JP2002315993A - 洗濯機 - Google Patents

洗濯機

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JP2002315993A
JP2002315993A JP2001121142A JP2001121142A JP2002315993A JP 2002315993 A JP2002315993 A JP 2002315993A JP 2001121142 A JP2001121142 A JP 2001121142A JP 2001121142 A JP2001121142 A JP 2001121142A JP 2002315993 A JP2002315993 A JP 2002315993A
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JP
Japan
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control device
protective case
potting material
washing machine
case
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Withdrawn
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JP2001121142A
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English (en)
Inventor
Wataru Hamaguchi
渉 濱口
Takeshi Nakamura
健 中村
Katsuya Izawa
克也 井澤
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 運転を制御する制御装置を備えた洗濯機にお
いて、保護ケースが反るなど変形しても、洗濯機本体に
取り付けるとき矯正し、トップカバーの操作ボタンのス
イッチを操作するための押し力を安定させる。 【解決手段】 運転を制御する制御装置6を浅底で平坦
な保護ケース5内に内装し、保護ケース5に凹部底面か
ら制御装置6を貫通するボス部5aを設け、保護ケース
5内にウレタン樹脂等よりなるポッティング材7を充填
し制御装置6を防湿処理して保護ケース一体型制御装置
8を構成する。保護ケース一体型制御装置8をボス部5
aにより洗濯機本体1に締め付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、運転を制御する制
御装置を備えた洗濯機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の洗濯機は図9に示すよう
に構成していた。以下、その構成に付いて説明する。
【0003】図9に示すように、制御装置30は、運転
を制御するもので、プリント配線板にスイッチや発光ダ
イオードなどの各種電子部品を実装しており、ウレタン
樹脂等よりなるポッティング材31にてプリント配線板
と各種電子部品をポッティングし防湿処理をしている。
この制御装置30は、洗濯機本体32の操作部を構成す
るトップカバー33の内面にビス34等により直接取り
付け、トップカバー33に形成した操作部35を押すこ
とによって、制御装置30に設けたスイッチ36の押し
ボタン37を作動させ、運転の選択をする構成になって
いる。
【0004】近年、洗濯機は使用者の使い勝手を向上さ
せるため、洗濯機本体のコンパクト化が図られている。
特に、洗濯物の取り出しやすさに重点を置き、トップカ
バー33は可能な限り低く抑えるよう構成している。
【0005】一方、コンパクト化の影響により、洗濯機
本体32内部に収納している洗濯槽(図示せず)もトッ
プカバー33に近づき、制御装置30が置かれる空間、
特に高さについては抑えられている。
【0006】インバータ洗濯機等は電子部品も大きくな
るため、操作面があるトップカバー33内には操作、表
