JP2002314734A - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JP2002314734A
JP2002314734A JP2001119485A JP2001119485A JP2002314734A JP 2002314734 A JP2002314734 A JP 2002314734A JP 2001119485 A JP2001119485 A JP 2001119485A JP 2001119485 A JP2001119485 A JP 2001119485A JP 2002314734 A JP2002314734 A JP 2002314734A
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ringing
energy saving
line
signal
saving mode
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JP2001119485A
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English (en)
Inventor
Shiyouji Okabe
将二 岡部
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 省エネ効果を減殺することなく、複数回線の
着信検出にかかる省エネモード復帰を行うことのできる
ファクシミリ装置を提供することを目的としている。 【解決手段】 例えば、外線と内線の2回線について、
同一の判断手段(電源制御部14)により、回線種別を
含めて着信検出を判定しているので、それぞれの回線に
ついて着信判定手段を設ける場合に比べて、装置コスト
を低減することができるという効果を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数回線を収容し
て、それぞれの回線について通信可能な機能を備えたフ
ァクシミリ装置、および、2回線を収容して、それぞれ
の回線について通信可能な機能を備えるとともに、いず
れか一方の回線は、電話機と共用されるファクシミリ装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ファクシミリ装置では、待機
状態が一定時間以上経過したり、あるいは、ユーザから
省エネモードへの移行が指令された場合には、所定の要
素以外の要素への電源の印加を停止する省エネモードを
備えたものが実用されている。また、所定の省エネモー
ド解除要因、例えば、何らかのユーザ操作(省エネモー
ド復帰指示、原稿台への読取原稿のセット等)や、着信
検出などが発生した場合には、省エネモードから復帰す
る。
【0003】このような省エネモードを備えることで、
待機中の消費電力を抑制することができ、装置のランニ
ングコストを抑制することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、複数回線を
収容して、その収容した複数回線を利用した通信動作が
可能なファクシミリ装置も実用されており、かかるファ
クシミリ装置において、上述した省エネモードを実現す
る際、省エネモード中にリンギング信号を検出した後
に、着信検出したと判定して、省エネモード解除要因を
出力する手段を、それぞれの回線に1つずつ設けた場
合、省エネ効果が減殺されるという不具合を生じる。
【0005】本発明は、かかる実情に鑑みてなされたも
のであり、省エネ効果を減殺することなく、複数回線の
着信検出にかかる省エネモード復帰を行うことのできる
ファクシミリ装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数回線を収
容して、それぞれの回線について通信可能な機能を備え
たファクシミリ装置において、所定の条件または所定の
信号が入力されると、省エネモードに移行するととも
に、所定の省エネ復帰要因が発生すると、省エネモード
を解除する電源制御手段と、上記複数回線のそれぞれに
ついて、リンギング信号を検出する複数のリンギング検
出手段と、省エネモード時、上記複数のリンギング検出
手段から出力される複数のリンギング検出信号に基づい
て、着信検出動作を行い、上記電源制御手段に省エネ復
帰要因発生を通知する着信検出手段とを備えたものであ
る。
【0007】また、2回線を収容して、それぞれの回線
について通信可能な機能を備えるとともに、いずれか一
方の回線は、電話機と共用されるファクシミリ装置にお
いて、所定の条件または所定の信号が入力されると、省
エネモードに移行するとともに、所定の省エネ復帰要因
が発生すると、省エネモードを解除する電源制御手段
と、上記電話機と共用される第1の回線についてリンギ
ング信号を検出する第1のリンギング検出手段と、上記
電話機と共用されない第2の回線についてリンギング信
号を検出する第2のリンギング検出手段と、上記第1の
回線について、オフフックを検出するオフフック検出手
段とを備え、省エネモード時、上記第1および第2のリ
ンギング検出手段から出力される第1および第2のリン
ギング検出信号に基づいて、着信検出動作を行い、上記
電源制御手段に省エネ復帰要因発生を通知するととも
に、上記オフフック検出手段から出力されるオフフック
検出信号の信号レベルの変化に基づいて、上記第1の回
線と第2の回線のいずれに着信検出したかを判別する着
信検出手段とを備えたものである。
【0008】また、複数回線を収容して、それぞれの回
線について通信可能な機能を備えたファクシミリ装置に
おいて、所定の条件または所定の信号が入力されると、
省エネモードに移行するとともに、所定の省エネ復帰要
因が発生すると、省エネモードを解除する電源制御手段
と、上記複数回線のそれぞれについて、リンギング信号
を検出する複数のリンギング検出手段と、上記複数の回
線のぞれぞれに付いて、オフフックを検出する複数のオ
フフック検出手段と、省エネモード時、上記複数のリン
ギング検出手段から出力される複数のリンギング検出信
号に基づいて、着信検出動作を行い、上記電源制御手段
に省エネ復帰要因発生を通知するとともに、上記着信検
