用情報を記録する不揮発性記憶手段とを内蔵する印刷装置において、前記書込手段による前記消耗品の使用情報の記憶は、前記RFIDタグに記憶された前記固有情報が一致する時行う構成である。
このように構成することにより、確実に対応する消耗品に対する使用情報を記録することができる。
また、前記記憶手段による消耗品の使用情報の記憶は、ネットワークを介してサーバで行う構成である。このように構成することにより、印刷装置のメモリ容量を減らし、演算処理等の負担を軽減することができる。
本発明はこのように構成することにより、不正な消耗品を再利用できなくすると共に、正規の再生品は再利用を可能にするものである。
また、印刷中電源異常等が生じても、RFIDタグに正確な印刷枚数等の情報を記録することができる。
さらに、インターネット等のネットワークを使用して管理サーバに消耗品のサポート情報を記録し、不正再利用品の使用をネットワークを介して監視することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
(実施形態1)
図2は、本実施形態の説明に使用するタンデム方式のプリンタ装置(印刷装置)の例である。
同図において、プリンタ装置1は、画像形成部2、両面印刷用搬送ユニット3、及び給紙部4で構成されている。ここで、画像形成部2は4個の画像形成ユニット5〜8を並設した構成であり、同図の紙面右側から左側に向かってマゼンダ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)、ブラック(K)の順に配設されている。また、この中のマゼンダ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)の画像形成ユニット5〜7は減法混色によりカラー印刷を行う際に用いるものであり、ブラック(K)の画像形成ユニット8は上記カラー印刷時に用いると共に、単独で用いることでモノクロ印刷に使用する。
ここで、上記各画像形成ユニット5〜8はそれぞれドラムセットC1とトナーセットC2で構成され、現像容器に収納された現像剤(の色)を除き同じ構成である。そこで、例えばイエロー(Y)用の画像形成ユニット7を例にして構成を説明する。ドラムセットC1には感光体ドラム、帯電器、クリーナが収納され、トナーセットC2には現像ロールやトナーが収納されている。また、このトナーセットC2には後述するRFIDタグが取り付けられている。
感光体ドラム9は、その周面が例えば有機光導電性材料で構成され、感光体ドラム9の周面近傍には、帯電器10a、印字ヘッド10b、現像ロール10c、転写器10d、クリーナ10eが順次配設されている。
感光体ドラム9は矢印方向に回動し、先ず帯電器10aからの電荷付与により、感光体ドラム9の周面を一様に帯電する。そして、印字ヘッド10bからの印字情報に基づく光書き込みにより、感光体ドラム9の周面に静電潜像を形成し、現像ロール10cによる現像処理によりトナー像を形成する。この時、感光体ドラム9の周面に形成されるトナー像は、現像容器10cに収納したイエロー(Y)色のトナーによる。このようにして感光体ドラム9の周面に形成されるトナー像は、感光体ドラム9の矢印方向の回動に伴って転写器10dの位置に達し、感光体ドラム9の直下を矢印方向に移動する用紙に転写される。
一方、用紙の搬送は、前述の給紙部4を構成する給紙カセット11、待機ロール12、搬送ベルト13、駆動ロール14等で構成され、給紙コロ28の回動によって給紙カセット11から搬出された用紙は、待機ロール12まで送られ、更にトナー像に一致するタイミングで搬送ベルト13上に送られ、転写器10dに達する。そして、転写器10dにおいてトナー像が転写され、トナー像が転写された用紙は搬送ベルト13の移動に従って、搬送ベルト13上を矢印方向に移動し、定着ユニット15において熱定着処理が施される。
また、用紙の上面には、上記イエロー(Y)のトナー像のみならず、他の色のドラムセットC1及びトナーセットC2によって転写されたマゼンダ(M)や、シアン(C)のトナー像も転写され、前述の減法混色に従った色の印刷が行われる。
尚、上述の用紙は給紙カセット11から搬出される用紙のみならず、MPFトレイ16から供給される用紙も含まれ、この場合には用紙は給紙コロ16aによって搬入され、前述の経路によって印刷処理が行われる。
