JP3121598B2 - 配線器具用取付枠 - Google Patents

配線器具用取付枠

Info

Publication number
JP3121598B2
JP3121598B2 JP11324355A JP32435599A JP3121598B2 JP 3121598 B2 JP3121598 B2 JP 3121598B2 JP 11324355 A JP11324355 A JP 11324355A JP 32435599 A JP32435599 A JP 32435599A JP 3121598 B2 JP3121598 B2 JP 3121598B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate frame
mounting
plate
frame
mounting bracket
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP11324355A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000152459A (ja
Inventor
重徳 加藤
恭志 西岡
正明 中村
英雄 林
隆男 太田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP11324355A priority Critical patent/JP3121598B2/ja
Publication of JP2000152459A publication Critical patent/JP2000152459A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3121598B2 publication Critical patent/JP3121598B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Details Of Indoor Wiring (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、壁パネルのような
建築用板に丸型の取付孔を形成して配線器具を取り付け
る配線器具用取付枠に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、配線器具用の取付枠として
は、壁パネルのような建築用板に角形の取付孔を形成し
て取り付けるものが多く採用されている。この取付枠
は、木質壁に直付けする取付方法、コンクリート壁に埋
設されたスイッチボックスに取着する取付方法、ベニア
板等の木質の建築用板に角形の取付孔を形成し挟み金具
との間で建築用板を挟持する取付方法に対応するように
構成されているのが現状である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年では、
住宅の内壁を形成する建築用板として石膏ボードなどの
無機質材料の板材の採用が増加してきている。このよう
な無機質材料の板材は脆いものであるから、角形の取付
孔を形成するのは非常に手間のかかる作業であって、従
来の取付枠では取付作業が面倒になるという問題があ
る。一方、無機質材料の板材であっても、丸型の取付孔
はホールソウ(丸形穴加工機)を用いて簡単に形成でき
るものである。
【0004】本発明は上記事由に鑑みて為されたもので
あり、その目的は、丸型の取付孔に取り付けることがで
きるようにし、無機質材料の板材であっても容易に取着
できるようにした配線器具用取付枠を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、配線
器具が一部を開口窓から露出させる形で取り付けられ建
築用板に穿孔された丸型の取付孔の周部に後面周部が当
接するプレート枠と、取付孔の直径方向に離間する形で
プレート枠に穿孔された固定孔を通して挿入された固定
ねじに螺合しプレート枠の後面に一体に突設された脚部
に設けたガイド部に案内され固定ねじの回転に伴って前
後に移動する取付金具と、プレート枠の裏面で各固定ね
じに対応する部位に突設された断面略コ形の一対のガイ
ドリブとを設け、前記開口窓の周縁に既製の配線器具の
各側面に突設された取付爪をそれぞれ保持する固定保持
片および可動保持片を設けるとともに、取付片が係脱で
きるように可動保持片に取付爪の突出方向の可撓性を付
与し、取付金具をガイド部で案内する間に取付金具の一
端部を脚部に対してプレート枠の外周側に突出させた形
で取付金具の回転を取付金具またはガイド部により禁止
し、取付金具をプレート枠との間に取付孔の周部を挟持
する位置と、この位置から後退して前記脚部とともに前
記取付孔に挿入可能となる位置との間で移動自在とし、
プレート枠には可動保持片に対応する部位で長孔を穿孔
し、ガイドリブの両脚片のうち固定ねじを締めつける向
きにおいて取付金具の側縁が当接してガイド部となる一
方の脚片は他方の脚片よりもプレート枠の裏面からの突
出長さを大きく形成し、プレート枠の前面側を配線器具
が露出する部位を除いて全面に亙って覆う化粧プレート