示基板のみ配置し、形状の大きな部品を載せた制御基板
は別の空間に置き、リード線にて接続する方法がとられ
ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、運転を制御する制御装置30は、ウレタン
樹脂等よりなるポッティング材31にてプリント配線板
と各種電子部品をポッティングし防湿処理をしている
が、洗濯機本体32の操作、表示部を構成するトップカ
バー33の内面に、制御装置30を複数のビス34によ
り直接取り付けしているため、プリント配線板を支える
ための取り付け穴を多数、プリント配線板に設けなけれ
ばならず、プリント配線板に必要なパターン設計が複雑
または過密になり、プリント配線板の面積も大きくなっ
てしまうという問題を有していた。
【0008】また、プリント配線板を直接締めつけるた
め、リード線の噛み込みやプリント配線板がうまく穴に
あっていないときなど、プリント配線板が変形するので
クラックが発生し、故障の原因となっていた。
【0009】また、この構成では、制御装置30のポッ
ティング工程において、ポッティング材のゴム型離型作
業時のプリント配線板の反りによるクラックもあり、工
程不良もなくならず品質管理面で多大なコストを要して
いた。このため、最近では、保護ケース内に内装した制
御装置30をポッティング材により防湿処理し、この保
護ケース一体型制御装置をトップカバー33に取り付け
る構成が主流となりつつあり、この種の特許としては、
特開平11−137892号公報に開示されている。
【0010】しかしながらこの保護ケースは、コストと
扱いやすさによりABS等の熱可塑性樹脂成形品である
ため、制御装置を保護ケースに内装し、ポッティング材
を注入した後、硬化工程で80℃の高温槽に1時間程度
放置すると、保護ケース一体型制御装置は熱による反り
を発生する。特に、保護ケースが長くて大きい場合、さ
らに操作、表示基板のように浅い場合、顕著に反りが発
生する。この状態で保護ケース一体型制御装置をトップ
カバー33に取り付けると、スイッチ36の押しボタン
37と操作ボタン35の高さ寸法が定まらず、操作ボタ
ン35を強く押しても入らないとか、反対に、操作ボタ
ンが35が押しっぱなしの状態になるという問題を有す
る。
【0011】この対策として、保護ケース一体型制御装
置を専用治具により強制的に固定した状態で、高温槽に
入れることにより反りを押さえる方法や、操作ボタン3
5の先端の肉厚を加減し、現物合わせをする方法がとら
れていた。これにより、金型の修正費用を要する上、操
作ボタンの押し力のばらつきもある程度の範囲でしか抑
えることができないという問題を有していた。
【0012】さらに、風呂場での使用や給湯使用による
湯気の結露、または操作表示部からの水流入があると、
ポッテイング材の加水分解による劣化が発生するために
水抜き穴を設けているが、保護ケース内のポッティング
材の上面と水抜き穴の下限ほぼ同じ高さにするする必要
があるため、保護ケースにポッティング材を注入すると
きに、この水抜き穴からポッティング材が流れ出してし
まい、対策としてポッティング材注入時には水抜き用切
欠部を塞ぎ、硬化後に取りはずすという余計な作業を行
なっていた。
【0013】本発明は上記課題を解決するもので、保護
ケースが反るなど変形しても、洗濯機本体に取り付ける
とき矯正し、トップカバーの操作ボタンのスイッチを操
作するための押し力を安定させることを第1の目的とし
ている。
【0014】また、保護カバーの水抜き用切欠部を塞が
ずに、ポッティング材を注入し、硬化できるようにする
ことを第2の目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は上記第1の目的
を達成するために、運転を制御する制御装置を浅底で平
坦な保護ケース内に内装し、保護ケースに凹部底面から
制御装置を貫通するボス部を設け、保護ケース内にウレ
タン樹脂等よりなるポッティング材を充填し制御装置を
防湿処理して保護ケース一体型制御装置を構成し、保護
ケース一体型制御装置をボス部により洗濯機本体に締め