また、上記定着ユニット15は熱ロール15a、15b、及びクリーナ15cで構成され、用紙Pが上述の熱ロール15aと15b間を挟持搬送される間、用紙に転写された例えば複数色のトナー像は溶融して用紙Pに熱定着する。また、クリーナ15cは熱ロール15aに残るトナーを除去する機能を有する。尚、定着ユニット15によってトナー像が定着された用紙は切換板17を介して上方、又は紙面左方向に搬送される。
一方、両面印刷用搬送ユニット3は装置本体に対して着脱自在に構成され、本例のプリンタ装置1によって両面印刷を行う際装着するユニットであり、内部に複数の搬送ロール18a〜18eが配設されている。両面印刷の場合には、上記切換板17によって一旦上方に用紙が送られ、例えば用紙の後端が搬送ロール19に達した時、用紙の搬送を停止し、更に用紙を逆方向に搬送する。この制御によって、用紙は点線で示す位置に設定された切換部17の左側を下方に搬送され、両面印刷用搬送ユニット3の用紙搬送路に搬入され、搬送ロール18a〜18eによって用紙が送られ、待機ロール12に達し、前述と同様トナー像と一致するタイミングで転写器に送られ、トナー像が用紙の裏面に転写される。
次に、図3にプリンタ装置1の外観の概要を説明する。プリンタ装置1の上部には、排紙ローラ20があり、ここから印刷物が出力され、排紙スタッカ21に印刷物が溜まる。その他にもフロントカバー22、MPFトレイ16、サイドカバー23、給紙トレイ4よりなる。また、プリンタ上方部には、操作パネル24を具備し、その操作パネル24は複数のキーからなる操作部24a、操作メニュー等を表示する表示部24bより構成される。
また、図4はトナーセットC2をプリンタ装置1から取り外す様子を示したものである。この図では、フロントカバー22を開けて、トナーセットC2を取り外している。
一方、図1はトナーセットC2に取り付けられたRFIDタグ40、及びプリンタ装置1本体に構築されるCPU42とRFID通信部42の構成を示す。トナーセットC2に取り付けられたRFIDタグ40にはRFIDタグチップが内蔵され、このRFIDタグチップのメモリ構成は図5に示す内容である。
例えば、同図に示すように「固有識別子」、「使用済みフラグ1」〜「使用済みフラグ3」、「使用済みフラグ選択データ」で構成されている。ここで、「固有識別子」はRFIDタグ毎に完全に固有の値であり、書き換え及び消去することはできない。また、「使用済みフラグ1」〜「使用済みフラグ3」は、当該トナーカートリッジに充填されたトナーが欠乏し、使用済み状態を示すフラグであり、3個用意されている。尚、この「使用済みフラグ1」〜「使用済みフラグ3」には、“0”又は“1”のフラグが設定され、例えば設定されたフラグが“0”の場合使用可能状態を示し、“1”の場合使用不可状態を示す。
また、「使用済みフラグ選択データ」には、どの使用済みフラグの使用が可能かを選択するデータが記述される。この「使用済みフラグ選択データ」は、トナーセットC2の工場出荷時、又はトナー再充填後に、使用済みフラグの選択を更新した内容が書き込まれる。
一方、プリンタ装置1本体にはCPU41、RFIDタグとの通信を行うRFID通信部42が配設されている。CPU41はプリンタ装置1本体の印刷制御を行うと共に、RFID通信部42を介してRFIDタグ40内にデータの書き込み、読み出し制御を行う。
図6は上記プリンタ装置1内にRFIDタグ40を取り付けたトナーセットC2を配設し、RFIDタグ40の情報を送受信する構成を模式的に示す図である。同図において、前述のCPU41及びRFID通信部42はインターフェース(I/F)コントローラ50内に配設され、RFIDタグ40からの電波を受信するアンテナ52は、例えば前述の画像形成部2に配設されている。そして、RFIDタグ40に対して、RFID通信部42を介して後述するデータの授受を行う。尚、51はエンジンコントローラであり、53はLAN等のネットワークである。
図7は本例の処理を説明するフローチャートである。尚、この処理はプリンタ装置1の電源投入時、又は前述のフロントカバー22を閉じた時に開始される。
先ず、「固有識別子」のデータをRFIDタグ40から読み出す(ステップ(以下、Sで示す)1)。すなわち、CPU41はRFID通信部42を制御してRFIDタグ41から「固有識別子」のデータを読み出す。前述のように、この「固有識別子」のデータはRFIDタグ毎に固有の値であり、例えば複数桁の数値やアルファベット等を使用したコードである。
