JP2002315711A - 食器洗浄機 - Google Patents
食器洗浄機Info
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- JP2002315711A JP2002315711A JP2001121093A JP2001121093A JP2002315711A JP 2002315711 A JP2002315711 A JP 2002315711A JP 2001121093 A JP2001121093 A JP 2001121093A JP 2001121093 A JP2001121093 A JP 2001121093A JP 2002315711 A JP2002315711 A JP 2002315711A
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- lever
- side door
- guide
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 扉の開放状態での安定性が良く、更に、開閉
操作を容易に行うことができる食器洗浄機を提供する。 【解決手段】 主動側扉12を開放した状態では、従動
側扉13が捩りコイルばね54の付勢力により略垂直方
向の開放位置に保持される。この状態で、主動側扉12
を閉鎖操作すると、連動機構44を構成するケーブルワ
イヤ48が従動側扉13に枢支されたレバー46の先端
部をガイドレール52に沿って本体11の奥方に引張
る。このとき、レバー46の中間部が支点用ローラ53
に当接してレバー46に支点用ローラ53を中心とした
回動力が作用するようになるので、略垂直方向を指向す
るように大きく開放された従動側扉13を閉鎖すること
ができる。
操作を容易に行うことができる食器洗浄機を提供する。 【解決手段】 主動側扉12を開放した状態では、従動
側扉13が捩りコイルばね54の付勢力により略垂直方
向の開放位置に保持される。この状態で、主動側扉12
を閉鎖操作すると、連動機構44を構成するケーブルワ
イヤ48が従動側扉13に枢支されたレバー46の先端
部をガイドレール52に沿って本体11の奥方に引張
る。このとき、レバー46の中間部が支点用ローラ53
に当接してレバー46に支点用ローラ53を中心とした
回動力が作用するようになるので、略垂直方向を指向す
るように大きく開放された従動側扉13を閉鎖すること
ができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗浄室に対して食
器を出し入れするための開口部を複数の扉により開閉す
る食器洗浄機に関する。
器を出し入れするための開口部を複数の扉により開閉す
る食器洗浄機に関する。
【0002】
【従来の技術】食器洗浄機として、扉が2枚に分けて設
けられたものが供されており、一般的に扉は下扉と上扉
とに分けられている。このものの場合、図19に示すよ
うに本体1に設けられた下扉2と上扉3とが上方に折り
畳まれて開放されるものと、図20に示すように下扉2
と上扉3とが下方と上方とにそれぞれ分かれて回動され
て開放されるものとが供されている。このように、扉が
下扉2と上扉3の2枚で構成されたものは、それらを開
放させたときに、本体1の前方に1枚扉のような大きな
スペースを占めることはないことから、食器洗浄機の前
方に扉を開放させるための大きなスペースがなくても設
置可能である。
けられたものが供されており、一般的に扉は下扉と上扉
とに分けられている。このものの場合、図19に示すよ
うに本体1に設けられた下扉2と上扉3とが上方に折り
畳まれて開放されるものと、図20に示すように下扉2
と上扉3とが下方と上方とにそれぞれ分かれて回動され
て開放されるものとが供されている。このように、扉が
下扉2と上扉3の2枚で構成されたものは、それらを開
放させたときに、本体1の前方に1枚扉のような大きな
スペースを占めることはないことから、食器洗浄機の前
方に扉を開放させるための大きなスペースがなくても設
置可能である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図19
に示したものでは、下扉2と上扉3とが上方に折り畳ま
れて本体1の開口部を開放する構成であるので、上扉3
に対して折り畳まれた下扉2がぐらついて開放状態の安
定性に欠けるという問題点を有している。
に示したものでは、下扉2と上扉3とが上方に折り畳ま
れて本体1の開口部を開放する構成であるので、上扉3
に対して折り畳まれた下扉2がぐらついて開放状態の安
定性に欠けるという問題点を有している。
【0004】一方、図20に示したものでは、下扉2と
上扉3とが下方と上方とにそれぞれ分かれて回動されて
開閉される構成であるので、下扉2と上扉3とを別々に
開閉操作する必要がある。しかも、下扉2に設けられた
フック4により、下扉2が閉鎖状態に保持(ロック)さ
れると同時に、上扉3も閉鎖状態に保持するように構成
されているため、上扉3を開放させるには、先にフック
4を外して下扉2を開放させる必要がある。このため、
下扉2を開放させてから次に上扉3を開放させるという
順序を経る必要があり、操作が実に面倒であるという欠
点を有していた。
上扉3とが下方と上方とにそれぞれ分かれて回動されて
開閉される構成であるので、下扉2と上扉3とを別々に
開閉操作する必要がある。しかも、下扉2に設けられた
フック4により、下扉2が閉鎖状態に保持(ロック)さ
れると同時に、上扉3も閉鎖状態に保持するように構成
されているため、上扉3を開放させるには、先にフック
4を外して下扉2を開放させる必要がある。このため、
下扉2を開放させてから次に上扉3を開放させるという
順序を経る必要があり、操作が実に面倒であるという欠
点を有していた。
【0005】本発明は上述の事情に鑑みてなされたもの
であり、従ってその目的は、扉の開放状態での安定性が
良く、更に、開閉操作を容易に行うことができる食器洗
浄機を提供するにある。
であり、従ってその目的は、扉の開放状態での安定性が
良く、更に、開閉操作を容易に行うことができる食器洗
浄機を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の食器洗浄機は、
洗浄室に対して食器を出し入れするための開口部を備え
た本体を設け、この本体に開閉動可能に取付けられ、閉
鎖位置に移動した状態で前記開口部を両方にて閉鎖し、
開放位置に移動した状態で前記開口部を両方にて開放す
る第1の扉及び第2の扉を設け、この第2の扉を開放方
向に付勢する付勢手段を設け、前記第2の扉に枢支され
たレバーを設け、前記第1の扉が開放位置から閉鎖方向
に回動されるのに連動して前記レバーの先端部を前記本
体の奥方に引張る連動機構を設け、この連動機構により
前記レバーの先端部が前記本体の奥方に引張られたとき
は前記レバーの中間部が当接するように設けられ、その
当接状態で前記連動機構による引張り力を開放位置に位
置する前記第2の扉に対して閉鎖方向への回動力として
作用させる支点部材を設けたものである(請求項1の発
明)。
洗浄室に対して食器を出し入れするための開口部を備え
た本体を設け、この本体に開閉動可能に取付けられ、閉
鎖位置に移動した状態で前記開口部を両方にて閉鎖し、
開放位置に移動した状態で前記開口部を両方にて開放す
る第1の扉及び第2の扉を設け、この第2の扉を開放方
向に付勢する付勢手段を設け、前記第2の扉に枢支され
たレバーを設け、前記第1の扉が開放位置から閉鎖方向
に回動されるのに連動して前記レバーの先端部を前記本
体の奥方に引張る連動機構を設け、この連動機構により
前記レバーの先端部が前記本体の奥方に引張られたとき
は前記レバーの中間部が当接するように設けられ、その
当接状態で前記連動機構による引張り力を開放位置に位
置する前記第2の扉に対して閉鎖方向への回動力として
作用させる支点部材を設けたものである(請求項1の発
明)。
【0007】このような構成によれば、第2の扉は付勢
手段により閉鎖方向に付勢されているので、第1の扉を
開放位置に移動させた状態では、第2の扉は付勢手段に
より開放位置に保持されている。この状態では、本体の
開口部は第1及び第2の扉の両方にて開放されているの
で、開口部を通じて洗浄室内に食器を収納することがで
きる。
手段により閉鎖方向に付勢されているので、第1の扉を
開放位置に移動させた状態では、第2の扉は付勢手段に
より開放位置に保持されている。この状態では、本体の
開口部は第1及び第2の扉の両方にて開放されているの
で、開口部を通じて洗浄室内に食器を収納することがで