付けるようにしたものである。
【0016】これにより、保護ケースが反るなど変形し
ても、洗濯機本体に取り付けるとき矯正することがで
き、トップカバーの操作ボタンのスイッチを操作するた
めの押し力を安定させることができる。
【0017】また、上記第2の目的を達成するために、
運転を制御する制御装置を浅底で平坦な保護ケース内に
内装し、保護ケース内にウレタン樹脂等よりなるポッテ
ィング材を充填し制御装置を防湿処理して保護ケース一
体型制御装置を構成し、保護ケース一体型制御装置を洗
濯機本体に前方側を下方向へ傾斜させて取着し、保護ケ
ースの下側側面にポッティング材の表面と連通する水抜
き用切欠部を設け、かつ水抜き用切欠部の下端面より水
抜き方向へ延設させた凹形流水ガイドを一体的に形成
し、凹形流水ガイドは左右またはどちらか一方に切欠部
を設け、少なくとも凹形流水ガイド先端の切欠部よりポ
ッティング材表面の付着水が流れるようにしたものであ
る。
【0018】これにより、保護カバーの水抜き用切欠部
を塞がずに、ポッティング材を注入し、硬化することが
できる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、運転を制御する制御装置を浅底で平坦な保護ケース
内に内装し、前記保護ケースに凹部底面から制御装置を
貫通するボス部を設け、前記保護ケース内にウレタン樹
脂等よりなるポッティング材を充填し前記制御装置を防
湿処理して保護ケース一体型制御装置を構成し、前記保
護ケース一体型制御装置を前記ボス部により洗濯機本体
に締め付けるようにしたものであり、ポッティング材を
注入した後の硬化工程で、保護ケースが反るなど変形し
たとしても、洗濯機本体に取り付けるとき、ボス部によ
る締め付けにより矯正され、トップカバーのすべての操
作ボタンと制御装置上のすべての押しボタンとの距離を
安定して確保することができ、トップカバーの操作ボタ
ンのスイッチを操作するための押し力を安定させること
ができる。
【0020】請求項2に記載の発明は、上記請求項1に
記載の発明において、保護ケースに設けた制御装置を貫
通するボス部は、制御装置の位置決めを行うようにした
ものであり、保護ケース内に納める制御装置のXY方向
の位置決めができ、ひいてはトップカバーの操作ボタン
とのXY方向の位置決めを行うことができる。
【0021】請求項3に記載の発明は、上記請求項1ま
たは2に記載の発明において、保護ケースに設けた制御
装置を貫通するボス部は、先端を凹形状としたものであ
り、ポッティング材注入時にボス部の先端にポッティン
グ材が付着するのを防止することができ、操作ボタンと
押しボタンとの距離を確保することができる。
【0022】請求項4に記載の発明は、運転を制御する
制御装置を浅底で平坦な保護ケース内に内装し、前記保
護ケース内にウレタン樹脂等よりなるポッティング材を
充填し前記制御装置を防湿処理して保護ケース一体型制
御装置を構成し、前記保護ケース一体型制御装置を洗濯
機本体に前方側を下方向へ傾斜させて取着し、前記保護
ケースの下側側面に前記ポッティング材の表面と連通す
る水抜き用切欠部を設け、かつ前記水抜き用切欠部の下
端面より水抜き方向へ延設させた凹形流水ガイドを一体
的に形成し、前記凹形流水ガイドは左右またはどちらか
一方に切欠部を設け、少なくとも前記凹形流水ガイド先
端の切欠部よりポッティング材表面の付着水が流れるよ
うにしたものであり、保護カバーの水抜き用切欠部を閉
塞せずにポッティング材を注入、硬化させることがで
き、作業効率を向上することができる。
【0023】請求項5に記載の発明は、運転を制御する
制御装置を浅底で平坦な保護ケース内に内装し、前記保
護ケース内にウレタン樹脂等よりなるポッティング材を
充填し前記制御装置を防湿処理して保護ケース一体型制
御装置を構成し、前記保護ケース一体型制御装置を洗濯
機本体に前方側を下方向へ傾斜させて取着し、前記保護
ケースの下側側面に前記ポッティング材の表面と連通す
る水抜き用切欠部を設け、前記水抜き用切欠部は取り外
し可能な構成とし、少なくとも取り外し後はポッティン