次に、CPU41は予め用意した関数f1(X)のXに、上記読み出した「固有識別子」の値を入力し、演算処理を行う(S2)。そして、この演算結果が「使用済みフラグ選択データ」に記録したデータと一致するか判断する(S3)。例えば、「固有識別子」のデータが“12345678”であり、この「固有識別子」のデータを使用して後述する計算を行った結果が「使用済みフラグ選択データ」に記録されたデータと一致していれば(S3がYES)、「使用済みフラグ1」のフラグ情報を読み出す(S4)。
そして、「使用済みフラグ1」のフラグが“0”であれば、前述のように使用可能状態であり、プリンタ装置1の印刷処理を許可する(S5)。
一方、前述の判断(S3)において、上記演算結果が「使用済みフラグ選択データ」に記録されたデータと一致しなければ(S3がNO)、予め用意されている他の関数f2(X)のXに「固有識別子」の値を入力し、同様に演算処理を行う(S6)。そして、この演算結果が「使用済みフラグ選択データ」のデータと一致するか判断する(S7)。ここで、上記演算結果が「使用済みフラグ選択データ」に記録されたデータと一致していれば(S7がYES)、「使用済みフラグ2」のフラグ情報を読み込み(S8)、読み込んだフラグが使用済みフラグ“0”に一致するか判断する(S5)。そして、当該フラグが“0”であれば、前述のように使用可能状態と判断し、プリンタ装置1の印刷処理を許可する(S5)。
さらに、前述の判断(S7)において、上記演算結果が「使用済みフラグ選択データ」と一致しなければ(S7がNO)、更に予め用意されている関数f3(X)のXに「固有識別子」の値を入力し、同様の演算処理を行う(S9)。そして、同様にこの演算結果が「使用済みフラグ選択データ」と一致するか判断し(S10)、上記演算結果が「使用済みフラグ選択データ」と一致していれば(S10がYES)、「使用済みフラグ3」を読み込み(S11)、読み込んだフラグが使用済みフラグ“0”に一致するか判断する(S5)。
したがって、上記処理を行うことによって、正規業者によって行われるトナー充填であれば、1個のトナーセットC2は、トナーなし→トナー再充填→使用可能→トナーなし→・・・を順次繰り返し、複数回の使用が可能である。一方、正規のトナー充填以外の場合、選択された「使用済みフラグ」には“1”が設定されており、プリンタ装置1の使用が禁止される。
例えば、図8に示すように、「固有識別子」が“12345678”であり、上記関数f1(X)〜f3(X)で演算された結果が、それぞれ“39573763”、“15793342”、“48366523”である時、「使用済みフラグ2」が有効である場合、「使用済みフラグ選択データ」には上記“15793342”が書き込まれている。したがって、この「使用済みフラグ2」のフラグを判断すると、同図に示すように“1”が設定されており、プリンタ装置1を使用禁止とする。
尚、判断(S3)、(S7)、(S10)が全てNOの場合も、演算結果が「使用済みフラグ選択データ」に記録されたデータと一致しないので、不正品と判断して使用を禁止する。
尚、上記実施形態の説明では、使用する消耗品としてトナーセットC2の例で説明したが、トナーセットC2に限らず、ドラムセットC1等の他の消耗品についても適用可能である。
(実施形態2)
次に、本発明の実施形態2について説明する。
本例においても、トナーセットC2に取り付けられたRFIDタグを使用する構成であり、RFIDタグとプリンタ装置1との関係は図9に示す通りである。前述の実施形態1で使用した図1と異なる構成は、図10に示すようにRFIDタグ45内のデータとして、「固有識別子」、「シリアル番号」、「印刷枚数カウンRFIDタグ45内のデータとして、「固有識別子」、「シリアル番号」、「印刷枚数カウンタ」が記述されている点である。
また、プリンタ装置1本体にはRFID通信部46、CPU47、EEPROM48が構築され、EEPROM48は図11に示す「シリアル番号」、及び「印刷枚数カウンタ」で構成されている。
図12は本例の処理を説明するフローチャートであり、プリンタ装置1の電源投入、又はプリンタ装置1のフロントカバー22を閉じた時に開始する。
先ず、CPU47は、プリンタ装置1本体に構築されたEEPROM48から「シリアル番号」の情報を読み出す(ステップ(以下、STで示す)1)。次に、RFID通信部46を使用し、RFIDタグ45内の「シリアル番号」の情報を読み出す(ST2)。