の裏面に突設された係合脚と係合する係合孔がプレート
枠に穿孔されているものである。
【0006】この構成によれば、取付金具を後退させた
状態で丸型の取付孔に脚部とともに取付金具を挿入した
後に、取付金具を前進させてプレート枠と取付金具との
間で取付孔の周部を挟持すればプレート枠を建築用板に
固定することができる。つまり、建築用板に形成した丸
型の取付孔に取着できるのであって、無機質材料の板材
であってもホールソウなどの工具を用いることによっ
て、容易に施工することができる。しかも、取付金具が
プレート枠に一体に設けた脚部に案内されることにより
取付金具のプレート枠に対するがたつきが規制されプレ
ート枠の固定強度が高くなる。また、プレート枠の前面
側からドライバのような工具によって固定ねじを回転さ
せることにより取付金具をガイド部に沿って進退させる
ことができるから、建築用板に対するプレート枠の着脱
作業が容易である。さらに、取付爪を有した既製の配線
器具をプレート枠に対して着脱することができ、別途に
専用の配線器具を製造する必要がなく、コスト増を抑制
することができるのである。
【0007】さらに、可動保持片に対応する部位で長孔
を穿孔しているから、長孔を通してドライバの先端部な
どを挿入し可動保持片を撓ませれば配線器具をプレート
枠から外すことができる。加えて、取付孔の直径方向に
離間する形でプレート枠を通して挿入された固定ねじの
先端部に螺合してプレート枠との間で取付孔の周部を挟
持する取付金具を備えるとともに、プレート枠の裏面で
各固定ねじに対応する部位に突設され取付金具の一部が
挿入される断面略コ形の一対のガイドリブを備え、ガイ
ドリブの両脚片のうち固定ねじを締めつける向きにおい
て取付金具の側縁が当接する一方の脚片が他方の脚片よ
りもプレート枠の裏面からの突出長さが大きく形成され
ているので、取付金具を短い方の脚片の先端面に当接さ
せてプレート枠の周縁から突出しない位置に配置して取
付孔にガイドリブを挿入した後、固定ねじを締めつけれ
ば取付金具が固定ねじとともに回転してプレート枠の周
縁から突出し、この状態で取付金具の側縁がガイドリブ
の長い方の脚片に当接して回り止めがなされ、固定ねじ
を締めつけるに従ってガイドリブに沿って取付金具をプ
レート枠に近付けることができる。
【0008】加えて、プレート枠の前面側を配線器具が
露出する部位を除いて全面に亙って覆う化粧プレートの
裏面に突設された係合脚と係合する係合孔がプレート枠
に穿孔されていることにより、丸型や角型などの各種形
状の化粧プレートをプレート枠に取り付けることがで
き、化粧プレートの変更のみで各種のデザインの品種展
開が可能になる。
【0009】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、プレート枠に治具を挿入して可動保持片に外力を作
用させることにより可動保持片を撓ませて配線器具を取
り外すことができる長孔が穿孔されているのである。こ
の構成によれば、プレート枠の前面側から長孔を通して
治具を挿入することで配線器具を容易に取り外すことが
できる。
【0010】請求項3の発明は、請求項1の発明におい
て、プレート枠に表裏に貫通して形成される開口部のう
ち他部材の挿入されない開口部を覆うパネルがプレート
枠と化粧プレートとの間に配設されたものである。この
構成では、プレート枠に穿孔された可動保持片を操作す
るための長孔などの開口部がパネルによって覆われ、建
築用板にプレート枠を取着した状態では、ユーザは配線
器具を外すことができなくなり、ユーザによる配線器具
の交換を防止することができ、しかも、パネルでプレー
ト枠を覆うことによって壁パネルの表裏間で長孔などを
通して空気が流通するのを低減させ室内の冷気や暖気の
漏れを低減させることができる。
【0011】請求項4の発明は、請求項1の発明におい
て、プレート枠を丸型とし、化粧プレートを角形とした
ものである。この構成によれば、プレート枠が建築用板
に均等に当接してプレート枠に反りなどが生じにくく、
また化粧プレートが角形であることにより従来より用い
られている配線器具の化粧プレートに類似した外観を呈
し、取付状態で違和感が生じないのである。
【0012】
【発明の実施の形態】図1ないし図5に示すように、プ
レート枠1は合成樹脂により丸型に形成されており、プ
レート枠1の中央部には配線器具2を装着する矩形状の
開口窓11が穿孔されている。
【0013】配線器具2は、JIS規格等によって外形
寸法や取付寸法が規格化されている既製の配線器具であ
って、ケース21の前面中央部に突台22が形成され、
突台22がプレート枠1の開口窓11に挿入され、突台
22の両側の肩部23が開口窓11の周縁裏面に係止さ
れるようになっている。また、配線器具2の各肩部23
に対応する部位にはそれぞれ側方に各一対の取付爪24
が突設されている。
【0014】プレート枠1の周部には一対の固定孔12
が、ほぼ直径方向に離間する形で穿孔され、各固定孔1
2を通してそれぞれ挿入される固定ねじ5の先端部に平
板状の取付金具6が螺合するようになっている。固定孔
12はプレート枠1の前面側の端部では、図4に示すよ
うに、開口に近いほど径が大きくなるようにすり鉢状に