グ材表面の付着水が流れるようにしたものであり、ポッ
ティング材注入時には完全に水抜き穴を塞いでおき、ポ
ッティング材硬化後、取り外すことにより水抜き穴を容
易に構成することができる。
【0024】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。
【0025】(実施例1)図1および図2に示すよう
に、洗濯機本体1は、上枠を形成するトップカバー2を
有しており、このトップカバー2に操作部3を形成する
とともに、洗濯機本体上部4と結合させ構成している。
保護ケース5は、運転を制御する制御装置6を内装する
もので、ポリプロピレン樹脂、ABC樹脂などの熱可塑
性樹脂により、上面切欠で底面が略長方形の浅底で平坦
に形成している。
【0026】制御装置6は、配線パターンを形成したプ
リント配線板に電子部品を実装している。この制御装置
6を保護ケース5内に内装し、保護ケース5内にウレタ
ン樹脂等よりなるポッティング材7を充填し、硬化さ
せ、制御装置6を防湿処理して保護ケース一体型制御装
置8を構成している。
【0027】さらに、保護ケース5の凹部底面から制御
装置6を貫通するボス部5aを設け、トップカバー2に
構成しているボス部2aとビス9により結合し、保護ケ
ース一体型制御装置8を洗濯機本体1を構成するトップ
カバー2に締め付けるようにしている。
【0028】一方、保護ケース5内にポッティング材7
を充填して硬化させるとき、保護ケース5内に内装した
制御装置6に実装している電子部品の半田部もポッティ
ング材7にて充填する必要があるため、保護ケース5と
プリント配線板との間には隙間を確保している。そのた
め、ボス部5aにより制御装置6の位置決めをし、制御
装置6と保護ケース5とをビス10により固定してい
る。
【0029】上記構成において作用を説明すると、制御
装置6を保護ケース5に内装し、ポッティング材7を注
入し、充填した後、硬化工程で80℃の高温槽に1時間
程度放置すると、保護ケース一体型制御装置8は熱によ
る反りが発生する。特に、保護ケース5が長くて大きい
場合、さらに操作、表示基板のように浅い場合、顕著に
反りが発生する。
【0030】保護ケース一体型制御装置8をトップカバ
ー2に取り付ける際、保護ケース5に設けた制御装置6
を貫通するボス部5aをトップカバー2に構成したボス
部2aにビス9により締め付けることで、保護ケース5
に反りが発生していたとしても、この反りを矯正するこ
とができ、操作ボタンと押しスイッチの距離を安定し、
確保することができる。
【0031】また、制御装置6の半田面側にもポッティ
ング材7を充填させる必要があるため、保護ケース5側
に受け5cを設けているが、図3に示すように、制御装
置6を貫通するボス部5bに一体に制御装置6の受け部
5dを設けることにより、操作ボタンの高さ位置を確保
するのに効果がある。また、ボス部5aは保護ケース5
の中央部、またはスイッチの近傍に配置するのが望まし
い。
【0032】さらに、ボス部5aにより、トップカバー
2と制御装置の押しボタンの距離を確保できるため、使
用者が洗濯物の取り出し等でトップカバー2上の操作ボ
タン外(例えば、図1のA部)を押さえたとき、トップ
カバー2が制御装置6側に変形するのに合わせて操作ボ
タンも移動し、押しスイッチが入ってしまうという誤操
作も合わせて解消することができる。
【0033】また、保護ケース5内に制御装置6を内装
するとき、ボス部5aにより制御装置6の位置決めをす
るので、保護ケース5内に納める制御装置6のXY方向
の位置決めができ、ひいてはトップカバー2の操作ボタ
ンとのXY方向の位置決めを行うことができる。また、
位置決め用の凸部を別に設ける場合より、プリント配線
板のパターン設計が容易になる。
【0034】(実施例2)図4および図5に示すよう
に、保護ケース11に設けた制御装置6を貫通するボス
部11aは、先端に凹部11bを形成し、制御装置6を
保護ケース11内に内装し、保護ケース11内にウレタ
ン樹脂等よりなるポッティング材7を充填し、硬化させ
て保護ケース一体型制御装置12を構成し、保護ケース