きる。
【0008】そして、第1及び第2の扉の両方にて本体
の開口部を閉鎖するには、第1の扉を閉鎖操作する。す
ると、レバーの先端部は、第1の扉が開放位置から閉鎖
方向に回動するのに応じて連動機構により本体の奥方に
引張られるようになる。このとき、レバーの中間部が支
点部材に当接するようになるので、レバーは支点部材を
中心として回動するようになる。従って、開放位置に位
置している第2の扉に対して閉鎖方向への回動力を作用
させることができるので、第2の扉の開放角度が大きい
場合であっても、第1の扉を開放位置から閉鎖操作する
のに連動して第2の扉を付勢手段に抗して閉鎖方向に回
動させることができる。
の開口部を閉鎖するには、第1の扉を閉鎖操作する。す
ると、レバーの先端部は、第1の扉が開放位置から閉鎖
方向に回動するのに応じて連動機構により本体の奥方に
引張られるようになる。このとき、レバーの中間部が支
点部材に当接するようになるので、レバーは支点部材を
中心として回動するようになる。従って、開放位置に位
置している第2の扉に対して閉鎖方向への回動力を作用
させることができるので、第2の扉の開放角度が大きい
場合であっても、第1の扉を開放位置から閉鎖操作する
のに連動して第2の扉を付勢手段に抗して閉鎖方向に回
動させることができる。
【0009】上記のような構成において、レバーの先端
部を案内する案内手段を設け、前記案内手段は、第2の
扉が開放位置に位置した状態で前記レバーの先端部を支
点部材を中心とした略接線方向に案内する第1の案内部
を有して構成されているのが望ましい(請求項2の発
明)。
部を案内する案内手段を設け、前記案内手段は、第2の
扉が開放位置に位置した状態で前記レバーの先端部を支
点部材を中心とした略接線方向に案内する第1の案内部
を有して構成されているのが望ましい(請求項2の発
明)。
【0010】このような構成によれば、第1の扉を開放
位置から閉鎖操作すると、レバーの先端部は案内手段の
第1の案内部により案内される。このとき、レバーの先
端部は支点部材を中心とした略接線方向に案内されるの
で、連動機構による引張り力をレバーの回動力に最大効
率で変換することができる。これにより、連動機構によ
る引張り力を第2の扉に対する閉鎖方向への回動力とし
て最大効率で作用させることができるので、第1の扉に
対する閉鎖操作力を軽減することができる。
位置から閉鎖操作すると、レバーの先端部は案内手段の
第1の案内部により案内される。このとき、レバーの先
端部は支点部材を中心とした略接線方向に案内されるの
で、連動機構による引張り力をレバーの回動力に最大効
率で変換することができる。これにより、連動機構によ
る引張り力を第2の扉に対する閉鎖方向への回動力とし
て最大効率で作用させることができるので、第1の扉に
対する閉鎖操作力を軽減することができる。
【0011】また、案内手段は、レバーの先端部を第1
の案内部に続いて該第1の案内部の案内方向に対し傾い
た方向に案内する第2の案内部を有して構成されている
のが望ましい(請求項3の発明)。このような構成によ
れば、第1の扉を閉鎖操作すると、レバーの先端部は案
内手段の第2の案内部により案内される。このとき、レ
バーの先端部は第1の案内部の案内方向から傾いた方向
に案内されるので、連動機構による引張り量に比較して
レバーの先端部の移動量が大きくなり、それだけ第1の
扉の回動量に比較して第2の扉の回動量を大きくするこ
とができる。従って、第2の扉の開放角度を第1の扉の
開放角度よりも大きく設定した場合であっても、第2の
扉を第1の扉の回動に追いつかせて回動させることがで
きる。
の案内部に続いて該第1の案内部の案内方向に対し傾い
た方向に案内する第2の案内部を有して構成されている
のが望ましい(請求項3の発明)。このような構成によ
れば、第1の扉を閉鎖操作すると、レバーの先端部は案
内手段の第2の案内部により案内される。このとき、レ
バーの先端部は第1の案内部の案内方向から傾いた方向
に案内されるので、連動機構による引張り量に比較して
レバーの先端部の移動量が大きくなり、それだけ第1の
扉の回動量に比較して第2の扉の回動量を大きくするこ
とができる。従って、第2の扉の開放角度を第1の扉の
開放角度よりも大きく設定した場合であっても、第2の
扉を第1の扉の回動に追いつかせて回動させることがで
きる。
【0012】また、案内手段は、レバーの先端部を第2
の案内部に続いて第1の案内部の案内方向側に傾いた方
向に案内する第3の案内部を有して構成されているのが
望ましい(請求項4の発明)。このような構成によれ
ば、第1の扉を閉鎖操作すると、レバーの先端部が案内
手段の第3の案内部に案内される。このとき、レバーの
先端部は第1の案内部の案内方向側に傾いた方向に案内
されるので、連動機構によるレバーの引張り量とレバー
の先端部の移動量を略等しくすることができ、第2の扉
を第1の扉の回動に同期させて回動させることができ
る。
の案内部に続いて第1の案内部の案内方向側に傾いた方
向に案内する第3の案内部を有して構成されているのが
望ましい(請求項4の発明)。このような構成によれ
ば、第1の扉を閉鎖操作すると、レバーの先端部が案内
手段の第3の案内部に案内される。このとき、レバーの
先端部は第1の案内部の案内方向側に傾いた方向に案内
されるので、連動機構によるレバーの引張り量とレバー
の先端部の移動量を略等しくすることができ、第2の扉
を第1の扉の回動に同期させて回動させることができ
る。
【0013】また、第2の扉の長さ寸法は、第1の扉の
長さ寸法よりも短く設定されているのが望ましい(請求
項5の発明)。このような構成によれば、第1の扉と第
2の扉とが同期して閉鎖する場合であっても、第2の扉
の先端は第1の扉の先端よりも閉鎖方向に位置した状態
で回動するので、第2の扉は第1の扉よりも先閉まりと
なる。従って、第1の扉をロックする手段を設けること
により、第2の扉をロックする手段を省略することがで
き、全体構成を簡単化することができる。
長さ寸法よりも短く設定されているのが望ましい(請求
項5の発明)。このような構成によれば、第1の扉と第
2の扉とが同期して閉鎖する場合であっても、第2の扉
の先端は第1の扉の先端よりも閉鎖方向に位置した状態
で回動するので、第2の扉は第1の扉よりも先閉まりと
なる。従って、第1の扉をロックする手段を設けること
により、第2の扉をロックする手段を省略することがで
き、全体構成を簡単化することができる。
【0014】また、第2の扉の表面側の長さ寸法は裏面
側の長さ寸法よりも短く設定され、第1の扉の表面側の
長さ寸法は裏面側の長さ寸法よりも長く設定されている
のが望ましい(請求項6の発明)。このような構成によ
れば、第1及び第2の扉の両方により本体の開口部を閉
鎖した状態では、第1の扉により第2の扉を押え込むこ
とができるので、第1の扉をロックする手段を設けるこ
とにより、第2の扉を効果的にロックすることができ
る。
側の長さ寸法よりも短く設定され、第1の扉の表面側の
長さ寸法は裏面側の長さ寸法よりも長く設定されている
のが望ましい(請求項6の発明)。このような構成によ
れば、第1及び第2の扉の両方により本体の開口部を閉
鎖した状態では、第1の扉により第2の扉を押え込むこ
とができるので、第1の扉をロックする手段を設けるこ
とにより、第2の扉を効果的にロックすることができ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例につき、
図1乃至図16を参照して説明する。図2は食器洗浄機
を示す斜視図である。この図2において、食器洗浄機本
体(以下、本体)11の前面部には、主動側扉(第1の
扉に相当)12、従動側扉(第2の扉に相当)13、及
び操作パネル14が設けられている。
図1乃至図16を参照して説明する。図2は食器洗浄機
を示す斜視図である。この図2において、食器洗浄機本
体(以下、本体)11の前面部には、主動側扉(第1の
扉に相当)12、従動側扉(第2の扉に相当)13、及
び操作パネル14が設けられている。
【0016】図3は食器洗浄機本体11の縦断側面図で
ある。この図3において、本体11は、外箱15を外殻
とし、これの内部に内箱16を配設しており、この内箱
16の内部が洗浄室17に設定されている。この洗浄室
17は前面が開口しており、その開口部18が主動側扉
12及び従動側扉13の両方にて開閉されるようになっ
ている。
ある。この図3において、本体11は、外箱15を外殻
とし、これの内部に内箱16を配設しており、この内箱
16の内部が洗浄室17に設定されている。この洗浄室
17は前面が開口しており、その開口部18が主動側扉
