JP2001102714A - 樹脂封止プリント配線基板 - Google Patents

樹脂封止プリント配線基板

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JP2001102714A
JP2001102714A JP27947699A JP27947699A JP2001102714A JP 2001102714 A JP2001102714 A JP 2001102714A JP 27947699 A JP27947699 A JP 27947699A JP 27947699 A JP27947699 A JP 27947699A JP 2001102714 A JP2001102714 A JP 2001102714A
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JP
Japan
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printed wiring
wiring board
electrolytic capacitor
aluminum electrolytic
protective cap
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JP27947699A
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English (en)
Inventor
Yayoi Maki
弥生 槙
Hiroyuki Ashiya
弘之 芦屋
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アルミニウム電解コンデンサの封口部を封止
樹脂材に侵漬させないようにした樹脂封止プリント配線
基板を提供すること。 【解決手段】 少なくともアルミニウム電解コンデンサ
2を含む電子部品を実装したプリント配線基板1が、前
記アルミニウム電解コンデンサ2を保護キャップ4で覆
った状態で封止樹脂材3内に埋め込まれている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、樹脂封止プリント
配線基板に関し、詳しくは、プリント配線基板に実装さ
れたアルミニウム電解コンデンサの封口部を封止樹脂に
侵漬させないように保護する保護キャップを備えた樹脂
封止プリント配線基板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4に示すように、プリント配線基板1
にアルミニウム電解コンデンサ2及び各種電子部品11
を実装し、防湿又は放熱のため封止樹脂材3により樹脂
封止するようにした樹脂封止プリント配線基板が知られ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般に、アルミニウム
電解コンデンサ2の封口部2aからは、ごく微量の電解
液が蒸発して洩れるようになっている。ところが、上述
のように封止樹脂材3で樹脂封止すると、封止樹脂材3
により封口部2aも完全に密閉してしまい、アルミニウ
ム電解コンデンサ2の内部で電解液によるショートが発
生し、故障の原因の一つとなっている。
【0004】本発明は、上述の点に着目してなされたも
ので、アルミニウム電解コンデンサの封口部を封止樹脂
材に侵漬させないようにした樹脂封止プリント配線基板
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、少なくともアルミニウム電解コンデンサを含む電子
部品を実装したプリント配線基板に封止樹脂材が施され
た樹脂封止プリント配線基板であって、前記アルミニウ
ム電解コンデンサは、少なくとも封口部が保護キャップ
で覆われていることを特徴とするものである。
【0006】このため、請求項1記載の発明では、保護
キャップにより封止樹脂材がアルミニウム電解コンデン
サの周囲に流れ込むことが阻止され、封口部を密閉する
ことがなくなる。
【0007】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の樹脂封止プリント配線基板であって、前記保護キャ
ップは、有底筒部の一端の開口端縁に前記プリント配線
基板に当接するフランジが形成され、他端の底面に前記
アルミニウム電解コンデンサに嵌め込まれる結合孔が形
成されて構成されており、前記結合孔には、前記アルミ
ニウム電解コンデンサの外周に摩擦係止する爪部が形成