一体型制御装置12をトップカバー2に取り付ける際、
保護ケース11に設けたボス部11aの凹部11bにト
ップカバー2に構成したボス部2aを挿入してビス9に
より締め付けるよう構成している。他の構成は上記実施
例1と同じである。
【0035】上記構成において作用を説明する。保護ケ
ース11とトップカバー2をビス9で締め付ける際、ビ
ス9のかかり代を充分とっておかないと強度が不足し、
輸送中の振動、倉庫での上げ下ろし時の衝撃、または脱
水中の振動等でビス9がかからなくなる可能性がある。
【0036】一方、ビス9のかかり代を確保するため、
トップカバー2のボス部2aを延ばし、保護ケース11
のボス部11aを短くしていくと、ポッティング液面に
近づく。ポッティング材7に使用するウレタン樹脂は注
入時でも粘度1300cpsと高いため、プリント配線
板上への注入しはじめは液面は高く、時間をかけてゆっ
くりとプリント配線板全域に充填される。
【0037】したがって、保護ケース11のボス部11
aが短いと、ポッティング材7がボス部11aの先端に
付着しやすくなる。このボス部11aの先端はトップカ
バー2のボス部2aと接続する箇所であるのと同時に、
操作ボタン3と押しボタン13との距離を決める基準と
なるため、ボス部11aの先端に付着したポッティング
材7等はすべて後行程で取り除かねばならない。
【0038】ここで、保護ケース11のボス部11aの
先端に凹部11bを形成することにより、トップカバー
2のボス部2aの長さを確保しつつ、保護ケース11の
ボス部11aへのポッティング材7の流入を防止するこ
とができ、操作ボタン3と押しボタン13との距離を確
保することができる。
【0039】(実施例3)図6および図7に示すよう
に、保護ケース14は、運転を制御する制御装置6を内
装し、ウレタン樹脂等よりなるポッティング材7を充填
して制御装置6を防湿処理して保護ケース一体型制御装
置15を構成し、保護ケース一体型制御装置15を洗濯
機本体に前方側を下方向へ傾斜させて取着するよう構成
している。
【0040】保護ケース14の下側側面にポッティング
材7の表面と連通する水抜き用切欠部16を設け、水抜
き用切欠部16の下端面より水抜き方向へ延設させた凹
形流水ガイド17を一体的に形成し、凹形流水ガイド1
7は左右片側を外向きに切欠部18を設け、凹形流水ガ
イド17先端の切欠部18よりポッティング材7の表面
の付着水が流れるようにしている。他の構成は上記実施
例1と同じである。
【0041】上記構成において作用を説明する。ポッテ
ィング材7を充填する行程では、短時間でまんべんなく
充填するために、ある程度まとまったポッティング材を
注入スピードを調整し、一気に流し込む方法がとられ
る。
【0042】一般に、制御装置6と保護ケース14の形
状が長方形の場合は、ポッティング液を左右の2個所
(図6のP1、P2点)から注入する場合が多く、粘度が
1300cpsと高いポッティング液は、プリント配線
板の半田面側に回り込むまでの間は、プリント配線板の
上面に溜まることになり、水抜き用切欠部16へも流れ
てくる。ただし、ポッティング液の粘度により、表面張
力も高いため、ポッティング液は凹形流水ガイド17の
先端にとどまり、流れ出すのを防止することが可能とな
る。
【0043】プリント配線板の半田面にもポッティング
材が充填されると、ポッティング材上面は、水抜き用切
欠部16の高さに戻り、硬化する。
【0044】切欠部18の位置は、ポッティング材7の
流れ方向と注入場所により、左右のどちらか一方、また
はポッティング材7の漏れがなければ両方開けることも
可能で、水抜きが確保できる形状であれば、より複雑な
形状をとる方が効果的である。また、単純に、切欠部1
8が入っている側の凹型流水ガイド17を延ばすなど、
ポッティング材7を一時的に溜めるような凹流水型ガイ
ドを構成することにより効果は上がる。結果として、注
入スピードも上がり、生産性を向上することができる。
【0045】(実施例4)図8に示すように、保護ケー
ス19は、運転を制御する制御装置6を内装し、ウレタ
