JP2002315134A - 配線器具用プレート - Google Patents

配線器具用プレート

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JP2002315134A JP2001115948A JP2001115948A JP2002315134A JP 2002315134 A JP2002315134 A JP 2002315134A JP 2001115948 A JP2001115948 A JP 2001115948A JP 2001115948 A JP2001115948 A JP 2001115948A JP 2002315134 A JP2002315134 A JP 2002315134A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】配線器具の保持力を損なわずに取付プレートの
周部よりも後方に突出する部分を削除した配線器具用プ
レートを提供する。 【解決手段】矩形枠状の取付プレート2に設けた矩形状
の開口窓21の幅方向の各側縁に沿って、それぞれ固定
片22と可動片23とが設けられる。固定片22と可動
片23とは埋込型の配線器具に設けた取付爪が係合する
保持溝を有する。取付プレート2は施工面に当接する押
さえ片26を外周縁に備え、押さえ片26の先端面から
後方へは他の部材が突出しない形状に形成される。固定
片22および可動片23と押さえ片26との間には適宜
箇所に連結リブ27a,29が形成される。連結リブ2
7a,29により取付プレート2への配線器具の保持力
が維持され、かつ外力による取付プレート2の反りが抑
制される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、埋込型の配線器具
の施工に用いられる配線器具用プレートに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来から、壁面のような施工面に形成し
た埋込孔に一部を埋め込んだ形で取り付けられる埋込型
の配線器具が提供されている。この種の配線器具を施工
面に取り付けるには、施工面に固定される枠状の保持部
材に配線器具を取り付けるようにしたものが従来から提
供されている。保持部材に対する配線器具の取付寸法は
標準化されており、一般には単位寸法の配線器具を1〜
3個の範囲で取付可能とした保持部材を用いることが多
く、スイッチ、コンセント、電話コンセント、TVコン
セントなどの各種配線器具を組み合わせて保持部材に取
り付けたり、保持部材に1〜3個の範囲で同形状の配線
器具を取り付けたりすることが可能になっている。たと
えば、スイッチとコンセントを1つの保持部材に取り付
けたり、保持部材に2個のスイッチを取り付けたりする
ことができる。
【0003】ところで、保持部材としては、施工面に固
定されるとともに配線器具を保持する取付枠と、取付枠
に結合され施工面に形成された埋込孔を覆うプレート枠
と、プレート枠に結合されて取付枠やプレート枠を覆う
とともに配線器具を露出させる露出窓を有した化粧プレ
ートとの3部材によって構成したものが従来から提供さ
れている。この種の保持部材は3部材を要するから部材
数がやや多く施工にも手間がかかることになる。
【0004】そこで、取付枠とプレート枠とを一体化し
た取付プレートを用い、保持部材を取付プレートと化粧
プレートとの2部材によって構成したものが提案されて
いる(特開平11−243615号公報)。この公報で
は、図25に示すように、正面から見て矩形状に形成さ
れた器体11を有する配線器具(図示例はスイッチ)1
に適合した保持部材が示され、配線器具1には正面から
見て器体11の長手方向の両側面に各一対の取付爪12
が突設されている。取付爪12の前面(図25の上面)
は後方に向かって器体11の側面から遠ざかるように傾
斜し、取付爪12の後面は器体11の側面に直交してい
る。
【0005】一方、保持部材を構成する取付プレート2
は、図23および図24に示すように矩形枠状に形成さ
れ、中央部には配線器具1を取り付けるために矩形状に
開口した開口窓21が形成されている。開口窓21の幅
方向における一方の側部には開口縁に沿った固定片22
が後方に突設され、開口窓21の幅方向における他方の
側部には開口縁に沿った可動片23が後方に突設されて
いる。可動片23を挟んで開口窓21の反対側には可動
片23に沿った3個のスリット24a〜24cが形成さ
れ、可動片23に開口窓21の幅方向における可撓性が
付与されている。固定片22および可動片23には、配
線器具1に設けた取付爪12がそれぞれ係合する1組一
対の保持溝22a,23aが各3組ずつ形成される。つ
まり、図25に示した配線器具1であれば、取付プレー
ト2には3個まで取り付けることができ、取付プレート
2に配線器具1を1個だけ取り付ける場合には、取り付
ける位置を3位置から選択することが可能になってい
る。言い換えると、図示する取付プレート2は3個用と
して形成されている。
【0006】取付プレート2の長手方向の両端部には、
固定具としての固定ねじ7(図28参照)を挿入するた
めのボックス用孔32が形成されている。図28に示す
ように、施工面Wにスイッチボックス5(図28参照)
を埋め込んでいるときにはスイッチボックス5に固定ね
じ7を螺合させる。また、取付プレート2を施工面Wに
固定した後には取付プレート2に化粧プレート3が装着
される。
【0007】ところで、取付プレート2に配線器具1を
取り付けるには、配線器具1の一方の側面の取付爪12
を固定片22に設けた保持溝22aに挿入した状態で、
配線器具1の他方の側面の取付爪12を可動片23に押
し付けながら配線器具1を開口窓21に押し込む。この
作業により、取付爪12が保持溝22a,23aに係合
し、取付プレート2に配線器具1が保持される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、配線
器具1を取付プレート2に結合する際には可動片23の
撓みを利用するから、可動片23が撓みやすくなるよう
に、取付プレート2における可動片23は比較的大きい
寸法で後方に突出している。つまり、図26に示すよう
に、可動片23は取付プレート2の周部よりも後方に突
出している。
【0009】取付プレート2において可動片23が周部
よりも後方に突出していると、輸送時や在庫時において
図27に示すように取付プレート2を重ねたときに比較
的大きいスペースを要することになる。この問題は可動
片23が取付プレート2の周部よりも後方に突出してい
る場合だけではなく、固定片22が後方に突出している
場合にも生じることになる。また、固定片22や可動片
23が取付プレート2の周部よりも後方に突出している
と、取付プレート2を重ねて輸送する際などに突出部分
によって他の取付プレート2に傷が付く可能性もある。
【0010】また、図28のように、スイッチボックス
5を用いて施工する際に、スイッチボックス5の中に電
線を導入するブッシング6が存在することによってスイ
ッチボックス5の中で配線器具1が偏って配置されるよ
うな場合に、可動片23や固定片22がスイッチボック
ス5の外に出てしまい取付プレート2を取り付けられな
いことがある。
【0011】この種の問題を解決するには、可動片23