されていることを特徴とするものである。
【0008】このため、請求項2記載の発明では、保護
キャップは、フランジでプリント配線基板に、爪部でア
ルミニウム電解コンデンサに各々強く保持される。
【0009】また、請求項3記載の発明は、請求項1又
は2記載の樹脂封止プリント配線基板であって、前記保
護キャップは、透明樹脂で形成され、前記筒部の外周に
は、前記底面から前記フランジ部に至る凸部が形成され
ていることを特徴とするものである。
【0010】このため、請求項3記載の発明では、凸部
の上部より保護キャップの内部に封止樹脂材が流れ込ん
でいるか否かを確認できる。
【0011】また、請求項4記載の発明は、請求項1乃
至3のいずれか1項記載の樹脂封止プリント配線基板で
あって、前記結合孔の内周と前記アルミニウム電解コン
デンサの外周との間に隙間が形成されていることを特徴
とするものである。
【0012】このため、請求項4記載の発明では、隙間
より電解液が揮発できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。なお、図4と同一部材または同一
機能のものは同一符号で示している。
【0014】図1において、樹脂封止プリント配線基板
Aは、配線基板1上にアルミニウム電解コンデンサ2及
びその他の電子部品(図示せず)が実装され、封止樹脂
材3で樹脂封止されている。本発明では、アルミニウム
電解コンデンサ2は、以下のように保護キャップ4で覆
われている。
【0015】図2において、第1実施形態としての保護
キャップ4は、可撓性のある樹脂で真空成形等により形
成されたもので、下部開口の有底筒部5の下端の開口端
縁にフランジ部6が形成され、上端の底面6aに結合孔
7が形成されて大略構成されている。この結合孔7に
は、内周縁に先の尖った三角形状の爪部8が複数箇所に
形成されている。
【0016】封止樹脂材3を施す前に、上記保護キャッ
プ4をアルミニウム電解コンデンサ2の上から嵌め込
み、フランジ部6を配線基板1に押しつける。このとき
爪部8は、アルミニウム電解コンデンサ2の外周に沿っ
て摺動しつつ上方に湾曲され、その状態でアルミニウム
電解コンデンサ2の外周に摩擦係止する(図1参照)。
これにより、保護キャップ4は、フランジ部6でプリン
ト配線基板1に、爪部8でアルミニウム電解コンデンサ
2に各々強く保持され、樹脂封止の際に動くことが防止
されるので、封止樹脂材3を的確に施すことができる。
【0017】また、爪部8、8間の凹部の内周縁9の内
径を、アルミニウム電解コンデンサ2の外形より若干大
きくすることにより、内周縁9とアルミニウム電解コン
デンサ2の外周との間には隙間Gができるようにしてい
る。これはこの隙間Gより電解液が揮発できるようにす
るためである。
【0018】保護キャップ4を装着した後、図1に示す
ように、封止樹脂材3を配線基板1上に施すと、保護キ
ャップ4により封止樹脂材3がアルミニウム電解コンデ
ンサ2の周囲に流れ込むことが阻止され、封口部2aを
密閉することがなくなる。
【0019】図3は、第2実施形態としての保護キャッ
プ4を示すもので、この保護キャップ4は、円筒部5に
底面5aからフランジ部6に至る複数箇(図示のものは
4個)の凸部10を形成したものであり、他の構成は前
記実施形態と同様に構成されている。
【0020】また、第2実施形態としての保護キャップ
4は、全体を透明材質の樹脂で形成している。このよう
にすると、アルミニウム電解コンデンサ2に装着したと
き、凸部10の上部10aより保護キャップ4の内部に
封止樹脂材3が流れ込んでいるか否かを確認できる。
【0021】以上のように、第1及び第2実施形態とし
ての保護キャップ4を用いた樹脂封止プリント配線基板
では、保護キャップ4により封止樹脂材3がアルミニウ
ム電解コンデンサ2の周囲に流れ込むことが阻止され、
封口部2aを密閉することがなくなるため、電解液によ
るアルミニウム電解コンデンサ2のショートを防止でき
る。
【0022】また、第1及び第2実施形態は、アルミニ
ウム電解コンデンサ2と保護キャップ4間に隙間Gがあ
るため、ここから電解液が揮発できる。
【0023】その上、第1及び第2実施形態は、封止樹
脂材3を施した後は、プリント配線基板1に伝達される
振動を、保護キャップ4と封止樹脂材3とにより吸収す
ることができるので、アルミニウム電解コンデンサ2の
半田部2bへの振動によるストレスを軽減することがで
きる。
【0024】また、第1実施形態としての保護キャップ
4は、内部確認はできないが、凸部10がない分、第2
実施形態のものより小型化でき、アルミニウム電解コン