12及び従動側扉13の両方にて開閉されるようになっ
ている。
【0017】洗浄室17内の底部には、例えばシーズ線
から成るヒータ19が配設されており、これの上方に
は、噴射体としての噴水アーム20がパイプ状のアーム
支え21により回転可能に支持されている。更に、洗浄
室17内において、噴水アーム20の上方には食器かご
22が配設されている。この食器かご22の底部の左右
両側にはそり23が設けられており、このそり23が洗
浄室17内両側に設けられたレール24上を摺動するこ
とにより、食器かご22が開口部18から出し入れされ
るようになっている。
から成るヒータ19が配設されており、これの上方に
は、噴射体としての噴水アーム20がパイプ状のアーム
支え21により回転可能に支持されている。更に、洗浄
室17内において、噴水アーム20の上方には食器かご
22が配設されている。この食器かご22の底部の左右
両側にはそり23が設けられており、このそり23が洗
浄室17内両側に設けられたレール24上を摺動するこ
とにより、食器かご22が開口部18から出し入れされ
るようになっている。
【0018】洗浄室17の背部(内箱16の背部)には
給水弁25が取付けられていると共に、この給水弁25
に図示しない水道に通じる給水管26が接続されてお
り、その給水弁26の駆動状態で洗浄室17内に水道水
が洗浄水として給水管26から供給されるようになって
いる。
給水弁25が取付けられていると共に、この給水弁25
に図示しない水道に通じる給水管26が接続されてお
り、その給水弁26の駆動状態で洗浄室17内に水道水
が洗浄水として給水管26から供給されるようになって
いる。
【0019】洗浄室17の外下部(内箱16の外下部)
には、洗浄ポンプ27、排水ポンプ28、及びこれらを
駆動する共通のポンプモータ29が配設されている。ポ
ンプモータ29は、例えば時計回りの正転及び反時計回
りの逆転の両方向に回転可能で、正転により洗浄ポンプ
27を駆動し(このとき、排水ポンプ28は機能しな
い)、逆転により排水ポンプ28を駆動する(このと
き、洗浄ポンプ27は機能しない)ものである。
には、洗浄ポンプ27、排水ポンプ28、及びこれらを
駆動する共通のポンプモータ29が配設されている。ポ
ンプモータ29は、例えば時計回りの正転及び反時計回
りの逆転の両方向に回転可能で、正転により洗浄ポンプ
27を駆動し(このとき、排水ポンプ28は機能しな
い)、逆転により排水ポンプ28を駆動する(このと
き、洗浄ポンプ27は機能しない)ものである。
【0020】洗浄室17の外下部には、洗浄室17内と
連通した貯水タンク30が設けられていると共に、この
貯水タンク30と洗浄ポンプ27の吸込口とを接続する
接続管31、及び貯水タンク30と排水ポンプ28の吸
込口とを接続する接続管32が設けられている。又、洗
浄ポンプ27の吐出口はアーム支え21、ひいては当該
アーム支え21が連通した噴水アーム20に接続されて
いると共に、排水ポンプ28の吐出口には排水ホース3
3が接続されている。
連通した貯水タンク30が設けられていると共に、この
貯水タンク30と洗浄ポンプ27の吸込口とを接続する
接続管31、及び貯水タンク30と排水ポンプ28の吸
込口とを接続する接続管32が設けられている。又、洗
浄ポンプ27の吐出口はアーム支え21、ひいては当該
アーム支え21が連通した噴水アーム20に接続されて
いると共に、排水ポンプ28の吐出口には排水ホース3
3が接続されている。
【0021】以上のようにして洗浄室17内に収容され
た食器を洗浄する洗浄機構34が構成されているもの
で、洗浄ポンプ27は、給水弁25により供給されて貯
水タンク30内及び洗浄室17に貯留された洗浄水を接
続管31を通じて吸入し、アーム支え21を通じて噴水
アーム20に圧送する。この圧送された洗浄水は、噴水
アーム20の上面に設けられた複数の噴水口20aから
噴出されるものであり、その噴水の反動によって噴水ア
ーム20が回転する。従って、洗浄水が、洗浄室17
内、ひいては食器かご22内に収容配置された食器に向
けて満遍なく噴射されることにより、食器の洗浄、すす
ぎが行われる。
た食器を洗浄する洗浄機構34が構成されているもの
で、洗浄ポンプ27は、給水弁25により供給されて貯
水タンク30内及び洗浄室17に貯留された洗浄水を接
続管31を通じて吸入し、アーム支え21を通じて噴水
アーム20に圧送する。この圧送された洗浄水は、噴水
アーム20の上面に設けられた複数の噴水口20aから
噴出されるものであり、その噴水の反動によって噴水ア
ーム20が回転する。従って、洗浄水が、洗浄室17
内、ひいては食器かご22内に収容配置された食器に向
けて満遍なく噴射されることにより、食器の洗浄、すす
ぎが行われる。
【0022】一方、排水ポンプ28は、貯水タンク30
内及び洗浄室17に貯溜された洗浄水を接続管32を通
じて吸入し、排水ホース33を通じて機外に排出するよ
うになっている。なお、洗浄室17の背部には送風装置
35が設けられており、この送風装置35は、外気を吸
入し、それをダクト36を通じて洗浄室17の下部から
内部に送り込むようになっている。又、洗浄室17の背
部の下部には水位検知装置37がが設けられており、こ
の水位検知装置37は、図示しない接続管により貯水タ
ンク30内、ひいては当該貯水タンク30が連通した洗
浄室17内と連通しており、洗浄室17内の洗浄水の水
位を検知するようになっている。
内及び洗浄室17に貯溜された洗浄水を接続管32を通
じて吸入し、排水ホース33を通じて機外に排出するよ
うになっている。なお、洗浄室17の背部には送風装置
35が設けられており、この送風装置35は、外気を吸
入し、それをダクト36を通じて洗浄室17の下部から
内部に送り込むようになっている。又、洗浄室17の背
部の下部には水位検知装置37がが設けられており、こ
の水位検知装置37は、図示しない接続管により貯水タ
ンク30内、ひいては当該貯水タンク30が連通した洗
浄室17内と連通しており、洗浄室17内の洗浄水の水
位を検知するようになっている。
【0023】また、操作パネル14は、以上のような本
体11の動作について使用者が必要な操作を設定するた
めのもので、外箱15前面の開口部18下方の部位に装
着されており、図2に示すように各種操作キー38を有
している。又、この操作パネル14の裏側には電装品収
納室39が形成されていると共に、その電装品収納室3
9に例えばマイクロコンピュータから成る制御装置(図
示せず)が収納されており、この制御装置によって、操
作パネル14に対する操作に基づく本体11の動作を制
御するようにしている。
体11の動作について使用者が必要な操作を設定するた
めのもので、外箱15前面の開口部18下方の部位に装
着されており、図2に示すように各種操作キー38を有
している。又、この操作パネル14の裏側には電装品収
納室39が形成されていると共に、その電装品収納室3
9に例えばマイクロコンピュータから成る制御装置(図
示せず)が収納されており、この制御装置によって、操
作パネル14に対する操作に基づく本体11の動作を制
御するようにしている。
【0024】さて、以上のように構成された本体11に
対して、主動側扉12は下側に設けられ、従動側扉13
は上側に設けられている。図4は本体11の縦断側面図
である。この図4において、主動側扉12は、下辺部の
左右両端部をそれぞれ軸40(一方のみ図示)によって
本体11に固定された扉支持板41に上下に回動可能に
取付けられており、軸40を中心に下方へ回動されるこ
とにより開放されるようになっている(図1参照)。
対して、主動側扉12は下側に設けられ、従動側扉13
は上側に設けられている。図4は本体11の縦断側面図
である。この図4において、主動側扉12は、下辺部の
左右両端部をそれぞれ軸40(一方のみ図示)によって
本体11に固定された扉支持板41に上下に回動可能に
取付けられており、軸40を中心に下方へ回動されるこ
とにより開放されるようになっている(図1参照)。
【0025】一方、従動側扉13は、上辺部の左右両端
部をそれぞれ軸42(これも一方のみ図示)によって本
体11に固定された扉支持板43に回動可能に取付けら
れており、軸42を中心に上方へ回動されることにより
開放されるようになっている(図1参照)。この場合、
従動側扉13の長さ(高さ)寸法は主動側扉12の長さ
(高さ)寸法よりも短く設定されている。又、従動側扉
13の表面側の長さ(高さ)寸法は裏面側の長さ(高
さ)寸法よりも長く設定され、主動側扉12の表面側の
長さ寸法は裏面側の長さ寸法よりも長く設定されてい
る。
部をそれぞれ軸42(これも一方のみ図示)によって本