が取付プレート2の周部よりも後方に突出しないように
設計することが考えられる。しかしながら、可動片23
の突出寸法を小さくすれば可動片23が撓みにくくなる
から、可動片23の撓み量を確保するには可動片23の
可撓性を大きく(つまり、撓みやすく)しなければなら
ず、結果的に配線器具1を保持する力が小さくなって、
配線器具1が取付プレート2から脱落しやすくなるとい
う問題が生じる。
【0012】本発明は上記事由に鑑みて為されたもので
あり、その目的は、配線器具の保持力を損なわずに取付
プレートの周部よりも後方に突出する部分を削除した配
線器具用プレートを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、開口
窓を有する枠状であって両側面に取付爪が突設された埋
込型の配線器具が開口窓に装着される取付プレートを備
え、施工面に形成された埋込孔に配線器具の一部を挿入
する形で取付プレートが施工面に固定される配線器具用
プレートであって、前記開口窓の一側縁には前記配線器
具の一方の側面に突設された取付爪と係合する第1の保
持溝を有した固定片が開口窓の側縁に沿って設けられ、
前記開口窓の他側縁には前記配線器具の他方の側面に突
設された取付爪と係合する第2の保持溝を有し前記配線
器具の側面との距離が可変となるように可撓性が付与さ
れた可動片が開口窓の側縁に沿って設けられ、前記取付
プレートにおいて前記固定片および前記可動片の延長方
向の両端部には施工面に対して固定具を用いて固定され
る取付枠片が一体に設けられ、前記取付プレートの外周
縁に沿って先端面を施工面に当接させる押さえ片が形成
されるとともに、前記押さえ片の先端面を含む平面から
施工面側に突出する部分が生じないように前記取付プレ
ートの形状が規制され、前記固定片と前記可動片との少
なくとも一方と前記押さえ片との間には、押さえ片に交
差する方向に延長された複数個の連結リブが形成されて
いるものである。
【0014】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記連結リブの少なくとも一部が前記固定片の延長
方向に直交して前記固定片と前記押さえ片とを連結し、
かつ前記固定片の延長方向において等間隔に配列されて
いることを特徴とする。
【0015】請求項3の発明は、請求項1の発明におい
て、前記連結リブの少なくとも一部が前記固定片の延長
方向に直交して前記固定片と前記押さえ片とを連結し、
かつ前記連結リブと前記固定片とが連続する部位が弧状
に形成されていることを特徴とする。
【0016】請求項4の発明は、請求項1の発明におい
て、前記連結リブの少なくとも一部が前記固定片の延長
方向に直交して前記固定片と前記押さえ片とを連結し、
かつ前記固定片の延長方向の中央を除く部位に形成され
ていることを特徴とする。
【0017】請求項5の発明は、請求項1ないし請求項
4の発明において、前記連結リブの少なくとも一部が前
記固定片の延長方向に斜めに交差して前記固定片と前記
押さえ片とを連結することを特徴とする。
【0018】請求項6の発明は、請求項1ないし請求項
5の発明において、前記連結リブが前記可動片と前記押
さえ片との間に形成されていることを特徴とする。
【0019】請求項7の発明は、請求項1ないし請求項
6の発明において、前記可動片の延長方向の両端にそれ
ぞれ一体に形成した一対の撓み片により前記可動片が前
記配線器具の側面との距離を可変とするように支持さ
れ、撓み片において可動片に連続する一端部に対して撓
み片の他端部が前記取付枠片寄りに位置することを特徴
とする。
【0020】請求項8の発明は、請求項1ないし請求項
7の発明において、前記各取付枠片に前記固定具として
の固定ねじを挿通するボックス用孔が貫設され、各ボッ
クス用孔が前記開口窓の周縁に沿う方向において固定ね
じの直径よりも長寸に形成された長孔状であって、両ボ
ックス用孔における開口窓側の内側周縁が一つの円弧に
沿った弧状に形成され、内側周縁に対向する外側周縁が
前記開口窓の周縁に沿った直線状に形成されていること
を特徴とする。
【0021】請求項9の発明は、請求項1ないし請求項
8の発明において、前記各取付枠片に前記固定具として
の固定ねじを挿通するボックス用孔が貫設され、各ボッ
クス用孔における開口窓側の内側周縁が内側周縁に対向
する外側周縁に対して前記取付プレートにおける施工面
側に位置するように段差が形成されていることを特徴と
する。
【0022】請求項10の発明は、請求項1ないし請求
項9の発明において、前記固定片の保持溝と前記可動片
の保持溝との少なくとも一方と前記配線器具の取付爪と
の係合の深さを前記開口窓の中央側ほど深く設定するこ
とを特徴とする。
【0023】請求項11の発明は、請求項10の発明に
おいて、前記固定片の保持溝と前記可動片の保持溝との
一方は前記配線器具の取付爪との係合の深さを一定に設
定していることを特徴とする。
【0024】請求項12の発明は、請求項1ないし請求
項11の発明において、前記取付枠片に金属製の補強板
を重ねていることを特徴とする。
【0025】請求項13の発明は、請求項12の発明に
おいて、前記取付枠片に前記補強板が装着される取付凹
所が形成され、前記補強板の周部を弾性により係止して
前記取付凹所の底面との間で前記補強板を保持する引掛
手段が前記取付凹所内に形成されていることを特徴とす
る。
【0026】請求項14の発明は、請求項12の発明に
おいて、前記取付枠片に前記補強板が装着される取付凹
所が形成され、前記補強板の一部には幅を広げる塑性変
形が可能となるように切り込み溝が形成され、前記補強
板の幅を広げたときに前記補強板の周部を係止して前記
取付凹所の底面との間で前記補強板を保持する引掛手段
が前記取付凹所内に形成されていることを特徴とする。
【0027】請求項15の発明は、請求項12の発明に
おいて、前記取付枠縁に前記補強板が装着される取付凹
所が形成され、前記取付凹所の一部を塑性変形させた固
定手段と前記取付凹所の底面との間に前記補強板が保持
されることを特徴とする。
【0028】請求項16の発明は、請求項1ないし請求
項15の発明において、前記取付プレートの表裏に貫通
する四角形状の孔の角部を弧状に連続させたことを特徴
とする。
【0029】請求項17の発明は、請求項1ないし請求
項16の発明において、前記保持溝において前記取付爪
からの力を受ける面と他の面とにより形成される角部を
弧状に連続させたことを特徴とする。
【0030】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)本実施形態
の配線器具用プレートは、図23に示すように、配線器
具1を保持するとともに壁面のような施工面に固定され
る取付プレート2と、取付プレート2を覆い配線器具1
の一部を露出させる化粧プレート3とで構成される。本
発明は取付プレート2の構成に特徴を有するものである
から、以下では取付プレート2についてのみ説明する。
【0031】図2ないし図4に示すように、取付プレー
ト2は絶縁性を有する合成樹脂により矩形枠状に形成さ
れ、図4および図5に示すように、中央部に設けた矩形
状の開口窓21にスイッチやコンセントのような配線器
具1が保持される(図4は配線器具1としてコンセント
を示している)。取付プレート2は、開口窓21の長手