出動作の後、上記複数のオフフック検出手段から出力さ
れる複数のオフフック検出信号の信号レベルの変化に基
づいて、いずれの回線で着信検出したかを判別する着信
検出手段とを備えたものである。
【0009】また、複数回線を収容して、それぞれの回
線について通信可能な機能を備えたファクシミリ装置に
おいて、所定の条件または所定の信号が入力されると、
省エネモードに移行するとともに、所定の省エネ復帰要
因が発生すると、省エネモードを解除する電源制御手段
と、上記複数回線のそれぞれについて、リンギング信号
を検出する複数のリンギング検出手段と、上記複数の回
線のぞれぞれに付いて、オフフックを検出する複数のオ
フフック検出手段と、省エネモード時、上記複数のリン
ギング検出手段から出力される複数のリンギング検出信
号に基づいて、着信検出動作を行い、上記電源制御手段
に省エネ復帰要因発生を通知する第1のリンギング検出
手段と、非省エネモード時、上記複数のリンギング検出
手段から出力される複数のリンギング検出信号に基づい
て、着信検出動作を行う第2のリンギング検出手段とを
備えたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0011】図1は、本発明の一実施例にかかるグルー
プ3ファクシミリ装置の構成の一例を示している。この
場合、アナログ公衆網PSTNの1回線と、構内交換機
PBX(図示略)の1回線が収容されており、これらの
回線を利用したファクシミリ通信が可能な構成となって
いる。
【0012】同図において、システム制御部1は、この
グループ3ファクシミリ装置の各部の制御処理、およ
び、ファクシミリ伝送制御手順処理などの各種制御処理
を行うものであり、システムメモリ2は、システム制御
部1が実行する制御処理プログラム、処理プログラムを
実行するときに必要な各種データなどを記憶するととも
に、システム制御部1のワークエリアを構成するもので
あり、パラメータメモリ3は、このグループ3ファクシ
ミリ装置に固有な各種の情報を記憶するためのものであ
り、時計回路4は、現在時刻情報を出力するものであ
る。
【0013】スキャナ5は、所定の解像度で原稿画像を
読み取るためのものであり、プロッタ6は、所定の解像
度で画像を記録出力するためのものであり、操作表示部
7は、このグループ3ファクシミリ装置を操作するため
のもので、各種の操作キー、および、各種の表示器から
なる。
【0014】符号化復号化部8は、画信号を符号化圧縮
するとともに、符号化圧縮されている画情報を元の画信
号に復号化するためのものであり、画像蓄積装置9は、
符号化圧縮された状態の画情報を多数記憶するためのも
のである。
【0015】グループ3ファクシミリモデム10は、グ
ループ3ファクシミリのモデム機能を実現するためのも
のであり、伝送手順信号をやりとりするための低速モデ
ム機能(V.21モデム)、および、おもに画情報をや
りとりするための高速モデム機能(V.17モデム、
V.34モデム、V.29モデム、V.27terモデ
ムなど)を備えている。
【0016】網制御装置11は、このグループ3ファク
シミリ装置をアナログ公衆網PSTNまたは構内交換機
PBXに接続するためのものであり、アナログ公衆網P
STNの外線1本と、構内交換機PBXの内線1本の計
2本の回線を収容する機能、および、それらの2回線に
ついて自動発着信機能を備えている。また、この網制御
装置11には、通話のために用いられる電話機12が付
設されている。
【0017】これらの、システム制御部1、システムメ
モリ2、パラメータメモリ3、時計回路4、スキャナ
5、プロッタ6、操作表示部7、符号化復号化部8、画
像蓄積装置9、グループ3ファクシミリモデム10、お
よび、網制御装置11は、内部バス13に接続されてお
り、これらの各要素間でのデータのやりとりは、主とし
てこの内部バス13を介して行われている。
【0018】また、網制御装置11とグループ3ファク
シミリモデム10との間のデータのやりとりは、直接行
なわれている。
【0019】また、電源制御部14は、待機状態が一定
時間以上経過したり、あるいは、ユーザから省エネモー
ドへの移行が指令された場合には、所定の要素以外の要
素への電源の印加を停止する省エネモード機能を実現す
るためのものである。また、省エネモードから通常電源
モードへ復帰する際の省エネモード解除要因が発生した
ときには、電源モードを省エネモードから通常電源モー
ドへ、電源印加状態を復帰する。
【0020】ここで、省エネモード解除要因としては、
例えば、操作表示部7からの起動指示操作入力、スキャ
ナ5の原稿台のカバーの開閉検出あるいは原稿セット検
出、または、アナログ公衆網PSTNからの着信検出な
どがあり、これらの省エネモード解除要因を検出できる
ようにするため、操作表示部7の起動指令操作キー、ス
キャナ5の原稿台カバー開閉検出部と原稿センサ、およ
び、網制御装置11には、省エネモード時に電源が供給
される。
【0021】図2は、網制御装置11の構成の一例を示
している。
【0022】同図において、アナログ公衆網PSTNの
回線が接続される端子LA1,LA2は、それぞれ回線
切換リレーRAの一方の常閉接点RA1bおよび他方の
常閉接点RA2bに接続され、また、構内交換機PBX
の回線が接続される端子LB1,LB2は、それぞれ回
線切換リレーRAの一方の常開接点RA1aおよび他方
の常開接点RA2aに接続されるとともに、リンギング
検出部DR1の入力端に接続されている。
【0023】回線切換リレーRAの一方のコモン接点R
A1cは、回線リレーRBの一方のコモン接点RB1c
に接続され、また、回線切換リレーRAの他方のコモン
接点RA2cは、オフフック検出部DFを介して、回線
リレーRBの他方のコモン接点RB2aに接続されてい
る。
【0024】回線リレーRBの一方の常開接点RB1a
は、ブリッジ整流器SPの一方の入力端に接続され、回
線リレーRBの他方の常開接点RB2aは、ブリッジ整
流器SPの他方の入力端に接続され、回線リレーRBの
一方の常閉接点RB1bは、電話機12を接続するため
の端子T1に接続されるとともにリンギング検出部DR
2の入力端に接続され、また、回線リレーRBの他方の