ン樹脂等よりなるポッティング材7を充填して制御装置
6を防湿処理して保護ケース一体型制御装置20を構成
し、保護ケース一体型制御装置20を洗濯機本体に前方
側を下方向へ傾斜させて取着するよう構成している。
【0046】保護ケース19の下側側面にポッティング
材7の表面と連通する水抜き用切欠部21を設け、この
水抜き用切欠部21は薄肉部22で保護ケース19に連
結させ、端部にわずかな切り込み23を入れて、取り外
し可能な構成としている。他の構成は上記実施例1と同
じである。
【0047】上記構成において作用を説明する。ポッテ
ィング材7の注入時は、水抜き用切欠部21は薄肉部2
2で塞がっているため、水抜き用切欠部21を気にする
ことなくポッティング材7の注入作業をすることができ
る。ポッティング材7の硬化後に、水抜き用切欠部21
を指または、治具等により取り外すことにより、水抜き
穴を容易に構成することができる。
【0048】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1に記載の
発明によれば、運転を制御する制御装置を浅底で平坦な
保護ケース内に内装し、前記保護ケースに凹部底面から
制御装置を貫通するボス部を設け、前記保護ケース内に
ウレタン樹脂等よりなるポッティング材を充填し前記制
御装置を防湿処理して保護ケース一体型制御装置を構成
し、前記保護ケース一体型制御装置を前記ボス部により
洗濯機本体に締め付けるようにしたから、ポッティング
材を注入した後の硬化工程で、保護ケースが反るなど変
形したとしても、洗濯機本体に取り付けるとき、ボス部
による締め付けにより矯正され、トップカバーのすべて
の操作ボタンと制御装置上のすべての押しボタンとの距
離を安定して確保することができ、トップカバーの操作
ボタンのスイッチを操作するための押し力を安定させる
ことができる。また、使用者が洗濯物の取り出し等でト
ップカバー上の操作ボタン外を押さえたとしても、トッ
プカバーが制御装置側に変形するのに合わせて、制御装
置も移動するため、押しボタンが誤動作するのを防止す
ることができる。
【0049】また、請求項2に記載の発明によれば、保
護ケースに設けた制御装置を貫通するボス部は、制御装
置の位置決めを行うようにしたから、保護ケース内に納
める制御装置のXY方向の位置決めができ、ひいてはト
ップカバーの操作ボタンとのXY方向の位置決めを行う
ことができる。
【0050】また、請求項3に記載の発明によれば、保
護ケースに設けた制御装置を貫通するボス部は、先端を
凹形状としたから、ポッティング材注入時にボス部の先
端にポッティング材が付着するのを防止することがで
き、操作ボタンと押しボタンとの距離を確保することが
できる。
【0051】また、請求項4に記載の発明によれば、運
転を制御する制御装置を浅底で平坦な保護ケース内に内
装し、前記保護ケース内にウレタン樹脂等よりなるポッ
ティング材を充填し前記制御装置を防湿処理して保護ケ
ース一体型制御装置を構成し、前記保護ケース一体型制
御装置を洗濯機本体に前方側を下方向へ傾斜させて取着
し、前記保護ケースの下側側面に前記ポッティング材の
表面と連通する水抜き用切欠部を設け、かつ前記水抜き
用切欠部の下端面より水抜き方向へ延設させた凹形流水
ガイドを一体的に形成し、前記凹形流水ガイドは左右ま
たはどちらか一方に切欠部を設け、少なくとも前記凹形
流水ガイド先端の切欠部よりポッティング材表面の付着
水が流れるようにしたから、保護カバーの水抜き用切欠
部を閉塞せずにポッティング材を注入、硬化させること
ができ、作業効率を向上することができる。
【0052】また、請求項5に記載の発明によれば、運
転を制御する制御装置を浅底で平坦な保護ケース内に内
装し、前記保護ケース内にウレタン樹脂等よりなるポッ
ティング材を充填し前記制御装置を防湿処理して保護ケ
ース一体型制御装置を構成し、前記保護ケース一体型制
御装置を洗濯機本体に前方側を下方向へ傾斜させて取着
し、前記保護ケースの下側側面に前記ポッティング材の
表面と連通する水抜き用切欠部を設け、前記水抜き用切