そして、両データが一致するか判断する(ST3)。ここで、両データが一致していれば(ST3がYES)、当該トナーセットC2はプリンタ装置1に装着されていたトナーセットC2に間違いないと判断し、プリンタ装置1本体内のEEPROM48の「枚数カウンタ」のデータをRFIDタグの「枚数カウンタ」の記憶エリアに書き込む(ST4)。
この場合、「シリアル番号」はRFIDタグ固有の番号であり、EEPROM48に記録された「シリアル番号」と一致するので以前から装着されていたトナーセットC2に間違いないと判断して、EEPROM48に記録された「枚数カウンタ」のデータをRFIDタグの対応するエリアに記録する。
以上の処理により以下の課題が解決できる。例えば印刷中EEPROM48内の「枚数カウンタ」のカウント値の更新は行われていたが、RFIDタグ45内の「枚数カウンタ」の更新が行われていない場合、電源が落ちると、RFIDタグ45内の「枚数カウンタ」には印刷処理前のデータが残る。このような場合、上記処理によってRFIDタグ45の「枚数カウンタ」のデータを更新することができる。
一方、両シリアル番号が一致しない場合(ST3がNO)、トナーセットC2は電源投入前と異なる場合、又はトナーセットC2に変更があった場合であり、異なるトナーセットC2が取り付けられたと判断できる。したがって、この場合RFIDタグの「枚数カウンタ」のデータをプリンタ装置1本体内のEEPROM48の「枚数カウンタ」に書き込み(ST5)、EEPROM48に記録された「枚数カウンタ」のデータと、RFIDタグの「枚数カウンタ」のデータを一致させる。
その後、プリンタ装置1内の「シリアル番号」のデータをRFIDタグの「シリアル番号」に書き込み(ST6)、「シリアル番号」を一致させる。
以上のように、本例によれば、何らかの原因で印刷処理中電源異常が発生しても、電源復帰時に、RFIDタグに正確な「印字回数カウンタ」のデータを入力することができる。
尚、本例においても、使用する消耗品としてトナーセットC2の例で説明したが、トナーセットC2に限らず、ドラムセットC1等の他の消耗品についても適用可能である。
(実施形態3)
次に、本発明の実施形態3について説明する。
本例はネットワークを使用してプリンタ装置1のサポートを行う構成であり、更にトナーセットC2等の消耗品についても正規な充填品等の確認援助をネットワークを使用して行う構成である。
図13は、前述の図6に示すLAN等のネットワーク53に接続されたコンピュータシステムの構成図であり、本例のプリンタ装置1はパーソナルコンピュータ54a、54b等からの印刷データを受信し、印刷処理を行っている。また、プリンタ装置1は定期的或いはトラブル発生時に使用状態やトラブルの内容をサポート情報として電子メールで送信する機能を有する。
電子メールはメールサーバ55を介してインターネット56経由で行われ、例えば図14に示す印刷装置の製造メーカのメールサーバ57に届けられ、サポート情報として集計サーバ58に集められる。
図15は電子メールの内容を一部示すものである。同図に示すトナーカウンタ(TSカウンタ)はトナーセットC2の使用状態を示すカウンタであり、TSシリアル番号は各トナーセットC2の固有番号である。したがって、サポート情報として、ユーザが使用するトナーセットC2のシリアル番号を集計サーバ58で把握する。
図16は本例の処理を説明する図であり、プリンタ装置1の正規ルートによるリフィル作業を示す。先ず、ユーザ60から送られた使用済みのトナーセットC2はプリンタ装置1のメーカ61によって正規のトナーを使用した充填作業が行われ、消耗の激しい部品は交換される。このようにして再生されたトナーセットC2aはユーザ60に送られ、プリンタ装置1にセットされる。
一方、メーカ61では集計サーバ58内の該当するシリアル番号のトナーセットC2に対してリフィル完了情報を書き込む。このように構成することにより、トナーセットC2をセットして再度当該トナーセットC2を使用する際、集計サーバ58内の情報が参照され、正規のリフィル品であるとして使用することができる。
さらに、図15に示す集計サーバ58の情報として、前述の実施形態1で説明した図8に示す情報を記録することによって、インターネット経由で正規品の確認ができる。また、前述の実施形態2で説明した図11に示す情報を記録することによって、インターネット経由で正確な印刷枚数データを書き込むことができる。
尚、本例においても、使用する消耗品としてトナーセットC2の例で説明したが、トナーセットC2に限らず、ドラムセットC1等の他の消耗品についても適用可能である。