常閉接点RB2bは、電話機12を接続するための端子
R1に接続されるとともにリンギング検出部DR2の入
力端に接続されている。
【0025】ブリッジ整流器SPは、入力信号を整流す
るものであり、その出力信号は、ダイアルパルス送出部
DDを介して、回線トランスTTの一次側入力に加えら
れている。この回線トランスTTの二次側出力は、グル
ープ3ファクシミリモデム10の回線側入出力端(図示
略)に接続されている。
【0026】オフフック検出部DFは、アナログ公衆網
PSTNの回線(外線)、または、構内交換機PBXの
回線(内線)のいずれかのオン/オフフックを検出する
ものであり、このオフフック検出部DFから出力される
検出信号は、オフフック検出信号SC1として電源制御
部14およびシステム制御部1に出力されている。
【0027】リンギング検出部DR1は、着信通知のた
めに構内交換機PBXから送出されるリンギング信号を
検出するためのものであり、リンギング検出部DR2
は、着信通知のためにアナログ公衆網PSTNの交換機
から送出されるリンギング信号を検出するためのもので
ある。また、リンギング検出部DR1から出力される検
出信号と、リンギング検出部DRから出力される検出信
号は、ワイアードオアされ、リンギング検出信号SC2
として、電源制御部14およびシステム制御部1に出力
されている。
【0028】また、回線切換リレーRAは、システム制
御部1より出力される制御信号SS1により、その切換
動作が制御され、また、回線リレーRBは、システム制
御部1より出力される制御信号SS2により、その切換
動作が制御される。また、ダイアルパルス送出部DD
は、システム制御部1より出力される制御信号SS3に
よりその動作が制御される。
【0029】以上の構成で、システム制御部1は、常時
は、図2に示したように、回線切換リレーRAをオフし
て外線を選択するとともに、回線リレーRBをオフして
回線を電話機12側へ接続している。
【0030】この状態で、待機状態が一定時間以上経過
したり、あるいは、ユーザから省エネモードへの移行が
指令されて、省エネモードへ移行する場合には、システ
ム制御部1は、所定の省エネモード移行時の処理を実行
して、省エネモードへの移行の準備を行うとともに、電
源制御部14に対し、省エネモードへ移行するように指
令する。
【0031】これにより、電源制御部14は、通常電源
モードから省エネモードへ電源モードを切り換え、その
結果、グループ3ファクシミリ装置が省エネモードへ移
行する。また、この省エネモードでは、それぞれ回線切
換リレーRAおよび回線リレーRBがオフされるので、
これらの回線切換リレーRAおよび回線リレーRBの動
作にかかる電力消費が抑制される。
【0032】この状態で、外線より着信があり、外線を
介してリンギング信号が送出されると、このリンギング
信号は、回線切換リレーRAを介してオフフック検出部
DFに加えられるとともに、回線切換リレーRAおよび
回線リレーRBを介してリンギング検出部DR2に加え
られる。
【0033】ここで、リンギング信号は、16Hzの周
波数の正弦波であり、したがって、オフフック検出部D
Fから出力されるオフフック検出信号SC1の振幅は、
図3(a)に示すように、リンギング信号の振幅に同期
して論理Lレベルと論理Hレベルに変化する。また、リ
ンギング検出部DR2から出力される検出信号により、
リンギング検出信号SC2は、同図(b)に示すよう
に、リンギング信号の振幅に同期して論理Lレベルと論
理Hレベルに変化する。
【0034】一方、内線より着信があり、内線を介して
リンギング信号が送出されると、このリンギング信号
は、リンギング検出部DR1に加えられるのみであり、
オフフック検出部DFおよびリンギング検出部DR2に
は加えられない。
【0035】したがって、この場合、オフフック検出部
DFから出力されるオフフック検出信号SC1の振幅
は、図4(a)に示すように一定値を保持する。また、
この場合には、リンギング検出部DR1から出力される
検出信号により、リンギング検出信号SC2は、同図
(b)に示すように、リンギング信号の振幅に同期して
論理Lレベルと論理Hレベルに変化する。
【0036】したがって、この場合、電源制御部14
は、着信検出に関する省エネモードからの復帰時には、
次のように動作する。
【0037】まず、リンギング検出信号SC2により、
着信検出であると判定し、その後、オフフック検出信号
SC1の状態を調べ、その振幅が変動している場合に
は、外線からの着信であると判定し、また、オフフック
検出信号SC1の振幅が変動していない場合には、内線
からの着信であると判定する。
【0038】そして、着信検出を判定すると、省エネモ
ードを解除して通常電源モードへ移行し、システム制御
部1を起動する。システム制御部1は、その初期設定処
理において、電源制御部14に対し、省エネモードが解
除された状態であるか否かを問い合わせるとともに、省
エネモード解除要因の種別を問い合わせるので、電源制
御部14は、その問い合わせに対し、省エネモードが解
除された旨、および、上述した判定結果に基づき、省エ
ネモード解除要因として「外線着信検出」、または、
「内線着信検出」を通知する。
【0039】その結果、それ以降、システム制御部1
は、外線着信あるいは内線着信に応答するとともに、そ
れ以降の処理(例えば、グループ3ファクシミリ着信時
処理)を実行して、例えば、グループ3ファクシミリ着
信動作を行う。
【0040】このようにして、本実施例では、外線と内
線の2回線について、同一の判断手段(電源制御部1
4)により、回線種別を含めて着信検出を判定している
ので、それぞれの回線について着信判定手段を設ける場
合に比べて、装置コストを低減することができる。
【0041】ところで、このグループ3ファクシミリ装
置には、オプションとして追加の通信ユニットを接続す
ることができる。このオプションの通信ユニットを接続
したグループ3ファクシミリ装置の構成例を図4に示
す。なお、同図において、図1と同一部分および相当す
る部分には、同一符号を付している。
【0042】同図において、システム制御部1は、この
グループ3ファクシミリ装置の各部の制御処理、およ
び、ファクシミリ伝送制御手順処理などの各種制御処理