形成されており、すり鉢状の部分の要所には切欠12a
が形成されている。プレート枠1の裏面には固定孔12
に対応する部位で脚部としての断面略コ形のガイドリブ
13が突設され、固定ねじ5を締めつける際に取付金具
6の一部がガイドリブ13に挿入されることにより、回
転止めがなされるようにしている。また、この状態では
取付金具6の先端部はプレート枠1の周縁から突出す
る。したがって、建築用板である壁パネルにプレート枠
1よりも径の小さい丸型の取付孔を穿設しておき、取付
孔を覆う形でプレート枠1を壁パネルの表面に当接さ
せ、その後、固定ねじ5を締めつけて取付金具6をプレ
ート枠1に近付けるようにすれば、図7に示すように、
プレート枠1の周部と取付金具6とによって取付孔の周
部で壁パネルAを挟持することになり、プレート枠1が
壁パネルに固定されるのである。ここにおいて、取付孔
にプレート枠1を取り付けるときにガイドリブ13を取
付孔に挿入するのはもちろん、その際に、取付孔の投影
面内に取付金具6を位置させておくのは言うまでもな
い。固定ねじ5を締め付ければ、後述のように取付金具
6が回転し、取付孔の投影面から取付金具6の一部が突
出し、プレート枠1と取付金具6とによって壁パネルを
挟持することができる。
【0015】ここにおいて、ガイドリブ13の両脚片1
3a,13bのうち固定ねじ5を締めつける向きにおけ
る右側の脚片13aは左側の脚片13bよりもプレート
枠1の裏面からの突出長さが大きくなるように設定して
ある。また、取付金具6においてガイドリブ13の中に
挿入される部位の周縁は弧状に形成されている。したが
って、プレート枠1を取付孔に装着するときには、取付
金具6を短い方の脚片13bの先端面に当接させた形で
プレート枠1の周縁から突出しないような位置に配置し
ておき、ガイドリブ13を取付孔に挿入した後に、固定
ねじ5を締めつけるようにすれば、取付金具6が固定ね
じ5とともに回転してプレート枠1から突出するのであ
る。その後、取付金具6の側縁がガイドリブ13の長い
方の脚片13aに当接することによって回り止めがなさ
れ、固定ねじ6を締め付けるに従ってガイドリブ13に
沿ってプレート枠1に近付くようになるのである。つま
り、脚片13aが取付金具6を案内するガイド部として
機能する。
【0016】工場出荷時には、取付金具6がプレート枠
1の周縁から突出しない状態で保持しておくのが望まし
い。この目的のために、固定孔12には弾性を有する合
成樹脂よりなる仮止チューブ7が挿入され、仮止チュー
ブ7に固定ねじ5が挿通されている。すなわち、仮止チ
ューブ7の内周面に固定ねじ5が圧接し、仮止チューブ
7の外周面が固定孔12の内周面に圧接することによ
り、固定ねじ5の回転が仮止めされる。
【0017】また、図4および図5に示すように、プレ
ート枠1において取付孔の周部で壁パネルの表面に当接
する部位には、壁パネルに食い込んでプレート枠1の壁
パネルに対する位置ずれを防止する係止突起10が複数
箇所で突設される。
【0018】ところで、開口窓11は、図2に示すよう
に、既製の単位寸法の配線器具2を2個並設して取り付
けることができる寸法に形成されている。各配線器具2
に対応する部位で開口窓11の両側縁には、プレート枠
1の裏面との間で配線器具2の各側面の取付爪24をそ
れぞれ保持する段部14a,15aを有した固定保持片
14および可動保持片15が突設されている。可動保持
片15は、取付爪24に段部15aが係脱できるよう
に、取付爪24の突出方向に可撓性を有している。すな
わち、可動保持片15は先端部(図3中下端部)の両端
がプレート枠1に一体に連続する形でプレート枠1に突
設されているのであって、先端部を中心として上端部が
図3中の左右方向に移動できるようになっているのであ
る。プレート枠1には可動保持片15に対応する部位で
長孔16が穿孔され、可動保持片15の基部には長孔1
6に挿入される操作片15cが突設されている。可動保
持片15における固定保持片14に対向する面には先端
から基端に向かって固定保持片14に近づく向きに傾斜
して取付爪24を段部15aに案内する案内面15bが
形成されている。
【0019】したがって、配線器具2の一方の側面の取
付爪24を固定保持片14の段部14aとプレート枠1
との間に挿入した状態で、他方の側面の取付爪24を案
内面15bに当接させながら段部15aに追い込むよう
にすれば、配線器具2をプレート枠1に取り付けること
ができるのである。また、配線器具2をプレート枠1か
ら外すには、長孔16にドライバの先端部などを挿入
し、可動保持片15が撓むように操作片15cに力を加
えればよいのである。
【0020】プレート枠1の周縁の裏面には周壁17が
全周に亙って突設され、周壁17に対応する部位でプレ
ート枠1の表面には段差部18が全周に亙って形成され
ている。また、プレート枠1の周部には段差部18に臨
む切欠孔19が複数箇所に形成されている。さらに、プ
レート枠1の要所には後述する化粧プレート4を取り付
けるための係合孔20が穿孔されている。
【0021】プレート枠1の前面には、板金により円板
状に形成されたパネル3が段差部18よりも内側の全面
を覆うようにして配設される。パネル3には、開口窓1