体11に固定された扉支持板43に回動可能に取付けら
れており、軸42を中心に上方へ回動されることにより
開放されるようになっている(図1参照)。この場合、
従動側扉13の長さ(高さ)寸法は主動側扉12の長さ
(高さ)寸法よりも短く設定されている。又、従動側扉
13の表面側の長さ(高さ)寸法は裏面側の長さ(高
さ)寸法よりも長く設定され、主動側扉12の表面側の
長さ寸法は裏面側の長さ寸法よりも長く設定されてい
る。
【0026】さて、本体11には、主動側扉12の回動
に連動して従動側扉13を回動させる連動機構44が設
けられている。この連動機構44は、主動側扉12の左
右両側の回動中心部からそれぞれ裏側に突設した連結プ
レート45(一方のみ図示)と、従動側扉13の左右両
側の回動中心部寄りの部位において軸46aで枢支され
たレバー46(これも一方のみ図示)と、連結プレート
45の先端とレバー46の先端に設けられた結合部47
とをつないだ鋼索から成るケーブルワイヤ48と、この
ケーブルワイヤ48を摺動可能に支持した3個のプーリ
49〜51と、レバー46の先端に設けられた結合部4
7を案内するガイドレール(案内手段に相当)52と、
レバー46の中間部が当接する支点用ローラ(支点部材
に相当)53と、従動側扉13の回動中心である軸42
にそれぞれ巻装した捩りコイルばね(付勢手段に相当)
54とにより構成されている。この連動機構44を構成
する要素の大部分は内箱16に取着されたベース55上
に構成されている。
に連動して従動側扉13を回動させる連動機構44が設
けられている。この連動機構44は、主動側扉12の左
右両側の回動中心部からそれぞれ裏側に突設した連結プ
レート45(一方のみ図示)と、従動側扉13の左右両
側の回動中心部寄りの部位において軸46aで枢支され
たレバー46(これも一方のみ図示)と、連結プレート
45の先端とレバー46の先端に設けられた結合部47
とをつないだ鋼索から成るケーブルワイヤ48と、この
ケーブルワイヤ48を摺動可能に支持した3個のプーリ
49〜51と、レバー46の先端に設けられた結合部4
7を案内するガイドレール(案内手段に相当)52と、
レバー46の中間部が当接する支点用ローラ(支点部材
に相当)53と、従動側扉13の回動中心である軸42
にそれぞれ巻装した捩りコイルばね(付勢手段に相当)
54とにより構成されている。この連動機構44を構成
する要素の大部分は内箱16に取着されたベース55上
に構成されている。
【0027】図5はベース55の取付構造を示す内箱1
6の側面図、図6は内箱16の横断面図である。これら
の図5及び図6において、ベース55(連動機構44の
図示は省略)は内箱16の側壁16aに取着されてい
る。つまり、ベース55の前端には鍔部55aが折曲形
成されており、その鍔部55aにネジ穴が形成されてい
ると共に、後端部には切起し部55bが形成されてお
り、その切起し部55bを内箱の側壁16aの後端部に
引掛けると共にベース55の鍔部55aの前面を側壁1
6aの前端部に形成された鍔部16bの背面に当接させ
た状態で当該鍔部16bの前面からベース55の鍔部5
5aに形成されたネジ穴にネジ56が螺着されている。
ここで、側壁16aの後端部には斜面を有する突起部1
6cが形成されており、ベース55を内箱16に装着す
る際に、ベース55の切起し部55cが突起部16cの
斜面を摺動することによりベース55の後端部が位置決
めされるようになっている。
6の側面図、図6は内箱16の横断面図である。これら
の図5及び図6において、ベース55(連動機構44の
図示は省略)は内箱16の側壁16aに取着されてい
る。つまり、ベース55の前端には鍔部55aが折曲形
成されており、その鍔部55aにネジ穴が形成されてい
ると共に、後端部には切起し部55bが形成されてお
り、その切起し部55bを内箱の側壁16aの後端部に
引掛けると共にベース55の鍔部55aの前面を側壁1
6aの前端部に形成された鍔部16bの背面に当接させ
た状態で当該鍔部16bの前面からベース55の鍔部5
5aに形成されたネジ穴にネジ56が螺着されている。
ここで、側壁16aの後端部には斜面を有する突起部1
6cが形成されており、ベース55を内箱16に装着す
る際に、ベース55の切起し部55cが突起部16cの
斜面を摺動することによりベース55の後端部が位置決
めされるようになっている。
【0028】次に連動機構44について説明する。主動
側扉12及び従動側扉13を開放位置に開いた状態で示
す図1において、レバー46の先端に設けられた結合部
47をケーブルワイヤ48で引張るように設けられたプ
ーリ51は、ガイドレール52の始点よりも上側となる
ような位置に設けられている。
側扉12及び従動側扉13を開放位置に開いた状態で示
す図1において、レバー46の先端に設けられた結合部
47をケーブルワイヤ48で引張るように設けられたプ
ーリ51は、ガイドレール52の始点よりも上側となる
ような位置に設けられている。
【0029】一方、ガイドレール52はレバー46の先
端に形成された結合部47を案内するもので、本体11
の開口部18から所定寸法だけ奥方となる位置が始点と
して設定され、プーリ51の前面側の所定位置で終点と
なるように本体11の奥方に向かって形成されている。
このガイドレール52は、第1の案内部52a、第2の
案内部52b、第3の案内部52cを接続したジグザグ
形状に形成されている。この場合、第1の案内部52a
は、本体11の奥方側に位置する終点が始点に対して上
側に設けられており、プーリ51によるケーブルワイヤ
48の引張り方向と略一致する方向(水平方向よりも上
方向)を指向するように設定されている。
端に形成された結合部47を案内するもので、本体11
の開口部18から所定寸法だけ奥方となる位置が始点と
して設定され、プーリ51の前面側の所定位置で終点と
なるように本体11の奥方に向かって形成されている。
このガイドレール52は、第1の案内部52a、第2の
案内部52b、第3の案内部52cを接続したジグザグ
形状に形成されている。この場合、第1の案内部52a
は、本体11の奥方側に位置する終点が始点に対して上
側に設けられており、プーリ51によるケーブルワイヤ
48の引張り方向と略一致する方向(水平方向よりも上
方向)を指向するように設定されている。
【0030】また、第2の案内部52bは、本体11の
奥方側に位置する終点が始点(第1の案内部52aの終
点)よりも下側となる位置に設けられており、プーリ5
1によるケーブルワイヤ48の引張り方向と反対の傾き
方向(水平方向よりも下方向)を指向するように設定さ
れている。つまり、第2の案内部52bは、プーリ51
によるケーブルワイヤ48の引張り方向に対して大きく
傾いて設けられているのである。
奥方側に位置する終点が始点(第1の案内部52aの終
点)よりも下側となる位置に設けられており、プーリ5
1によるケーブルワイヤ48の引張り方向と反対の傾き
方向(水平方向よりも下方向)を指向するように設定さ
れている。つまり、第2の案内部52bは、プーリ51
によるケーブルワイヤ48の引張り方向に対して大きく
傾いて設けられているのである。
【0031】そして、第3の案内部52cは、本体11
の奥方側に位置する終点が始点(第2の案内部52bの
終点)よりも上側に設けられており、プーリ51による
ケーブルワイヤ48の引張り方向と略一致する方向(水
平方向よりも上方向、つまり第1の案内部52aの案内
方向側)を指向するように設定されている。
の奥方側に位置する終点が始点(第2の案内部52bの
終点)よりも上側に設けられており、プーリ51による
ケーブルワイヤ48の引張り方向と略一致する方向(水
平方向よりも上方向、つまり第1の案内部52aの案内
方向側)を指向するように設定されている。
【0032】図7はレバー46の先端に設けられた結合
部47及び当該結合部47を案内するガイドレール52
の断面図である。この図7において、ガイドレール52
は、ベース55の所定部位を図示左側に凸状に膨出形成
し、その膨出部に長尺孔52dを形成してなる。一方、
レバー46の先端には孔46bが形成されており、その
孔46bに一端に鍔部59aが形成された連結部材59
が挿入されている。この連結部材59には鍔付き形状の
樹脂製カラー60が装着されており、その樹脂製カラー
60の溝部にガイドレール52が嵌り込んでいる。連結
部材59の他端にはリング61が装着されており、これ
によりレバー46からの連結部材59の抜止めが図られ
ている。このような構成により、結合部47は、ガイド
レール52に沿って摺動可能となっており、この場合、
ガイドレール52が接触する部位は樹脂製カラー60と