を行うものであり、システムメモリ2は、システム制御
部1が実行する制御処理プログラム、処理プログラムを
実行するときに必要な各種データなどを記憶するととも
に、システム制御部1のワークエリアを構成するもので
あり、パラメータメモリ3は、このグループ3ファクシ
ミリ装置に固有な各種の情報を記憶するためのものであ
り、時計回路4は、現在時刻情報を出力するものであ
る。
【0043】スキャナ5は、所定の解像度で原稿画像を
読み取るためのものであり、プロッタ6は、所定の解像
度で画像を記録出力するためのものであり、操作表示部
7は、このグループ3ファクシミリ装置を操作するため
のもので、各種の操作キー、および、各種の表示器から
なる。
【0044】符号化復号化部8は、画信号を符号化圧縮
するとともに、符号化圧縮されている画情報を元の画信
号に復号化するためのものであり、画像蓄積装置9は、
符号化圧縮された状態の画情報を多数記憶するためのも
のである。
【0045】グループ3ファクシミリモデム10は、グ
ループ3ファクシミリのモデム機能を実現するためのも
のであり、伝送手順信号をやりとりするための低速モデ
ム機能(V.21モデム)、および、おもに画情報をや
りとりするための高速モデム機能(V.17モデム、
V.34モデム、V.29モデム、V.27terモデ
ムなど)を備えている。
【0046】網制御装置11は、このグループ3ファク
シミリ装置をアナログ公衆網PSTNまたは構内交換機
PBXに接続するためのものであり、アナログ公衆網P
STNの外線1本と、構内交換機PBXの内線1本の計
2本の回線を収容する機能、および、それらの2回線に
ついて自動発着信機能を備えている。また、この網制御
装置11には、通話のために用いられる電話機12が付
設されている。
【0047】オプション通信ユニットOCは、アナログ
公衆網PSTNの回線を1つ収容し、アナログ公衆網P
STNを介して通信するためのものであり、網制御装置
21とグループ3ファクシミリモデム22から構成され
ている。
【0048】網制御装置21は、このグループ3ファク
シミリ装置をアナログ公衆網PSTNに接続するための
ものであり、自動発着信機能を備えている。また、グル
ープ3ファクシミリモデム22は、グループ3ファクシ
ミリのモデム機能を実現するためのものであり、伝送手
順信号をやりとりするための低速モデム機能(V.21
モデム)、および、おもに画情報をやりとりするための
高速モデム機能(V.17モデム、V.34モデム、
V.29モデム、V.27terモデムなど)を備えて
いる。
【0049】これらの、システム制御部1、システムメ
モリ2、パラメータメモリ3、時計回路4、スキャナ
5、プロッタ6、操作表示部7、符号化復号化部8、画
像蓄積装置9、グループ3ファクシミリモデム10、網
制御装置11、および、オプション通信ユニットOCの
網制御装置21とグループ3ファクシミリモデム22
は、内部バス13に接続されており、これらの各要素間
でのデータのやりとりは、主としてこの内部バス13を
介して行われている。
【0050】また、網制御装置11とグループ3ファク
シミリモデム10との間のデータのやりとり、および、
オプション通信ユニットOCの網制御装置21とグルー
プ3ファクシミリモデム22との間のデータのやりとり
は、直接行なわれている。
【0051】また、電源制御部14は、待機状態が一定
時間以上経過したり、あるいは、ユーザから省エネモー
ドへの移行が指令された場合には、所定の要素以外の要
素への電源の印加を停止する省エネモード機能を実現す
るためのものである。また、省エネモードから通常電源
モードへ復帰する際の省エネモード解除要因が発生した
ときには、電源モードを省エネモードから通常電源モー
ドへ、電源印加状態を復帰する。
【0052】ここで、省エネモード解除要因としては、
例えば、操作表示部7からの起動指示操作入力、スキャ
ナ5の原稿台のカバーの開閉検出あるいは原稿セット検
出、または、アナログ公衆網PSTNからの着信検出な
どがあり、これらの省エネモード解除要因を検出できる
ようにするため、操作表示部7の起動指令操作キー、ス
キャナ5の原稿台カバー開閉検出部と原稿センサ、網制
御装置11、および、オプション通信ユニットOCの網
制御装置21には、省エネモード時に電源が供給され
る。
【0053】図6は、オプション通信ユニットOCの網
制御装置21の一例を示している。なお、本実施例にお
ける網制御装置11の構成は、図2に示したものと同一
である。
【0054】同図において、アナログ公衆網PSTNの
回線が接続される一方の端子LC1は、回線リレーRC
の一方のコモン接点RC1cに接続され、また、アナロ
グ公衆網PSTNの回線が接続される他方の端子LC2
bは、オフフック検出部DF2を介し、回線リレーRC
の他方のコモン接点RC2cに接続されている。
【0055】回線リレーRCの一方の常開接点RC1a
は、ブリッジ整流器SP2の一方の入力端に接続され、
回線リレーRCの他方の常開接点RC2aは、ブリッジ
整流器SP2の他方の入力端に接続され、回線リレーR
Cの一方の常閉接点RC1bは、リンギング検出部DR
3の一方の入力端に接続され、また、回線リレーRCの
他方の常閉接点RC2bは、リンギング検出部DR3の
他方の入力端に接続されている。
【0056】ブリッジ整流器SP2は、入力信号を整流
するものであり、その出力信号は、ダイアルパルス送出
部DD2を介して、回線トランスTT2の一次側入力に
加えられている。この回線トランスTT2の二次側出力
は、グループ3ファクシミリモデム22の回線側入出力
端(図示略)に接続されている。
【0057】オフフック検出部DF2は、オプション通
信ユニットOCに収容されるアナログ公衆網PSTNの
回線(外線)のオン/オフフックを検出するものであ
り、このオフフック検出部DF2から出力される検出信
号は、オフフック検出信号SC2として電源制御部14
およびシステム制御部1に出力されている。
【0058】リンギング検出部DR3は、着信通知のた
めにアナログ公衆網PSTNから送出されるリンギング
信号を検出するためのものであり、このリンギング検出
部DR3から出力される検出信号は、網制御装置11か