1に対応する開口窓31、固定孔12に対応する一対の
透孔32、係合孔20に対応する貫通孔33が穿孔され
ている。パネル3の周縁の要所には、プレート枠1の周
部に貫設された各切欠孔19に挿通される複数の突片3
4が突設されている。また、透孔32の内周縁には固定
孔12に形成された切欠12aに係合する舌片35が形
成されている。したがって、パネル3をプレート枠1の
前面に配設したときに、突片34が切欠孔19に挿通さ
れ、また、舌片35が切欠12aに係合することによ
り、パネル3のプレート枠1に対する回り止めがなされ
るのである。ここに、固定ねじ5は、パネル3の透孔3
2を通してプレート枠1に挿通され、図7に示すよう
に、固定ねじ5の頭部とプレート枠1との間に舌片35
が挟持されるから、パネル3は固定ねじ5によってプレ
ート枠1に固定されることになる。また、パネル3はプ
レート枠1の前面側のほぼ全面を覆うから、長孔16も
パネル3によって覆われることになり、プレート枠1を
壁パネルAに取り付けた状態では、長孔16にドライバ
などが挿入できなくなり、ユーザによる配線器具2の交
換を防止することができるのである。また、冷暖房時に
は壁パネルの表裏の空間に温度差が生じることになる
が、耐火パネル3が長孔16などを覆っているから、壁
パネルの表裏間での空気の流通量を低減させることがで
き、室内の冷気や暖気が室外に漏れるのを抑制すること
ができる。さらに、突片34が切欠孔19に挿通されて
いて、図7に示すように、突片34の先端が壁パネルA
に当接するから、火災によってプレート枠1が焼け落ち
ても、壁パネルAが残っていれば、パネル3と取付金具
6とによって壁パネルAを挟持することができるのであ
り、パネル3の脱落を防止することができるのである。
これにより耐火性能に優れた取付構造を提供できるので
ある。
【0022】プレート枠1の前面には、パネル3の前面
を覆う形で合成樹脂の化粧プレート4が配設される。化
粧プレート4の中央部には配線器具2が露出する開口窓
41が形成される。また、化粧プレート4の周部の裏面
には、プレート枠1の周部の段差部18に係合する周壁
42が突設され、図6に示すように、プレート枠1の前
面を化粧プレート4で覆ったときに、周壁42の内側に
プレート枠1が配置されるようにしてある。また、化粧
プレート4の裏面には、先端部にフックを有する係合脚
(図示せず)が突設され、パネル3の貫通孔33を通し
てプレート枠1の係合孔20に係合脚が係合するように
なっている。このようにして、化粧プレート4がプレー
ト枠1に結合されるのである。その結果、プレート枠1
を丸型としながらも化粧プレート4として角形のものを
用いることができるのである。また、図9に示すよう
に、化粧プレート4として丸型のものを用いることも可
能であり、各種形状の化粧プレート4を採用することが
できるのである。すなわち、化粧プレート4を交換する
ことによって品種展開ができるのである。
【0023】上記構成では、配線器具2の背面側が開放
されているが、配線器具2の背面側には必要に応じてス
イッチボックスのようなボックスを配設してもよい。
【0024】
【発明の効果】請求項1の発明は、配線器具が一部を開
口窓から露出させる形で取り付けられ建築用板に穿孔さ
れた丸型の取付孔の周部に後面周部が当接するプレート
枠と、取付孔の直径方向に離間する形でプレート枠に穿
孔された固定孔を通して挿入された固定ねじに螺合しプ
レート枠の後面に一体に突設された脚部に設けたガイド
部に案内され固定ねじの回転に伴って前後に移動する取
付金具と、プレート枠の裏面で各固定ねじに対応する部
位に突設された断面略コ形の一対のガイドリブとを設
け、前記開口窓の周縁に既製の配線器具の各側面に突設
された取付爪をそれぞれ保持する固定保持片および可動
保持片を設けるとともに、取付片が係脱できるように可
動保持片に取付爪の突出方向の可撓性を付与し、取付金
具をガイド部で案内する間に取付金具の一端部を脚部に
対してプレート枠の外周側に突出させた形で取付金具の
回転を取付金具またはガイド部により禁止し、取付金具
をプレート枠との間に取付孔の周部を挟持する位置と、
この位置から後退して前記脚部とともに前記取付孔に挿
入可能となる位置との間で移動自在とし、プレート枠に
は可動保持片に対応する部位で長孔を穿孔し、ガイドリ
ブの両脚片のうち固定ねじを締めつける向きにおいて取
付金具の側縁が当接してガイド部となる一方の脚片は他
方の脚片よりもプレート枠の裏面からの突出長さを大き
く形成し、プレート枠の前面側を配線器具が露出する部
位を除いて全面に亙って覆う化粧プレートの裏面に突設
された係合脚と係合する係合孔がプレート枠に穿孔され
ているものであり、取付金具を後退させた状態で丸型の
取付孔に脚部とともに取付金具を挿入した後に、取付金
具を前進させてプレート枠と取付金具との間で取付孔の
周部を挟持すればプレート枠を建築用板に固定すること
ができるという利点がある。つまり、建築用板に形成し
た丸型の取付孔に取着できるのであって、無機質材料の
板材であってもホールソウなどの工具を用いることによ
って、容易に施工することができるという利点がある。
しかも、取付金具がプレート枠に一体に設けた脚部に案