方向の両端に設けた一対の取付枠片30と、両取付枠片
30の各端間をそれぞれ連結する一対の連結枠片20
a,20bとを連続一体に備えている。
【0032】図1に示すように、一方の連結枠片20a
の背面には開口窓21の幅方向の一方の側縁に沿って固
定片22が形成され、他方の連結枠片20bの背面には
開口窓21の幅方向の他方の側縁に沿って可動片23が
形成される。可動片23は開口窓21の幅方向において
可撓となるように形成されている。ただし、可動片23
の具体的構造については後述する。ここに、従来構成で
は固定片22および可動片23が取付プレート2の周部
よりも背方に突出していたが、本実施形態では連結枠片
20a,20bと取付枠片30とにおいて取付プレート
2の周部よりも背方に突出する部分を設けないようにし
てある(図9参照)。また、各連結枠片20a,20b
の背面には取付プレート2の外周縁に沿って押さえ片2
6が形成され、押さえ片26の背面は取付枠片30の背
面と面一に形成される。
【0033】固定片22と可動片23とにおいて開口窓
21に臨む面には、配線器具1の器体11の両側面にそ
れぞれ設けた各一対の取付爪12がそれぞれ係合する保
持溝22a,23aを一対1組として3組ずつ設けてあ
る。したがって、配線器具1の器体11に設けた取付爪
12を各保持溝22a,23aに係合させることによ
り、配線器具1を一部(スイッチのハンドルやコンセン
トの差込口)が開口窓21から露出するようにして取付
プレート2に取着することができる。取付プレート2に
は各保持溝22a,23aに対応する部位に、それぞれ
表裏に貫通する確認窓22e,23eが形成され、保持
溝22a,23aに取付爪12が係合しているか否かを
確認窓22e,23eを通して視認できるようにしてあ
る。
【0034】図6に示すように、連結枠片20aの背面
には、押さえ片26において固定片22と平行な部位
と、押さえ片26との間を一体に連結する連結リブ27
a,27bが形成されている。連結リブ27a,27b
は、図6(a)〜(f)のように、固定片22に直交す
るように形成されるか(連結リブ27a)、あるいは固
定片22に対して斜めに交差するように形成される(連
結リブ27b)。このような連結リブ27a,27bを
設けることによって、取付プレート2の強度を高め、取
付プレート2の厚み方向に外力が作用したり、取付プレ
ート2を捻るような外力が作用したりしたときに、取付
プレート2の反りを抑制し、また配線器具1が取付プレ
ート2から脱落するのを防止することが可能になる。な
お、この目的を達成する構成としては、図6(f)の形
状がもっとも望ましい。
【0035】図6(a)は固定片22に直交する連結リ
ブ27aを開口窓21の長手方向において等間隔に奇数
個設けたものであって、この構成によって取付プレート
2に外力が作用しても取付プレート2の変形を抑制する
ことが可能になる。ところで、図7(a)のように、取
付プレート2が施工面Wに固定されている状態では、配
線器具1を押し込む向きの力が作用すると、連結枠片2
0a,20bの内周部が埋込孔Hに押し込まれて取付プ
レート2が撓みが生じる。この撓みは配線器具1の取付
爪12と保持溝22aとの係合を解除する向きに生じる
から、配線器具1が取付プレート2から脱落する可能性
がある。とくに、取付プレート2でもっとも撓みやすい
部位は開口窓21の長手方向の中央部付近であって、上
述した構成では開口窓21の長手方向の中央に1つの連
結リブ27aが位置するから、配線器具1に作用する外
力が作用したときに、連結リブ27aを介して固定片2
2に撓みが伝達される可能性が生じる。
【0036】この問題を緩和するために、図6(b)の
ように連結リブ27aと固定片22との間に形成される
角部を弧状として滑らかに連続させることによって、連
結リブ27aと固定片22とに生じる応力を緩和するこ
とが考えられる。もっとも、上述したように、連結リブ
27aが開口窓21の長手方向の中央に位置していると
取付プレート2の撓みによって配線器具1の脱落が生じ
る可能性が残るから、図6(c)のように連結リブ27
aを偶数個設けることによって開口窓21の長手方向の
中央には連結リブ27aを設けないようにするのが望ま
しい。このような構成を採用すれば、図7(b)のよう
に、押さえ片26と固定片22とが分離されることによ
って、配線器具1を埋込孔Hに押し込む力が作用して連
結枠片20aが撓んでも固定片22が外側に開きにくく
なり、結果的に配線器具1の脱落の可能性が低減され
る。
【0037】一方、開口窓21の長手方向において等間
隔に設けた上述の形状の連結リブ27aでは外力による
取付プレート2の捻れを抑制する効果は大きくないか
ら、図6(d)に示すように、押さえ片26と固定片2
2とに対して斜めに交差する連結リブ27bを設けるこ
とが考えられる。このような形状の連結リブ27bであ
れば取付プレート2の捻れを抑制することができる。ま
た、図6(e)のように、斜めに交差する連結リブ27
bと併せて押さえ片26および固定片22に直交する連
結リブ27aを設けるようにすれば、取付プレート2の
捻れを抑制する効果が高くなる。ただし、図6(e)の
ように開口窓21の長手方向の中央に連結リブ27aが
位置すると、上述した理由によって配線器具1が脱落す
る可能性がやや高くなるから、図6(f)のように図6
(e)の構成のうち開口窓21の長手方向の中央に位置
する連結リブ27aを省略した形がもっとも望ましいと
言える。なお、上述した連結リブ27a,27bの構成
は一例であって、適宜に組み合わせて構成することがで
きる。
【0038】ところで、可動片23を設けた連結枠片2
0bには開口窓21の長手方向に3個のスリット24a
〜24cが形成されている。各スリット24a〜24c
は連結枠片20bの表裏に貫設され、各一対1組の保持
溝23aに1つのスリット24a〜24cが対応する。
隣接するスリット24a〜24cの間には分離リブ24
dが設けられる。開口窓21の長手方向の中央部に位置
するスリット24bは開口窓21の周縁に沿った直線状
であって、開口窓21の長手方向の両側部に位置する各
スリット24a,24cは、開口窓21の長手方向の中
央部側にスリット24bと一直線上に並ぶ直線部分を有
するとともに、開口窓21の長手方向の両端側において
取付枠片30に近付く向きに屈曲したL字状部分を有す
る。L字状部分は、直線部分に直交して取付枠片30に
向かって延長された縦部と、つなぎ部から延長され取付
プレート2の長手方向の外側ほど取付枠片30に近付く
向きに傾斜する横部とを備える。開口窓21において可
動片23の両端部に対応する部位の角部にはスリット2
4a,24cに設けた横部に沿って切り溝21aが形成
され、切り溝21aと横部との間に撓み片28が形成さ
れる。つまり、可動片23の長手方向の両端は撓み片2
8を介して連結枠片20bの他の部位に連続し、また可
動片23の中央部は2個の分離リブ24dを介して連結
枠片20bの他の部位に連続している。また、上述した
スリット24a、24cの端部の形状から明らかなよう
に、開口窓21の幅方向において撓み片28は可動片2
3よりも幅狭であって開口窓21の幅方向において可動
片23よりも撓みやすくなっている。また、撓み片28
における可動片23に連続する一端部に対して他端部が
取付枠片に近付くように、開口窓21の周縁に対して傾