なっているので、ガイドレール52が連結部材59に直
接摺動する構成に比較して、使用時に耳障りな騒音(す
れ音)が発生することを防止できる。
部47及び当該結合部47を案内するガイドレール52
の断面図である。この図7において、ガイドレール52
は、ベース55の所定部位を図示左側に凸状に膨出形成
し、その膨出部に長尺孔52dを形成してなる。一方、
レバー46の先端には孔46bが形成されており、その
孔46bに一端に鍔部59aが形成された連結部材59
が挿入されている。この連結部材59には鍔付き形状の
樹脂製カラー60が装着されており、その樹脂製カラー
60の溝部にガイドレール52が嵌り込んでいる。連結
部材59の他端にはリング61が装着されており、これ
によりレバー46からの連結部材59の抜止めが図られ
ている。このような構成により、結合部47は、ガイド
レール52に沿って摺動可能となっており、この場合、
ガイドレール52が接触する部位は樹脂製カラー60と
なっているので、ガイドレール52が連結部材59に直
接摺動する構成に比較して、使用時に耳障りな騒音(す
れ音)が発生することを防止できる。
【0033】図8はプーリ49〜51のうち中央に位置
するプーリ50の断面を示している。この図8におい
て、ベース55には、プーリ49とプーリ51との間に
橋架されたケーブルワイヤ48の橋架方向と直交する方
向に長孔62が形成されており、その長孔62にプーリ
軸63がナット部材64により固定されていると共に、
プーリ軸63にプーリ50が回動可能に支持されてい
る。従って、プーリ軸63を長孔62に沿って移動する
ことにより、連結プレート45とレバー46との間に橋
架されたケーブルワイヤ48のテンションを調整可能と
なっている。
するプーリ50の断面を示している。この図8におい
て、ベース55には、プーリ49とプーリ51との間に
橋架されたケーブルワイヤ48の橋架方向と直交する方
向に長孔62が形成されており、その長孔62にプーリ
軸63がナット部材64により固定されていると共に、
プーリ軸63にプーリ50が回動可能に支持されてい
る。従って、プーリ軸63を長孔62に沿って移動する
ことにより、連結プレート45とレバー46との間に橋
架されたケーブルワイヤ48のテンションを調整可能と
なっている。
【0034】図9は支点用ローラ53の断面を示してい
る。この図9において、支点用ローラ53はベース55
に固着されたシャフト65に回動可能に支持されてお
り、図1に示すように従動側扉13が開放位置に位置し
た状態では支点用ローラ53の溝部にレバー46の中間
部が当接するようになっている。
る。この図9において、支点用ローラ53はベース55
に固着されたシャフト65に回動可能に支持されてお
り、図1に示すように従動側扉13が開放位置に位置し
た状態では支点用ローラ53の溝部にレバー46の中間
部が当接するようになっている。
【0035】図10は従動側扉13の回動中心の断面図
である。この図10において、従動側扉13の回動中心
である軸42に巻装された捩りコイルばね54は、一端
部54aが扉支持板43の先端部に係止され、他端部5
4bが軸42に対して扉支持板43の先端部と反対側に
位置する従動側扉13の内面に係止されている。従っ
て、従動側扉13には、図中に矢印Aで示す開放方向の
回動力が付与されるので、捩りコイルばね54は従動側
扉13を開放方向に付勢する付勢手段として機能するこ
とになる。
である。この図10において、従動側扉13の回動中心
である軸42に巻装された捩りコイルばね54は、一端
部54aが扉支持板43の先端部に係止され、他端部5
4bが軸42に対して扉支持板43の先端部と反対側に
位置する従動側扉13の内面に係止されている。従っ
て、従動側扉13には、図中に矢印Aで示す開放方向の
回動力が付与されるので、捩りコイルばね54は従動側
扉13を開放方向に付勢する付勢手段として機能するこ
とになる。
【0036】図2に戻って、主動側扉12の前面部の上
辺部には、横長状の取手66が設けられていると共に、
この取手66に近接した部位、すなわち、使用者が取手
66を持った片手で同時に操作し得る位置に押ボタン6
7が設けられている。この押ボタン67は、図4に示す
ように上部が主動側扉12内に回動可能に支持された軸
68に取付けられており、その軸68の両端にそれぞれ
フック69が取付けられている。このフック69は引張
コイルばね70により主動側扉12の回動中心側に付勢
されており、その爪部69aが本体11の前面に設けら
れた係止部71に係止することにより、主動側扉12が
閉鎖状態に保持(ロック)されるようになっている。
辺部には、横長状の取手66が設けられていると共に、
この取手66に近接した部位、すなわち、使用者が取手
66を持った片手で同時に操作し得る位置に押ボタン6
7が設けられている。この押ボタン67は、図4に示す
ように上部が主動側扉12内に回動可能に支持された軸
68に取付けられており、その軸68の両端にそれぞれ
フック69が取付けられている。このフック69は引張
コイルばね70により主動側扉12の回動中心側に付勢
されており、その爪部69aが本体11の前面に設けら
れた係止部71に係止することにより、主動側扉12が
閉鎖状態に保持(ロック)されるようになっている。
【0037】このようにフック69により主動側扉12
が閉鎖位置に保持された状態では、連動機構44のケー
ブルワイヤ48が主動側扉12の連結プレート45によ
り下方へ引かれていると共に、それに連動してケーブル
ワイヤ48によりレバー46の結合部47がガイドレー
ル52の終点まで引かれており、これにより従動側扉1
3も閉鎖位置に保持されるようになっている。
が閉鎖位置に保持された状態では、連動機構44のケー
ブルワイヤ48が主動側扉12の連結プレート45によ
り下方へ引かれていると共に、それに連動してケーブル
ワイヤ48によりレバー46の結合部47がガイドレー
ル52の終点まで引かれており、これにより従動側扉1
3も閉鎖位置に保持されるようになっている。
【0038】次に上記構成の作用について説明する。主
動側扉12及び従動側扉13が図4に示すように閉鎖位
置に保持された状態から主動側扉12及び従動側扉13
を開放するには、使用者は、取手66を片手で持ち、そ
の指先で押ボタン67を押圧操作する。すると、押ボタ
ン67に対する押圧操作に連動して、フック69が引張
コイルばね70の付勢力に抗して上方へ回動するので、
フック69の爪部69aが係止部71から外れ、もって
主動側扉12に対する閉鎖保持状態が解除される。
動側扉12及び従動側扉13が図4に示すように閉鎖位
置に保持された状態から主動側扉12及び従動側扉13
を開放するには、使用者は、取手66を片手で持ち、そ
の指先で押ボタン67を押圧操作する。すると、押ボタ
ン67に対する押圧操作に連動して、フック69が引張
コイルばね70の付勢力に抗して上方へ回動するので、
フック69の爪部69aが係止部71から外れ、もって
主動側扉12に対する閉鎖保持状態が解除される。
【0039】そして、使用者が取手66を持った手で主
動側扉12を開放操作すると、連結プレート45による
連動機構44のケーブルワイヤ48の引張りが解除さ
れ、更に、そのケーブルワイヤ48を介した従動側扉1
3のレバー46の引張りが解除されることにより、従動
側扉13は捩りコイルばね54の付勢力によって開放方
向に回動し、従動側扉13は最終的に図1に示すように
開放位置に保持される。
動側扉12を開放操作すると、連結プレート45による
連動機構44のケーブルワイヤ48の引張りが解除さ
れ、更に、そのケーブルワイヤ48を介した従動側扉1
3のレバー46の引張りが解除されることにより、従動
側扉13は捩りコイルばね54の付勢力によって開放方
向に回動し、従動側扉13は最終的に図1に示すように
開放位置に保持される。
【0040】このとき、主動側扉12の開放角度に対し
て従動側扉13の開放角度が大きくなるように構成され
ている。具体的には、下側の主動側扉12は閉鎖位置か
らほぼ水平な開放位置となるまで約90度回動するのに
対して、従動側扉13は閉鎖位置から垂直よりも僅かに
前方に倒れた開放位置となるまで約155度回動する
(図11参照)。従って、本体11の開口部18は両方
の扉12,13、特に従動側扉13にて大きく開放され
るので、使用者は、食器の出し入れを容易に行うことが
できる。
て従動側扉13の開放角度が大きくなるように構成され
ている。具体的には、下側の主動側扉12は閉鎖位置か
らほぼ水平な開放位置となるまで約90度回動するのに
対して、従動側扉13は閉鎖位置から垂直よりも僅かに