デンサ2回りのスペースが限られている場合に有効であ
る。
【0025】
【発明の効果】以上、詳述したように、請求項1記載の
発明によれば、アルミニウム電解コンデンサに保護キャ
ップを装着したので、封止樹脂材がアルミニウム電解コ
ンデンサの周囲に流れ込むことが阻止され、封口部を密
閉することがなくなり、アルミニウム電解コンデンサの
ショートを防止することができると共に、プリント配線
基板に伝達される振動を、保護キャップと封止樹脂材と
により吸収することができるので、アルミニウム電解コ
ンデンサの半田部への振動によるストレスを軽減するこ
とができる。。
【0026】また、請求項2記載の発明によれば、保護
キャップは、開口端縁にプリント配線基板に当接するフ
ランジが、底面に保護キャップの外周に摩擦係止する爪
部が形成されて構成されているので、請求項1記載の発
明の効果に加えて、保護キャップはフランジでプリント
配線基板に、爪部でアルミニウム電解コンデンサに各々
強く保持され、樹脂封止の際に動くことが防止されるの
で、封止樹脂材を的確に施すことができる。
【0027】また、請求項3記載の発明によれば、透明
樹脂で形成された保護キャップの筒部の外周には、凸部
が形成されているので、請求項1または2記載の発明の
効果に加えて、凸部の上部より保護キャップの内部に封
止樹脂材が流れ込んでいるか否かを確認でき、的確な品
質管理が図れる。
【0028】また、請求項4記載の発明によれば、結合
孔の内周と前記アルミニウム電解コンデンサの外周との
間に隙間が形成されているので、請求項1乃至3記載の
発明の効果に加えて、隙間より電解液が揮発できるの
で、電解液による不具合を的確に排除することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の樹脂封止プリント配線基板の実施の形
態を示す縦断側面図である。
【図2】保護キャップの第1実施の形態を示す斜視図で
ある。
【図3】保護キャップの第2実施の形態を示す斜視図で
ある。
【図4】従来の樹脂封止プリント配線基板の縦断側面図
である。
【符号の説明】
1 プリント配線基板 2 アルミニウム電解コンデンサ 3 封止樹脂材 4 保護キャップ 5 筒部 5a 底面 6 フランジ部 7 結合孔 8 爪部 10 凸部 G 隙間

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともアルミニウム電解コンデンサ
    を含む電子部品を実装したプリント配線基板に封止樹脂
    材が施された樹脂封止プリント配線基板であって、 前記アルミニウム電解コンデンサは、少なくとも封口部
    が保護キャップで覆われていることを特徴とする樹脂封
    止プリント配線基板。
  2. 【請求項2】 前記保護キャップは、有底筒部の一端の
    開口端縁に前記プリント配線基板に当接するフランジが
    形成され、他端の底面に前記アルミニウム電解コンデン
    サに嵌め込まれる結合孔が形成されて構成されており、
    前記結合孔には前記アルミニウム電解コンデンサの外周
    に摩擦係止する爪部が形成されていることを特徴とする
    請求項1記載の樹脂封止プリント配線基板。
  3. 【請求項3】 前記保護キャップは、透明樹脂で形成さ
    れ、前記筒部の外周には前記底面から前記フランジ部に
    至る凸部が形成されていることを特徴とする請求項1又
    は2記載の樹脂封止プリント配線基板。
  4. 【請求項4】 前記結合孔の内周と前記アルミニウム電
    解コンデンサの外周との間に隙間が形成されていること
    を特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の樹脂
    封止プリント配線基板。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008067764A (ja) * 2006-09-12 2008-03-27 Toshiba Corp 洗濯機
JP2013513247A (ja) * 2009-12-08 2013-04-18 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 回路モジュールおよび当該回路モジュールを製造する方法
JP2017076662A (ja) * 2015-10-13 2017-04-20 株式会社デンソー 電子装置

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