内されるので、取付金具のプレート枠に対するがたつき
が規制されプレート枠の固定強度が高くなるという利点
がある。また、プレート枠の前面側からドライバのよう
な工具によって固定ねじを回転させることにより取付金
具をガイド部に沿って進退させることができるから、建
築用板に対するプレート枠の着脱作業が容易であるとい
う利点がある。さらに、取付爪を有した既製の配線器具
をプレート枠に対して着脱することができ、別途に専用
の配線器具を製造する必要がなく、コスト増を抑制する
ことができるという利点がある。
【0025】さらに、可動保持片に対応する部位で長孔
を穿孔しているから、長孔を通してドライバの先端部な
どを挿入し可動保持片を撓ませれば配線器具をプレート
枠から外すことができる。加えて、取付孔の直径方向に
離間する形でプレート枠を通して挿入された固定ねじの
先端部に螺合してプレート枠との間で取付孔の周部を挟
持する取付金具を備えるとともに、プレート枠の裏面で
各固定ねじに対応する部位に突設され取付金具の一部が
挿入される断面略コ形の一対のガイドリブを備え、ガイ
ドリブの両脚片のうち固定ねじを締めつける向きにおい
て取付金具の側縁が当接する一方の脚片が他方の脚片よ
りもプレート枠の裏面からの突出長さが大きく形成され
ているので、取付金具を短い方の脚片の先端面に当接さ
せてプレート枠の周縁から突出しない位置に配置して取
付孔にガイドリブを挿入した後、固定ねじを締めつけれ
ば取付金具が固定ねじとともに回転してプレート枠の周
縁から突出し、この状態で取付金具の側縁がガイドリブ
の長い方の脚片に当接して回り止めがなされ、固定ねじ
を締めつけるに従ってガイドリブに沿って取付金具をプ
レート枠に近付けることができる。
【0026】加えて、プレート枠の前面側を配線器具が
露出する部位を除いて全面に亙って覆う化粧プレートの
裏面に突設された係合脚と係合する係合孔がプレート枠
に穿孔されているので、丸型や角型などの各種形状の化
粧プレートをプレート枠に取り付けることができ、化粧
プレートの変更のみで各種のデザインの品種展開が可能
になるという利点がある。
【0027】請求項2の発明のように、プレート枠に治
具を挿入して可動保持片に外力を作用させることにより
可動保持片を撓ませて配線器具を取り外すことができる
長孔が穿孔されているものでは、プレート枠の前面側か
ら長孔を通して治具を挿入することで配線器具を容易に
取り外すことができるという利点がある。
【0028】請求項3の発明のように、プレート枠に表
裏に貫通して形成される開口部のうち他部材の挿入され
ない開口部を覆うパネルがプレート枠と化粧プレートと
の間に配設されたものでは、プレート枠に穿孔された可
動保持片を操作するための長孔などの開口部がパネルに
よって覆われ、建築用板にプレート枠を取着した状態で
は、ユーザは配線器具を外すことができなくなり、ユー
ザによる配線器具の交換を防止することができ、しか
も、パネルでプレート枠を覆うことによって壁パネルの
表裏間で長孔などを通して空気が流通するのを低減させ
室内の冷気や暖気の漏れを低減させることができるとい
う利点がある。
【0029】請求項4の発明のように、プレート枠を丸
型とし、化粧プレートを角形としたものでは、プレート
枠が建築用板に均等に当接してプレート枠に反りなどが
生じにくく、また化粧プレートが角形であることにより
従来より用いられている配線器具の化粧プレートに類似
した外観を呈し、取付状態で違和感が生じないのである
という利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す分解斜視図である。
【図2】同上に用いるプレート枠の平面図である。
【図3】図2中X−X線階段断面図である。
【図4】図2中Y−Y線階段断面図である。
【図5】同上に用いるプレート枠の背面図である。
【図6】同上のプレート枠への化粧パネルの取付状態を
示す概略断面図である。
【図7】同上の要部断面図である。
【図8】同上の他の実施例を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1 プレート枠 2 配線器具 3 耐火パネル 4 化粧プレート 5 固定ねじ 6 取付金具 11 開口窓 12 固定孔 13 ガイドリブ 14 固定保持片 14a 段部 15 可動保持片 15a 段部 16 長孔 19 切欠孔 20 係合孔 24 取付爪 34 突片 35 舌片 A 壁パネル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 英雄 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工 株式会社内 (72)発明者 太田 隆男 三重県津市白塚町2856番地 旭電器工業 株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−103113(JP,A) 実開 昭53−55797(JP,U) 実開 平1−127321(JP,U) 実公 昭46−16203(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02G 3/02