前方に倒れた開放位置となるまで約155度回動する
(図11参照)。従って、本体11の開口部18は両方
の扉12,13、特に従動側扉13にて大きく開放され
るので、使用者は、食器の出し入れを容易に行うことが
できる。
【0041】さて、このような両方の扉12,13によ
る本体11の開口部18の開放状態から、使用者が主動
側扉12を閉鎖操作すると、連動機構44のケーブルワ
イヤ48の一端が主動側扉12の連結プレート45によ
り下方へ引張られ、それに連動して従動側扉13のレバ
ー46の先端に設けられた結合部47が本体11の奥方
に引張られるようになる。このとき、レバー46の先端
に設けられた結合部47はベース55に形成されたガイ
ドレール52により本体11の奥方に案内されるもの
で、従動側扉13が開放位置から閉鎖方向への回動開始
時においてはガイドレール52を構成する第1の案内部
52aにより案内される。これにより、レバー46の結
合部47はケーブルワイヤ48の引張り方向、つまりプ
ーリ51側に引張られることになる。
る本体11の開口部18の開放状態から、使用者が主動
側扉12を閉鎖操作すると、連動機構44のケーブルワ
イヤ48の一端が主動側扉12の連結プレート45によ
り下方へ引張られ、それに連動して従動側扉13のレバ
ー46の先端に設けられた結合部47が本体11の奥方
に引張られるようになる。このとき、レバー46の先端
に設けられた結合部47はベース55に形成されたガイ
ドレール52により本体11の奥方に案内されるもの
で、従動側扉13が開放位置から閉鎖方向への回動開始
時においてはガイドレール52を構成する第1の案内部
52aにより案内される。これにより、レバー46の結
合部47はケーブルワイヤ48の引張り方向、つまりプ
ーリ51側に引張られることになる。
【0042】しかるに、このようにレバー46の先端部
に設けられた結合部47が第1の案内部52aにより本
体11の奥方に案内されるようになると、レバー46は
支点用ローラ53を中心として回動するようになり、従
動側扉13にはレバー46の回動力が作用するようにな
る。このとき、ガイドレール52の第1の案内部52a
は、従動側扉13が開放位置に位置している状態では、
レバー46の結合部47を支点用ローラ53を中心とし
た略接線方向に案内するので、ケーブルワイヤ48によ
る引張り方向はレバー46の長手方向に対して略直角方
向となる。これにより、レバー46に作用するケーブル
ワイヤ48による引張り力をレバー46の回動力に最大
効率で変換することができる。しかも、開放位置に位置
している従動側扉13とレバー46とは直線的に位置し
ているので、従動側扉13に作用するレバー46の回動
力と従動側扉13に対する閉鎖方向への回動方向とを一
致させることができる。従って、レバー46に作用する
ケーブルワイヤ48による引張り力を従動側扉13に対
して開放位置から閉鎖方向に作用する回動力として最大
効率で作用させることができるので、主動側扉12に対
する小さな閉鎖操作力により従動側扉13を開放位置か
ら回動することができる。
に設けられた結合部47が第1の案内部52aにより本
体11の奥方に案内されるようになると、レバー46は
支点用ローラ53を中心として回動するようになり、従
動側扉13にはレバー46の回動力が作用するようにな
る。このとき、ガイドレール52の第1の案内部52a
は、従動側扉13が開放位置に位置している状態では、
レバー46の結合部47を支点用ローラ53を中心とし
た略接線方向に案内するので、ケーブルワイヤ48によ
る引張り方向はレバー46の長手方向に対して略直角方
向となる。これにより、レバー46に作用するケーブル
ワイヤ48による引張り力をレバー46の回動力に最大
効率で変換することができる。しかも、開放位置に位置
している従動側扉13とレバー46とは直線的に位置し
ているので、従動側扉13に作用するレバー46の回動
力と従動側扉13に対する閉鎖方向への回動方向とを一
致させることができる。従って、レバー46に作用する
ケーブルワイヤ48による引張り力を従動側扉13に対
して開放位置から閉鎖方向に作用する回動力として最大
効率で作用させることができるので、主動側扉12に対
する小さな閉鎖操作力により従動側扉13を開放位置か
ら回動することができる。
【0043】そして、主動側扉12をさらに閉鎖操作す
ると、それに伴って図14に示すようにレバー46の結
合部47はガイドレール52の第1の案内部52aを進
行してから(図12及び図13参照)、第2の案内部5
2bにより案内されるようになる。このとき、レバー4
6は支点用ローラ53から離間するようになる。また、
第2の案内部52bは、ケーブルワイヤ48による引張
り方向と反対方向の傾き方向(水平よりも下方向)を指
向しているので、第2の案内部52bにより案内される
レバー46の結合部47の移動量はケーブルワイヤ48
による引張り量よりも大きくなる。これにより、従動側
扉13の回動量は、レバー46の結合部47をケーブル
ワイヤ48による引張り方向に引張った場合(図15中
に破線で示す)に比較して大きくなり、それだけ従動側
扉13の回動量を大きくすることができる。
ると、それに伴って図14に示すようにレバー46の結
合部47はガイドレール52の第1の案内部52aを進
行してから(図12及び図13参照)、第2の案内部5
2bにより案内されるようになる。このとき、レバー4
6は支点用ローラ53から離間するようになる。また、
第2の案内部52bは、ケーブルワイヤ48による引張
り方向と反対方向の傾き方向(水平よりも下方向)を指
向しているので、第2の案内部52bにより案内される
レバー46の結合部47の移動量はケーブルワイヤ48
による引張り量よりも大きくなる。これにより、従動側
扉13の回動量は、レバー46の結合部47をケーブル
ワイヤ48による引張り方向に引張った場合(図15中
に破線で示す)に比較して大きくなり、それだけ従動側
扉13の回動量を大きくすることができる。
【0044】即ち、レバー46の結合部47がガイドレ
ール52の第2の案内部52bに案内されることによ
り、図14及び図15に示すように主動側扉12は45
度から30度まで15度回動したときは、従動側扉13
は66度から35度まで31度回動することから、この
ときの主動側扉12に対する従動側扉13の回動比は3
1/15=2と求めることができる。この回動比は、主
動側扉12及び従動側扉13を開放位置から閉鎖位置ま
で閉鎖操作する際の回動比である155/90=1.7
3に比較して大きいことから、主動側扉12に対する従
動側扉13の回動量が大きくなり、従動側扉13を主動
側扉12に追いつかせて回動することができる。
ール52の第2の案内部52bに案内されることによ
り、図14及び図15に示すように主動側扉12は45
度から30度まで15度回動したときは、従動側扉13
は66度から35度まで31度回動することから、この
ときの主動側扉12に対する従動側扉13の回動比は3
1/15=2と求めることができる。この回動比は、主
動側扉12及び従動側扉13を開放位置から閉鎖位置ま
で閉鎖操作する際の回動比である155/90=1.7
3に比較して大きいことから、主動側扉12に対する従
動側扉13の回動量が大きくなり、従動側扉13を主動
側扉12に追いつかせて回動することができる。
【0045】続いて、主動側扉12をさらに閉鎖操作す
ると、図16に示すようにレバー46の結合部47はガ
イドレール52の第3の案内部52cにより案内される
ようになる。このとき、第3の案内部52cは、第1の
案内部52aの案内方向側を指向しているので、第3の
案内部52cに案内されるレバー46の結合部47の移
動量はケーブルワイヤ48による引張り量と略同一とな
る。これにより、従動側扉13の回動量は主動側扉12
の回動量と略一致するようになるので、従動側扉13を
主動側扉12に同期させながら回動させることができ
る。
ると、図16に示すようにレバー46の結合部47はガ
イドレール52の第3の案内部52cにより案内される
ようになる。このとき、第3の案内部52cは、第1の
案内部52aの案内方向側を指向しているので、第3の
案内部52cに案内されるレバー46の結合部47の移
動量はケーブルワイヤ48による引張り量と略同一とな
る。これにより、従動側扉13の回動量は主動側扉12
の回動量と略一致するようになるので、従動側扉13を
主動側扉12に同期させながら回動させることができ
る。
【0046】ところで、このように主動側扉12と従動
側扉13とを同期して閉鎖させる場合であっても、従動
側扉13の長さ寸法は主動側扉12の長さ寸法よりも短