斜して形成されている。
【0039】連結枠片20bにおいてスリット24a〜
24cを挟んで可動片2とは反対側には、連結枠片20
bの表裏に貫通する2個の補助スリット24e,24f
を設けてある。スリット24a〜24cと補助スリット
24e,24fとの間には開口窓21の長手方向に沿っ
た仕切リブ24gが形成される。一方の補助スリット2
4eはスリット24a,24bに跨る部位でスリット2
4bに平行に形成され、他方の補助スリット24fはス
リット24b,24cに跨る部位でスリット24bに平
行に形成される。つまり、可動片23の中央部を撓ませ
る外力が作用すると、分離リブ24dを介してスリット
24a〜24cと補助スリット24e,24fとの間の
仕切リブ24gに外力が伝達され、仕切リブ24gが撓
むことによって可動片23の中央部を撓ませることが可
能になる。
【0040】ここに、固定片22および可動片23は開
口窓21の周縁とは離間して形成され、開口窓21の周
縁と固定片22との間には器具受け部22bが形成さ
れ、また開口窓21の周縁と可動片23との間には器具
受け部23bが形成されている。各器具受け部22b,
23bは、配線器具1の器体11における前面の長手方
向の両側部が当接するように形成されている。したがっ
て、配線器具1の一部を開口窓21から露出させ、配線
器具1の取付爪12を保持溝22a,23aに係合させ
るとともに、器具受け部22b、23bに当接させるこ
とによって、配線器具1が取付プレート2に保持され
る。
【0041】この状態において、配線器具1に対して取
付プレート2の前方に向かう外力が作用した場合(たと
えば、配線器具1がコンセントであってプラグを抜く場
合など)には、配線器具1が器具受け部22b,23b
に当接していることによって、取付プレート2からの配
線器具1の脱落が防止される。また、配線器具1に対し
て取付プレート2の後方に向かう外力が作用した場合
(たとえば、配線器具1がスイッチであってスイッチの
操作時に押力を作用させる場合など)には、配線器具1
の取付爪12が保持溝22a,22bに係合しているこ
とによって、取付プレート2からの配線器具1の脱落が
防止される。しかも、取付プレート2の可動片23の両
端には開口窓21の幅方向において可動片23よりも幅
狭であって開口窓21の周縁に対して傾斜した撓み片2
8が設けられ、かつ取付爪12と保持溝23aとの係合
部位は可動片23の後端側であるから、配線器具1に後
方に向かって大きな外力が作用したときに、撓み片28
が捻れるように変形して可動片23の後部が開口窓21
の内側に倒れる形になり、取付爪12と保持溝23aと
の係合がより深くなって配線器具1の脱落が防止され
る。
【0042】ところで、本実施形態では上述のように、
固定片22の近傍には取付プレート2の強度を高めるた
めに連結リブ27a,27bを形成することによって、
取付プレート2の厚み方向の外力や取付プレート2を捻
るような外力による取付プレート2の変形を抑制し、取
付プレート2が反ったり配線器具1が取付プレート2か
ら脱落したりするのを防止している。可動片23の近傍
においては、取付プレート2の強度を高める構成とし
て、図8(a)のように取付プレート2の外周部に設け
た押さえ片26と仕切リブ24gとの間を一体に連結す
る連結リブ29を設けている。連結リブ29は開口窓2
1の長手方向において適宜間隔で複数個設けられる。た
だし、連結リブ27aと同様に配線器具1の脱落を防止
する効果を高めるには、開口窓21の長手方向の中央に
は連結リブ29を設けないことが望ましい。また、連結
リブ29は開口窓21の長手方向の中心に対して対称と
なるように配置するのが望ましい。連結リブ29を設け
ることと同様の理由で仕切リブ24dを幅広に形成する
ほうが取付プレート2の撓みを抑制することができるか
ら、仕切リブ24dについては可能なかぎり幅広に形成
しておくのが望ましい。なお、図8(b)に連結リブ2
9を設けず、仕切リブ24dが幅狭である構成を対照例
として示しておく。
【0043】取付プレート2に保持された配線器具1を
取り外すために、固定片22において各1組の保持溝2
2aの間には外し溝22cが形成され、取付プレート2
には外し溝22cに対応する部位において表裏に貫通す
る外し孔22dが形成されている。つまり、取付プレー
ト2の前面側から外し孔22dを通して外し溝22cに
マイナスドライバのような工具を挿入すれば、取付プレ
ート2に保持された配線器具1の側面に工具を当接させ
ることができる。この状態で配線器具1の器体11を可
動片23に向かって押すように工具に力を作用させれ
ば、梃子の原理によって比較的小さい力で可動片23を
撓ませることができ、固定片22の保持溝22aと配線
器具1の取付爪12との係合状態を解除して取付プレー
ト2から配線器具1を取り外すことができる。ここにお
いて、外し孔22dおよび確認窓22e,23e(つま
り、取付プレート2の表裏に貫通する孔)は四角形状に
開口するがすべての角部を弧状に連続させてあり、応力
の集中を軽減してある。このことも取付プレート2に作
用する外力で配線器具1が脱落するのを抑制する効果に
つながる。
【0044】配線器具1に作用する外力によって取付プ
レート2に生じる応力が集中するのを軽減するために、
保持溝22a,23aにおいて配線器具1への押力を受
ける部位、すなわち保持溝22a,23aにおいて取付
爪12の後面が当接する面と他の面とにより形成される
角部(図9における部位イ〜ホ)をいずれも弧状に連続
させてある。この構成を採用していることにより配線器
具1に押力が作用したときに取付爪12から可動片23
および固定片22が受ける力が、取付プレート2の他の
部分に分散されることになり、保持溝22a,23aの
一部のみが変形することによる配線器具1の取付プレー
ト2からの脱落を抑制することができる。また、配線器
具1の取付爪12から受ける力によって生じる応力の集
中を緩和しているから、固定片22や可動片23の破損
の可能性が低減される。
【0045】ところで、取付プレート2の長手方向の両
端部に設けた各取付枠片30の前面には取付凹所31が
形成され、取付枠片30の後面は連結枠片20a,20
bの外周縁に沿って設けた押さえ片26の後面と面一に
なっている。各取付凹所31に対応する部位であって、
開口窓21の長手方向の両側の周縁に沿う部位には長孔
状のボックス用孔32が表裏に貫通する形で形成されて
いる。ボックス用孔32は施工面に埋め込まれたスイッ
チボックス5(図28参照)に螺合する固定ねじ7を挿
通するために設けられている。ボックス用孔32を挟ん
で開口窓21の反対側にはプレート取付孔33が開口
し、プレート取付孔33の両側(開口窓21の幅方向に
おける両側)には一対の直付け用孔34が開口する。プ
レート取付孔33は取付凹所31の底面から前方に突出
した突台35に開口しており、プレート取付孔33およ
び直付け用孔34は取付プレート2の表裏に貫通する。
プレート取付孔33はプレートねじを用いる形式の化粧
プレート3を取り付けるときに、プレートねじを螺合さ
せるために設けられ、直付け用孔34は施工面Wに螺合
する固定具としての木ねじを通して取付プレート2を施
工面Wに直付けするために設けられている。なお、背面
に係合フック3a(図24参照)を備える化粧プレート