ら出力されるリンギング検出信号SC2とワイヤードオ
アされ、リンギング検出信号SC5として、電源制御部
14およびシステム制御部1に出力されている。
【0059】また、回線リレーRCは、システム制御部
1より出力される制御信号SS5によりその切換動作が
制御され、ダイアルパルス送出部DD2の動作は、シス
テム制御部1より出力される制御信号SS6によりその
動作が制御される。
【0060】以上の構成で、システム制御部1は、常時
は、図2に示したように、回線切換リレーRAをオフし
て外線を選択するとともに、回線リレーRBをオフして
回線を電話機12側へ接続している。また、システム制
御部1は、常時は、図6に示したように、回線リレーR
Cをオフして、回線をリンギング検出部DR3に接続し
ている。
【0061】この状態で、待機状態が一定時間以上経過
したり、あるいは、ユーザから省エネモードへの移行が
指令されて、省エネモードへ移行する場合には、システ
ム制御部1は、所定の省エネモード移行時の処理を実行
して、省エネモードへの移行の準備を行うとともに、電
源制御部14に対し、省エネモードへ移行するように指
令する。
【0062】これにより、電源制御部14は、通常電源
モードから省エネモードへ電源モードを切り換え、その
結果、グループ3ファクシミリ装置が省エネモードへ移
行する。また、この省エネモードでは、それぞれ回線切
換リレーRAおよび回線リレーRB,RCがオフされる
ので、これらの回線切換リレーRAおよび回線リレーR
B,RCの動作にかかる電力消費が抑制される。
【0063】この状態で、外線より着信があり、外線を
介してリンギング信号が送出されると、このリンギング
信号は、回線切換リレーRAを介してオフフック検出部
DFに加えられるとともに、回線切換リレーRAおよび
回線リレーRBを介してリンギング検出部DR2に加え
られる。
【0064】ここで、リンギング信号は、16Hzの周
波数の正弦波であり、したがって、オフフック検出部D
Fから出力されるオフフック検出信号SC1の振幅は、
図7(a)に示すように、リンギング信号の振幅に同期
して論理Lレベルと論理Hレベルに変化する。また、リ
ンギング検出部DR2から出力される検出信号により、
リンギング検出信号SC5は、同図(c)に示すよう
に、リンギング信号の振幅に同期して論理Lレベルと論
理Hレベルに変化する。
【0065】また、このときには、オプション通信ユニ
ットOCには、リンギング信号が入力されないので、同
図(b)に示すように、オフフック検出部DF2から出
力されるオフフック検出信号SC6は、その信号レベル
が変化しない。
【0066】一方、内線より着信があり、内線を介して
リンギング信号が送出されると、このリンギング信号
は、リンギング検出部DR1に加えられるのみであり、
オフフック検出部DFおよびリンギング検出部DR2に
は加えられない。
【0067】したがって、この場合、オフフック検出部
DFから出力されるオフフック検出信号SC1の振幅
は、図8(a)に示すように一定値を保持する。また、
この場合には、リンギング検出部DR1から出力される
検出信号により、リンギング検出信号SC5は、同図
(b)に示すように、リンギング信号の振幅に同期して
論理Lレベルと論理Hレベルに変化する。
【0068】また、このときには、オプション通信ユニ
ットOCには、リンギング信号が入力されないので、同
図(b)に示すように、オフフック検出部DF2から出
力されるオフフック検出信号SC6は、その信号レベル
が変化しない。
【0069】さらに、オプション通信ユニットOCに収
容された外線より着信があり、この外線を介してリンギ
ング信号が送出されると、このリンギング信号は、オフ
フック検出部DF2に加えられるとともに、回線リレー
RCを介してリンギング検出部DR3に加えられる。
【0070】ここで、リンギング信号は、16Hzの周
波数の正弦波であり、したがって、オフフック検出部D
F2から出力されるオフフック検出信号SC6の振幅
は、図9(b)に示すように、リンギング信号の振幅に
同期して論理Lレベルと論理Hレベルに変化する。ま
た、リンギング検出部DR3から出力される検出信号に
より、リンギング検出信号SC5は、同図(c)に示す
ように、リンギング信号の振幅に同期して論理Lレベル
と論理Hレベルに変化する。
【0071】また、このときには、網制御装置11に
は、リンギング信号が入力されないので、同図(a)に
示すように、オフフック検出部DFから出力されるオフ
フック検出信号SC1、その信号レベルが変化しない。
【0072】したがって、この場合、電源制御部14
は、着信検出に関する省エネモードからの復帰時には、
次のように動作する。
【0073】まず、リンギング検出信号SC5により、
着信検出であると判定し、その後、オフフック検出信号
SC1,SC6の状態を調べ、オフフック検出信号SC
1の振幅が変動している場合には、外線1(網制御装置
11に接続された外線)であると判定し、オフフック検
出信号SC6の振幅が変動している場合には、外線2
(オプション通信ユニットOCに接続された外線)であ
ると判定し、オフフック検出信号SC1,SC6の両方
の振幅が変動していない場合には、内線からの着信であ
ると判定する。
【0074】そして、着信検出を判定すると、電源制御
部14は、省エネモードを解除して通常電源モードへ移
行し、システム制御部1を起動する。システム制御部1
は、その初期設定処理において、電源制御部14に対
し、省エネモードが解除された状態であるか否かを問い
合わせるとともに、省エネモード解除要因の種別を問い
合わせるので、電源制御部14は、その問い合わせに対
し、省エネモードが解除された旨、および、上述した判
定結果に基づき、省エネモード解除要因として「外線1
着信検出」、あるいは、「外線2着信検出」、あるい
は、「内線着信検出」を通知する。
【0075】その結果、それ以降、システム制御部1
は、通知された回線への着信に応答するとともに、それ
以降の処理(例えば、グループ3ファクシミリ着信時処
理)を実行して、例えば、グループ3ファクシミリ着信
動作を行う。
【0076】このようにして、本実施例では、2つの外
線と1つの内線の計3回線について、同一の判断手段