く設定されているので、図16に示すように従動側扉1
3の先端は主動側扉12の先端よりも閉鎖方向に位置し
た状態で回動することになり、従動側扉13を主動側扉
12よりも先閉まりさせることができる。
側扉13とを同期して閉鎖させる場合であっても、従動
側扉13の長さ寸法は主動側扉12の長さ寸法よりも短
く設定されているので、図16に示すように従動側扉1
3の先端は主動側扉12の先端よりも閉鎖方向に位置し
た状態で回動することになり、従動側扉13を主動側扉
12よりも先閉まりさせることができる。
【0047】しかも、従動側扉13の表面側の長さ寸法
は裏面側の長さ寸法よりも短く設定されていると共に、
主動側扉12の表面側の長さ寸法は裏面側の長さ寸法よ
りも長く設定されているので、主動側扉12及び従動側
扉13が閉鎖位置に位置した状態では従動側扉13は主
動側扉12により押さえ込まれるようになる。
は裏面側の長さ寸法よりも短く設定されていると共に、
主動側扉12の表面側の長さ寸法は裏面側の長さ寸法よ
りも長く設定されているので、主動側扉12及び従動側
扉13が閉鎖位置に位置した状態では従動側扉13は主
動側扉12により押さえ込まれるようになる。
【0048】従って、主動側扉12及び従動側扉13が
閉鎖位置に位置した状態では、主動側扉12に設けられ
たフック69の爪部69aが本体11側の係止部71に
係合した状態に引張コイルばね70により維持されるよ
うになるので、主動側扉12を閉鎖状態に保持し、ひい
ては従動側扉13をも閉鎖状態に確実に保持することが
できる。
閉鎖位置に位置した状態では、主動側扉12に設けられ
たフック69の爪部69aが本体11側の係止部71に
係合した状態に引張コイルばね70により維持されるよ
うになるので、主動側扉12を閉鎖状態に保持し、ひい
ては従動側扉13をも閉鎖状態に確実に保持することが
できる。
【0049】このように本構成のものによれば、主動側
扉12に対する閉鎖操作に応じて従動側扉13に枢支さ
れたレバー46の先端部を連動機構44のケーブルワイ
ヤ48により本体11の奥方に引張ることにより従動側
扉13を閉鎖するようにしたので、下扉を開放してから
上扉を開放しなければならない従来構成のものに比較し
て、操作性を格段に高めることができると共に、主動側
扉12及び従動側扉13が開放時に従来の折り畳み式の
もののように重なるということがないので、扉がぐらつ
いて開放状態の安定性に欠けるようなこともない。
扉12に対する閉鎖操作に応じて従動側扉13に枢支さ
れたレバー46の先端部を連動機構44のケーブルワイ
ヤ48により本体11の奥方に引張ることにより従動側
扉13を閉鎖するようにしたので、下扉を開放してから
上扉を開放しなければならない従来構成のものに比較し
て、操作性を格段に高めることができると共に、主動側
扉12及び従動側扉13が開放時に従来の折り畳み式の
もののように重なるということがないので、扉がぐらつ
いて開放状態の安定性に欠けるようなこともない。
【0050】しかも、このような構成において、レバー
46の先端部を連動機構44により本体11の奥方に引
張る際にレバー46が当接する支点用ローラ53を設
け、その支点用ローラ53を中心としてレバー46を回
動させることにより従動側扉13に対して閉鎖位置から
開放方向への回動力を作用させるようにしたので、食器
の出し入れを容易とするために従動側扉13の開放角度
を大きく設定するにしても、開放位置に付勢された従動
側扉13を確実に閉めることができる。
46の先端部を連動機構44により本体11の奥方に引
張る際にレバー46が当接する支点用ローラ53を設
け、その支点用ローラ53を中心としてレバー46を回
動させることにより従動側扉13に対して閉鎖位置から
開放方向への回動力を作用させるようにしたので、食器
の出し入れを容易とするために従動側扉13の開放角度
を大きく設定するにしても、開放位置に付勢された従動
側扉13を確実に閉めることができる。
【0051】また、このように主動側扉12に対する閉
鎖操作に連動して従動側扉13が開放位置から閉鎖方向
への回動開始時においては、レバー46の結合部47が
ガイドレール52の第1の案内部52aによりケーブル
ワイヤ48の引張り方向に案内されるようにしたので、
ケーブルワイヤ48による引張り力を従動側扉13に対
する閉鎖方向への回動力として最大効率で作用させるこ
とができ、主動側扉12に対する小さな閉鎖操作力でも
って捩りコイルばね54による付勢力に抗して従動側扉
13を閉めることができる。
鎖操作に連動して従動側扉13が開放位置から閉鎖方向
への回動開始時においては、レバー46の結合部47が
ガイドレール52の第1の案内部52aによりケーブル
ワイヤ48の引張り方向に案内されるようにしたので、
ケーブルワイヤ48による引張り力を従動側扉13に対
する閉鎖方向への回動力として最大効率で作用させるこ
とができ、主動側扉12に対する小さな閉鎖操作力でも
って捩りコイルばね54による付勢力に抗して従動側扉
13を閉めることができる。
【0052】また、レバー46の結合部47がガイドレ
ール52の第2の案内部52bに案内される状態では、
ケーブルワイヤ48の引張り量に比較して結合部47の
移動量を大きくすることにより主動側扉12の回動量に
比較して従動側扉13の回動量が大きくなるようにした
ので、第2の案内部52bをケーブルワイヤ48の引張
り方向を指向するように設けた場合に比較して、従動側
扉13を主動側扉12の回動に追いつかせて回動させる
ことができる。
ール52の第2の案内部52bに案内される状態では、
ケーブルワイヤ48の引張り量に比較して結合部47の
移動量を大きくすることにより主動側扉12の回動量に
比較して従動側扉13の回動量が大きくなるようにした
ので、第2の案内部52bをケーブルワイヤ48の引張
り方向を指向するように設けた場合に比較して、従動側
扉13を主動側扉12の回動に追いつかせて回動させる
ことができる。
【0053】さらに、レバー46の結合部47がガイド
レール52の第3の案内部52cにより案内される状態
では、ケーブルワイヤ48の引張り量と結合部47の移
動量とを略一致させることにより従動側扉13の回動量
を主動側扉12の回動量に略一致させるようにしたの
で、第3の案内部52cをケーブルワイヤ48の引張り
方向を指向するように設けた場合に比較して、従動側扉
13を主動側扉12の回動に同期して回動させることが
できる。
レール52の第3の案内部52cにより案内される状態
では、ケーブルワイヤ48の引張り量と結合部47の移
動量とを略一致させることにより従動側扉13の回動量
を主動側扉12の回動量に略一致させるようにしたの
で、第3の案内部52cをケーブルワイヤ48の引張り
方向を指向するように設けた場合に比較して、従動側扉
13を主動側扉12の回動に同期して回動させることが
できる。
【0054】また、このように主動側扉12を従動側扉
13の回動に同期して回動させる場合であっても、主動
側扉12及び従動側扉13の長さ寸法及びそれぞれの表
面側と裏面側との長さ寸法を工夫することにより従動側
扉13が先閉まりすると共に、従動側扉13を主動側扉
12により押え込むようにしたので、主動側扉12に対
するロック機構のみで従動側扉13もロックすることが
でき、全体構成を簡単化することができる。
13の回動に同期して回動させる場合であっても、主動
側扉12及び従動側扉13の長さ寸法及びそれぞれの表
面側と裏面側との長さ寸法を工夫することにより従動側
扉13が先閉まりすると共に、従動側扉13を主動側扉
12により押え込むようにしたので、主動側扉12に対
するロック機構のみで従動側扉13もロックすることが
でき、全体構成を簡単化することができる。
【0055】さらに、連動機構44が構成されたベース
55を内箱16の側壁16aに取着するようにしたの
で、本体11の組立てを容易に行うことができると共
に、保守点検のサービス性を向上することができる。
55を内箱16の側壁16aに取着するようにしたの
で、本体11の組立てを容易に行うことができると共
に、保守点検のサービス性を向上することができる。
【0056】本発明は、上記実施の形態に限定されるこ
となく、次のように変形または拡張できる。ガイドレー
ル52として、図17に示すように第2,第3の案内部
52b,52cがケーブルワイヤ48による引張り方向
を指向するようにしてもよい。この場合、主動側扉12
に対する従動側扉13の回動比は開閉位置にかかわらず
略一定となる。
となく、次のように変形または拡張できる。ガイドレー
ル52として、図17に示すように第2,第3の案内部
52b,52cがケーブルワイヤ48による引張り方向