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配線器具が一部を開口窓から露出させる
    形で取り付けられ建築用板に穿孔された丸型の取付孔の
    周部に後面周部が当接するプレート枠と、取付孔の直径
    方向に離間する形でプレート枠に穿孔された固定孔を通
    して挿入された固定ねじに螺合しプレート枠の後面に一
    体に突設された脚部に設けたガイド部に案内され固定ね
    じの回転に伴って前後に移動する取付金具と、プレート
    枠の裏面で各固定ねじに対応する部位に突設された断面
    略コ形の一対のガイドリブとを設け、前記開口窓の周縁
    に既製の配線器具の各側面に突設された取付爪をそれぞ
    れ保持する固定保持片および可動保持片を設けるととも
    に、取付片が係脱できるように可動保持片に取付爪の突
    出方向の可撓性を付与し、取付金具をガイド部で案内す
    る間に取付金具の一端部を脚部に対してプレート枠の外
    周側に突出させた形で取付金具の回転を取付金具または
    ガイド部により禁止し、取付金具をプレート枠との間に
    取付孔の周部を挟持する位置と、この位置から後退して
    前記脚部とともに前記取付孔に挿入可能となる位置との
    間で移動自在とし、プレート枠には可動保持片に対応す
    る部位で長孔を穿孔し、ガイドリブの両脚片のうち固定
    ねじを締めつける向きにおいて取付金具の側縁が当接し
    てガイド部となる一方の脚片は他方の脚片よりもプレー
    ト枠の裏面からの突出長さを大きく形成し、プレート枠
    の前面側を配線器具が露出する部位を除いて全面に亙っ
    て覆う化粧プレートの裏面に突設された係合脚と係合す
    る係合孔がプレート枠に穿孔されて成ることを特徴とす
    る配線器具用取付枠。
  2. 【請求項2】 プレート枠には治具を挿入して可動保持
    片に外力を作用させることにより可動保持片を撓ませて
    配線器具を取り外すことができる長孔が穿孔されて成る
    ことを特徴とする請求項1記載の配線器具用取付枠。
  3. 【請求項3】 プレート枠と化粧プレートとの間には、
    プレート枠に表裏に貫通して形成される開口部のうち他
    部材の挿入されない開口部を覆うパネルが配設されるこ
    とを特徴とする請求項1記載の配線器具用取付枠。
  4. 【請求項4】 プレート枠は丸型であって、化粧プレー
    トは角形であることを特徴とする請求項1記載の配線器
    具用取付枠。
JP11324355A 1999-11-15 1999-11-15 配線器具用取付枠 Expired - Lifetime JP3121598B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11324355A JP3121598B2 (ja) 1999-11-15 1999-11-15 配線器具用取付枠