(電源制御部14)により、回線種別を含めて着信検出
を判定しているので、それぞれの回線について着信判定
手段を設ける場合に比べて、装置コストを低減すること
ができる。
【0077】ところで、上述した実施例では、着信検出
にかかる省エネモード解除要因の判定を電源制御部14
で行っているが、この判定をシステム制御部1が行うよ
うにすることもできる。
【0078】その場合の網制御装置11の一例を図10
に示し、網制御装置21の一例を図11に示す。なお、
図10において、図2と同一部分、および、相当する部
分には、同一符号を付すとともに、図11において、図
6と同一部分、および、相当する部分には、同一符号を
付している。
【0079】図10において、アナログ公衆網PSTN
の回線が接続される端子LA1,LA2は、それぞれ回
線切換リレーRAの一方の常閉接点RA1bおよび他方
の常閉接点RA2bに接続され、また、構内交換機PB
Xの回線が接続される端子LB1,LB2は、それぞれ
回線切換リレーRAの一方の常開接点RA1aおよび他
方の常開接点RA2aに接続されるとともに、リンギン
グ検出部DR1の入力端に接続されている。
【0080】回線切換リレーRAの一方のコモン接点R
A1cは、回線リレーRBの一方のコモン接点RB1c
に接続され、また、回線切換リレーRAの他方のコモン
接点RA2cは、オフフック検出部DFを介して、回線
リレーRBの他方のコモン接点RB2aに接続されてい
る。
【0081】回線リレーRBの一方の常開接点RB1a
は、ブリッジ整流器SPの一方の入力端に接続され、回
線リレーRBの他方の常開接点RB2aは、ブリッジ整
流器SPの他方の入力端に接続され、回線リレーRBの
一方の常閉接点RB1bは、電話機12を接続するため
の端子T1に接続されるとともにリンギング検出部DR
2の入力端に接続され、また、回線リレーRBの他方の
常閉接点RB2bは、電話機12を接続するための端子
R1に接続されるとともにリンギング検出部DR2の入
力端に接続されている。
【0082】ブリッジ整流器SPは、入力信号を整流す
るものであり、その出力信号は、ダイアルパルス送出部
DDを介して、回線トランスTTの一次側入力に加えら
れている。この回線トランスTTの二次側出力は、グル
ープ3ファクシミリモデム10の回線側入出力端(図示
略)に接続されている。
【0083】オフフック検出部DFは、アナログ公衆網
PSTNの回線(外線)、または、構内交換機PBXの
回線(内線)のいずれかのオン/オフフックを検出する
ものであり、このオフフック検出部DFから出力される
検出信号は、オフフック検出信号SC1として電源制御
部14およびシステム制御部1に出力されている。
【0084】リンギング検出部DR1は、着信通知のた
めに構内交換機PBXから送出されるリンギング信号を
検出するためのものであり、その検出信号は、リンギン
グ検出信号SC2として、システム制御部1および電源
制御部14に出力されている。
【0085】リンギング検出部DR2は、着信通知のた
めにアナログ公衆網PSTNの交換機から送出されるリ
ンギング信号を検出するためのものであり、その検出信
号は、リンギング検出信号SC10として、電源制御部
14およびシステム制御部1に出力されている。
【0086】また、回線切換リレーRAは、システム制
御部1より出力される制御信号SS1により、その切換
動作が制御され、また、回線リレーRBは、システム制
御部1より出力される制御信号SS2により、その切換
動作が制御される。また、ダイアルパルス送出部DD
は、システム制御部1より出力される制御信号SS3に
よりその動作が制御される。
【0087】図11において、アナログ公衆網PSTN
の回線が接続される一方の端子LC1は、回線リレーR
Cの一方のコモン接点RC1cに接続され、また、アナ
ログ公衆網PSTNの回線が接続される他方の端子LC
2bは、オフフック検出部DF2を介し、回線リレーR
Cの他方のコモン接点RC2cに接続されている。
【0088】回線リレーRCの一方の常開接点RC1a
は、ブリッジ整流器SP2の一方の入力端に接続され、
回線リレーRCの他方の常開接点RC2aは、ブリッジ
整流器SP2の他方の入力端に接続され、回線リレーR
Cの一方の常閉接点RC1bは、リンギング検出部DR
3の一方の入力端に接続され、また、回線リレーRCの
他方の常閉接点RC2bは、リンギング検出部DR3の
他方の入力端に接続されている。
【0089】ブリッジ整流器SP2は、入力信号を整流
するものであり、その出力信号は、ダイアルパルス送出
部DD2を介して、回線トランスTT2の一次側入力に
加えられている。この回線トランスTT2の二次側出力
は、グループ3ファクシミリモデム22の回線側入出力
端(図示略)に接続されている。
【0090】オフフック検出部DF2は、オプション通
信ユニットOCに収容されるアナログ公衆網PSTNの
回線(外線)のオン/オフフックを検出するものであ
り、このオフフック検出部DF2から出力される検出信
号は、オフフック検出信号SC2として電源制御部14
およびシステム制御部1に出力されている。
【0091】リンギング検出部DR3は、着信通知のた
めにアナログ公衆網PSTNから送出されるリンギング
信号を検出するためのものであり、このリンギング検出
部DR3から出力される検出信号は、リンギング検出信
号SC11として、電源制御部14およびシステム制御
部1に出力されている。
【0092】また、回線リレーRCは、システム制御部
1より出力される制御信号SS5によりその切換動作が
制御され、ダイアルパルス送出部DD2の動作は、シス
テム制御部1より出力される制御信号SS6によりその
動作が制御される。
【0093】また、リンギング検出信号SC2,SC1
0,SC11は、それぞれオア回路OOに入力され、こ
のオア回路OOの出力は、リンギング検出信号SC2と
して、電源制御部14へ出力されている。
【0094】以上の構成で、システム制御部1は、常時
は、図10に示したように、回線切換リレーRAをオフ
して外線を選択するとともに、回線リレーRBをオフし
て回線を電話機12側へ接続している。また、システム
制御部1は、常時は、図11に示したように、回線リレ