を指向するようにしてもよい。この場合、主動側扉12
に対する従動側扉13の回動比は開閉位置にかかわらず
略一定となる。
【0057】また、ガイドレール52として、図18に
示すように第2の案内部52cをケーブルワイヤ48に
よる引張り方向と同一の傾き方向で且つ傾き角度を大き
く設定するようにしてもよい。
示すように第2の案内部52cをケーブルワイヤ48に
よる引張り方向と同一の傾き方向で且つ傾き角度を大き
く設定するようにしてもよい。
【0058】さらに、主動側扉12を上側に設け、従動
側扉13を下側に設けるようにしてもよい。また、それ
らの両扉12,13は上下ではなく、左右、若しくはそ
のほかの方向に分かれていてもよく、その各方向のいず
れ側が主動側扉としてもよい。また、本体11の開口部
19は、前面ではなく、上面或いは前面から上面にかけ
て存するものであってもよい。
側扉13を下側に設けるようにしてもよい。また、それ
らの両扉12,13は上下ではなく、左右、若しくはそ
のほかの方向に分かれていてもよく、その各方向のいず
れ側が主動側扉としてもよい。また、本体11の開口部
19は、前面ではなく、上面或いは前面から上面にかけ
て存するものであってもよい。
【0059】
【発明の効果】以上のような本発明によれば、第1の扉
が開放位置から閉鎖方向に回動されたときは、付勢手段
により開放位置に付勢された第2の扉に枢支されたレバ
ーの先端部を連動機構により本体の奥方に引張ると共
に、その際にレバーを支点部材を中心として回動させる
ことにより、第2の扉に対して開放位置から閉鎖方向へ
の回動力を作用させるようにしたので、第1の扉に対す
る閉鎖操作に連動して第2の扉を閉鎖することができ、
扉の開放状態での安定性が良く、更に、開閉操作を容易
に行うことができるという優れた効果を奏する。
が開放位置から閉鎖方向に回動されたときは、付勢手段
により開放位置に付勢された第2の扉に枢支されたレバ
ーの先端部を連動機構により本体の奥方に引張ると共
に、その際にレバーを支点部材を中心として回動させる
ことにより、第2の扉に対して開放位置から閉鎖方向へ
の回動力を作用させるようにしたので、第1の扉に対す
る閉鎖操作に連動して第2の扉を閉鎖することができ、
扉の開放状態での安定性が良く、更に、開閉操作を容易
に行うことができるという優れた効果を奏する。
【図1】本発明の一実施例における外箱を外して示す開
扉状態の食器洗浄機の側面図
扉状態の食器洗浄機の側面図
【図2】食器洗浄機の斜視図
【図3】洗浄機構を示す食器洗浄機の縦断面図
【図4】兵線状態で示す図1相当図
【図5】ベースの取付状態を示す食器洗浄機の縦断面図
【図6】ベースの取付状態を示す横断面図
【図7】結合部の取付構造を示す断面図
【図8】プーリの取付構造を示す断面図
【図9】支点用ローラの取付構造を示す断面図
【図10】従動側扉の支持構造を示す破断面図
【図11】開扉状態における連動機構を概略的に示す側
面図
面図
【図12】レバーがガイドレールの第1の案内部により
案内される状態を示す図11相当図
案内される状態を示す図11相当図
【図13】レバーがガイドレールの第1の案内部により
さらに案内される状態を示す図11相当図
さらに案内される状態を示す図11相当図
【図14】レバーがガイドレールの第2の案内部により
案内される状態を示す図11相当図
案内される状態を示す図11相当図
【図15】レバーがガイドレールの第2の案内部により
さらに案内される状態を示す図11相当図
さらに案内される状態を示す図11相当図
【図16】レバーがガイドレールの第3の案内部により
案内される状態を示す図11相当図
案内される状態を示す図11相当図
【図17】本発明の変形例を示す要部の側面図
【図18】本発明のその他の変形例を示す要部の側面図
【図19】従来例を示す食器洗浄機の側面図
【図20】他の従来例を示す図19相当図
11は食器洗浄機本体、12は主動側扉(第1の扉)、
13は従動側扉(第2の扉)、17は洗浄室、18は開
口部、44は連動機構、46はレバー、52はガイドレ
ール(案内手段)、52aは第1の案内部、52bは第
2の案内部、52cは第3の案内部、53は支点用ロー
ラ(支点部材)、54は捩りコイルばね(付勢手段)で
ある。
13は従動側扉(第2の扉)、17は洗浄室、18は開
口部、44は連動機構、46はレバー、52はガイドレ
ール(案内手段)、52aは第1の案内部、52bは第
2の案内部、52cは第3の案内部、53は支点用ロー
ラ(支点部材)、54は捩りコイルばね(付勢手段)で
ある。
Claims (6)
- 【請求項1】 洗浄室に対して食器を出し入れするため
の開口部を備えた本体と、 この本体に開閉動可能に取付けられ、閉鎖位置に移動し
た状態で前記開口部を両方にて閉鎖し、開放位置に移動
した状態で前記開口部を両方にて開放する第1の扉及び
第2の扉と、 この第2の扉を開放方向に付勢する付勢手段と、 前記第2の扉に枢支されたレバーと、 前記第1の扉が開放位置から閉鎖方向に回動されるのに
連動して前記レバーの先端部を前記本体の奥方に引張る
連動機構と、 この連動機構により前記レバーの先端部が前記本体の奥
方に引張られたときは前記レバーの中間部が当接するよ
うに設けられ、その当接状態で前記連動機構による引張
り力を開放位置に位置する前記第2の扉に対して閉鎖方
向への回動力として作用させる支点部材とを備えたこと
を特徴とする食器洗浄機。 - 【請求項2】 レバーの先端部を案内する案内手段を備
え、 前記案内手段は、第2の扉が開放位置に位置した状態で
前記レバーの先端部を支点部材を中心とした略接線方向
に案内する第1の案内部を有して構成されていることを
特徴とする請求項1記載の食器洗浄機。 - 【請求項3】 案内手段は、レバーの先端部を第1の案
内部に続いて該第1の案内部の案内方向に対し傾いた方
向に案内する第2の案内部を有して構成されていること
を特徴とする請求項2記載の食器洗浄機。 - 【請求項4】 案内手段は、レバーの先端部を第2の案
内部に続いて第1の案内部の案内方向側に傾いた方向に
案内する第3の案内部を有して構成されていることを特
徴とする請求項3記載の食器洗浄機。 - 【請求項5】 第2の扉の長さ寸法は、第1の扉の長さ
寸法よりも短く設定されていることを特徴とする請求項
1乃至4の何れかに記載の食器洗浄機。 - 【請求項6】 第2の扉の表面側の長さ寸法は裏面側の
長さ寸法よりも短く設定され、 第1の扉の表面側の長さ寸法は裏面側の長さ寸法よりも
長く設定されていることを特徴とする請求項1乃至5の
何れかに記載の食器洗浄機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001121093A JP2002315711A (ja) | 2001-04-19 | 2001-04-19 | 食器洗浄機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001121093A JP2002315711A (ja) | 2001-04-19 | 2001-04-19 | 食器洗浄機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002315711A true JP2002315711A (ja) | 2002-10-29 |
Family
ID=18971028
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001121093A Pending JP2002315711A (ja) | 2001-04-19 | 2001-04-19 | 食器洗浄機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002315711A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111132592A (zh) * | 2017-08-14 | 2020-05-08 | 伊利诺斯工具制品有限公司 | 器皿清洗机和相关罩构造 |
-
2001
- 2001-04-19 JP JP2001121093A patent/JP2002315711A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111132592A (zh) * | 2017-08-14 | 2020-05-08 | 伊利诺斯工具制品有限公司 | 器皿清洗机和相关罩构造 |
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