欠部は取り外し可能な構成とし、少なくとも取り外し後
はポッティング材表面の付着水が流れるようにしたか
ら、ポッティング材注入時には完全に水抜き穴を塞いで
おき、ポッティング材硬化後、取り外すことにより水抜
き穴を容易に構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の洗濯機の要部縦断面図
【図2】同洗濯機の要部分解斜視図
【図3】同洗濯機の保護ケース一体型制御装置の縦断面
【図4】本発明の第2の実施例の洗濯機の要部縦断面図
【図5】同洗濯機の保護ケース一体型制御装置の要部分
解斜視図
【図6】本発明の第3の実施例の洗濯機の要部斜視分解
【図7】同洗濯機の保護ケース一体型制御装置の拡大縦
断面図
【図8】(a)本発明の第4の実施例の洗濯機の保護ケ
ース一体型制御装置の一部切欠した上面図 (b)同洗濯機の保護ケース一体型制御装置の一部切欠
した側面図
【図9】従来の洗濯機の要部縦断面図
【符号の説明】
1 洗濯機本体 5 保護ケース 5a ボス部 6 制御装置 7 ポッティング材 8 保護ケース一体型制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井澤 克也 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3B155 BA13 BA18 DA02 GC02 JA02 JA03 MA02 4E360 CA02 EA24 EC16 EC17 ED02 ED03 ED22 ED28 EE10 GA08 GA29 GA44 GB83 GB97 GC08

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運転を制御する制御装置を浅底で平坦な
    保護ケース内に内装し、前記保護ケースに凹部底面から
    制御装置を貫通するボス部を設け、前記保護ケース内に
    ウレタン樹脂等よりなるポッティング材を充填し前記制
    御装置を防湿処理して保護ケース一体型制御装置を構成
    し、前記保護ケース一体型制御装置を前記ボス部により
    洗濯機本体に締め付けるようにした洗濯機。
  2. 【請求項2】 保護ケースに設けた制御装置を貫通する
    ボス部は、制御装置の位置決めを行うようにした請求項
    1記載の洗濯機。
  3. 【請求項3】 保護ケースに設けた制御装置を貫通する
    ボス部は、先端を凹形状とした請求項1または2記載の
    洗濯機。
  4. 【請求項4】 運転を制御する制御装置を浅底で平坦な
    保護ケース内に内装し、前記保護ケース内にウレタン樹
    脂等よりなるポッティング材を充填し前記制御装置を防
    湿処理して保護ケース一体型制御装置を構成し、前記保
    護ケース一体型制御装置を洗濯機本体に前方側を下方向
    へ傾斜させて取着し、前記保護ケースの下側側面に前記
    ポッティング材の表面と連通する水抜き用切欠部を設
    け、かつ前記水抜き用切欠部の下端面より水抜き方向へ
    延設させた凹形流水ガイドを一体的に形成し、前記凹形
    流水ガイドは左右またはどちらか一方に切欠部を設け、
    少なくとも前記凹形流水ガイド先端の切欠部よりポッテ
    ィング材表面の付着水が流れるようにした洗濯機。
  5. 【請求項5】 運転を制御する制御装置を浅底で平坦な
    保護ケース内に内装し、前記保護ケース内にウレタン樹
    脂等よりなるポッティング材を充填し前記制御装置を防
    湿処理して保護ケース一体型制御装置を構成し、前記保
    護ケース一体型制御装置を洗濯機本体に前方側を下方向
    へ傾斜させて取着し、前記保護ケースの下側側面に前記
    ポッティング材の表面と連通する水抜き用切欠部を設
    け、前記水抜き用切欠部は取り外し可能な構成とし、少
    なくとも取り外し後はポッティング材表面の付着水が流
    れるようにした洗濯機。
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