3を取り付けるには、連結枠片20a,20bの両端部
に設けたプレート結合孔37に係合フック3aを係合さ
せる。
【0046】ボックス用孔32は、図10(a)に示す
ように、開口窓21に近いほうの内側周縁32aが開口
窓21の中心を中心とした円弧状に形成され、内側周縁
32aに対向する外側周縁32bが開口窓21の周縁に
沿った直線状に形成されている。また、取付プレート2
に設けた2個のボックス用孔32の内側周縁32aは1
つの円の円周の一部になっている。図10(b)に示す
ように、本実施形態におけるボックス用孔32の長さ寸
法d1は、従来の長円状のボックス用孔(二点鎖線で示
す)の長さ寸法d2よりも大きくなるように形成されて
いる(d1>d2)。また、ボックス用孔32の形状か
ら明らかなようにボックス用孔32の幅寸法は中央で最
小になるのであって、この最小幅は従来のボックス用孔
の幅寸法と等しくなるように設定してある。
【0047】しかして、ボックス用孔32の外側周縁3
2bが直線状であることによって、取付プレート2の位
置をスイッチボックス5に対して開口窓21の幅方向に
調節することが可能であり、しかもボックス用孔32の
内側周縁32aが円弧状であることによって、スイッチ
ボックス5に対して取付プレート2を回転させて傾きを
調節することが可能になっている。つまり、スイッチボ
ックス5の取付方に多少のばらつきがあっても、スイッ
チボックス5に対する取付プレート2の位置調節の自由
度が高いから、取付プレート2の位置を施工面の基準線
(床面など)に沿うように調節することができる。ま
た、ボックス用孔32の長手方向の端部に固定ねじ7が
位置するときに固定ねじ7の頭部がボックス用孔32の
中央部にかかるように寸法関係を設定しておけば、固定
ねじ7を強く締め付けても固定ねじ7が取付プレート2
から脱落するのを防止することができる。
【0048】ところで、図11に示すように、取付プレ
ート2の前面側では、ボックス用孔32の内側周縁32
aが外側周縁32bよりも後方に位置するように段差3
2cを形成してある。本実施形態では内側周縁32aお
よび外側周縁32bから取付凹所31の底面に向かって
開口幅を広げるように傾斜したテーパ32d,32eが
形成してある。ここに、テーパ32d,32eを設ける
ことは必須ではなく、段差32cが設けられていれば、
どのような形状でもよい。
【0049】上述のようにボックス用孔32に段差32
cを設けたことによって、図12に示すように、取付プ
レート2を固定ねじ7によってスイッチボックス5に取
り付ける際に、固定ねじ7から外側周縁32bの周部に
作用する力F1が内側周縁32aの周部に作用する力F
2よりも大きくなる。ここで、固定ねじ7を締め付けた
ときに取付プレート2に反りを生じさせる力は、施工面
Wに設けた取付孔Hの周縁が作用点Rになる。本実施形
態では外側周縁32bの周部に作用する力F1が内側周
縁32aに作用する力F2よりも大きいことによって
(F1>F2)、両方に均等な力が作用する場合(F1
=F2の場合)よりも力点が作用点Rに近付くことにな
り、結果的に取付プレート2に作用する曲げモーメント
を小さくすることができる。つまり、取付プレート2の
反りが少なく取付プレート2を見栄えよく取り付けるこ
とができ、しかも配線器具1に外力(衝撃力や荷重)が
作用しても配線器具1が取付プレート2から脱落する可
能性を低減することができる。
【0050】本実施形態の構成によれば、図13に示す
ように、取付プレート2の背面において周部よりも後方
に突出する部分が存在しないから、在庫時や運搬時にお
いて複数の取付プレート2を重ね合わせたときに、図1
4に示すように、従来構成(図27参照)に比較して省
スペースになり、また取付プレート2に突出部分が形成
されないから相互に傷を付ける可能性も少なくなる。施
工時にあっては図15に示すように、スイッチボックス
5の上下方向の中心に対して取付プレート2の上下方向
の中心が大きくずれたとしても、取付プレート2の背面
を施工面Wに密着させることができる。
【0051】(第2の実施の形態)第1の実施の形態で
は、可動片23の保持溝23aと配線器具1の取付爪1
2との係合深さが場所によらず一定であったのに対し
て、本実施形態では図16に示すように可動片23の保
持溝23aと取付爪12との係合の深さ(係り代)を場
所ごとに異ならせるように可動片23における固定片2
2との対向面を階段状に形成してある。すなわち、開口
窓21の長手方向の両端部の保持溝23aは係合の深さ
がもっとも浅く(保持溝22a,23a間の距離L1が
もっとも大きく)、開口窓21の長手方向の中央部にお
ける1組一対の保持溝23aは係合の深さがもっとも深
く(保持溝22a,23a間の距離L3がもっとも小さ
く)、残りの保持溝23aは係合の深さが中間(保持溝
22a,23a間の距離L2が標準値)になっている。
【0052】ここに、開口窓21の長手方向の両端部に
は補助スリット24e,24fが存在しないから、可動
片23は撓みにくいものの、開口窓21の長手方向の両
端部では取付爪12と保持溝22a,23aとの係合の
深さがもっとも小さいから、取付爪12と保持溝22
a,23aとの係合状態を比較的容易に解除することが
できる。一方、可動片23は両端部が連結片28を介し
て固定端になっているが開口窓21の長手方向の中央部
には補助スリット24e,24fが設けられ両端部に比
較すると撓みやすくなっている。そこで、取付爪12と
保持溝22a,23aとの係合の深さを大きくすること
により、係合状態が容易に解除されることのないように
しているのである。要するに、取付爪12と保持溝22
a,23aとの係合の深さを調節することによって、配
線器具1の保持力と着脱のしやすさとを場所によらずに
ほぼ均一にすることが可能になる。
【0053】なお、取付爪12と保持溝22a,23a
との係合の深さを調節するには、固定片22の保持溝2
2aと可動片23の保持溝23aとのどちらを調節して
もよく、両方を調節することも可能であるが、本実施形
態のように、固定片22と可動片23との一方について
は基準として係合の深さを調節せず、他方のみを調節す
るようにすれば、取付プレート2を成型する金型の加工
が比較的容易になり、寸法精度を高くすることが可能に
なる。他の構成および機能については第1の実施の形態
と同様である。
【0054】(第3の実施の形態)上述した実施形態で
はプレートねじを用いて化粧プレート3を取り付けるこ
とを可能としているが、本実施形態では化粧プレート3
を取付プレート2に取り付けるに際してプレートねじは
用いない構成とし、突台35およびプレート取付孔33
を設ける代わりに、図17に示すように、取付凹所31
に金属製の補強板36を装着することによって取付プレ
ート2を施工面Wに固定する際の強度を高めてある。
【0055】補強板36はボックス用孔32および直付
け用孔34に対応する部位に、それぞれボックス用孔3
2および直付け用孔34の外周形状と略同形状に形成さ
れた挿入孔36a,36bを備える。また、補強板36
を取付凹所31に装着した状態で補強板36を取付プレ
ート2に固定するために、取付凹所31における開口窓
21に沿った周面には引掛手段としての引掛段部31a
が形成されるとともに、取付凹所31において引掛段部
31aを設けた周面に対向する周面には引掛手段として