トナーセットに取り付けられたRFIDタグ、及びプリンタ装置本体に構築されるCPUとRFID通信部の構成を示す図である。 実施形態の説明に使用するタンデム方式のプリンタ装置(印刷装置)を示す図である。 プリンタ装置の外観の概要を説明する図である。 トナーセットをプリンタ装置から取り外す様子を示す図である。 RFIDタグチップのメモリ構成を示す図である。 プリンタ装置内にRFIDタグを取り付けたトナーセットを配設し、RFIDタグの情報を送受信する構成を模式的に示す図である。 実施形態1の処理を説明するフローチャートである。 EEPROMの記録内容を説明する図である。 RFIDタグとプリンタ装置との関係を示す図である。 RFIDタグ内の記録データを説明する図である。 EEPROM内の記録データを説明する図である。 実施形態2の処理を説明するフローチャートである。 LAN等のネットワークに接続されたコンピュータシステムの構成図である。 電子メールによるサポートシステムを説明する図である。 集計サーバの記憶内容の一部を示す図である。 実施形態3の処理を説明するフローチャートである。
符号の説明
1・・・プリンタ装置
2・・・画像形成部
3・・・両面印刷用搬送ユニット
4・・・給紙部
5〜8・・・画像形成ユニット
9・・・感光体ドラム
10a・・・帯電器
10b・・・印字ヘッド
10c・・・現像ロール
10d・・・転写器
11・・・給紙カセット
12・・・待機ロール
13・・・搬送ベルト
14・・・駆動ロール
15・・・定着ユニット
16・・・MPFトレイ
18a〜18e・・・搬送ロール
19・・・搬送ロール
20・・・排紙ローラ
21・・・排紙スタッカ
22・・・フロントカバー
23・・・サイドカバー
24・・・操作パネル
40、45・・・RFIDタグ
41、47・・・CPU
42、46・・・RFID通信部
50・・・インターフェース(I/F)コントローラ
51・・・エンジンコントローラ
52・・・アンテナ
53・・・ネットワーク
54a、54b・・・パーソナルコンピュータ
55・・・メールサーバ
56・・・インターネット
57・・・メールサーバ
58・・・集計サーバ
60・・・ユーザ
61・・・メーカ

Claims (6)

  1. 固有情報が書き込まれたRFIDタグを取り付けた消耗品と、該消耗品の不正再生品の検出を行う検出手段とを内蔵する印刷装置において、
    前記RFIDタグは、前記固有情報を記憶する第1の記憶手段と、装置使用不可の指示を記憶する第2の記憶手段と、前記固有情報に基づいて演算を行った結果を記憶する第3の記憶手段とを有し、
    前記検出手段は、前記第1の記憶手段から前記固有情報を読み出し演算を行う演算手段と、該演算結果が前記第3の記憶手段に記憶された結果に一致するか判断する判断手段と、前記結果が一致する時前記第2の記憶手段の対応するエリアに使用不可の指示があることを判別し、該消耗品の使用を禁止する禁止手段とを有することを特徴とする印刷装置。
  2. 前記演算の式は、前記第2の記憶手段のエリアによって異なり、前記判断手段の判断結果が一致する時、前記第2の記憶手段の対応するエリアに使用不可の指示があることを判別することを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
  3. 前記判断手段による一致判断、及び禁止手段による禁止判断は、ネットワークを介してサーバで行うことを特徴とする請求項1、又は2記載の印刷装置。
  4. 固有情報が書き込まれたRFIDタグを取り付けた消耗品と、該消耗品の使用情報を記録する不揮発性記憶手段とを内蔵する印刷装置において、
    前記消耗品の使用情報を記憶する記憶手段と、
    所定のタイミングで前記記憶手段に記憶された消耗品の使用情報を前記記憶手段から前記RFIDタグに書き込む書込手段と、
    を有することを特徴とする印刷装置。
  5. 前記固有情報が書き込まれたRFIDタグを取り付けた消耗品と、該消耗品の使用情報を記録する不揮発性記憶手段とを内蔵する印刷装置において、
    前記書込手段による前記消耗品の使用情報の記憶は、前記RFIDタグに記憶された前記固有情報が一致する時行うことを特徴とする請求項4記載の印刷装置。
  6. 前記記憶手段による消耗品の使用情報の記憶は、ネットワークを介してサーバで行うことを特徴とする請求項4、又は5記載の印刷装置。

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