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11324355A JP3121598B2 (ja) 1999-11-15 1999-11-15 配線器具用取付枠

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9295843A Division JP3026784B2 (ja) 1997-10-28 1997-10-28 配線器具用取付枠

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000152459A JP2000152459A (ja) 2000-05-30
JP3121598B2 true JP3121598B2 (ja) 2001-01-09

Family

ID=18164868

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11324355A Expired - Lifetime JP3121598B2 (ja) 1999-11-15 1999-11-15 配線器具用取付枠

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3121598B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3740997B2 (ja) * 2001-04-13 2006-02-01 松下電工株式会社 配線器具用プレート

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000152459A (ja) 2000-05-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5765312A (en) Access panel incorporating a spring clamping device
JP3121598B2 (ja) 配線器具用取付枠
JP2006254571A (ja) 電気接続ボックス及び電気接続ボックス用ボックスカバー
JP3026784B2 (ja) 配線器具用取付枠
KR100721979B1 (ko) 롤스크린 조립체
JP3027602B2 (ja) 配線器具用取付枠
JP2005226375A (ja) 改装サッシ
JP2992331B2 (ja) 配線器具用取付枠
JP3050591B2 (ja) 配線器具用取付枠
JP2972952B1 (ja) 配管端末固定具
JP4175271B2 (ja) 防気カバー
JPH114515A (ja) 配線器具取付用耐火保護カバーおよび中空壁への配線器具の取付方法
JP2000234482A (ja) 断熱窓の防火構造
JPH1082114A (ja) 断熱材の固定金具
JP4554041B2 (ja) 通気口
JPH08121676A (ja) 空調機配管用カバーの取付け構造
JP4713889B2 (ja) 埋設式ガス栓
JP3510056B2 (ja) 取付装置および配線装置
KR200160406Y1 (ko) 하우스용 개폐기의 고정구조
JP3220488B2 (ja) 配線器具用丸形取付枠
JPH0742967A (ja) 空気調和機
JP6661557B2 (ja) 窓額縁および建具
JPS5832543Y2 (ja) サツシの取付枠
JPS63219981A (ja) 配管の保護部材
JP4612388B2 (ja) 建物内の通気構造形成装置及び通気構造形成方法

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20001003

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071020

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081020

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081020

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091020

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091020

Year of fee payment: 9

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091020

Year of fee payment: 9

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101020

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101020

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111020

Year of fee payment: 11

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111020

Year of fee payment: 11