の引掛爪31bが形成される。つまり、補強板36の周
部を取付凹所31の底面と引掛段部31aおよび引掛爪
31bとの間で保持することにより、補強板36を取付
プレート2に固定する。ここに、取付プレート2に補強
板36を取り付ける際には、引掛段部31aに補強板3
6の一部を係止した状態で、引掛爪31bにより補強板
36を係止することができるように取付プレート2が図
17の矢印Aの向きに撓ませて二点鎖線で示すように変
形させればよい。
【0056】引掛爪31bの形状は上述のものに限定さ
れるものではなく、図18に示すように、取付凹所31
の底面から引掛爪31cを立設する形としてもよい。こ
のような形状を採用すれば、補強板36を取り付ける際
に引掛爪31cを容易に撓ませることができるから、補
強板36の取付作業が容易になる。他の構成および機能
は第1の実施の形態と同様である。
【0057】(第4の実施の形態)本実施形態は第3の
実施の形態と同様に、取付プレート2の取付凹所31に
補強板36を装着するものであるが、第3の実施の形態
では取付プレート2の可撓性を利用して補強板36を取
付プレート2に取り付けるようにしていたのに対して、
本実施形態では、図19に示すように、補強板36に固
定片36cを形成し、固定片36cを塑性変形させ(か
しめ)取付プレート2に設けた引掛爪31bに固定片3
6cを係合させることによって、補強板36を取付プレ
ート2に固定している。
【0058】すなわち、補強板36の一側部に設けた一
対の挿入孔36bの間の部位に、L字状の切り込み溝3
6dを形成することによって、一端が補強板36から分
離されずに連続した固定片36cを形成してあり、図2
0(a)のように補強板36を取付凹所31に挿入し、
図20(b)のように引掛段部31aに補強板36の一
部を係合させる。この段階では固定片36cは係止爪3
1bには挿入されず、取付凹所31に補強板36を容易
に落とし込むことができるようになっている。その後、
適宜の工具を用いて切り込み溝36dを広げるように固
定片36cを塑性変形させると、図20(c)のように
固定片36cが係止爪31bに係合して補強辺36を取
付プレート2に固定することができる。なお、固定片3
6cを塑性変形させる工具としてマイナスドライバのよ
うな板状のものを用いるときには切り込み溝36dを広
げるように工具を回転させればよく、工具としてくさび
状のものを用いるときには固定片36cの先端側から切
り込み溝36dに工具を押し込むようにすればよい。他
の構成および機能は第1の実施の形態と同様である。
【0059】(第5の実施の形態)本実施形態は第3の
実施の形態と同様に、取付プレート2の取付凹所31に
補強板36を装着するものであるが、第3の実施の形態
では取付プレート2の可撓性を利用して補強板36を取
付プレート2に取り付けるようにしていたのに対して、
本実施形態では、図21に示すように、取付プレート2
の熱かしめ(加熱して塑性変形させる技術)により補強
板36を取付プレート2に固定しているものである。
【0060】すなわち、取付凹所31に設けた一対の直
付け用孔34の間の部位で取付凹所31の底面に一対の
固定ピン31dを突設してあり、補強板36には固定ピ
ン31dが挿入される透孔36eを形成してある。しか
して、図21(b)のように透孔36eに固定手段とし
ての固定ピン31dを挿入した後、図21(c)のよう
に固定ピン31dの先端部に熱かしめを施すことによっ
て補強板36を取付プレート2に固定することができ
る。ここに、熱かしめではなく、固定ピン31dに圧力
を作用させて固定ピン31dの先端部を潰すようにして
もよい。
【0061】また、図22に示すように、補強板36を
取付凹所31に装着した後に、補強板36を囲む取付凹
所31の周壁の一部を加熱して潰すことにより形成した
固定手段としての固定部31eで補強板36を取付プレ
ート2に固定することも可能である。なお、他の構成お
よび機能は第1の実施の形態と同様である。
【0062】
【発明の効果】請求項1の発明は、開口窓を有する枠状
であって両側面に取付爪が突設された埋込型の配線器具
が開口窓に装着される取付プレートを備え、施工面に形
成された埋込孔に配線器具の一部を挿入する形で取付プ
レートが施工面に固定される配線器具用プレートであっ
て、前記開口窓の一側縁には前記配線器具の一方の側面
に突設された取付爪と係合する第1の保持溝を有した固
定片が開口窓の側縁に沿って設けられ、前記開口窓の他
側縁には前記配線器具の他方の側面に突設された取付爪
と係合する第2の保持溝を有し前記配線器具の側面との
距離が可変となるように可撓性が付与された可動片が開
口窓の側縁に沿って設けられ、前記取付プレートにおい
て前記固定片および前記可動片の延長方向の両端部には
施工面に対して固定具を用いて固定される取付枠片が一
体に設けられ、前記取付プレートの外周縁に沿って先端
面を施工面に当接させる押さえ片が形成されるととも
に、前記押さえ片の先端面を含む平面から施工面側に突
出する部分が生じないように前記取付プレートの形状が
規制され、前記固定片と前記可動片との少なくとも一方
と前記押さえ片との間には、押さえ片に交差する方向に
延長された複数個の連結リブが形成されているものであ
り、取付プレートの背面側に突出部分が形成されないよ
うにしたことによって、実質的に取付プレートの厚み寸
法が小さくなるものの、連結リブを適宜に設けているこ
とによって取付プレートに作用する外力による取付プレ
ートの変形を抑制することができ、とくに配線器具を保
持する固定片と可動片との少なくとも一方の近傍部位に
連結リブを形成していることによって、配線器具に衝撃
力や加重が作用したときの取付プレートの反りや捻れを
抑制することになり、配線器具が取付プレートから脱落
するのを防止することができる。しかも、取付プレート
の厚み寸法が従来構成よりも実質的に薄くなるから、取
付プレートを重ねたときの占有スペースが少なくなり、
また取付プレートの表面に傷が付く可能性も低減され
る。また、取付プレートの背面側に突出部分がないか
ら、施工面に設けた埋込孔の中心に対して取付プレート
の中心がずれていても取付プレートの背面を施工面に密
着させることができる。
【0063】請求項7の発明は、請求項1ないし請求項
6の発明において、前記可動片の延長方向の両端にそれ
ぞれ一体に形成した一対の撓み片により前記可動片が前
記配線器具の側面との距離を可変とするように支持さ
れ、撓み片において可動片に連続する一端部に対して撓
み片の他端部が前記取付枠片寄りに位置することを特徴
とするものであり、配線器具に作用する押力が可動片に
伝達されたときに撓み片を捻る力が作用して可動片の後
部が配線器具に近付く向きに倒れるから、配線器具の取
付爪と保持溝との係合がより深くなり、結果的に配線器
具が取付プレートから脱落するのを防止することができ
る。
【0064】請求項8の発明は、請求項1ないし請求項
7の発明において、前記各取付枠片に前記固定具として
の固定ねじを挿通するボックス用孔が貫設され、各ボッ
クス用孔が前記開口窓の周縁に沿う方向において固定ね
じの直径よりも長寸に形成された長孔状であって、両ボ
ックス用孔における開口窓側の内側周縁が一つの円弧に
沿った弧状に形成され、内側周縁に対向する外側周縁が
前記開口窓の周縁に沿った直線状に形成されていること