ーRCをオフして、回線をリンギング検出部DR3に接
続している。
【0095】この状態で、待機状態が一定時間以上経過
したり、あるいは、ユーザから省エネモードへの移行が
指令されて、省エネモードへ移行する場合には、システ
ム制御部1は、所定の省エネモード移行時の処理を実行
して、省エネモードへの移行の準備を行うとともに、電
源制御部14に対し、省エネモードへ移行するように指
令する。
【0096】これにより、電源制御部14は、通常電源
モードから省エネモードへ電源モードを切り換え、その
結果、グループ3ファクシミリ装置が省エネモードへ移
行する。また、この省エネモードでは、それぞれ回線切
換リレーRAおよび回線リレーRB,RCがオフされる
ので、これらの回線切換リレーRAおよび回線リレーR
B,RCの動作にかかる電力消費が抑制される。
【0097】この状態で、外線1より着信があり、外線
1を介してリンギング信号が送出されると、このリンギ
ング信号は、回線切換リレーRAを介してオフフック検
出部DFに加えられるとともに、回線切換リレーRAお
よび回線リレーRBを介してリンギング検出部DR2に
加えられる。
【0098】これにより、リンギング検出部DR2から
リンギング検出信号SC10が、図12(d)に示すよ
うに出力出力され、それにより、リンギング検出信号S
C12が、同図(a)に示すように出力される。
【0099】また、このときには、リンギング検出部D
R1にはリンギング信号が入力されないので、リンギン
グ検出部DR1から出力されるリンギング検出信号SC
2は、同図(c)に示すように、その信号レベルが変化
しない。
【0100】また、このときには、オプション通信ユニ
ットOCには、リンギング信号が入力されないので、同
図(b)に示すように、リンギング検出部DR3から出
力されるリンギング検出信号SC11は、その信号レベ
ルが変化しない。
【0101】一方、内線より着信があり、内線を介して
リンギング信号が送出されると、このリンギング信号
は、リンギング検出部DR1に加えられるのみであり、
リンギング検出部DR2には加えられない。
【0102】これにより、リンギング検出部DR1から
リンギング検出信号SC2が、図13(c)に示すよう
に出力出力され、それにより、リンギング検出信号SC
12が、同図(a)に示すように出力される。
【0103】また、このときには、リンギング検出部D
R2にはリンギング信号が入力されないので、リンギン
グ検出部DR2から出力されるリンギング検出信号SC
10は、同図(d)に示すように、その信号レベルが変
化しない。
【0104】また、このときには、オプション通信ユニ
ットOCには、リンギング信号が入力されないので、同
図(b)に示すように、リンギング検出部DR3から出
力されるリンギング検出信号SC11は、その信号レベ
ルが変化しない。
【0105】さらに、オプション通信ユニットOCに収
容された外線より着信があり、この外線を介してリンギ
ング信号が送出されると、このリンギング信号は、回線
リレーRCを介してリンギング検出部DR3に加えられ
る。
【0106】これにより、リンギング検出部DR3から
リンギング検出信号SC11が、図14(b)に示すよ
うに出力出力され、それにより、リンギング検出信号S
C12が、同図(a)に示すように出力される。
【0107】また、このときには、リンギング検出部D
R1,DR2にはリンギング信号が入力されないので、
リンギング検出部DR1,DR2から出力されるリンギ
ング検出信号SC2,SC10は、同図(c),(d)
に示すように、その信号レベルが変化しない。
【0108】したがって、この場合、電源制御部14お
よびシステム制御部1は、着信検出に関する省エネモー
ドからの復帰時には、次のように動作する。
【0109】まず、電源制御部14は、リンギング検出
信号SC12により、着信検出であると判定し、電源制
御部14は、省エネモードを解除して通常電源モードへ
移行し、システム制御部1を起動する(図12,13,
14の時刻T1)。
【0110】それにより、システム制御部1は、その初
期設定処理において、電源制御部14に対し、省エネモ
ードが解除された状態であるか否かを問い合わせるとと
もに、省エネモード解除要因の種別を問い合わせるの
で、電源制御部14は、その問い合わせに対し、省エネ
モードが解除された旨を通知する。
【0111】その結果、システム制御部1は、リンギン
グ信号SC2,SC10,SC11の信号レベルの変化
を調べ、リンギング信号SC2の信号レベルが変化した
場合には、「内線着信」と判定し、リンギング信号SC
10の信号レベルが変化した場合には、「外線1着信」
と判定し、リンギング信号SC11の信号レベルが変化
した場合には、「外線2着信」と判定する。
【0112】そして、それ以降、システム制御部1は、
その判定した着信回線について、着信に応答するととも
に、それ以降の処理(例えば、グループ3ファクシミリ
着信時処理)を実行して、例えば、グループ3ファクシ
ミリ着信動作を行う。
【0113】このようにして、本実施例では、省エネモ
ード解除後に、いずれの回線からの着信であるかをシス
テム制御部1で判定しているので、電源制御部14の処
理を軽くすることができ、より装置コストを低減するこ
とができる。
【0114】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
例えば、外線と内線の2回線について、同一の判断手段
(電源制御部14)により、回線種別を含めて着信検出
を判定しているので、それぞれの回線について着信判定
手段を設ける場合に比べて、装置コストを低減すること
ができるという効果を得る。
【0115】また、例えば、2つの外線と1つの内線の
計3回線について、同一の判断手段(電源制御部14)
により、回線種別を含めて着信検出を判定しているの
で、それぞれの回線について着信判定手段を設ける場合
に比べて、装置コストを低減することができるという効
果も得る。
【0116】また、省エネモード解除後に、いずれの回
線からの着信であるかをシステム制御部1で判定してい
るので、電源制御部14の処理を軽くすることができ、
より装置コストを低減することができるという効果も得