を特徴とするものであり、外側周縁が直線状であるから
外側周縁に沿う方向に直進移動させて取付プレートの位
置を調節することが可能であり、かつ内側周縁が弧状で
あるから内側周縁に沿って取付プレートを回転させて取
付プレートの位置を調節することが可能である。つま
り、取付プレートの位置合わせの自由度が高く、施工面
の加工精度が低くても取付プレートを施工面の基準線に
合わせるように見栄えよく取り付けることが可能にな
る。
【0065】請求項9の発明は、請求項1ないし請求項
8の発明において、前記各取付枠片に前記固定具として
の固定ねじを挿通するボックス用孔が貫設され、各ボッ
クス用孔における開口窓側の内側周縁が内側周縁に対向
する外側周縁に対して前記取付プレートにおける施工面
側に位置するように段差が形成されていることを特徴と
するものであり、固定ねじを締め付けたときに固定ねじ
から取付プレートに作用する力が外側周縁寄りに作用す
ることになるから、段差を設けない場合よりも取付プレ
ートと施工面との接触部位に近い部位に固定ねじからの
力が作用し、結果的に固定ねじの締め付けによる取付プ
レートの反りが抑制される。
【0066】請求項10の発明は、請求項1ないし請求
項9の発明において、前記固定片の保持溝と前記可動片
の保持溝との少なくとも一方と前記配線器具の取付爪と
の係合の深さを前記開口窓の中央側ほど深く設定するこ
とを特徴とするものであり、取付プレートにおいて比較
的変形量が大きくなる開口窓の中央側で保持溝と取付爪
との係合の深さを深くしているから、取付プレートの変
形による配線器具の脱落を抑制することができる。ま
た、開口窓の両側部分は変形しにくいから保持溝と取付
爪との係合の深さを小さくすることによって配線器具の
着脱が容易になる。つまり、取付プレートの場所に応じ
て取付爪と保持溝との係合の深さを調節することによっ
て、配線器具を保持力と配線器具の着脱のしやすさとを
調節することが可能になり、どの場所においても保持力
と着脱のしやすさとをほぼ一定にすることが可能にな
る。
【0067】請求項11の発明は、請求項10の発明に
おいて、前記固定片の保持溝と前記可動片の保持溝との
一方は前記配線器具の取付爪との係合の深さを一定に設
定していることを特徴とするので、配線器具の片側のみ
について係合の深さを調節すればよく、両側を調節する
場合よりも設計が容易であるとともに金型の製造が容易
になる。
【0068】請求項12の発明は、請求項1ないし請求
項11の発明において、前記取付枠片に金属製の補強板
を重ねているから、取付枠片に固定具を挿入したときに
取付枠片が撓んで固定具が突き抜けたり、取付枠片が破
損したりするのを防止することができる。
【0069】請求項13の発明は、請求項12の発明に
おいて、前記取付枠片に前記補強板が装着される取付凹
所が形成され、前記補強板の周部を弾性により係止して
前記取付凹所の底面との間で前記補強板を保持する引掛
手段が前記取付凹所内に形成されているものであり、補
強板を弾性により引掛手段で係止するから、補強板を取
付プレートに装着する作業が容易であって別途に工具を
必要とせず組立性がよいという利点がある。
【0070】請求項14の発明は、請求項12の発明に
おいて、前記取付枠片に前記補強板が装着される取付凹
所が形成され、前記補強板の一部には幅を広げる塑性変
形が可能となるように切り込み溝が形成され、前記補強
板の幅を広げたときに前記補強板の周部を係止して前記
取付凹所の底面との間で前記補強板を保持する引掛手段
が前記取付凹所内に形成されているので、補強板の変形
量を調節することによって補強板を高い強度で取付凹所
に固定することが可能になる。しかも、取付プレートを
変形させる必要がないから、補強板を塑性変形させる工
具があれば取付プレートを変形させることなく取付プレ
ートに簡単に固定することができる。
【0071】請求項15の発明は、請求項12の発明に
おいて、前記取付枠縁に前記補強板が装着される取付凹
所が形成され、前記取付凹所の一部を塑性変形させた固
定手段と前記取付凹所の底面との間に前記補強板が保持
されるものであり、取付凹所の一部を塑性変形させるか
ら、補強板を高い強度で取付プレートに固定することが
できる。
【0072】請求項16の発明は、請求項1ないし請求
項15の発明において、前記取付プレートの表裏に貫通
する四角形状の孔の角部を弧状に連続させているので、
配線器具に外力が作用したときに取付プレートの表裏に
貫通する孔の周囲に応力が集中するのを抑制することが
でき、結果的に取付プレートが沿ったり破損したりする
のを防止することができる。
【0073】請求項17の発明は、請求項1ないし請求
項16の発明において、前記保持溝において前記取付爪
からの力を受ける面と他の面とにより形成される角部を
弧状に連続させているので、配線器具に外力が作用した
ときに取付爪から保持溝の周囲に応力が集中するのを抑
制することができ、結果的に取付プレートが沿ったり破
損したりするのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す背面側の斜視
図である。
【図2】同上の下から見た斜視図である。
【図3】同上の上から見た斜視図である。
【図4】同上の正面図である。
【図5】同上の縦断面図である。
【図6】(a)〜(f)は同上の各種構成を示す要部の
背面図である。
【図7】同上の同説明図である。
【図8】(a)は同上の要部背面図、(b)は対照例の
要部背面図である。
【図9】(a)は同上の横断面図、(b)は同上の縦断
面図である。
【図10】(a)は同上の正面図、(b)は同上の要部
拡大図である。
【図11】(a)は同上の横断面図、(b)は同上の要
部拡大断面図である。
【図12】同上の動作説明図である。
【図13】同上の側面図である。
【図14】同上の使用例を示す側面図である。
【図15】同上の施工例を示す断面図である。
【図16】本発明の第2の実施の形態を示す背面図であ
る。
【図17】(a)は本発明の第3の実施の形態を示す正
面図、(b)は同上の横断面図である。
【図18】(a)は本発明の第3の実施の形態の別の構
成例を示す正面図、(b)は同上の横断面図である。
【図19】(a)は本発明の第4の実施の形態を示す正
面図、(b)は同上の横断面図である。
【図20】同上の動作説明図である。
【図21】(a)は本発明の第5の実施の形態を示す正
面図、(b)は同上の加工前の横断面図、(c)は同上
の加工後の横断面図である。
【図22】(a)は本発明の第5の実施の形態の別の構
成例を示す正面図、(b)は同上の横断面図である。
【図23】従来例を示す前面側の分解斜視図である。
【図24】従来例を示す背面側の分解斜視図である。
【図25】同上に用いる配線器具の一例を示す斜視図で
ある。
【図26】同上の側面図である。
【図27】同上の使用例を示す側面図である。
【図28】同上の施工例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 配線器具 2 取付プレート 7 固定ねじ 12 取付爪 21 開口窓 22 固定片 22a 保持溝 22d 外し孔 22e 確認窓 23 可動片 23a 保持溝 23e 確認窓 26 押さえ片 27a,27b 連結リブ 28 撓み片 29 連結リブ 30 取付枠片 31 取付凹所 31a 引掛段部 31b 引掛爪 31c 引掛爪 31d 固定ピン 31e 固定部 32 ボックス用孔 32a 内側周縁 32b 外側周縁 32c 段差 36 補強板 36c 固定片 36d 切り込み溝 H 埋込孔 W 施工面

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口窓を有する枠状であって両側面に取
    付爪が突設された埋込型の配線器具が開口窓に装着され
    る取付プレートを備え、施工面に形成された埋込孔に配
    線器具の一部を挿入する形で取付プレートが施工面に固
    定される配線器具用プレートであって、前記開口窓の一
    側縁には前記配線器具の一方の側面に突設された取付爪
    と係合する第1の保持溝を有した固定片が開口窓の側縁
    に沿って設けられ、前記開口窓の他側縁には前記配線器
    具の他方の側面に突設された取付爪と係合する第2の保
    持溝を有し前記配線器具の側面との距離が可変となるよ
    うに可撓性が付与された可動片が開口窓の側縁に沿って
    設けられ、前記取付プレートにおいて前記固定片および
    前記可動片の延長方向の両端部には施工面に対して固定
    具を用いて固定される取付枠片が一体に設けられ、前記
    取付プレートの外周縁に沿って先端面を施工面に当接さ
    せる押さえ片が形成されるとともに、前記押さえ片の先
    端面を含む平面から施工面側に突出する部分が生じない
    ように前記取付プレートの形状が規制され、前記固定片
    と前記可動片との少なくとも一方と前記押さえ片との間
    には、押さえ片に交差する方向に延長された複数個の連
    結リブが形成されていることを特徴とする配線器具用プ
    レート。
  2. 【請求項2】 前記連結リブの少なくとも一部が前記固
    定片の延長方向に直交して前記固定片と前記押さえ片と
    を連結し、かつ前記固定片の延長方向において等間隔に
    配列されていることを特徴とする請求項1記載の配線器
    具用プレート。
  3. 【請求項3】 前記連結リブの少なくとも一部が前記固
    定片の延長方向に直交して前記固定片と前記押さえ片と
    を連結し、かつ前記連結リブと前記固定片とが連続する
    部位が弧状に形成されていることを特徴とする請求項1
    記載の配線器具用プレート。
  4. 【請求項4】 前記連結リブの少なくとも一部が前記固
    定片の延長方向に直交して前記固定片と前記押さえ片と
    を連結し、かつ前記固定片の延長方向の中央を除く部位
    に形成されていることを特徴とする請求項1記載の配線
    器具用プレート。
  5. 【請求項5】 前記連結リブの少なくとも一部が前記固
    定片の延長方向に斜めに交差して前記固定片と前記押さ
    え片とを連結することを特徴とする請求項1ないし請求
    項4のいずれか1項に記載の配線器具用プレート。
  6. 【請求項6】 前記連結リブが前記可動片と前記押さえ
    片との間に形成されていることを特徴とする請求項1な
    いし請求項5のいずれか1項に記載の配線器具用プレー
    ト。
  7. 【請求項7】 前記可動片の延長方向の両端にそれぞれ
    一体に形成した一対の撓み片により前記可動片が前記配
    線器具の側面との距離を可変とするように支持され、撓
    み片において可動片に連続する一端部に対して撓み片の
    他端部が前記取付枠片寄りに位置することを特徴とする
    請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の配線器
    具用プレート。
  8. 【請求項8】 前記各取付枠片に前記固定具としての固
    定ねじを挿通するボックス用孔が貫設され、各ボックス
    用孔が前記開口窓の周縁に沿う方向において固定ねじの
    直径よりも長寸に形成された長孔状であって、両ボック
    ス用孔における開口窓側の内側周縁が一つの円弧に沿っ
    た弧状に形成され、内側周縁に対向する外側周縁が前記
    開口窓の周縁に沿った直線状に形成されていることを特
    徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載
    の配線器具用プレート。
  9. 【請求項9】 前記各取付枠片に前記固定具としての固
    定ねじを挿通するボックス用孔が貫設され、各ボックス
    用孔における開口窓側の内側周縁が内側周縁に対向する
    外側周縁に対して前記取付プレートにおける施工面側に
    位置するように段差が形成されていることを特徴とする
    請求項1ないし請求項8のいずれか1項に記載の配線器
    具用プレート。
  10. 【請求項10】 前記固定片の保持溝と前記可動片の保
    持溝との少なくとも一方と前記配線器具の取付爪との係
    合の深さを前記開口窓の中央側ほど深く設定することを
    特徴とする請求項1ないし請求項9のいずれか1項に記
    載の配線器具用プレート。
  11. 【請求項11】 前記固定片の保持溝と前記可動片の保
    持溝との一方は前記配線器具の取付爪との係合の深さを
    一定に設定していることを特徴とする請求項10記載の
    配線器具用プレート。
  12. 【請求項12】 前記取付枠片に金属製の補強板を重ね
    ていることを特徴とする請求項1ないし請求項11のい
    ずれか1項に記載の配線器具用プレート。
  13. 【請求項13】 前記取付枠片に前記補強板が装着され
    る取付凹所が形成され、前記補強板の周部を弾性により
    係止して前記取付凹所の底面との間で前記補強板を保持
    する引掛手段が前記取付凹所内に形成されていることを
    特徴とする請求項12記載の配線器具用プレート。
  14. 【請求項14】 前記取付枠片に前記補強板が装着され
    る取付凹所が形成され、前記補強板の一部には幅を広げ
    る塑性変形が可能となるように切り込み溝が形成され、
    前記補強板の幅を広げたときに前記補強板の周部を係止
    して前記取付凹所の底面との間で前記補強板を保持する
    引掛手段が前記取付凹所内に形成されていることを特徴
    とする請求項12記載の配線器具用プレート。
  15. 【請求項15】 前記取付枠縁に前記補強板が装着され
    る取付凹所が形成され、前記取付凹所の一部を塑性変形
    させた固定手段と前記取付凹所の底面との間に前記補強
    板が保持されることを特徴とする請求項12記載の配線
    器具用プレート。
  16. 【請求項16】 前記取付プレートの表裏に貫通する四
    角形状の孔の角部を弧状に連続させたことを特徴とする
    請求項1ないし請求項15のいずれか1項に記載の配線
    器具用プレート。
  17. 【請求項17】 前記保持溝において前記取付爪からの
    力を受ける面と他の面とにより形成される角部を弧状に
    連続させたことを特徴とする請求項1ないし請求項16
    のいずれか1項に記載の配線器具用プレート。
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