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかるグループ3ファクシ
ミリ装置の構成の一例を示したブロック図。
【図2】網制御装置11の構成の一例を示したブロック
図。
【図3】外線より着信があった場合の動作を説明するた
めの動作波形図。
【図4】内線より着信があった場合の動作を説明するた
めの動作波形図。
【図5】オプションの通信ユニットを接続したグループ
3ファクシミリ装置の構成例を示したブロック図。
【図6】オプションの通信ユニットの網制御装置21の
構成の一例を示したブロック図。
【図7】外線1より着信があった場合の動作を説明する
ための動作波形図。
【図8】内線より着信があった場合の動作を説明するた
めの動作波形図。
【図9】外線2より着信があった場合の動作を説明する
ための動作波形図。
【図10】網制御装置11の構成の他の例を示したブロ
ック図。
【図11】オプションの通信ユニットの網制御装置21
の構成の他の例を示したブロック図。
【図12】外線1より着信があった場合の動作を説明す
るための動作波形図。
【図13】内線より着信があった場合の動作を説明する
ための動作波形図。
【図14】外線2より着信があった場合の動作を説明す
るための動作波形図。
【符号の説明】
1 システム制御部 14 電源制御部 11,21 網制御装置 12 電話機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B011 EA10 KK13 5C062 AA02 AB49 AB51 AC38 AE14 BA00 5K034 AA15 CC04 DD02 EE09 FF02 FF05 GG02 HH02 JJ11 5K101 KK01 LL01 NN41 PP06

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数回線を収容して、それぞれの回線に
    ついて通信可能な機能を備えたファクシミリ装置におい
    て、 所定の条件または所定の信号が入力されると、省エネモ
    ードに移行するとともに、所定の省エネ復帰要因が発生
    すると、省エネモードを解除する電源制御手段と、 上記複数回線のそれぞれについて、リンギング信号を検
    出する複数のリンギング検出手段と、 省エネモード時、上記複数のリンギング検出手段から出
    力される複数のリンギング検出信号に基づいて、着信検
    出動作を行い、上記電源制御手段に省エネ復帰要因発生
    を通知する着信検出手段とを備えたことを特徴とするフ
    ァクシミリ装置。
  2. 【請求項2】 2回線を収容して、それぞれの回線につ
    いて通信可能な機能を備えるとともに、いずれか一方の
    回線は、電話機と共用されるファクシミリ装置におい
    て、 所定の条件または所定の信号が入力されると、省エネモ
    ードに移行するとともに、所定の省エネ復帰要因が発生
    すると、省エネモードを解除する電源制御手段と、 上記電話機と共用される第1の回線についてリンギング
    信号を検出する第1のリンギング検出手段と、 上記電話機と共用されない第2の回線についてリンギン
    グ信号を検出する第2のリンギング検出手段と、 上記第1の回線について、オフフックを検出するオフフ
    ック検出手段とを備え、 省エネモード時、上記第1および第2のリンギング検出
    手段から出力される第1および第2のリンギング検出信
    号に基づいて、着信検出動作を行い、上記電源制御手段
    に省エネ復帰要因発生を通知するとともに、上記オフフ
    ック検出手段から出力されるオフフック検出信号の信号
    レベルの変化に基づいて、上記第1の回線と第2の回線
    のいずれに着信検出したかを判別する着信検出手段とを
    備えたことを特徴とするファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】 複数回線を収容して、それぞれの回線に
    ついて通信可能な機能を備えたファクシミリ装置におい
    て、 所定の条件または所定の信号が入力されると、省エネモ
    ードに移行するとともに、所定の省エネ復帰要因が発生
    すると、省エネモードを解除する電源制御手段と、 上記複数回線のそれぞれについて、リンギング信号を検
    出する複数のリンギング検出手段と、 上記複数の回線のぞれぞれに付いて、オフフックを検出
    する複数のオフフック検出手段と、 省エネモード時、上記複数のリンギング検出手段から出
    力される複数のリンギング検出信号に基づいて、着信検
    出動作を行い、上記電源制御手段に省エネ復帰要因発生
    を通知するとともに、上記着信検出動作の後、上記複数
    のオフフック検出手段から出力される複数のオフフック
    検出信号の信号レベルの変化に基づいて、いずれの回線
    で着信検出したかを判別する着信検出手段とを備えたこ
    とを特徴とするファクシミリ装置。
  4. 【請求項4】 複数回線を収容して、それぞれの回線に
    ついて通信可能な機能を備えたファクシミリ装置におい
    て、 所定の条件または所定の信号が入力されると、省エネモ
    ードに移行するとともに、所定の省エネ復帰要因が発生
    すると、省エネモードを解除する電源制御手段と、 上記複数回線のそれぞれについて、リンギング信号を検
    出する複数のリンギング検出手段と、 上記複数の回線のぞれぞれに付いて、オフフックを検出
    する複数のオフフック検出手段と、 省エネモード時、上記複数のリンギング検出手段から出
    力される複数のリンギング検出信号に基づいて、着信検
    出動作を行い、上記電源制御手段に省エネ復帰要因発生
    を通知する第1のリンギング検出手段と、 非省エネモード時、上記複数のリンギング検出手段から
    出力される複数のリンギング検出信号に基づいて、着信
    検出動作を行う第2のリンギング検出手段とを備えたこ
    とを特徴とするファクシミリ装置。
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